JP2010038463A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力回収を行う膨張機構の異常な状態を確実に検知し、効率の良い運転を実現できる冷凍サイクル装置を提供すること。
【解決手段】圧縮機構11と、利用側熱交換器12と、動力回収を行う膨張機構14と、熱源側熱交換器15と、前記圧縮機構11の吐出温度を検出する吐出温度検出手段41とを備え、前記圧縮機構11の吐出温度の目標値と前記吐出温度検出手段41の検出値との差が所定値以上であるとき、前記膨張機構14の動作を異常と判定することを特徴とするもので、膨張機構14の回転数を制御する発電機13の脱調、あるいは、膨張機構14のシール部への異物等の混入や、シール部へのオイル供給の不足などの膨張機構14の異常な状態を確実に検知し、効率の良い運転を実現できる冷凍サイクル装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力を回収する膨張機構を備えた冷凍サイクル装置に関する。
冷凍サイクル装置において、減圧器の代わりに膨張機構を設けて、膨張時の圧力エネルギーを動力として回収し、COPを向上させる冷凍サイクル装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1について、以下、圧縮機構の回転数をHzc、膨張機構の回転数をHzeとし、また、圧縮機構と膨張機構はともに容積式であり、圧縮機構のシリンダ容積をVC、膨張機構のシリンダ容積をVE、圧縮機構に流入する冷媒の密度をDC、膨張機構に流入する冷媒の密度をDEとして説明する。
圧縮機構、膨張機構のそれぞれを流れる質量循環量は等しいことから、VC×DC×Hzc=VE×DE×Hze、すなわち、VC/VE=(DE/DC)×(Hze/Hzc)の関係が成立する。VC/VE(設計容積比)は機器の設計時に定まる定数であるので、DE/DC(密度比)とHze/Hzc(回転数比)の積が常に一定となるように冷凍サイクルはバランスしようとする。
膨張機構の軸には膨張機構の回転数を制御する発電機が結合されており、膨張機構の回転数Hzeが、圧縮機構の回転数Hzcと無関係に設定できる場合には、膨張機構の回転数Hze(すなわち、発電機のトルク)を調整し、冷凍サイクル装置の高圧側圧力を最良に調整する方法が提案されている。
一方、圧縮機構と膨張機構の軸が同一であり、圧縮機構と膨張機構は同一回転数で回転する場合には、圧縮機構、膨張機構のそれぞれを流れる質量循環量は等しいことから、VC×DC=VE×DE、すなわち、VC/VE=DE/DCの関係が成立する。VC/VE(設計容積比)は機器の設計時に定まる定数であるので、DE/DC(密度比)が常に一定となるように冷凍サイクルはバランスしようとする(以下、このことを、「密度比一定の制約」と定義する)。
しかし、冷凍サイクル装置の使用条件は必ずしも一定でないので、設計時に想定した設計容積比と実際の運転状態での密度比が異なる場合には、「密度比一定の制約」のために、最良な高圧側圧力に調整することが困難となる。
そこで、膨張機構をバイパスするバイパス流路、膨張機構の上流や下流に減圧器を設けて、膨張機構に流入する循環量を制御することで、最良な高圧側圧力に調整する構成や制御方法が提案されている。
特開2000−329416号公報
しかしながら上記従来技術に開示されたような動力回収を行う膨張機構を設けた冷凍サイクル装置においては、膨張機構の回転数を制御する発電機の脱調、あるいは、膨張機構のシール部への異物等の混入や、シール部へのオイル供給の不足などにより、膨張機構を流れる質量循環量が一時的に、かつ、急激に増加した場合には、膨張機構の回転数を調整し、冷凍サイクル装置の高圧側圧力を最良に調整することができなくなり、冷凍サイクル
装置が効率の良い運転をできなくなるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するもので、動力回収を行う膨張機構の異常な状態を確実に検知し、効率の良い運転を実現できる冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、圧縮機構と、利用側熱交換器と、動力回収を行う膨張機構と、熱源側熱交換器と、前記圧縮機構の吐出温度を検出する吐出温度検出手段とを備え、前記圧縮機構の吐出温度の目標値と前記吐出温度検出手段の検出値との差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とするもので、膨張機構の回転数を制御する発電機の脱調、あるいは、膨張機構のシール部への異物等の混入や、シール部へのオイル供給の不足などの膨張機構の異常な状態を確実に検知し、効率の良い運転を実現できる冷凍サイクル装置を提供できる。
本発明によれば、動力回収を行う膨張機構の異常な状態を確実に検知し、効率の良い運転を実現できる冷凍サイクル装置を提供できる。
第1の発明は、圧縮機構と、利用側熱交換器と、動力回収を行う膨張機構と、熱源側熱交換器と、前記圧縮機構の吐出温度を検出する吐出温度検出手段とを備え、前記圧縮機構の吐出温度の目標値と前記吐出温度検出手段の検出値との差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とするもので、膨張機構の回転数を制御する発電機の脱調、あるいは、膨張機構のシール部への異物等の混入や、シール部へのオイル供給の不足などの膨張機構の異常な状態を確実に検知し、効率の良い運転を実現できる冷凍サイクル装置を提供できる。
第2の発明は、利用側熱交換器の流入流体温度を検出する利用側熱交換器入口流体温度検出手段と、熱源側熱交換器の流入流体温度を検出する熱源側熱交換器入口流体温度検出手段とを備え、圧縮機構の吐出温度の目標値は、前記入口流体温度検出手段の検出値のうち、少なくとも一方の検出値に基づいて決定されることを特徴とするもので、膨張機構の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
第3の発明は、利用側熱交換器の流入流体温度を検出する利用側熱交換器入口流体温度検出手段と、熱源側熱交換器の流入流体温度を検出する熱源側熱交換器入口流体温度検出手段と、膨張機構に流入する冷媒を減圧する予減圧器とを備え、前記予減圧器開度の目標値は、前記入口流体温度検出手段の検出値のうち、少なくとも一方の検出値に基づいて決定されるとともに、前記予減圧器の開度の目標値と前記予減圧器の開度との差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とするもので、膨張機構の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
