JP2010037051A - エレベータかご - Google Patents

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Abstract

【課題】かご構造に制約を与えることなく、かご床の水平度を容易に調整することができるエレベータかごを提供する。
【解決手段】平面形状が矩形のかご床の四隅部に、それぞれ縦方向に立設された縦材を設け、それらの下端をこの四隅部に連結する。これら4本の縦材の互いに異なる2本ずつの上端部相互間を横材でそれぞれ連結する。これら4本の縦材毎に位置調整機構を設け、対応する縦材の下端部に連結する前記かご床の四隅部の縦方向位置をそれぞれ調整可能としたエレベータかご。
【選択図】図2

Description

本発明は、かご床の水平度を調整するための位置調整機構を備えたエレベータかごに関する。
エレベータかごを組み立てる際、その床面の水平度を正しく出すことが重要である。従来の技術では、かご床の水平度を調整する構造として、立枠とかご床の端部間に設置されたスジカイを緊張させて調整するものがある。この種の構造の一例を図11に示す。
図11は側面パネルを取り付ける前のエレベータかごの枠組みを示しており、全体として直方体を成すかごを側面から見た図で、図示左面がかごの正面となる。
このかごは、かご床1、複数の縦材2、及び横材3を組み合わせて直方体上に構成している。さらに、このかごの周囲を包囲するように一対の縦枠4、上枠5、下枠6から成るかご枠が設けられている。縦枠4は、かごの両側面の奥行き方向中間部に縦方向に沿って設けられている。上枠5は、かごの上面に沿って配置され、一対の縦枠4の上部相互間を連結している。下枠6は、かご床1の下面に沿って配置され、一対の縦枠4の下部相互間を連結している。
縦枠4の上部とかご床1の側辺の前後2カ所との間にはスジカイ7がそれぞれ図示のように連結されている。縦枠4は左右一対設けられているので、かご床1は、その左右側辺の前後、合計4か所がスジカイ7により縦枠4に連結されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなエレベータかごにおいて、このスジカイ7の図示下端部7aにはネジ山を切っておき、この部分を、かご床1側に取り付けたパイプ8に内挿し、パイプ8外にてボルト9と螺合させている。したがって、かご床の水平度を調整する場合は、ボルト9を締め込むことによりスジカイ7を緊張させ、床面角度を調整する。すなわち、4本あるスジカイ7を適宜調整することで、かご床1の床面の水平度を調整することができる。
特開2007−62906号公報
上述のかご床調整装置では、スジカイ7が、立枠4とかご床1との間に斜めに取り付けられており、スジカイ7がかご外で最も突出するものとなる。しかし、スジカイ7が設置されるかご側面には、図示しないがリミットスイッチやガバナなどの用品が配置されることが多く、スジカイが突出することでレイアウト検討を困難にしている。
本発明の目的は、かご構造に制約を与えることなく、かご床の水平度を容易に調整することができるエレベータかごを提供することにある。
本発明のエレベータかごは、平面形状が矩形のかご床と、このかご床の四隅部にそれぞれ下端が連結し、この四隅部からそれぞれ立設された縦材と、これら4本の縦材の互いに異なる2本ずつの上端部相互間を連結する少なくとも2本の横材と、これら4本の縦材毎に設けられ、対応する縦材の下端部に連結する前記かご床の四隅部の縦方向位置をそれぞれ調整可能な位置調整機構とを備えたことを特徴とする。
この場合、前記4本の縦材にはフレーム材によるササエが用いられ、前記2本の横材にはそれぞれフレーム材によるウデが用いられる。
また、前記かご床の正面部となる一辺の両端隅部から立設された2本の縦材にはフレーム材によるササエが用いられ、他の2本の縦材には棒状部材が用いられ、前記2本の横材にはそれぞれフレーム材によるウデが用いられた構成でもよい。
さらに、前記かご床の正面部となる一辺の両端隅部から立設された2本の縦材にはフレーム材によるササエが用いられ、他の2本の縦材にはロープ状部材が用いられ、前記2本の横材にはそれぞれフレーム材によるウデが用いられた構成としてもよい。
