JP2010038014A - 電動コンプレッサ - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストが安く、しかも、漏電や感電を確実に防止することができる電動コンプレッサを提供する。
【解決手段】電動モータ22と、電動モータ22で駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機構部10と、外部吸入ポートより吸入した冷媒を圧縮機構部10に導く冷媒吸入通路20と、圧縮機構部10より吐出される冷媒を外部吐出ポート21aに導く冷媒吐出通路21とがハウジング2内に設けられた電動コンプレッサであって、冷媒吐出通路21は、圧縮機構部10より吐出された冷媒が流れ込むモータ収容室5aと、モータ収容室5aとは上方位置で開口する連通孔7により連通し、外部吐出ポート21aが開口するタンク室8とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】電動モータ22と、電動モータ22で駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機構部10と、外部吸入ポートより吸入した冷媒を圧縮機構部10に導く冷媒吸入通路20と、圧縮機構部10より吐出される冷媒を外部吐出ポート21aに導く冷媒吐出通路21とがハウジング2内に設けられた電動コンプレッサであって、冷媒吐出通路21は、圧縮機構部10より吐出された冷媒が流れ込むモータ収容室5aと、モータ収容室5aとは上方位置で開口する連通孔7により連通し、外部吐出ポート21aが開口するタンク室8とを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機構部と圧縮機構部を駆動する電動モータとが内蔵された電動コンプレッサに関する。
従来の電動コンプレッサは、ハウジングを有する。このハウジング内には、電動モータと、この電動モータで駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、外部吸入ポートより吸入した冷媒を圧縮機構部に導く冷媒吸入通路と、圧縮機構部より吐出される冷媒を外部吐出ポートに導く冷媒吐出通路とが設けられている。そして、外部吸入ポートには、冷凍サイクルのエバポレータの出口側配管が接続され、外部吐出ポートには冷凍サイクルのコンデンサの入口側配管が接続されている。電動コンプレッサは冷凍サイクルを循環する冷媒を圧縮し、圧縮によって高温高圧とされた冷媒はコンデンサで放熱し、コンデンサの通過後に減圧された冷媒はエバポレータで吸熱する。冷媒のコンデンサでの放熱やエバポレータでの吸熱を送風温度の調整に利用する。
ところで、電動コンプレッサの運転が長時間停止すると、冷凍サイクルの最も低温箇所に冷媒が集まる液冷媒寝込み現象が発生する傾向がある。例えば、外気温度が低い冬期にあって、コンデンサが暖められた状態でデフロスト及び加熱運転を停止したとき電動コンプレッサに比べてコンデンサ側の方が温度が高いため、コンデンサ側から低温の電動コンプレッサに冷媒が移動して凝縮し、電動コンプレッサ内で液寝込み現象が発生する。電動コンプレッサ内には潤滑用のオイルが冷媒と共に循環するようになっており、液冷媒中にオイルが混入する。そして、液冷媒は、オイルの種類によっては絶縁性が大きく低下するものとなる。電動コンプレッサのハウジング内は電動モータを配置する関係で電気配線が通っているため、液冷媒が溜まると漏電や感電の恐れが発生する。特に、電動モータが収容されている箇所に液冷媒が溜まると漏電や感電の恐れが高まる。
そこで、このような液冷媒による漏電や感電を防止するため、ハウジングの内面に絶縁皮膜を形成するものが従来より提案されている(特許文献1参照)。ハウジング内に液冷媒が溜まっても絶縁皮膜によってハウジングの内部と外部が電気的に絶縁状態であるため、液冷媒による漏電や感電を防止できる。
特開2002−213362号公報
しかしながら、ハウジングの内面に隙間なく絶縁皮膜を形成する工程は、非常に面倒であり、製造コストが高くなる。又、絶縁皮膜の一部でも欠損すれば漏電や感電を有効に防止することができない。
