JP2010037273A - トリガー式エアゾール型毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】セット剤樹脂を含有するトリガー式エアゾールのヘアセットスプレーの提供。
【解決手段】N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体を0.1〜15質量%含有するエタノール原液と、初期内圧が20℃で0.18〜0.25MPaの液化石油ガスからなるエアゾール噴射剤とを、エタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比がエタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50の範囲で充填することを特徴とする毛髪化粧料。また、ポリビニールカプロラクタムを0.1〜15質量%含有するエタノール原液と、初期内圧が20℃で0.18〜0.25MPaの液化石油ガスからなるエアゾール噴射剤とを、エタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比がエタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50の範囲で充填する毛髪化粧料。
【選択図】なし
【解決手段】N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体を0.1〜15質量%含有するエタノール原液と、初期内圧が20℃で0.18〜0.25MPaの液化石油ガスからなるエアゾール噴射剤とを、エタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比がエタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50の範囲で充填することを特徴とする毛髪化粧料。また、ポリビニールカプロラクタムを0.1〜15質量%含有するエタノール原液と、初期内圧が20℃で0.18〜0.25MPaの液化石油ガスからなるエアゾール噴射剤とを、エタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比がエタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50の範囲で充填する毛髪化粧料。
【選択図】なし
Description
本発明はエアゾール型毛髪化粧料に関する。さらに詳しくは、ヘアスタイルを固定するのに充分なセット力があるトリガー式エアゾールのヘアセットスプレーに関する。
スタイリング剤の市場ニーズにおいて、ヘアスプレーは常に一定のニーズを保っており、ヘアスタイルの流行に左右されない重要な毛髪化粧料である。
特に美容業界においては、ファッションショーやヘアショーでデコレイティブなヘアスタイルを造り込む際や、一般のヘアサロンにおいても成人式や披露宴に参加するためのヘアスタイルにする際に、セット力の強いセット剤樹脂を配合したヘアスプレーは大量に使用される。その際に、噴射ボタンを指で縦方向に押して使うボタン式のヘアスプレーよりも、缶を握り横方向に指で引くトリガー式の方がハンドリングに優れ、また噴射量の調節も行い易いことから、トリガー式ヘアスプレーの製品開発が強く望まれていた。
一方、トリガー式エアゾールは、トリートメントタイプのようなセット剤樹脂が配合されていないヘアスタイリング剤には存在する。しかし、トリガー式はその流路が通常のボタン式より遥かに複雑な構造で中味が詰まりやすいことから、セット剤樹脂を配合したヘアスプレーではこれまで製品化されたことはなかった。
例えば、特許文献1には、噴射剤の液化ガスにさらに炭酸ガス等の圧縮ガスを添加し、原液と液化ガスとを95対5〜75対25の質量比で充填し、初期内圧が25℃で0.2〜0.5MPaに調整することにより、良好な霧質を有するヘアスプレーが記載されている。しかしながら、このヘアスプレーは霧の勢いが強く、またセット剤樹脂を配合した場合のセット力やセット保持力が不明であり、さらには液化ガスの質量比が原液に対し少ないためエアゾールの詰まり現象も懸念される。
特許文献2には、非水溶性シリコーン化合物0.05〜10質量%、低級アルコール1〜60質量%、水3〜50質量%、噴射剤25〜90質量%を含有することにより、均一で細かい霧質で、滑らかな感触を有するエアゾールスプレー組成物が記載され、噴射剤として液化石油ガスとジメチルエーテルの混合物又はジメチルエーテルが単独で使用されている。しかしながら、霧の勢いが不明で、さらに水が配合されているためセット力やセット保持力が満足されるものではない。
特許文献3には、固形状またはペースト状油分、液状油分、皮膜形成能を有する高分子化合物、非イオン性界面活性剤、水、噴射剤を含有する霧状毛髪化粧料が、噴射された霧が細かく、毛髪に対してべたつきがなく、しなやかな感触で、良好なセット性及び再整髪性を発揮し、噴射剤にジメチルエーテルを使用したときに噴出時の霧の状態が特に好ましくなることが記載されている。しかしながら、霧の勢いが不明で、さらに水が配合されているためセット力やセット保持力が満足されるものではない。
