JP2010038036A - 軸流ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】軸流ファンのインペラの翼の外縁部に翼面に滑らかに接続する湾曲面を設けつつ翼面の大きさを確保する。
【解決手段】翼22の外縁部3は全長に亘って、第1翼面221の外縁に接続する第1湾曲面41および第2翼面の外縁に接続する第2湾曲面42を有する。外縁部3には、インペラ2の中心軸を中心とする径方向外側の側方エッジ部32において第1湾曲面41と第2湾曲面42との間に側方ストレート面432が設けられ、側方ストレート面432はインペラの中心軸を中心とする円筒面の一部となっている。側方エッジ部32では、側方ストレート面432が設けられることにより第1および第2湾曲面41,42の曲率半径が小さくされ、側方エッジ部32の翼面に平行な方向における幅が小さくされる。これにより、第1翼面221および第2翼面222の大きさが確保される。
【選択図】図5

Description

本発明は、軸流ファンに関し、特に、翼の形状に関連する。
従来より、様々な電子機器の筐体内部に電子部品を冷却するための冷却ファンが設けられており、多くの場合、冷却ファンとして軸流ファンが利用される。特許文献1に開示されるファンのブレード(翼)では、吸込側の面の側縁と吐出側の面の側縁とを結ぶ端縁面が滑らかに湾曲し、端縁面では、ブレードの回転方向における後方側の後縁面を中心軸に平行な面で切断した断面のエッジが略半円形とされ、ファンの回転軸を中心とする放射方向外側の面を中心軸を含む面で切断した断面のエッジも略半円形とされる。また、回転方向前方側の前縁面を中心軸に平行な面で切断した断面のエッジは吸込側の面に対して滑らかに接続されるとともに吐出側の面に対して垂直に接続される。
なお、特許文献2および3に開示される軸流ファンにおいても、翼の回転方向前縁部および回転方向後縁部が滑らかに湾曲した形状となっている。
特開平11−10683号公報 米国特許出願公開第2005/0019165号明細書 米国特許出願公開第2005/0068730号明細書
ところで、特許文献1ないし3に示されるように、翼の外縁部の断面が半円状とされると、翼として機能する翼面(すなわち、断面が半円状の外縁部を除く面)の大きさが小さくなり、その結果、静圧−風量特性が低下してしまう。
本発明は、上記課題に課題に鑑みなされたものであり、翼の外縁部に滑らかに湾曲する湾曲面を設けるとともに翼面の大きさを確保することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、軸流ファンであって、中心軸を中心としてカップの外側面から径方向外方へと伸びる複数の翼を有するインペラと、前記中心軸を中心として前記インペラを回転させることにより前記中心軸に沿うエアの流れを発生するモータ部と、前記インペラの外周を囲むハウジングとを備え、前記複数の翼のそれぞれが、前記インペラの回転によりエアに衝突する第1翼面と、前記第1翼面とは反対側の第2翼面と、前記第1翼面の外縁から翼の最外周に向かって滑らかに湾曲する第1湾曲面と、前記第2翼面の外縁から前記最外周に向かって滑らかに湾曲する第2湾曲面と、翼の外縁部のうち前記径方向における外側の部位において前記第1湾曲面と前記第2湾曲面との間に位置し、前記中心軸に平行な略円筒状の面の一部である側方ストレート面とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸流ファンであって、前記外縁部のうち回転方向前側の部位において前記第1湾曲面の曲率半径が前記第2湾曲面の曲率半径よりも大きい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の軸流ファンであって、前記複数の翼のそれぞれが、前記外縁部のうち回転方向後側の部位において前記第1湾曲面と前記第2湾曲面との間に位置し、翼の厚さ方向にほぼ平行な後方ストレート面をさらに備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の軸流ファンであって、前記外縁部の前記径方向における外側の前記部位において、前記第1湾曲面の曲率半径が、回転方向前側から後側に向かって漸次減少する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の軸流ファンであって、前記インペラが射出成形により形成される。
