JP2010035886A - 撹拌装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
嚥下障害者など、粉末と液体を混合させてゲル状の食品を用意し飲食する人に、容易に攪拌作業を行い、ゲル状の食品を提供できるようにすること、また食後に生じる食べ残しについても容易に処理を行うことができるようにする撹拌装置を提供する。
【解決手段】
撹拌装置を、攪拌対象を収納するカップ体1と、該カップ体1を配置すると共に電気を送電する送電ユニット3aを内蔵する台座部2と、送電ユニット3aに直接接触することなく送電ユニット3aからの送電を受電する受電ユニット3bを内蔵し、且つ受電ユニット3bからの電力の供給により稼働するモータ4が内蔵され、該モータ4の働きによりカップ体1内部の攪拌対象を攪拌する攪拌機構部5と、台座部2と水密的に接続し、台座部2とで内部にカップ体1を収納するカバー部6と、から構成する。
【選択図】図1
嚥下障害者など、粉末と液体を混合させてゲル状の食品を用意し飲食する人に、容易に攪拌作業を行い、ゲル状の食品を提供できるようにすること、また食後に生じる食べ残しについても容易に処理を行うことができるようにする撹拌装置を提供する。
【解決手段】
撹拌装置を、攪拌対象を収納するカップ体1と、該カップ体1を配置すると共に電気を送電する送電ユニット3aを内蔵する台座部2と、送電ユニット3aに直接接触することなく送電ユニット3aからの送電を受電する受電ユニット3bを内蔵し、且つ受電ユニット3bからの電力の供給により稼働するモータ4が内蔵され、該モータ4の働きによりカップ体1内部の攪拌対象を攪拌する攪拌機構部5と、台座部2と水密的に接続し、台座部2とで内部にカップ体1を収納するカバー部6と、から構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は嚥下障害者などが使用する、食品の撹拌装置に関するものである。
従来より、嚥下障害者など、固形物及び液体の飲食が困難な状態にある人の食事のため、ゲル状の食料品が提供されている。このゲル状の食料品を用意するに当たって、ゲル状食品の元となる粉末に飲料水などの液体を混合し、これを攪拌などすることで、最終的にゲル状の食品を簡単に製造する方法が既に広く公知となっている(例えば特開2008−1545273号)。
上記のような粉末と液体を混合させてゲル状の食品を作る際の問題として、攪拌に相当の手間が掛かるという問題がある。液体と粉末を混合するに当たって、液体の比率を多くするとゲル状を超えてジュース様の液体となってしまうため、粉末に対して液体はゲル状を維持できる程度の量しか添加しない。このため、食品全体に液体が行き渡り、全体が完全に攪拌されるためには、比較的長時間、粉末と液体を混合する必要がある。しかし、一般に嚥下障害等、ゲル状食品を飲食する必要を生じる人は、例えば身体障害者や高年齢者など、身体の機能が低下し、介護などが必要となる人の場合が多い。このような身体の機能が低下した人にとって、先に述べたように、比較的長時間、粉末と液体を混合する作業は困難であり、事実上、介護者などに攪拌作業を依存せざるを得ない場合が多い。結果、ゲル状食品を飲食する人は、自身の意志で自由に飲食を行うことができないことが多い、という問題があった。
また、上記のように、身体障害者や高年齢者など、身体の機能が低下した人にとっては、食事によって生じた食べ残しの処理作業等も困難な場合が多く、やはり介護者などに後処理を依存せざるを得ない場合が多い。結果、ゲル状食品を飲食する人は、食後の処理の困難さからも自身の意志で食事を自由に行えず、飲食のタイミングを介護者の都合に併せる必要があるなどの問題があった。
本発明は上記の課題に鑑みて成されたものであって、嚥下障害者など、粉末と液体を混合させてゲル状の食品を用意し飲食する人に、容易に攪拌作業を行い、ゲル状の食品を提供できるようにすること、また食後に生じる食べ残しについても容易に処理を行うことができる、撹拌装置に関するものである。