そこで、本発明は、製造コストが安く、しかも、漏電や感電を確実に防止することができる電動コンプレッサを提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、電動モータと、電動モータで駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、外部吸入ポートより吸入した冷媒を圧縮機構部に導く冷媒吸入通路と、圧縮機構部より吐出される冷媒を外部吐出ポートに導く冷媒吐出通路とがハウジング内に設けられた電動コンプレッサであって、冷媒吐出通路は、圧縮機構部より吐出された冷媒が流れ込む吐出室と、吐出室とは上方位置で開口する連通孔により連通し、外部吐出ポートが開口するタンク室とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の電動コンプレッサであって、外部吐出ポートは、タンク室の下方位置で前記タンク室に開口していることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の電動コンプレッサであって、タンク室の内壁には、放熱フィンが設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電動コンプレッサであって、タンク室には、冷媒の流路長を長くする流路形成壁が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電動コンプレッサであって、タンク室は、ジグザグ状に湾曲する流路形成通路として構成されたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電動コンプレッサであって、吐出室は、電動モータが収容されるモータ収容室であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電動コンプレッサの運転停止時にあって、冷凍サイクルの冷媒が外部吐出ポートより電動コンプレッサに流入すると、外部吐出ポートより流入した冷媒はタンク室に入り込み、タンク室はその上方位置でしか吐出室と連通していないため、タンク室に液冷媒が溜まる。従って、タンク室に電気配線を通さないようにすれば、漏電や感電の恐れがない。そして、ハウジングの外部吐出ポートの手前位置にタンク室を形成すれば良いため、ハウジングの内面に絶縁皮膜を形成する場合に較べて製造コストが安くて済む。以上より、製造コストが安く、しかも、漏電や感電を確実に防止することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、外部吐出ポートがタンク室の上方位置に開口されていると、吐出室との連通孔も上方位置に位置するため、外部吐出ポートより流入する冷媒がタンク室の上方スペースのみを通って吐出室に入り込む恐れがあるが、外部吐出ポートより流入する冷媒はタンク室の下方に排出されるため、上記のような恐れがない。又、電動コンプレッサの運転開始時に、タンク室に溜まった液冷媒を外部吐出ポートより迅速に電動コンプレッサ外に排出することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、タンク室に流入した冷媒は、放熱フィンによって効率的に冷却されるため、タンク室内で確実に液冷媒となって溜められる。従って、外部吐出ポートよりタンク室に入り込んだ冷媒がタンク室を流れ、連通孔より吐出室に流入することを確実に阻止できるため、漏電や感電を更に確実に防止できる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、タンク室に流入した冷媒は、長い流路を流れなければ吐出室に入り込むことができない。従って、外部吐出ポートよりタンク室に入り込んだ冷媒がタンク室を流れ、連通孔より吐出室に流入することを確実に阻止できるため、漏電や感電を更に確実に防止できる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4の発明の効果に加え、タンク室に流入した冷媒は、長い流路を流れなければ吐出室に入り込むことができない。従って、外部吐出ポートよりタンク室に入り込んだ冷媒がタンク室を流れ、連通孔より吐出室に流入することを確実に阻止できるため、漏電や感電を更に確実に防止できる。
請求項6の発明によれば、請求項1〜請求項5の発明の効果に加え、電気配線が配策されるモータ収容室に液冷媒が溜まると、漏電や感電の恐れが高まるが、上記したようにモータ収容室には液冷媒が溜まらないため、冷媒吐出通路の一部をモータ収容室とした構造でも漏電や感電を確実に防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3は本発明の第1実施形態を示し、図1は電動コンプレッサをサイクル部品とする冷凍サイクルの構成図、図2は電動コンプレッサの断面図、図3は主としてハウジングの概略構成図である。
図1〜図3は本発明の第1実施形態を示し、図1は電動コンプレッサをサイクル部品とする冷凍サイクルの構成図、図2は電動コンプレッサの断面図、図3は主としてハウジングの概略構成図である。