第4の発明は、利用側熱交換器の流入流体温度を検出する利用側熱交換器入口流体温度検出手段と、熱源側熱交換器の流入流体温度を検出する熱源側熱交換器入口流体温度検出手段と、膨張機構をバイパスするバイパス回路と、前記バイパス回路に設けられたバイパス弁とを備え、前記バイパス弁開度の目標値は、前記入口流体温度検出手段の検出値のうち、少なくとも一方の検出値に基づいて決定されるとともに、前記バイパス弁開度の目標値と前記バイパス弁の開度との差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とするもので、膨張機構の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
第5の発明は、利用側熱交換器出口流体温度を検出する利用側熱交換器出口流体温度検出手段と、利用側熱交換器へ流入する流体の搬送量を検出する利用側流体搬送量検出手段とを備え、前記利用側流体搬送量検出手段の検出値が所定値未満で、かつ、前記利用側熱交換器出口流体の目標値と前記利用側熱交換器出口流体温度検出手段の検出値の差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とするもので、膨張機構の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
第6の発明は、除霜運転中は、膨張機構の動作を異常と判定しないことを特徴とするもので、膨張機構の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
第7の発明は、膨張機構の動作を異常と判定した場合には、圧縮機構および膨張機構を停止させ、一定時間経過後、前記圧縮機構および前記膨張機構を再起動させることを特徴とするもので、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。例えば、以下の実施の形態では、ヒートポンプ給湯機を例に挙げ説明するが、本発明が給湯機に限定されるものではなく、空気調和機などであってもよい。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるヒートポンプ給湯機の構成概略図である。
ヒートポンプ給湯機は、冷凍サイクルを利用して水を加熱する熱源ユニット100と貯湯タンクユニット110とから構成されている。熱源ユニット100は、駆動手段10により駆動され、圧縮機構11、利用側熱交換器としての給湯用熱交換器(放熱器)12の冷媒流路12a、発電機13により動力回収される膨張機構14、熱源側熱交換器としての蒸発器15などからなる冷凍サイクル回路を備えている。冷凍サイクル回路には、二酸化炭素(R744)が冷媒として充填されている。
なお、圧縮機構11および膨張機構14には、スクロール式、レシプロ式、ロータリ式などの容積式の流体機構を採用できる。放熱器12には、二重管式、プレート式などの熱交換器が採用できる。蒸発器14は、フィンチューブ型熱交換器に代表される空気熱交換器である。
熱源ユニット100と貯湯タンクユニット110とは、貯湯タンクユニット110内に備えられた貯湯タンク30の底部の低温の水が、熱源ユニット100内の放熱器12の流体流路12bに供給され、その後、放熱器12で加熱された湯が、貯湯タンク30の頂部に供給されるように、利用側流体搬送手段としての給水ポンプ31を介して水配管32により接続されている。
また、熱源ユニット100は、蒸発器15に流体(例えば、外気)を搬送する熱源側流体搬送手段としての送風装置(ファン)16と、蒸発器15の流体流路(例えば、送風回路)の入口の流体(例えば、外気)の温度(以下、外気温度と呼ぶ)を検出する熱源側熱交換器入口流体温度検出手段17とを備えている。
熱源側熱交換器入口流体温度検出手段17は、例えば、蒸発器15のフィン上に固定された温度サーミスタである。また、熱源ユニット100は、放熱器12の流体流路12bの入口の流体(例えば、水)の温度(以下、入水温度と呼ぶ)を検出する利用側熱交換器
入口流体温度検出手段20と、流体流路12bの出口の流体(例えば、湯)の温度(以下、出湯温度と呼ぶ)を検出する利用側熱交換器出口流体温度検出手段21とを備えている。
これらは、例えば、放熱器12の入口・出口の配管上に設けられ配管の温度を検出する温度サーミスタや、配管中に設けられ直接水温を検出する温度サーミスタである。さらに、熱源ユニット100は、外気温度や入水温度や利用者によるリモコン設定(即ち、使用条件)などから、出湯温度の目標値を演算する利用側熱交換器出口流体目標温度演算手段22と、利用側熱交換器出口流体温度検出手段21の検出値(以下、出湯温度検出値と呼ぶ)及び利用側熱交換器出口流体目標温度演算手段22が演算した目標値(以下、出湯温度目標値と呼ぶ)に応じて、給水ポンプ31の回転数を演算・操作する利用側流体搬送量演算操作手段23とを備えている。
さらに、熱源ユニット100は、圧縮機構11の吐出温度を検出する吐出温度検出手段41を備えている。吐出温度検出手段41は、例えば、圧縮機構11の吐出から放熱器12の冷媒流路12aの入口までの配管上に設けられ配管の温度を検出する温度サーミスタである。また、熱源ユニット100は、熱源側熱交換器入口流体温度検出手段17の検出値(外気温度)や利用側熱交換器入口流体温度検出手段20の検出値(入水温度)などから、目標吐出温度を演算する目標吐出温度演算手段42を備えている。
さらに、熱源側熱交換器入口流体温度検出手段17の検出値(外気温度)や利用側熱交換器入口流体温度検出手段20の検出値(入水温度)などから、発電機13、すなわち、膨張機構14の第1目標膨張機構回転数を演算する目標膨張機構回転数演算手段43を備えている。
また、目標吐出温度と吐出温度検出手段41の検出値に応じて膨張機構14の第2目標膨張機構回転数を演算し、目標膨張機構回転数演算手段43が演算した第1目標膨張機構回転数、あるいは、自らが演算した第2目標膨張機構回転数のいずれかを選択して膨張機構14の回転数を操作する膨張機構回転数演算操作手段44を備えている。
さらに、冷凍サイクル装置が除霜運転中であるか否かを判定する除霜運転判定手段51と、利用側熱交換器出口流体目標温度演算手段22、利用側流体搬送量演算操作手段23、目標吐出温度演算手段42、除霜運転判定手段51などからの各信号により、膨張機構14の回転数やシール性の異常を判定する膨張機構異常判定手段61とを備えている。
