JP2010036362A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷速度及び印刷枚数を調整及び設定可能にすることで割り込み印刷を制御する印刷装置を提供する。
【解決手段】複数の排紙トレイを有し、印刷速度を調整することが可能なであって、印刷中である第1の印刷ジョブに対して印刷ジョブキューに格納され印刷処理の待機中である第2の印刷ジョブが実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可判定値を予め設定した任意の枚数及び第1の印刷ジョブの印刷速度に基づいて算出し、第2の印刷ジョブが第1の印刷ジョブへ実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可比較値を第1の印刷ジョブの印刷速度及び印刷枚数に基づいて算出する割り込み印刷算出手段11と、割り込み印刷許可判定値及び割り込み印刷許可比較値を比較し、割り込み印刷が可能か否かを判定する割り込み印刷判定手段12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置及び印刷方法に関し、特に印刷速度の変化に応じて実行可能な割り込み印刷に関する。
従来、印刷ジョブキューに印刷待ちの印刷ジョブが複数あり、全ての印刷ジョブキューが1台の印刷装置に割り当てられる場合、印刷ジョブは印刷ジョブキューへ登録された順に取り出され、印刷が実行される。しかし、緊急性のある印刷ジョブについても、印刷ジョブキューへ先に登録された印刷ジョブの全てが処理を完了するまで、印刷実行の処理を待機する必要があった。そのため、印刷ジョブが割り込み印刷の設定をされた際、印刷実行中の印刷ジョブの処理を中断し、割り込み印刷の設定をされた印刷ジョブの処理を直ちに行い、その後割り込まれた印刷ジョブの復帰を自動的に行うと共に、割り込み印刷ジョブの発生を割り込まれた印刷ジョブの送信元(ホストコンピュータ等)に通知する、「割り込み印刷」の方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、「割り込み印刷」とは、実行中の印刷処理を中断し、印刷ジョブキューに格納された印刷ジョブの先頭へ強制的に割り込ませて、優先的及び強制的に印刷処理を実行する機能である。また、「割り込み印刷」が設定された印刷ジョブを「割り込み印刷ジョブ」というものとする。また、「割り込み印刷ジョブ」の印刷処理を「割り込み印刷」というものとする。
特開2001−154819
しかし、単にユーザが指定した優先順位の指示に基づく割り込み印刷を印刷装置が実行する場合、大容量の印刷データ及び大量の印刷部数を含む印刷ジョブが割込み印刷を行うことによって、極めて小容量の印刷データ及び小量の印刷部数を含む印刷ジョブの印刷処理が中断するケースが発生し、その際、印刷装置全体のスループットが著しく低下するという問題がある。また、大容量の印刷枚数を含む印刷ジョブの印刷処理に対して、複数の割り込み印刷が実行された場合、先に印刷要求を行った大容量の印刷ジョブの印刷処理は不当に遅延するという問題もある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、印刷中の印刷ジョブと割り込み印刷ジョブによって実施される割り込み印刷の処理を適正に制御する印刷装置及び印刷方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一様態は、複数の排紙トレイを備え、印刷速度を調整することが可能な印刷装置に関する。即ち、一様態に係る印刷装置は、(イ)印刷中である第1の印刷ジョブに対して印刷ジョブキューに格納され印刷処理の待機中である第2の印刷ジョブが実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可判定値を予め設定した任意の枚数及び第1の印刷ジョブの印刷速度に基づいて算出し、第2の印刷ジョブが第1の印刷ジョブへ実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可比較値を第1の印刷ジョブの印刷速度及び印刷枚数に基づいて算出する割り込み印刷算出手段と、(ロ)割り込み印刷許可判定値及び割り込み印刷許可比較値を比較し、割り込み印刷が可能か否かを判定する割り込み印刷判定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の別の様態は、複数の排紙トレイを備え、印刷速度を調整することが可能な印刷装置を制御する印刷方法に関する。即ち、別の様態に係る印刷方法は、(イ)割り込み印刷算出手段が、印刷中である第1の印刷ジョブに対して印刷ジョブキューに格納され印刷処理の待機中である第2の印刷ジョブが実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可判定値を予め設定した任意の枚数及び第1の印刷ジョブの印刷速度に基づいて算出し、第2の印刷ジョブが第1の印刷ジョブへ実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可比較値を第1の印刷ジョブの印刷速度及び印刷枚数に基づいて算出するステップと、(ロ)割り込み印刷判定手段が、割り込み印刷許可判定値及び割り込み印刷許可比較値を比較し、割り込み印刷が可能か否かを判定するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、カレント印刷ジョブにおける未完了の印刷枚数、割り込み印刷の印刷枚数及び予め設定した割り込み印刷の実施可能条件に基づいて、割り込み印刷が可能か否かを判定し、割り込み印刷が可能であると判定された際に割り込み印刷を実施させることができ、割り込み印刷が不可能であると判定された際には、印刷ジョブの印刷速度を調整することで、割り込み印刷を実施させることができる印刷装置及び印刷方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の割り込み処理パターンを説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、装置やシステムの構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な構成は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの構成の異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下に示す本発明の割り込み処理パターンは、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1の割り込み処理パターン)
<印刷装置の構成>
本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置は、図3に示すように、印刷中である第1の印刷ジョブに対して印刷ジョブキューに格納され印刷処理の待機中である第2の印刷ジョブが実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可判定値を予め設定した任意の枚数及び第1の印刷ジョブの印刷速度に基づいて算出し、第2の印刷ジョブが第1の印刷ジョブへ実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可比較値を第1の印刷ジョブの印刷速度及び印刷枚数に基づいて算出する割り込み印刷算出手段11と、割り込み印刷許可判定値及び割り込み印刷許可比較値を比較し、割り込み印刷が可能か否かを判定する割り込み印刷判定手段12とを備え、印刷速度を調整することが可能である。