本発明によれば、翼の外縁部に滑らかに湾曲する湾曲面が設けられるとともに、外縁部の側方ストレート面を設けて湾曲面の曲率半径を小さくすることにより翼面の大きさが確保される。請求項2および4の発明では、気流の乱れが低減される。
図1は本発明の一の実施の形態に係る軸流ファン1を中心軸J1を含む平面で切断した縦断面図であり、軸流ファン1はサーバ等の電子機器を空冷するための冷却ファンとして用いられる。軸流ファン1では図1中の上側(すなわち、軸流ファン1の上側)からエアが取り込まれ、下側(すなわち、軸流ファン1の下側)へと送出されるようにエアの流れが発生する。以下の説明では、中心軸J1方向において、エアが取り込まれる側である図1中の上側を単に「上側」と呼び、エアが送出される側である図1中の下側を単に「下側」と呼ぶ。「上側」および「下側」という表現は必ずしも重力方向に対する上側および下側と一致する必要はない。
軸流ファン1はインペラ2、中心軸J1を中心としてインペラ2を回転させるモータ部11、インペラ2の外周を囲むハウジング12、および、モータ部11とハウジング12とを接続する複数の支持リブ13を備える。なお、図1では、図示の都合上、インペラ2の翼22および支持リブ13の概略形状を中心軸J1の左右に示している。また、モータ部11は誇張して大きく示しており、各構成要素の断面に対する平行斜線の図示を省略している。
インペラ2は、モータ部11の外側を覆う有蓋略円筒状のカップ21、および、カップ21の外側面から中心軸J1を中心とする径方向外方へと伸び、中心軸J1を中心とする周方向に等ピッチにて配置された複数(本実施の形態では7枚)の翼22を有する。カップ21および翼22は樹脂の射出成形により1つの部材として形成される。
モータ部11は、回転体であるロータ部111および固定体であるステータ部112を備え、中心軸J1に沿ってロータ部111がステータ部112に対して上側に位置する。ロータ部111は、中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状の金属製のヨーク1111、ヨーク1111の内側に固定される略円筒状の界磁用磁石1112、および、ヨーク1111の上部中央から下方に突出するシャフト1113を備える。ロータ部111は、ヨーク1111がカップ21に覆われることによりインペラ2と一体の部品となっている。
ステータ部112はベース部1121、ベース部1121の中央から上側に突出する略円筒状の軸受保持部1122、軸受保持部1122の外周に取り付けられるステータ1123、および、ステータ1123の下側にてステータ1123に電気的に接続される回路基板1124を備え、ステータ1123は界磁用磁石1112と中心軸J1を中心とする径方向(以下、単に「径方向」という。)に対向し、ステータ1123と界磁用磁石1112との間で中心軸J1を中心とするトルクが発生する。軸受保持部1122の内側には軸受機構である玉軸受1125,1126が中心軸J1方向の上部および下部に設けられ、軸受保持部1122に挿入されたシャフト1113が玉軸受1125,1126により回転可能に支持される。
軸流ファン1の駆動時には、ステータ部112に対してロータ部111およびインペラ2が相対的に回転して中心軸J1に沿うエアの流れが発生する。
図2はインペラ2の底面図であり、図3はインペラ2の平面図である。インペラ2の翼22では、図2に示される下側の面(以下、「第1翼面221」という。)の外縁と図3に示される上側の面(以下、「第2翼面222」という。)の外縁との間の外縁部3が第1翼面221および第2翼面222に滑らかに接続される湾曲面を有する。図2および図3では、第1翼面221および第2翼面222と外縁部3との境界を細線にて示している。以下の説明では、外縁部3の翼22の回転方向(図2および図3中に矢印9にて示す。)の前側に位置して径方向外方に伸びる部位を「前方エッジ部31」と呼び、回転方向後側に位置して径方向外方に伸びる部位を「後方エッジ部33」と呼ぶ。さらに、径方向における外側に位置し、平面視における形状が回転方向9(すなわち、中心軸J1を中心とする周方向)に沿って伸びる部位を「側方エッジ部32」と呼ぶ。
