JP2010041473A - 無線通信システム、基地局装置、移動局装置 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、移動局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ビームフォーミングによる通信を行う場合において、スループットを改善する。
【解決手段】基地局装置は、移動局装置から送信されるアップリンク信号を用い、アップリンク信号の到来方向を推定する。次に、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号と参照信号の配置と、データ信号と参照信号の電力の調整とを行う。このとき、未使用のサブキャリアの電力を参照信号の電力として用いることを考慮した調整が行われる。次に、推定した到来方向に対してビームを指向させる重みを制御してビームの指向制御を行い、移動局装置にダウンリンク信号を送信する。移動局装置は、基地局装置から送信されるダウンリンク信号を受信し、ダウンリンク信号に含まれる参照信号を用いてチャネル推定する。最後に、推定したチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理後の信号に基づいてデータ信号を再生する。
【選択図】図8

Description

本発明は、ビームフォーミングを利用した、無線通信技術に関する。
OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式を用いた移動体通信において、ビームフォーミングによる通信をおこなう場合に、移動局装置ではチャネル推定が行われる。このチャネル推定には、基地局装置から送信される参照信号が用いられ、この参照信号の電力を大きくするほどチャネル推定の精度が改善されることが知られている。
一方、1OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルに割り当てられている電力は限られているため、参照信号の電力を大きくした場合には、その電力の分だけデータ信号の電力が小さくなるように調整しなければならない。
このデータ信号の電力を調整する手法として、電力を大きくする参照信号と同一のOFDMシンボルに含まれるデータ信号の電力を小さくする手法が用いられているが、ビームフォーミングゲインが小さくなってしまうため、スループット等の諸特性が劣化してしまう。
また、ビームフォーミングによる通信をおこなう場合においても、スループット等の諸特性を改善するため、不要波を抑圧することが求められている。
下記非特許文献1では、セルカバレッジおよびセルエッジでのスループット改善等のため、データ信号の電力を調整する一例について開示されている。
図1に示すとおり、非特許文献1では、SFBC(Space Freqency Block Code)+FSTD(Frequency Switched Transmit Diversity)符号化時について検討がなされている。非特許文献1では、未使用のサブキャリアを設定し、その分の電力により参照信号(R1、R2)の電力を(2aから4aに)大きくしている。このようにすると、データ信号(D)の電力を小さくしなくて良い。従って、データ信号の電力が小さくなることを原因としたスループットの劣化はないが、未使用のサブキャリアに配置され得るデータ信号分、スループットが劣化することが考えられる。
また、非特許文献1では、参照信号の電力を大きくするため、未使用のサブキャリアを設定しているが、セル間の干渉を抑圧するために未使用のリソースエレメントを設定する提案もなされている。
図2に示すとおり、非特許文献2では、セル間の干渉の影響が小さくなるよう未使用のリソースエレメントを設定している。
例えば、CellA(セルA)の第1OFDMシンボルのサブキャリア番号0の電力はANTP(Antenna Port)0、ANTP1、ANTP2およびANTP3の電力の合計で4Pである。同様に、CellB(セルB)の第1OFDMシンボルの電力はANTP0、ANTP1、ANTP2およびANTP3の電力の合計で2Pであり、CellC(セルC)の第1OFDMシンボルの電力はANTP0、ANTP1、ANTP2およびANTP3の電力の合計で4Pである。
ここで、CellAに受信装置が存在すると仮定した場合に、受信装置はCellBおよびCellCから(2P+4Pで)6Pの電力の干渉を受けることとなるが、未使用のリソースエレメントを設定しない場合、CellBの第1OFDMシンボルの電力も4Pとなるため、未使用のリソースエレメントを設定した場合と比較し、2Pの電力分だけ大きな干渉を受けることとなる。
図3に示すとおり、非特許文献3では、ビームフォーミングによる通信をおこなう場合、参照信号の電力を大きくする(2aから5a)ことで、チャネル推定の精度が改善することが示されている。これに伴い、電力を大きくする参照信号と同一のOFDMシンボルに含まれるデータ信号の電力を小さくしている(2aからa)。
非特許文献3では、この結果を図4に示すとおりとしている。図4では、変調方式が64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)の場合(図4(b))とQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)の場合(図4(a))とを比較し、参照信号の電力の大きさがスループットに与える影響について示している。
非特許文献3では、参照信号の電力とスループットとの関係を図4に示すとおりとしている。図4によれば、参照信号の電力を0.5[dB]大きくした場合のスループットが最も良いことがわかる。この理由は、参照信号の電力を大きくするため、データ信号の電力を小さくすることでビームフォーミングゲインが小さくなってしまったためと考えられる。
すなわち、非特許文献3では、ビームフォーミングによる通信をおこなう場合、参照信号の電力とスループットとの関係より、スループットの改善は参照信号の電力を0.5[dB]大きくした程度までとしている。
非特許文献4では、同一の周波数帯域を用いて送信される複数のOFDMシンボルをOFDMシンボル間の干渉を抑圧しながら受信する手法に関する提案がなされている。この手法を図5に示す。
非特許文献4では、OFDM信号AとOFDM信号Bとを、同一の周波数帯域を用いて送信し、これらのOFDMシンボルを受信機が受信する構成を例に説明がなされている。仮想サブキャリアの位置を矢印によりそれぞれ示している。
非特許文献4では、OFDM信号AとOFDM信号Bとの互いに異なる位置に未使用のサブキャリアを配置し、移動局装置で、未使用のサブキャリアの位置の信号がなくなるように調整することによりOFDMシンボル間での干渉を抑制している。
非特許文献5では、ビームフォーミングを伴う空間多重の例について示している。
図6に示すように、非特許文献5では、4本の送信アンテナが2組と2本の受信アンテナが1組とからなる環境下において、2組の送信アンテナから1組の受信アンテナに対し、同一の周波数帯域を用いた互いに異なる2OFDMシンボルを送信する空間多重方式が開示されている。
3GPP TSG RAN1 #47bis、R1−070250、"Downlink transmit power boosting" 3GPP TSG RAN1 #52bis、R1−081232、"RE Puncturing Pattern for RS Boosting" 3GPP TSG RAN1 #53、R1−081779、"DRS Power Boosting" 電子情報通信学会技術研究報告,アンテナ・伝播, Vol.103,No.355,pp.149−154,"バーチャルサブキャリア割当てを用いたOFDM信号の空間フィルタリング : 複数バーチャルサブキャリアパンクチャリング(移動通信ワークショップ)" 3GPP TR.25.824 v.0.1.2 (2008−05)
現在、ビームフォーミングによる通信をおこなう場合に、移動局装置においてチャネル推定が行われている。このチャネル推定には、基地局装置より送信される参照信号が用いられる。
上記非特許文献3に記載の技術では、参照信号の電力を大きくすることによってチャネル推定の精度を改善することが可能であると示している。ここで、1OFDMシンボルに割り当てられている電力は限られているため、電力を大きくする参照信号と同一のOFDMシンボルに含まれるデータ信号の電力を小さくしている。その結果、参照信号の電力を大きくし過ぎるとビームフォーミングゲインが小さくなり過ぎるために、スループットが逆に劣化してしまうという問題が生じている。
また、ビームフォーミングによる通信を行う場合に、スループット等の諸特性を改善するために、不要波を抑圧することが求められている。本発明では、ビームフォーミングによる通信を行う場合において、様々な手法を用いることでスループットを改善することを目的とする。
本発明の一観点によれば、基地局装置と移動局装置とを含んで構成される無線通信システムであって、基地局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して未使用のリソースエレメントを設定する第1の機能部と、未使用のリソースエレメントに割り当てられている電力を参照信号の電力に割り当てる第2の機能部との少なくともいずれかを備え、移動局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いることにより、データ信号の再生精度を改善する第3の機能部と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている未使用のサブキャリアを用いて、干渉を抑圧する第4の機能部との少なくともいずれかを備えることを特徴とする無線通信システムが提供される。
前記基地局装置は、外部から入力されたデータ信号を変調する変調部と、データ信号と参照信号の電力の調整を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して電力の調整を行ったデータ信号と参照信号を配置する信号配置部と、前記移動局装置から送信される信号の到来方向を推定する到来方向推定部と、信号の到来方向に対して電波を指向させるための重みを制御する重み制御部Aと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに電波を指向させるための重みを作用させる送信ビームフォーミング部と、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信する送信部とを備えることが好ましい。
前記基地局装置は、外部から入力されたデータ信号を変調する変調部と、前記移動局装置から送信されるプリコーディング行列のインデックスを受信し、プリコーディング行列を特定するコードブック受信部と、プリコーディングをおこなうプリコーディング部と、 データ信号と参照信号の電力の調整を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して電力の調整を行ったデータ信号と参照信号を配置する信号配置部と、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信する送信部とを備えるようにしても良い。
前記移動局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信する受信部と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する重み制御部Bと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる等化部と、等化したデータ信号を復調する復調部と、前記基地局装置に対して前記基地局装置が信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信する測定用信号送信部とを備えることが好ましい。
前記移動局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信する受信部と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する重み制御部Bと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる等化部と、等化したデータ信号を復調する復調部と、前記基地局装置に対してプリコーディング行列のインデックスを送信するコードブック送信部とを備えることが好ましい。
