JP2010041852A - 固定子、モータ、及び圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制する。
【解決手段】電線27を巻回するための歯部26aをそれぞれ有する複数の分割コア26が環状に配列され、その内側に回転可能な回転子22が配置された固定子23において、複数の分割コア26は、金属材料からなる薄板で同一形状の複数の板状部材43がそれぞれ積層されている。そして、複数の分割コア26の全てが、その外周面に互いに異なる形状の切り欠きが形成された板状部材43から構成されており、複数の分割コア26の全ての形状が異なっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の分割コアから構成された固定子、モータ、及び、そのモータを備えた圧縮機に関する。
圧縮機等に用いられるモータの固定子は、複数の分割コアが周方向に配列され、全体として円環形状に構成されているものが一般的である。この固定子は、その周囲に配置された円筒状のケーシング内に配置され、焼き嵌めなどの方法でケーシングの内周面に対して固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−88013号公報
ここで、固定子を構成する各分割コアは、鋼板から打ち抜かれた同一形状の板状部材が複数枚積層されることで同一形状に構成されている。このため、複数の分割コアが環状に配列された固定子と、その周囲に配置された円筒状のケーシングとが焼き嵌めにより固定される場合に、複数の分割コアの固有振動数は、全ての分割コアにおいて同一となることがある。そのため、分割コアからケーシングに伝達される振動によって、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が顕著に現れて、騒音の原因となるという問題がある。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することが可能な固定子、モータ、及びそれを備えた圧縮機を提供することを目的とする。
第1の発明に係る固定子は、電線を巻回するための歯部をそれぞれ有する複数の分割コアが環状に配列され、その内側に回転可能な回転子が配置された固定子において、前記複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアの固有振動数は、他の分割コアの固有振動数とは異なることを特徴としている。
この固定子では、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアの固有振動数が他の分割コアの固有振動数と異なることで、分割コアの固有振動数が全て同一となるのを抑制することができる。そのため、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
第2の発明に係る固定子は、第1の発明に係る固定子であって、前記複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアの形状は、他の分割コアの形状と異なることを特徴としている。
この固定子では、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアの形状が他の分割コアの形状と異なることで、分割コアの固有振動数が全て同一となるのを抑制することができる。
第3の発明に係る固定子は、第2の発明に係る固定子であって、前記複数の分割コアは、それぞれ、積層された複数の同一形状の板状部材から構成されており、前記複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する板状部材の形状は、他の分割コアを構成する板状部材の形状と異なることを特徴としている。
この固定子では、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する板状部材の形状が他の分割コアを構成する板状部材の形状と異なることで、分割コアの形状が全て同一とならず、その結果、分割コアの固有振動数が全て同一となるのを抑制することができる。
第4の発明に係る固定子は、第3の発明に係る固定子であって、前記複数の分割コアは、それぞれ、互いに異なる形状の板状部材から構成されていることを特徴としている。
この固定子では、複数の分割コアが、それぞれ、互いに異なる形状の板状部材から構成されることで、複数の分割コアの形状が全て異なり、その結果、複数の分割コアの固有振動数が全て異なるようになる。特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを最も抑制することができる。
第5の発明に係る固定子は、第1〜第4のいずれかの発明に係る固定子であって、前記複数の分割コアは、それぞれ、積層された複数の同一形状の板状部材から構成されており、前記複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する複数の板状部材は、他の分割コアを構成する複数の板状部材とは異なる方法で互いに固定されることを特徴としている。