図4は1つの翼22を径方向外方から示す図であり、第2翼面222と外縁部3との境界を細線にて示している。翼22は、インペラ2(図2および図3参照)の回転により第1翼面221(図4において下側に隠れている。)がエアに衝突するように前方エッジ部31(図4では左側に隠れている。)から後方エッジ部33に向かって斜め下方に傾斜しており、翼22の厚さ方向、すなわち、翼22の傾斜方向に対して垂直な方向における翼22の幅は前方エッジ部31から後方エッジ部33に向かって減少する。翼22では後方エッジ部33の厚さが小さくされることにより、翼22の重量が軽くされて翼22を回転するために必要な電流値が低減され、材料費も節減される。さらに、翼22の回転により第1翼面221および第2翼面222に沿って流れるエアは後方エッジ部33において互いに滑らかに交わるため後方エッジ部33近傍の乱流の発生が抑制され、これにより、翼22の回転による騒音(いわゆる、風切り音)が低減される。
図5は翼22の前方部を斜め下方から見た図であり、図6は翼22の後方部を斜め上方から見た図である。図5および図6に示すように、外縁部3は、全長に亘って、第1翼面221の外縁に滑らかに接続する第1湾曲面41、第1翼面221とは反対側の第2翼面222の外縁に滑らかに接続する第2湾曲面42、および、第1湾曲面41と第2湾曲面42との間に位置し、翼22の厚さ方向に平行な面で切断した形状が直線状であるストレート面43を有する。なお、側方エッジ部32では、ストレート面43を厚さ方向に平行な面で切断した形状は、正確には僅かに湾曲するが、ほぼ直線状とみなすことができる。図5および図6では、第1湾曲面41とストレート面43との境界、および、第2湾曲面42とストレート面43との境界を破線にて示し、図5の第1翼面221と第1湾曲面41との境界および図6の第2翼面222と第2湾曲面42との境界を細線にて示している。
図7および図8は図3において最も上側に位置する翼22の前方エッジ部31および後方エッジ部33を矢印Aの位置にて切断した断面図であり、図9は図4における矢印Bの位置にて翼22の側方エッジ部32を切断した断面図である。図7ないし図9に示す外縁部3の第1湾曲面41では、曲率半径が全ての位置において、好ましくは0.5mm以上とされ、同様に、第2湾曲面42の曲率半径も全ての位置においても0.5mm以上とされる。ここで、第1湾曲面41(および第2湾曲面42)の曲率半径とは、曲率半径を求める対象となる位置を任意の方向で切断した複数の切断面における曲率半径のうち最小のものを指すものとする。
図7に示すように、外縁部3の前方エッジ部31では、第1湾曲面41の曲率半径が第2湾曲面42の曲率半径よりも大きくされる。さらに、前方エッジ部31における第1湾曲面41の曲率半径は側方エッジ部32および後方エッジ部33(図8および図9参照)における第1湾曲面41の曲率半径よりも大きくされる(第2湾曲面42についても同様)。また、図5に示すストレート面43の前方エッジ部31内の部位である前方ストレート面431は、中心軸J1(図2参照)に平行な円筒面の一部となっており、前方ストレート面431は前方エッジ部31における第1湾曲面41および第2湾曲面42に比べて翼22の厚さ方向の幅が十分に小さくされる。
図10は図4に示す側方エッジ部32を矢印Cの位置にて切断した断面図であり、図4の矢印Bの位置よりも後方エッジ部33側の位置における断面を示している。図10に示す第1湾曲面41の曲率半径は図9に示す第1湾曲面41の曲率半径よりも小さくされ、このように、図5に示す側方エッジ部32では、前方エッジ部31近傍の部位を除くおよそ全体において第1湾曲面41の曲率半径が前方エッジ部31から後方エッジ部33に向かって、すなわち、回転方向における前側から後側に向かって漸次減少している。なお、側方エッジ部32の前方エッジ部31近傍の部位では前方エッジ部31に向かって曲率半径が減少する。また、既述のように、図2および図3に示す翼22の側方エッジ部32は回転方向9に沿って伸びており、図5に示すように、ストレート面43の側方エッジ部32内の部位である側方ストレート面432は中心軸J1に平行な円筒状の面の一部となっている。
図6に示す後方エッジ部33では、ストレート面43の後方エッジ部33内の部位である後方ストレート面433が中心軸J1(図1参照)に平行な方向に対しておよそ45度で傾斜する軸を中心とする略円筒状の面の一部となっており、後方ストレート面433は後方エッジ部33における翼22の厚さ方向にほぼ平行な面とされる。また、外縁部3では、第1湾曲面41の曲率半径および第2湾曲面42の曲率半径が後方エッジ部33において最小とされる。