割り込み印刷算出手段11は、「割り込み印刷許可判定値」、「割り込み印刷可能判定値」、「割り込み印刷一時禁止値」及び「割り込み印刷一時禁止減算値」を算出する。割り込み印刷算出手段11は、印刷ジョブキューに新たに印刷ジョブが登録された際、新たな印刷処理が開始した際及び印刷ジョブの有する情報、例えば設定された印刷速度等が変更された際に、上述の値の計算及び再計算を行う。
ここで、「割り込み印刷許可判定値」とは、「割り込み印刷許可枚数」の設定値を基準印刷速度に換算した値であり、次式で示される。以下において、「割り込み印刷許可枚数」とのみ記載した際は、「割り込み印刷許可枚数」の設定値を指す。
割り込み印刷許可判定値=割り込み印刷許可枚数*基準印刷速度/設定印刷速度・・・(式1)
ここで、「割り込み印刷許可枚数」の設定値とは、印刷処理実行中の印刷ジョブ(以下において、「カレント印刷ジョブ」という。)の、印刷ジョブキューに格納されて印刷処理を待機中の印刷ジョブに対して、割り込み印刷を許可するとした未完了の印刷枚数である。また、「カレント印刷ジョブの未完了印刷枚数」とは、割り込み印刷許可判定値の算出に使用するカレント印刷ジョブの印刷枚数において、印刷処理が施されていない印刷枚数を示す。「カレント印刷ジョブの未完了印刷枚数」は、図5で示す印刷枚数から印刷済み枚数を減算したものである。図5に示すように、割り込み印刷処理が実施された際に(式1)に用いられる「印刷ジョブIDがP035であるカレント印刷ジョブの未完了印刷枚数」は、印刷枚数−印刷済み枚数=700−23=677枚である。なお、図5に示す複数の印刷ジョブの状態は、図9より、P037の印刷ジョブが割り込み印刷の処理中であり、P035の印刷ジョブが割り込み印刷によって印刷処理を一時停止しており、P036及P038の印刷ジョブが印刷の処理を待機していることがわかる。また、通常印刷によって処理中の印刷ジョブの状態は、印刷中と表示される。
さらに、「基準印刷速度」とは、図6(a)に示すように、印刷装置1が有する最低の印刷速度である。また、「設定印刷速度」の設定値は、印刷ジョブキューに格納された複数の印刷ジョブそれぞれに設定された印刷速度であり、比較値は、設定値を基準印刷速度に対する比率である。なお、「ppm」とは、印刷装置の印刷速度を示す単位であり、A4判用紙を1分当たり印刷可能な枚数である。1分間に10枚を印刷可能であれば、10PPM(10枚/分)と記述する。A3判対応の印刷装置でも印刷速度を表示する場合は、A4判用紙に換算したPPMを利用する。 図7より、印刷ジョブIDがP035の「割り込み印刷許可判定値」は、677*60/120=338.5である。
カレント印刷ジョブ対する「割り込み印刷許可判定値」は、大量枚数の印刷によって長時間印刷装置を占有するのを防ぐため、割り込みされるのを許容する値をユーザが設定する。さらに、「設定値」とは、印刷ジョブ及び印刷装置1に実際に設定された値を指し、「判定値」とは、「設定値」を基準印刷速度に換算した値を指す。また、「印刷ジョブID」とは、印刷ジョブキューに格納された複数の印刷ジョブを識別するために使用される識別符号である。
つぎに、「割り込み印刷可能判定値」とは、「割り込み印刷可能枚数」の設定値を基準印刷速度に換算した値であり、次式で示される。以下において、「割り込み印刷可能枚数」とのみ記載した際は、「割り込み印刷可能枚数」の設定値を指す。
割り込み印刷可能判定値=割り込み印刷可能枚数*基準印刷速度/設定印刷速度・・・(式2)
図5及び8より、印刷ジョブIDがP037の「割り込み印刷可能判定値」は、30*60/90=20である。
ここで、「割り込み印刷可能枚数」の設定値とは、印刷ジョブキューに格納され、印刷処理を待機中の印刷ジョブが割り込み印刷ジョブとして、カレント印刷ジョブに対して割り込み印刷を許可される印刷枚数である。なお、「割り込み印刷可能枚数」の判定値は、上述の「割り込み印刷可能判定値」と同値である。
割り込み印刷ジョブに対する「割り込み印刷可能判定値」は、割り込み印刷が少量枚数の印刷のため、カレント印刷ジョブの印刷処理完了までに要する時間に影響を及ぼすことのない程度の値が設定される。
つぎに、「割り込み印刷一時禁止値」とは、「一時禁止枚数」の設定値を基準印刷速度に換算した値であり、次式で示される。以下において、「一時禁止枚数」とのみ記載した際は、「一時禁止枚数」の設定値を指す。
割り込み印刷一時禁止値=一時禁止枚数*印刷装置の基準印刷速度/設定印刷速度・・・(式3)
ここで、「一時禁止枚数」の設定値とは、カレント印刷ジョブの印刷処理(以下において、「カレント印刷」という。)中に発生する複数の割り込み印刷において、先の割り込み印刷が終了してから次の割り込み印刷を許可するまでに、カレント印刷が優先して印刷処理を行う印刷枚数である。
カレント印刷ジョブは任意の印刷ジョブが割り込み印刷を許可した後、印刷処理を再開するが、再度同一のカレント印刷ジョブに対して割り込み印刷が実行されると、カレント印刷ジョブの処理は不当に遅延する恐れが生じる。さらに、印刷ジョブキューに格納された印刷ジョブ全体のスループットが低下する可能性もある。そのような弊害を回避するため、カレント印刷ジョブに対する複数回の割り込み印刷について設けた一定の制限が「割り込み印刷一時禁止値」である。
つぎに、「割り込み印刷一時禁止減算値」とは、設定印刷速度において印刷処理を実行した1枚を、基準印刷速度に換算した際の印刷枚数であり、次式で示される。
割り込み印刷一時禁止減算値=基準印刷速度/設定印刷速度・・・(式4)
割り込み印刷算出手段11は、先の割り込み印刷終了後、カレント印刷ジョブの印刷処理1枚毎に「割り込み印刷一時禁止値」から「割り込み印刷一時禁止減算値」を減算する。「割り込み印刷一時禁止値」が0になるまで、印刷ジョブキューに格納されたカレント印刷ジョブ以外の印刷ジョブに対する割り込み印刷可能判定値の演算は実行せず、カレント印刷ジョブの印刷処理の進行に伴って上述の減算を繰り返す。したがって、上述の演算により「割り込み印刷一時禁止値」が0になるまでは、カレント印刷ジョブに対する新たな割り込み印刷は発生しない。
割り込み印刷判定手段12は、割り込み印刷算出手段11が算出した割り込み印刷許可判定値、割り込み印刷可能判定値及び割り込み印刷一時禁止値等に基づいて、割り込み印刷が可能か否かを判定する。すなわち、割り込み印刷許可判定値及び割り込み印刷可能判定値が、予め設定された割り込み印刷の条件を満たしていれば割り込み印刷を許可し、満たしていなければ割り込み印刷の不許可を行う。
図6は印刷装置1に設定され、後述する記憶装置109が格納する割り込み印刷の実施可能条件である。すなわち、以下の2つの条件を同時に満たした際にのみ、割り込み印刷は実行される。
カレント印刷ジョブの割り込み印刷許可判定値≧割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値・・・(条件1)
割り込み印刷ジョブの割り込み印刷可能判定値≦割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値・・・(条件2)