この固定子では、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する複数の板状部材を固定する方法が、他の分割コアを構成する複数の板状部材を固定する方法と異なることで、分割コアの固有振動数が全て同一となるのを抑制することができる。そのため、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
第6の発明に係るモータは、第1〜第5のいずれかの発明に係る固定子を備えていることを特徴としている。
このモータでは、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
第7の発明に係る圧縮機は、第1〜第5のいずれかの発明に係る固定子を備えていることを特徴としている。
この圧縮機では、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアの固有振動数が他の分割コアの固有振動数と異なることで、分割コアの固有振動数が全て同一となるのを抑制することができる。そのため、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
第2の発明では、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアの形状が他の分割コアの形状と異なることで、分割コアの固有振動数が全て同一となるのを抑制することができる。
第3の発明では、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する板状部材の形状が他の分割コアを構成する板状部材の形状と異なることで、全ての分割コアの形状が同一でなくなり、その結果、全ての分割コアの固有振動数が同一となるのを抑制することができる。
第4の発明では、複数の分割コアが、それぞれ、互いに異なる形状の板状部材から構成されることで、複数の分割コアの形状が全て異なり、その結果、複数の分割コアの固有振動数が全て異なるようになる。そのため、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを最も抑制することができる。
第5の発明では、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する複数の板状部材を固定する方法が、他の分割コアを構成する複数の板状部材を固定する方法と異なることで、分割コアの固有振動数が全て同一となるのを抑制することができる。
第6の発明では、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
第7の発明にでは、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る固定構造を備えた圧縮機について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るロータリ圧縮機の概略構成図であり、図2は、図1のロータリ圧縮機の駆動機構を説明する断面図である。ロータリ圧縮機1は、アキュムレータ(図示せず)から導入される水分が除去された圧縮冷媒を圧縮して、その上端部に配置された排出流路25から圧縮した圧縮冷媒を排出するものである。
ロータリ圧縮機1は、図1に示すように、密閉ケーシング10と、密閉ケーシング10内に配置される駆動機構20及び圧縮機構30とを備えている。このロータリ圧縮機1は、いわゆる高圧ドーム型の圧縮機であって、密閉ケーシング10内において、圧縮機構30が駆動機構20のボトム13側に配置される。また、密閉ケーシング10の下部には、圧縮機構30の各摺動部に供給される潤滑油40が貯留されている。
密閉ケーシング10は、ケーシング11、トップ12及びボトム13によって構成されている。ケーシング11は、上下方向に延びた円筒状の部材であり、その上下端が開口しており、後述する固定子23の周囲に配置される。また、ケーシング11の側面(図1の右下)にアキュムレータ(図示せず)から圧縮冷媒を導入するための導入口14が形成されている。トップ12は、ケーシング11の上端の開口を塞ぐ部材であり、前述した排出流路25が設けられている。ボトム13は、ケーシング11の下端の開口を塞ぐ部材である。そして、密閉ケーシング10には、ケーシング11、トップ12及びボトム13によって囲まれた密閉空間16が形成されている。
駆動機構20は、圧縮機構30を駆動するために設けられており、駆動源となるモータ21と、モータ21に取り付けられたモータ軸24とを備えている。
モータ21は、回転子22と、この回転子22の径方向外側にエアギャップ(図示せず)を介して配置される固定子23とを有している。