特許文献4には、(A)多価アルコール0.1〜5質量%、(B)メタクリル酸系両性樹脂又はピロリドン系ノニオン樹脂、(C)2種以上の液状油0.1〜3質量%を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比(B)/(A)が3〜15の範囲にあり、組成物中の水の量が2質量%以下である原液を、液化ガスとジメチルエーテルとからなる噴射剤を使用して、その混合質量比を(原液)/(噴射剤)が40/60〜70/30の範囲で混合することにより、高いセット力としっとり感に優れフレーキングや詰まりを生じないエアゾール型毛髪化粧料が記載されている。しかしながら、霧の勢いが不明で、セット保持力も満足されるものではない。
一方、整髪用霧状エアゾールスプレーとして、特許文献5には、主にエアゾールスプレー容器(アクチュエーターの噴口)の観点からなされた発明が記載されている。
以上の事実から、エアゾール式のヘアスプレーでは、霧質を細かくしたり、また、ノズルの詰まり、特にセット剤樹脂を配合した場合のヘアセットスプレーの詰まりを防止したりする観点から、基本的に噴射の勢いを強くする傾向がある。
しかしながら、噴射の勢いが強いことは必ずしも心地よい使用感にならないことが強く認識される。また、その勢いが強すぎるとセットしたヘアスタイルが崩れてしまうという心配も使用者に与えてしまう。
上述の観点から、本発明者等は、使用者の嗜好を根本的に検討し直した上で、真に使い心地の良いヘアスプレーを提供すべく、中味処方の観点から、使用者に適度な強さで心地良いと感じる噴射の勢い(霧の勢いの弱さ)を維持しつつ、霧質にも優れ、またセット剤樹脂により流路が詰まるという課題を考慮して、特許文献6記載のエアゾール式毛髪化粧料を既に開発している。
したがって、セット剤樹脂を含むヘアスプレーがトリガー式エアゾールとして製品化されない状況下において、噴射の勢いが少ないエアゾール型毛髪化粧料トリガー式エアゾールには応用することは出来ないという当業者の技術常識が存在する。
本発明者は、上述の観点に鑑み、セット剤樹脂を含むトリガー式ヘアスプレーをどうしてでも製品化すべく、中味処方の観点から鋭意研究を重ねた結果、驚くべきことに、セット剤樹脂を含むトリガー式ヘアスプレーの製品化が極めて困難であるという大前提に反して、特定の中味成分をトリガー式エアゾ−ルに充填して噴射実験を重ねてみると、当業者の技術常識に反して、セット剤樹脂を含んでいるにもかかわらず、中味の詰まりの技術課題を見事に解決したトリガー式エアゾールのヘアスプレーを提供できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、美容のプロフェッショナルに対して、ハンドリングが良く流路の詰まりの心配のない、セット剤樹脂を配合したトリガー式エアゾールスプレーを提供するものである。
すなわち、本発明は、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体を0.1〜15質量%含有するエタノール原液と、液化石油ガスからなるエアゾール噴射剤とを、エタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比がエタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50の範囲で充填することを特徴とするトリガー式エアゾール型毛髪化粧料を提供するものである。
また、本発明は、ポリビニールカプロラクタムを0.1〜15質量%含有するエタノール原液と、初期内圧が20℃で液化石油ガスからなるエアゾール噴射剤とを、エタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比がエタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50の範囲で充填することを特徴とするトリガー式エアゾール型毛髪化粧料を提供するものである。
また、本発明は、前記エアゾール型毛髪化粧料がヘアセットスプレーであることを特徴とする上記のトリガー式エアゾール型毛髪化粧料を提供するものである。
従来の技術常識では、セット剤樹脂を配合したヘアスプレーはトリガー式エアゾールにすることは出来なかった。
しかし、本発明によれば、またセット剤樹脂を配合するヘアスプレーであっても流路の詰まりの心配がないトリガー式エアゾール型毛髪化粧料を提供できる。
したがって、使用頻度の高い美容技術者を対象としたセット剤樹脂配合のヘアスプレーであって、ハンドリングに極めて優れたトリガー式エアゾールの製品化を可能とする。
しかし、本発明によれば、またセット剤樹脂を配合するヘアスプレーであっても流路の詰まりの心配がないトリガー式エアゾール型毛髪化粧料を提供できる。
したがって、使用頻度の高い美容技術者を対象としたセット剤樹脂配合のヘアスプレーであって、ハンドリングに極めて優れたトリガー式エアゾールの製品化を可能とする。
さらに、本発明によるヘアスプレーは、使用者に適度な強さで心地良いと感じる噴射の勢い(霧の勢いの弱さ)を維持しつつ、霧質にも優れている。さらに毛髪セット力及び毛髪セット保持力の点においても極めて優れており、霧の勢いが弱いにもかかわらず、ヘアスタイルの固定力は従来と変わらずに使用者を十分満足させることが可能である。
以下、本発明について詳述する。
本発明に用いるN−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体は、公知のアクリル系両性高分子である。この高分子は皮膜形成能を有するセット剤樹脂として配合されるものである。上記の特許文献1〜4にも記載されているように、エアゾール型毛髪化粧料に配合されるセット剤樹脂は極めて多くの高分子が存在する。しかしながら、本発明では、多くの種類のセット剤樹脂の中で、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体が選択的に使用される。特に好ましくは、メタクリル酸アルキルエステルのアルキルエステル部分がC18H37(オクタデシルエステル)である共重合体である。市販品としては、RAMレジン−4000(大阪有機化学工業株式会社)が好ましく使用出来る。