前記移動局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信し、干渉を抑圧する重みを作用させる受信部と、干渉を抑圧する重みを制御する重み制御部Cと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する重み制御部Bと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる等化部と、等化したデータ信号を復調する復調部と、前記基地局装置に対して前記基地局装置が信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信する測定用信号送信部とを備えるようにしても良い。
本発明は、上記に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記変調部は、外部から入力されたデータ信号に対して直交振幅変調を行うことを特徴とする基地局装置であっても良い。
また、無線通信システムにおける基地局装置であって、前記信号配置部は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号と参照信号の配置と、データ信号と参照信号の電力の調整とを行うための情報からなる信号配置パターンに基づいて、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号と参照信号の配置と、データ信号と参照信号の電力の調整とを行うことを特徴とする基地局装置であっても良い。
さらに、上記に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記到来方向推定部は、前記移動局装置から送信された信号からその信号の到来方向を推定することを特徴とする基地局装置であっても良い。
また、上記に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記重み制御部Aは、到来方向推定部で推定された信号の到来方向に対して電波を指向させるための重みを制御することを特徴とする基地局装置であっても良い。
さらに、上記2に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記送信ビームフォーミング部は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号と参照信号に対して重み制御部Aから出力された重みを作用させることを特徴とする基地局装置であっても良い。
また、上記に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、 前記送信部は、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信することを特徴とする基地局装置であっても良い。
さらに、上記に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記コードブック受信部は、前記移動局装置から送信されたプリコーディング行列のインデックスを受信し、受信したプリコーディング行列のインデックスに基づいてプリコーディング行列を特定することを特徴とする基地局装置であっても良い。
また、上記に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記プリコーディング部は、前記コードブック受信部で特定されたプリコーディング行列を用いて、変調部で直交振幅変調されたデータ信号をプリコーディングすることを特徴とする基地局装置であっても良い。
また、上記に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、 前記受信部は、前記基地局装置の前記送信部から送信されたビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信することを特徴とする移動局装置であっても良い。
さらに、上記に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記重み制御部Bは、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネルを推定し、推定したチャネルからビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御することを特徴とする移動局装置であっても良い。
また、上記に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記等化部は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に対して重み制御部Bから出力された重みを作用させることを特徴とする移動局装置であっても良い。
さらに、上記に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記復調部は、等化されたデータ信号に対して直交振幅復調を行うことを特徴とする移動局装置であっても良い。
また、上記に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記測定用信号送信部は、前記基地局装置の前記到来方向推定部が、前記移動局装置から送信される信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信することを特徴とする移動局装置であっても良い。
さらに、上記に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記受信部は、前記基地局装置の前記送信部から送信されたビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信し、受信された信号に対して前記重み制御部Cから出力された重みを作用させることを特徴とする移動局装置であっても良い。
また、上記に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記重み制御部Cは、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている未使用のサブキャリアの位置の信号が小さくなるように重みを制御することで、干渉を抑圧することを特徴とすることを特徴とする移動局装置であっても良い。
さらに、上記に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記コードブック送信部は、前記基地局装置のプリコーディングで用いられるプリコーディング行列のインデックスを特定し、前記基地局装置に対してプリコーディング行列のインデックスを送信することを特徴とする移動局装置であっても良い。
本発明の他の観点によれば、上記に記載の無線通信システムにおいて、前記移動局装置と通信する前記基地局装置の通信方法であって、外部から入力されたデータ信号を変調する第1の過程と、データ信号と参照信号の電力の調整を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して電力の調整を行ったデータ信号と参照信号を配置する第2の過程と、移動局装置から送信される信号の到来方向を推定する第3の過程と、信号の到来方向に対して電波を指向させるための重みを制御する第4の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに電波を指向させるための重みを作用させる第5の過程と、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信する第6の過程とを備えることを特徴とする通信方法が提供される。
また、上記に記載の無線通信システムにおいて、前記移動局装置と通信する前記基地局装置の通信方法であって、外部から入力されたデータ信号を変調する第1の過程と、前記移動局装置から送信されるプリコーディング行列のインデックスを受信し、プリコーディング行列を特定する第2の過程と、プリコーディングをおこなう第3の過程と、データ信号と参照信号の電力の調整を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して電力の調整を行ったデータ信号と参照信号を配置する第4の過程と、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信する第5の過程とを備えることを特徴とする通信方法が提供される。
さらに、上記に記載の無線通信システムにおいて、前記基地局装置と通信する移動局装置の通信方法であって、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信する第1の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する第2の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる第3の過程と、等化したデータ信号を復調する第4の過程と、前記基地局装置に対して前記基地局装置が信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信する第5の過程とを備えることを特徴とする通信方法が提供される。
また、上記に記載の無線通信システムにおいて、前記基地局装置と通信する移動局装置の通信方法であって、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信する第1の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する第2の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる第3の過程と、等化したデータ信号を復調する第4の過程と、前記基地局装置に対してプリコーディング行列のインデックスを送信する第5の過程とを備えることを特徴とする通信方法が提供される。
さらに、上記に記載の無線通信システムにおいて、前記基地局装置と通信する移動局装置の通信方法であって、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信し、干渉を抑圧する重みを作用させる第1の過程と、干渉を抑圧する重みを制御する第2の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する第3の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる第4の過程と、等化したデータ信号を復調する第5の過程と、前記基地局装置に対して前記基地局装置が信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信する第6の過程とを備えることを特徴とする通信方法が提供される。
本発明は、上記に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、当該プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。プログラムは、インターネットなどの伝送媒体を介して取得しても良い。
本発明によれば、ビームフォーミングによる通信をおこなう場合、基地局装置は未使用のリソースエレメントもしくは未使用のサブキャリアを設定することが可能なため、参照信号の電力を大きくする際に、データ信号の電力を小さくする必要がなくなる。この結果、ビームフォーミングゲインが小さくなることを防げるため、参照信号の電力を大きくした場合、スループット等を改善することが可能となる。
また、ビームフォーミングによる通信をおこなう場合、未使用のサブキャリアを設定することができるため、不要波を抑圧することが可能である。このことにより、スループット等の諸特性を改善することが可能である。さらに、非特許文献5に示されるような、Beam間の干渉も抑圧することが可能となるため、プリコーディングの代用として用いることも可能である。
尚、本発明は主としてシステムに関する構成を特定しているが、基地局装置、移動局装置それぞれに関する構成に関しても、本発明の範疇に入るものである。
本明細書において、リソースブロックとは、周波数軸方向に12サブキャリア、時間軸方向に14OFDMシンボルで構成されるものである。また、リソースエレメントとは、リソースブロックを構成する最小単位である。リソースエレメントはアンテナ毎に定義され、周波数軸方向に1サブキャリア、時間軸方向に1OFDMシンボルで構成されるものである。ただし、上記の具体的な数値については一例であり、これらに限定されない。
