JP2010037175A - 誘導加熱による溶融炉および誘導加熱方法 - Google Patents

誘導加熱による溶融炉および誘導加熱方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010037175A
JP2010037175A JP2008204709A JP2008204709A JP2010037175A JP 2010037175 A JP2010037175 A JP 2010037175A JP 2008204709 A JP2008204709 A JP 2008204709A JP 2008204709 A JP2008204709 A JP 2008204709A JP 2010037175 A JP2010037175 A JP 2010037175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
container
mixture
conductive liquid
induction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008204709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5126974B2 (ja
Inventor
Hideo Arazeki
英夫 荒関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Research Institute of Electric Power Industry filed Critical Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority to JP2008204709A priority Critical patent/JP5126974B2/ja
Publication of JP2010037175A publication Critical patent/JP2010037175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5126974B2 publication Critical patent/JP5126974B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/02Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture in electric furnaces, e.g. by dielectric heating
    • C03B5/021Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture in electric furnaces, e.g. by dielectric heating by induction heating

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)

Abstract

【課題】高レベル放射性廃液とガラスの混合体等の導電性液体を均一に加熱する。導電性液体に含まれる不純物の沈殿、堆積を防止する。
【解決手段】高レベル放射性廃液とガラスとの混合体1を貯える容器2と、容器2内に設けられ混合体1を加熱可能な発熱体3と、使用する交流電流の周波数の切り換えによって発生させる電磁場の磁気浸透距離を変えて発熱体3又は発熱体3と混合体1の両方を誘導加熱する加熱装置4を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱による溶融炉および誘導加熱方法に関する。更に詳しくは、本発明は、高レベル放射性廃液のガラス固化への使用に適した誘電加熱による溶融炉および誘導加熱方法に関するものである。
高レベル放射性廃液のガラス固化を行なうために使用されるガラス溶融炉として、通電によって発生するジュール熱を利用して高レベル放射性廃液が混合されたガラスを加熱するものがある(非特許文献1)。このガラス溶融炉を図15に示す。溶融槽101の壁面には、高レベル放射性廃液が混合された溶融ガラスに通電してジュール熱を発生させる主電極102が設けられている。また、主電極102によって発生させたジュール熱による加熱では溶融槽101の底部の溶融ガラスを十分な温度に上昇させることができないので、主電極102よりも低い位置に補助電極103を設け、溶融槽101の底部の溶融ガラスに通電してジュール熱を発生させ加熱を行なっている。
寺井良平、「冷却ルツボによるガラスの溶融」、[online]、マテリアルインテグレーション vol.20 No10 (2007) p55-p59、[平成20年7月15日検索]、インターネット<URL:http://www.tic-mi.com/publ/essay/terai/0710terai.pdf>
しかしながら、上記ガラス溶融炉では、主電極102と補助電極103を使用して高レベル放射性廃液とガラスとの混合体を加熱するので、混合体全体を均一に加熱するのが困難であり、加熱対象の混合体に温度むらが発生し混合体の流動性が部分的に悪化する。
また、高レベル放射性廃液には白金族金属の粒子(以下、金属粒子という)が含まれている。金属粒子は溶融ガラスよりも比重が大きく、沈殿し炉底部に堆積する虞がある。しかしながら、上記のガラス溶融炉は金属粒子の沈殿、堆積を積極的に防止する手段を備えていない。
