JP2010041804A - 車両用電源系統制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話やパソコンなどのサービス用の電源が過負荷状態となったとしても、各系統保護用のサーキット・ブレーカーや大元の電源装置の停止を極力避けることである。
【解決手段】電源装置11からの電力を車内負荷に供給するとともに、コンセント16を有した複数の負荷系統にもサーキット・ブレーカー14を介して供給する車両内電源系統を制御するものであり、各負荷系統15に流れる電流を検出する電流検出器17と、各負荷系統15の電流をオン/オフするスイッチ18と、電源装置11が過負荷とならないように各負荷系統15を負荷軽減動作させるとともに、各負荷系統15のサーキット・ブレーカー14が過負荷にてトリップしないようにスイッチ18の通流率を決めてスイッチ18をオン/オフ制御する負荷制御論理部19とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源装置からの電力を車内負荷に供給するとともに、コンセントを有した複数の負荷系統にもサーキット・ブレーカーを介して供給する車両内電源系統を制御する車両用電源系統制御装置に関する。
一般に、電気車の車両用電源装置は、架線から供給される直流電力を集電器で受電し、電車の電動機を駆動するVVVFインバータと並列に接続されたインバータユニットで交流電力に変換し、電車の車内負荷に電力を供給するように構成されている。そして、インバータユニットはフィルタコンデンサを介して直流電力を入力し、交流電力に変換し車内負荷に電力を供給するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
近年、携帯電話やモバイル型パソコンの普及に伴い、電気車のサービス向上から座席毎もしくは座席BOX毎に電源供給用のコンセントが設けられるようになってきている。この電源供給用のコンセントにはインバータユニットから電力が供給されることになる。
特開平6−261403号公報
しかし、電気車においては、携帯電話やパソコンへの供給電源である交流100Vは、その他の制御機器へも供給されており、搭載される電源装置容量(搭載スペース、装置質量、コストなどの制約が関係)の関係から、全てのコンセントにパソコンを接続した場合、全てに十分な電源を供給できる容量はない。現状の電気車パソコン電源供給の保護は、1車両内の系統を例えば4系統に分割して、各々の系統の供給元に過負荷保護時に系統を開放するサーキット・ブレーカーを設け、また、大元の電源装置の出力容量の過負荷を保護する過負荷保護装置の2種類の保護装置で過負荷保護が行われている。
従って、携帯電話やパソコンなどのサービス用の電源が過負荷状態となると、サーキット・ブレーカーだけでなく、大元の電源装置の過負荷保護装置も動作することがある。大元の電源装置の過負荷保護装置が動作すると、他の制御機器への電源供給も止まるので、大元の電源装置の過負荷保護装置による停止は避けなければならない。また、携帯電話やパソコンがコンセント電源各系統に想定以上に接続された場合でも、可能な限り、携帯電話やパソコンの使用ができるようにすることが要請されている。
本発明の目的は、携帯電話やパソコンなどのサービス用の電源が過負荷状態となったとしても、各系統保護用のサーキット・ブレーカーや大元の電源装置の停止を極力避けることができる車両用電源系統制御装置を提供することである。
請求項1の発明に係わる車両用電源系統制御装置は、電源装置からの電力を車内負荷に供給するとともに、コンセントを有した複数の負荷系統にもサーキット・ブレーカーを介して供給する車両内電源系統を制御する車両用電源系統制御装置において、各負荷系統に流れる電流を検出する電流検出器と、各負荷系統の電流をオン/オフするスイッチと、前記電源装置が過負荷とならないように各負荷系統を負荷軽減動作させるとともに、各負荷系統のサーキット・ブレーカーが過負荷にてトリップしないように前記スイッチの通流率を決めて前記スイッチをオン/オフ制御する負荷制御論理部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、携帯電話やパソコンなどのサービス用の電源が過負荷状態となったとしても、各系統保護用のサーキット・ブレーカーや大元の電源装置の停止を極力避けることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例1の構成図である。電源装置11からの電力は車内負荷12に供給されるとともに、車両用電源系統制御装置13及びサーキット・ブレーカー14a〜14dを介して各々の負荷系統15a〜15dに供給される。負荷系統15a〜15dは、携帯電話やパソコンなどに電力を供給する複数のコンセント16を有している。