回転子22は、図2に示すように、固定子23の内側に回転可能に配置されている。そして、回転子22は、積層された電磁鋼板からなる積層鉄心51と、積層鉄心51内の外周側近傍に配置される複数の永久磁石52とを有している。積層鉄心51は、金属材料からなる薄板の複数の回転子コアが互いに積層され、それら複数の回転子コアが溶接やリベット(図示せず)やカシメ(図示せず)などにより互いに接合されることによって形成されている。積層鉄心51には、その略中央部に、平面視で略円形の貫通孔57が形成されている。貫通孔57には、モータ軸24が挿しこまれ、積層鉄心51に固定されている。複数の永久磁石52は、略直方体形状を有しており、例えば、比較的磁力が大きい希土類磁石(ネオジ−鉄−ボロン)などで構成される。また、複数の永久磁石52は、遠心力によって離脱しないように、積層鉄心51に埋め込まれている。そして、積層鉄心51の複数の永久磁石52が配置された部分は、N極またはS極に磁化されている。
固定子23は、環状に配列された複数の分割コア26に、電線27が巻回されて構成されている。複数の分割コア26は、金属材料からなる薄板で同一形状の複数の板状部材43がそれぞれ積層されている。分割コア26を構成する複数の板状部材43は、かしめや溶接などによって互いに接合されている。複数の板状部材43は、それぞれ、電線27を巻回するための1つの歯部26aを有している。そして、複数の分割コア26の内周側には、回転子22が配置され、複数の分割コア26の外周側には、ケーシング11が配置される。このとき、複数の分割コア26の外周面26bは、ケーシング11の内周面11bに対して、溶接や焼嵌めや圧入による固定領域26cで固定されている。
モータ軸24は、上述した回転子22と共に回転することによって、圧縮機構30のローラ34を回転させる。このモータ軸24には、後述するシリンダ33のシリンダ室B1内に位置するように偏心部22aが設けられている。これらの偏心部22aには、ローラ34がそれぞれ装着されている。これにより、モータ軸24の回転に伴って、偏心部22aに装着されるローラ34がシリンダ室B1で回転する。
そして、駆動機構20を駆動させるためには、複数の分割コア26の歯部26aに巻回された電線27に、所定量ずつ位相がずれた交流電圧を印加する。電線27には、印加された電圧に応じた磁界が発生するが、交流電圧の位相の変化によって磁界の方向が変化する。その結果、貫通孔44の内部には、回転磁界が発生する。そして、この回転磁界と永久磁石52の磁界とによって発生する磁力によって回転子22が回転する。そして、回転子22の回転により、回転子22に固定されたモータ軸24も回転する。
一方、圧縮機構30は、アキュムレータから吸入した冷媒を圧縮して吐出するために設けられている。この圧縮機構30により吐出された冷媒は、駆動機構20の固定子23と回転子22との間のエアギャップを通過して、駆動機構20を冷却した後、排出流路25から吐出される。この圧縮機構30は、駆動機構20のモータ軸24の回転軸に沿ってトップ12側からボトム13側に向かって、フロントマフラ31と、フロントヘッド32と、シリンダ33と、リアヘッド35とを有している。
フロントマフラ31は、フロントヘッド32との間にマフラー空間A1を形成するように取り付けられ、冷媒の吐出に伴う騒音の低減を図っている。このフロントマフラ31は、フロントヘッド32が嵌挿される開口31aが内側に形成されており、また、フロントヘッド32とシールされるための鍔部31bが外側に形成されている。そして、フロントマフラ31には、マフラー空間A1から圧縮された冷媒が吐出される吐出孔(図示せず)が形成されている。
フロントヘッド32は、シリンダ33のトップ12側に配置され、シリンダ33のシリンダ室B1のトップ12側の開口を閉塞する。このフロントヘッド32は、モータ軸24が嵌挿される軸受け孔32aを有している。そして、フロントヘッド32には、トップ12側が開口した凹状の弁収容室(図示せず)と、シリンダ33のシリンダ室B1におけるローラ34の回転によって圧縮された冷媒が吐出される吐出ポート(図示せず)とが設けられている。吐出ポートから吐出される冷媒は、上記したマフラー空間A1を介して、フロントマフラ31に形成される吐出孔から吐出される。また、弁収容室内には、吐出ポートの出口を開閉する吐出弁(図示せず)と、その吐出弁の開放を規制する押え部材(図示せず)とが設けられている。
シリンダ33には、モータ軸24の回転に伴って偏心運動するローラ34が配置されるシリンダ室B1が設けられる。このシリンダ室B1とマフラー空間A1とは、フロントヘッド32に設けられた上記した吐出ポートを介して連通される。従って、モータ軸24の偏心部22aに装着されるローラ34の偏心運動によって圧縮された冷媒は、シリンダ室B1から上記した吐出ポートを介してマフラー空間A1に導かれる。
リアヘッド35は、シリンダ33のボトム13側に配置され、シリンダ33のシリンダ室B1のボトム13側の開口を閉塞する。また、リアヘッド35には、その略中央部に、平面視で略円形の軸受け孔35aが形成されており、モータ軸24が軸受け孔35aを通過している。