ここで、図6(a)に示す割り込み印刷の実施可能条件、図7に示すカレント印刷ジョブP035及び図8に示す割り込み印刷ジョブP037について、割り込み印刷の実施の可否について説明する。
図6(a)に示すように、割り込み印刷の実施可能条件における割り込み印刷許可枚数の判定値は300であり、割り込み印刷の実施可能条件における割り込み印刷可能枚数の判定値は20である。また、図7に示すように、カレント印刷ジョブP035の割り込み印刷許可判定値は338.5であり、図8に示すように、割り込み印刷ジョブP037の割り込み印刷可能枚数の判定値は20である。したがって、条件1及び条件2を満たすため、カレント印刷ジョブP035は印刷処理を中断して、割り込み印刷ジョブP037の割り込み印刷の処理は実行される。割り込み印刷ジョブP037の印刷処理が終了後、カレント印刷ジョブP035の印刷処理は再開される。
割り込み印刷制御手段13は、割り込み印刷判定手段12が出力する割り込み印刷の許可についての結果を基に、割り込み印刷の処理について印刷ジョブの制御を行う。すなわち、割り込み印刷を要求する新たな印刷ジョブが発生した際、割り込み印刷判定手段12より受信した割り込み印刷実施可能結果の判定結果を基に、割り込み印刷の処理が可能であれば、カレント印刷ジョブの印刷処理を中断し、割り込み印刷ジョブを印刷ジョブキューの先頭に登録する。割り込み印刷の実施が不可能であれば、割り込み印刷ジョブを印刷ジョブキューの後尾に登録する。
また、割り込み印刷要求の設定がない印刷ジョブ(以下において、「通常印刷ジョブ」という。)は印刷ジョブキューの後尾に登録する。なお、割り込み印刷要求の設定がない印刷ジョブに対する印刷処理を「通常印刷」というものとする。
割り込み印刷実行時には、カレント印刷の実行を一時的に中断し、割り込み印刷を実行させ、割り込み印刷終了後に中断中のカレント印刷を再開させる。
本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置は、図3及び図4に示すように、更に、割り込み印刷排紙手段14を備える。
割り込み印刷排紙手段14は、割り込み印刷制御手段13から取得した通常印刷及び割り込み印刷の情報を基に、印刷後の印刷用紙を異なる排紙トレイに搬送するよう仕分けを行う。本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置1が備える第1の排紙トレイ201、第2の排紙トレイ202及び第3の排紙トレイは、割り込み印刷排紙手段14によって、通常印刷及び割り込み印刷等の種類によって仕分けされて排紙された印刷用紙を異なる排紙トレイにそれぞれ堆積する。例えば、通常印刷により印刷済みの印刷用紙を図4に示す第1の排紙トレイ201に排紙し、割り込み印刷により印刷済みの印刷用紙を第2の排紙トレイ202に排紙する。多段の割り込み印刷の処理が実施された際には、印刷済みの印刷用紙を第3の排紙トレイ203に排紙する。ここで、「多段の割り込み印刷」とは、実施されている割り込み印刷に対して更に実施された割り込み印刷を指す。
なお、図6(b)に示すように、割り込み印刷の条件に印刷用紙の排紙方法について設定がなされている場合はそれに従う。図6(b)では、割り込み印刷によって処理された印刷用紙は第2の排紙トレイ202に、割り込み印刷によって中断されている印刷ジョブが第2の排紙トレイ202に排紙されている場合は、第1の排紙トレイ201に排紙する設定がなされている。
本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置が備える制御手段10は、図3に示すように、割り込み印刷算出手段11、割り込み印刷判定手段12、割り込み印刷制御手段13及び割り込み印刷排紙手段14によって構成される。制御手段10は、中央演算処理装置(CPU)の一部として構成すればよい。割り込み印刷算出手段11、割り込み印刷判定手段12及び割り込み印刷制御手段13はそれぞれ専用のハードウェアで構成しても良く、オープンプラットフォーム上で動作する通常のコンピュータシステムのCPUを用いて、ソフトウェアで実質的に等価な機能を有していても構わない。
ここで、「オープンプラットフォーム」とは、情報処理機器及び通信ネットワーク等の接続において、機器間の相互接続性、OS等のソフトウェアの再利用性、サービスの相互運用性及びユーザインタフェースの統一性等を保証するために必要な部分の設計仕様が公開されているハードウェア及びソフトウェア基盤を指す。「オープンプラットフォーム」上で稼働するシステム、すなわちオープンプラットフォームシステムが構築されると、接続された各機器間における既存の情報資源を利用することが可能となる。
つぎに、本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置1は、図2に示すように、中央処理制御装置101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103及び入出力インタフェース105が、バス104を介して接続されている。入出力インタフェース105には、ユーザインタフェース手段106、表示手段107、通信制御手段108、記憶装置109及びリムーバブルディスク110が接続されている。
中央処理制御装置101は、ユーザインタフェース手段106からの入力信号に基づいてROM102から印刷装置1等を起動するためのブートプログラムを読み出して実行し、さらに記憶装置109に記憶されたオペレーティングシステムを読み出す。さらに中央処理制御装置101は、ユーザインタフェース手段106や通信制御手段108等の入力信号に基づいて、各種装置の制御を行い、RAM103や記憶装置109等に記憶されたプログラム及びデータを読み出してRAM103にロードするとともに、RAM103から読み出されたプログラムのコマンドに基づいて、データの計算または加工など、後述する一連の処理を実現する処理装置である。
ユーザインタフェース手段106は、操作者が各種の操作を入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスにより構成されており、操作者の操作に基づいて入力信号を作成し、入出力インタフェース105及びバス104を介して中央処理制御装置101に送信される。ユーザインタフェース手段106は、ユーザの指示に基づいて、割り込み印刷の実施可能条件における割り込み印刷許可枚数、割り込み印刷可能枚数及び一時禁止枚数等を入力する。
表示手段107は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ等であり、中央処理制御装置101からバス104及び入出力インタフェース105を介して表示手段107において表示させる出力信号を受信し、例えば中央処理制御装置101の処理結果等を表示する装置である。表示手段107は、ユーザインタフェース手段106が入力した印刷ジョブの設定値、印刷処理の進捗状況、印刷ジョブキューが格納する印刷ジョブ等を表示する。また、表示手段107は、印刷ジョブに設定された印刷枚数、部数及び印刷速度等から割り込み印刷算出手段11によって算出された印刷時間等を表示する。
通信制御手段108は、LANカードやモデム等の装置であり、印刷装置1をインターネットやLAN等の通信ネットワークに接続する装置である。通信制御手段108を介して通信ネットワークと送受信したデータは入力信号または出力信号として、入出力インタフェース105及びバス104を介して中央処理制御装置101に送受信される。