図1に示すように、冷凍サイクルは、冷媒を圧縮する電動コンプレッサAと、電動コンプレッサAによって圧縮された高温高圧の冷媒と送風との間で熱交換させ、冷媒を冷却するコンデンサBと、コンデンサBより排出された冷媒中より液冷媒のみを送出するリキッドタンクCと、リキッドタンクCより送出された液冷媒を減圧する膨張弁Dと、膨張弁Dで減圧された冷媒と送風との間で熱交換させ、送風より吸熱するエバポレータEとをサイクル部品とし、これらサイクル部品がこの順に各配管F1〜F5によって接続されている。
図2に示すように、電動コンプレッサAは、ハウジング2を有する。このハウジング2は、コンプレッサハウジング部材3と、このコンプレッサハウジング部材3の一方の開口側面に配置されたフロントハウジング部材4と、コンプレッサハウジング部材3の他方の側面に配置されたモータハウジング部材5と、このモータハウジング部材5の側面に配置されたタンクハウジング部材6とから構成されている。フロントハウジング部材4は、金属ハウジング部4Aとこれに組み付けされた樹脂ハウジング部4Bとから構成されている。コンプレッサハウジング部材3、フロントハウジング部材4の金属ハウジング部4A、モータハウジング部材5及びタンクハウジング部材6は、共にアルミ合金製である。
コンプレッサハウジング部材3の内部には圧縮部収容室3aが、フロントハウジング部材4の内部には制御用収容室4aが、モータハウジング部材5にはモータ収容室5aが、タンクハウジング部材6にはタンク室8がそれぞれ構成されている。
圧縮機構部10は、コンプレッサハウジング部材3の圧縮部収容室3aに収容されている。圧縮機構部10は、シリンダブロック11と、このシリンダブロック11の一側面に配置されたフロントサイドブロック12と、シリンダブロック11の他側面に配置され、コンプレッサハウジング部材3に一体形成されたリアサイドブロック13とを備えている。これらブロック11,12,13間は、ボルト(図示せず)によって固定されていると共に、これらブロック11,12,13内にシリンダ室14が形成されている。シリンダブロック11及びフロントサイドブロック12は、アルミ合金製である。
シリンダ室14内にはロータ15が収容されている。このロータ15の中心には回転軸16が貫通され、ロータ15と回転軸16は固定されている。この回転軸16は、フロントサイドブロック12とリアサイドブロック13に回転自在に支持されている。回転軸16のリア側は、リアサイドブロック13よりモータ収容室5aに突出されている。
ロータ15の外周側の等間隔位置には、外周面に開口するベーン溝(図示せず)が形成されている。この各ベーン溝に突出自在にベーン18がそれぞれ配置されている。ベーン溝の底部には、高圧冷媒供給路(図示せず)が開口されている。各ベーン18は、高圧冷媒の背圧によって突出方向に付勢されるよう構成されている。各ベーン18は、回転軸16の回転時には、上記した突出方向の付勢力によってシリンダ室14の内壁に当接しつつ移動する。この隣り合うベーン18間によって、シリンダ室14内には複数の圧縮室が形成される。各圧縮室は、ロータ15の回転に応じてその容積を拡大し、冷媒を吸入する吸入行程と、容積を縮小し、吸入した冷媒を圧縮し、且つ、吐出する圧縮行程を繰り返す。
冷媒吸入通路20は、外部吸入ポート20a(図1に示す)とシリンダ室14に開口するシリンダ吸入口(図示せず)の間を連通する。外部吸入ポート20aには、エバポレータEの出口側の配管F5(図1に示す)が接続されている。
冷媒吐出通路21は、シリンダ室14に開口するシリンダ吐出口(図示せず)と外部吐出ポート21aの間を連通する。外部吐出ポート21aには、コンデンサBの入口側の配管F1(図1に示す)が接続されている。
冷媒吐出通路21は、シリンダ吐出口(図示せず)に開口し、冷媒の吐出室であるモータ収容室5aと、モータ収容室5aに連通孔7を介して連通するタンク室8とから構成されている。モータ収容室5aとタンク室8は、仕切壁9によって仕切られ、仕切壁9に形成された連通孔7によってのみ連通されている。連通孔7は、タンク室8の上方位置に開口されている。又、連通孔7には、オイル分離器19が配置されており、モータ収容室5aより流入する冷媒に混入されたオイルは、オイル分離器19によって分離される。オイル分離器19によって分離されたオイルは、その下方のオイル戻り通路19aよりオイル溜まり室19bに戻される。タンク室8には、冷媒のみが極力流入されることになる。又、タンク室8には、電気配線が配策されていない。