また、本発明では、前記ウデには、その横断面が水平部と垂直部とから成るフレーム材が用いられ、前記位置調整機構は、前記ウデの水平部にあけられた孔を貫通するねじ部とその下端に形成されたリング部とからなる上部アイボルトを有し、前記水平部上で前記ねじ部と螺合するナットにより前記リング部の高さ位置を調整可能とし、前記ササエの上部側面に側方に向って一体に設けられた上部連結ピンを、前記ウデの垂直部にあけられた縦長孔を貫通して、前記上部アイボルトのリング部に嵌合させた構成とする。
また、前記位置調整機構は、前記ササエの下端部に、水平支持部を有するアイボルト受けを一体に設け、このアイボルト受けの水平支持部にあけられた孔を貫通するねじ部とその下端に形成されたリング部とからなる下部アイボルトを有し、前記水平支持部上で前記ねじ部と螺合するナットにより前記リング部の高さ位置を調整可能とし、前記かご床の側面に側方に向って一体に設けられた下部連結ピンを、前記下部アイボルトのリング部に嵌合させた構成でもよい。
また、本発明では、縦材として用いられる棒状部材は、その長さ方向中間部に棒状部材の長さを可変とするターンバックルを有し、このターンバックルを前記位置調整機構としている。
また、本発明では、縦材として用いられるロープ状部材は、その少なくとも一端部がシャックルロッドにより保持され、このシャックルロッドと一体のねじ部を、連結相手となる前記ウデの水平面部にあけた孔、又は前記かご床の対応する隅部の水平面部にあけた孔に貫通させ、この貫通したねじ部にナットを螺合させることにより、ロープ状部材に連結する前記対応する隅部の高さ位置を可変にする前記位置調整機構としている。
この場合、縦材として用いられるロープ状部材の他端部には、その他端部と連結相手との間に、ロープ状部材の伸びを吸収するばねを介装するとよい。
また、本発明では、前記ササエの上端部及び下端部のいずれか又は双方に、縦向きに配列されたラックギア部を設け、これらササエの上端部又は下端部との連結相手となる前記ウデ又は前記かご床の隅部に、前記ラックギア部とかみ合うピニオンギアを設け、このピニオンギアにラチェット機構を設けて一方向にのみ回転可能として、前記位置調整機構を構成してもよい。
さらに、本発明では、前記ウデの前記ササエとの連結部近く、及び前記かご床の前記ササエとの連結部近くのいずれか又は双方に設けられた回転操作可能な偏心ローラと、前記ササエの、前記偏心ローラ近くの位置に、この偏心ローラの外周と接する位置関係で一体に固定されたローラ受けとにより、前記位置調整機構を構成してもよい。
本発明によれば、従来のスジカイのような突出部がなくなり、各種部品などのレイアウトの自由度を確保するので、かご構造に制約を与えることはなく、床面の水平度を出す調整作業が容易であり、作業効率が改善される。
以下、本発明によるエレベータかごの一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1はこの実施の形態のエレベータかごを示しており、同図(a)は全体として直方体を成すかごの正面図であり、同図(b)はその右側面図である。したがって、図1(b)の図示左面がかごの正面となる。
図1(a)(b)において、このかごは、平面形状が矩形を成すかご床11、このかご床11の四隅部からそれぞれ立設された4本の縦材12を有する。この4本の縦材12の下端は、かご床11の四隅部に連結している。また、これら4本の縦材12の互いに異なる2本ずつの上端部相互間をそれぞれ連結する少なくとも2本の横材13を有する。すなわち、この2本の横材13は、かご正面に対し右側の前後に配置された2本の上端部相互間、及び左側の前後に配置された2本の上端部相互間を連結する。これら、かご床11、複数の縦材12、及び横材13の組み合わせにより直方体状のかごを形成している。
さらに、このかごの周囲を包囲するように一対の縦枠14、上枠15、下枠16から成るかご枠が設けられている。このかご枠の構造は従来技術で説明したものと同じであり、縦枠14は、図1(b)で示すように、かごの両側面の奥行き方向中間部に縦方向に沿って設けられている。上枠15は、平行な2本の溝型鋼からなり、かごの上面に沿って配置され、一対の縦枠4の上部相互間を連結している。下枠6は、同じく平行な2本の溝型鋼からなり、かご床11の下面に沿って配置され、一対の縦枠14の下部相互間を連結している。
なお、上枠15には、その上下に平行に配置された溝型材によるシーブ梁17が、上枠15に対して、平面図上、所定の角度で斜めに取り付けられている。このシーブ梁17の両端部には、シーブ18がそれぞれ設けられ、これらシーブ18には図示しないかご吊り用のメインロープが架け渡される。