記憶装置109は、半導体記憶装置や磁気ディスク装置であって、中央処理制御装置101で実行されるプログラムやデータが記憶されている。リムーバブルディスク110は、光ディスクやフレキシブルディスクのことであり、ディスクドライブによって読み書きされた信号は、入出力インタフェース105及びバス104を介して中央処理制御装置101に送受信される。
本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置1の記憶装置109には、印刷ジョブの管理を支援するプログラムが記憶されるとともに、割り込み印刷許可判定値、割り込み印刷可能判定値、割り込み印刷一時禁止値及び割り込み印刷一時禁止減算値等が記憶される。また、印刷ジョブの管理に関するプログラムが印刷装置1の中央処理制御装置101に読み込まれ実行されることによって、制御手段10が印刷装置1に実装される。
印刷手段111は、印刷ジョブキューに格納された印刷ジョブについて先頭から順次、印刷処理を実行する。
<印刷装置による割り込み印刷処理>
次に、本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置1が、割り込み印刷の処理を実行する方法について、図16のフローチャートを参照しながら説明する。なお、割り込み印刷要求の設定の有無に関わらず、新たに追加された全ての印刷ジョブに対して割り込み印刷の判定を行うこととする。また、割り込み印刷の判定処理が施される印刷ジョブを割り込み印刷ジョブと呼ぶこととする。
(イ)ステップS101において、印刷装置1は、図11(a)に示すように印刷ジョブIDがP025の印刷中、P026が印刷処理の待機中に、図11(b)に示すP027の印刷ジョブを受信する。ステップS102において、割り込み印刷算出手段11は、P025の割り込み印刷許可判定値及びP027の割り込み印刷可能判定値を算出する。図11(d)に示すように、P025の割り込み印刷許可判定値は329.5であり、図11(e)に示すように、P027の割り込み印刷可能判定値は20である。
(ロ)ステップS103において、割り込み印刷判定手段12は、図11(c)に示す割り込み印刷の実施可能条件として設定された値と割り込み印刷算出手段11が算出した判定値を比較及び判定する。すなわち、本発明の第1の割り込み処理パターンにおいて、図11(c)に示す割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値は、300である。また、割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値は、20である。
したがって、条件1に対する比較結果は、329.5>300となり、以下のようになる。
すなわち、「P025の割り込み印刷許可判定値>本発明の第2の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値」である。
また、条件2に対する比較結果は、20=20となり、以下のようになる。
すなわち、「P027の割り込み印刷可能判定値=本発明の第2の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値」である。
よって、この場合条件1及び条件2を満たすため、割り込み印刷判定手段12はP027による割り込み印刷が可能である判定の結果を出力する。
(ハ)ステップS104において、割り込み印刷の判定は可能であるため、ステップS105において、割り込み印刷制御手段13は、図11(a)及び図11(d)に示すカレント印刷ジョブP025の印刷処理を中断し、ステップS106において、図11(e)に示す割り込み印刷ジョブP027を印刷ジョブキューの先頭に登録する。ステップS107において、図2に示す印刷手段111は、図11(f)に示すように、割り込み印刷ジョブP027の印刷処理を実行する。ステップS108において、割り込み印刷排紙手段14は、割り込み印刷ジョブP027の印刷済みの印刷用紙をP025とは異なる排紙トレイに排紙する。
(ニ)ステップS109において、割り込み印刷制御手段13は、割り込み印刷ジョブP027の印刷処理が終了後、P025の印刷処理を再開する。
以上説明したように、本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置によれば、カレント印刷ジョブにおける未完了の印刷枚数及び割り込み印刷の印刷枚数に対し、予め設定した割り込み印刷の実施可能条件に基づいて、割り込み印刷が可能か否かを判定し、割り込み印刷の実施可能条件に満たす場合は、割り込み印刷の処理を実行することができる。
さらに、割り込み印刷の結果、出力される印刷用紙を、カレント印刷ジョブの排紙トレイとは異なる排紙トレイに排紙することが可能である。そのため、カレント印刷による印刷用紙の途中のページに割り込み印刷による印刷用紙の混在を回避することができる。
(第2の割り込み処理パターン)
<印刷装置の構成>
本発明の第2の割り込み処理パターンに係る印刷装置は、図1に示すように、本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷装置から割り込み印刷排紙手段14を除いた構成である。
<印刷装置による割り込み印刷処理>
次に、本発明の第2の割り込み処理パターンに係る印刷装置1が、割り込み印刷の処理を実行する方法について、図16のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS101において、印刷装置1は、図10(a)に示すように印刷ジョブIDがP015の印刷中に、図10(b)に示すP016の印刷ジョブを受信する。ステップS102において、割り込み印刷算出手段11は、P015の割り込み印刷許可判定値及びP016の割り込み印刷可能判定値を算出する。図10(d)に示すように、P015の割り込み印刷許可判定値は348であり、図10(e)に示すように、P016の割り込み印刷可能判定値は175である。
(ロ)ステップS103において、割り込み印刷判定手段12は、図10(c)に示す割り込み印刷の実施可能条件として設定された値と割り込み印刷算出手段11が算出した判定値を比較及び判定する。すなわち、本発明の第2の割り込み処理パターンにおいて、図10(c)に示す割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値は、300である。また、割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値は、20である。
したがって、条件1に対する比較結果は、348>300となり、以下のようになる。
すなわち、「P015の割り込み印刷許可判定値>本発明の第1の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値」である。
また、条件2に対する比較結果は、175>20となり、以下のようになる。
すなわち、「P016の割り込み印刷可能判定値>本発明の第1の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値」である。
よって、この場合条件2を満たさないため、割り込み印刷判定手段12はP016による割り込み印刷が不可能である判定の結果を出力する。
(ハ)ステップS104において、割り込み印刷の判定は不可能であるため、ステップS110において、割り込み印刷制御手段13は、図10(f)に示すように、P016を印刷ジョブキューの最後尾に登録する。
以上説明したように、本発明の第2の割り込み処理パターンに係る印刷装置によれば、カレント印刷ジョブにおける未完了の印刷枚数及び割り込み印刷の印刷枚数に対し、予め設定した割り込み印刷の実施可能条件に基づいて、割り込み印刷が可能か否かを判定し、割り込み印刷の実施可能条件に満たさない場合は、割り込み印刷を未処理にすることが可能である。
(第3の割り込み処理パターン)
<印刷装置の構成>
本発明の第3の割り込み処理パターンに係る印刷装置は、図3に示す本発明の第2の割り込み処理パターンに係る印刷装置と同様の構成である。
<印刷装置による割り込み印刷処理>
次に、本発明の第3の割り込み処理パターンに係る印刷装置1が、カレント印刷ジョブの印刷速度を変更して割り込み印刷の処理を実行する方法について、図17のフローチャートを参照しながら説明する。
印刷装置1は、図12(a)に示すように印刷ジョブIDがP041の印刷中に、図12(e)に示すP042の印刷ジョブを受信する。割り込み印刷算出手段11は、P041の割り込み印刷許可判定値及びP042の割り込み印刷可能判定値を算出する。図12(c)に示すように、P041の割り込み印刷許可判定値は249であり、図12(e)に示すように、P042の割り込み印刷可能判定値は10である。
割り込み印刷判定手段12は、図12(b)に示す割り込み印刷の実施可能条件として設定された値と割り込み印刷算出手段11が算出した判定値を比較及び判定する。すなわち、本発明の第3の割り込み処理パターンにおいて、図12(b)に示す割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値は、300である。また、割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値は、20である。
したがって、条件1に対する比較結果は、249<300となり、以下のようになる。
すなわち、「P041の割り込み印刷許可判定値<本発明の第3の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値」である。
また、条件2に対する比較結果は、10<20となり、以下のようになる。
すなわち、「P042の割り込み印刷可能判定値<本発明の第3の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値」である。
よって、この場合条件1を満たさないため、割り込み印刷判定手段12はP042による割り込み印刷が不可能である判定の結果を出力し、割り込み印刷制御手段13は、P042を印刷ジョブキューの最後尾に登録し、印刷処理を待機させる。ここで、待機中の印刷ジョブを待機印刷ジョブと呼ぶ。
以上の処理においては、割り込み印刷ジョブが割り込み印刷条件を満たさないため、本発明の第2の割り込み処理パターンと同様となる。そこで、割り込み印刷処理を実行させるため、カレント印刷ジョブP041の印刷速度を変更する。
(イ)ステップS201において、ユーザの指示に基づいて、ユーザインタフェース手段106は、図12(d)に示すように、P041の設定印刷速度を120ppmから90ppmに変更する。ステップS202において、割り込み印刷算出手段11は、P041の設定値の変更に伴って、P041の割り込み印刷許可判定値及びP042の割り込み印刷可能判定値の再計算を行う。P041の印刷速度の変更によって、図12(d)に示すように、P041の割り込み印刷許可判定値は332に変更される。図12(e)に示すように、P042の割り込み印刷可能判定値は10のままである。
(ロ)ステップS203において、割り込み印刷判定手段12は、図12(b)に示す割り込み印刷の実施可能条件に基づいて、割り込み印刷の処理の可否を再判定する。
したがって、条件1に対する比較結果は、332>300となり、以下のようになる。
すなわち、「P041の割り込み印刷許可判定値>本発明の第3の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値」である。
また、条件2に対する比較結果は、10<20となり、以下のようになる。
すなわち、「P042の割り込み印刷可能判定値<本発明の第3の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値」である。
よって、この場合条件1及び条件2を満たすため、割り込み印刷判定手段12はP042による割り込み印刷が可能である判定の結果を出力する。
(ハ)ステップS204において、割り込み印刷の判定は可能であるため、ステップS205において、割り込み印刷制御手段13は、図12(a)及び図(d)に示すカレント印刷ジョブP041の印刷処理を中断し、ステップS206において、図12(e)に示す割り込み印刷ジョブP042を印刷ジョブキューの先頭に登録する。この場合P042よりも先に登録されている待機中の印刷ジョブはないため、登録順序の制御は発生しない。ステップS207において、図2に示す印刷手段111は、図12(f)に示すように、割り込み印刷ジョブP042の印刷処理を実行する。ステップS208において、割り込み印刷排紙手段14は、割り込み印刷ジョブP042の印刷済みの印刷用紙をP041とは異なる排紙トレイに排紙する。
(ニ)ステップS209において、割り込み印刷制御手段13は、割り込み印刷ジョブP042の印刷処理が終了後、P041の印刷処理を再開し、元の排紙トレイに排紙する。ステップS201において、カレント印刷ジョブの印刷速度を変更しない場合や、ステップ204において、割り込み印刷が可能ではない場合は、待機印刷ジョブに対する割り込み印刷処理は終了する。
以上説明したように、本発明の第3の割り込み処理パターンに係る印刷装置によれば、カレント印刷ジョブにおける未完了の印刷枚数及び割り込み印刷の印刷枚数に対し、予め設定した割り込み印刷の実施可能条件に基づいて、割り込み印刷が可能か否かを判定し、割り込み印刷の実施可能条件に満たさない場合であり、特にカレント印刷ジョブの設定値により、割り込み印刷が不可能であると判定された場合は、カレント印刷ジョブの印刷速度を変更することで、カレント印刷ジョブに対する割り込み印刷の実施可能条件を満たすように調整することが可能であり、その結果、割り込み印刷ジョブによる割り込み印刷を実施することが可能となる。そのため、割り込み印刷の実施可能条件及び印刷ジョブの設定値に対して、印刷枚数だけでなく印刷速度を考慮に入れた微細な設定をすることができる。また、ユーザの指示に基づいて、ユーザインタフェース手段106は印刷速度の変更が可能であるため、印刷処理の進捗に依存せず、割り込み印刷処理を実行することが可能となる。
さらに、割り込み印刷の結果、出力される印刷用紙を、カレント印刷ジョブの排紙トレイとは異なる排紙トレイに排紙することが可能である。そのため、カレント印刷による印刷用紙の途中のページに割り込み印刷による印刷用紙の混在を回避することができる。
(第4の割り込み処理パターン)
<印刷装置の構成>
本発明の第4の割り込み処理パターンに係る印刷装置は、図3に示す本発明の第2及び3の割り込み処理パターンに係る印刷装置と同様の構成である。
<印刷装置による割り込み印刷処理>