以上のように、インペラ2の翼22では、第1翼面221の外縁および第2翼面222の外縁からそれぞれストレート面43に向かって滑らかに湾曲する第1湾曲面41および第2湾曲面42が設けられることにより、軸流ファン1の組立時等に作業者が翼22に触れる場合であっても作業が安全に行われる。
また、図7ないし図9に示すように、ストレート面43の前方ストレート面431、側方ストレート面432および後方ストレート面433は、翼面に垂直な方向から見た場合における翼22の最外周に位置する(正確には、側方ストレート面432はほぼ最外周に位置し、中心軸J1に平行な方向から見た場合に最外周に位置する。)。これにより、第1湾曲面41および第2湾曲面42の翼22の厚さ方向における幅が小さくされ、翼面に平行な方向における幅も小さくなり(すなわち、湾曲面の曲率半径を小さくすることができ)、その結果、図8および図9に示す側方エッジ部32および後方エッジ部33では、(ストレート面を設けずに断面が半円状となるように)同じ曲率半径の湾曲面のみが設けられる翼に比べて第1翼面221および第2翼面222の大きさが確保される。
図11はインペラ2の製造に使用される2つの金型81,82の断面の一部を拡大して示す図であり、図2および図3に示す1つの翼22の前方エッジ部31および当該翼22に隣接する翼22の後方エッジ部33を中心軸J1を中心とする円筒面にて切断した断面に対応する。図12は金型81,82の図11に示す断面とは異なる方向からの断面を示す図であり、1つの翼22の側方エッジ部32を中心軸J1を含む面にて切断した断面に対応する。金型81,82の中心軸はインペラ2の中心軸J1に一致しており、以下の説明では、金型81,82の中心軸に符号J1を付す。
図11における下側の第1金型81は翼22の平面視における外縁よりも下側の面、すなわち、第1翼面221および外縁部3の下側の面を形成し、図11における上側の第2金型82は翼22の平面視における外縁よりも上側の面、すなわち、第2翼面222および外縁部3の上側の面を形成する。このため、平面視における翼22の輪郭に沿って第1金型81および第2金型82のパーティングラインが形成される。
より詳細には、図11に示すように、翼22が成形される予定の空間71の周囲において、第1金型81と第2金型82との境界72(パーティングライン)が、翼22の前方エッジ部31の前方ストレート面431(図7参照)に対応する面73の下端と隣接する翼22の後方エッジ部33における第2湾曲面42(図8参照)に対応する面74の周方向における外側の位置とを結ぶ。さらに、図12に示すように、翼22の側方エッジ部32に対応する面の周囲では、境界72が第2湾曲面42に対応する面75の平面視における外縁から外側へと伸びる。このような構造により、第1金型81および第2金型82は中心軸J1方向に分離可能とされる。
翼22では、第1金型81および第2金型82により成形不能な部位(いわゆる、アンダーカット部)が設けられないため、スライドコア等を利用してアンダーカット処理を施す必要がないことから、金型の製造コストが低減される。さらに、既述のように、図7ないし図9に示す第1湾曲面41および第2湾曲面42の曲率半径が0.5mm以上とされるため、高精度な加工に利用される放電加工に代えて切削加工(例えば、ドリル加工)が金型の製造に利用可能となり、金型の製造コストがより低減されるとともに加工時間も短縮される。
インペラ2の製造の際には、まず、図11および図12に示すように、第1金型81と第2金型82とが中心軸J1方向に重ねられ、翼22に対応する空間71が形成される。次に、空間71に熱可塑性の樹脂が注入されて空間71が樹脂にて満たされ、樹脂が硬化することにより翼22が形成される。その後、第1金型81と第2金型82とが中心軸J1方向に離間して翼22が金型81,82から外される。なお、インペラ2のカップ21(図2参照)も翼22と同時に成形される。