請求項1に記載の本発明は、攪拌対象を収納するカップ体(1)と、該カップ体(1)を配置すると共に電気を送電する送電ユニット(3a)を内蔵する台座部(2)と、送電ユニット(3a)に直接接触することなく送電ユニット(3a)からの送電を受電する受電ユニット(3b)を内蔵し、且つ受電ユニット(3b)からの電力の供給により稼働するモータ(4)が内蔵され、該モータ(4)の働きによりカップ体(1)内部の攪拌対象を攪拌する攪拌機構部(5)と、台座部(2)と水密的に接続し、台座部(2)とで内部にカップ体(1)を収納するカバー部(6)と、からなる攪拌装置である。
請求項2に記載の本発明は、上記撹拌装置において、該モータ(4)にカップ体(1)内の攪拌を行う攪拌体が取り付けられ、該攪拌体をカップ体(1)部内に配置させ、攪拌体を回転させることで攪拌対象の攪拌を行うことを特徴とする、段落0007に記載の撹拌装置である。
請求項3に記載の本発明は、上記撹拌装置において、該モータ(4)に振動発生機構が取り付けられ、カップ体(1)を振動させることで攪拌対象の攪拌を行うことを特徴とする、段落0007に記載の撹拌装置である。
請求項4に記載の本発明は、上記撹拌装置において、該モータ(4)に回転伝達機構が取り付けられ、カップ体(1)を回転させることで攪拌対象の攪拌を行うことを特徴とする、段落0007に記載の撹拌装置である。
請求項5に記載の本発明は、上記撹拌装置において、台座部(2)に、廃棄した液体又はゲル状体が通過する排水口(7)と、排水口(7)を通過した液体又はゲル状体を収納する収納容器(8)を備えた事を特徴とする、段落0007乃至段落0010のいずれか1つに記載の撹拌装置である。
請求項6に記載の本発明は、上記撹拌装置において、収納容器(8)に、台座部(2)上の廃棄した液体又はゲル状体を吸引するための負圧発生器(9)を備えた事を特徴とする、段落0011に記載の撹拌装置である。
請求項7に記載の本発明は、上記撹拌装置において、排水口(7)から収納容器(8)迄の間に、臭気の逆流を防止するトラップ機構を備えたことを特徴とする、段落0011又は段落0012に記載の撹拌装置である。
請求項8に記載の本発明は、上記撹拌装置において、トラップ機構を、略筒体状にして可撓性を有する素材からなり、筒体の一部において内面同士が当接することで筒体が閉塞し、筒体の一方へ流れようとする流体の圧力に対して弾性変形して筒体内部を開口して流体を通過させると共に、筒体の他方へ流れようとする流体の圧力に対しては閉塞した状態を維持して流体の通過を防止する自封式トラップ(10)であることを特徴とする、段落0013に記載の撹拌装置である。
請求項9に記載の本発明は、上記撹拌装置において、自封式トラップ(10)を、フッ素系樹脂にて成形するか、フッ素系樹脂にて表面をコーティング加工したことを特徴とする、段落0014に記載の撹拌装置である。
請求項10に記載の本発明は、上記撹拌装置を、携帯可能としたことを特徴とする、段落0007乃至段落0015のいずれか1つに記載の撹拌装置である。
本発明の撹拌装置は、以下の(1).〜(4).の効果を奏する。
(1).請求項1に記載した本発明では、モータを利用した攪拌装置によって、身体障害者や高年齢者など、身体の機能が低下した人でも、ゲル状食品を製造するため等の攪拌作業を容易に行うことができる。また、撹拌装置は直接接触することのない送電ユニットと受電ユニットからなる、いわゆる非接触電源をを利用しているため、攪拌対象が液体を含んでいても、漏電の心配が生じない。
(2).請求項2、請求項3、請求項4に記載した本発明では、撹拌装置の攪拌の方法について具体的に明確化する事ができた。
(3).請求項5に記載した本発明では、撹拌装置に収納容器を備えた事によって、撹拌装置を利用してゲル状食品を製造し、食べ残しが生じた場合等に、食べ残しを容易に処理することができる。食べ残しはゲル状であるため、単純には流れにくい場合が多いが、これは請求項6に記載したように負圧発生器を備えて吸引を行うことで、比較的容易に収納容器内に排出することができる。またこのように食べ残しを収納容器内に収納した場合、臭気の逆流を防止するために、排水口と収納容器との間に臭気の逆流を防ぐトラップ機構を備えると好適である。トラップ機構の構造を特に限定するものではないが、請求項6に記載したように、負圧発生器を採用した場合、封水式のトラップ機構では破封を生じる可能性が高い。このため、トラップ機構の構造としては、請求項8に記載したように、可撓性を有する素材からなる自封式トラップを利用することが好ましい。また、ゲル状食品は粘性が高く、一般的な軟質樹脂やゴム材などで自封式トラップを構成すると、その表面にゲル状食品が付着して残る場合が多い。このため、請求項9に記載したように、自封式トラップ自体をフッ素系樹脂で構成するか、或いはその表面をフッ素系樹脂でコーティングする等して、フッ素系樹脂の低摩擦性・非粘着性を利用し、ゲル状食品等が付着しない(又は付着しにくい)ように構成すると好適である。