ここで、前記4本の縦材12には、それぞれ、かご床11の水平度を調整するための位置調整機構19が設けられている。すなわち、位置調整機構19は、縦材12の下端部に連結するかご床11の、対応する隅部の縦方向位置をそれぞれ調整するものである。
なお、図1のかごでは、かごを構成する4本の縦材12には、フレーム材(例えば、山型鋼)によるササエが用いられ、2本の横材にはそれぞれフレーム材によるウデ(例えば、山型鋼)が用いられている。以下、フレーム材による縦材をササエ12、フレーム材による横材をウデ13と呼ぶ。
前記位置調整機構19には、図1(a)で示すように、ササエ12の上端部とウデ13との間に構成された上部位置調整機構19Aと、図1(b)で示すように、ササエ12の下端部とかご床11の対応する隅部との間に構成された下部位置調整機構19Bとがある。
先ず、上部位置調整機構19Aを図2(a)(b)により説明する。ウデ13のフレーム材には、横断面が水平部13aと垂直部13bとから成る山型鋼が用いられているものとする。そして、その水平部13aには図示しないが孔があけられており、この孔を貫通して上部アイボルト191Aが取り付けられる。この上部アイボルト191Aは、前記水平部13aにあけられた孔を貫通するねじ部とその下端に形成されたリング部とからなる。この上部アイボルト191Aに対しては、前記水平部13a上で、そのねじ部とナット192Aとを螺合させており、このナット192Aを回転操作するにより前記リング部の高さ位置を調整することができる。
一方、ササエ12の上部側面には図1(b)で示すように、上部連結ピン193Aを側方に向って一体に設けている。この上部連結ピン193Aは、ウデ13の垂直部13bにあけられた図示しない縦長孔を貫通して、上部アイボルト191Aのリング部に嵌合している。
したがって、前記ナット192Aを回転操作することにより、上部アイボルト191A、及びそのリング部に嵌合した上部連結ピン193Aを介して、この上部連結ピン193Aと一体のササエ12を上下方向に移動させ、さらに、このササエ12の下端に連結するかご床11の対応する隅部の高さ位置を調節することができる。
なお、上部アイボルト191Aのリング部ちかくに目盛195Aを設けておけば、調整量を把握することができる。
次に、下部位置調整機構19Bを図3(a)(b)により説明する。ササエ12の下端部には、水平支持部を有するアイボルト受け194Bが一体に設けられている。このアイボルト受け194Bの水平支持部には図示しないが孔があけられており、この孔を貫通して下部アイボルト191Bが取り付けられる。この下部アイボルト191Bは、アイボルト受け194Bの水平支持部を貫通するねじ部とその下端に形成されたリング部とからなる。この下部アイボルト191Bのねじ部には、ナット192Bをアイボルト受け194Bの水平支持部上で螺合させており、このナット192Bを回転操作することにより前記リング部の高さ位置を調整することができる。
一方、かご床11の側面には、下部連結ピン193Bを側方に向って一体に設けている。この下部連結ピン193Bは、下部アイボルト191Bのリング部に嵌合している。
したがって、前記ナット192Bを回転操作することにより、下部アイボルト191B、及びそのリング部に嵌合した下部連結ピン193Bを介して、この下部連結ピン193Bと一体のかご床11の対応する隅部の高さ位置を調節することができる。
なお、同じく下部アイボルト191Bのリング部ちかくに目盛195Bを設けておけば、調整量を把握することができる。
上記構成において、かご床11の水平度を出す場合は、4本のササエ12毎に設けた上部位置調整機構19A及び下部位置調整機構19Bのいずれか又は双方を操作して、かご床11の四隅の高さ位置を調整する。すなわち、上部位置調整機構19Aについては、上部アイボルト191Aに螺合するナット192Aを回転操作し、対応するササエ12の高さ位置を調整する。また、下部位置調整機構19Bについては下部アイボルト191Bに螺合するナット192Bを回転操作することにより、かご床11の対応する隅部の高さ位置を直接調整する。
これら上部位置調整機構19A及び下部位置調整機構19Bは4本のササエ12毎に設けられているため、かご床11の四隅の高さ位置を任意に調整できる。したがって、かご床11を、その左右方向、前後方向、及び対角方向のすべてについて任意に角度調整でき、水平度を容易に出すことができる。
なお、かご床11の水平度調整作業にあたって、上部位置調整機構19A及び下部位置調整機構19Bのどちらを操作するかは、関連機器の配置構成など、作業環境に応じて任意に選択すればよい。もちろん、上部位置調整機構19A及び下部位置調整機構19Bの双方を操作してもよく、この場合は調整量を大きくとることができる。
さらに、上部位置調整機構19A及び下部位置調整機構19Bは、どちらか一方のみを設けるようにしても構わない。
このように、調整用のナット192A又は192Bを締めこむという簡単な操作により、ササエ12とウデ13との間、及びササエ12とかご床11との間の位置関係が変化するので、かご床11の水平度が容易に調整できる。また、かご床11の位置調整機構19A,19Bを、かごを構成する縦材に設けたので、従来のスジカイのように側方に突出することはなく、かご側面のレイアウトの自由度が増大する。
次に、図4で示す実施の形態を説明する。この実施の形態では、かごを構成する4本の縦材の構成が図1とは異なっている。すなわち、かご床11の正面部(図4の左面部)となる一辺(図示紙面と直交する左辺)の両端隅部から立設された2本の縦材には、図1と同様のフレーム材によるササエ12が用いられるが、他の背面部(図4の右面)の両脇に設けられる2本の縦材には棒状部材22が用いられている。なお、2本の横材には、図1と同様に、それぞれフレーム材によるウデ13が用いられている。
このような構成のかごにおいて、かごの正面側に設けられた2本のササエ12には、その上部及び下部のいずれか又は双方に図2及び図3で説明した位置調整機構19A又は19Bが設けられている。これに対し、かごの背面側に設けられた2本の棒状部材22には、その長さ方向の下部中間部(上部中間部でもよい)に、棒状部材22の長さを可変とするターンバックル23を設け、このターンバックル23を位置調整機構として用いる。
上記構成において、かご床11の水平度を出す場合は、かご正面側の2つの隅部については、図1の場合と同様に、正面側に配置された2本のササエ12毎に、上部位置調整機構19A及び下部位置調整機構19Bのいずれか又は双方を操作して、かご床11の正面側の2つの隅部の高さ位置を調整する。これに対し、かご背面側の2つの隅部については、背面側に配置された2本の棒状部材22毎に、位置調整機構として機能するターンバックル23を操作し、対応する棒状部材22の長さを変化させて、かご背面側の2つの隅部の高さ位置を調整する。
この場合も、かご床11の四隅の高さ位置を任意に調整できるので、かご床11を、その左右方向、前後方向、及び対角方向のすべてについて任意に角度調整でき、水平度を容易に出すことができる。
このように、かご床11の水平度調整に当たって、かご正面側については図2、図3で説明した位置調整用のナット192A,192Bを回転操作し、かご背面側については棒状部材22に設けたターンバックル23を回転操作することにより、床面の水平度が調整できる。これらの結果、かご床11の位置調整機構23の構造が簡素化され、部品点数を少なくできる。また、かご床調整の際に、特殊な工具を必要としない。それゆえ、据付、調整が容易となる。
次に、図5で示す実施の形態を説明する。この実施の形態では、かごを構成する4本の縦材のうち、背面部(図5の右面)の両脇に設けられる2本の縦材には、金属製のロープ状部材32を用いている。他の縦材、すなわち、かご床11の正面部(図5の左面部)の両端隅部から立設された2本の縦材には、図4と同様にフレーム材によるササエ12が用いられ、さらに、2本の横材についても、図4と同様に、それぞれフレーム材によるウデ13が用いられている。
ロープ状部材32の両端は、シャックルロッド33により保持され、このシャックルロッド33に設けられた棒状のねじ部33a及びこれに螺合するナット34により、連結相手となるウデ13又はかご床11の対応する隅部に連結している。
ここで、周知のようにシャックルロッドは、図示しないくさび状部材を有し、このくさび状部材の周囲にロープを巡らせ、その周囲に嵌合する筒状部材との摩擦力によりロープの端部を保持するもので、ロープに対する張力が強くなるほどロープに対する保持力が強まる構造の保持具である。この実施の形態では、このような構造のシャックルロッド33にロープ状部材32の端部を取り付け、これら端部を保持させている。
また、シャックルロッド33には、前述のように連結用として棒状のねじ部33aを持っており、このねじ部33aを、連結相手であるウデ13の水平部にあけた図示しない孔、又はかご床11の対応する隅部の水平部にあけた図示しない孔に貫通させ、この貫通したねじ部33aにナット34を螺合させることによりロープ状部材32を、上部のウデ13と下部のかご床11の隅部に連結している。そして、ナット34を回転操作することにより、上部のウデ13と下部のかご床11の隅部との間隔が変化する。したがって、シャックルロッド33のねじ部33a及びこれに螺合するナット34は、かご床11の対応する隅部の高さ位置を調整する位置調整機構として機能する。
上記構成において、かご床11の水平度を出す場合は、かご正面側の2つの隅部については、図4の場合と同様に、正面側に配置された2本のササエ12毎に、上部位置調整機構19A及び下部位置調整機構19Bのいずれか又は双方を操作して、かご床11の正面側の2つの隅部の高さ位置を調整する。これに対し、かご背面側の2つの隅部については、背面側に配置された2本のロープ状部材32毎に、位置調整機構として機能するシャックルロッド33のねじ部33a及びこれに螺合するナット34を操作し、対応するロープ状部材32に張力をかけ、その両端連結部の間隔を変化させて、かご背面側の2つの隅部の高さ位置を調整する。
この場合も、かご床11の四隅の高さ位置を任意に調整できるので、かご床11を、その左右方向、前後方向、及び対角方向のすべてについて任意に角度調整でき、水平度を容易に出すことができる。
このように、かご床11の水平度調整に当たって、かご正面側については図2、図3で説明した位置調整用のナット192A,192Bを回転操作し、かご背面側についてはロープ状部材32を保持するシャックルロッド33のねじ部33aに螺合するナット34を回転させることにより、かご床11の水平度が調整できる。これらの結果、エレベータ据付時の余剰なロープを利用できるため、省資源化に貢献する。また、ロープは自在に形状を変えられるため、搬送の際などに体積をとらない。それゆえ、省資源で、据付性を改善したかご床調整装置が得られる。
なお、上記説明ではロープ状部材32の両端をシャックルロッド33で保持しているが、いずれか一方のみをシャックルロッド33で保持して、そのねじ部33aとナット34とで位置調整機構を構成し、他端は他の固定手段によって直接連結相手に固定するように構成してもよい。
次に、図6で示す実施の形態を説明する。この実施の形態は、上述した図5の実施の形態と基本的には同じ内容であり、背面部(図6の右面)の両脇に設けられる2本の縦材に、金属製のロープ状部材32を用いている。そして、その一端部(図の例では下端)はシャックルロッド33で保持され、そのねじ部33aとナット34とで、かご床11の対応する隅部との間で位置調整機構を構成している。
ただし、ロープ状部材32の他端部(図の例では上端部)は、その他端部と連結相手との間にばね35を介装して、ロープ状部材32の伸びを吸収するように構成しており、この部分が図5の実施の形態と異なる。この部分の構成を具体的説明すると、ロープ状部材32の図示上端部も、シャックルロッド33Aにより保持されており、その棒状のねじ部33Aaが、連結相手であるウデ13の水平部にあけられた孔を貫通している。このねじ部33Aaには、ウデ13の水平部上においてばね35が装着され、さらに、このばね35の図示上端部を押える状態でナット34Aがねじ部33Aaに螺合している。
上記構成において、かご床11の水平度を出すために、かご背面側の2つの隅部の高さ位置を調整する場合は、背面側に配置された2本のロープ状部材32の下端側に設けられた位置調整機構、すなわち、シャックルロッド33のねじ部33a及びこれに螺合するナット34を操作する。この操作により、対応するロープ状部材32の両端連結部の間隔を変化させて、かご背面側の2つの隅部の高さ位置を調整する。このとき、上端側のシャックルロッド33Aのねじ部33Aaに螺合しているナット34Aを操作し、ばね35からロープ状部材32に加わる弾発力を調整しておく。
このため、ロープ状部材32には、位置調整機構であるシャックルロッド33のねじ部33a及びこれに螺合するナット34により位置調整された状態で、ばね35の弾発力によるテンションが加わっていることとなる。このため、長期間の使用によりロープ状部材32に伸びが生じても、これをばね35の弾発力によるテンションにより吸収することができ、常に一定の高さ位置を保つことができる。
