JP2010041339A - Ofdm信号の送信方法、ofdm送信機、およびofdm受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一のサブキャリアグループに配置される、同一のスクランブリングコードが乗算される複数のパイロットサブキャリアを用いて各サブキャリアグループのチャネル推定の精度を好適に向上させることができるようにする。
【解決手段】本発明のOFDM信号の送信方法においては、サブキャリアグループ設定部は、第1のパイロットサブキャリアと同一のスクランブリングコードが乗算されるkシンボル後n*kサブキャリア離れた位置にある第2のパイロットサブキャリアと、これらに時間と周波数が近くかつ同一のスクランブリングコードが乗算される複数のデータサブキャリアを含むサブキャリアグループを設定し、スクランブリング部は、パイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てたパイロットチャネル信号とデータチャネル信号に対してシンボル毎にnインデックスずつずらしたスクランブリングコードを乗算する。
【選択図】 図3

Description

本発明はOFDM信号の送信方法、OFDM送信機、およびOFDM受信機に係り、特に、直交周波数分割多重信号(OFDM信号)を送受信することができるようにしたOFDM信号の送信方法、OFDM送信機、およびOFDM受信機に関する。
近年、複数の異なるOFDM送信機から同一のパイロットチャネル信号およびデータチャネル信号を同一のキャリア周波数で送信し、これらをOFDM受信機で合成して受信することにより所要の利得(ゲイン)を得るマクロダイバーシティ受信技術が知られている。
非特許文献1には、MBS(Multicast and Broadcast Services)に関する技術が記載されており、複数のOFDM受信機に対して共通の情報を同報通信する通信方式が定義されている。非特許文献1に提案されている通信方式によれば、複数のOFDM受信機に対して共通の周波数リソースを用いて共通パイロットチャネル信号および共通データチャネル信号を送信することにより、OFDM受信機毎に個別に周波数リソースを割り当てる方式と比較して、リソースの有効活用が可能となる。
非特許文献1においては、さらに、MBSの性能を向上させる方法としてマクロダイバーシティが定義されている。非特許文献1に定義されているマクロダイバーシティは、複数のOFDM送信機を時間同期させた上で、複数のOFDM送信機が同じ周波数リソースと時間リソースで共通のパイロットチャネル信号及びデータチャネル信号を送信することにより、OFDM受信機(移動機)におけるマクロダイバーシティ受信を可能とするものである。これにより、OFDM送信機同士のカバーエリア境界付近でOFDM受信機の受信誤り率を向上させることができる。直交周波数分割多重(OFDM)では、ガードインターバル区間内に到達した複数のOFDM送信機からの複数の送信信号がすべて希望波信号電力として容易にマルチパス合成することが可能であるため、マクロダイバーシティは特に有効な方式である。
また、特許文献1においては、複数のサブキャリアを含むサブキャリアグループを設定し、このサブキャリアグループ内のサブキャリアに割り当てられたパイロットチャネル信号およびデータチャネル信号に、サブキャリアグループごとに定められた複素数値を乗じた後、OFDM変調を施してOFDM信号を生成して送信する技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術は、OFDM受信機がマクロダイバーシティ受信を行うマルチキャスト(あるいはブロードキャスト)サービスを対象としている技術である。特許文献1に開示されている技術によれば、単純に各OFDM送信機が共通パイロットチャネル信号および共通データチャネル信号を送信する通信方式と比較して、OFDM受信機側でマクロダイバーシティ受信を行う場合に計算量を少なくし、干渉によるチャネル推定精度の劣化を小さくし、かつ制御を簡単にすることができる。
また、特許文献1に開示されている技術にはさらに2つの効果がある。1つ目は、設定されたサブキャリアグループ間で伝送路を無相関化することができるため、追加のダイバーシティゲインを得ることができる。2つ目は、サブキャリアグループ毎に乗ずる複素数値として、各OFDM送信機ごとのパイロットチャネル信号を直交または擬似直交化するためにかけられるスクランブリングコードの複素数値を使用することにより、マクロダイバーシティ受信時のチャネル推定に用いるパイロットチャネル信号を、ユニキャスト受信時(マクロダイバーシティ受信を行わない場合)のデータチャネル信号のチャネル推定、あるいは、各OFDM送信機とOFDM受信機間のタイミング同期や周波数同期に再利用することができる。
特開2007−189646号公報 LAN MAN Standards Committee of the IEEE Computer Society, ANSI/IEEE Std 802.16e-2005
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、マクロダイバーシティ受信を行う場合のみならず、ユニキャスト受信時のデータチャネル信号のチャネル推定をすることにも使用可能なパイロットチャネル信号は、サブキャリアグループごとに原則一つである。これは、一般にユニキャスト受信用のパイロットチャネル信号およびデータチャネル信号には、送信機間干渉をランダマイズする目的で、シンボル毎に異なるスクランブリングコードがかけられており、サブキャリアグループ毎に同じ位相のパイロットチャネル信号を複数確保することができないからである。そのため、特許文献1に開示されている技術では、信号対雑音比(SN比)の劣悪な環境においては十分なチャネル推定精度が得られない可能性がある。勿論、これを解決するために、パイロットチャネル信号の単純なコピーを配置するとともに複数のパイロットチャネル信号を用いてチャネル推定する方法も考えられるが、この方法ではマクロダイバーシティ受信信号のチャネル推定に使用することができるパイロットチャネル信号の電力が増加するものの、コピーされたパイロットチャネル信号をユニキャスト受信信号のチャネル推定の目的に使用することが困難であるという課題があった。すなわち、この場合、パイロットチャネル信号のコピーをユニキャスト用のパイロットとして用いるためには、コピー元のパイロットチャネル信号に適用するスクランブリングコードを保持しておき、このコピーされたパイロットチャネル信号に保持されたコピー元のパイロットチャネル信号に適用するスクランブリングコードをかけなければならず、毎シンボル異なるスクランブリングコードを生成するだけでなく、かつコピーのパイロットチャネル信号に適用するスクランブリングコードを保持しなければならない。さらには、この方法により、コピーのパイロットチャネル信号をユニキャスト受信信号のチャネル推定に使用できたとしても、パイロットチャネル信号の送信機間干渉については考慮されていないため、送信機間干渉に偏りがある場合には安定したユニキャスト信号の受信品質を得ることが出来ない。特許文献1においてはこの問題点についてなんら示唆されていなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、パイロットチャネル信号の送信機間干渉をランダマイズさせつつ、同一のサブキャリアグループに配置される、同一のスクランブリングコードが乗算される複数のパイロットサブキャリアを用いて、マクロダイバーシティ受信のチャネル推定精度を好適に向上させるのみならず、マクロダイバーシティ受信信号とユニキャスト受信信号が近接している場合に、ユニキャスト受信のチャネル推定の精度を好適に向上させることができるOFDM信号の送信方法、OFDM送信機、およびOFDM受信機を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、同一のサブキャリアグループに配置されるパイロットサブキャリアと同一のスクランブリングコードが乗算されるデータチャネル信号を用いて、パイロットチャネル信号のコピーを容易に作成することができ、作成されたパイロットチャネル信号のコピーを用いて必要に応じてチャネル推定精度を向上させることができるOFDM信号の送信方法、OFDM送信機、およびOFDM受信機を提供することを第2の目的とする。