次に、上述のように構成された冷凍サイクル装置の通常運転時の動作について説明する。
冷媒である二酸化炭素を、駆動手段10により駆動される圧縮機構11で臨界圧力を越える圧力まで圧縮する。その圧縮された冷媒は、高温高圧状態となり、放熱器12の冷媒流路12aを流れる際に、流体流路12bを流れる水に放熱して冷却される。
その後、冷媒は膨張機構14で減圧され低温低圧の気液二相状態となる。この際、膨張機構14では冷媒の圧力エネルギーを動力に変換し、その動力は発電機13にて電力に変換される。このように、膨張時の圧力エネルギーを電力として回収しCOPを向上させることができる。膨張機構14で減圧された冷媒は蒸発器15に供給される。蒸発器15では、冷媒は送風装置(ファン)16によって送り込まれた外気によって加熱され、気液二相またはガス状態となり、再び圧縮機構11に吸入される。
一方、給水ポンプ31により給湯タンク30の底部から放熱器12の流体流路12bへ
送り込まれた水は、冷媒流路12aを流れる冷媒により加熱され、高温の湯となり、その湯を給湯タンク30の頂部から貯める。このような動作を繰り返すことにより、本実施の形態の冷凍サイクル装置は給湯機として利用できる。
ここで、膨張機構14の回転数は応答性の向上などを目的として以下のように操作される。すなわち、起動時などの冷凍サイクルが安定していないときには、膨張機構回転数演算操作手段44は、外気温度や入水温度などから目標膨張機構回転数演算手段43が演算した第1目標膨張機回転数となるように、膨張機構14、すなわち、発電機13の回転数を調整(フィードフォワード制御)する。
一方、冷凍サイクルが安定しているときには、膨張機構回転数演算操作手段44は、吐出温度検出手段41の検出した吐出温度が目標吐出温度演算手段42が演算した目標吐出温度となるように、現在の膨張機構回転数を修正する第2目標膨張機構回転数を演算する。そして、自ら演算した第2目標膨張機構回転数に膨張機構14、すなわち、発電機13の回転数を調整(フィードバック制御)している。
吐出温度が一定となるように制御された状態で、膨張機構14に何らかの異常が生じた場合、すなわち、膨張機構14の回転数を制御する発電機13の脱調、あるいは、膨張機構14のシール部への異物等の混入や、シール部へのオイル供給の不足などにより膨張機構14を流れる質量循環量が一時的に、かつ、急激に増加した場合の冷凍サイクルの動きについて説明する。
発電機13が脱調した場合には、膨張機構14の回転数が制御不能となり、膨張機構14は惰性で回転するため、膨張機構14の回転数(Hze)が、大きくなる。また、膨張機構14のシール部への異物等の混入や、シール部へのオイル供給の不足が生じた場合には、見かけ上、膨張機構14のシリンダ容積(VE)が大きくなったかのようになる。
膨張機構14の回転数(Hze)やシリンダ容積(VE)が大きくなると、冷凍サイクルは背景技術で説明したように、VC×DC×Hzc=VE×DE×Hzeを満足するようにバランスしようとするため、膨張機構14の吸入密度(DE)を低下させる、すなわち、高圧側圧力を低下させるようにバランスしようとする。その結果、吐出温度が急激に低下する。
すなわち、目標吐出温度より吐出温度が極端に低い場合には、膨張機構14の回転数やシール性が異常な状態となっていると判定できる。
そこで、本実施の形態の冷凍サイクル装置では、膨張機構異常判定手段61が、膨張機構14が正常である場合の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて外気温度や入水温度などから目標吐出温度演算手段42が演算する目標吐出温度(すなわち、正常運転時の吐出温度)と、吐出温度検出手段41が検出した吐出温度(すなわち、現在の吐出温度)を比較して、目標吐出温度と吐出温度の差が予め定められた所定値以上であれば、膨張機構14の回転数やシール性が異常な状態であると判定する。
膨張機構異常判定手段61が膨張機構14の動作が異常な状態であると判定した場合には、膨張機構異常判定手段61から信号を受けた駆動手段10が圧縮機構11や膨張機構14を停止させる。そして、一定時間経過後、圧縮機構11、および、膨張機構14を再起動させる。膨張機構14の異常が、一時的なものである場合には、再起動させることで、膨張機構14の異常は解消し、冷凍サイクル装置は再び効率の良い運転状態となる。
あるいは、膨張機構14の異常が一時的なものでない場合には、繰り返し、膨張機構異
常判定手段61が異常を判定する。もし、一定時間内に複数回、異常と判定した場合には、例えばリモコン等の表示器(図示せず)に異常表示を行うことで、利用者に修理の必要性を知らせることが可能となり、効率の悪い運転で運転しつづけることを防止できる。
膨張機14の異常を判定する具体的な制御方法について、図2のフローチャートを用いて説明する。
フローチャートのステップ101では、圧縮機構11の運転が開始されて所定時間経過後(すなわち、起動時などの冷凍サイクルが不安定な状態を経過した後)、経過時間計測値tをリセットし、経過時間の計測を開始する。次のステップ102で、熱源側熱交換器入口流体温度検出手段17により外気温度(Ta)を検出する。
ステップ103では、利用側熱交換器入口流体温度検出手段20より入水温度(Twi)を検出する。ステップ104で、目標吐出温度演算手段42は、検出された外気温度(Ta)と入水温度(Twi)より、正常運転時の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて、目標吐出温度(目標Td)を演算する。
次に、ステップ105では、吐出温度検出手段41により、圧縮機構11の吐出温度を検出する。さらに、ステップ106で、膨張機構回転数演算操作手段44は、検出した吐出温度が目標吐出温度演算手段42が演算した目標吐出温度となるように、現在の膨張機構回転数を修正する第2目標膨張機構回転数(Hze2)を演算する。
ステップ107で、膨張機構回転数演算操作手段44は、自ら演算した第2目標膨張機構回転数(Hze2)に膨張機構14、すなわち、発電機13の回転数を変更する。さらにステップ108で、膨張機構異常判定手段61は、目標吐出温度と吐出温度の差を演算し、その差(目標Td−Td)が予め定められた所定値(Td0)以上の場合には、次のステップ109に進み、所定値(Td0)未満の場合にはステップ101に戻る。