このように、ばね35を設置したことで、ロープ状部材32のテンションを常に均一に保つことができる。そして、ばね35の作用によりロープ状部材32の伸びによる影響を抑えることができので、メンテナンスの手間を削減することができる。
次に、図7及び図8で示す実施の形態を説明する。図7はこの実施の形態のかご構造を示しており、(a)はかごの右側面を示す図であり、(b)はかごの背面を示す図である。
かご自体の構成は、図1で示したものと基本的に同じであり対応する部分に同一符号を付している。すなわち、かごを構成する4本の縦材には、フレーム材(例えば、山型鋼)によるササエ12が用いられ、2本の横材にもそれぞれフレーム材によるウデ(例えば、山型鋼)13が用いられている。
各ササエ12の下端部とその連結相手であるかご床11の四隅部との間には、かご床11の水平度を出すための位置調整機構29がそれぞれ設けられている。この位置調整機構29の構成を図8(a)(b)(c)を用いて説明する。なお、図8(a)は位置調整機構29の正面図、(b)はその側面図、(c)は背面図である。
ササエ12の下端部には、図示のように、縦向きに配列されたラックギア部291が設けられている。また、ササエ12の下端部との連結相手となるかご床11の隅部には、短冊状の支持プレート293が一体に取り付けられており、その上部には、ラックギア部291とかみ合うピニオンギア292が、角柱状の回転操作部292aと共に設けられている。さらに、このピニオンギア292に対してはラチェット機構294を設けて一方向にのみ回転可能としている。
上記構成において、かご床11の水平度を調整する場合は、4本のササエ12の下端部に構成された位置調整機構29を操作して、かご床11の四隅部の高さ位置を調整し、水平度を出す。この場合、各位置調整機構29では、図示しないレンチなどを角柱状の回転操作部292aに装着し、ピニオンギア292を回転操作する。この操作により、ピニオンギア292がラックギア部291と噛み合うことで、ピニオンギア292と支持プレート293を介して連結しているかご床11の対応する隅部を縦方向に移動させる。なお、ピニオンギア292は、ラチェット機構294によりその回転が一方向に規制されるため、操作後に高さ位置が変化することはない。
位置調整機構29は、かご床11の四隅部に設けられているので、これらを操作することでかご床11の四隅の高さ位置を任意に調整でき、かご床11を、その左右方向、前後方向、及び対角方向のすべてについて任意に角度調整でき、水平度を容易に出すことができる。
また、その作業は、作業員がかご内からピニオンを回転させることで、かご床11の水平度調整が可能であるため、作業性が改善される。
なお、上記説明では、位置調整機構29をササエ12の下端部とかご床11の対応する隅部との間に設けたが、ササエ12の上端部と対応するウデ13との間に設けてもよく、さらにはササエの上端部及び下端部の双方に設けてもよい。また、この位置調整機構29を、図4、図5、図6で示した実施の形態のように、かご床11の正面部となる一辺の両端隅部から立設された2本のササエ12の位置調整機構として用いてもよい。
次に、図9及び図10で示す実施の形態を説明する。図9はこの実施の形態のかご構造を示しており、(a)はかごの右側面を示す図であり、(b)はかごの背面を示す図である。
かご自体の構成は、図7で示したものと基本的に同じである。すなわち、かごを構成する4本の縦材には、フレーム材によるササエ12が用いられ、2本の横材にはそれぞれフレーム材によるウデ13が用いられている。
各ササエ12の下端部とその連結相手であるかご床11の四隅部との間には、かご床11の水平度を出すための位置調整機構39がそれぞれ設けられている。この位置調整機構39の構成を図10(a)(b)(c)を用いて説明する。なお、図10(a)は位置調整機構39の正面図、(b)はその側面図、(c)は背面図である。
ササエ12の下端部には、図10で示すように、水平部を有するローラ受け391が設けられている。また、ササエ12の下端部との連結相手となるかご床11の隅部には、短冊状の支持プレート393が一体に取り付けられており、その上部には、図10(c)で示すように、偏心ローラ392が、角柱状の回転操作部392aと共に設けられている。この偏心ローラ392は、その外周がローラ受け391の上面と接するように配置されている。したがって、偏心ローラ392を回動操作することにより、偏心ローラ392のカム山部分がローラ受け391を押し下げるように作用する。しかし、ローラ受け391は支え12に一体に設けられているので動かず、反作用力により偏心ローラ392を有する支持プレート393、及びこの支持プレート393が取り付けられたかご床11の対応する隅部を引き上げるように構成している。