(4).請求項10に記載した本発明では、上記撹拌装置を携帯可能としたことによって、例えば身体障害者や高年齢者など、身体の機能が低下した人にも手元に用意しておくことで簡単に利用できるようになった。
(1).請求項1に記載した本発明では、モータを利用した攪拌装置によって、身体障害者や高年齢者など、身体の機能が低下した人でも、ゲル状食品を製造するため等の攪拌作業を容易に行うことができる。また、撹拌装置は直接接触することのない送電ユニットと受電ユニットからなる、いわゆる非接触電源をを利用しているため、攪拌対象が液体を含んでいても、漏電の心配が生じない。
(2).請求項2、請求項3、請求項4に記載した本発明では、撹拌装置の攪拌の方法について具体的に明確化する事ができた。
(3).請求項5に記載した本発明では、撹拌装置に収納容器を備えた事によって、撹拌装置を利用してゲル状食品を製造し、食べ残しが生じた場合等に、食べ残しを容易に処理することができる。食べ残しはゲル状であるため、単純には流れにくい場合が多いが、これは請求項6に記載したように負圧発生器を備えて吸引を行うことで、比較的容易に収納容器内に排出することができる。またこのように食べ残しを収納容器内に収納した場合、臭気の逆流を防止するために、排水口と収納容器との間に臭気の逆流を防ぐトラップ機構を備えると好適である。トラップ機構の構造を特に限定するものではないが、請求項6に記載したように、負圧発生器を採用した場合、封水式のトラップ機構では破封を生じる可能性が高い。このため、トラップ機構の構造としては、請求項8に記載したように、可撓性を有する素材からなる自封式トラップを利用することが好ましい。また、ゲル状食品は粘性が高く、一般的な軟質樹脂やゴム材などで自封式トラップを構成すると、その表面にゲル状食品が付着して残る場合が多い。このため、請求項9に記載したように、自封式トラップ自体をフッ素系樹脂で構成するか、或いはその表面をフッ素系樹脂でコーティングする等して、フッ素系樹脂の低摩擦性・非粘着性を利用し、ゲル状食品等が付着しない(又は付着しにくい)ように構成すると好適である。
(4).請求項10に記載した本発明では、上記撹拌装置を携帯可能としたことによって、例えば身体障害者や高年齢者など、身体の機能が低下した人にも手元に用意しておくことで簡単に利用できるようになった。
以下に本発明の第一実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図3に示した本発明の第一実施例の撹拌装置は、以下に記載するカップ体(1)、台座部(2)となる台座部(2)材、攪拌機構部(5)、カバー部(6)、収納容器(8)、自封式トラップ(10)、から構成されてなる。
カップ体(1)は、攪拌対象を収納するための有底筒状の部材であって、通常は嚥下障害者等が飲食する、ゲル状食品の元となる粉末に飲料水などを投入し、攪拌装置の攪拌によってゲル状食品を製造する。
台座部(2)は、上記カップ体(1)を配置する略円盤状の部材であって、内部に電気を送電する送電ユニット(3a)を内蔵すると共に、上面にカップ体(1)を嵌め込む窪み部分(11)と、攪拌対象等液体またはゲル状体などを投棄する排水口(7)を備えてなる。また特に図示していないが、この台座部(2)には、後述する攪拌機構部(5)の受電ユニット(3b)が、送電ユニット(3a)の適切な位置に配置できるように、指標となるマーキングが施されている。
攪拌機構部(5)は、内部に台座部(2)の所定の場所に配置される送電ユニット(3a)に直接接触することなく送電ユニット(3a)からの送電を受電する受電ユニット(3b)を内蔵し、且つ受電ユニット(3b)からの電力の供給により稼働するモータ(4)が内蔵され、該モータ(4)に直結するようにして、カップ体(1)内部の攪拌対象を攪拌する攪拌機構部(5)として、攪拌体である攪拌翼(12)を備えてなる。