次に、ステップ109で、経過時間計測値tと予め定めた時間t0を比較して、各々の検出手段の誤検出を防止するために、ステップ108の条件が連続して一定時間、成立しているか否かを判定する。そして、経過時間tが一定時間t0以上経過した場合には次のステップ110に進み、経過していない場合にはステップ102に戻る。なお、この誤検出を防止するためのステップ109を省略しても良い。
ステップ101からステップ109までを実行し、目標吐出温度と吐出温度の差(目標Td−Td)が予め定められた所定値(Td0)以上となる条件が一定時間、成立した場合には、ステップ110で、膨張機構異常判定手段61は膨張機構14の動作が異常な状態であると判定し、圧縮機構11や膨張機構14を停止させる。
そして、一定時間経過後、圧縮機構11、および、膨張機構14を再起動させる。これにより、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、膨張機構14の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態における冷凍サイクル装置を、図3に概略構成図を示し、説明する。図3において、図1と同様の構成要素は図1と同一符号を付し、説明を省略する。
図3の冷凍サイクル装置では、膨張機構14は圧縮機構11とともに駆動手段10に軸70で直結されている。また、膨張機構14に流入する冷媒を予め減圧する予減圧器とし
ての予膨張弁71と、熱源側熱交換器入口流体温度検出手段17の検出値(外気温度)や利用側熱交換器入口流体温度検出手段20の検出値(入水温度)などから、予膨張弁71の第1目標予減圧器開度を演算する目標予減圧器開度演算手段72とを備えている。
また、目標吐出温度演算手段42が演算した目標吐出温度と吐出温度検出手段41の検出値に応じて予膨張弁71の第2目標予減圧器開度を演算し、さらに、目標予減圧器開度演算手段72が演算した第1目標予減圧器開度、あるいは、自らが演算した第2目標予減圧器開度のいずれかを選択して予膨張弁71の開度を操作する予減圧器開度演算操作手段73を備えている。
さらに、膨張機構14を流れる冷媒をバイパスさせるバイパス流路80と、バイパス流路80上に設けられ、バイパス流路80を流れる質量循環量を調節するバイパス弁81と、熱源側熱交換器入口流体温度検出手段17の検出値(外気温度)や利用側熱交換器入口流体温度検出手段20の検出値(入水温度)などから、バイパス弁81の第1目標バイパス弁開度を演算する目標バイパス弁開度演算手段82とを備えている。
目標吐出温度演算手段42が演算した目標吐出温度と吐出温度検出手段41の検出値に応じてバイパス弁81の第2目標バイパス弁開度を演算し、さらに、目標バイパス弁開度演算手段82が演算した第1目標バイパス弁開度、あるいは、自らが演算した第2目標バイパス弁開度のいずれかを選択してバイパス弁81の開度を操作するバイパス弁開度演算操作手段83を備えている。
さらに、冷凍サイクル装置が除霜運転中であるか否かを判定する除霜運転判定手段51と、利用側熱交換器出口流体目標温度演算手段22、利用側流体搬送量演算操作手段23、目標吐出温度演算手段42、除霜運転判定手段51、予減圧器開度演算操作手段73、バイパス弁開度演算操作手段83などからの各信号により、膨張機構14の回転数やシール性の異常を判定する膨張機構異常判定手段61とを備えている。
上述のように構成された冷凍サイクル装置の理想的な運転状態、すなわち、設計容積比(VC/VE)が密度比(DE/DC)と一致している運転状態での動作について説明する。冷媒である二酸化炭素を、駆動手段10により駆動される圧縮機構11で臨界圧力を越える圧力まで圧縮する。その圧縮された冷媒は、高温高圧状態となり、放熱器12の冷媒流路12aを流れる際に、流体流路12bを流れる水に放熱して冷却される。
その後、冷媒はほぼ全開状態の予膨張弁71を流れた後、ほぼ全閉状態のバイパス弁81によりバイパス流路80には流れず、ほぼすべての冷媒は、膨張機構14に流入する。膨張機構14で減圧され低温低圧の気液二相状態となる。この際、膨張機構14では冷媒の圧力エネルギーを動力に変換し、その動力は軸70を介して圧縮機構11の駆動力の一部として利用される。
このように、膨張時の圧力エネルギーを動力として圧縮機構11に伝達することにより、駆動手段10の入力を低減し、COPを向上させることができる。膨張機構14で減圧された冷媒は蒸発器15に供給される。蒸発器15では、冷媒は送風装置(ファン)16によって送り込まれた外気によって加熱され、気液二相またはガス状態となり、再び圧縮機構11に吸入される。
次に、外気温度が低い場合など、実際の運転状態での密度比(DE/DC)が設計容積比(VC/VE)より大きい場合の動作について説明する。この場合には、膨張機構14入口の冷媒密度(DE)が小さくなるように、冷凍サイクルは高圧側圧力を低下させた状態でバランスしようとする。
ところが、高圧側圧力が望ましい圧力より低下した状態では、吐出温度が低下し冷凍サイクル装置の加熱能力が低下したり、冷凍サイクル装置の効率が低下したりする。このため、予減圧器開度演算操作手段73は予膨張弁71を閉方向に操作し膨張機構14に流入する冷媒を減圧する。これにより、冷媒密度(DE)を小さくでき、高圧側圧力は低下せず最適な状態を維持できる。
ここで、予膨張弁71は応答性の向上などを目的として以下のように操作される。すなわち、起動時などの冷凍サイクルが安定していないときには、予減圧器開度演算操作手段73は、外気温度や入水温度などから目標予減圧器開度演算手段72が演算した第1目標予減圧器開度となるように、予膨張弁71の開度を調整(フィードフォワード制御)する。
一方、冷凍サイクルが安定しているときには、予減圧器開度演算操作手段73は、吐出温度検出手段41の検出した吐出温度が目標吐出温度演算手段42が演算した目標吐出温度となるように、現在の予膨張弁開度を修正する第2目標予減圧器開度を演算する。そして、自ら演算した第2目標予減圧器開度に予膨張弁71の開度を調整(フィードバック制御)している。
逆に、外気温度や入水温度や目標出湯温度が高い場合など、実際の運転状態での密度比(DE/DC)が設計容積比(VC/VE)より小さい場合の動作について説明する。この場合には、膨張機構14入口の冷媒密度(DE)が大きくなるように、冷凍サイクルは高圧側圧力を上昇させた状態でバランスしようとする。