上記構成において、かご床11の水平度を調整する場合は、4本のササエ12の下端部に構成された位置調整機構39を操作し、かご床11の四隅部の高さ位置を調整し、水平度を出す。この場合、各位置調整機構39では、図示しないレンチなどを角柱状の回転操作部392aに装着し、偏心ローラ392を回動操作する。この操作により、偏心ローラ392のカム山部分がローラ受け391を押し下げようとして、前述の反作用力により、支持プレート393を介して連結しているかご床11の対応する隅部を上方に移動させる。
位置調整機構39は、かご床11の四隅部に設けられているので、これらを操作することでかご床11の四隅の高さ位置を任意に調整でき、かご床11を、その左右方向、前後方向、及び対角方向のすべてについて任意に角度調整でき、水平度を容易に出すことができる。
このように、かご床11の水平度調整が偏心ローラを回動させるだけでできるため、調整作業を効率化できる。また、調整のための用品数も削減されるため、省資源化にも貢献する。
なお、上記説明では、位置調整機構39をササエ12の下端部とかご床11の対応する隅部との間に設けたが、ササエ12の上端部と対応するウデ3との間に設けてもよく、さらにはササエの上端部及び下端部の双方に設けてもよい。また、この位置調整機構39を、図4、図5、図6で示した実施の形態のように、かご床11の正面部となる一辺の両端隅部から立設された2本のササエ12の位置調整機構として用いてもよい。
本発明によるエレベータかごの一実施の形態を示しており(a)は正面図、(b)はその側面図である。 同上一実施の形態に用いられる上部位置調整機構を示しており(a)は正面図、(b)はその側面図である。 同上一実施の形態に用いられる下部位置調整機構を示しており(a)は正面図、(b)はその側面図である。 本発明の、2本の縦材に棒状部材を用いた実施の形態を示す図である。 本発明の、2本の縦材にロープ状部材を用いた実施の形態を示す図である。 本発明の、2本の縦材にロープ状部材を用い、かつ、このロープ材の伸びを吸収するバネを設けた実施の形態を示す図である。 本発明の、位置調整機構にラックギアとピニオンギアとの組合せを用いた実施の形態を示しており、(a)はかご全体の側面形状を示す図であり、(b)はかご全体の背面形状を示す図である。 図7の実施の形態に用いる位置調整機構を示しており(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 本発明の、位置調整機構に偏心カムとカム受けとの組合せを用いた実施の形態を示しており、(a)はかご全体の側面形状を示す図であり、(b)はかご全体の背面形状を示す図である。 図9の実施の形態に用いる位置調整機構を示しており(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 従来のエレベータかごを示す図である。
符号の説明
11 かご床
12 ササエ(縦材)
13 ウデ(横材)
19,29,39 位置調整機構
191A,191B アイボルト
192A,192B ナット
193A,193B 連結ピン
194B アイボルト受け
291 ラックギア部
292 ピニオンギア
293 支持プレート
294 ラチェット機構
391 ローラ受け
392 偏心ローラ
393 支持プレート
22 棒状部材
23 ターンバックル
32 ロープ状部材
33 シャックルロッド
34 ナット
35 バネ

Claims (11)

  1. 平面形状が矩形のかご床と、
    このかご床の四隅部にそれぞれ下端が連結し、この四隅部からそれぞれ立設された縦材と、
    これら4本の縦材の互いに異なる2本ずつの上端部相互間を連結する少なくとも2本の横材と、
    これら4本の縦材毎に設けられ、対応する縦材の下端部に連結する前記かご床の四隅部の縦方向位置をそれぞれ調整可能な位置調整機構と、
    を備えたことを特徴とするエレベータかご。
  2. 前記4本の縦材にはフレーム材によるササエが用いられ、前記2本の横材にはそれぞれフレーム材によるウデが用いられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータかご。
