JP2010038085A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

Abstract

【課題】吐出管に安価な材料を使用することで、価格低減を図ることが出来る密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉容器内に電動要素と圧縮要素とを備えて成る、密閉型圧縮機 において、前記密閉容器から冷媒ガスを吐出するために備えられた吐出管の材質を鋼材としたことにより密閉圧縮機の価格低減が図れ、前記吐出管の上端側に銅メッキを施したことにより吐出管の上端に接続される銅配管との溶接による接続も従来と同様なかたちですることが出来る。
【選択図】図１

Description

本発明は、密閉容器内に電動要素と圧縮要素とを備えてなる、密閉型圧縮機の構造に係り、特に密閉容器内の冷媒ガスを密閉容器外へ吐出するために設けられた、吐出管に関するものである。

従来の密閉型圧縮機としては、例えば特許文献１に示されたものがあった。特許文献１に示されるように密閉容器内の上部に電動要素を、下部に圧縮要素を配置しており、電動要素は圧縮要素を構成する回転軸に連結され、電動要素の駆動により圧縮要素が冷媒を圧縮する構造となっている。

また圧縮要素より圧縮され吐出された冷媒は、密閉容器の上側を構成する上密閉容器に設けられた吐出管から吐出管上端に接続される銅配管に吐出される。吐出管は、吐出管上端に接続される銅配管との溶接による接続を容易にするため、同材質の銅材のものが使用されている。
特開平５−９９１７２号公報

しかしながら、前記従来の密閉型圧縮機では、密閉容器の上側を構成している上密閉容器に設けられた吐出管の材質が銅材であるため、密閉型圧縮機の価格が高くなってしまうという問題があった。

前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器内に電動要素と圧縮要素とを備えて成る、密閉型圧縮機において、前記密閉容器から冷媒ガスを吐出するために備えられた吐出管の材質を鋼材とし前記吐出管の上端側に銅メッキを施したものである。

本発明の密閉型圧縮機は、前記構成を有し、吐出配管の材質を鋼材とすることで、密閉圧縮機の価格低減が図れ、吐出配管の上端側に銅メッキを施すことで、吐出配管の上端に接続される銅配管との溶接による接続も従来と同様なかたちですることが出来る。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。

（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態１における密閉型圧縮機の縦断面図、図２は本発明の実施の形態１における吐出配管の縦断面図である。

図１、図２に示すように、密閉容器１内の上部に電動要素２を、下部に圧縮要素３を配置しており、電動要素２は圧縮要素３を構成する回転軸４に連結され、電動要素２の駆動により圧縮要素３にて冷媒が圧縮される構造となっている。

また圧縮要素３より圧縮され吐出された冷媒は、密閉容器１の上側を構成する上密閉容器１ａに設けられた吐出管４から吐出管４上端に接続される銅配管に吐出される構造とな
っており、吐出管４の材質は鋼材で吐出配管４の上端側に銅メッキ４ａを施した構造となっている。

かかる構成によれば、吐出管４の材質を鋼材とすることで、密閉圧縮機の価格低減が図れ、吐出管４の上端側に銅メッキ４ａを施すことで、吐出管４の上端に接続される銅配管との溶接による接続も従来と同様なかたちですることが出来る。

本発明の密閉型圧縮機は、圧縮形態に関わらず、あらゆる密閉型圧縮機に適応が可能である。

本発明の実施の形態１における密閉型圧縮機の縦断面図 本発明の実施の形態１における吐出配管の縦断面図

符号の説明

１ 密閉容器
１ａ 上密閉容器
２ 電動要素
３ 圧縮要素
３ａ 回転軸
４ 吐出管
４ａ 銅メッキ

Claims (1)

1. 密閉容器内に電動要素と圧縮要素とを備えて成る、密閉型圧縮機において、前記密閉容器から冷媒ガスを吐出するために備えられた吐出管の材質を鋼材とし前記吐出管の上端側に銅メッキを施したことを特徴とする密閉型圧縮機。