一方、第二の本発明に用いるポリビニールカプロラクタムは公知のノニオン樹脂であり、市販品としてはルビスコールPlus(BASF社)が好ましい。なお、ポリビニールカプロラクタムは、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体と組み合わせて使用することが好ましい。
上記のセット剤樹脂の配合量は、トリガー式エアゾールに充填する原液及び噴射剤ガスの合計量中、0.1〜15質量%である。0.1質量%未満では毛髪セット力及び毛髪セット保持力の効果が必ずしも満足に発揮されない場合がある。また、15質量%を超えると、流路の詰まりの点で本発明の効果が満足に発揮されない場合がある。特に好ましくは、エアゾールに充填する原液全量に対して0.5〜10質量%である。
本発明において、仮に一時的な詰まり現象や噴射パターンに異常が生じたとしても噴射している間に復活するので、最後まで詰まることなく、トリガー式ヘアスプレーであっても、中味を最後まで使い切ることが出来る。
本発明において、仮に一時的な詰まり現象や噴射パターンに異常が生じたとしても噴射している間に復活するので、最後まで詰まることなく、トリガー式ヘアスプレーであっても、中味を最後まで使い切ることが出来る。
上記セット剤樹脂は通常エタノール溶液として原液に配合される。エタノールは原液の主溶剤であり、セット剤樹脂溶液として配合される他に、別途単独で配合されても良い。
最終的にエタノール原液中の上記セット剤樹脂の実分が5〜10質量%となることが好ましい。
なお、本発明に使用する原液中のエタノールの含有量は、原液全量に対して、通常60〜99.5質量%に調整できる。好ましくは70〜80.0質量%である。
最終的にエタノール原液中の上記セット剤樹脂の実分が5〜10質量%となることが好ましい。
なお、本発明に使用する原液中のエタノールの含有量は、原液全量に対して、通常60〜99.5質量%に調整できる。好ましくは70〜80.0質量%である。
本発明に用いる原液には、製品目的に応じて、上記セット剤樹脂及びエタノールの他に、本発明の効果を損なわない限り、通常毛髪化粧料に配合可能な成分、例えば、シリコーン系、炭化水素系、エステル系などの油分、界面活性剤、水溶性高分子、キレート剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、ビタミン、ホルモンなどの薬剤、香料等を添加することが出来る。
なお、上記必須成分以外のその他のセット剤樹脂は本発明の効果を損なわない範囲で添加することは可能ではある。
なお、上記必須成分以外のその他のセット剤樹脂は本発明の効果を損なわない範囲で添加することは可能ではある。
本発明に用いるエアゾール噴射剤は、初期内圧が20℃で0.18〜0.25MPaである。これは液化石油ガスの組成を変えることにより任意の初期内圧に調製できる。
液化石油ガスの充填量は、原液及び噴射剤ガスの合計量中50〜60質量%である。エアゾール缶に充填するエタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比は、エタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50であり、この混合質量比により、霧の勢い、セット力、毛髪への付着力の点で特に優れた効果が発揮される。
本発明のエアゾール型毛髪化粧料は、上記の構成成分をトリガー式エアゾール缶に密閉し常法により製造され、ヘアスプレーとして好適に製品化される。特にセット剤樹脂を原液全量に対して0.5質量%以上配合して、整髪用のヘアセットスプレーとして製品化されることが好ましい。
トリガー式エアゾールとは、トリガー式アクチュエーターを備えたエアゾールである。トリガー式アクチュエーターは、例えば三谷バルブの市販品を好適に使用出来る。
また、本発明においては、トリガー式アクチュエーターに適したバルブとしては、切れが良く、綺麗な霧が得られることから、ステム孔径0.5〜0.6mm、ハウジングの下穴0.7〜0.8mm、横穴0.4〜0.5mmが好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。配合量はすべて質量%である。
「表1」に示す配合処方によってヘアスプレー原液を調整した。原液をエアゾール缶に充填し、弁をした。次いで、所定の液化石油ガスを充填し、ヘアスプレーを得た。
これらを試料として、下記評価基準に従って、詰まり現象を評価した。結果を「表1」に示す。
なお、トリガー式アクチュエーターは三谷バルブ(TA−1−03903N)を使用した。
これらを試料として、下記評価基準に従って、詰まり現象を評価した。結果を「表1」に示す。
なお、トリガー式アクチュエーターは三谷バルブ(TA−1−03903N)を使用した。
<詰まり試験>
実施例のトリガー式ヘアスプレー30本を50℃で12時間放置した後、5℃に12時間放置し、その後10秒間噴霧する。この噴射を1日1回行って、中味を使い切るまで続ける。30本のヘアスプレーの使い切るまでの噴射回数は31〜36回である。
詰まり現象(トリガーを10秒引き続けても中味が全く噴出されない状態)が1本も生じなかった場合を○、1本でも生じた場合を×と判定する。