  3. 前記かご床の正面部となる一辺の両端隅部から立設された2本の縦材にはフレーム材によるササエが用いられ、他の2本の縦材には棒状部材が用いられ、前記2本の横材にはそれぞれフレーム材によるウデが用いられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータかご。
  4. 前記かご床の正面部となる一辺の両端隅部から立設された2本の縦材にはフレーム材によるササエが用いられ、他の2本の縦材にはロープ状部材が用いられ、前記2本の横材にはそれぞれフレーム材によるウデが用いられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータかご。
  5. 前記ウデには、その横断面が水平部と垂直部とから成るフレーム材が用いられ、
    前記位置調整機構は、
    前記ウデの水平部にあけられた孔を貫通するねじ部とその下端に形成されたリング部とからなる上部アイボルトを有し、前記水平部上で前記ねじ部と螺合するナットにより前記リング部の高さ位置を調整可能とし、
    前記ササエの上部側面に側方に向って一体に設けられた上部連結ピンを、前記ウデの垂直部にあけられた縦長孔を貫通して、前記上部アイボルトのリング部に嵌合させた
    ことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載のエレベータかご。
  6. 前記位置調整機構は、
    前記ササエの下端部に、水平支持部を有するアイボルト受けを一体に設け、
    このアイボルト受けの水平支持部にあけられた孔を貫通するねじ部とその下端に形成されたリング部とからなる下部アイボルトを有し、前記水平支持部上で前記ねじ部と螺合するナットにより前記リング部の高さ位置を調整可能とし、
    前記かご床の側面に側方に向って一体に設けられた下部連結ピンを、前記下部アイボルトのリング部に嵌合させた
    ことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに記載のエレベータかご。
  7. 縦材として用いられる棒状部材は、その長さ方向中間部に棒状部材の長さを可変とするターンバックルを有し、このターンバックルを前記位置調整機構としたことを特徴とする請求項3に記載のエレベータかご。
  8. 縦材として用いられるロープ状部材は、その少なくとも一端部がシャックルロッドにより保持され、このシャックルロッドと一体のねじ部を、連結相手となる前記ウデの水平面部にあけた孔、又は前記かご床の対応する隅部の水平面部にあけた孔に貫通させ、この貫通したねじ部にナットを螺合させることにより、ロープ状部材に連結する前記対応する隅部の高さ位置を可変にする前記位置調整機構として構成したことを特徴とする請求項4に記載のエレベータかご。
  9. 縦材として用いられるロープ状部材の他端部には、その他端部と連結相手との間に、ロープ状部材の伸びを吸収するばねを介装したことを特徴とする請求項8に記載のエレベータかご。
  10. 前記ササエの上端部及び下端部のいずれか又は双方に、縦向きに配列されたラックギア部を設け、これらササエの上端部又は下端部との連結相手となる前記ウデ又は前記かご床の隅部に、前記ラックギア部とかみ合うピニオンギアを設け、このピニオンギアにラチェット機構を設けて一方向にのみ回転可能として、前記位置調整機構を構成したことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載のエレベータかご。
  11. 前記ウデの前記ササエとの連結部近く、及び前記かご床の前記ササエとの連結部近くのいずれか又は双方に設けられた回転操作可能な偏心ローラと、前記ササエの、前記偏心ローラ近くの位置に、この偏心ローラの外周と接する位置関係で一体に固定されたローラ受けとにより、前記位置調整機構を構成したことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載のエレベータかご。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113443536A (zh) * 2020-03-24 2021-09-28 奥的斯电梯公司 用于电梯框架的位置调整装置和方法、电梯框架及电梯

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