ところが、高圧側圧力が望ましい圧力より上昇した状態では、冷凍サイクル装置の運転効率が低下してしまう。このため、バイパス弁開度演算操作手段83はバイパス弁81を開方向に操作し、一部の冷媒をバイパス流路80に流す。これにより、膨張機構14に流入する循環量を減少させることができ、高圧側圧力は上昇せず最適な状態を維持できる。
ここで、バイパス弁81は応答性の向上などを目的として以下のように操作される。
すなわち、起動時などの冷凍サイクルが安定していないときには、バイパス弁開度演算操作手段83は、外気温度や入水温度などから目標バイパス弁開度演算手段82が演算した第1目標バイパス弁開度となるように、バイパス弁81の開度を調整(フィードフォワード制御)する。
一方、冷凍サイクルが安定しているときには、バイパス弁開度演算操作手段83は、吐出温度検出手段41の検出した吐出温度が目標吐出温度演算手段42が演算した目標吐出温度となるように、現在のバイパス弁開度を修正する第2目標バイパス弁開度を演算する。そして、自ら演算した第2目標バイパス弁開度にバイパス弁81の開度を調整(フィードバック制御)している。
吐出温度が一定となるように制御された状態で、膨張機構14に何らかの異常が生じた場合、すなわち、膨張機構14のシール部への異物等の混入や、シール部へのオイル供給の不足などにより膨張機構14を流れる質量循環量が一時的に、かつ、急激に増加した場合には、見かけ上、膨張機構14のシリンダ容積(VE)が大きくなったかのようになる。
このため、冷凍サイクルは膨張機構14の吸入密度(DE)を低下させる、すなわち、高圧側圧力を低下させるようにバランスしようとする。その結果、吐出温度が急激に低下
する。
そこで、本実施の形態の冷凍サイクル装置では、膨張機構異常判定手段61が、膨張機構14が正常である場合の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて外気温度や入水温度などから目標吐出温度演算手段42が演算する目標吐出温度(すなわち、正常運転時の吐出温度)と、吐出温度検出手段41が検出した吐出温度(すなわち、現在の吐出温度)を比較して、目標吐出温度と吐出温度の差が予め定められた所定値以上であれば、膨張機構14の動作が異常な状態であると判定する。
加えて、膨張機構14に何らかの異常が生じた場合には、膨張機構14の吸入密度(DE)が低下する傾向にあるので、予減圧器開度演算操作手段73、あるいは、バイパス弁開度演算操作手段83は高圧側圧力を望ましい圧力に調整しようとして、予膨張弁71の開度、あるいは、バイパス弁81の開度を閉方向に操作しようとする。
すなわち、現在の予膨張弁71の開度、あるいは、バイパス弁81の開度が、正常運転時の各々の開度より大幅に小さい場合には、膨張機構14の動作が異常な状態であると判定する。
すなわち、正常運転時の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて、外気温度や入水温度などから求められる第1目標予減圧器開度(すなわち、正常運転時の予膨張弁71の開度)と、吐出温度検出手段41が検出した吐出温度に基づいて演算された第2目標予減圧器開度、あるいは、予減圧器開度演算操作手段73が実際に操作した予膨張弁71の開度(すなわち、現在の予膨張弁71の開度)を比較して、第1目標予減圧器開度と第2目標予減圧器開度との差が予め定められた所定値以上であれば、膨張機構14の動作が異常な状態であると判定する。
あるいは、正常運転時の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて、外気温度や入水温度などから求められる第1目標バイパス弁開度(すなわち、正常運転時のバイパス弁81の開度)と、吐出温度検出手段41が検出した吐出温度に基づいて演算された第2目標バイパス弁開度、あるいは、バイパス弁開度演算操作手段83が実際に操作したバイパス弁81の開度(すなわち、現在のバイパス弁81の開度)を比較して、第1目標バイパス弁開度と第2目標バイパス弁開度との差が予め定められた所定値以上であれば、膨張機構14の動作が異常な状態であると判定する。
膨張機構異常判定手段61が膨張機構14の動作が異常な状態であると判定した場合には、膨張機構異常判定手段61から信号を受けた駆動手段10が圧縮機構11や膨張機構14を停止させる。そして、一定時間経過後、圧縮機構11、および、膨張機構14を再起動させる。これにより、冷凍サイクル装置が効率の悪い運転で運転しつづけることを防止できる。
膨張機14の異常を判定する具体的な制御方法について、図4のフローチャートを用いて説明する。フローチャートのステップ201では、圧縮機構11の運転が開始されて所定時間経過後(すなわち、起動時などの冷凍サイクルが不安定な状態を経過した後)、経過時間計測値tをリセットし、経過時間の計測を開始する。次のステップ202で、熱源側熱交換器入口流体温度検出手段17により外気温度(Ta)を検出する。ステップ203では、利用側熱交換器入口流体温度検出手段20より入水温度(Twi)を検出する。ステップ204で、目標吐出温度演算手段42は、検出された外気温度(Ta)と入水温度(Twi)より、正常運転時の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて、目標吐出温度(目標Td)を演算する。
ステップ205で、目標予減圧器開度演算手段72は、検出された外気温度(Ta)と入水温度(Twi)より、正常運転時の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて、第1目標予減圧器開度(PLSp1)を演算する。また、ステップ206で、目標バイパス弁開度演算手段82は、検出された外気温度(Ta)と入水温度(Twi)より、正常運転時の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて、第1目標バイパス弁開度(PLSb1)を演算する。
次に、ステップ207では、吐出温度検出手段41により、圧縮機構11の吐出温度を検出する。さらに、ステップ208で、予減圧器開度演算操作手段73は、検出した吐出温度が目標吐出温度演算手段42が演算した目標吐出温度となるように、現在の予膨張弁71の開度を修正する第2目標予減圧器開度(PLSp2)を演算する。
また、ステップ209で、バイパス弁開度演算操作手段83は、検出した吐出温度が目標吐出温度演算手段42が演算した目標吐出温度となるように、現在のバイパス弁81の開度を修正する第2目標バイパス弁開度(PLSp2)を演算する。ステップ210で、予減圧器開度演算操作手段73あるいはバイパス弁開度演算操作手段83は、自ら演算した第2目標予減圧器開度(PLSp2)あるいは第2目標バイパス弁開度(PLSp2)に予膨張弁71あるいはバイパス弁81の開度を変更する。