車両用電源系統制御装置13は、各負荷系統15a〜15dに流れる電流を検出する電流検出器17a〜17dと、各負荷系統15a〜15dの電流をオン/オフするスイッチ18a〜18dと、スイッチをオン/オフ制御する負荷制御論理部19とから構成される。スイッチ18a〜18dは接触器やリレーなどの有接点であってもよいし、トライアックのような半導体スイッチの無接点型でもよい。負荷制御論理部19は、電源装置11が過負荷とならないように各負荷系統15a〜15dを負荷軽減動作させるとともに、各負荷系統のサーキット・ブレーカー14a〜14dが過負荷にてトリップしないようにスイッチ18a〜18dの通流率を決めてスイッチ18a〜18dをオン/オフ制御する。
車両用電源系統制御装置13の負荷制御論理部19は、電源装置11から負荷軽減指令aを受け取ると、負荷系統15a〜15d別に設けられたスイッチ18a〜18dを予め定められた論理パターンに従いオフ/オン動作をし、負荷を軽減する動作を開始する。また、負荷系統15a〜15dごとに負荷側電流量を電流検出器17a〜17dで検出して、サーキット・ブレーカー14a〜14dの定格電流を越えたか否かを判定し、越えた場合には、サーキット・ブレーカー14a〜14dがトリップしないように、負荷系統15a〜15d別に設けられたスイッチ18a〜18dを予め定められた論理パターンに従いオン/オフ動作をし、負荷を軽減する動作を開始する。
図2は、車両用電源系統制御装置13の負荷制御論理部19の処理内容の一例を示すフローチャートである。まず、電源装置11から負荷軽減指令aがあるかどうかを判定し(S1)、電源装置11から負荷軽減指令aがある場合には、負荷系統15a〜15dのすべての合計負荷を軽減するための負荷系統全負荷軽減動作を実施する(S2)。負荷系統全負荷軽減動作については後述する。ステップS1の判定で電源装置11から負荷軽減指令aがないと判定されたときは、負荷系統全負荷軽減動作の実施中であるかどうかを判定する(S3)。そして、負荷系統全負荷軽減動作の実施中でないときは、各負荷系統15の電流がサーキット・ブレーカーの定格電流を越えたか否かを判定し(S4)、サーキット・ブレーカーの定格電流を越えているときは、その負荷系統15について単一負荷系統負荷軽減動作を実施する(S3)。単一負荷系統負荷軽減動作については後述する。ステップS4の判定で各負荷系統15の電流がサーキット・ブレーカーの定格電流を越えていないと判定されたときは、単一負荷系統負荷軽減動作の実施中であるかどうかを判定し(S6)、単一負荷系統負荷軽減動作の実施中でないときはステップS1に戻る。
図3は、図2のステップS2の処理内容の一例を示すフローチャートである。負荷系統全負荷軽減動作は、まず、各負荷系統15a〜15dの電流Ia〜Idを電流検出器17a〜17dで検出し(S1)、必要負荷軽減率bを算出する(S2)。いま、電源装置11から供給する定格電流Irとすると、必要負荷軽減率bは(1)式で求められる。
b={Ir/(Ia+Ib+Ic+Id)}×100[%] …(1)
必要負荷軽減率bが100%以上であるかどうかを判定し(S3)、必要負荷軽減率bが100%以上であるときはスタートに戻る。必要負荷軽減率bが100%以上でないときは、必要負荷軽減率bが100%未満で75%以上かどうかを判定し(S4)、必要負荷軽減率bが100%未満で75%以上であるときは負荷軽減動作75%を実施する(S5)。
図4は、負荷軽減動作75%における各負荷系統15a〜15dのスイッチ18a〜18dのオンオフ波形図である。負荷制御論理部19は、負荷軽減動作75%のときは時点t1で負荷系統15aのスイッチ18aをオフし、時点t2でオンする。つまり、1サイクルTの最初の25%の期間をオフとし、後半の75%の期間をオンとする。そして、これの動作を繰り返す。同様に、負荷系統15b〜15dのスイッチ18b〜18dについては、時点t2〜t4でオフし時点t3〜t1’でオンし、1サイクルTの最初の25%の期間をオフとし、後半の75%の期間をオンとする。