実施例のトリガー式ヘアスプレー30本を50℃で12時間放置した後、5℃に12時間放置し、その後10秒間噴霧する。この噴射を1日1回行って、中味を使い切るまで続ける。30本のヘアスプレーの使い切るまでの噴射回数は31〜36回である。
詰まり現象(トリガーを10秒引き続けても中味が全く噴出されない状態)が1本も生じなかった場合を○、1本でも生じた場合を×と判定する。
上記結果から、セット剤樹脂を含んでいても、詰まりの問題が生じることがないトリガー式ヘアセットスプレーを製品化出来ることが分かる。
以下に本発明のその他の実施例を挙げる。いずれも詰まり防止の点で優れたトリガー式ヘアスプレーであると同時に、噴射性(霧の勢い)、霧質(綺麗な霧、細かさ、均一性)、セット力、セット保持力の点においても優れている。
「実施例3:トリガー霧状ヘアセットスプレー」
<原液処方>
オクチルメトキシシンナメート 0.1
チノソーブS(チバスペシャルティケミカルズ社製) 0.01
RAMレジン−4000 20 (実分6)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.18MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
<原液処方>
オクチルメトキシシンナメート 0.1
チノソーブS(チバスペシャルティケミカルズ社製) 0.01
RAMレジン−4000 20 (実分6)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.18MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
「実施例4:トリガー霧状ヘアセットスプレー」
<原液処方>
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(5EO) 0.2
ジメチルポリシロキサン(6CS) 0.2
RAMレジン−4000 20 (実分6)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液45質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)55質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
<原液処方>
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(5EO) 0.2
ジメチルポリシロキサン(6CS) 0.2
RAMレジン−4000 20 (実分6)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液45質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)55質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
「実施例5:トリガー霧状ヘアセットスプレー」
<原液処方>
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(5EO) 0.2
ジメチルポリシロキサン(6CS) 0.2
ルビスコールPlus 35 (実分14)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液50質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)50質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
<原液処方>
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(5EO) 0.2
ジメチルポリシロキサン(6CS) 0.2
ルビスコールPlus 35 (実分14)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液50質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)50質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
「実施例6:トリガー霧状ヘアセットスプレー」
<原液処方>
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(5EO) 0.2
ジメチルポリシロキサン(6CS) 0.2
ルビスコールPlus 15 (実分6)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.18MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
<原液処方>
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(5EO) 0.2
ジメチルポリシロキサン(6CS) 0.2
ルビスコールPlus 15 (実分6)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.18MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
「実施例7:トリガー霧状ヘアセットスプレー」
<原液処方>