次に、上述した固定子を構成する複数の分割コアについて、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係るロータリ圧縮機における固定子を説明する外観斜視図であり、図4は、図3の固定子の平面図である。なお、図3において、接着部26cの図示を省略する。
固定子23を構成する複数の分割コア26は、モータの電磁振動やモータ軸24の回転に伴って振動し、その振動はケーシング11に伝達される。ここで、複数の分割コア26から生じる振動は、それら分割コア26の形状と関係している。本実施形態では、複数の分割コア26が、それぞれ、互いに異なる形状の板状部材43から構成されており、全体として互いに異なる形状に構成されている。そのため、複数の分割コア26の固有振動数は全て異なっている。また、本実施形態では、複数の分割コア26を構成する複数の板状部材43は、かしめや溶接などの同一の固定方法で互いに固定されている。例えば、図3及び図4に示すように、複数の分割コア26の2つの分割コア26Aと分割コア26Bとについて考えると、分割コア26Aを構成する板状部材43Aでは、その外周面の一部分に略三角形状の切り欠きが形成され、分割コア26Bを構成する板状部材43Bでは、その外周面の一部分に略円弧状の切り欠きが形成されている。このように、分割コア26Aを構成する板状部材43Aと、分割コア26Bを構成する板状部材43Bとは、その外周の一部分にそれぞれ異なる形状の切り欠きが形成されており、全体としてそれぞれ異なる形状に構成されている。
そして、複数の分割コア26の全てが、その外周面に互いに異なる形状の切り欠きが形成された板状部材43から構成されている場合には、複数の分割コア26の全ての形状が異なるため、複数の分割コア26の全てにおいて固有振動数は異なるようになる。
[第1実施形態の固定子の特徴]
第1実施形態の固定子23には、以下のような特徴がある。
本実施形態の固定子23では、複数の分割コア26が互いに異なる形状の切り欠きが形成された板状部材43から構成されており、複数の分割コア26の全ての形状が異なるため、複数の分割コア26の全てにおいて固有振動数は異なるようになる。そのため、複数の分割コア26からケーシング11に伝達される振動は大きく分散されるようになり、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るロータリ圧縮機における固定子を説明する外観斜視図であり、図6は、図5の固定子の平面図である。この第2実施形態では、複数の分割コアを構成する複数の板状部材は全ての分割コアにおいて異なる方法で互いに固定される点で、複数の分割コアを構成する複数の板状部材が全ての分割コアにおいて同一の固定方法で互いに固定される第1実施形態と異なる。また、分割コア126は、その外周面126bに切り欠きは形成されていないが、分割コア26と同様に構成されている。
固定子123を構成する複数の分割コア126は、モータの電磁振動やモータ軸24の回転に伴って振動し、その振動はケーシング11に伝達される。ここで、複数の分割コア126から生じる振動は、それら分割コア126を構成する複数の板状部材143の固定方法と関係している。本実施の形態では、複数の分割コア126を構成する複数の板状部材143が、それぞれ、互いに異なる固定方法で固定されており、複数の分割コア126の剛性は互いに異なるため、固有振動数は全て異なっている。例えば、図6に示すように、複数の分割コア126の2つの分割コア126Aと分割コア126Bとについて考えると、分割コア126Aを構成する複数の板状部材143Aと、分割コア126Bを構成する複数の板状部材143Bとは、同一形状である。そして、分割コア126Aを構成する複数の板状部材143Aは、その円周方向に沿った2箇所の領域及び半径方向に沿った1箇所の領域でかしめられて固定され、分割コア126Bを構成する複数の板状部材143Bは、その円周方向に沿った2箇所の領域でかしめられて固定される。このように、分割コア126Aを構成する板状部材143Aと、分割コア126Bを構成する板状部材143Bとは、それぞれ異なる位置及び数のかしめによって、互いに異なる固定方法で固定されている。
そして、複数の分割コア126の全てが、互いに異なる固定方法で固定されている場合には、複数の分割コア126の全てにおいて剛性は互いに異なるため、固有振動数は異なるようになる。
この第2実施形態の固定子123でも、第1実施形態の固定子23と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の第1実施形態では、複数の分割コア26は、全て、互いに異なる形状の板状部材43から構成されている例について説明したが、本発明はこれに限らず、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する板状部材43の形状が、他の分割コアを構成する板状部材43の形状と異なっていてもよい。また、上述の第2実施形態では、複数の分割コア126は、それぞれ、同一形状の複数の板状部材143から構成されていたが、本発明はこれに限らず、複数の異なる形状の板状部材から構成されていてもよい。