また、制御信号が含まれるOFDMシンボル(リソースブロックの第1OFDMシンボルから数OFDMシンボルにわたって存在する)については、本発明とはあまり関係がないため、説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態による通信技術について、図面を用いながら説明をおこなう。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、基地局装置が8アンテナを備え、移動局装置が1アンテナを備えている場合を例にして説明を行う。
ビームフォーミングによる通信を行う場合に、移動局装置は、基地局装置から送信される参照信号を用い、チャネル推定を行っているが、この参照信号の電力を大きくすることにより、その精度が改善されることは前述のとおりである。
本発明の第1の実施の形態による通信技術では、図7に示すように、未使用のサブキャリアを設定し(右図のハッチ部分)、その分の電力を用いて参照信号の電力を大きくし(aから2a)、チャネル推定の精度を改善させるようにする。この手法により、ビームフォーミングゲインが小さくなることを防ぐことができるため、未使用のサブキャリアを設定しない非特許文献3の場合と比較して、通信におけるスループットをより一層改善することが可能である。
第1の実施の形態では、図8に示すような無線通信システムを想定している。図8によれば、本実施の形態による無線通信システムは、基地局装置(100a)と移動局装置(200a)とにより構成されている。
基地局装置(100a)は、はじめに、移動局装置(200a)から送信されるアップリンク信号を用い、1.アップリンク信号の到来方向、すなわち移動局装置が位置する方向を推定する。
2.次に、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とを行う。このとき、未使用のサブキャリアの電力を参照信号の電力として用いることを考慮した調整がおこなわれる。
3.次に、推定した到来方向に対して、ビームを指向させる重みを制御し、その重みを作用させ、ビームの指向制御をおこなう。次いで、4.移動局装置(200a)にダウンリンク信号を送信する。
移動局装置(200a)は、基地局装置(100a)から送信されるダウンリンク信号を受信し、1.ダウンリンク信号に含まれる参照信号を用いてチャネル推定する。最後に、2.推定したチャネルの特性を用いて等化処理をおこない、等化処理後の信号に基づいてデータ信号を再生する。
次に、基地局装置(100a)と移動局装置(200a)との構成の詳細について説明する。まず、基地局装置(100a)の構成を説明する。図9に、基地局装置(100a)の一構成例を示す機能ブロック図である。
図9に示すように、本実施の形態による無線通信システムにおける基地局装置(100a)は、移動局装置(200a)から送信されるアップリンク信号を、アンテナ0(10c−4)とアンテナ1(11c−4)とアンテナ2(12c−4)とアンテナ3(13c−4)とアンテナ4(14c−4)とアンテナ5(15c−4)とアンテナ6(16c−4)とアンテナ7(17c−4)との8本のアンテナを介して受信する。また、受信したアップリンク信号を用いてアップリンク信号の到来方向を推定する到来方向推定部(10a)と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロック毎に、推定した到来方向に対してビームを指向させるための重みを制御する重み制御部(11a)と、を備える。
さらに、基地局装置(100a)は、外部から入力されるデータ信号に対し、直交振幅変調をおこなうための変調部(10b)と、直交振幅変調されたデータ信号に対し信号処理をおこなう、信号処理装置0(10c)と信号処理装置1(11c)と信号処理装置2(12c)と信号処理装置3(13c)と信号処理装置4(14c)と信号処理装置5(15c)と信号処理装置6(16c)と信号処理装置7(17c)とを備える。但し、アンテナ0からアンテナ7までの8本のアンテナが受信した信号をそれぞれ処理する、信号処理装置0(10c)と信号処理装置1(11c)と信号処理装置2(12c)と信号処理装置3(13c)と信号処理装置4(14c)と信号処理装置5(15c)と信号処理装置6(16c)と信号処理装置7(17c)の構成は同一であるため、ここでは、信号処理装置0(10c)についてのみ説明を行い、他の処理については説明を省略する。
信号処理装置0(10c)は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とを行うための情報からなる信号配置パターンに基づいて、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対し、データ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とを行う信号配置部(10c−1)と、データ信号および参照信号に対し、重み制御部(11a)で制御した重みを作用させる(適用して重み付けする)送信ビームフォーミング部(10c−2)と、逆高速フーリエ変換、サイクリック・プレフィックスの挿入、ディジタル・アナログ変換およびアナログ信号処理等をおこない、移動局装置(200a)に対し、アンテナ(10c−4)を介してダウンリンク信号を送信する送信部(10c−3)とを備えている。
次に、基地局装置(100a)の処理の流れの詳細について説明する。
基地局装置(100a)は、2系統に分かれている。そのうちの1つが、ビームフォーミングによる通信をおこなうための重みを制御する系統Aであり、もう1つが、外部から入力されるデータ信号に信号処理を行う系統Bである。
はじめに、系統Aの処理の流れに関する説明を行う。ここでは、基地局装置(100a)に対し、移動局装置(200a)からアップリンク信号が送信されていることを想定している。
到来方向推定部(10a)は、はじめに、移動局装置(200a)から送信されたアップリンク信号をアンテナ0(10c−4)とアンテナ1(11c−4)とアンテナ2(12c−4)とアンテナ3(13c−4)とアンテナ4(14c−4)とアンテナ5(15c−4)とアンテナ6(16c−4)とアンテナ7(17c−4)とを介して受信する。次に、受信したアップリンク信号からアップリンク信号の到来方向を推定し、推定された方向を重み制御部(11a)に出力する。
重み制御部(11a)は、はじめにビームフォーミングが適用されるリソースブロック毎に、推定した到来方向に対し、ビームを指向させるための各アンテナの重みを制御する。次に、アンテナ0(10c−4)用の重みを信号処理装置0(10c)に出力し、アンテナ1(11c−4)用の重みを信号処理装置1(11c)に出力し、アンテナ2(12c−4)用の重みを信号処理装置2(12c)に出力し、アンテナ3(13c−4)用の重みを信号処理装置3(13c)に出力し、アンテナ4(14c−4)用の重みを信号処理装置4(14c)に出力し、アンテナ5(15c−4)用の重みを信号処理装置5(15c)に出力し、アンテナ6(16c−4)用の重みを信号処理装置6(16c)に出力し、アンテナ7(17c−4)用の重みを信号処理装置7(17c)に出力する。
次に、系統Bの処理の流れに関する説明を行う。系統Bでは、基地局装置(100a)に対し、外部からデータ信号が入力されていることを想定している。
変調部(10b)は、入力されたデータ信号に直交振幅変調をおこない、信号処理装置0(10c)と信号処理装置1(11c)と信号処理装置2(12c)と信号処理装置3(13c)と信号処理装置4(14c)と信号処理装置5(15c)と信号処理装置6(16c)と信号処理装置7(17c)とに同一信号を出力する。ここでは、信号処理装置0(10c)の処理の流れに関する説明のみを行い、他の処理については説明を省略する。
信号処理装置0(10c)に入力されたデータ信号は、はじめに信号配置部(10c−1)に入力される。
信号配置部(10c−1)は、はじめに、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とをおこなうための情報からなる図10に示すような信号配置パターンに基づいて、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とを行う。図10に示す信号配置パターン例では、縦軸がサブキャリア番号、横軸がアンテナ番号となっている。各升目内に記載されているDはデータ信号、DRSは参照信号、ハッチはデータ信号・参照信号が配置できないリソースブロックであること示す。D、DRSの下に記載されているa、2aなどの記号は、電力の値を示しており、2aはaの2倍の電力になっているリソースブロックであることを示している。次に、これらのリソースブロックを、OFDMシンボル毎に送信ビームフォーミング部(10c−2)に出力する。
送信ビームフォーミング部(10c−2)は、はじめに重み制御部(11a)より出力された重みを、信号配置部(10c−1)より出力されたOFDMシンボルに含まれるデータ信号および参照信号に作用させる。次に、重みを作用させたOFDMシンボルを送信部(10c−3)へ出力する。
送信部(10c−3)は、逆高速フーリエ変換、サイクリック・プレフィックスの挿入、ディジタル・アナログ変換およびアナログ信号処理等の処理を行い、アンテナ0(10c−4)を介して移動局装置(200a)に対してダウンリンク信号を送信する。
次に、移動局装置(200a)の構成について説明する。図11は、移動局装置(200a)の一構成例を示す図である。
移動局装置(200a)は、基地局装置(100a)が移動局装置(200a)に対してビームを指向させるために用いるアップリンク信号を、アンテナ(20a−1)を介して送信する測定用信号送信部(20d)を備える。さらに、基地局装置(100a)から送信されるダウンリンク信号を、アンテナ(20a−1)を介して受信する受信部(20a−2)と、受信した信号の等化処理を行う等化部(20a−3)と、等化処理後の信号の直交振幅復調を行う復調部(20c)と、受信部(20a―2)から出力された参照信号を用いて、等化処理で用いられる重みを制御する重み制御部(20b)とを備える。
次に、移動局装置(200a)の処理の流れの詳細について説明する。
移動局装置(200a)は、2系統に分かれている。そのうちの1つが、基地局装置(100a)が移動局装置(200a)に対し、ビームを指向させるために用いるアップリンク信号を送信する系統Aであり、もう1つが、基地局装置(100a)から送信されたダウンリンク信号を受信し、データ信号を再生する系統Bである。
はじめに、系統Aの処理の流れに関する説明を行う。
測定用信号送信部(20d)は、基地局装置(100a)が移動局装置(200a)の位置する方向に対してビームを指向するために用いるアップリンク信号を、アンテナ(20a−1)を介して送信する。
次に、系統Bの処理の流れに関する説明を行う。系統Bでは、移動局装置(200a)に対し、基地局装置(100a)からダウンリンク信号が送信されていることを想定している。
受信部(20a−2)は、はじめに、基地局装置(100a)から送信されるダウンリンク信号を、アンテナ(20a−1)を介して受信する。次に、受信したダウンリンク信号に対し、アナログ信号処理、アナログ・ディジタル変換、サイクリック・プレフィックスの除去および高速フーリエ変換等を行い、等化部(20a−3)に対してデータ信号を出力し、重み制御部(20b)に対して参照信号を出力する。
重み制御部(20b)は、入力された参照信号を用いてチャネル推定を行い、等化部(20a−3)の等化処理で用いる重みを制御し、その重みを等化部(20a−3)に出力する。
等化部(20a−3)は、入力されたデータ信号に対して入力された重みを作用させて(適用して)等化し、等化したデータ信号を復調部(20c)に出力する。
復調部(20c)は、入力されたデータ信号に直交振幅復調を行い、復調されたデータ信号を外部に出力する。
以上のように、本実施の形態による通信技術によれば、未使用のサブキャリアを設定し、その分の電力を用いて参照信号の電力を大きくし、チャネル推定の精度を改善させるようにする。この手法により、ビームフォーミングゲインが小さくなることを防ぐことができるため、未使用のサブキャリアを設定しない非特許文献3の場合と比較して、通信におけるスループットをより一層改善することが可能である。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態による無線通信技術では、基地局装置と移動局装置とがそれぞれ4アンテナを備えている場合について説明する。
ビームフォーミングによる通信を行う場合、移動局装置は基地局装置から送信される参照信号を用い、チャネル推定を行っているが、この参照信号の電力を大きくすることにより、その精度が改善されることは前述の通りである。
本実施の形態では、図12に示すように、未使用のサブキャリアを設定し(右図のハッチの領域参照)、その分の電力を用いて参照信号R1と参照信号R2と参照信号R3と参照信号R4の電力を例えばaから2aに大きくし、チャネル推定の精度を改善する。この手法により、ビームフォーミングゲインが小さくなることを防ぐことができるため、上記非特許文献3の場合と比較し、スループットを、より一層改善することが可能である。
また、第1の実施の形態では、基地局装置が移動局装置から送信される信号を用いて信号の到来方向を推定し、ビームを指向させていた。これに対し、第2の実施の形態では、移動局装置が基地局装置から送信される信号を用いてチャネル推定を行い、推定したチャネルに基づいてビームを指向させるプリコーディング行列を選択し、このプリコーディング行列を基地局装置にフィードバック(送信)することにより、基地局装置のビームを指向させている。このようにすることによって、第1の実施の形態の場合と比較し、高速で移動する移動局装置との通信におけるデータ信号の再生精度は劣化するが、低速で移動する移動局装置との通信におけるデータ信号の再生精度は改善する。
第2の実施の形態による通信技術では、例えば、図13に示すような無線通信システムが用いられる。図13に示す無線通信システムは、基地局装置(300a)と移動局装置(400a)とで構成されている。
移動局装置(400a)は、はじめに基地局装置(300a)から送信されるダウンリンク信号に含まれる参照信号を用いてチャネル推定を行う。次に、推定したチャネルに基づいて、基地局装置(300a)で用いられ、前の送信信号に基づき受信装置で生成されたチャネル行列から得られるプリコーディング行列のインデックスを選択し、基地局装置(300a)に対し、そのプリコーディング行列のインデックスを送信する。ここで、プリコーディング行列とそのインデックスとの対応については、基地局装置および移動局装置が共有していることを前提とする。
基地局装置(300a)は、はじめに移動局装置(400a)から送信されたプリコーディング行列のインデックスを受信し、そのインデックスに基づいてプリコーディング行列を特定する。次に、データ信号に対して特定したプリコーディング行列を作用させる。
次に、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とを行い、移動局装置(400a)に対してダウンリンク信号を送信する。このとき、未使用のリソースエレメントの電力を参照信号の電力として用いることを考慮した調整が行われる。
移動局装置(400a)は、基地局装置(300a)から送信されるダウンリンク信号を受信し、ダウンリンク信号に含まれる参照信号を用いてチャネル推定する。次に、推定したチャネル特性を用いて等化処理をおこない、等化した信号からデータ信号を再生する。
次に、基地局装置(300a)と移動局装置(400a)との詳細について説明する。はじめに、基地局装置(300a)の構成例について説明する。図14は、基地局装置(300a)を示す図である。
図14に示すように、基地局装置(300a)は、移動局装置(400a)から送信されるプリコーディング行列のインデックスを受信し、そのインデックスに基づいてプリコーディング行列を特定するコードブック受信部(30a)を備える。さらに、外部から入力されるデータ信号に対し、直交振幅変調を行うための変調部(30b)と、直交振幅変調されたデータ信号に対し、特定したプリコーディング行列を作用させてプリコーディングを行うプリコーディング部(31b)と、プリコーディングされたデータ信号に信号処理を行う、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とを備える。但し、アンテナ0からアンテナ7までの8本のアンテナが受信した信号をそれぞれ処理する、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)との構成は同一であるため、ここでは、信号処理装置0(30c)に関する説明のみを行い、他の処理については説明を省略する。
信号処理装置0(30c)は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とをおこなうための情報からなる信号配置パターンに基づいて、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対し、データ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とを行う信号配置部(30c−1)と、逆高速フーリエ変換、サイクリック・プレフィックスの挿入、ディジタル・アナログ変換およびアナログ信号処理等を行い、移動局装置(400a)に対し、アンテナ0(30c−4)を介してダウンリンク信号を送信する送信部(30c−3)とを備える。
次に、基地局装置(300a)の処理の流れの詳細について説明する。
基地局装置(300a)は、2系統に分かれている。そのうちの1つが、プリコーディング行列を制御する系統Aである、もう1つが、外部から入力されるデータ信号に信号処理を行う系統Bである。
はじめに、系統Aの処理の流れに関する説明を行う。系統Aでは、基地局装置(300a)に対し、移動局装置(400a)からプリコーディング行列のインデックスが送信されていることを想定している。
コードブック受信部(30a)は、はじめに移動局装置(400a)から送信されたプリコーディング行列のインデックスをアンテナ0(30c−4)とアンテナ1(31c−4)とアンテナ2(32c−4)とアンテナ3(33c−4)とを介して受信する。次に、プリコーディング行列のインデックスを用いてプリコーディング行列を特定し、プリコーディング部(31b)に出力する。
次に、系統Bの処理の流れに関する説明を行う。系統Bでは、基地局装置(300a)に対し、外部からデータ信号が入力されることを想定している。
変調部(30b)は、入力されたデータ信号に直交振幅変調を行い、プリコーディング部に出力する。このとき、同一の直交振幅変調されたデータ信号をパラレルに出力する。
プリコーディング部(31b)に入力されたデータ信号には、コードブック受信部(30a)から出力されたプリコーディング行列が作用される。次に、このプリコーディング行列が作用されたデータ信号が、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)に出力される。ここでは、信号処理装置0(30c)の処理の流れに関する説明のみを行い、他の処理については説明を省略する。
信号処理装置0(30c)に入力されたデータ信号は、はじめに信号配置部(30c−1)に入力される。
信号配置部(30c−1)は、はじめにビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とを行うための情報からなる、図15に示すような信号配置パターンに基づいて、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とをおこなう。図15に示す信号配置パターンでは、未使用のリソースエレメントの電力を割り当てることで、参照信号の電力を大きくしている。次に、このリソースブロックをOFDMシンボル毎に送信部(30c−3)に出力する。
送信部(30c−3)は、逆高速フーリエ変換、サイクリック・プレフィックスの挿入、ディジタル・アナログ変換およびアナログ信号処理等をおこない、アンテナ0(30c−4)を介して移動局装置(400a)に対してダウンリンク信号を送信する。
次に、移動局装置(400a)の構成例について図16を参照しながら説明する。
図16に示すように、移動局装置(400a)は、基地局装置(300a)で用いられるプリコーディング行列のインデックスを推定し、基地局装置(300a)に対し、アンテナ0(40a−1)とアンテナ1(41a−1)とアンテナ2(42a−1)とアンテナ3(43a−1)とを介してプリコーディング行列のインデックスを送信するコードブック送信部(40c)を備える。さらに、基地局装置(300a)から送信されるダウンリンク信号に対して信号処理を行う、信号処理装置0(40a)と信号処理装置1(41a)と信号処理装置2(42a)と信号処理装置3(43a)と、信号分離処理を行うデコーディング部(40b)と、分離処理が行われた信号の復調処理を行う復調部(41b)と、を備える。但し、信号処理装置0(40a)と信号処理装置1(41a)と信号処理装置2(42a)と信号処理装置3(43a)との構成は同一であるため、ここでは、信号処理装置0(40a)に関する説明のみを行い、他の処理については説明を省略する。
信号処理装置0(40a)は、基地局装置(300a)から送信されたダウンリンク信号を、アンテナ0(40a−1)を介して受信する受信部(40a−2)と、等化処理を行う等化部(40a−3)と、受信部(40a―2)から出力された参照信号を用いてチャネル推定を行い、等化処理で用いる重みを制御する重み制御部(40a−4)と、を備える。
次に、移動局装置(400a)における処理の流れの詳細を説明する。
移動局装置(400a)は2系統に分かれている。2系統のうちの1つが、基地局装置(300a)が移動局装置(400a)に対し、プリコーディング行列のインデックスを送信する系統Aであり、他の1つが、基地局装置(300a)から送信されたダウンリンク信号を受信し、データ信号を再生する系統Bである。
はじめに、系統Aの処理の流れに関する説明を行う。系統Aでは、基地局装置(300a)からダウンリンクのチャネル推定を行うことが可能なダウンリンク信号が送信されていることを前提としている。
コードブック送信部(40c)は、はじめに基地局装置(300a)から送信されるダウンリンク信号を、アンテナ0(40a−1)とアンテナ1(41a−1)とアンテナ2(42a−1)とアンテナ3(43a−1)とを介して受信する。次に、受信したダウンリンク信号に含まれる参照信号を用いてチャネル推定を行い、推定されたチャネルから基地局装置(300a)で用いるプリコーディング行列を推定する。最後に、推定されたプリコーディング行列のインデックスを基地局装置(300a)に対して、アンテナ0(40a−1)とアンテナ1(41a−1)とアンテナ2(42a−1)とアンテナ3(43a−1)とを介して送信する。また、このプリコーディング行列とインデックスはあらかじめ基地局装置と移動局装置とが同一のものを有している。
次に、系統Bの処理の流れに関する説明を行う。系統Bでは、移動局装置(400a)に対し、基地局装置(300a)からダウンリンク信号が送信されていることを前提としている。
基地局装置(300a)から送信されるダウンリンク信号は、信号処理装置0(40a)でアンテナ0(40a−1)を介して、信号処理装置1(41a)でアンテナ1(41a−1)を介して、信号処理装置2(42a)でアンテナ2(42a−1)を介して、信号処理装置3(43a)でアンテナ3(43a−1)を介して受信される。ここでは、信号処理装置0(40a)の処理の流れに関する説明のみ行い、他の処理については説明を省略する。
信号処理装置0(40a)で受信されたダウンリンク信号は、受信部(40a−2)に入力される。
受信部(40a−2)は、はじめにアナログ信号処理、アナログ・ディジタル変換、サイクリック・プレフィックスの除去および高速フーリエ変換等を行う。次に、等化部(40a−3)に対してデータ信号を出力し、重み制御部(40a−4)に対して参照信号を出力する。
重み制御部(40a−4)は、入力された参照信号を用いてチャネル推定を行い、等化部(40a−3)での等化処理に用いられる重みを制御し、その重みを等化部(40a−3)に出力する。
等化部(40a−3)は、入力されたデータ信号に入力された重みを作用させて等化し、等化したデータ信号をデコーディング部(40b)に出力する。
デコーディング部(40b)は、はじめに信号処理装置0(40a)と信号処理装置1(41a)と信号処理装置2(42a)と信号処理装置3(43a)とから出力されたデータ信号に対し、分離処理を行う。次に、分離されたデータ信号を加算し、復調部(41b)に出力する。
復調部(41b)は、入力されたデータ信号に直交振幅復調を行い、復調したデータ信号を外部に出力する。
(第3の実施の形態)
非特許文献2では、空間多重の場合、あるセルから送信される信号が他セルから干渉の影響を大きく受けないよう、複数のセル間で未使用のリソースエレメントの位置を設定することで、セル間の干渉を防いでいる。この手法はビームフォーミングによる通信を行う場合にも適用できる。
第1の実施の形態では、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに含まれる参照信号の電力を大きくするために未使用のサブキャリアを設定していたが、第3の実施の形態では、他セルへの干渉を小さくするため、未使用のサブキャリアを設定することを目的としている。
図17は、本実施の形態による通信技術であって、未使用のサブキャリアを設定した信号配置パターンの一例を示す図である。図17においては、例えば、セルA内に移動局装置が存在する場合、セルBおよびセルCからの干渉はサブキャリア番号1でaとなるが、未使用のサブキャリアを設定しない場合は、aの電力分だけ大きな干渉を受けることになる。
信号配置パターンとしては、図17に示すように、セル毎もしくはOFDMシンボル毎に信号配置パターンが異なるケースに加えて、リソースブロック毎もしくは複数のリソースブロックの組毎に周波数方向および時間方向に信号配置パターンが異なるようにしてもよい。このようにすることで、隣接セルとあるリソースブロックの信号配置パターンとが同一となった場合でも、周波数方向もしくは時間方向において異なる信号配置パターンとなるため、定常的にパターンが重なることを防ぐことができる。
図23は、未使用のサブキャリアを設定した信号配置パターンを送信リソースブロック毎に周波数方向において異なるパターンとした例である。セルA、セルD、セルEについて、それぞれ2リソースブロック分だけ表している(1リソースブロック=12サブキャリア)。真ん中の太線よりも上側のリソースブロックについては、未使用のサブキャリアを設定した信号配置パターンは各セルとも同じであるが、真ん中の太線よりも下側のリソースブロックについてはセルA、セルD、セルEによって信号配置パターンを異なる。このため、あるリソースブロックにおいて信号配置パターンが同一の場合であっても、他のリソースブロックにおいては異なる信号配置パターンとなるため、干渉低減の効果を得ることができる。
この第3の実施の形態では、複数のセル間で未使用のサブキャリアの配置を定義した信号配置パターンを用いる点以外については、無線通信システム、基地局装置および移動局装置の構成自体は、上記第1の実施の形態の場合と同一である。
(第4の実施の形態)
上記非特許文献2に記載の技術では、空間多重の場合、あるセルから送信される信号が他セルからの干渉の影響を大きく受けないよう、複数のセル間で未使用のリソースエレメントの位置を設定することで、セル間の干渉を防いでいる。この手法はビームフォーミングによる通信を行う場合にも適用できる。
本発明の第2の実施の形態では、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに含まれる参照信号の電力を大きくするために未使用のサブキャリアを設定していたが、第4の実施の形態では、他セルへの干渉を小さくするため、未使用のサブキャリアを設定することを目的としている。
図18は、未使用のサブキャリアを設定した信号配置パターンの一例を示す図である。図18では、例えば、セルA内に移動局装置が存在する場合、セルBおよびセルCからの干渉は、例えば第1OFDMシンボルにおいてはサブキャリア番号1でaとなるが、未使用のサブキャリアを設定しない場合の干渉は2aとなっている。従って、aの電力分大きな干渉を受けることになる。
第4の実施の形態では、複数のセル間で未使用のサブキャリアの配置を定義した信号配置パターンを用いる以外については、無線通信システム、基地局装置および移動局装置は第2の実施の形態による通信技術と同一である。本実施の形態で、第2の実施の形態と異なるのは、本実施の形態では、セルAからセルCまでで、異なるサブキャリア番号にハッチ部分(未使用の領域)を配置する点である。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態による通信技術は、未使用のサブキャリアを使用することで、不要波を抑圧する手法に関するものである。また、ビームフォーミングを伴う空間多重の場合にOFDMシンボルを分離して受信する手法についても説明する。
第5の実施の形態では、上記非特許文献4の場合と同様に、2OFDMシンボルの互いに異なる位置のサブキャリアを未使用とし、移動局装置で、未使用のサブキャリアの位置の信号がなくなるように調整することで干渉を抑圧している。また、このようにすることにより、移動局装置は高速フーリエ変換処理よりも前段で干渉を抑圧できるため、スループット等の通信特性が改善される。
第5の実施の形態では(図5も参照)、2OFDMシンボル、すなわちOFDMシンボルAとOFDMシンボルBの互いに異なる周波数位置のサブキャリアを未使用とすることにより、2OFDMシンボルを受信するシステムを想定する。
このようなシステムは、移動局装置がOFDMシンボルAを受信する場合にはOFDMシンボルBを干渉として扱い、OFDMシンボルBを受信する場合にはOFDMシンボルAを干渉として扱うことにより実現することができる。
本実施の形態では。基地局装置は互いに異なるOFDMシンボルを、それぞれ8アンテナを用いたビームフォーミングにより送信し、移動局装置は8アンテナを用いて2OFDMシンボルを受信する例を想定して具体的に説明する。
図19は、本発明の第5の実施の形態による通信技術に用いる無線通信システムの一構成例を示す図である。図19における無線通信システムは、基地局装置(500a)と移動局装置(600a)とで構成されている。
基地局装置(500a)は、2つの送信ブロック、すなわち送信ブロック1と送信ブロック2とを備えている。送信ブロック1と送信ブロック2とは、はじめに移動局装置(600a)から送信されるアップリンク信号を用いてアップリンク信号の到来方向、すなわち移動局装置(600a)が位置する方向を推定する。
次に、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整と、を行う。この際、未使用のサブキャリアの電力を参照信号の電力として用いることを考慮した調整が行われる。
次に、推定した到来方向に対してビームを指向させる重みを制御し、その重みを作用させ、ビームの指向制御を行い、移動局装置(600a)にダウンリンク信号を送信する。
移動局装置(600a)は、基地局装置(500a)から送信されるダウンリンク信号を受信し、はじめに、ダウンリンク信号に含まれる未使用のサブキャリアの位置の信号が小さくなる(なくなる)ように調整し、干渉を抑圧する。次に、ダウンリンク信号に含まれる参照信号を用いてチャネル推定し、最後に、推定したチャネル特性を用いて等化処理をおこない、等化した信号に基づくデータ信号を再生する。
次に、基地局装置(500a)と移動局装置(600a)との詳細について説明する。はじめに、基地局装置(500a)の一構成例について説明する。基地局装置(500a)は2つの送信ブロック、すなわち送信ブロック1と送信ブロック2とを備えている。送信ブロック1と送信ブロック2の構成は、例えば、図9に示す基地局装置(100a)と同じである。
図9に示すように、基地局装置(500a)の送信ブロック1、すなわち基地局装置(100a)は、移動局装置(600a)から送信されるアップリンク信号を、アンテナ0(10c−4)とアンテナ1(11c−4)とアンテナ2(12c−4)とアンテナ3(13c−4)とアンテナ4(14c−4)とアンテナ5(15c−4)とアンテナ6(16c−4)とアンテナ7(17c−4)とを介して受信し、受信したアップリンク信号を用いてアップリンク信号の到来方向を推定する到来方向推定部(10a)と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロック毎に、推定した到来方向に対し、ビームを指向させるための重みを制御する重み制御部(11a)と、を備える。さらに、外部から入力されるデータ信号に対し、直交振幅変調を行うための変調部(10b)と、直交振幅変調されたデータ信号に対し信号処理を行う、信号処理装置0(10c)と信号処理装置1(11c)と信号処理装置2(12c)と信号処理装置3(13c)と信号処理装置4(14c)と信号処理装置5(15c)と信号処理装置6(16c)と信号処理装置7(17c)とを備える。但し、アンテナ0からアンテナ7までの8本のアンテナが受信した信号をそれぞれ処理する、信号処理装置0(10c)と信号処理装置1(11c)と信号処理装置2(12c)と信号処理装置3(13c)と信号処理装置4(14c)と信号処理装置5(15c)と信号処理装置6(16c)と信号処理装置7(17c)との構成は同じであるため、ここでは、信号処理装置0(10c)に関する説明のみを行い、他の処理については説明を省略する。
信号処理装置0(10c)は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整とを行うための情報からなる信号配置パターンと、に基づいて、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対し、データ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整と、を行う信号配置部(10c−1)と、データ信号および参照信号に対し、重み制御部(11a)で制御した重みを作用させる送信ビームフォーミング部(10c−2)と、逆高速フーリエ変換、サイクリック・プレフィックスの挿入、ディジタル・アナログ変換およびアナログ信号処理等を行い、移動局装置(600a)に対し、アンテナ(10c−4)を介してダウンリンク信号を送信する送信部(10c−3)と、を備える。
次に、基地局装置(500a)の送信ブロック1、すなわち基地局装置(100a)の処理の流れの詳細について説明する。
基地局装置(100a)は、2系統に分かれている。1つが、ビームフォーミングによる通信を行うための重みを制御する系統Aである、もう1つが、外部から入力されるデータ信号に信号処理を行う系統Bである。
はじめに、系統Aの処理の流れに関する説明を行う。系統Aでは、基地局装置(100a)に対し、移動局装置(600a)からアップリンク信号が送信されていることを想定している。
到来方向推定部(10a)は、はじめに移動局装置(600a)から送信されたアップリンク信号をアンテナ0(10c−4)とアンテナ1(11c−4)とアンテナ2(12c−4)とアンテナ3(13c−4)とアンテナ4(14c−4)とアンテナ5(15c−4)とアンテナ6(16c−4)とアンテナ7(17c−4)とを介して受信する。次に、受信したアップリンク信号からアップリンク信号の到来方向を推定し、推定された方向を重み制御部(11a)に出力する。
重み制御部(11a)は、はじめにビームフォーミングが適用されるリソースブロック毎に、推定した到来方向に対し、ビームを指向させるための各アンテナの重みを制御する。次に、アンテナ0(10c−4)用の重みを信号処理装置0(10c)に出力し、アンテナ1(11c−4)用の重みを信号処理装置1(11c)に出力し、アンテナ2(12c−4)用の重みを信号処理装置2(12c)に出力し、アンテナ3(13c−4)用の重みを信号処理装置3(13c)に出力し、アンテナ4(14c−4)用の重みを信号処理装置4(14c)に出力し、アンテナ5(15c−4)用の重みを信号処理装置5(15c)に出力し、アンテナ6(16c−4)用の重みを信号処理装置6(16c)に出力し、アンテナ7(17c−4)用の重みを信号処理装置7(17c)に出力する。
次に、系統Bの処理の流れに関する説明を行う。系統Bでは、基地局装置(100a)に対し、外部からデータ信号が入力されていることを想定している。
変調部(10b)は、入力されたデータ信号に直交振幅変調をおこない、信号処理装置0(10c)と信号処理装置1(11c)と信号処理装置2(12c)と信号処理装置3(13c)と信号処理装置4(14c)と信号処理装置5(15c)と信号処理装置6(16c)と信号処理装置7(17c)とに同一信号を出力する。ここでは前述の理由より、信号処理装置0(10c)の処理の流れに関する説明のみを行い、他の処理については説明を省略する。
信号処理装置0(10c)に入力されたデータ信号は、はじめに、信号配置部(10c−1)に入力される。
信号配置部(10c−1)は、はじめにビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整を行うための情報からなる、例えば図20に示すような信号配置パターンに基づいて、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号および参照信号の配置と、データ信号および参照信号の電力の調整と、を行う。次に、このリソースブロックを、OFDMシンボル毎に送信ビームフォーミング部(10c−2)に出力する。
送信ビームフォーミング部(10c−2)は、はじめに重み制御部(11a)より出力された重みを、信号配置部(10c−1)より出力されたOFDMシンボルに含まれるデータ信号および参照信号に作用させる。次に、重みを作用させたOFDMシンボルを送信部(10c−3)へ出力する。
送信部(10c−3)は、逆高速フーリエ変換、サイクリック・プレフィックスの挿入、ディジタル・アナログ変換およびアナログ信号処理等を行い、アンテナ0(10c−4)を介して移動局装置(600a)に対してダウンリンク信号を送信する。
また、前述のとおり、基地局装置(500a)に備えられている送信ブロック1と送信ブロック2との構成と同一であるが、送信ブロック2の信号配置パターンは送信ブロック1の信号配置パターンと異なる。図21は、送信ブロック2の信号配置パターン例を示す図である。送信ブロック2の信号配置パターンにおける未使用のサブキャリアの位置は、送信ブロック1の信号配置パターンにおける未使用のサブキャリアの位置と異なる位置となるように設定されている。
次に、移動局装置(600a)の構成について説明する。図22は、本実施の形態による移動局装置(600a)を示す図である。
図22に示すように、本実施の形態による移動局装置(600a)は、基地局装置(500a)が移動局装置(600a)に対してビームを指向させるために用いるアップリンク信号を、アンテナ0(60a−1)とアンテナ1(61a−1)とアンテナ2(62a−1)とアンテナ3(63a−1)とアンテナ4(64a−1)とアンテナ5(65a−1)とアンテナ6(66a−1)とアンテナ7(67a−1)とを介して送信する測定用信号送信部(60d)を備える。さらに、基地局装置(500a)から送信されるダウンリンク信号をアンテナ0(60a−1)を介して受信する受信部0A(60a−2)とアンテナ1(61a−1)を介して受信する受信部1A(61a−2)とアンテナ2(62a−1)を介して受信する受信部2A(62a−2)とアンテナ3(63a−1)を介して受信する受信部3A(63a−2)とアンテナ4(64a−1)を介して受信する受信部4A(64a−2)とアンテナ5(65a−1)を介して受信する受信部5A(65a−2)とアンテナ6(66a−1)を介して受信する受信部6A(66a−2)とアンテナ7(67a―1)を介して受信する受信部7A(67a−2)と、アンテナ0(60a−1)を介して受信する受信部0B(70a−2)とアンテナ1(61a−1)を介して受信する受信部1B(71a−2)とアンテナ2(62a−1)を介して受信する受信部2B(72a−2)とアンテナ3(63a−1)を介して受信する受信部3B(73a−2)とアンテナ4(64a−1)を介して受信する受信部4B(74a−2)とアンテナ5(65a−1)を介して受信する受信部5B(75a−2)とアンテナ6(66a−1)を介して受信する受信部6B(76a−2)とアンテナ7(67a―1)を介して受信する受信部7B(77a−2)と、干渉を抑圧するための重みを制御するアンテナ重み制御部A(60a−4)とアンテナ重み制御部B(70a−4)と、等化処理をおこなう等化部A(60a−3)と等価部B(70a−3)と、直交振幅復調を行う復調部A(60c)と等化部B(70c)と、参照信号を用いてチャネル推定し、推定されたチャネルの特性を用いて等化処理で用いられる重みを制御する等化重み制御部A(60b)と等化重み制御部B(70b)とを備える。
次に、移動局装置(600a)の処理の流れの詳細について説明する。
移動局装置(600a)は2系統に分かれている。1つが、基地局装置(500a)が移動局装置(600a)に対してビームを指向させるために用いられるアップリンク信号を送信する系統Aであり、もう1つが、基地局装置(500a)から送信されたダウンリンク信号を受信してデータ信号を再生する系統Bである。
はじめに、系統Aの処理の流れに関する説明を行う。
測定用信号送信部(60d)は、基地局装置(500a)が移動局装置(600a)の位置する方向に、ビームを指向するために用いるアップリンク信号をアンテナ0(60a−1)とアンテナ1(61a−1)とアンテナ2(62a−1)とアンテナ3(63a−1)とアンテナ4(64a−1)とアンテナ5(65a−1)とアンテナ6(66a−1)とアンテナ7(67a−1)とを介して送信する。
次に、系統Bの処理の流れに関する説明を行う。系統Bでは、移動局装置(600a)に対し、基地局装置(500a)からダウンリンク信号が送信されていることを想定している。
基地局装置(500a)から送信されるダウンリンク信号は、受信部0A(60a−2)でアンテナ0(60a−1)を介して、受信部1A(61a−2)でアンテナ1(61a−1)を介して、受信部2A(62a−2)でアンテナ2(62a−1)を介して、受信部3A(63a−2)でアンテナ3(63a−1)を介して、受信部4A(64a−2)でアンテナ4(64a−1)を介して、受信部5A(65a−2)でアンテナ5(65a−1)を介して、受信部6A(66a−2)でアンテナ6(66a−1)を介して、受信部7A(67a−2)でアンテナ7(67a−1)を介して、受信部0B(70a−2)でアンテナ0(60a−1)を介して、受信部1B(71a−2)でアンテナ1(61a−1)を介して、受信部2B(72a−2)でアンテナ2(62a−1)を介して、受信部3B(73a−2)でアンテナ3(63a−1)を介して、受信部4B(74a−2)でアンテナ4(64a−1)を介して、受信部5B(75a−2)でアンテナ5(65a−1)を介して、受信部6B(76a−2)でアンテナ6(66a−1)を介して、受信部7B(77a−2)でアンテナ7(67a−1)を介して受信される。受信部0A(60a−2)と受信部1A(61a−2)と受信部2A(62a−2)と受信部3A(63a−2)と受信部4A(64a−2)と受信部5A(65a−2)と受信部6A(66a−2)と受信部7A(67a−2)と受信部0B(70a−2)と受信部1B(71a−2)と受信部2B(72a−2)と受信部3B(73a−2)と受信部4B(74a−2)と受信部5B(75a−2)と受信部6B(76a−2)と受信部7B(77a−2)とは、アナログ信号処理、アナログ・ディジタル変換、サイクリック・プレフィックスの除去および高速フーリエ変換等を行う。
受信部0A(60a−2)と受信部1A(61a−2)と受信部2A(62a−2)と受信部3A(63a−2)と受信部4A(64a−2)と受信部5A(65a−2)と受信部6A(66a−2)と受信部7A(67a−2)の出力は合成され、参照信号はアンテナ重み制御部A(60a−4)と等化重み制御部A(60b)とに出力され、データ信号は等化部A(60a−3)に出力される。また、受信部0B(70a−2)と受信部1B(71a−2)と受信部2B(72a−2)と受信部3B(73a−2)と受信部4B(74a−2)と受信部5B(75a−2)と受信部6B(76a−2)と受信部7B(77a−2)との出力は合成され、参照信号はアンテナ重み制御部B(70a−4)と等化重み制御部B(70b)とに出力され、データ信号は等化部B(70a−3)に出力される。
アンテナ重み制御部A(60a−4)およびアンテナ重み制御部B(70a−4)は、受信したいOFDMシンボルに含まれる未使用のサブキャリアの位置の信号が少なくなる(なくなる)ように重みを制御し、アナログ・ディジタル変換した信号に対し、重みを作用させる。
等化重み制御部A(60b)は参照信号を用いてチャネル推定を行い、等化部A(60a−3)における等化処理で用いられる重みを制御し、その重みを等化部A(60a−3)に出力する。また、等化重み制御部B(70b)は参照信号を用いてチャネル推定をおこない、等化部B(70a−3)における等化処理で用いられる重みを制御し、その重みを等化部B(70a−3)に出力する。
等化部A(60a−3)は、データ信号に重みを作用させて等化し、等化したデータ信号を復調部A(60c)に出力する。また、等化部B(70a−3)はデータ信号に重みを作用させて等化し、等化したデータ信号を復調部B(70c)に出力する。
復調部A(60c)と復調部B(70c)とは、入力されたデータ信号に対して直交振幅復調を行い、復調されたデータ信号を外部に出力する。
但し、本実施例で示される基地局装置を、複数の基地局装置の集合と読み変え、送信ブロック1および送信ブロック2は複数の基地局装置の内のいずれかの基地局装置に含まれるものとしても良い。
また、実施例2に示すような、プリコーディングを用いたビームフォーミングによる通信を行う場合にも、本実施例に示した手法を適用することが可能である。
(第6の実施の形態)
第2の実施の形態では、未使用のサブキャリアを設定し、未使用のサブキャリアに割り当てられている電力を用いて参照信号の電力を大きくする手法について示した。
本発明の第6の実施の形態では、未使用のリソースエレメントを設定し、未使用のリソースエレメントに割り当てられている電力を用いて参照信号の電力を大きくする手法について説明する。従って、データ信号を送信しないサブキャリアがなくなるため、チャネルが良い状態である場合、スループット等は第2の実施の形態の場合よりも改善される。
本実施の形態では、無線通信システムの構成は第2の実施の形態の場合と同一である。また、基地局装置(300a)においては、コードブック受信部(30a)とプリコーディング部(31b)が設けられている点以外は、移動局装置(400a)においては、コードブック送信部(40c)が設けられている以外は、第2の実施の形態と同じである。ここでは、基地局装置(300a)のコードブック受信部(30a)とプリコーディング部(31b)と、移動局装置(400a)のコードブック送信部(40c)とに関する説明のみ行う。
本実施の形態では、図24に示すような信号配置パターンを用いることを想定している。
第2の実施の形態におけるコードブック送信部(40c)は、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とにデータ信号を出力することを前提としたプリコーディング行列のインデックスを送信していた。一方、本発明の第6の実施の形態におけるコードブック送信部(40c)は、信号配置パターンに基づいて、基地局装置(300a)の信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とにデータ信号を出力することを前提としたプリコーディング行列のインデックスと、信号処理装置0(30c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とにデータ信号を出力することを前提としたプリコーディング行列のインデックスと、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置3(33c)とにデータ信号を出力することを前提としたプリコーディング行列のインデックスとを送信する。
第2の実施の形態におけるコードブック受信部(40a)は、コードブック送信部(40c)から送信されるプリコーディング行列のインデックスに基づいてプリコーディング行列を特定し、プリコーディング部(31b)に出力していた。一方、第6の実施形態におけるコードブック送信部(40c)は、はじめにコードブック送信部(40c)から送信されるプリコーディング行列のインデックスに基づいてプリコーディング行列を特定する。次に、未使用のリソースエレメントがない場合、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とにデータ信号を出力することを前提としたプリコーディング行列をプリコーディング部(31b)に出力し、図24に示すように、Ant1のリソースエレメントを未使用とする場合、すなわち信号処理装置1(31c)へデータ信号を出力しない場合、信号処理装置0(30c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とにデータ信号を出力することを前提としたプリコーディング行列をプリコーディング部(31b)に出力し、Ant2のリソースエレメントを未使用とする場合、すなわち信号処理装置2(32c)へデータ信号を送信しない場合、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置3(33c)とにデータ信号を出力することを前提としたプリコーディング行列をプリコーディング部(31b)に出力する。