以上、軸流ファン1およびインペラ2の製造に使用される金型81,82について説明したが、軸流ファン1では、翼22の外縁部3の全長に亘って第1湾曲面41および第2湾曲面42が設けられるとともに、側方エッジ部32の側方ストレート面432(さらには、後方エッジ部33の後方ストレート面433)により第1翼面221および第2翼面222の大きさが確保される。その結果、静圧−風量特性の低下が抑制される。翼22では、外縁部3の前方エッジ部31における第2湾曲面42の曲率半径が第1湾曲面41の曲率半径よりも大きくされることにより、気流の乱れが低減される。さらに、側方エッジ部32における第2湾曲面42の曲率半径が翼22の回転方向9における前側から後側に向かって漸次減少することにより気流の乱れがより低減される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、翼22の側方エッジ部32の側方ストレート面432が中心軸J1に平行な円筒面の一部とされるが、完全に円筒面の一部とされる必要はない。すなわち、側方ストレート面432は略円筒状の面の一部であればよい。また、側方ストレート面432は中心軸J1にほぼ平行である円筒面の一部とされてもよい。
側方エッジ部32は、前方エッジ部31近傍の部位を除いた部位において第1湾曲面41の曲率半径が回転方向9における前側から後側に向かって漸次減少する形状とされるが、全長に亘って曲率半径が漸次減少する形状とされてもよい。
軸流ファン1では樹脂製のインペラ2に代えて金属製のものが採用されてもよく、この場合、例えば、インペラの製造において金属粉を利用する射出成形が用いられる。
第1の実施の形態に係る軸流ファンの断面図である。 第1の実施の形態に係る軸流ファンの翼の底面図である。 翼の平面図である。 翼の側面図である。 翼の前方部を斜め下方から見た斜視図である。 翼の後方部を斜め上方から見た斜視図である。 翼の前方エッジ部の断面図である。 翼の後方エッジ部の断面図である。 翼の側方エッジ部の断面図である。 翼の側方エッジ部の断面図である。 翼の成形に使用される金型の断面図である。 翼の成形に使用される金型の断面図である。
符号の説明
1 軸流ファン
2 インペラ
3 (翼の)外縁部
11 モータ部
12 ハウジング
21 カップ
22 翼
31 前方エッジ部
32 側方エッジ部
33 後方エッジ部
41 第1湾曲面
42 第2湾曲面
43 ストレート面
221 第1翼面
222 第2翼面
432 側方ストレート面
433 後方ストレート面
J1 中心軸

Claims (5)

  1. 軸流ファンであって、
    中心軸を中心としてカップの外側面から径方向外方へと伸びる複数の翼を有するインペラと、
    前記中心軸を中心として前記インペラを回転させることにより前記中心軸に沿うエアの流れを発生するモータ部と、
    前記インペラの外周を囲むハウジングと、
    を備え、
    前記複数の翼のそれぞれが、
    前記インペラの回転によりエアに衝突する第1翼面と、
    前記第1翼面とは反対側の第2翼面と、
    前記第1翼面の外縁から翼の最外周に向かって滑らかに湾曲する第1湾曲面と、
    前記第2翼面の外縁から前記最外周に向かって滑らかに湾曲する第2湾曲面と、
    翼の外縁部のうち前記径方向における外側の部位において前記第1湾曲面と前記第2湾曲面との間に位置し、前記中心軸に平行な略円筒状の面の一部である側方ストレート面と、
    を備えることを特徴とする軸流ファン。
  2. 請求項1に記載の軸流ファンであって、
    前記外縁部のうち回転方向前側の部位において前記第1湾曲面の曲率半径が前記第2湾曲面の曲率半径よりも大きいことを特徴とする軸流ファン。
  3. 請求項1または2に記載の軸流ファンであって、
    前記複数の翼のそれぞれが、前記外縁部のうち回転方向後側の部位において前記第1湾曲面と前記第2湾曲面との間に位置し、翼の厚さ方向にほぼ平行な後方ストレート面をさらに備えることを特徴とする軸流ファン。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の軸流ファンであって、
    前記外縁部の前記径方向における外側の前記部位において、前記第1湾曲面の曲率半径が、回転方向前側から後側に向かって漸次減少することを特徴とする軸流ファン。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の軸流ファンであって、
    前記インペラが射出成形により形成されることを特徴とする軸流ファン。
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