本発明は、導電性液体を均一に加熱することができる誘導加熱による溶融炉と誘導加熱方法を提供することを目的とする。また、本発明は、高レベル放射性廃液に含まれる金属粒子の沈殿、堆積を防止することができる誘導加熱による溶融炉と誘導加熱方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の誘導加熱による溶融炉は、導電性液体を貯える容器と、容器内に設けられ導電性液体を加熱可能な発熱体と、使用する交流電流の周波数の切り換えによって発生させる電磁場の磁気浸透距離を変えて発熱体又は発熱体と導電性液体の両方を誘導加熱する加熱装置を備えるものである。
加熱装置が発生させる電磁場の磁気浸透距離δは数式1によって求められる。
〈数1〉
δ=(2/ωσμ)^(1/2)
ここで、ω:角周波数2πf(f:周波数)、σ:電気伝導率、μ:透磁率である。
即ち、使用する交流電流の周波数fを変化させると、加熱装置が発生させる電磁場の磁気浸透距離δが変化する。加熱装置からの導電性液体と発熱体の距離、即ち磁気浸透距離δは異なっているので、周波数fを変化させることで誘導加熱の対象を発熱体の場合と、発熱体および導電性液体の場合に切り換えることができる。
例えば、最初に発熱体を誘導加熱し、発熱体の熱で容器内の導電性液体を間接的に加熱する。その後、加熱装置の使用する交流電流の周波数fを切り換えて容器内の発熱体と導電性液体の両方を誘導加熱する。逆に、加熱装置によって容器内の発熱体と導電性液体の両方を誘導加熱した後、発熱体の誘導加熱によって導電性液体を間接的に加熱しても良い。導電性液体としては、容器に入れる時点で既に液体のものでも良く、あるいは容器に入れる時点では固体であるが、その後容器内での加熱によって溶融して液体になるものでも良い。また、そのような固体と液体の混合体でも良い。
また、請求項2記載の誘導加熱による溶融炉は、加熱装置が、導電性液体中に当該導電性液体を撹拌する電磁力を発生可能である。したがって、導電性液体中に電磁力を発生させて導電性液体を撹拌することができる。このとき、導電性液体中に例えば金属粒子等の不純物が含まれている場合には、導電性液体とそれに含まれる不純物を撹拌することができる。
また、請求項3記載の誘導加熱による溶融炉は、発熱体と加熱装置が容器の外周と底部に設けられている。したがって、容器の外周と底部から容器内の導電性液体を加熱することができる。
また、請求項4記載の誘導加熱による溶融炉は、導電性液体が高レベル放射性廃液とガラスとの混合体である。例えば、最初に発熱体を加熱し、発熱体の熱で容器内の混合体を加熱する。混合体中のガラスは固体の状態では絶縁体であるが、高温の溶融状態になると導電性を有し、誘導加熱が可能になる。発熱体による加熱で混合体中のガラスが溶融し導電性物質となった後、加熱装置の使用する交流電流の周波数fを切り換えて容器内の混合体と発熱体の両方を誘導加熱する。
さらに、請求項5記載の誘導加熱方法は、導電性液体を貯える容器内に設けた発熱体を容器の外に設けた加熱装置によって誘導加熱し、発熱体の発熱によって導電性液体を間接的に加熱する第1の加熱工程と、第1の加熱工程によって導電性液体を加熱した後、加熱装置が使用する交流電流の周波数を変化させて発熱体と導電性液体を誘導加熱する第2の加熱工程とを備えるものである。
したがって、第1の加熱工程では、加熱装置によって発熱体が加熱され、発熱体の熱で容器内の導電性液体が加熱される。その後、第2の加熱工程を行い容器内の発熱体と導電性液体の両方を誘導加熱する。これにより、導電性液体は発熱体の発熱と加熱装置による誘導加熱とによって加熱される。導電性液体としては、容器に入れる時点で既に液体のものでも良く、あるいは容器に入れる時点では固体であるが、その後第1の加熱工程の加熱によって溶融して液体になるものでも良い。また、そのような固体と液体の混合体でも良い。
また、請求項6記載の誘導加熱方法は、第2の加熱工程では、加熱装置によって導電性液体中に当該導電性液体を撹拌する電磁力を発生させながら導電性液体の誘導加熱を行なうものである。したがって、導電性液体中に電磁力を発生させて導電性液体を撹拌することができる。このとき、導電性液体中に例えば金属粒子等の不純物が含まれている場合には、導電性液体とそれに含まれる不純物を撹拌することができる。
また、請求項7記載の誘導加熱方法は、導電性液体が高レベル放射性廃液とガラスとの混合体であり、ガラスは固形の状態で容器内に入れられ第1の加熱工程によって固形ガラスが溶融した後、第2の加熱工程を行なうものである。混合体中のガラスは固体の状態では絶縁体であるが、高温の溶融状態になると導電性を有し、誘導加熱が可能になる。発熱体による加熱で混合体中のガラスが溶融し導電性物質となった後、加熱装置の使用する交流電流の周波数fを切り換えて容器内の混合体と発熱体の両方を誘導加熱する。
請求項1記載の誘導加熱による溶融炉では、容器内の発熱体によって導電性液体を加熱し、又は発熱体の発熱と加熱装置が発生させる電磁場の両方によって容器内の導電性液体を加熱するので、図15に示すように電極による通電によってジュール熱を発生させて容器内の導電性液体を加熱する場合に比べて、導電性液体を均一に加熱することができる。そのため、温度むらの発生を防止することができ、導電性液体が部分的に低温となって流動性が悪化するのを防止することができる。