カバー部(6)は椀体を天地逆転させたような形状の部材で、内部にカップ体(1)、攪拌機構部(5)を収納した状態で台座部(2)上方を水密的に多う部材である。該カバー部(6)は台座部(2)に水密的な状態で嵌合すると共に、その上面に取っ手部分(13)が設けられ、攪拌装置を容易に運搬できるようにしている。
収納容器(8)は、有底筒状の部材であって、台座部(2)に水密的な状態で嵌合すると共に、その内部に排水口(7)から投棄された液体またはゲル状体などをその内部に収納する収納空間(8a)を備える。また収納容器(8)は内部に、台座部(2)の所定の場所に配置される送電ユニット(3a)に直接接触することなく、送電ユニット(3a)からの送電を受電する受電ユニット(3b)を内蔵し、且つ受電ユニット(3b)からの電力の供給により稼働する負圧発生器(9)を備えてなる。この負圧発生器(9)を作動させると、収納空間(8a)の気圧が、カバー体(6)内部よりも負圧となり、カバー体(6)内部より収納空間(8a)に向かう引き込みの空気圧が発生する。
自封式トラップ(10)は、排水口(7)に備えられる部材であって、図4乃至図6に示したように、略筒体状にして可撓性を有する素材からなり、筒体の一部において内面同士が当接することで筒体が閉塞し、筒体の一方へ流れようとする流体の圧力に対して弾性変形して筒体内部を開口して流体を通過させると共に、筒体の他方へ流れようとする流体の圧力に対しては閉塞した状態を維持して流体の通過を防止するように構成されてなる。また、この自封式トラップ(10)は、フッ素系樹脂にて一体に成形されており、フッ素系樹脂の低摩擦性・非粘着性を利用して、ゲル状食品等が付着しない(又は付着しにくい)構成となっている。
図1乃至図3に示した本発明の第一実施例の撹拌装置は、以下に記載するカップ体(1)、台座部(2)となる台座部(2)材、攪拌機構部(5)、カバー部(6)、収納容器(8)、自封式トラップ(10)、から構成されてなる。
カップ体(1)は、攪拌対象を収納するための有底筒状の部材であって、通常は嚥下障害者等が飲食する、ゲル状食品の元となる粉末に飲料水などを投入し、攪拌装置の攪拌によってゲル状食品を製造する。
台座部(2)は、上記カップ体(1)を配置する略円盤状の部材であって、内部に電気を送電する送電ユニット(3a)を内蔵すると共に、上面にカップ体(1)を嵌め込む窪み部分(11)と、攪拌対象等液体またはゲル状体などを投棄する排水口(7)を備えてなる。また特に図示していないが、この台座部(2)には、後述する攪拌機構部(5)の受電ユニット(3b)が、送電ユニット(3a)の適切な位置に配置できるように、指標となるマーキングが施されている。
攪拌機構部(5)は、内部に台座部(2)の所定の場所に配置される送電ユニット(3a)に直接接触することなく送電ユニット(3a)からの送電を受電する受電ユニット(3b)を内蔵し、且つ受電ユニット(3b)からの電力の供給により稼働するモータ(4)が内蔵され、該モータ(4)に直結するようにして、カップ体(1)内部の攪拌対象を攪拌する攪拌機構部(5)として、攪拌体である攪拌翼(12)を備えてなる。
カバー部(6)は椀体を天地逆転させたような形状の部材で、内部にカップ体(1)、攪拌機構部(5)を収納した状態で台座部(2)上方を水密的に多う部材である。該カバー部(6)は台座部(2)に水密的な状態で嵌合すると共に、その上面に取っ手部分(13)が設けられ、攪拌装置を容易に運搬できるようにしている。
収納容器(8)は、有底筒状の部材であって、台座部(2)に水密的な状態で嵌合すると共に、その内部に排水口(7)から投棄された液体またはゲル状体などをその内部に収納する収納空間(8a)を備える。また収納容器(8)は内部に、台座部(2)の所定の場所に配置される送電ユニット(3a)に直接接触することなく、送電ユニット(3a)からの送電を受電する受電ユニット(3b)を内蔵し、且つ受電ユニット(3b)からの電力の供給により稼働する負圧発生器(9)を備えてなる。この負圧発生器(9)を作動させると、収納空間(8a)の気圧が、カバー体(6)内部よりも負圧となり、カバー体(6)内部より収納空間(8a)に向かう引き込みの空気圧が発生する。
自封式トラップ(10)は、排水口(7)に備えられる部材であって、図4乃至図6に示したように、略筒体状にして可撓性を有する素材からなり、筒体の一部において内面同士が当接することで筒体が閉塞し、筒体の一方へ流れようとする流体の圧力に対して弾性変形して筒体内部を開口して流体を通過させると共に、筒体の他方へ流れようとする流体の圧力に対しては閉塞した状態を維持して流体の通過を防止するように構成されてなる。また、この自封式トラップ(10)は、フッ素系樹脂にて一体に成形されており、フッ素系樹脂の低摩擦性・非粘着性を利用して、ゲル状食品等が付着しない(又は付着しにくい)構成となっている。
ここで送電ユニット(3a)、受電ユニット(3b)からなる非接触電源に付いて詳細に説明する。
非接触電源装置は、受電ユニット(3b)、送電ユニット(3a)、電源プラグ(14)、電源、等から構成される。
送電ユニット(3a)は、電気を送電する装置であり、具体的には銅線などの線材を螺旋状に巻いたコイルで高周波電磁界を発生させる装置である。本実施例では、台座部(2)内に配置構成されている。
電源プラグ(14)は、後記する電源から電力を送電ユニット(3a)に入力する装置で、前記送電ユニット(3a)に接続構成される。
受電ユニット(3b)は、送電ユニット(3a)からの送電を受電する装置であり、具体的には銅線などの線材を螺旋状に巻いたコイルで送電ユニット(3a)の電磁界を電磁誘導で受電する装置である。
尚、送電ユニット(3a)と受電ユニット(3b)は完全分離で構成されており、例えばそれぞれの表面を樹脂コーティングするなどして、完全に液体に触れることが無いように構成することもできる。本実施例では予め送電ユニット(3a)の配置箇所が視認できるよう、台座部(2)の上面の送電ユニット(3a)の配置箇所に相当する部分に印をつけている。このようにすることで、受電ユニット(3b)を備えた攪拌機構部(5)を配置する個所が使用者からすぐ視認できるようにしている。
電源は、攪拌機構部(5)のモータ(4)部や収納容器(8)の負圧発生器(9)に連続して電力を供給するものであって、本実施例では、家庭用電源コンセントを指す。
簡略には、非接触電源は、送電ユニット(3a)側でコイルに電力を査証させて磁界を発生させ、この磁界を介して受電ユニット(3b)に電力を発生させることで磁界を通じ直接接触しなくとも電力を供給する機構である。
非接触電源装置は、受電ユニット(3b)、送電ユニット(3a)、電源プラグ(14)、電源、等から構成される。
送電ユニット(3a)は、電気を送電する装置であり、具体的には銅線などの線材を螺旋状に巻いたコイルで高周波電磁界を発生させる装置である。本実施例では、台座部(2)内に配置構成されている。
電源プラグ(14)は、後記する電源から電力を送電ユニット(3a)に入力する装置で、前記送電ユニット(3a)に接続構成される。
受電ユニット(3b)は、送電ユニット(3a)からの送電を受電する装置であり、具体的には銅線などの線材を螺旋状に巻いたコイルで送電ユニット(3a)の電磁界を電磁誘導で受電する装置である。
尚、送電ユニット(3a)と受電ユニット(3b)は完全分離で構成されており、例えばそれぞれの表面を樹脂コーティングするなどして、完全に液体に触れることが無いように構成することもできる。本実施例では予め送電ユニット(3a)の配置箇所が視認できるよう、台座部(2)の上面の送電ユニット(3a)の配置箇所に相当する部分に印をつけている。このようにすることで、受電ユニット(3b)を備えた攪拌機構部(5)を配置する個所が使用者からすぐ視認できるようにしている。
電源は、攪拌機構部(5)のモータ(4)部や収納容器(8)の負圧発生器(9)に連続して電力を供給するものであって、本実施例では、家庭用電源コンセントを指す。
簡略には、非接触電源は、送電ユニット(3a)側でコイルに電力を査証させて磁界を発生させ、この磁界を介して受電ユニット(3b)に電力を発生させることで磁界を通じ直接接触しなくとも電力を供給する機構である。
上記のように構成した攪拌装置の各部材は、以下のようにして組み合わせ、使用することができる。
まず台座部(2)下部に収納容器(8)を嵌合させ取り付ける。次に台座部(2)の排水口(7)に自封式トラップ(10)を、排水口(7)から収納容器(8)の収納空間(8a)内に向かって開口するように取り付ける。
次に、カップ体(1)内部に攪拌対象、この実施例では嚥下障害者等が飲食する、ゲル状食品の元となる粉末及び適量の飲料水などを投入し、台座部(2)の窪み部分(11)に取り付ける。次いで、攪拌機構部(5)を台座部(2)上であって、攪拌機構部(5)の攪拌翼(12)がコップ体内に配置され、且つ台座部(2)の送電ユニット(3a)のマーキングに適切となる位置に配置する。
更に、カバー部(6)を、内部にカップ体(1)、攪拌機構部(5)を収納した状態で台座部(2)上方を水密的に覆いつつ台座部(2)に水密的な状態で嵌合させる。最後に家庭用電源コンセントに電源プラグ(14)を差し込んで、本実施例の撹拌装置の組み立てが完了する。
まず台座部(2)下部に収納容器(8)を嵌合させ取り付ける。次に台座部(2)の排水口(7)に自封式トラップ(10)を、排水口(7)から収納容器(8)の収納空間(8a)内に向かって開口するように取り付ける。
次に、カップ体(1)内部に攪拌対象、この実施例では嚥下障害者等が飲食する、ゲル状食品の元となる粉末及び適量の飲料水などを投入し、台座部(2)の窪み部分(11)に取り付ける。次いで、攪拌機構部(5)を台座部(2)上であって、攪拌機構部(5)の攪拌翼(12)がコップ体内に配置され、且つ台座部(2)の送電ユニット(3a)のマーキングに適切となる位置に配置する。
更に、カバー部(6)を、内部にカップ体(1)、攪拌機構部(5)を収納した状態で台座部(2)上方を水密的に覆いつつ台座部(2)に水密的な状態で嵌合させる。最後に家庭用電源コンセントに電源プラグ(14)を差し込んで、本実施例の撹拌装置の組み立てが完了する。
上記撹拌装置を使用する場合、使用者がまず攪拌機構部(5)に通電し、攪拌機構部(5)のモータ(4)部を作動させ、攪拌翼(12)を回転させてカップ体(1)内のゲル状食品の元となる粉末を飲料水などと攪拌。混合させる。電力で回転する攪拌翼(12)の作用によって攪拌が行われ、粉末と飲料水を容易にゲル状食品とする事ができる。攪拌終了後、使用者はカバー部(6)、攪拌機構部(5)を外し、カップ体(1)内のゲル状食品を飲食することができる。更に飲食を行った後、ゲル状食品に食べ残しが生じた場合、台座部(2)の排水口(7)にこの食べ残しを投入することで、容易に処理することができる。このとき、食べ残しはゲル状であるため、容易に流れ落ちない場合があるが、このときも収納容器(8)の負圧発生器(9)を作動させることで、収納容器(8)の収納空間(8a)側に負圧を発生させ、自封式トラップ(10)を介して収納容器(8)の収納空間(8a)内にゲル状食品の食べ残しを吸引・回収することができる。特にこの自封式トラップ(10)は、フッ素系樹脂にて一体に成形されているので、上記のようにゲル状食品のような粘性の高い食品などが内部を通過しても、フッ素系樹脂の低摩擦性・非粘着性の作用により、ゲル状食品等が付着することが殆ど無く、付着した食品の臭気の逆流や、後の清掃の困難さといった問題が殆ど生じない。また、この時自封式トラップ(10)は、流し台や洗面台によく利用される封水式トラップではないため、一時的に下流側に強い負圧が生じても、その後においてその機能を問題なく維持することができる。
使用後は再びカップ体(1)、攪拌機構、カバー部(6)を台座部(2)に取り付けておくことで、周囲を食品の食べ残し等で汚すことがない。また食べ残しは収納容器(8)の収納空間(8a)内に自封式トラップ(10)部を介して収納されているので、臭気の逆流なども生じることはない。
このようにして自由に商事を行い、食事終了後も状態を良好に維持し、介護者などが訪ねたときに、食べ残しや撹拌装置の洗浄を依頼して処理を行うことができる。結果、ゲル状食品を飲食する人が、食事の用意の困難さや、食後の処理の困難さから開放され、自身の意志で食事を自由に行うことができるようになった。
また、介護者が撹拌装置を洗浄など後処理を行う場合も、取っ手部分(13)を持つことで容易に運搬を行うことができ、作業をより一層容易に行うことができる。
使用後は再びカップ体(1)、攪拌機構、カバー部(6)を台座部(2)に取り付けておくことで、周囲を食品の食べ残し等で汚すことがない。また食べ残しは収納容器(8)の収納空間(8a)内に自封式トラップ(10)部を介して収納されているので、臭気の逆流なども生じることはない。
このようにして自由に商事を行い、食事終了後も状態を良好に維持し、介護者などが訪ねたときに、食べ残しや撹拌装置の洗浄を依頼して処理を行うことができる。結果、ゲル状食品を飲食する人が、食事の用意の困難さや、食後の処理の困難さから開放され、自身の意志で食事を自由に行うことができるようになった。
また、介護者が撹拌装置を洗浄など後処理を行う場合も、取っ手部分(13)を持つことで容易に運搬を行うことができ、作業をより一層容易に行うことができる。
以上、本発明の主要な実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、発明の目的を達成でき且つ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能である。
例えば上記実施例に示した本発明では、カップ体(1)内の攪拌対象の攪拌は、攪拌体である回転する攪拌翼(12)によって行ったが、これに代えて、図示しないが、窪み部分(11)にモータ(4)によって振動する振動発生機構を取り付け、カップ体(1)を振動させることで攪拌対象の攪拌を行うこともできる。この場合、カップ体(1)に蓋を取り付けるようにすると、内容物が溢れず好適である。
例えば上記実施例に示した本発明では、カップ体(1)内の攪拌対象の攪拌は、攪拌体である回転する攪拌翼(12)によって行ったが、これに代えて、図示しないが、窪み部分(11)にモータ(4)によって振動する振動発生機構を取り付け、カップ体(1)を振動させることで攪拌対象の攪拌を行うこともできる。この場合、カップ体(1)に蓋を取り付けるようにすると、内容物が溢れず好適である。
また、上記実施例では攪拌体を攪拌翼(12)としたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば折り曲げた棒状体など、カップ体(1)内で回転することで、カップ体(1)内の対象物を攪拌できるものであれば、どのような部材であっても構わない。
また、図示しないが、窪み部分(11)にモータ(4)によって回転する回転伝達機構を取り付け、カップ体(1)を回転させることで攪拌対象の攪拌を行うこともできる。この場合、カップ体(1)に蓋を取り付けるようにすると、内容物が溢れず好適である。
また、上記実施例では攪拌機構部(5)とカバー部(6)を別部材としているが、これに限定されることなく、カバー部(6)と攪拌機構部(5)を一体の部材として構成しても、本発明の主旨を損なうことなく使用が簡単な撹拌装置とすることができる。
1 カップ体 2 台座部
3a 送電ユニット 3b 受電ユニット
4 モータ 5 攪拌機構部
6 カバー部 7 排水口
8 収納容器 8a 収納空間
9 負圧発生器 10 自封式トラップ
11 窪み部分 12 攪拌翼
13 取っ手部分 14 電源プラグ
3a 送電ユニット 3b 受電ユニット
4 モータ 5 攪拌機構部
6 カバー部 7 排水口
8 収納容器 8a 収納空間
9 負圧発生器 10 自封式トラップ
11 窪み部分 12 攪拌翼
13 取っ手部分 14 電源プラグ
Claims (10)
- 攪拌対象を収納するカップ体(1)と、
該カップ体(1)を配置すると共に電気を送電する送電ユニット(3a)を内蔵する台座部(2)と、
送電ユニット(3a)に直接接触することなく送電ユニット(3a)からの送電を受電する受電ユニット(3b)を内蔵し、且つ受電ユニット(3b)からの電力の供給により稼働するモータ(4)が内蔵され、該モータ(4)の働きによりカップ体(1)内部の攪拌対象を攪拌する攪拌機構部(5)と、
台座部(2)と水密的に接続し、台座部(2)とで内部にカップ体(1)を収納するカバー部(6)と、
からなる攪拌装置。 - 上記撹拌装置において、
該モータ(4)にカップ体(1)内の攪拌を行う攪拌体が取り付けられ、
該攪拌体をカップ体(1)部内に配置させ、攪拌体を回転させることで攪拌対象の攪拌を行うことを特徴とする、請求項1に記載の撹拌装置。 - 上記撹拌装置において、
該モータ(4)に振動発生機構が取り付けられ、
カップ体(1)を振動させることで攪拌対象の攪拌を行うことを特徴とする、請求項1に記載の撹拌装置。 - 上記撹拌装置において、
該モータ(4)に回転伝達機構が取り付けられ、
カップ体(1)を回転させることで攪拌対象の攪拌を行うことを特徴とする、請求項1に記載の撹拌装置。 - 上記撹拌装置において、
台座部(2)に、廃棄した液体又はゲル状体が通過する排水口(7)と、
排水口(7)を通過した液体又はゲル状体を収納する収納容器(8)を備えた事を特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の撹拌装置。 - 上記撹拌装置において、
収納容器(8)に、台座部(2)上の廃棄した液体又はゲル状体を吸引するための負圧発生器(9)を備えた事を特徴とする、請求項5に記載の撹拌装置。 - 上記撹拌装置において、
排水口(7)から収納容器(8)迄の間に、臭気の逆流を防止するトラップ機構を備えたことを特徴とする、請求項5又は請求項6に記載の撹拌装置。 - 上記撹拌装置において、
トラップ機構を、略筒体状にして可撓性を有する素材からなり、
筒体の一部において内面同士が当接することで筒体が閉塞し、
筒体の一方へ流れようとする流体の圧力に対して弾性変形して筒体内部を開口して流体を通過させると共に、
筒体の他方へ流れようとする流体の圧力に対しては閉塞した状態を維持して流体の通過を防止する自封式トラップ(10)であることを特徴とする、請求項7に記載の撹拌装置。 - 上記撹拌装置において、
自封式トラップ(10)を、
フッ素系樹脂にて成形するか、
フッ素系樹脂にて表面をコーティング加工したことを特徴とする、請求項8に記載の撹拌装置。 - 上記撹拌装置を、携帯可能としたことを特徴とする、請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の撹拌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008203615A JP2010035886A (ja) | 2008-08-06 | 2008-08-06 | 撹拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008203615A JP2010035886A (ja) | 2008-08-06 | 2008-08-06 | 撹拌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010035886A true JP2010035886A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42009015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008203615A Pending JP2010035886A (ja) | 2008-08-06 | 2008-08-06 | 撹拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010035886A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106984228A (zh) * | 2017-05-02 | 2017-07-28 | 江苏信息职业技术学院 | 一种工业造纸染色用涂料混合装置 |
CN109222691A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-18 | 九阳股份有限公司 | 一种食品加工机的粉碎程度检测方法 |
-
2008
- 2008-08-06 JP JP2008203615A patent/JP2010035886A/ja active Pending
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CN106984228A (zh) * | 2017-05-02 | 2017-07-28 | 江苏信息职业技术学院 | 一种工业造纸染色用涂料混合装置 |
CN109222691A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-18 | 九阳股份有限公司 | 一种食品加工机的粉碎程度检测方法 |
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