ステップS4の判定で、必要負荷軽減率bが100%未満で75%以上でないときは、必要負荷軽減率bが75%未満で50%以上かどうかを判定し(S6)、必要負荷軽減率bが75%未満で50%以上であるときは負荷軽減動作50%を実施する(S7)。
図5は、負荷軽減動作50%における各負荷系統15a〜15dのスイッチ18a〜18dのオンオフ波形図である。負荷制御論理部19は、負荷軽減動作50%のときは時点t1で負荷系統15aのスイッチ18aをオフし、時点t3でスイッチ18aをオンする。つまり、1サイクルTの最初の50%の期間をオフとし、後半の50%の期間をオンとする。そして、これの動作を繰り返す。同様に、負荷系統15bのスイッチ18bについては、時点t2でオフし時点t4でオンし、1サイクルTの最初の50%の期間をオフとし、後半の50%の期間をオンとする。負荷系統15cのスイッチ18cについては、時点t3でオフし時点t1’でオンし、1サイクルTの最初の50%の期間をオフとし、後半の50%の期間をオンとする。負荷系統15dのスイッチ18dについては、時点t1でオフし時点t2でオンし、その後の時点t4でオフし時点t2’でオンして、1サイクルTの最初の50%の期間をオフとし、後半の50%の期間をオンとする。
ステップS6の判定で、必要負荷軽減率bが75%未満で50%以上でないときは、必要負荷軽減率bが50%未満で25%以上かどうかを判定し(S8)、必要負荷軽減率bが50%未満で25%以上であるときは負荷軽減動作25%を実施する(S9)。
図6は、負荷軽減動作25%における各負荷系統15a〜15dのスイッチ18a〜18dのオンオフ波形図である。負荷制御論理部19は、負荷軽減動作25%のときは時点t1で負荷系統15aのスイッチ18aをオフし、時点t4でスイッチ18aをオンする。つまり、1サイクルTの最初の75%の期間をオフとし、後半の25%の期間をオンとする。そして、これの動作を繰り返す。同様に、負荷系統15bのスイッチ18bについては、時点t2でオフし時点t1’でオンし、1サイクルTの最初の75%の期間をオフとし、後半の25%の期間をオンとする。負荷系統15cのスイッチ18cについては、時点t3でオフし時点t2’でオンし、1サイクルTの最初の75%の期間をオフとし、後半の25%の期間をオンとする。負荷系統15dのスイッチ18dについては、時点t1でオフし時点t3でオンし、その後の時点t4でオフし時点t3’でオンして、1サイクルTの最初の75%の期間をオフとし、後半の25%の期間をオンとする。そして、ステップS8、S9の処理が終了するとスタートに戻る。
図7は、図2のステップS5の処理内容の一例を示すフローチャートである。単一負荷系統負荷軽減動作は、まず、サーキット・ブレーカーの定格電流を越えた負荷系統15の電流を入力し(S1)、必要負荷軽減率cを算出する(S2)。いま、サーキット・ブレーカー定格電流Isrとし、対象の負荷系統(サーキット・ブレーカーの定格電流を越えた負荷系統)15の電流をIiとすると、必要負荷軽減率cは(2)式で求められる。対象の負荷系統15の電流Iiは、負荷系統全負荷軽減動作時におけるスイッチ18iのオン時の電流である。
c=(Isr/Ii)×100[%] …(2)
そして、必要負荷軽減率cがスイッチ18iのオン時間流通率となる(S3)。なお、1回のオン時間に関しては、各負荷系統15a〜15dの電流量と使用されるサーキット・ブレーカー14a〜14dの特性表より、サーキット・ブレーカー14a〜14dがトリップしない時間マトリックスから決定する。
このように、電源装置11から負荷軽減指令aが出力されると、車両用電源系統制御装置13の負荷制御論理部19は、各負荷系統15a〜15dへの電流を制限するので、電源装置11の過負荷状態を解消でき、携帯電話やパソコンがコンセント16に差し込まれて各負荷系統15a〜15dに想定以上に接続された場合であっても、電源装置11の過負荷保護による停止を防止できる。