また、請求項2記載の誘導加熱による溶融炉では、導電性液体中に電磁力を発生させて導電性液体を撹拌することができるので、導電性液体中に例えば金属粒子等の不純物が含まれている場合にこれが沈殿し堆積するのを防止することができる。そのため、不純物を導電性液体と一緒に排出することが容易になる。
また、請求項3記載の誘導加熱による溶融炉では、容器の外周と底部から容器内の導電性液体を加熱することができるので、導電性液体をより一層均一に加熱することができる。また、容器の外周と底部からの加熱による導電性液体の自然対流は導電性液体の温度むらと不純物が含まれている場合には不純物の沈降・堆積を防止するのに有効である。
また、請求項4記載の誘導加熱による溶融炉では、混合体中のガラスが溶融ガラスとなった後に電磁力を発生させて混合体を撹拌することができるので、混合体に含まれる金属粒子が沈殿し堆積するのを防止することができる。そのため、金属粒子を混合体と一緒に排出することが容易になる。
さらに、請求項5記載の誘導加熱方法では、混合体中の固形のガラスを溶融させて導電性を生じさせてから誘導加熱によって混合体を加熱することができる。ここで、第1の加熱工程では発熱体によって容器内の混合体を加熱し、第2の加熱工程では発熱体の発熱と加熱装置が生じさせる電磁場とによって容器内の混合体を加熱するので、図15に示すように電極による通電によってジュール熱を発生させて容器内の混合体を加熱する場合に比べて、混合体を均一に加熱することができる。そのため、温度むらの発生を防止することができ、混合体が部分的に低温となって流動性を悪化させるのを防止することができる。
また、請求項6記載の誘導加熱方法では、導電性液体中に電磁力を発生させて導電性液体を撹拌することができるので、金属粒子等の不純物が含まれている場合にこれが沈殿し堆積するのを防止することができる。そのため、不純物を導電性液体と一緒に排出することが容易になる。
また、請求項7記載の誘導加熱方法では、混合体中の固形のガラスを溶融させて導電性を生じさせてから誘導加熱によって混合体を加熱することができる。ここで、第1の加熱工程では発熱体によって容器内の混合体を間接的に加熱し、第2の加熱工程では発熱体の発熱と加熱装置が生じさせる電磁場とによって容器内の混合体を加熱するので、図15に示すように電極による通電によってジュール熱を発生させて容器内の混合体を加熱する場合に比べて、混合体を均一に加熱することができる。そのため、温度むらの発生を防止することができ、混合体が部分的に低温となって流動性を悪化させるのを防止することができ、混合体を流下ノズルからガラス固化容器にスムーズに充填することができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1に本発明の誘導加熱による溶融炉の実施形態の一例を示す。この溶融炉は、導電性液体1を貯える容器2と、容器2内に設けられ導電性液体1を加熱可能な発熱体3と、使用する交流電流の周波数の切り換えによって発生させる電磁場の磁気浸透距離δを変えて発熱体3又は発熱体3と導電性液体1の両方を誘導加熱する加熱装置4を備えるものである。
本実施形態では、誘導加熱による溶融炉として、高レベル放射性廃液をガラス固化するのに使用されるガラス溶融炉を例に説明する。ただし、ガラス溶融炉以外の溶融炉に適用しても良い。高レベル放射性廃液をガラス固化するガラス溶融炉では、導電性液体1は高レベル放射性廃液とガラスとの混合体(以下、混合体1という)である。ガラスは容器2に入れる時点では固体であり、その後容器2内での加熱によって溶融される。ただし、容器2に入れる時点で既に液体の溶融ガラスを容器2に入れるようにしても良い。高レベル放射性廃液には、例えばルテニウム、パラジウム等の白金族粒子等の金属粒子10が含まれている。
容器2は、例えば耐火れんが、セラミック等の耐熱材によって形成されている。容器2の天板2aには高レベル放射性廃液とガラスとの混合体1を導入する供給口5と排ガスを逃がす排ガス口6が設けられている。また、容器2の底板2bには流下ノズル8が設けられている。流下ノズル8には、図示しないバルブが設けられている。流下ノズル8の下方には、図示しないガラス固化容器が置かれる。容器2の上を天板2aによって塞ぐことで放熱を防ぐことができ、温度低下を防止することができると共に、容器2内の温度管理が容易になる。
発熱体3は、例えば有底の円筒形状を成しており、容器2の内側面に重ねるように設けられている。ただし、発熱体3の形状は有底の円筒形状に限るものではない。例えば容器2の底部からの加熱を行う必要が無い場合には底の無い円筒形状にしても良い。また、製造のし易さを考慮して、円筒部3aと底部3bとを別体にしても良い。さらに、円筒部3aは、例えば図9に示すように一体の円筒体でも良いが、例えば図10に示すように軸方向に分割されたものでも良く、図11に示すように軸方向と径方向に分割されたものでも良く、図12に示すように周方向に分割されたものでも良く、その他の形状のものでも良い。円筒部3aを分割したものとすることで、製造が容易になる。また、底部3bは、例えば図13に示すように一体の円板状部材でも良いが、図14に示すように外周部分と内周部分とを複数の連結部によって連結する形状のものでも良く、その他の形状のものでも良い。発熱体3は、例えば炭化ケイ素、二ケイ化モリブデン等によって形成されている。ただし、発熱体3の材料はこれらに限るものではなく、例えばインコネル等の金属でも良く、その他のものでも良い。発熱体3の厚さは加熱装置4が発生させた磁場が通り抜け可能な厚さとなっている。具体的には、例えば10mm程度にするのが好ましい。発熱体3の内周面には混合体1による腐食を防止する保護層7が設けられている。保護層7は例えば厚さ数mmのセラミックのコーティング層である。ただし、保護層7はセラミックコーティング層に限るものではなく、また、厚さは数mmに限るものではない。