次に、本発明の第4の割り込み処理パターンに係る印刷装置1が、待機印刷ジョブの印刷速度を変更して割り込み印刷の処理を実行する方法について、図18のフローチャートを参照しながら説明する。
印刷装置1は、図13(a)に示すように印刷ジョブIDがP051の印刷中に、図13(d)に示すP053の印刷ジョブを受信する。割り込み印刷算出手段11は、P051の割り込み印刷許可判定値及びP053の割り込み印刷可能判定値を算出する。図13(c)に示すように、P051の割り込み印刷許可判定値は330であり、図13(d)に示すように、P053の割り込み印刷可能判定値は30である。
割り込み印刷判定手段12は、図13(b)に示す割り込み印刷の実施可能条件として設定された値と割り込み印刷算出手段11が算出した判定値を比較及び判定する。すなわち、本発明の第4の割り込み処理パターンにおいて、図13(b)に示す割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値は、300である。また、割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値は、20である。
したがって、条件1に対する比較結果は、330>300となり、以下のようになる。
すなわち、「P051の割り込み印刷許可判定値>本発明の第4の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値」である。
また、条件2に対する比較結果は、30>20となり、以下のようになる。
すなわち、「P053の割り込み印刷可能判定値>本発明の第4の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値」である。
よって、この場合条件2を満たさないため、割り込み印刷判定手段12はP053による割り込み印刷が不可能である判定の結果を出力し、割り込み印刷制御手段13は、P053を印刷ジョブキューの最後尾に登録し、印刷処理を待機させる。
以上の処理においては、割り込み印刷ジョブが割り込み印刷条件を満たさないため、本発明の第2の割り込み処理パターンと同様となる。そこで、割り込み印刷処理を実行させるため、待機印刷ジョブP053の印刷速度を変更する。
(イ)ステップS201において、ユーザの指示に基づいて、ユーザインタフェース手段106は、図13(e)に示すように、P053の設定印刷速度を60ppmから120ppmに変更する。ステップS202において、割り込み印刷算出手段11は、P053の設定値の変更に伴って、P051の割り込み印刷許可判定値及びP053の割り込み印刷可能判定値の再計算を行う。P053の印刷速度の変更によって、図13(e)に示すように、P053の割り込み印刷可能判定値は15に変更される。図13(c)に示すように、P051の割り込み印刷可能判定値は330のままである。
(ロ)ステップS203において、割り込み印刷判定手段12は、図13(b)に示す割り込み印刷の実施可能条件に基づいて、割り込み印刷の処理の可否を再判定する。
したがって、条件1に対する比較結果は、330>300となり、以下の結果を得る。
すなわち、「P051の割り込み印刷許可判定値<本発明の第4の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値」である。
また、条件2に対する比較結果は、15<20となり、以下のようになる。
すなわち、「P053の割り込み印刷可能判定値<本発明の第4の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値」である。
よって、この場合条件1及び条件2を満たすため、割り込み印刷判定手段12はP053による割り込み印刷が可能である判定の結果を出力する。
(ハ)ステップS204において、割り込み印刷の判定は可能であるため、ステップS205において、割り込み印刷制御手段13は、図13(a)及び図13(d)に示すカレント印刷ジョブP051の印刷処理を中断し、ステップS206において、図13(e)に示す割り込み印刷ジョブP053を印刷ジョブキューの先頭に登録する。この場合P053よりも先に登録されている待機中の印刷ジョブはないため、登録順序の制御は発生しない。ステップS207において、図2に示す印刷手段111は、図13(f)に示すように、割り込み印刷ジョブP053の印刷処理を実行する。ステップS208において、割り込み印刷排紙手段14は、割り込み印刷ジョブP053の印刷済みの印刷用紙をP051とは異なる排紙トレイに排紙する。
(ニ)ステップS209において、割り込み印刷制御手段13は、割り込み印刷ジョブP053の印刷処理が終了後、P051の印刷処理を再開し、元の排紙トレイに排紙する。ステップS201において、待機印刷ジョブの印刷速度を変更しない場合や、ステップ204において、割り込み印刷が可能ではない場合は、待機印刷ジョブに対する割り込み印刷処理は終了する。
以上説明したように、本発明の第4の割り込み処理パターンに係る印刷装置によれば、カレント印刷ジョブにおける未完了の印刷枚数及び割り込み印刷の印刷枚数に対し、予め設定した割り込み印刷の実施可能条件に基づいて、割り込み印刷が可能か否かを判定し、割り込み印刷の実施可能条件に満たさない場合であり、特に割り込み印刷ジョブの設定値により、割り込み印刷が不可能であると判定された場合は、割り込み印刷ジョブの印刷速度を変更することで、割り込み印刷ジョブに対する割り込み印刷の実施可能条件を満たすように調整することが可能であり、その結果、割り込み印刷ジョブによる割り込み印刷を実施することが可能となる。そのため、割り込み印刷の実施可能条件及び印刷ジョブの設定値に対して、印刷枚数だけでなく印刷速度を考慮に入れた微細な設定をすることができる。また、ユーザの指示に基づいて、ユーザインタフェース手段106は印刷速度の変更が可能であるため、印刷処理の進捗に依存せず、割り込み印刷処理を実行することが可能となる。
さらに、割り込み印刷の結果、出力される印刷用紙を、カレント印刷ジョブの排紙トレイとは異なる排紙トレイに排紙することが可能である。そのため、カレント印刷による印刷用紙の途中のページに割り込み印刷による印刷用紙の混在を回避することができる。
(第5の割り込み処理パターン)
<印刷装置の構成>
本発明の第5の割り込み処理パターンに係る印刷装置は、図3に示す本発明の第2乃至4の割り込み処理パターンに係る印刷装置と同様の構成である。
<印刷装置による割り込み印刷処理>
次に、本発明の第5の割り込み 処理パターンに係る印刷装置1が、割り込み印刷の処理を実行する方法について、図19のフローチャートを参照しながら説明する。
印刷装置1は、図14(a)に示すように印刷ジョブIDがP065の印刷中、P066が印刷処理の待機中に、図14(b)に示すP067及びP068の印刷ジョブを受信する。割り込み印刷算出手段11は、P065の割り込み印刷許可判定値、P067及びP068の割り込み印刷可能判定値を算出する。図14(d)に示すように、P065の割り込み印刷許可判定値は334であり、図14(e)及び図14(f)に示すように、P067及びP068の割り込み印刷可能判定値はそれぞれ20及び18である。