さらに、ステップ211で、膨張機構異常判定手段61は、目標吐出温度と吐出温度の差を演算し、その差(目標Td−Td)が予め定められた所定値(Td0)以上の場合には、次のステップ212に進み、所定値(Td0)未満の場合にはステップ201に戻る。
次に、ステップ212で、第1目標予減圧器開度と第2目標予減圧器開度の差を演算し、その差(PLSp1−PLSp2)が予め定められた所定値(PLSp0)以上の場合には、次のステップ214に進み、所定値(PLSp0)未満の場合にはステップ213に進む。ステップ213で、第1目標バイパス弁開度と第2目標バイパス弁開度の差を演算し、その差(PLSb2−PLSb1)が予め定められた所定値(PLSb0)以上の場合には、次のステップ214に進み、所定値(PLSp0)未満の場合にはステップ201に戻る。
ステップ214で、経過時間計測値tと予め定めた時間t0を比較して、各々の検出手段の誤検出を防止するために、ステップ211からステップ213の条件が連続して一定時間、成立しているか否かを判定する。そして、経過時間tが一定時間t0以上経過した場合には次のステップ215に進み、経過していない場合にはステップ202に戻る。なお、この誤検出を防止するためのステップ214を省略しても良い。
ステップ201からステップ214までを実行し、目標吐出温度と吐出温度の差(目標Td−Td)が予め定められた所定値(Td0)以上となる条件、かつ、第1目標予減圧器開度と第2目標予減圧器開度の差(PLSp1−PLSp2)が予め定められた所定値(PLSp0)以上となる条件、あるいは、第1目標バイパス弁開度と第2目標バイパス弁開度の差(PLSb1−PLSb2)が予め定められた所定値(PLSb0)以上となる条件が一定時間、成立した場合には、ステップ215で、膨張機構異常判定手段61が、膨張機構14の動作が異常な状態であると判定し、圧縮機構11や膨張機構14を停止させる。
そして、一定時間経過後、圧縮機構11、および、膨張機構14を再起動させる。これにより、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、膨張機構14の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
なお、本実施の形態は、膨張機構14は圧縮機構11とともに駆動手段10に軸70で直結されており、圧縮機構11の回転数と無関係に、膨張機構14の回転数を調整できない構成として説明したが、第1の実施の形態のように、発電機13を備え、圧縮機構11の回転数と無関係に、膨張機構14の回転数を調整できる構成であっても、本発明が同様に適用できることは言うまでもない。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態、あるいは、第2の実施の形態に、より確実に膨張機構14の異常を検知するための手段を追加したものである。
図1において、利用側流体搬送量演算操作手段23は、利用側熱交換器出口流体温度検出手段21が検出した出湯温度(出湯温度検出値)が、利用側熱交換器出口流体目標温度演算手段22が演算した目標値(出湯温度目標値)となるように、フィードバック制御により、給水ポンプ31の回転数を調整し、放熱器12の流体流路12bを流れる水循環量を調節することで、一定の温度のお湯が給湯タンク30に貯められるように制御している。
膨張機構14に何らかの異常が生じた場合、すなわち、膨張機構14の回転数を制御する発電機13の脱調、あるいは、膨張機構14のシール部への異物等の混入や、シール部へのオイル供給の不足などにより膨張機構14を流れる質量循環量が一時的に、かつ、急激に増加した場合には、膨張機構14の回転数(Hze)、あるいは、シリンダ容積(VE)が大きくなったかのようになる。
このため、冷凍サイクルは膨張機構14の吸入密度(DE)を低下させる、すなわち、高圧側圧力を低下させるようにバランスしようとする。その結果、吐出温度が急激に低下する。吐出温度が低下すると、放熱器12での加熱能力が低下する。
しかしながら、上述のように出湯温度が出湯温度目標値となるように、水循環量を給水ポンプ31により調節しているので、ある程度の吐出温度の低下であれば、水循環量を低下させることで、放熱器12での加熱能力が低下しても、出湯温度を一定に維持することが可能である。しかし、それ以上、吐出温度が低下するとなると、給水ポンプ31の回転数が最小となり、水循環量をそれ以下にすることができなくなる(水循環量が最小となる)ために、出湯温度が低下していき出湯温度目標値との温度差が大きくなる。
すなわち、第1の実施の形態、あるいは、第2の実施の形態で説明した判定条件を満たし、かつ、水循環量が予め定められた値未満であり、かつ、出湯温度が出湯温度目標値に達していない場合には、より確実に膨張機構14の動作が異常な状態であると判定できる。例えば、膨張機構14が正常な状態である場合であっても、目標出湯温度がリモコンなどで変更された場合など、一時的に吐出温度が低下したりすることがあるが、これらの場合に誤って膨張機構14の動作が異常な状態であると判定するのを防止できる。
膨張機14の異常を判定する具体的な制御方法について、図5のフローチャートを用いて説明する。図5において、図2と同様のステップは図2と同一符号を付し、説明を省略する。
図2で説明したステップ101からステップ108の後、ステップ108で、(目標Td−Td)が予め定められた所定値(Td0)以上の場合には、次のステップ301に進み、所定値(Td0)未満の場合にはステップ101に戻る。
ステップ301で、利用側流体搬送量(水循環量)を検出する。本実施の形態では、水循環量を直接検出するのではなく、利用側流体搬送量演算操作手段23が給水ポンプ31に指示した回転数より、水循環量を推定する。ステップ302で、膨張機構異常判定手段61は、検出した水循環量Gwが、予め定められた水循環量Gw0未満であるかの比較を行い、水循環量が予め定められた値Gw0未満であることを判定する。