発熱体3は、例えば容器2の周壁2cと底板2bの全範囲に対応して設けられている。ただし、必ずしも周壁2cと底板2bの全範囲に対応して設ける必要はなく、混合体1の加熱に必要な範囲で設ければ良い。また、加熱装置4は発熱体3の加熱に必要な範囲に設けられている。
加熱装置4は、例えば誘導加熱コイルであり、本実施形態では容器2の外周と底部の両方に設けられている。ただし、容器2外周と容器2底部の両方に加熱装置4を設ける必要はなく、混合体1の加熱を十分に行なうことが可能な場合には、いずれか一方の加熱装置4を省略しても良い。誘導加熱コイルとしては、例えば水冷銅コイルの使用が可能である。ただし、水冷銅コイル以外のものを使用しても良い。なお、図中符号9は冷却水を循環させる水路である。また、誘導加熱コイルとして鉄心を有するコイルを使用しても良いが、鉄心を有しないものコイルの使用も可能である。即ち、鉄心は、鉄心と加熱対象の距離や交流電流の周波数の高さに応じて不要の場合もあり得る。一般に鉄心は磁束を大きくするが、加熱対象がやや離れている場合には磁束が到達しにくくなる場合があり、また交流電流の周波数が高い程エネルギー損失(鉄損)を大きくする。したがって、これらを考慮して鉄心の有無を決定する。なお、本実施形態の誘導加熱コイルは鉄心を有しているが、図面には鉄心の記載を省略している。
加熱装置4が発生させる磁力線の磁気浸透距離δは数式2によって求められる。
〈数2〉
δ=(2/ωσμ)^(1/2)
ここで、ω:角周波数2πf(f:周波数)、σ:電気伝導率、μ:透磁率である。
即ち、使用する交流電流の周波数fを変化させると、加熱装置4が発生させる磁力線B1,B2の磁気浸透距離δが変化する。混合体1と発熱体3の加熱装置4からの距離は異なっているので、周波数fを変化させることで誘導加熱の対象を混合体1と、混合体1および発熱体3との間で切り換えることができる(図2と図3、図6と図7)。例えば発熱体3が金属製で厚さが10mmの場合、周波数fが10KHzで磁気浸透距離δは5mm程度、周波数fが1KHzで磁気浸透距離δは16mm程度になるので、周波数fを例えば10KHzから1KHzに変化させることで、誘導加熱の対象を発熱体3のみから、発熱体3および混合体1へと切り換えることができる。
また、本実施形態では、加熱装置4は、混合体1中に当該混合体1を撹拌する電磁力Fを発生させる電磁力発生手段としても使用される。そのため、加熱装置4としての誘導加熱コイルは移動磁界の発生に適した三相交流コイルを使用している。
容器2外周に設けられる加熱装置4(以下、容器2底部の加熱装置4と区別する場合には加熱装置4Aという。)を図2及び図3に示す。加熱装置4Aは周壁2cを囲むように設けられている。加熱装置4Aである三相交流コイルは、A−X,B−Y,C−Zの組み合わせで各コイル4aがそれぞれペアとなって結線され、A,B,Cのコイル4aは巻き方向が同一であり、X,Y,Zのコイル4aは巻き方向が同一であり、A,B,Cのコイル4aとX,Y,Zのコイル4aの巻き方向は逆になっている。ここで、(磁場の強さ)=(巻き数)×(電流)の条件を見たすように、巻き数が決められる。また、各コイル4aに流す電流は、(電流)=(電圧)÷(インピーダンス)から求められる。
各コイル4aは容器2の軸方向上側に向けてA→Z→B→X→C→Y→A→…→Yの順番に配置され、各コイル4aの位相差は60度となっている。例えば図4(A),(B)に示すように、Aが0度のとき、Zが60度、Bが120度、Xが180度、Cが240度、Yが300度である。加熱装置4Aに図示しない電源より電磁力発生用の三相交流の電流が供給されると、例えば図3に矢印で示すように、コイル4aの周囲に磁力線B1が容器2の周壁2cと発熱体3aと保護層7、さらに混合体1に達するように生じて、各コイル4aに流れる電流の変化によって容器2の軸方向上向きの移動磁界が形成される。
加熱装置4Aによって上向きの移動磁界を形成することで、混合体1の容器2近傍位置、即ち磁力線B1が径方向に貫通する位置に円周方向に流れる電流が発生する。例えば、図3のP1位置では同図の奥側から手前側に向かう電流が、P2位置では同図の手前側から奥側に向かう電流が発生する。移動磁界と混合体1中に生じる電流とによってフレミングの左手の法則から上向きの電磁力F1が発生する。混合体1中に発生する電流は場所によって方向が逆になるが、A,B,Cのコイル4aとX,Y,Zのコイル4aの巻き方向も逆になっているので、常に上向きの電磁力F1が発生する。この電磁力F1は容器2に比較的近い位置に発生し、容器2に比較的近い位置の混合体1とそれに含まれる金属粒子10を上向きに駆動する。
容器2底部に設けられる加熱装置4(以下、容器2外周の加熱装置4Aと区別する場合には加熱装置4Bという。)を図5〜図7に示す。加熱装置4Bは交流コイルで構成され、容器2の底板2bの底面に対向し、流下ノズル8を囲むように周方向に沿って並べるようにして設けられている。本実施形態では、容器2底部の加熱装置4Bも容器2外周の加熱装置4Aと同様に、発熱体3又は発熱体3と混合体1の両方を誘導加熱すると共に、電磁力F2を発生させて混合体1とそれに含まれる金属粒子10を駆動(電磁撹拌)する。