外部吐出ポート21aは、タンクハウジング部材6の孔6aに嵌合されたパイプ6bによって構成されている。パイプ6bの下端部はタンク室8の下方位置まで達している。これにより、外部吐出ポート21aはタンク室8の下方位置に開口されている。
電動モータ22は、モータ収容室5aに収容されている。電動モータ22は、回転軸16に固定されたモータロータ23と、モータハウジング部材5の内周面に固定されたステータ24とを備えている。回転軸16のモータ側端部は、ボールベアリング部材25を介してモータハウジング部材5に回転自在に支持されている。モータロータ23の外周にはS極とN極が円周方向に交互に着磁されている。ステータ24は、コア(図示せず)とこれに巻装されたコイル(図示せず)とから成る。モータ収容室5aには、コイルを含めて電気配線が配策されている。
モータ制御回路部30は、モータ制御室4aに収容され、三相交流電流を電動モータ22に出力する。
上記構成において、モータ制御回路部30により電動モータ22に通電されると、電動モータ22が駆動して圧縮機構部10のロータ15が回転される。すると、冷凍サイクルのエバポレータ出口側の冷媒が外部吸入ポート20aより電動コンプレッサAに吸入される。吸入された冷媒は冷媒吸入通路20を通ってシリンダ室14に吸入される。シリンダ室14に吸入された冷媒は、ロータ15の回転によって圧縮される。圧縮された冷媒は、シリンダ室14から吐出される。吐出された冷媒は、冷媒吐出通路21を通って外部吐出ポート21aより冷凍サイクルのコンデンサBの入口側に排出される。
電動コンプレッサAが停止されると、冷凍サイクル内の圧力分布が徐々に均一になる。そして、例えば、外気温度が低い冬期にあって、コンデンサBが暖められた状態でデフロスト及び加熱運転を停止したとき電動コンプレッサAに比べてコンデンサB側の方が温度が高いため、コンデンサB側から低温の電動コンプレッサAに冷媒が移動する。すると、冷凍サイクルの冷媒は外部吐出ポート21aより先ずタンク室8に入り込む。タンク室8はその上方位置でのみモータ収容室5aと連通しているため、タンク室8に液冷媒が溜まることになる。そして、この実施形態では、タンク室8に電気配線が配策されていないため、漏電や感電の恐れがない。又、タンク室8は、ハウジング2の外部吐出ポート21aの手前位置に形成すれば良いため、従来例のようにハウジング2の内面に絶縁皮膜を形成する場合に較べて製造コストが安くて済む。以上より、製造コストが安く、しかも、漏電や感電を確実に防止することができる。
この第1実施形態では、外部吐出ポート21aは、タンク室8の下方位置でタンク室8に開口している。ここで、外部吐出ポート21aがタンク室8の上方位置に開口されていると、吐出室であるモータ収容室5aとの連通孔7も上方位置に位置するため、外部吐出ポート21aより流入する冷媒がタンク室8の上方スペースのみを通って(ショートカットして)モータ収容室5aに入り込む恐れがある。しかし、外部吐出ポート21aより流入する冷媒はタンク室8の下方に排出されるため、上記のような恐れがない。又、電動コンプレッサAの運転開始時に、タンク室8に溜まった液冷媒を外部吐出ポート21aより迅速に電動コンプレッサA外に排出することができる。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図4において、この第2実施形態は、前記第1実施形態と比較するに、モータ収容室5aとタンク室8を連通する連通孔7の構成が相違する。つまり、ハウジング2にはモータ収容室5aとタンク室8にそれぞれ開口する孔40,41が形成されている。この双方の孔40,41にパイプ42の両端部が嵌合されており、パイプ42によって連通孔7が構成されている。
図4は第2実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図4において、この第2実施形態は、前記第1実施形態と比較するに、モータ収容室5aとタンク室8を連通する連通孔7の構成が相違する。つまり、ハウジング2にはモータ収容室5aとタンク室8にそれぞれ開口する孔40,41が形成されている。この双方の孔40,41にパイプ42の両端部が嵌合されており、パイプ42によって連通孔7が構成されている。
他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略し、図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図5において、この第3実施形態は、前記第1実施形態と比較するに、外部吐出ポート21aの構成が相違する。つまり、外部吐出ポート21aは、ハウジング2に形成された孔であり、タンク室8の下方位置に設けられている。
図5は第3実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図5において、この第3実施形態は、前記第1実施形態と比較するに、外部吐出ポート21aの構成が相違する。つまり、外部吐出ポート21aは、ハウジング2に形成された孔であり、タンク室8の下方位置に設けられている。
他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略し、図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
(第4実施形態)
図6は第4実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図6において、この第4実施形態は、前記第1実施形態と比較するに、外部吐出ポートの構成が相違する。つまり、外部吐出ポート21aは、ハウジング2に形成され、ハウジング2より一体に形成されたポート用仕切壁43によってタンク室8の下方位置に開口されている。
図6は第4実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図6において、この第4実施形態は、前記第1実施形態と比較するに、外部吐出ポートの構成が相違する。つまり、外部吐出ポート21aは、ハウジング2に形成され、ハウジング2より一体に形成されたポート用仕切壁43によってタンク室8の下方位置に開口されている。
他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略し、図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
(第5実施形態)
図7は第5実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図7において、この第5実施形態は、前記第4実施形態と比較するに、タンク室8の内壁に多数の放熱フィン44が設けられている。
図7は第5実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図7において、この第5実施形態は、前記第4実施形態と比較するに、タンク室8の内壁に多数の放熱フィン44が設けられている。
他の構成は、前記第4実施形態と同様であるため、重複説明を省略し、図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
この第5実施形態では、電動コンプレッサの運転停止後、外部吐出ポート21aよりタンク室8に流入した冷媒は、放熱フィン44によって効率的に冷却されるため、タンク室8内で確実に液冷媒となって溜められる。従って、外部吐出ポート21aよりタンク室8に入り込んだ冷媒がタンク室8を流れ、連通孔7より吐出室であるモータ収容室5aに流入することを確実に阻止できるため、漏電や感電を更に確実に防止できる。
(第6実施形態)
図8は第6実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図8において、この第6実施形態は、前記第4実施形態と比較するに、タンク室8の内壁とポート用仕切壁43には、冷媒が流れる流路を長くする流路形成壁45が交互に設けられている。
図8は第6実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図8において、この第6実施形態は、前記第4実施形態と比較するに、タンク室8の内壁とポート用仕切壁43には、冷媒が流れる流路を長くする流路形成壁45が交互に設けられている。
他の構成は、前記第4実施形態と同様であるため、重複説明を省略し、図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
この第6実施形態では、電動コンプレッサの運転停止後、外部吐出ポート21aよりタンク室8に流入した冷媒は、流路形成壁45によって長い経路を通らなければモータ収容室5aに入り込むことができず、且つ、流路形成壁45は、放熱フィンとしても機能するため、冷媒は更に確実にタンク室8内で液冷媒となって溜められる。従って、外部吐出ポート21aよりタンク室8に入り込んだ冷媒がタンク室8を流れ、連通孔7よりモータ収容室5aに流入することを確実に阻止できるため、漏電や感電を更に確実に防止できる。
(第7実施形態)