また、各負荷系統15a〜15dにおいて過負荷状態になってもスイッチ18a〜18dのオン/オフの通流率制御により、負荷を軽減するので、サーキット・ブレーカー14a〜14dをトリップさせることなく、パソコン負荷や携帯負荷に対して、充電動作や電源供給を継続することができる。
以上の説明では、図2のステップS5(単一負荷系統負荷軽減動作)の処理内容については、各負荷系統15a〜15dのサーキット・ブレーカー14a〜14dが過負荷にてトリップしないようにスイッチ18a〜18dの通流率を決めてスイッチ18a〜18dをオン/オフ制御するようにしたが、図8に示すように、スイッチの通流率に代えて、各負荷系統に流れる電流がサーキット・ブレーカー14a〜14dの定格電流を越えた場合に予め定めた一定時間だけスイッチをオフするようにしてもよい。
図8は、図2のステップS5の処理内容の他の一例を示すフローチャートである。まず、負荷系統15の電流を入力し(S1)、サーキット・ブレーカー14a〜14dの定格電流を越えたか否かを判定し(S2)、サーキット・ブレーカー14a〜14dの定格電流を越えたときはスイッチ18のオフ設定時間として予め設定された一定時間とする(S3)。
この場合、サーキット・ブレーカー14の定格電流を越えているか否かの単純な判断であるため、スイッチの通流率による場合に比較し、複雑な演算でサーキット・ブレーカー特性のデータベース比較判断を行わなくてよいため、誤検知や誤判断の可能性を低下できる。
ここで、車両用電源系統制御装置13の負荷制御論理部19は、スイッチ18a〜18dがオフ期間からオン期間に移行するときに、オンする期間を徐々に広げていく、いわゆるソフトスタート機能を有している。
図9は、車両用電源系統制御装置13の負荷制御論理部19でのソフトスタート機能による入力電圧及び出力電圧の波形図である。図9に示すように、スイッチ18a〜18dがオフ期間からオン期間に移行するときに、正弦波の入力電圧波形に対し、オンする期間を徐々に広げていく、いわゆるソフトスタートとし、パソコン電源や携帯電話電源の入力回路への突入電流を抑制する。
車両用電源系統制御装置13は、電源装置11の過負荷保護や各負荷系統15a〜15dに設けられたサーキット・ブレーカー14a〜14dの過負荷によるトリップを回避するために、頻繁にスイッチ18a〜18dのオン期間とオフ期間を繰り返す。この場合、負荷側に接続されたパソコン電源や携帯電話電源の入力電流の抑制回路が一般にサーミスタなどを使用した1回動作して温度が上昇してしまうと、入力電流を抑制できない方式を採用している。このため、頻繁にオン/オフを繰り返すと、パソコン電源や携帯電話電源への電源供給再開時に突入電流を流してしまう。従って、電源部の寿命を縮め、もしくは故障の原因となってしまう可能性がある。そこで、スイッチ18a〜18dがオフ期間からオン期間に移行するときに、オンする期間を徐々に広げていく、いわゆるソフトスタート機能により、電源供給再開時の突入電流を抑制できるため、電源部の寿命を延ばし故障を回避できる。
図10は、本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例2の構成図である。この実施例2は、図1に示した実施例1に対し、各負荷系統15a〜15dの電流をオン/オフするスイッチ18a〜18dに代えて、各負荷系統15a〜15d内の各々のコンセント(16a−1〜16a−m)〜(16d−1〜16d−m)に流れる電流をオン/オフするm個のスイッチ(18a−1〜18a−m)〜(18d−1〜18d−m)を設け、各負荷系統15a〜15dのm個のスイッチ(18a−1〜18a−m)〜(18d−1〜18d−m)のスイッチ番号mが同じスイッチの後段側で接続したものである。
図10では、4個の負荷系統15a〜15dが設けられた場合を示している。図10に示すように、各負荷系統15a〜15d内の各々のコンセント(16a−1〜16a−m)〜(16d−1〜16d−m)に対応して、m個のスイッチ(18a−1〜18a−m)〜(18d−1〜18d−m)が設けられている。
そして、各負荷系統15a〜15dのm個のスイッチ(18a−1〜18a−m)〜(18d−1〜18d−m)のスイッチ番号mが同じスイッチの後段側で接続されている。例えば、スイッチ番号(m=1)のスイッチ18a−1、スイッチ18b−1、スイッチ18c−1、スイッチ18d−1の後段はそれぞれ接続され、同様に、スイッチ番号(m=i)のスイッチ18a−i、スイッチ18b−i、スイッチ18c−i、スイッチ18d−iの後段はそれぞれ接続されている。
負荷制御論理部19は、各負荷系統15a〜15dの各スイッチ番号m毎のスイッチがオンしたときに、各負荷系統15a〜15dの負荷電流量が各負荷系統15a〜15dに設けられたサーキット・ブレーカー14a〜14dの定格電流を越えないように、負荷系統15aから負荷系統15dに向かってスイッチ18をオンするように制御する。
図11は本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例2における負荷制御論理部19の処理内容を示すフローチャートである。まず、負荷系統15a〜15でのすべてのスイッチ18を一旦オフする(S1)。この状態で、負荷系統15aのコンセント16a−1のスイッチ18a−1から順にオンしていき、負荷系統15aのサーキット・ブレーカー14aの容量を越えたときのスイッチ18a−iをオフし、このスイッチ番号iを記憶する(S2)。
次に、負荷系統15bのコンセント16b−iのスイッチ18b−iから順にオンしていき、負荷系統15bのサーキット・ブレーカー14bの容量を越えたときのスイッチ18b−jをオフし、このスイッチ番号jを記憶する(S3)。さらに、負荷系統15cのコンセント16c−jのスイッチ18c−jから順にオンしていき、負荷系統15cのサーキット・ブレーカー14cの容量を越えたときのスイッチ18c−kをオフし、このスイッチ番号kを記憶する(S4)。
そして、負荷系統14dのコンセント16d−kのスイッチ18d−kから順に、サーキット・ブレーカー14dの容量を越えない最大範囲までオンしていく(S5)。負荷系統15a〜15cに流れる電流が定格電流を越えているかどうかを判定し、越えている場合にはスタートに戻る(S6)。
これにより、スイッチ18の電源供給のためのオン/オフ動作を低減しつつ、負荷系統15a〜15cにおいては負荷をサーキット・ブレーカー14a〜14cの容量以下にできる。また、負荷系統15dに関しては、負荷容量がサーキット・ブレーカー14dの容量を越えないように、例えば、図7に示す論理によりオンしているスイッチ18をオン/オフさせることになる。
図12は、本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例3の構成図である。この実施例3は、図1に示した実施例1に対し、車両用電源系統制御装置13を電源装置11内に設置し、電源装置11と車両用電源系統制御装置13との間の艤装配線をなくしたものである。
図12において、電源装置11内に車両用電源系統制御装置13が配置され、車両用電源系統制御装置13には電源供給部20から電源が供給され、電源制御部21から負荷軽減指令aが入力される。このように、装置の構成を一体化したので、電源装置11と車両用電源系統制御装置13との間の艤装配線は配線接続部をなくすことができ、信頼性を向上することができる。
図13は、本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例4の構成図である。この実施例4は、図10に示した実施例2に対し、車両用電源系統制御装置13を電源装置11内に設置し、電源装置11と車両用電源系統制御装置13との間の艤装配線をなくしたものである。
図13において、電源装置11内に車両用電源系統制御装置13が配置され、車両用電源系統制御装置13には電源供給部20から電源が供給され、電源制御部21から負荷軽減指令aが入力される。このように、装置の構成を一体化したので、電源装置11と車両用電源系統制御装置13との間の艤装配線は配線接続部をなくすことができ、信頼性を向上することができる。
図14は、本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例5の構成図である。この実施例5は、図1に示した実施例1に対し、コンセント16に電源供給がされていることを示す表示灯22を追加して設けたものである。
コンセント16の近傍に取り付けられた表示灯22は、電源が供給されている期間中点灯する。この表示灯22の点灯・消灯により、コンセント16の使用者はコンセント16への電源供給の有無を確認ができるので、充電可能なコンセント16を事前に把握できる。また、メンテナンス員は、電源の点灯・不点灯によりコンセント16の異常を簡単に検査できる。
図15は、本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例6の構成図である。この実施例6は、図12に示した実施例3に対し、2台の電源装置11p、11sを用意し、2台の電源装置11p、11s内に車両用電源系統制御装置13p、13sを配置し、2台の電源装置11p、11sに対応して各負荷系統15a〜15hの電流をオン/オフするスイッチ18a1〜18h2を設けたものである。
負荷制御論理部19p、19sは、電力供給している電源装置11p、11sが過負荷とならないように各負荷系統15a〜15hを負荷軽減動作させるとともに、各負荷系統15a〜15hのサーキット・ブレーカーが過負荷にてトリップしないようにスイッチ18a1〜18h2の通流率を決めてスイッチ18a1〜18h2をオン/オフ制御する。
図15に示すように、2台の電源装置11p、11sからの出力線をそれぞれ負荷系統15a〜15hに並列に接続している。すなわち、この2系統の出力線に負荷系統15a〜15hをスイッチ18a1〜18h2を介して接続する。電源装置11pの系統はスイッチ18a1〜18h1で負荷系統15a〜15hに接続し、電源装置11sの系統はスイッチ18a2〜18h2で負荷系統15a〜15hに接続している。これにより、電源装置11p、11sの各々の系統のどちらからでも負荷系統15a〜15hに電力を供給できるようにしている。
2台の電源装置11p、11sは、各々の4つの負荷系統15a〜15d、15e〜15hの各々の電流検出器17a〜17d、17e〜17hにより検出し、伝送信号dを使用して、各負荷系統15a〜15hの電流値、各スイッチ18a1〜18h2の投入指令の情報を相互に交換する。
図16は、本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例6における負荷制御論理部19p、19sの処理内容を示すフローチャートである。まず、負荷系統15aを電源装置11p側に接続する(S1)。この状態で負荷系統15bを電源11p側接続で容量は可能かどうかを判定する(S2)。可能である場合には、負荷系統15bを電源装置11p側に接続し(S3)、可能でない場合には負荷系統15bを電源装置11s側に接続する(S4)。次に、負荷系統15cを電源11p側接続で容量は可能かどうかを判定し(S5)、可能である場合には、負荷系統15cを電源装置11p側に接続し(S6)、可能でない場合には負荷系統15cを電源装置11s側に接続する(S7)。
以下同様に、負荷系統15dを電源11p側接続で容量は可能かどうかを判定し(S8)、可能である場合には、負荷系統15dを電源装置11p側に接続し(S9)、可能でない場合には負荷系統15dを電源装置11s側に接続する(S10)。負荷系統15eを電源11p側接続で容量は可能かどうかを判定し(S11)、可能である場合には、負荷系統15eを電源装置11p側に接続し(S12)、可能でない場合には負荷系統15eを電源装置11s側に接続する(S13)。負荷系統15fを電源11p側接続で容量は可能かどうかを判定し(S14)、可能である場合には、負荷系統15fを電源装置11p側に接続し(S15)、可能でない場合には負荷系統15fを電源装置11s側に接続する(S16)。負荷系統15gを電源11p側接続で容量は可能かどうかを判定し(S17)、可能である場合には、負荷系統15gを電源装置11p側に接続し(S18)、可能でない場合には負荷系統15gを電源装置11s側に接続する(S19)。負荷系統15hを電源11p側接続で容量は可能かどうかを判定し(S20)、可能である場合には、負荷系統15hを電源装置11p側に接続し(S21)、可能でない場合には負荷系統15hを電源装置11s側に接続し(S22)、スタートに戻る。