本実施形態では、加熱装置4Bとして三相交流コイル4b,4c,4dを使用している。ただし、三相交流コイル4b,4c,4d以外の交流コイルを使用しても良い。また、三相交流コイル4b,4c,4dを4組設けている。ただし、三相交流コイル4b,4c,4dの組数は4組に限るものではない。各相のコイル4b,4c,4dは例えば30度ずつずらして配置されている。本実施形態では、容器2底部に三相交流コイル4b,4c,4dを配置しているので、各コイル4b,4c,4dの形状を扇形形状とし、隣りのコイルとの間隔を詰めて各コイル4b,4c,4dを配置している。各コイル4b,4c,4dの位相差は120度となっている。
図7において、○の中に・を記載した記号は、図面に対し奥側から手前側に向かって電流が流れていることを意味する。また、○の中に×を記載した記号は、図面に対し手前側から奥側に向かって電流が流れていることを意味する。ここで、(磁場の強さ)=(巻き数)×(電流)の条件を見たすように、各コイル4b,4c,4dの巻き数が決められる。また、各コイル4b,4c,4dに流す電流は、(電流)=(電圧)÷(インピーダンス)から求められる。
加熱装置4Bに図示しない電源より三相交流の電流が供給されると、例えば図7に矢印B2で示すように、容器2の底板2bを貫通して内外を通って循環する磁力線B2が発生する。磁力線B2は各コイル毎に発生するが、各コイルの位相差や各コイルに流れる電流の方向やその変化によって容器2の周方向一側に向かう回転磁界が形成される。
加熱装置4Bによって周方向の回転磁界を形成することで、底板2bの近傍位置、即ち磁力線B2が径方向に貫通する位置に底板2bに沿って径方向に流れる電流が発生する。例えば、図7のP3位置では同図の奥側から手前側に向かう電流が、P4位置では同図の手前側から奥側に向かう電流が発生する。回転磁界と混合体1中に生じる電流とによってフレミングの左手の法則から容器2底部に沿って周方向に向かう電磁力F2が発生する。混合体1中に発生する電流は場所によって向きが逆になるが、磁力線B2の向きも逆になっているので、常に同じ周方向の電磁力F2が発生する。この電磁力F2は混合体1中に発生し、混合体1とそれに含まれる金属粒子10を周方向に駆動する。
本実施形態では、発熱体3又は発熱体3と混合体1との両方の誘導加熱には単相交流電流が使用され、混合体1を撹拌する(電磁撹拌)ための電磁力F1,F2を発生させる場合には三相交流電流が使用される。誘導加熱に単相交流電流ではなく三相交流電流を使用しても良いが、誘導加熱には電磁撹拌で使用されるものよりも高い周波数の交流電流の使用が適していることから、本実施形態では誘導加熱に単相交流電流を使用する。誘導加熱と電磁撹拌の両方を同時に行なう場合には、加熱装置4に誘導加熱用の単相交流電流と電磁力発生用の三相交流電流が同時に供給される。即ち、発熱体3を誘導加熱する場合には高周波の単相交流電流を使用し、混合体1と発熱体3の両方を誘導加熱する場合には中周波の単相交流電流を使用し、電磁撹拌を行なう電磁力F1,F2を発生させる場合には低周波の三相交流電流を使用する。そして、混合体1の誘導加熱と電磁撹拌を同時に行なう場合には、中周波の単相交流電流と低周波の三相交流電流を同時に使用する。
次に、誘導加熱方法について説明する。誘導加熱方法は、高レベル放射性廃液と固形ガラスとの混合体1を貯える容器2内に設けた発熱体3を容器2の外に設けた加熱装置4によって誘導加熱し、発熱体3の発熱によって混合体1を間接的に加熱する第1の加熱工程と、第1の加熱工程によって固定ガラスが溶融した後、加熱装置4が使用する交流電流の周波数を変化させて発熱体3と混合体1を誘導加熱する第2の加熱工程とを備えるものである。ここでは、上述のガラス溶融炉を使用した場合について説明するが、これ以外のものを使用して当該誘導加熱方法を実施しても良い。また、高レベル放射性廃液のガラス固化以外に誘導加熱方法を使用しても良い。
図8に本実施形態の誘導加熱方法を示す。流下ノズル8のバルブ(図示せず)を閉じた状態で、固形ガラスと高レベル放射性廃液の混合体1を供給口5から容器2内に入れる(ステップS21)。ただし、ガラスについては溶融状態のものを入れるようにしても良い。この場合には第1の加熱工程を省略することも可能である。なお、必ずしも同じ供給口5から固形ガラスと高レベル放射性廃液の両方を入れる必要はなく、ガラス用の供給口と高レベル放射性廃液用の供給口を別々に設けてガラスと高レベル放射性廃液とを別々に入れても良い。
容器2内に固形ガラスと高レベル放射性廃液の混合体1を入れた後、加熱装置4によって発熱体3を誘導加熱する(第1の加熱工程:ステップS22)。例えば10K〜100KHz程度の値の高周波の交流電流を使用して発熱体3を例えば1000℃程度まで加熱する。この加熱によって混合体1中の固形ガラスが加熱されて溶融し、導電性の溶融ガラスとなる。加熱は、容器2外周の加熱装置4Aと容器2底部の加熱装置4Bの両方を使用して行なわれる。
固形ガラスが溶融し、導電性を有した後、加熱装置4によって混合体1と発熱体3との両方を誘導加熱する(第2の加熱工程:ステップS23)。例えば1K〜10KHz程度の値の中周波の交流電流を使用して混合体1と発熱体3を誘導加熱し、混合体1を1200℃程度まで加熱する。加熱は、容器2外周の加熱装置4Aと容器2底部の加熱装置4Bの両方を使用して行なわれる。