PCAジメチコン 0.1
MONASIL PCA(ユニケマ社製)
ステアリル変性アクリルシリコーン 0.1
KP561P(信越化学工業株式会社製)
RAMレジン−4000 20 (実分6)
イザヨイバラエキス 0.01
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
<原液処方>
PCAジメチコン 0.1
MONASIL PCA(ユニケマ社製)
ステアリル変性アクリルシリコーン 0.1
KP561P(信越化学工業株式会社製)
RAMレジン−4000 20 (実分6)
イザヨイバラエキス 0.01
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
「実施例8:トリガー霧状ヘアセットスプレー」
<原液処方>
RAMレジン−4000 20 (実分6)
ルビスコールPlus 10 (実分4)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
<原液処方>
RAMレジン−4000 20 (実分6)
ルビスコールPlus 10 (実分4)
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
「実施例9:トリガー霧状ヘアセットスプレー」
<原液処方>
RAMレジン−4000 20 (実分6)
サトウキビエキス 0.01
油溶性加水分解植物タンパク 0.01
POE(9)POP(2)ジメチルエーテル 0.1
オクチルメトキシシンナメート 0.1
t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.01
香料 0.03
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
<原液処方>
RAMレジン−4000 20 (実分6)
サトウキビエキス 0.01
油溶性加水分解植物タンパク 0.01
POE(9)POP(2)ジメチルエーテル 0.1
オクチルメトキシシンナメート 0.1
t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.01
香料 0.03
エタノール 残余(合計100質量%)
上記原液40質量%と、液化石油ガス(0.25MPa at20℃)60質量%とを常法によりエアゾール缶に充填して、トリガー式アクチュエーターを装着した霧状ヘアセットスプレーを得る。
本発明によれば、流路の詰まり現象を解決し、美容技術者が極めて使い易いトリガー式ヘアスプレーを提供できる。
Claims (3)
- N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体を0.1〜15質量%含有するエタノール原液と、初期内圧が20℃で0.18〜0.25MPaの液化石油ガスからなるエアゾール噴射剤とを、エタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比がエタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50の範囲で充填することを特徴とするトリガー式エアゾール型毛髪化粧料。
- ポリビニールカプロラクタムを0.1〜15質量%含有するエタノール原液と、初期内圧が20℃で0.18〜0.25MPaの液化石油ガスからなるエアゾール噴射剤とを、エタノール原液とエアゾール噴射剤との混合質量比がエタノール原液/エアゾール噴射剤=40/60〜50/50の範囲で充填することを特徴とするトリガー式エアゾール型毛髪化粧料。
- 前記エアゾール型毛髪化粧料がヘアセットスプレーであることを特徴とする請求項1又は2記載のトリガー式エアゾール型毛髪化粧料。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP2008202056A JP2010037273A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | トリガー式エアゾール型毛髪化粧料 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015231962A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-24 | 株式会社ダリヤ | エアゾール型一時染毛料組成物 |
Citations (2)
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JP2006044705A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Mitani Valve Co Ltd | ガス抜き用ストッパ部材付きトリガー式エアゾール噴射装置、およびトリガー式エアゾール噴射器 |
JP2008024676A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Shiseido Co Ltd | エアゾール型毛髪化粧料 |
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2008
- 2008-08-05 JP JP2008202056A patent/JP2010037273A/ja active Pending
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