図9は第7実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図9において、この第7実施形態は、前記第1実施形態と比較するに、タンク室8Aの構成が相違する。つまり、タンク室8Aは、ジグザグ状に湾曲する流路形成通路として構成され、冷媒の流路長が長く形成されている。この流路形成通路の他端が外部吐出ポート21aとされている。
図9は第7実施形態に係る、主としてハウジングの概略構成図である。図9において、この第7実施形態は、前記第1実施形態と比較するに、タンク室8Aの構成が相違する。つまり、タンク室8Aは、ジグザグ状に湾曲する流路形成通路として構成され、冷媒の流路長が長く形成されている。この流路形成通路の他端が外部吐出ポート21aとされている。
他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略し、図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
この第7実施形態では、電動コンプレッサの運転停止後、外部吐出ポート21aよりタンク室8Aに流入した冷媒は、長い経路を通らなければモータ収容室5aに入り込むことができないため、タンク室8A内で確実に液冷媒となって溜められる。従って、外部吐出ポート21aよりタンク室8Aに入り込んだ冷媒がタンク室8Aを流れ、連通孔7よりモータ収容室5aに流入することを確実に阻止できるため、漏電や感電を更に確実に防止できる。
A 電動コンプレッサ
2 ハウジング
5a モータ収容室(吐出室)
7 連通孔
8,8A タンク室
10 圧縮機構部
20 冷媒吸入通路
20a 外部吸入ポート
21 冷媒吐出通路
21a 外部吐出ポート
22 電動モータ
44 放熱フィン
45 流路形成壁
2 ハウジング
5a モータ収容室(吐出室)
7 連通孔
8,8A タンク室
10 圧縮機構部
20 冷媒吸入通路
20a 外部吸入ポート
21 冷媒吐出通路
21a 外部吐出ポート
22 電動モータ
44 放熱フィン
45 流路形成壁
Claims (6)
- 電動モータ(22)と、前記電動モータ(22)で駆動され、冷媒を圧縮する圧縮機構部(10)と、外部吸入ポート(20a)より吸入した冷媒を前記圧縮機構部(10)に導く冷媒吸入通路(20)と、前記圧縮機構部(10)より吐出される冷媒を外部吐出ポート(21a)に導く冷媒吐出通路(21)とがハウジング(2)内に設けられた電動コンプレッサであって、
前記冷媒吐出通路(21)は、前記圧縮機構部(10)より吐出された冷媒が流れ込む吐出室(5a)と、前記吐出室(5a)とは上方位置で開口する連通孔(7)により連通し、前記外部吐出ポート(21a)が開口するタンク室(8),(8A)とを有することを特徴とする電動コンプレッサ(A)。 - 請求項1記載の電動コンプレッサ(A)であって、
前記外部吐出ポート(21a)は、前記タンク室(8)の下方位置で前記タンク室(8)に開口していることを特徴とする電動コンプレッサ(A)。 - 請求項1又は請求項2記載の電動コンプレッサ(A)であって、
前記タンク室(8)の内壁には、放熱フィン(44)が設けられていることを特徴とする電動コンプレッサ(A)。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電動コンプレッサ(A)であって、
前記タンク室(8)には、冷媒の流路長を長くする流路形成壁(45)が設けられていることを特徴とする電動コンプレッサ(A)。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電動コンプレッサ(A)であって、
タンク室(8A)は、ジグザグ状に湾曲する流路形成通路として構成されたことを特徴とする電動コンプレッサ(A)。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電動コンプレッサ(A)であって、
前記吐出室(5a)は、前記電動モータ(22)が収容されるモータ収容室(5a)であることを特徴とする電動コンプレッサ(A)。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102015223401A1 (de) | 2014-11-28 | 2016-06-02 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Motorbetriebener Verdichter |
-
2008
- 2008-08-04 JP JP2008200950A patent/JP2010038014A/ja active Pending
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