このように、2台の電源装置11p、11sにおいて、負荷の配分が少なくとも片側は定格負荷を越えないようにコンセント負荷が接続されるので、各電源装置11p、11sに接続される負荷が均等に近く配分される。このため、片側電源装置11の負荷容量に余裕が十分あるのに、片側電源装置11では過負荷で電源が保護停止することを防止することができる。 図15では、2台の電源装置11p、11sとしているが、3台以上の電源装置11でも適用できることはいうまでもない。
図17は、本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例6における負荷制御論理部19p、19sの処理内容の追加機能のフローチャートである。すなわち、負荷制御論理部19p、19sは、2台の電源装置11p、11sのうち電力供給停止の電源装置11があるときは、電力供給停止の電源装置11に接続されていた負荷系統15を電力供給可能の電源装置11に接続し、電力供給可能の電源装置11がないときは負荷系統制御をしないようにしたものである。
図17において、まず、負荷制御論理部19p、19sは、電源装置11p側は停止しているかどうかを判定し(S1)、電源装置11p側が停止していないときは、電源装置11s側は停止しているかどうかを判定し(S2)、電源装置11p及び電源装置11sの双方が停止していないときは、負荷系統15a〜15dを電源装置11pに接続し、負荷系統15e〜15hを電源装置11s側に接続する(S3)。ステップS2の判定で電源装置11s側が停止しているときは、停止していない電源装置11pに負荷系統15a〜15hを接続する(S4)。
また、ステップS1の判定で電源装置11p側が停止しているときは電源装置11s側は停止しているかどうかを判定し(S5)、電源装置11p及び電源装置11sの双方が停止しているときは負荷系統制御をしない(S6)。また、電源装置11s側が停止していないときは、停止していない電源装置11sに負荷系統15a〜15hを接続する(S7)。
このように2台の電源装置11p、11sのうち、停止している電源装置11が存在する場合には、停止している電源装置11の系統から負荷系統15の接続を切り、動作している電源装置11の系統で均等分配する制御を行う。図17では、2台の電源装置11p、11sとした場合について説明したが、3台以上の電源装置11でも適用できることはいうまでもない。
これにより、停止している電源装置11が存在する場合に、停止電源装置からコンセント負荷系統を開放し、電源の供給できる系統に切り替えるので、負荷側が停電する可能性を低減できる。また、起動している電源装置の負荷系統の配分は、実施例5と同様に均等に配分できる。
本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例1の構成図。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の負荷制御論理部の処理内容の一例を示すフローチャート。 図2のステップS2の処理内容の一例を示すフローチャート。 本発明の実施例1での負荷軽減動作75%における各負荷系統のスイッチのオンオフ波形図。 本発明の実施例1での負荷軽減動作50%における各負荷系統のスイッチのオンオフ波形図。 本発明の実施例1での負荷軽減動作25%における各負荷系統のスイッチのオンオフ波形図。 図2のステップS5の処理内容の一例を示すフローチャート。 図2のステップS5の処理内容の他の一例を示すフローチャート。 本発明の実施例1における車両用電源系統制御装置の負荷制御論理部でのソフトスタート機能による入力電圧及び出力電圧の波形図。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例2の構成図。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例2における負荷制御論理部の処理内容を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例3の構成図。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例4の構成図。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例5の構成図。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例6の構成図。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例6における負荷制御論理部の処理内容を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係わる車両用電源系統制御装置の実施例6における負荷制御論理部の処理内容の追加機能のフローチャート。
符号の説明
11…電源装置、12…車内負荷、13…車両用電源系統制御装置、14…サーキット・ブレーカー、15…負荷系統、16…コンセント、17…電流検出器、18…スイッチ、19…負荷制御論理部、20…電源供給部、21…電源制御部、22…表示灯

Claims (8)

  1. 電源装置からの電力を車内負荷に供給するとともに、コンセントを有した複数の負荷系統にもサーキット・ブレーカーを介して供給する車両内電源系統を制御する車両用電源系統制御装置において、各負荷系統に流れる電流を検出する電流検出器と、各負荷系統の電流をオン/オフするスイッチと、前記電源装置が過負荷とならないように各負荷系統を負荷軽減動作させるとともに、各負荷系統のサーキット・ブレーカーが過負荷にてトリップしないように前記スイッチの通流率を決めて前記スイッチをオン/オフ制御する負荷制御論理部とを備えたことを特徴とする車両用電源系統制御装置。
  2. 前記負荷制御論理部は、前記スイッチのオフ期間からオン期間に移行するときに、前記スイッチの通流率を徐々に大きくするソフトスタート制御をすることを特徴とする請求項1記載の車両用電源系統制御装置。
  3. 各負荷系統の電流をオン/オフするスイッチに代えて、各負荷系統n内の各々のコンセントmに流れる電流をオン/オフするm個のスイッチを設け、各負荷系統nのm個のスイッチにそれぞれスイッチ番号mを付与し、各負荷系統nのスイッチ番号mが同じスイッチの後段側で接続し、前記負荷制御論理部は、各負荷系統nの各スイッチ番号m毎のスイッチがオンしたときに各負荷系統nの負荷電流量が各負荷系統nに設けられたサーキット・ブレーカーの定格電流を越えないように、負荷系統1から負荷系統nに向かってスイッチをオンするように制御することを特徴とする請求項1記載の車両用電源系統制御装置。
  4. 前記電流検出器、前記スイッチ、及び前記負荷制御論理部を、前記電源装置内に設けたことを特徴とする請求項1または3記載の車両用電源系統制御装置。
  5. 前記スイッチの通流率に代えて、各負荷系統に流れる電流がサーキット・ブレーカーの定格電流を越えた場合に予め定めた一定時間だけ前記スイッチをオフすることを特徴とする請求項1記載の車両用電源系統制御装置。
  6. 前記コンセントに電源供給がされていることを示す表示灯を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用電源系統制御装置。
  7. 各負荷系統の電流をオン/オフするスイッチは、複数台の電源装置に対応して設けられ、前記負荷制御論理部は、電力供給している前記電源装置が過負荷とならないように各負荷系統を負荷軽減動作させるとともに、各負荷系統のサーキット・ブレーカーが過負荷にてトリップしないように前記スイッチの通流率を決めて前記スイッチをオン/オフ制御することを特徴とする請求項1記載の車両用電源系統制御装置。
  8. 前記負荷制御論理部は、電力供給停止の電源装置があるときは、電力供給停止の電源装置に接続されていた負荷系統を電力供給可能の電源装置に接続し、電力供給可能の電源装置がないときは負荷系統制御をしないことを特徴とする請求項7記載の車両用電源系統制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019213418A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 矢崎総業株式会社 コネクションレイヤーシステム、多目的自動運転車両、キャビンマネージャー、及びコネクションレイヤーシステムにおける電源分配方法
CN114326470A (zh) * 2021-11-26 2022-04-12 岚图汽车科技有限公司 一种电源控制系统、电源控制方法及其设备

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