割り込み印刷判定手段12は、図14(c)に示す割り込み印刷の実施可能条件として設定された値と割り込み印刷算出手段11が算出した判定値を比較及び判定する。すなわち、本発明の第5の割り込み処理パターンにおいて、図14(c)に示す割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値は、300である。また、割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値は、20である。
したがって、条件1に対する比較結果は、334>300となり、以下のようになる。
すなわち、「P065の割り込み印刷許可判定値>本発明の第5の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値」である。
また、条件2に対する比較結果は、P067に対して20=20、P068に対して18<20となり、以下のようになる。
すなわち、「P067の割り込み印刷可能判定値=本発明の第5の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値」である。
さらに、「P068の割り込み印刷可能判定値<本発明の第5の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷可能枚数の判定値」である。
よって、この場合条件1及び条件2を満たすため、割り込み印刷判定手段12はP067及びP068による割り込み印刷は可能である判定の結果を出力する。
割り込み印刷の判定は可能であるため、割り込み印刷制御手段13は、図14(a)及び図14(d)に示すカレント印刷ジョブP065の印刷処理を中断し、図14(e)に示す割り込み印刷ジョブP067を印刷ジョブキューの先頭に登録し、図14(f)に示す割り込み印刷ジョブP068を印刷ジョブキューの2番目に登録する。印刷手段111は図15(g)に示すように、割り込み印刷ジョブP067の印刷処理を実行し、割り込み印刷排紙手段14は、P067の印刷用紙をP065とは異なる排紙トレイに排紙する。割り込み印刷制御手段13は、割り込み印刷ジョブP067の印刷処理が終了後、P065の印刷処理を再開する。
つぎに、上記の通り印刷ジョブP067の割り込み印刷処理の実行後、次の割り込み印刷を待機中である印刷ジョブP068によって割り込み印刷が実行されるプロセスを説明する。
(イ)ステップS401において、印刷手段111がP065の再開した印刷処理において1枚の印刷を実行する毎に、ステップS402において、割り込み印刷算出手段11は14(d)に示すP065の割り込み印刷一時禁止値から図14(e)に示すP067の割り込み印刷一時禁止減算値を減算する。つづいて、ステップS403において、割り込み印刷算出手段11は減算結果が0以下かどうかを判断し、減算結果が0以下でなければ、ステップS401において、印刷手段111がP065の再開した印刷処理で1枚の印刷を実行する毎に、ステップS402において、割り込み印刷算出手段11はP065の割り込み印刷一時禁止値からP067の割り込み印刷一時禁止減算値を減算する処理を繰り返す。
(ロ)ステップS401から403までの処理を繰り返した結果、ステップS403において、割り込み印刷一時禁止値から割り込み印刷一時禁止減算値の減算結果が0以下になると、ステップS404において、割り込み印刷算出手段11は、このときのカレント印刷ジョブP065の割り込み印刷許可判定値を算出する。このとき、P065の印刷済み枚数は、割り込み印刷一時禁止減算値を割り込み印刷一時禁止値から減算することにより減算結果が0以下になるまで減算した回数に相当し、20÷60/90=30枚であることがわかる。
したがって、再度、割り込み印刷算出手段11がカレント印刷ジョブP065の割り込み印刷許可判定値を算出する際の印刷未完了枚数は、P067の割り込み印刷時における印刷未完了枚数668から、P065が再度割り込み印刷を開始可能になるまでに印刷を実行した枚数30を減算した値である638に該当する。したがって、ステップS404において、割り込み印刷算出手段11は、P065の割り込み印刷許可判定値319を算出する。ステップS405において、割り込み印刷判定手段12は、P065の割り込み印刷の可否を判定する。
したがって、条件1に対する比較結果は、319>300となり、以下のようになる。
すなわち、「P065の割り込み印刷許可判定値>本発明の第5の割り込み処理パターンにおいて割り込み印刷の実施可能条件で設定されている割り込み印刷許可枚数の判定値」である。
ここで、P068における条件2については既に記載している通り、割り込み印刷の条件を満たしている。
(ハ)ステップS406において、割り込み印刷は可能であるので、ステップS407において、割り込み印刷制御手段13はカレント印刷ジョブP065の印刷処理を再び中断し、ステップS408において、印刷手段111は図15(h)に示すように、割り込み印刷判定手段12が割り込み印刷可能であると判定した割り込み印刷ジョブP068の印刷処理を実行する。ステップS409において、割り込み印刷排紙手段14は、P068の印刷用紙をP065及びP067とは異なる排紙トレイに排紙する。ステップS410において、割り込み印刷制御手段13は、割り込み印刷ジョブP068の印刷処理が終了後、P065の印刷処理を再開する。
(ニ)なお、ステップS406において、P068による割り込み印刷が不可能である場合は、ステップS411において、カレント印刷ジョブP065の印刷処理が継続する。
以上説明したように、本発明の第5の割り込み処理パターンに係る印刷装置によれば、カレント印刷ジョブにおける未完了の印刷枚数及び割り込み印刷の印刷枚数に対し、予め設定した割り込み印刷の実施可能条件に基づいて、割り込み印刷が可能か否かを判定し、割り込み印刷の実施可能条件を満たす場合は、割り込み印刷の処理を実行することができる。さらに、先に発生した割り込み印刷終了後、印刷処理を再開したカレント印刷ジョブについて、一定の条件を満たすようにカレント印刷の処理が進行するまでは、次に発生した割り込み印刷を拒否することができる。
さらに、割り込み印刷の結果、出力される印刷用紙を、カレント印刷ジョブの排紙トレイとは異なる排紙トレイに排紙することが可能である。そのため、カレント印刷による印刷用紙の途中のページに割り込み印刷による印刷用紙の混在を回避することができる。また、印刷装置1が複数の排紙トレイを有している場合は、複数の割り込み印刷毎にそれぞれ異なる排紙トレイへ排紙することが可能である。
(その他の割り込み処理パターン)
上記のように、本発明は本発明の割り込み処理パターンによって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替割り込み処理パターン、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の第1乃至5の割り込み処理パターンにおいては、割り込み印刷の実施可能条件等を格納する記憶装置109は、印刷装置1の内部で接続されている。しかし、障害発生時における故障発生箇所の特定容易性やトラブル発生時におけるメンテンナンス容易性の向上のため、外部に接続しても良い。
また、カレント印刷ジョブ及び割り込み印刷ジョブの両印刷ジョブ共に割り込み印刷の実施可能条件を満たしていない場合でも、カレント印刷ジョブ及び割り込み印刷ジョブの設定された印刷速度をそれぞれ変更することで、割り込み印刷の実施可能条件を満たすように柔軟に調整することが可能となる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な割り込み処理パターン等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第2の割り込み処理パターンに係る印刷装置のブロック図である。 本発明の第1〜5の割り込み処理パターンに係る印刷装置のブロック図である。 本発明の第1、2〜5の割り込み処理パターンに係る印刷装置のブロック図である。 本発明の第1〜5の割り込み処理パターンに係る印刷装置の概略図である。 本発明の第2の割り込み処理パターンに係る印刷ジョブキューの概略図の一例である。 本発明の第2の割り込み処理パターンに係る割り込み印刷の実施可能条件の概略図の一例である。 本発明の第2の割り込み処理パターンに係るカレント印刷ジョブの設定値の概略図の一例である。 本発明の第2の割り込み処理パターンに係る割り込み印刷ジョブの設定値の概略図の一例である。 本発明の第1〜5の割り込み処理パターンに係る印刷ジョブキューの状態に関する概略図である。 本発明の第2の割り込み処理パターンに係る印刷ジョブの設定値等に関する概略図である。 本発明の第1の割り込み処理パターンに係る印刷ジョブの設定値等に関する概略図である。 本発明の第3の割り込み処理パターンに係る印刷ジョブの設定値等に関する概略図である。 本発明の第4の割り込み処理パターンに係る印刷ジョブの設定値等に関する概略図である。 本発明の第5の割り込み処理パターンに係る印刷ジョブの設定値等に関する概略図である。 本発明の第5の割り込み処理パターンに係る印刷ジョブの設定値等に関する概略図である。 本発明の第1及び2の割り込み処理パターンに係る割り込み印刷の印刷方法に関するフローチャート図である。 本発明の第3及び4の割り込み処理パターンに係る割り込み印刷の印刷方法に関するフローチャート図である。 本発明の第5の割り込み処理パターンに係る割り込み印刷の印刷方法に関するフローチャート図である。
符号の説明
1…印刷装置
10…制御手段
11…割り込み印刷算出手段
12…割り込み印刷判定手段
13…割り込み印刷制御手段
14…割り込み印刷排紙手段
101…中央処理制御装置
102…ROM
103…RAM
104…バス
105…入出力インタフェース
106…ユーザインタフェース手段
107…表示手段
108…通信制御手段
109…記憶装置
110…リムーバブルディスク
111…印刷手段
201…第1の排紙トレイ
202…第2の排紙トレイ
203…第3の排紙トレイ

Claims (7)

  1. 複数の排紙トレイを備え、印刷速度を調整することが可能な印刷装置であって、
    印刷中である第1の印刷ジョブに対して印刷ジョブキューに格納され印刷処理の待機中である第2の印刷ジョブが実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可判定値を予め設定した任意の枚数及び前記第1の印刷ジョブの印刷速度に基づいて算出し、前記第2の印刷ジョブが前記第1の印刷ジョブへ実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可比較値を前記第1の印刷ジョブの前記印刷速度及び印刷枚数に基づいて算出する割り込み印刷算出手段と、
    前記割り込み印刷許可判定値及び前記割り込み印刷許可比較値を比較し、前記割り込み印刷が可能か否かを判定する割り込み印刷判定手段
    とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記割り込み印刷が可能であるとき前記第1の印刷ジョブの印刷処理を中断し、前記第2の印刷ジョブを前記印刷ジョブキューの先頭に登録し、前記第2の印刷ジョブの印刷処理が終了後、前記第1の印刷ジョブの印刷処理を再開し、前記割り込み印刷が不可能であるとき前記第2の印刷ジョブを前記印刷ジョブキューの最後尾に登録する割り込み印刷制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記割り込み印刷算出手段は、更に、
    前記割り込み印刷後、前記第1の印刷ジョブに対する前記割り込み印刷の制限を示す閾値である割り込み印刷一時禁止値を予め設定した任意の枚数及び前記第1の印刷ジョブの前記印刷速度に基づいて算出し、前記制限を解除する因子である割り込み印刷一時禁止減算値を前記第2の印刷ジョブの前記印刷速度及び印刷枚数に基づいて算出し、
    前記割り込み印刷終了後、中断していた前記印刷処理を再開する前記第1の印刷ジョブの前記印刷処理の進捗と共に、前記割り込み印刷一時禁止値から前記割り込み印刷一時禁止減算値を繰り返し減算する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記割り込み印刷判定手段は、更に、前記減算の結果が0以下であるか否かを判定し、
    前記割り込み印刷制御手段は、更に、前記減算の結果が0以下になった際に前記第1の印刷ジョブに対する割り込み印刷の制限を解除することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記割り込み印刷制御手段は、更に、前記第1の印刷ジョブの前記印刷処理により排紙される印刷用紙及び前記第2の印刷ジョブの前記印刷処理により排紙される印刷用紙とを異なる前記排紙トレイに排紙することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記割り込み印刷算出手段は、更に、予め設定した任意の数値及び前記第2の印刷ジョブの印刷速度に基づいて割り込み印刷可能判定値を算出し、前記第2の印刷ジョブの前記印刷速度及び印刷枚数に基づいて割り込み印刷可能比較値を算出することを特徴とする請求項1又は3に記載の印刷装置。
  7. 複数の排紙トレイを備え、印刷速度を調整することが可能な印刷装置を制御する印刷方法であって、
    割り込み印刷算出手段が、印刷中である第1の印刷ジョブに対して印刷ジョブキューに格納され印刷処理の待機中である第2の印刷ジョブが実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可判定値を予め設定した任意の枚数及び前記第1の印刷ジョブの印刷速度に基づいて算出し、前記第2の印刷ジョブが前記第1の印刷ジョブへ実施する割り込み印刷の許可を示す閾値である割り込み印刷許可比較値を前記第1の印刷ジョブの前記印刷速度及び印刷枚数に基づいて算出するステップと、
    割り込み印刷判定手段が、前記割り込み印刷許可判定値及び前記割り込み印刷許可比較値を比較し、前記割り込み印刷が可能か否かを判定するステップ
    とを含むことを特徴とする印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9268265B2 (en) * 2014-05-21 2016-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Cited By (1)

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US9268265B2 (en) * 2014-05-21 2016-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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