水循環量が予め定められた値Gw0未満である場合には次のステップ303に進み、予め定められた値Gw0以上の場合にはステップ101に戻る。次に、ステップ303で、利用側熱交換器出口流体温度検出手段21により出湯温度を検出する。ステップ304で、膨張機構異常判定手段61は、利用側熱交換器出口流体目標温度演算手段22により予め定められた出湯温度目標値(目標Tw)と、ステップ303で検出した出湯温度検出値Twとの差を演算し、その差(目標Tw−Tw)が予め定められた所定値Tw0以上の場合には、次のステップ109に進み、達していない場合にはステップ101に戻る。
すなわち、膨張機構異常判定手段61が、膨張機構14が正常である場合の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて外気温度や入水温度などから目標吐出温度演算手段42が演算する目標吐出温度(すなわち、正常運転時の吐出温度)と、吐出温度検出手段41が検出した吐出温度(すなわち、現在の吐出温度)との差(目標Td−Td)が予め定められた所定値(Td0)以上である場合で、かつ、水循環量が予め定められた値未満であり、かつ、出湯温度が出湯温度目標値に達していない条件が一定時間、成立した場合には、膨張機構異常判定手段61は膨張機構14の動作が異常な状態であると判定する。
あるいは、第2の実施の形態の制御方法に本実施の形態の制御を追加した場合には、第1目標予減圧器開度と第2目標予減圧器開度の差(PLSp1−PLSp2)が予め定められた所定値(PLSp0)以上となる場合、あるいは、第1目標バイパス弁開度と第2目標バイパス弁開度の差(PLSb1−PLSb2)が予め定められた所定値(PLSb0)以上となる場合で、かつ、水循環量が予め定められた値未満であり、かつ、出湯温度が出湯温度目標値に達していない条件が一定時間、成立した場合には、膨張機構異常判定手段61は膨張機構14の動作が異常な状態であると判定する。
膨張機構異常判定手段61が膨張機構14の動作が異常な状態であると判定した場合には、膨張機構異常判定手段61から信号を受けた駆動手段10が圧縮機構11や膨張機構14を停止させる。そして、一定時間経過後、圧縮機構11、および、膨張機構14を再起動させる。これにより、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、膨張機構14の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
なお、本実施の形態では、給水ポンプ31への回転数指示値から推定して水循環量を間接的に検出するものとしているが、循環量計などを用いて水循環量を直接検出するようにしても良い。また、水循環量を推定せず、給水ポンプ31の回転数そのものや利用側流体搬送量演算操作手段23の指示値そのものから判定するものであっても良い。
また、本実施の形態では、給湯装置の例で説明したので、放熱器12で冷媒と熱交換する流体(即ち、湯)の循環量と流体の放熱器出口温度とを検出し、流体の放熱器出口温度の目標値と流体の放熱器出口温度の検出値との温度差を演算し、循環量の検出値が所定値未満であり、かつ、温度差の演算値が所定値以上であることを判定基準に追加し、膨張機構14の異常を判定するものとしている。
これに対して、家庭用空調機等の冷凍サイクル装置の場合であれば、利用側熱交換器で冷媒と熱交換する流体(例えば、空気)の循環量(即ち、冷媒と熱交換する流体が空気の場合には風量)と流体の利用側熱交換器出口温度とを検出し、当該利用側熱交換器出口温
度の検出値と利用側熱交換器出口温度の目標値との温度差を演算し、風量の検出値が所定値未満であり、かつ、温度差の演算値が所定値以上であることを判定基準に追加し、膨張機構14の異常を判定するものとする。
なお、風量の所定値や温度差の所定値は、実験などから予め定めるものであり、利用側熱交換器出口温度の目標値は、例えば外気温度や利用側熱交換器を冷却する空気の入口温度や冷凍サイクル装置の使用条件などから演算して設定するものである。
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3のいずれかの実施の形態に、より確実に冷媒不足を検知するための手段を追加したものである。以下、主に、第1の実施の形態、あるいは、第2の実施の形態の冷凍サイクル装置を例にとり説明するが、第3の実施の形態の冷凍サイクル装置に追加する場合でも同様である。
図1において、除霜運転判定手段51は、冷凍サイクル装置が除霜運転中であるか否かを判定する。膨張機構14が正常な状態である場合であっても、例えば、蒸発器15の除霜運転中など、一時的に吐出温度が低下したりすることがある。
したがって、除霜運転判定手段51が除霜中であると判定した場合には、膨張機構異常判定手段61は膨張機構14の動作が異常な状態であると判定せずに、圧縮機構11などの運転を継続させる。このため、除霜運転時に誤って膨張機構14の動作が異常な状態であると判定するのを防止できる。
言い換えれば、第1の実施の形態から第3の実施の形態で説明した判定条件を満たし、かつ、除霜運転中でない場合には、より確実に膨張機構14の動作が異常な状態であると判定できる。
膨張機14の異常を判定する具体的な制御方法について、図6のフローチャートを用いて説明する。図6において、図2と同様のステップは図2と同一符号を付し、説明を省略する。
図2で説明したステップ101を行う前に、ステップ501において、冷凍サイクル装置が除霜運転中であるか否を判定する。冷凍サイクル装置が除霜運転中でない場合には次のステップ101に進み、除霜運転中である場合にはステップ501に戻る。その後、ステップ101からステップ109までを実行する。
そして、除霜運転中でなく、膨張機構異常判定手段61が、膨張機構14が正常である場合の特性に基づいて予め定められた演算式を用いて外気温度や入水温度などから目標吐出温度演算手段42が演算する目標吐出温度(すなわち、正常運転時の吐出温度)と、吐出温度検出手段41が検出した吐出温度(すなわち、現在の吐出温度)との差(目標Td−Td)が予め定められた所定値(Td0)以上である条件が一定時間、成立した場合には、ステップ110で、膨張機構異常判定手段61は膨張機構14の動作が異常な状態であると判定する。
あるいは、第2の実施の形態の制御方法に本実施の形態の制御方法を追加した場合には、除霜運転中でなく、第1目標予減圧器開度と第2目標予減圧器開度の差(PLSp1−PLSp2)が予め定められた所定値(PLSp0)以上となる場合、あるいは、第1目標バイパス弁開度と第2目標バイパス弁開度の差(PLSb1−PLSb2)が予め定められた所定値(PLSb0)以上となる場合には、ステップ110で、膨張機構異常判定手段61は膨張機構14の動作が異常な状態であると判定する。
これにより、膨張機構異常判定手段61が膨張機構14の動作が異常な状態であると判定した場合には、膨張機構異常判定手段61から信号を受けた駆動手段10が圧縮機構11や膨張機構14を停止させる。
そして、一定時間経過後、圧縮機構11、および、膨張機構14を再起動させる。これにより、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、膨張機構14の異常な状態を確実に検知でき、効率の良い冷凍サイクル装置を実現できる。
なお、逆に、膨張機構14が正常である場合であっても、除霜運転中であるために、吐出温度検出手段41が検出した吐出温度(すなわち、現在の吐出温度)との差(目標Td−Td)が予め定められた所定値(Td0)以上である場合、あるいは、第2の実施の形態の制御方法に本実施の形態の制御方法を追加した場合には、除霜運転中であるために、第1目標予減圧器開度と第2目標予減圧器開度の差(PLSp1−PLSp2)が予め定められた所定値(PLSp0)以上となる場合、あるいは、第1目標バイパス弁開度と第2目標バイパス弁開度の差(PLSb1−PLSb2)が予め定められた所定値(PLSb0)以上となる場合には、膨張機構異常判定手段61は膨張機構14の動作が異常な状態であると判定せずに、圧縮機構11への通電を続行してその運転を継続させるものである。
したがって、本実施の形態の冷凍サイクル装置では、除霜運転中である場合に誤って冷媒不足であると判定することもなく、膨張機構14の動作が異常な状態であることをより正確に検出することができる。
なお、以上の第1から第4の実施の形態における冷凍サイクル装置において、膨張機構14に流入する冷媒と圧縮機構11に流入する冷媒を熱交換させる内部熱交換器を設けても良い。また、冷媒は二酸化炭素(CO)であるとして説明したが、これに限定するものではなく、R32やR410AなどのHFC冷媒、R290などのHC冷媒であってもよい。
本発明のヒートポンプ給湯機は、家庭用、業務用を問わず広い用途に適用することができる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯機の概略構成図 同膨張機の異常を判定する運転制御のフローチャート 本発明の実施の形態2におけるヒートポンプ給湯機の概略構成図 同膨張機の異常を判定する運転制御のフローチャート 本発明の実施の形態3の膨張機の異常を判定する運転制御のフローチャート 本発明の実施の形態4の膨張機の異常を判定する運転制御のフローチャート
符号の説明
10 駆動手段
11 圧縮機構
12 利用側熱交換器
13 発電機
14 膨張機構
15 熱源側熱交換器(蒸発器)
17 熱源側熱交換器入口流体温度検出手段
20 利用側熱交換器入口流体温度検出手段
21 利用側熱交換器出口流体温度検出手段
22 利用側熱交換器出口流体目標温度演算手段
23 利用側流体搬送量演算操作手段
30 貯湯タンク
31 給水ポンプ
41 吐出温度検出手段
42 目標吐出温度演算手段
43 目標膨張機構回転数演算手段
44 膨張機構回転数演算操作手段
51 除霜運転判定手段
61 膨張機構異常判定手段
70 軸
71 予減圧器
72 目標予減圧器開度演算手段
73 予減圧器開度演算操作手段
80 バイパス流路
81 バイパス弁
82 目標バイパス弁開度演算手段
83 バイパス弁開度演算操作手段
100、101 熱源ユニット
110 貯湯タンクユニット

Claims (7)

  1. 圧縮機構と、利用側熱交換器と、動力回収を行う膨張機構と、熱源側熱交換器と、前記圧縮機構の吐出温度を検出する吐出温度検出手段とを備え、前記圧縮機構の吐出温度の目標値と前記吐出温度検出手段の検出値との差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 利用側熱交換器の流入流体温度を検出する利用側熱交換器入口流体温度検出手段と、熱源側熱交換器の流入流体温度を検出する熱源側熱交換器入口流体温度検出手段とを備え、圧縮機構の吐出温度の目標値は、前記入口流体温度検出手段の検出値のうち、少なくとも一方の検出値に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 利用側熱交換器の流入流体温度を検出する利用側熱交換器入口流体温度検出手段と、熱源側熱交換器の流入流体温度を検出する熱源側熱交換器入口流体温度検出手段と、膨張機構に流入する冷媒を減圧する予減圧器とを備え、前記予減圧器開度の目標値は、前記入口流体温度検出手段の検出値のうち、少なくとも一方の検出値に基づいて決定されるとともに、前記予減圧器の開度の目標値と前記予減圧器の開度との差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 利用側熱交換器の流入流体温度を検出する利用側熱交換器入口流体温度検出手段と、熱源側熱交換器の流入流体温度を検出する熱源側熱交換器入口流体温度検出手段と、膨張機構をバイパスするバイパス回路と、前記バイパス回路に設けられたバイパス弁とを備え、前記バイパス弁開度の目標値は、前記入口流体温度検出手段の検出値のうち、少なくとも一方の検出値に基づいて決定されるとともに、前記バイパス弁開度の目標値と前記バイパス弁の開度との差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 利用側熱交換器出口流体温度を検出する利用側熱交換器出口流体温度検出手段と、利用側熱交換器へ流入する流体の搬送量を検出する利用側流体搬送量検出手段とを備え、前記利用側流体搬送量検出手段の検出値が所定値未満で、かつ、前記利用側熱交換器出口流体の目標値と前記利用側熱交換器出口流体温度検出手段の検出値の差が所定値以上であるとき、前記膨張機構の動作を異常と判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 除霜運転中は、膨張機構の動作を異常と判定しないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 膨張機構の動作を異常と判定した場合には、圧縮機構および膨張機構を停止させ、一定時間経過後、前記圧縮機構および前記膨張機構を再起動させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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