本発明のOFDM信号の送信方法は、上述した課題を解決するために、複数の送信機からOFDM信号を送信するOFDM信号の送信方法において、通信路符号化によって得られるビット列を変調してデータチャネル信号を生成するデータチャネル信号生成ステップと、パイロットチャネル信号を生成するパイロットチャネル信号生成ステップと、データチャネル信号生成ステップの処理により生成されたデータチャネル信号と、パイロットチャネル信号生成ステップにより生成されたパイロットチャネル信号を、複数の送信機間で同一のパイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てる割り当てステップと、第1のパイロットサブキャリアと、第1のパイロットサブキャリアと同一のスクランブリングコードが乗算されるkシンボル後n*kサブキャリア離れた位置にある第2のパイロットサブキャリアと、第1のパイロットサブキャリアと第2のパイロットサブキャリアに時間と周波数が近く、かつ同一のスクランブリングコードが乗算される1または複数のデータサブキャリアを含む少なくとも1つのサブキャリアグループを設定するサブキャリアグループ設定ステップと、パイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てたパイロットチャネル信号とデータチャネル信号に対して、シンボル毎にnインデックスずつずらしたスクランブリングコードを乗算するとともに、データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループ設定ステップによってサブキャリアグループが設定された第1のデータチャネル信号およびパイロットチャネル信号に対して、同一のサブキャリアグループが設定された複数の送信機間で同一のスクランブリングコードを乗算する一方、データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループ設定ステップによってサブキャリアグループが設定されていない第2のデータチャネル信号に対して、各々の送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた送信機に固有のスクランブリングコードを乗算するスクランブリングステップと、サブキャリアグループ毎に、複素数値をパイロットチャネル信号および第1のデータチャネル信号に乗算する複素数値乗算ステップと、スクランブリングステップの処理により各々の送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた送信機に固有のスクランブリングコードが乗算された第2のデータチャネル信号と、複素数値乗算ステップの処理により複素数値が乗じられたパイロットチャネル信号と第1のデータチャネル信号に対してOFDM変調を施し、OFDM信号を生成するOFDM信号生成ステップと、OFDM信号生成ステップの処理により生成されたOFDM信号を受信機に1または複数のアンテナを介して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のOFDM送信機は、上述した課題を解決するために、通信路符号化によって得られるビット列を変調してデータチャネル信号を生成するデータチャネル信号生成手段と、パイロットチャネル信号を生成するパイロットチャネル信号生成手段と、データチャネル信号生成手段により生成されたデータチャネル信号と、パイロットチャネル信号生成手段により生成されたパイロットチャネル信号を、複数のOFDM送信機間で同一のパイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てる割り当て手段と、第1のパイロットサブキャリアと、第1のパイロットサブキャリアと同一のスクランブリングコードが乗算されるkシンボル後n*kサブキャリア離れた位置にある第2のパイロットサブキャリアと、第1のパイロットサブキャリアと第2のパイロットサブキャリアに時間と周波数が近く、かつ同一のスクランブリングコードが乗算される1または複数のデータサブキャリアを含む少なくとも1つのサブキャリアグループを設定するサブキャリアグループ設定手段と、パイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てたパイロットチャネル信号とデータチャネル信号に対して、シンボル毎にnインデックスずつずらしたスクランブリングコードを乗算するとともに、データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループ設定手段によってサブキャリアグループが設定された第1のデータチャネル信号およびパイロットチャネル信号に対して、同一のサブキャリアグループが設定された複数のOFDM送信機間で同一のスクランブリングコードを乗算する一方、データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループ設定手段によってサブキャリアグループが設定されていない第2のデータチャネル信号に対して、各々のOFDM送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた送信機に固有のスクランブリングコードを乗算するスクランブリング手段と、サブキャリアグループ毎に、複素数値をパイロットチャネル信号および第1のデータチャネル信号に乗算する複素数値乗算手段と、スクランブリング手段により各々のOFDM送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められたOFDM送信機に固有のスクランブリングコードが乗算された第2のデータチャネル信号と、複素数値乗算手段により複素数値が乗じられたパイロットチャネル信号と第1のデータチャネル信号に対してOFDM変調を施し、OFDM信号を生成するOFDM信号生成手段と、OFDM信号生成手段により生成されたOFDM信号を受信機に1または複数のアンテナを介して送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明のOFDM受信機は、上述した課題を解決するために、OFDM送信機から送信されたOFDM信号を受信する受信手段と、受信手段により受信されたOFDM信号に対してOFDM復調を施し、サブキャリア毎の信号に分割するOFDM復調手段と、サブキャリア毎に分割された信号から、少なくとも1つ以上のサブキャリアグループ内のサブキャリアにそれぞれ割り当てられているパイロットチャネル信号とデータチャネル信号を分離する分離手段と、分離手段により分離されたパイロットチャネル信号の平均化または補間をサブキャリアグループ毎に行い、分離手段により分離されたデータチャネル信号のうちの第1のデータチャネル信号のチャネル推定を行うとともに、分離手段により分離されたパイロットチャネル信号のうち、隣接するパイロットチャネル信号の平均化または補間を行い、分離手段により分離されたデータチャネル信号のうちの第2のデータチャネル信号のチャネル推定を行うチャネル推定手段と、チャネル推定手段により推定されたチャネル推定値を用いて、第1のデータチャネル信号と第2のデータチャネル信号を等化する等化手段と、等化手段により等化された第1のデータチャネル信号と第2のデータチャネル信号を復調するデータ復調手段とを備えることを特徴とする。
本発明のOFDM信号の送信方法は、上述した課題を解決するために、複数の送信機からOFDM信号を送信するOFDM信号の送信方法において、第1のパイロットサブキャリアと、前記第1のパイロットサブキャリアと同一のスクランブリングコードが乗算されるkシンボル後n*kサブキャリア離れた位置にある第2のパイロットサブキャリアと、前記第1のパイロットサブキャリアと前記第2のパイロットサブキャリアに時間と周波数が近く、かつ同一のスクランブリングコードが乗算される1または複数の前記データサブキャリアを含む少なくとも1つのサブキャリアグループを設定し、前記パイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てた前記パイロットチャネル信号と前記データチャネル信号に対して、シンボル毎にnインデックスずつずらしたスクランブリングコードを乗算するとともに、前記データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループが設定された第1のデータチャネル信号および前記パイロットチャネル信号に対して、同一のサブキャリアグループが設定された複数の前記送信機間で同一のスクランブリングコードを乗算する一方、前記データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループが設定されていない第2のデータチャネル信号に対して、各々の前記送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記送信機に固有のスクランブリングコードを乗算し、前記サブキャリアグループ毎に、複素数値を前記パイロットチャネル信号および前記第1のデータチャネル信号に乗算することを特徴とする。
本発明によれば、パイロットチャネル信号の送信機間干渉をランダマイズさせつつ、同一のサブキャリアグループに配置される、同一のスクランブリングコードが乗算される複数のパイロットサブキャリアを用いて、マクロダイバーシティ受信のチャネル推定精度を向上させるのみならず、マクロダイバーシティ受信信号とユニキャスト受信信号が近接している場合に、ユニキャスト信号のチャネル推定の精度を好適に向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1の概略的な構成を表している。図1に示されるように、無線通信システム1は、複数(N)のOFDM送信機11−1、11−2、・・・11−Nと、各OFDM送信機11乃至11−Nから異なるチャネル(伝搬路)を経て送信されてくるOFDM信号を受信するOFDM受信機12からなる。OFDM送信機11−1乃至11−Nは、それぞれOFDM信号をOFDM受信機12に送信する。OFDM送信機11−1乃至11−Nは、必ずしもすべて異なる場所に設置されている必要はなく、そのうちのいくつかのOFDM送信機が同じ場所に設置されるようにしてもよい。例えば2つのOFDM送信機が一つの無線通信装置の中に含まれてもよい。このような場合、サブキャリア割り当て部やサブキャリアグループ設定部(いずれも後述する)などのOFDM送信機の構成要素は、いずれのOFDM送信機においても共通の構成要素であることから、これらの共通の構成要素を複数のOFDM送信機で共用するようにしてもよい。
図1のOFDM送信機11−1乃至11−Nは、いずれもセルラーシステム(携帯電話機システム)における基地局であり、また、図1のOFDM受信機12は移動機である。なお、OFDM送信機11−1乃至11−Nは、以下において、それぞれを個々に区別する必要がない場合、OFDM送信機11と総称する。
図2は、図1に示されるOFDM送信機11の内部の構成を表している。図2に示されるように、OFDM送信機11は、制御部21、パイロットチャネル信号生成部22、データチャネル信号生成部23、サブキャリア割り当て部24、サブキャリアグループ設定部25、スクランブリング部26、複素数値乗算部27、IFFT部(周波数ー時間領域変換部)28、無線送信部29、およびアンテナ30を備える。
制御部21は、OFDM送信機11を統括的に制御し、パイロットチャネル信号生成部22、データチャネル信号生成部23、サブキャリア割り当て部24、サブキャリアグループ設定部25、スクランブリング部26、複素数値乗算部27、およびIFFT部28を制御する。パイロットチャネル信号生成部22は、パイロットチャネル信号元ビット列生成部31とパイロットチャネル信号元ビット列変調部32からなる。パイロットチャネル信号元ビット列生成部31は、パイロットチャネル信号の元となるビット列を生成し、生成されたビット列をパイロットチャネル信号元ビット列変調部32に出力する。パイロットチャネル信号元ビット列変調部32は、パイロットチャネル信号元ビット列生成部31からのパイロットチャネル信号元ビット列に対して直交位相シフトキーイング(QPSK)のようなディジタル変調を施し、パイロットチャネル信号を生成する。
データチャネル信号生成部23は、データコーディング部33とコーディング後データ信号変調部34からなる。データコーディング部33は、図示せぬ送信データビット列生成部にて生成された送信データビット列(下り送信データビット列)に対して、制御部21から指示されたチャネルコーディングレートでチャネルコーディングを施し、これにより得られるコーディング後のデータ信号をコーディング後データ信号変調部34に出力する。コーディング後データ信号変調部34は、コーディング後のデータ信号に対して、制御部21から指示された変調方式で、直交位相シフトキーイング(QPSK)のようなディジタル変調を施し、送信データチャネル信号を生成する。
パイロットチャネル信号生成部22により生成されるパイロットチャネル信号、およびデータチャネル信号生成部23により生成されるデータチャネル信号は、いずれも複素数値で表される。なお、パイロットチャネル信号は、例えばOFDM受信機12におけるチャネル推定(チャネル応答の推定) に用いられる。パイロットチャネル信号は、OFDM受信機12のタイミング同期や周波数同期にも用いるようにしてもよい。以下の実施形態においては、パイロットチャネル信号をOFDM受信機12のチャネル推定に用いた場合について説明をしている。
サブキャリア割り当て部24は、パイロットチャネル信号生成部22からのパイロットチャネル信号、およびデータチャネル信号生成部23からのデータチャネル信号を、パイロットチャネル信号およびデータチャネル信号のそれぞれに対応するサブキャリア、すなわちパイロットサブキャリアおよびデータサブキャリアにそれぞれ割り当てる。ここで、「信号をサブキャリアに割り当てる」とは、複素数値で表される信号に対して、この信号に対応するサブキャリアの時間軸上及び周波数軸上の位置を表すサブキャリアインデックスを付加することを意味する。より具体的な割り当て方法について、図3を参照して以下に説明する。
図3は、図2のサブキャリア割り当て部24によるサブキャリアの割り当ての様子、およびサブキャリアグループ設定部25によるサブキャリアグループの設定の様子を表している。図3に示されるように、縦の時間軸に沿ってOFDMシンボルが配置され、横の周波数軸に沿って各OFDMシンボルを形成する複数のサブキャリアが配置される。時間軸に沿って記載された0、1、2、・・・は、OFDMシンボル番号を示している。周波数軸に沿って記載された0、1、2、・・・は、サブキャリア番号を示している。
例えば図3中のデータチャネル信号300には(3,0) というサブキャリアインデックスが付加される。サブキャリア割り当て部24は、パイロットサブキャリア及びデータサブキャリアにそれぞれ割り当てられたパイロットチャネル信号及びデータチャネル信号を、サブキャリアグループ設定部25に出力する。
なお、本発明の実施形態においては、図3に示されるように、各OFDM送信機11からの送信信号をランダマイズするためのスクランブリングコードについて、シンボル毎に1インデックスずつずらして各サブキャリアに乗ずることが前提条件である。すなわち、Nシンボル後Nサブキャリア左にずれたサブキャリアには、同一の複素数値からなるスクランブリングコードが乗算される。
サブキャリアグループ設定部25は、パイロットチャネル信号が割り当てられた少なくとも1つ以上のパイロットサブキャリアと、データチャネル信号が割り当てられた1つ以上のデータサブキャリアを含みつつ、同じスクランブリングコードが乗算されたサブキャリアが同じグループに属するようにグルーピングして、少なくとも一つのサブキャリアグループを設定する。図3においては、黒枠で囲った複数のサブキャリアグループが設定される。「サブキャリアグループを設定する」とは、サブキャリアインデックスが付加されたパイロットチャネル信号及びデータチャネル信号にインデックス(グループインデックスという)を付加することを意味している。いずれのサブキャリアグループにも属さない信号には、グループインデックスは付加されない。具体的には、図3の場合、(3,0) というサブキャリアインデックスが付加されるデータチャネル信号300には、グループインデックスは付加されない。一方、具体的には、図3の場合、(10,5) というサブキャリアインデックスが付加されるパイロットチャネル信号302には、グループインデックスは付加される。
なお、同じスクランブリングコード15が乗算されるパイロットチャネル信号301と302がそれぞれ割り当てられたパイロットサブキャリアを含むサブキャリアグループ(図3において斜線部分に示されるサブキャリアグループ)では、これら以外のサブキャリアはデータサブキャリアであり、データチャネル信号が割り当てられている。以下に示される他の図面においても同様である。
なお、サブキャリアグループ設定部25によってサブキャリアグループが設定された信号、すなわちグループインデックスが付加されたデータチャネル信号を「第1データチャネル信号」と定義し、サブキャリアグループが設定されない信号、すなわちグループインデックスが付加されていないデータチャネル信号を、「第2データチャネル信号」と定義する。
ここで、図1中のOFDM送信機11−1乃至11−Nは、サブキャリアグループ設定部25によってOFDM送信機11間で同一の少なくとも一つのサブキャリアグループを設定する。すなわち、OFDM送信機11−1乃至11−Nの各々のサブキャリアグループ設定部25が設定するサブキャリアグループのうち、少なくとも一つは共通である。共通のサブキャリアグループでは、各OFDM送信機11−1乃至11−Nに共通のパイロットチャネル信号及びデータチャネル信号がパイロットサブキャリア及びデータサブキャリアにそれぞれ割り当てられる。つまり、第1データチャネル信号はマクロダイバーシティ受信が適用され、第2データチャネル信号はマクロダイバーシティ受信非適用の信号であると解釈することもできる。
スクランブリング部26は、まず、第2データチャネル信号に対して各OFDM送信機11間で直交もしくは擬似直交の予め定められたOFDM送信機固有のスクランブリングコードを乗算する。これに対して、スクランブリング部26は、パイロットチャネル信号及び第1データチャネル信号に対して、同一のサブキャリアグループを設定したOFDM送信機11間で同一のスクランブリングコードを乗算する。なお、スクランブリングの目的は、変調されたデータシンボル及びパイロットシンボルを、隣接するOFDM送信機11間またはマクロダイバーシティ通信を行うOFDM送信機11のグループ間でランダム化することである。
図4は、スクランブリング部26におけるスクランブリングコード系列生成器の例(生成多項式x^15+x^14+1)を示している。シフトレジスタの初期値を変えることによって、固有のスクランブリングコード系列w(k)を得ることができる。本発明の実施形態においては、各シンボルで同じスクランブリングコード系列を乗算するが、各サブキャリアにはシンボル毎にnインデックスずらして乗算することを前提とする。具体的には、各シンボルにスクランブリングコード系列w(k)を乗算するが、1番目のシンボルにはw(k)k=0,..,N-1(N:サブキャリア数)を乗算するのに対し、m番目のシンボルにはw(k)k=m*n,..,N-1+m*nを乗算する。図3にn=1の場合を例に示す。サブキャリアにふった数字が同じサブキャリアには同一のスクランブリングコードが乗算される。ここでは、パイロットチャネル信号301と302がそれぞれ割り当てられたパイロットサブキャリアには、同じスクランブリングコード15が乗算されている。なお、このパイロットチャネル信号301と302には、(6,9)と(10,5)というサブキャリアインデックスが付加される。
一般に、各シンボルで同じスクランブリングコードを乗じると、隣接するOFDM送信機11間でパイロットチャネル信号の干渉が等しくなり、チャネル推定精度が劣化する場合がある。本発明の実施形態が前提とするように毎シンボルでスクランブリングコードを一定量ずらすことによって、パイロットチャネル信号のOFDM送信機11間での干渉をランダマイズすることができる。これ以外にも、各シンボルやスクランブリングコード系列そのものを変える方法や、隣接するOFDM送信機11間でパイロット位置を変更することによってもOFDM送信機11間での干渉を回避することができる。
スクランブリング部26は、スクランブリング後のパイロットチャネル信号および第1データチャネル信号を複素数値乗算部27に出力する一方、スクランブリング後の第2データチャネル信号をOFDM変調器であるIFFT部(逆高速フーリエ変換部、すなわち、周波数−時間領域変換部)28に直接出力する。複素数値乗算部27は、グループインデックスが付加されたパイロットチャネル信号及び第1データチャネル信号に対して、グループインデックスが等しいパイロットチャネル信号及びデータチャネル信号毎に各OFDM送信機11間で固有の定められた複素数値を乗じる。なお、サブキャリアグループ毎に定められた複素数値は、絶対値が全て同じでもよい。絶対値を同じにすることにより、サブキャリアグループ間で電力差が生じることを回避できる。ここで、複素数値は実数値を包含しており、例えば± 1 のような実数値であってもよい。複素数値乗算部27は、複素数値が乗じられたパイロットチャネル信号及びデータチャネル信号をIFFT部28に出力する。
このとき、複素数値乗算部27によってグループごとに乗じられる複素数値は、パイロットチャネル信号の位相が各OFDM送信機11間で直交もしくは擬似直交の予め定められたOFDM送信機固有のスクランブリングコードと同じくなるような複素数値である。すなわち、複素数値乗算部27は、グループごとに複素数値を乗じる場合、パイロットチャネル信号の位相がOFDM送信機固有のスクランブリングコードと同じくなるような複素数値を求めて(選択して)乗算する。これにより、OFDM受信機12にてパイロットチャネル信号を第1データチャネル信号のチャネル推定に使用することができるとともに、第2データチャネル信号のチャネル推定にも再利用することができる。
IFFT部28は、スクランブリング部26および複素数値乗算部27からの信号に対してOFDM変調を施し、複数のOFDMシンボルの系列であるOFDM信号を生成する。すなわち、IFFT部28は、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換することによってOFDM信号を生成する。IFFT部28にて生成されたOFDM信号は、図示せぬGI付加部によってガードインターバル(GI)が付加された後、ディジタル− アナログ変換器、アップコンバータ及び電力増幅器などを含む無線送信部29によって無線信号(RF信号)に変換され、アンテナ30から送信される。
次に、図5は、図1のOFDM受信機12の内部の構成を表している。図5は、OFDM受信機12のマクロダイバーシティ受信およびユニキャスト受信に関わる構成を表している。図5に示されるように、OFDM受信機12は、制御部41、アンテナ42、無線受信部43、FFT部(時間−周波数領域変換部)44、周波数チャネル分離部45、デスクランブリング部46、チャネル推定部47、チャネル等化部48、データチャネル信号復調部49、およびデータ信号デコーディング部50を備える。
制御部41は、OFDM受信機12を統括的に制御し、周波数チャネル分離部45、デスクランブリング部46、チャネル推定部47、チャネル等化部48、データチャネル信号復調部49、およびデータ信号デコーディング部50を制御する。
アンテナ42によって受信された無線信号は、低雑音増幅器、ダウンコンバータ及びアナログ−ディジタル変換器(いずれも図示せず)などを含む無線受信部43によってベースバンドディジタル信号に変換される。ベースバンドディジタル信号は、図示せぬGI除去部によってガードインターバルが除去された後、FFT部44(高速フーリエ変換部、すなわち、時間−周波数領域変換部)により時間領域の信号から周波数領域の信号、すなわちサブキャリア毎の信号に分割される。FFT部44は、サブキャリア毎に分割された出力信号を周波数チャネル分離部45に出力する。周波数チャネル分離部45は、サブキャリアグループ内のサブキャリアにそれぞれ割り当てられているパイロットチャネル信号とデータチャネル信号を分離する。周波数チャネル分離部45は、分離された各信号(パイロットチャネル信号とデータチャネル信号)をデスクランブリング部46に出力する。デスクランブリング部46は、各信号毎にOFDM送信機11でかけられたスクランブリングコード系列を用いてデスクランブリングを行い、デスクランブリング後の信号をチャネル等化部48に出力する。なお、OFDM送信機11でかけられたスクランブリングコード系列は、OFDM受信機12側で既知であるものとする。
周波数チャネル分離部45は、分離されたパイロットチャネル信号をチャネル推定部47に出力する。チャネル推定部47は、第1データチャネル信号のチャネル推定を行う場合、サブキャリアグループ毎にパイロットチャネル信号の平均化または補間を行うことによりチャネル推定を行う。これに対して、チャネル推定部47は、第2データチャネル信号のチャネル推定を行う場合、隣接するパイロットチャネル信号の平均化、または補間によりチャネル推定を行う。チャネル推定部47は、チャネル応答を示すチャネル推定値をチャネル等化部48に出力する。チャネル等化部48は、チャネル推定部47からのチャネル推定値を用いて各データチャネル信号に対してチャネル等化を行う。チャネル等化後のデータチャネル信号はデータチャネル信号復調部49によって復調され、データ信号の元となるビット列が再生される。
ここで、チャネル推定部47の処理動作をさらに詳細に説明する。説明の簡単のため、サブキャリアグループの時間方向及び周波数方向の幅は、チャネルの時間方向及び周波数方向の変動周期に比べてそれぞれ十分小さいと仮定する。この場合、サブキャリアグループ内のサブキャリアに割り当てられた信号に対するチャネル応答は、ほぼ一定とみなすことができる。図2で説明したように、サブキャリアグループ設定部25によって設定されたサブキャリアグループ内のサブキャリアにそれぞれ割り当てられた全てのパイロットチャネル信号及び第1データチャネル信号には、複素数値乗算部27によってサブキャリアグループ毎に定められた複素数値が乗じられている。複素数値をRとし、チャネル応答をHとすると、同一のサブキャリアグループ内のサブキャリアにそれぞれ割り当てられたパイロットチャネル信号及びデータチャネル信号は、H*R で表される歪みを共通に受ける。これは結果として、OFDM送信機11から送信されるOFDM信号がH*Rで表されるチャネル応答を受けることと等価であるとみなすことができる。
すなわち、OFDM受信機12では、各OFDM送信機11−1乃至11−Nから同一のサブキャリアグループ内のサブキャリアに割り当てられた信号が、それぞれ異なる複素数値が乗じられた後に送信される場合においても、複素数値が乗じられずに送信される場合と同様に扱うことができる。従って、チャネル推定部27では、OFDM送信機11−1乃至11−Nにおいて乗じられた複素数値によらず、受信したパイロットチャネル信号を元のパイロットチャネル信号で除することによりチャネル推定値を求めることができる。なお、元のパイロットチャネル信号は、OFDM受信機12において既知の信号である。
本発明の実施形態においては、各シンボルで同じスクランブリングコード系列を乗算するが、各サブキャリアにはシンボル毎にnインデックスずらして乗算することを前提とする。従って、図3に示されるように、一つのグループ(サブキャリアグループ)の中に複数のパイロットサブキャリアを配することができる。例えば1つのサブキャリアグループに、パイロットチャネル信号301と302がそれぞれ割り当てられたパイロットサブキャリアを配置することができる。その結果、サブキャリアグループ内に複数のパイロットサブキャリアを持つことにより、各パイロットチャネル信号で求めたチャネル推定値を平均化することにより、精度の高いチャネル推定値を求めることができる。さらに、サブキャリアグループ内に複数のパイロットサブキャリアが離れて配置されている場合には、それぞれのパイロットサブキャリアで求めたチャネル推定値を用いて補間を行うことにより、精度の高いチャネル推定値を得ることができる。
また、本発明の実施形態によれば、サブキャリアグループと離れたパイロットサブキャリアであってもスクランブリングコードが同じであれば同様に第1のデータチャネル信号のチャネル推定値の精度向上に利用することができる。例えば図6の場合、パイロットチャネル信号303が割り当てられたパイロットサブキャリアのスクランブリングコードがサブキャリアグループのパイロットサブキャリア(パイロットチャネル信号301と302がそれぞれ割り当てられたパイロットサブキャリア)にかけられているものと等しいため、パイロットチャネル信号303が割り当てられたパイロットサブキャリアをチャネル推定に使用することができる。なお、このパイロットチャネル信号303には(14,1)というサブキャリアインデックスが付加されており、(10,5)というサブキャリアインデックスが付加されるパイロットチャネル信号302と比べて4サブキャリア離れているが、第1のデータチャネル信号のチャネル推定値の精度向上のためにサブキャリアグループと離れたパイロットサブキャリアを利用する場合、サブキャリアグループと離れたパイロットサブキャリアが、サブキャリアグループとある程度相関関係を有する(所定の基準値以上の相関関係を有する)ことが必要である。
サブキャリアグループ内のあるデータサブキャリアに対するチャネル推定及びチャネル等化のプロセスについて、数式を用いて説明する。以下の説明では、あるデータ信号をD、サブキャリアグループ内のパイロットサブキャリアに割り当てられるパイロット信号をP、n番目のOFDM送信機1nにおいて当該サブキャリアグループ内のサブキャリアに割り当てられたパイロット信号及びデータ信号に乗じられている複素数値をRとする。
また、説明の簡単のためサブキャリアグループ内のサブキャリアに割り当てられているパイロット信号及びデータ信号が受けるチャネル歪みは一定とみなすことができるとし、OFDM送信機1nからOFDM受信機20までのチャネルのチャネル歪みをHnと表すことにする。この場合、OFDM送信機1nから送信されるパイロット信号及びデータ信号は、それぞれP・Rn及びD・Rnで与えられる。P・Rn及びD・Rnは、チャネル歪みを受けた後OFDM受信機20のアンテナ42によって合成されるので、受信されるパイロット信号Prxは次式で表される。
Figure 2010041339
一方、受信されるデータ信号Drxは次式で表される。
Figure 2010041339
この場合、次式に示されるように、受信したパイロット信号Prxの逆数及び既知である元のパイロット信号Pをデータ信号Drxに乗じることにより、データ信号Dを復元することができる。
Figure 2010041339
次に、第2データチャネル信号に対するチャネル推定について説明する。上述のOFDM送信機11の構成で説明したとおり、複素数値乗算部27によりパイロットチャネル信号には各送信機固有の予め定められた直交、または擬似直交のスクランブリングコードが乗じられていることから、2データチャネル信号に対するチャネル推定の場合、チャネル推定部47は、隣接するパイロットチャネル信号を平均化または補間する。すなわち、チャネル推定を行いたいデータチャネルサブキャリアとパイロットサブキャリア間の相関に応じて、近くのパイロットチャネル信号には大きな重み付けを行い、遠くのパイロットチャネル信号には小さな重み付けを行うことで重み付け平均化を行う。これにより、スクランブリングパターンが異なるOFDM送信機11から送信されたパイロットチャネル信号については電力を小さくすることができ、所望のチャネル推定値の精度を向上させることができる。
以上に述べたように、本発明の実施形態によれば、OFDM送信機11−1乃至11−Nから送信される信号に対してOFDM受信機12においてマクロダイバーシティ受信を行う場合、各サブキャリアグループ間で伝送路を無相関化することができるため、追加のダイバーシティゲインを得ることができるとともに、パイロットチャネル信号の送信機間干渉をランダマイズさせつつ、スクランブリングコードのシフトを利用して複数のパイロットチャネル信号を用いて高精度の伝送路推定を行うことができる。また、これらのパイロットチャネル信号は、マクロダイバーシティ受信を行わない場合(ユニキャスト受信時)におけるチャネル推定にも再利用できる。すなわち、マクロダイバーシティ受信信号とユニキャスト受信信号が近接している場合に、ユニキャスト受信のチャネル推定の精度を好適に向上させることができる。
これにより、図7に示すように第1データチャネル信号と第2データチャネル信号がFDM多重されている場合であっても、各データチャネル専用のパイロットを必要とせず、フレキシブルなデータチャネル配置を行うことができ、ユニキャスト用のフレームフォーマットのままでブロードキャストデータの送受信をOFDM送信機11とOFDM受信機12との間で行うことができる。
なお、OFDM送信機11のサブキャリアグループ設定部25は、サブキャリアグループのグルーピングの際に、同じスクランブリングコード系列が適用される第1データチャネル信号を同じサブキャリアグループに配し、第1データチャネル信号に例えば1+jのようにパイロットチャネル信号と同じ位相の信号を設定するようにしてもよい。これにより、その後のスクランブリング部26による通常通りスクランブリングコードを適用することによって容易にパイロットチャネル信号のコピーを作成することができる。このパイロットチャネル信号のコピーもユニキャスト信号のチャネル推定に再利用できる。図8の場合、サブキャリアグループ設定部25は、例えばデータチャネル信号304が割り当てられたデータサブキャリアに1+jを設定する(マッピングする)。これにより、容易にサブキャリアグループのパイロットチャネル信号のコピーを生成することができる。これにより、マクロダイバーシティ信号のチャネル推定の精度を必要に応じて向上させることができる。
また、例えば図3の場合、パイロットチャネル信号301と302には、(6,9)と(10,5)というサブキャリアインデックスが付加されており、これらは4サブキャリア離れている。他のパイロットチャネル信号に関しても同様であり、各パイロットチャネル信号の間隔は均一に設定されている。しかし、このような場合に限られず、例えば図9に示されるように、パイロットチャネル信号の間隔が局所的に不均一に設定されるようにしてもよい。図9の場合、パイロットチャネル信号の間隔が4サブキャリアであるものと、2サブキャリアであるものとが存在する。これにより、よりフレキシブルなデータチャネル配置を行うことができる。
さらに、図3、図6や図8の場合、OFDM送信機11に送信用のアンテナ30が1つ設けられるときを前提としているが、このような場合に限られず、OFDM送信機11に送信用のアンテナ30が2つ設けられるようにし、例えば図10に示されるように、第1の送信用のアンテナ30に利用されるパイロットチャネル信号と、第2の送信用のアンテナ30に利用されるパイロットチャネル信号とがそれぞれサブキャリアに配置されるようにしてもよい。各送信アンテナ毎に本発明の実施形態において説明したようにサブキャリアグループを定義することで本発明の効果を享受することができるとともに、送信アンテナダイバーシティや空間多重を適用することができる。勿論、OFDM送信機11に送信用のアンテナ30が3つ以上設けられるようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
本発明に係る無線通信システムの概略的な構成を示す図。 図1のOFDM送信機の内部の構成を示すブロック図。 図2のサブキャリア割り当て部によるサブキャリアの割り当ての様子、およびサブキャリアグループ設定部によるサブキャリアグループの設定の様子を示す図。 図2のスクランブリング部におけるスクランブリングコード系列生成器の例(生成多項式x^15+x^14+1)を示す図。 図1のOFDM受信機の内部の構成を示すブロック図。 離れた位置にあるパイロットチャネル信号の利用方法を説明する説明図。 第1データチャネル信号と第2データチャネル信号がFDM多重されている様子を示す図。 パイロットチャネル信号のコピー作成方法を説明する説明図。 パイロットチャネル信号の配置間隔を説明する説明図。 2つの送信用アンテナに利用される複数のパイロットチャネル信号が配置される様子を示す図。
符号の説明
1…無線通信システム、11(11−1乃至11−N)…OFDM送信機、12…OFDM受信機、21…制御部、22…パイロットチャネル信号生成部、23…データチャネル信号生成部、24…サブキャリア割り当て部、25…サブキャリアグループ設定部、26…スクランブリング部、27…複素数値乗算部、28…IFFT部、29…無線送信部、30…アンテナ、31…パイロットチャネル信号元ビット列生成部、32…パイロットチャネル信号元ビット列変調部、33…データコーディング部、34…コーディング後データ信号変調部、41…制御部、42…アンテナ、43…無線受信部、44…FFT部、45…周波数チャネル分離部、46…デスクランブリング部、47…チャネル推定部、48…チャネル等化部、49…データチャネル信号復調部、50…データ信号デコーディング部。

Claims (17)

  1. 複数の送信機からOFDM信号を送信するOFDM信号の送信方法において、
    通信路符号化によって得られるビット列を変調してデータチャネル信号を生成するデータチャネル信号生成ステップと、
    パイロットチャネル信号を生成するパイロットチャネル信号生成ステップと、
    前記データチャネル信号生成ステップの処理により生成された前記データチャネル信号と、パイロットチャネル信号生成ステップにより生成された前記パイロットチャネル信号を、複数の前記送信機間で同一のパイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てる割り当てステップと、
    第1のパイロットサブキャリアと、前記第1のパイロットサブキャリアと同一のスクランブリングコードが乗算されるkシンボル後n*kサブキャリア離れた位置にある第2のパイロットサブキャリアと、前記第1のパイロットサブキャリアと前記第2のパイロットサブキャリアに時間と周波数が近く、かつ同一のスクランブリングコードが乗算される1または複数の前記データサブキャリアを含む少なくとも1つのサブキャリアグループを設定するサブキャリアグループ設定ステップと、
    前記パイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てた前記パイロットチャネル信号と前記データチャネル信号に対して、シンボル毎にnインデックスずつずらしたスクランブリングコードを乗算するとともに、前記データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループ設定ステップによってサブキャリアグループが設定された第1のデータチャネル信号および前記パイロットチャネル信号に対して、同一のサブキャリアグループが設定された複数の前記送信機間で同一のスクランブリングコードを乗算する一方、前記データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループ設定ステップによってサブキャリアグループが設定されていない第2のデータチャネル信号に対して、各々の前記送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記送信機に固有のスクランブリングコードを乗算するスクランブリングステップと、
    前記サブキャリアグループ毎に、複素数値を前記パイロットチャネル信号および前記第1のデータチャネル信号に乗算する複素数値乗算ステップと、
    前記スクランブリングステップの処理により各々の前記送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記送信機に固有のスクランブリングコードが乗算された前記第2のデータチャネル信号と、前記複素数値乗算ステップの処理により前記複素数値が乗じられた前記パイロットチャネル信号と前記第1のデータチャネル信号に対してOFDM変調を施し、OFDM信号を生成するOFDM信号生成ステップと、
    前記OFDM信号生成ステップの処理により生成された前記OFDM信号を受信機に1または複数のアンテナを介して送信する送信ステップとを含むことを特徴とするOFDM信号の送信方法。
  2. 前記複素数値乗算ステップの処理により前記サブキャリアグループごとに前記パイロットチャネル信号および前記第1のデータチャネル信号に乗算される複素数値は、前記パイロットチャネル信号の位相が各々の前記送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記送信機に固有のスクランブリングコードと同じくなる複素数値であることを特徴とする請求項1に記載のOFDM信号の送信方法。
  3. 前記サブキャリアグループ設定ステップの処理により前記サブキャリアグループが設定される場合、同一のスクランブリングコードが適用される前記第1のデータチャネル信号が同一の前記サブキャリアグループに配され、前記第1データチャネル信号に前記パイロットチャネル信号と同じ位相の信号が設定されることを特徴とする請求項1に記載のOFDM信号の送信方法。
  4. 前記送信ステップの処理によって前記OFDM信号が少なくとも第1のアンテナと第2のアンテナを介して前記受信機に送信される場合、OFDM変調後の前記パイロットチャネル信号に対応する前記OFDM信号の一部は前記第1のアンテナを介して送信され、OFDM変調後の前記パイロットチャネル信号に対応する前記OFDM信号の一部は前記第2のアンテナを介して送信されることを特徴とする請求項1に記載のOFDM信号の送信方法。
  5. 通信路符号化によって得られるビット列を変調してデータチャネル信号を生成するデータチャネル信号生成手段と、
    パイロットチャネル信号を生成するパイロットチャネル信号生成手段と、
    前記データチャネル信号生成手段により生成された前記データチャネル信号と、パイロットチャネル信号生成手段により生成された前記パイロットチャネル信号を、複数のOFDM送信機間で同一のパイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てる割り当て手段と、
    第1のパイロットサブキャリアと、前記第1のパイロットサブキャリアと同一のスクランブリングコードが乗算されるkシンボル後n*kサブキャリア離れた位置にある第2のパイロットサブキャリアと、前記第1のパイロットサブキャリアと前記第2のパイロットサブキャリアに時間と周波数が近く、かつ同一のスクランブリングコードが乗算される1または複数の前記データサブキャリアを含む少なくとも1つのサブキャリアグループを設定するサブキャリアグループ設定手段と、
    前記パイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てた前記パイロットチャネル信号と前記データチャネル信号に対して、シンボル毎にnインデックスずつずらしたスクランブリングコードを乗算するとともに、前記データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループ設定手段によってサブキャリアグループが設定された第1のデータチャネル信号および前記パイロットチャネル信号に対して、同一のサブキャリアグループが設定された複数の前記OFDM送信機間で同一のスクランブリングコードを乗算する一方、前記データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループ設定手段によってサブキャリアグループが設定されていない第2のデータチャネル信号に対して、各々の前記OFDM送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記送信機に固有のスクランブリングコードを乗算するスクランブリング手段と、
    前記サブキャリアグループ毎に、複素数値を前記パイロットチャネル信号および前記第1のデータチャネル信号に乗算する複素数値乗算手段と、
    前記スクランブリング手段により各々の前記OFDM送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記OFDM送信機に固有のスクランブリングコードが乗算された前記第2のデータチャネル信号と、前記複素数値乗算手段により前記複素数値が乗じられた前記パイロットチャネル信号と前記第1のデータチャネル信号に対してOFDM変調を施し、OFDM信号を生成するOFDM信号生成手段と、
    前記OFDM信号生成手段により生成された前記OFDM信号を受信機に1または複数のアンテナを介して送信する送信手段とを備えることを特徴とするOFDM送信機。
  6. 前記複素数値乗算手段により前記サブキャリアグループごとに前記パイロットチャネル信号および前記第1のデータチャネル信号に乗算される複素数値は、前記パイロットチャネル信号の位相が各々の前記OFDM送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記OFDM送信機に固有のスクランブリングコードと同じくなる複素数値であることを特徴とする請求項5に記載のOFDM送信機。
  7. 前記サブキャリアグループ設定手段により前記サブキャリアグループが設定される場合、同一のスクランブリングコードが適用される前記第1のデータチャネル信号が同一の前記サブキャリアグループに配され、前記第1データチャネル信号に前記パイロットチャネル信号と同じ位相の信号が設定されることを特徴とする請求項5に記載のOFDM送信機。
  8. 前記送信手段によって前記OFDM信号が少なくとも第1のアンテナと第2のアンテナを介して前記受信機に送信される場合、前記送信手段は、OFDM変調後の前記パイロットチャネル信号に対応する前記OFDM信号の一部を前記第1のアンテナを介して送信し、OFDM変調後の前記パイロットチャネル信号に対応する前記OFDM信号の一部を前記第2のアンテナを介して送信することを特徴とする請求項5に記載のOFDM送信機。
  9. OFDM送信機から送信されたOFDM信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記OFDM信号に対してOFDM復調を施し、サブキャリア毎の信号に分割するOFDM復調手段と、
    前記サブキャリア毎に分割された信号から、少なくとも1つ以上のサブキャリアグループ内の前記サブキャリアにそれぞれ割り当てられているパイロットチャネル信号とデータチャネル信号を分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された前記パイロットチャネル信号の平均化または補間を前記サブキャリアグループ毎に行い、前記分離手段により分離された前記データチャネル信号のうちの第1のデータチャネル信号のチャネル推定を行うとともに、前記分離手段により分離された前記パイロットチャネル信号のうち、隣接する前記パイロットチャネル信号の平均化または補間を行い、前記分離手段により分離された前記データチャネル信号のうちの第2のデータチャネル信号のチャネル推定を行うチャネル推定手段と、
    前記チャネル推定手段により推定されたチャネル推定値を用いて、前記第1のデータチャネル信号と前記第2のデータチャネル信号を等化する等化手段と、
    前記等化手段により等化された前記第1のデータチャネル信号と前記第2のデータチャネル信号を復調するデータ復調手段とを備えることを特徴とするOFDM受信機。
  10. 前記第1のデータチャネル信号は、前記データチャネル信号のうちの、前記サブキャリアグループが設定されたデータチャネル信号であり、前記第2のデータチャネル信号は、前記データチャネル信号のうちの、前記サブキャリアグループが設定されていないデータチャネル信号であることを特徴とする請求項9に記載のOFDM受信機。
  11. 前記サブキャリアグループ内の前記サブキャリアにそれぞれ割り当てられた全ての前記パイロットチャネル信号及び前記第1データチャネル信号には、前記サブキャリアグループ毎に定められた複素数値が乗じられており、この複素数値は、前記パイロットチャネル信号の位相が各々の前記OFDM送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記OFDM送信機に固有のスクランブリングコードと同じくなる複素数値であることを特徴とする請求項10に記載のOFDM受信機。
  12. 前記チャネル推定手段は、前記サブキャリアグループ内のパイロットサブキャリアに割り当てられた前記パイロットチャネル信号に加えて、前記サブキャリアグループと離れた他の前記パイロットサブキャリアに割り当てられた前記パイロットチャネル信号を用いて、前記第1のデータチャネル信号のチャネル推定を行うことを特徴とする請求項9に記載のOFDM受信機。
  13. 前記第1のデータチャネル信号のチャネル推定に用いられる、前記サブキャリアグループと離れた他の前記パイロットサブキャリアは、前記サブキャリアグループと所定の基準以上の相関関係を有することを特徴とする請求項12に記載のOFDM受信機。
  14. 前記チャネル推定手段は、前記サブキャリアグループ内のパイロットサブキャリアに割り当てられた前記パイロットチャネル信号に加えて、前記パイロットチャネル信号と同一の前記サブキャリアグループに配置される前記第1のデータチャネル信号のうち、前記パイロットチャネル信号と同じ位相の信号がマッピングされたデータサブキャリアに割り当てられた前記データチャネル信号を用いて、前記第1のデータチャネル信号のチャネル推定を行うことを特徴とする請求項9に記載のOFDM受信機。
  15. 複数の送信機からOFDM信号を送信するOFDM信号の送信方法において、
    第1のパイロットサブキャリアと、前記第1のパイロットサブキャリアと同一のスクランブリングコードが乗算されるkシンボル後n*kサブキャリア離れた位置にある第2のパイロットサブキャリアと、前記第1のパイロットサブキャリアと前記第2のパイロットサブキャリアに時間と周波数が近く、かつ同一のスクランブリングコードが乗算される1または複数の前記データサブキャリアを含む少なくとも1つのサブキャリアグループを設定し、
    前記パイロットサブキャリアとデータサブキャリアに割り当てた前記パイロットチャネル信号と前記データチャネル信号に対して、シンボル毎にnインデックスずつずらしたスクランブリングコードを乗算するとともに、前記データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループが設定された第1のデータチャネル信号および前記パイロットチャネル信号に対して、同一のサブキャリアグループが設定された複数の前記送信機間で同一のスクランブリングコードを乗算する一方、前記データチャネル信号のうちの、サブキャリアグループが設定されていない第2のデータチャネル信号に対して、各々の前記送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記送信機に固有のスクランブリングコードを乗算し、
    前記サブキャリアグループ毎に、複素数値を前記パイロットチャネル信号および前記第1のデータチャネル信号に乗算することを特徴とするOFDM信号の送信方法。
  16. 前記サブキャリアグループごとに前記パイロットチャネル信号および前記第1のデータチャネル信号に乗算される複素数値は、前記パイロットチャネル信号の位相が各々の前記送信機間で直交もしくは擬似直交の予め定められた前記送信機に固有のスクランブリングコードと同じくなる複素数値であることを特徴とする請求項15に記載のOFDM信号の送信方法。
  17. 前記サブキャリアグループが設定される場合、同一のスクランブリングコードが適用される前記第1のデータチャネル信号が同一の前記サブキャリアグループに配され、前記第1データチャネル信号に前記パイロットチャネル信号と同じ位相の信号が設定されることを特徴とする請求項15に記載のOFDM信号の送信方法。
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