本実施形態では、第2の加熱工程で加熱装置4によって混合体1中に当該混合体1を撹拌する電磁力F1,F2を発生させながら混合体1の誘導加熱を行なうようにしている。即ち、加熱装置4に誘導加熱用の単相交流電流を供給すると同時に、電磁撹拌用の三相交流電流を供給する。例えば100Hzオーダーの低周波の三相交流電流を供給する。なお、本実施形態では導電性液体がガラスの混合体1であるため、電磁撹拌用の三相交流電流として例えば100Hzオーダーの低周波の三相交流電流を供給しているが、低周波三相交流電流の周波数としては100Hzオーダーに限るものではなく、導電性液体の種類等に応じて適宜決定する。例えば、導電性液体が液体金属の場合には、例えば50Hz,60Hz等の商用周波数の三相交流電流の使用が可能である。
容器2外周の加熱装置4Aは容器2の周壁2cに比較的近い位置の混合体1を上向きに駆動する電磁力F1を発生させる。電磁力F1によって上向きに駆動された混合体1とそれに含まれる金属粒子10は、液面近くで反転して容器2の中心付近を下降し、その後、底部3b近くで反転して周壁2cに沿って上昇する。このように混合体1とそれに含まれる金属粒子10は撹拌される。また、容器2底部の加熱装置4Bは容器2内の底部3bに混合体1と金属粒子10を周方向に駆動する電磁力F2を発生させる。これにより、容器2内底部の混合体1と金属粒子10は周方向に回され撹拌される。このように本発明では、2つの加熱装置4A,4Bによって容器2内の混合体1を撹拌することができるので、混合体1の高レベル放射性廃液に含まれている金属粒子10を浮遊させて沈殿、堆積を防止することができる。ただし、混合体1の溶融ガラスの電気伝導率は金属粒子10の電気伝導率に比べて小さいため、金属粒子10に作用する電磁力は混合体1の溶融ガラスに作用する電磁力と比べて大きい。
また、本発明では、第1の加熱工程では発熱体3を誘導加熱し、その熱で混合体1を加熱しており、第2の加熱工程では混合体1を発熱体3の発熱と誘導加熱コイルによる誘導加熱によって加熱しているので、混合体1を広い範囲で加熱することができ、混合体1全体を均一に加熱することができる。即ち、図15に示すように主電極や補助電極によってジュール加熱する場合は謂わば点による加熱であり部分的な加熱になりやすいが、本発明のように発熱体3や誘導加熱コイルによる加熱は謂わば面による加熱であり、混合体1を広い範囲で加熱するのに適しており、混合体1全体を均一に加熱するのが容易である。
また、本実施形態では加熱装置4及び発熱体3を容器2の外周と底部の両方に設けているので、容器2の側面と底面の両方から加熱を行なって混合体1を自然対流させることができる。容器2の側面と底面からの加熱によって生じる混合体1の自然対流は混合体1の温度むらを解消すると共に、金属粒子10の沈降・堆積を防止する。即ち、加熱装置4による電磁撹拌を行なわない場合であっても、混合体1の温度むらや金属粒子10の沈降・堆積を防止することができ、電磁撹拌を行なう場合には混合体1の温度むらや金属粒子10の沈降・堆積をより一層良好に防止することができる。
その後、流下ノズル8のバルブを開くと、容器2内の混合体1が流下ノズル8から排出されてガラス固化容器に充填される(ステップS24)。混合体1中には金属粒子10が分散されているので、金属粒子10も一緒にガラス固化容器内に充填される。混合体1は加熱装置4によって均一に加熱されており、温度むらがないので、混合体1を流下ノズル8からガラス固化容器にスムーズに充填することができる。このとき、加熱装置4を停止させてから混合体1および金属粒子10が冷めないうちに流下ノズル8から排出しても良いし、加熱装置4を作動させたままの状態で混合体1および金属粒子10を流下ノズル8から排出しても良い。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、加熱装置4を容器2の外周と底部の両方に設けていたが、必ずしも両方に設ける必要はなく、いずれか一方にのみ設けても良い。
また、上述の説明では、第2の加熱工程で混合体1を撹拌する電磁力を発生させるようにしていたが、混合体1撹拌用の電磁力を発生させなくても良い。また、必ずしも第2の加熱工程の全てで混合体1撹拌用の電磁力を発生させる必要はなく、例えば第2の加熱工程の後期にのみ電磁力を発生させるようにしても良い。
さらに、上述の説明では、導電性液体1として高レベル放射性廃液とガラスの混合体1を例にしていたが、加熱の対象としてはこれに限るものではなく、導電性を有し誘導加熱可能な流体であれば特に限定されるものではない。例えば、鉄やアルミ等の金属、非金属であってもある程度電気伝導率があるものや例えばガラスのように温度の上昇とともに電気伝導率が大きくなるものを加熱の対象にしても良い。また、例えば鉄やアルミ等の金属の溶融や精錬で、できるだけ均一な加熱が必要な場合、容器2や発熱体3の温度上昇を抑えたい場合、導電性液体1中に不純物を一様に分布させたい場合(例えば特定の不純物を混ぜて材料の機械的強度を増大させる場合など)等の使用に適している。