また、上述の第1実施形態では、複数の分割コア26を構成する板状部材43は、その外周面に切り欠きが形成されることで、全体として形状が異なる例について説明したが、本発明はこれに限らず、図7に示すように、固定子223において、複数の分割コア226を構成する板状部材243は、その内部に切り欠きが形成されることで、全体として形状が異なっていてもよい。従って、例えば、分割コア226Aを構成する板状部材243A及び分割コア226Bを構成する板状部材243Bのように、その内部に略円形状または略三角形状などの切り欠きまたは穴が形成されてもよい。また、図7の板状部材243A及び板状部材243Bでは、ほぼ同じ位置に1つの穴が形成されているが、穴の形成する位置や、穴の数は異なっていてもよい。また、穴が形成されていない分割コアがあってもよい。
また、上述の第2実施形態では、複数の分割コア126を構成する複数の板状部材143は、全ての分割コア126において異なる固定方法で互いに固定される例について説明したが、本発明はこれに限らず、複数の分割コアの少なくとも1つの分割コア126を構成する板状部材143が、他の分割コア126を構成する板状部材143の形状と異なる固定方法で互いに固定されてもよい。
また、上述の第2実施形態では、複数の分割コア126を構成する複数の板状部材143は、それぞれ異なる位置及び数のかしめによって、互いに異なる固定方法で固定される例について説明したが、本発明はこれに限らず、複数の分割コア126を構成する複数の板状部材143は、それぞれの外周面において異なる形状、数及び位置(高さ)の溶接部によって、互いに異なる固定方法で固定されてもよい。
また、上述の実施形態では、ロータリ圧縮機1に固定子23、123を適用する例について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の圧縮機に適用可能である。
また、上述の実施形態では、複数の分割コア26、126は、互いに独立している例について説明したが、本発明はこれに限らず、隣接する2つの分割コア26、126が薄肉等により連結されていてもよい。
また、上述の実施形態では、複数の板状部材43、143は、それぞれ、電線27を巻回するための1つの歯部26aを有していたが、本発明はこれに限らず、2つ以上の歯部を有していてもよい。
本発明を利用すれば、特定の周波数帯の音のピーク(突出)が現れるのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るロータリ圧縮機の概略構成図である。 図1のロータリ圧縮機の駆動機構を説明する断面図である。 本発明の第1実施形態に係るロータリ圧縮機における固定子を説明する外観斜視図である。 図3の固定子の平面図である。 本発明の第2実施形態に係るロータリ圧縮機における固定子を説明する外観斜視図である。 図5の固定子の平面図である。 本発明の変形例に係る固定子の平面図である。
符号の説明
1 ロータリ圧縮機
11 ケーシング
11b ケーシングの内周面
22 回転子
23、123、223 固定子
26、126、226 分割コア
26a 歯部
26b 分割コアの外周面
27 電線

Claims (7)

  1. 電線を巻回するための歯部をそれぞれ有する複数の分割コアが環状に配列され、その内側に回転可能な回転子が配置された固定子において、
    前記複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアの固有振動数は、他の分割コアの固有振動数とは異なることを特徴とする固定子。
  2. 前記複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアの形状は、他の分割コアの形状と異なることを特徴とする請求項1に記載の固定子。
  3. 前記複数の分割コアは、それぞれ、積層された複数の同一形状の板状部材から構成されており、
    前記複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する板状部材の形状は、他の分割コアを構成する板状部材の形状と異なることを特徴とする請求項2に記載の固定子。
  4. 前記複数の分割コアは、それぞれ、互いに異なる形状の板状部材から構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の固定子。
  5. 前記複数の分割コアは、それぞれ、積層された複数の同一形状の板状部材から構成されており、
    前記複数の分割コアの少なくとも1つの分割コアを構成する複数の板状部材は、他の分割コアを構成する複数の板状部材とは異なる方法で互いに固定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の固定子を備えたモータ。
  7. 請求項6に記載のモータを備えた圧縮機。
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