第2の実施の形態におけるプリコーディング部(31b)は、データ信号に対してプリコーディング行列を作用させ、プリコーディングされたデータ信号を、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とに出力していた。一方、第6の実施の形態におけるプリコーディング部(31b)は、はじめにデータ信号に対してプリコーディング行列を作用させる。次に、図24に示すとおり、未使用のリソースエレメントがない場合、プリコーディングされたデータ信号を、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とに出力し、Ant1のリソースエレメントを未使用とする場合、プリコーディングされたデータ信号を、信号処理装置0(30c)と信号処理装置2(32c)と信号処理装置3(33c)とに出力し、Ant1に対応する信号処理装置1(31c)に対しては未使用であることを報知する。また、Ant2のリソースエレメントを未使用とする場合、プリコーディングされたデータ信号を、信号処理装置0(30c)と信号処理装置1(31c)と信号処理装置3(33c)とに出力し、Ant2に対応する信号処理装置2(32c)に対しては未使用であることを報知する。
(第7の実施の形態)
上記非特許文献2では、図2に示すように、空間多重の場合、あるセルから送信される信号が他セルから干渉の影響を大きく受けないよう、複数のセル間で未使用のリソースエレメントの位置を設定することで、セル間の干渉を防いでいる。この手法はビームフォーミングによる通信を行う場合にも適用できる。
上記第6の実施の形態では、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに含まれる参照信号の電力を大きくするために、未使用のリソースエレメントを設定していたが、本はの第7の実施の形態では、他セルへの干渉を小さくするため、未使用のリソースエレメントを設定することを目的としている。
図25は、未使用のサブキャリアを設定した信号配置パターンの一例を示す図である。図25において、例えば、セルA内に移動局装置が存在する場合に、セルBおよびセルCからの干渉はサブキャリア番号0で4a(a×4)となるが、未使用のリソースエレメントを設定しない場合は、aの電力分だけ大きな干渉を受けることになる。
本発明の第7の実施の形態では、複数のセル間で未使用のリソースエレメントの配置を定義した信号配置パターンを用いる点以外については、無線通信システム、基地局装置および移動局装置の構成自体は第6の実施の形態と同一で良い。
(まとめ)
本明細書は、ビームフォーミングによる通信を行う場合に、リソースブロックに未使用のサブキャリアもしくは未使用のリソースエレメントを設定することを提案するものである。
これらの提案に基づいて、本明書では、第1から第7までの実施の形態について説明してきた。これらの各実施の形態には信号配置パターンとアンテナの数と送信するOFDMシンボルの数とが明記されている。しかしながら、各実施の形態で示されている信号配置パターンとアンテナの数と送信するOFDMシンボルの数とについては、より具体的に実施の形態を説明するための一例であり、これらとは異なる信号配置パターンと異なるアンテナの数と異なる送信するOFDMシンボルの数とを有する場合についても、本発明の範囲に含まれるものである。
すなわち、実施の形態において説明した具体的な構成については、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更などは本発明の範囲に含まれるものである。
また、上記の実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
また、本実施の形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明は、移動通信システムを構成する基地局装置と位相極装置などの通信装置に利用可能である。
非特許文献1に開示されている、データ信号の電力を調整する一例を示す図である。 非特許文献2に開示されている、セル間の干渉の影響が小さくなるよう未使用のリソースエレメントの設定例を示す図である。 非特許文献3に開示されている、ビームフォーミングによる通信をおこなう場合、参照信号の電力を大きくすることで、チャネル推定の精度が改善することが示す図である。 非特許文献3に示される結果であって、変調方式が64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)の場合(図4(b))とQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)の場合(図4(a))とを比較し、参照信号の電力の大きさがスループットに与える影響について示した図である。 非特許文献4に開示され、同一の周波数帯域を用いて送信される複数のOFDMシンボルをOFDMシンボル間の干渉を抑圧しながら受信する手法を示す図である。 非特許文献5に開示され、4本の送信アンテナが2組と2本の受信アンテナが1組とからなる環境下において、2組の送信アンテナから1組の受信アンテナに対し、同一の周波数帯域を用いた互いに異なる2OFDMシンボルを送信する空間多重方式を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による通信技術においてデータ信号の電力を調整する信号配置例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による無線通信システムの一構成例を示す図である。 基地局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 データ信号の配置と参照信号の配置とデータ信号の電力の調整と参照信号の電力の調整とをおこなうための情報からなる信号配置パターンの一例を示す図である。 移動局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による通信技術においてデータ信号の電力を調整する信号配置例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による通信技術に用いられる無線通信システムの一構成例を示す図である。 本実施の形態による基地局装置の一構成例を示す図である。 本実施の形態による信号配置パターンの一例を示す図である。 移動局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による通信技術であって、本実施の形態による信号配置パターンの一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による通信技術であって、本実施の形態による信号配置パターンの一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による通信技術に用いられる無線通信システムの一構成例を示す図である。 本実施の形態による信号配置パターンの一例を示す図である。 本実施の形態による信号配置パターンの別の一例を示す図である。 本実施の形態による移動局装置の一構成例を示す図である。 未使用のサブキャリアを設定した信号配置パターンを送信リソースブロック毎に周波数方向において異なるパターンとした例である。 本発明の第6の実施の形態による信号配置パターンの一例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態による信号配置パターンの一例を示す図である。
符号の説明
100a…基地局装置、200a…移動局装置、10a…到来方向推定部、10b…変調部、10c〜17c…信号処理装置、10c−1〜17c−1…信号配置部、10c−2〜17c−2…送信ビームフォーミング部、10c−3〜17c−3…送信部、11a…重み制御部、10c−4〜17c−4…アンテナ、20a−1…アンテナ、20a−2…受信部、20a−3…等化部、20b…重み制御部、20c…復調部、20d…測定用信号送信部、30a…コードブック受信部、30b…変調部、31b…プリコーディング部、30c…信号処理部、30c−1…信号配置部、送信部…送信部、30c−4〜33c−4…アンテナ、40a−1〜3…アンテナ、40a〜43a…信号処理装置、40a−2…受信部、40a−3…等化部、40a−4…重み制御部、40c…コードブック送信部、40b…デコーディング部、41b…復調部、60a−1〜67a−2…アンテナ、60a−4…アンテナ重み制御部A、60a−3…等化部A、60b…等化重み制御部A、60c…復調部A、60d…測定用信号送信部、70a−2〜77a−2…受信部B、670a−4…アンテナ重み制御部B、70a−3…等化部B、70b…等化重み制御部B、70c…復調部B。

Claims (29)

  1. 基地局装置と移動局装置とを含んで構成される無線通信システムであって、基地局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して未使用のリソースエレメントを設定する第1の機能部と、未使用のリソースエレメントに割り当てられている電力を参照信号の電力に割り当てる第2の機能部との少なくともいずれかを備え、移動局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いることにより、データ信号の再生精度を改善する第3の機能部と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている未使用のサブキャリアを用いて、干渉を抑圧する第4の機能部との少なくともいずれか、を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記基地局装置は、外部から入力されたデータ信号を変調する変調部と、データ信号と参照信号の電力の調整を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して電力の調整を行ったデータ信号と参照信号を配置する信号配置部と、前記移動局装置から送信される信号の到来方向を推定する到来方向推定部と、信号の到来方向に対して電波を指向させるための重みを制御する重み制御部Aと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに電波を指向させるための重みを作用させる送信ビームフォーミング部と、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信する送信部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記基地局装置は、外部から入力されたデータ信号を変調する変調部と、前記移動局装置から送信されるプリコーディング行列のインデックスを受信し、プリコーディング行列を特定するコードブック受信部と、プリコーディングをおこなうプリコーディング部と、 データ信号と参照信号の電力の調整を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して電力の調整を行ったデータ信号と参照信号を配置する信号配置部と、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信する送信部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記移動局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信する受信部と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する重み制御部Bと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる等化部と、等化したデータ信号を復調する復調部と、前記基地局装置に対して前記基地局装置が信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信する測定用信号送信部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記移動局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信する受信部と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する重み制御部Bと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる等化部と、等化したデータ信号を復調する復調部と、前記基地局装置に対してプリコーディング行列のインデックスを送信するコードブック送信部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記移動局装置は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信し、干渉を抑圧する重みを作用させる受信部と、干渉を抑圧する重みを制御する重み制御部Cと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する重み制御部Bと、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる等化部と、等化したデータ信号を復調する復調部と、前記基地局装置に対して前記基地局装置が信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信する測定用信号送信部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 請求項2又は請求項3に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記変調部は、外部から入力されたデータ信号に対して直交振幅変調を行うことを特徴とする基地局装置。
  8. 請求項2又は請求項3に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記信号配置部は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号と参照信号の配置と、データ信号と参照信号の電力の調整とを行うための情報からなる信号配置パターンに基づいて、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対するデータ信号と参照信号の配置と、データ信号と参照信号の電力の調整と、を行うことを特徴とする基地局装置。
  9. 請求項2に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記到来方向推定部は、前記移動局装置から送信された信号からその信号の到来方向を推定することを特徴とする基地局装置。
  10. 請求項2に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記重み制御部Aは、到来方向推定部で推定された信号の到来方向に対して電波を指向させるための重みを制御することを特徴とする基地局装置。
  11. 請求項2に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記送信ビームフォーミング部は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号と参照信号に対して重み制御部Aから出力された重みを作用させることを特徴とする基地局装置。
  12. 請求項2又は請求項3に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、 前記送信部は、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されたリソースブロックを送信することを特徴とする基地局装置。
  13. 請求項3に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記コードブック受信部は、前記移動局装置から送信されたプリコーディング行列のインデックスを受信し、受信したプリコーディング行列のインデックスに基づいてプリコーディング行列を特定することを特徴とする基地局装置。
  14. 請求項3に記載の無線通信システムにおける基地局装置であって、前記プリコーディング部は、前記コードブック受信部で特定されたプリコーディング行列を用いて、変調部で直交振幅変調されたデータ信号をプリコーディングすることを特徴とする基地局装置。
  15. 請求項4又は請求項5に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、 前記受信部は、前記基地局装置の前記送信部から送信されたビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信することを特徴とする移動局装置。
  16. 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記重み制御部Bは、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネルを推定し、推定したチャネルからビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御することを特徴とする移動局装置。
  17. 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記等化部は、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に対して重み制御部Bから出力された重みを作用させることを特徴とする移動局装置。
  18. 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記復調部は、等化されたデータ信号に対して直交振幅復調を行うことを特徴とする移動局装置。
  19. 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記測定用信号送信部は、前記基地局装置の前記到来方向推定部が、前記移動局装置から送信される信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信することを特徴とする移動局装置。
  20. 請求項6に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記受信部は、前記基地局装置の前記送信部から送信されたビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信し、受信された信号に対して前記重み制御部Cから出力された重みを作用させることを特徴とする移動局装置。
  21. 請求項6に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記重み制御部Cは、
    ビームフォーミングが適用されたリソースブロックに配置されている未使用のサブキャリアの位置の信号が小さくなるように重みを制御することで、干渉を抑圧することを特徴とすることを特徴とする移動局装置。
  22. 請求項5に記載の無線通信システムにおける移動局装置であって、前記コードブック送信部は、前記基地局装置のプリコーディングで用いられるプリコーディング行列のインデックスを特定し、前記基地局装置に対してプリコーディング行列のインデックスを送信することを特徴とする移動局装置。
  23. 請求項1から請求項22までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、前記移動局装置と通信する前記基地局装置の通信方法であって、外部から入力されたデータ信号を変調する第1の過程と、データ信号と参照信号の電力の調整を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して電力の調整を行ったデータ信号と参照信号を配置する第2の過程と、移動局装置から送信される信号の到来方向を推定する第3の過程と、信号の到来方向に対して電波を指向させるための重みを制御する第4の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに電波を指向させるための重みを作用させる第5の過程と、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信する第6の過程と、を備えることを特徴とする通信方法。
  24. 請求項1から請求項22までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、前記移動局装置と通信する前記基地局装置の通信方法であって、外部から入力されたデータ信号を変調する第1の過程と、前記移動局装置から送信されるプリコーディング行列のインデックスを受信し、プリコーディング行列を特定する第2の過程と、プリコーディングをおこなう第3の過程と、データ信号と参照信号の電力の調整を行い、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに対して電力の調整を行ったデータ信号と参照信号を配置する第4の過程と、前記移動局装置に対してビームフォーミングが適用されるリソースブロックを送信する第5の過程と、を備えることを特徴とする通信方法。
  25. 請求項1から請求項22までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、前記基地局装置と通信する移動局装置の通信方法であって、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信する第1の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する第2の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる第3の過程と、等化したデータ信号を復調する第4の過程と、前記基地局装置に対して前記基地局装置が信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信する第5の過程と、を備えることを特徴とする通信方法。
  26. 請求項1から請求項22までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、前記基地局装置と通信する移動局装置の通信方法であって、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信する第1の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する第2の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる第3の過程と、等化したデータ信号を復調する第4の過程と、前記基地局装置に対してプリコーディング行列のインデックスを送信する第5の過程と、を備えることを特徴とする通信方法。
  27. 請求項1から請求項22までのいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、前記基地局装置と通信する移動局装置の通信方法であって、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックを受信し、干渉を抑圧する重みを作用させる第1の過程と、干渉を抑圧する重みを制御する第2の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されている参照信号を用いてチャネル推定を行い、リソースブロックに配置されているデータ信号を等化するための重みを制御する第3の過程と、ビームフォーミングが適用されるリソースブロックに配置されているデータ信号に、そのデータ信号を等化するための重みを作用させる第4の過程と、等化したデータ信号を復調する第5の過程と、前記基地局装置に対して前記基地局装置が信号の到来方向を推定するために用いる信号を送信する第6の過程と、を備えることを特徴とする通信方法。
  28. 請求項23から請求項27までのいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  29. 請求項28に記載のプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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