本発明のガラス溶融炉の実施形態の一例を示す断面図である。 容器外周の加熱装置を示し、第1の加熱工程における磁力線の発生の様子を示す断面図である。 容器外周の加熱装置を示し、第2の加熱工程における磁力線の発生の様子を示す断面図である。 加熱装置である三相交流コイルを説明するための図で、(A)はその位相差を示す図、(B)は電気的な配置を示す図である。 容器底部の加熱装置を示す平面図である。 容器底部の加熱装置を示し、第1の加熱工程における磁力線の発生の様子を示す断面図である。 容器底部の加熱装置を示し、第2の加熱工程における磁力線の発生の様子を示す断面図である。 本発明のガラス溶融方法の実施形態の一例を示すフローチャートである。 発熱体の円筒部の第1の変形例を示す斜視図である。 発熱体の円筒部の第2の変形例を示す斜視図である。 発熱体の円筒部の第3の変形例を示す斜視図である。 発熱体の円筒部の第4の変形例を示す平面図である。 発熱体の底部の第1の変形例を示す平面図である。 発熱体の底部の第2の変形例を示す平面図である。 従来のガラス溶融炉の断面図である。
符号の説明
1 高レベル放射性廃液とガラスとの混合体
2 容器
3 発熱体
4 加熱装置
F1,F2 混合体とそれに含まれる金属粒子を撹拌する電磁力

Claims (7)

  1. 導電性液体を貯える容器と、前記容器内に設けられ前記導電性液体を加熱可能な発熱体と、使用する交流電流の周波数の切り換えによって発生させる電磁場の磁気浸透距離を変えて前記発熱体又は前記発熱体と前記導電性液体の両方を誘導加熱する加熱装置を備えることを特徴とする誘導加熱による溶融炉。
  2. 前記加熱装置は、前記導電性液体中に当該導電性液体を撹拌する電磁力を発生可能であることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱による溶融炉。
  3. 前記発熱体と前記加熱装置は前記容器の外周と底部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱による溶融炉。
  4. 前記導電性液体は、高レベル放射性廃液とガラスとの混合体であることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱による溶融炉。
  5. 導電性液体を貯える容器内に設けた発熱体を前記容器の外に設けた加熱装置によって誘導加熱し、前記発熱体の発熱によって前記導電性液体を間接的に加熱する第1の加熱工程と、前記第1の加熱工程によって前記導電性液体を加熱した後、前記加熱装置が使用する交流電流の周波数を変化させて前記発熱体と前記導電性液体を誘導加熱する第2の加熱工程とを備えることを特徴とする誘導加熱方法。
  6. 前記第2の加熱工程では、前記加熱装置によって前記導電性液体中に当該導電性液体を撹拌する電磁力を発生させながら前記導電性液体の誘導加熱を行なうことを特徴とする請求項5記載の誘導加熱方法。
  7. 前記導電性液体は、高レベル放射性廃液とガラスとの混合体であり、前記ガラスは固形の状態で前記容器内に入れられ前記第1の加熱工程によって前記固形ガラスが溶融した後、前記第2の加熱工程を行なうことを特徴とする請求項5記載の誘導加熱方法。
JP2008204709A 2008-08-07 2008-08-07 誘導加熱による溶融炉および誘導加熱方法 Expired - Fee Related JP5126974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204709A JP5126974B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 誘導加熱による溶融炉および誘導加熱方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204709A JP5126974B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 誘導加熱による溶融炉および誘導加熱方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010037175A true JP2010037175A (ja) 2010-02-18
JP5126974B2 JP5126974B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=42010094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008204709A Expired - Fee Related JP5126974B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 誘導加熱による溶融炉および誘導加熱方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5126974B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032357A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Central Res Inst Of Electric Power Ind 誘導加熱による溶融炉
KR20180111361A (ko) * 2017-03-31 2018-10-11 (주) 엔피홀딩스 액체가열장치
CN113336420A (zh) * 2021-06-29 2021-09-03 南京玻璃纤维研究设计院有限公司 一种实验室用熔融玻璃搅拌控制系统及方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10300892A (ja) * 1997-04-28 1998-11-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 放射性雑固体廃棄物の溶融方法および溶融炉
JP2006508886A (ja) * 2002-12-06 2006-03-16 ショット アクチエンゲゼルシャフト ホウケイ酸ガラス、ホウ酸塩ガラスおよび結晶化ホウ素含有材料を製造する方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10300892A (ja) * 1997-04-28 1998-11-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 放射性雑固体廃棄物の溶融方法および溶融炉
JP2006508886A (ja) * 2002-12-06 2006-03-16 ショット アクチエンゲゼルシャフト ホウケイ酸ガラス、ホウ酸塩ガラスおよび結晶化ホウ素含有材料を製造する方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032357A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Central Res Inst Of Electric Power Ind 誘導加熱による溶融炉
KR20180111361A (ko) * 2017-03-31 2018-10-11 (주) 엔피홀딩스 액체가열장치
KR101951762B1 (ko) * 2017-03-31 2019-02-25 (주)엔피홀딩스 액체가열장치
CN113336420A (zh) * 2021-06-29 2021-09-03 南京玻璃纤维研究设计院有限公司 一种实验室用熔融玻璃搅拌控制系统及方法
CN113336420B (zh) * 2021-06-29 2023-06-02 南京玻璃纤维研究设计院有限公司 一种实验室用熔融玻璃搅拌控制系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5126974B2 (ja) 2013-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9802850B2 (en) Energy efficient high-temperature refining
US7388896B2 (en) Induction melter apparatus
JP5822443B2 (ja) 溶融物を連続的に溶融又は精製する方法及び装置
JP5564150B2 (ja) 誘導コイル及び溶融炉一体型コールドクルーシブル誘導溶融炉
JP4691710B2 (ja) 廃棄物ガラス固化処理用電気溶融炉
JP2006516046A (ja) 溶融物加熱方法および装置
JPH0720288A (ja) ガラス溶融処理方法
CN108603723A (zh) 通过两个电磁感应器加热的具有形成磁通量集中器的装置的冷坩埚炉,该炉用于熔化作为熔体的金属和氧化物的混合物的用途
TW201243261A (en) Open bottom electric induction cold crucible for use in electromagnetic casting of ingots
JP5126974B2 (ja) 誘導加熱による溶融炉および誘導加熱方法
KR20150135261A (ko) 보관될 금속 폐기물을 처리하기 위한 유도로 및 방법
US20080123715A1 (en) Silicon Refining Installation
EP2570392B1 (en) Melting furnace having a gas supplying apparatus
US11760677B2 (en) Apparatus and process for producing fiber from igneous rock
JP5436984B2 (ja) 誘導加熱方法および誘導加熱による溶融炉
JP5415285B2 (ja) シリコン精製装置
JP2008174396A (ja) ガラス溶融炉からの溶融ガラス排出方法および装置
US20070098036A1 (en) Unit for conductively heatable melting
JP5126973B2 (ja) ガラス溶融炉
JP5474700B2 (ja) 誘導加熱による溶融炉
JP2009097734A (ja) 誘導加熱装置
RU2737663C1 (ru) Индукционная печь с холодным тиглем для остекловывания ВАО
JP5897958B2 (ja) 廃アスベスト溶融用坩堝
EP3472110B1 (en) Apparatus and process for producing fiber from igneous rock
JP2000162389A (ja) 溶融装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121024

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees