JP2010035792A - 遊技機 - Google Patents

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【課題】一定の位置から大きく可動する演出役物部材に発光素子を設けた場合であっても、発光素子を発光させるために接続される配線が断線したり、演出役物部材を駆動させるための駆動源からの駆動力を伝達する伝達部材に絡みついたりする等の不具合が発生することを防止することができる遊技機を提供するものである。
【解決手段】演出動作役物本体部51は、演出制御装置40からの制御信号を第1発光素子基板512および第2発光素子基板514に伝達するための配線Wを固定する第1配線固定部513b3を備え、取付ベース部53は、配線Wを固定する第2配線固定部531b1と、第2配線固定部531b1と第1配線固定部513b3との間に介在し、配線Wを係合する配線係合部531b2と、を備えた。
【選択図】図12

Description

本発明は、所定の演出動作を行う演出動作役物と、演出動作役物の演出動作を制御する演出制御手段と、を備えた遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技盤に遊技球が流下可能な遊技領域を区画形成し、該遊技領域の略中央に装飾等の機能を備えた包囲枠としてセンターケースを配置し、該センターケースの奥側に変動表示装置(映像表示装置)としての液晶表示装置を配置している。また、センターケースの下方には、始動入賞口等の始動入賞領域を設定し、遊技球が始動入賞領域へ入賞すると、変動表示装置に複数の識別情報を変動表示して変動表示ゲームを実行する。
そして、センターケースに演出動作を実行可能な演出装置を配置し、該演出装置に所要の動作を行う演出役物部材を備え、該演出役物部材を変動表示ゲームに合わせて動作することにより、視覚的な演出効果を向上させ、遊技の興趣を増大させるようにしたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、所要の動作を行う可動部材に発光部材を設け、この可動部材の動作に合わせて発光部材を発光させることで演出効果を高めるようにしたパチンコ遊技機も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−129875号公報 特開平06−304311号公報
しかしながら、上記特許文献1のように演出役物部材を軸に対してスライドさせるように構成した場合に、この演出役物部材に発光素子などを配設すると、その発光素子を発光させるために接続される配線の処理が問題となる。また、上記特許文献2のように軸を中心として可動部材が回動するような構成であれば、その軸を中空状に形成してその中空内部に配線を挿通させることができるが、上記特許文献1のように演出役物部材を、軸を中心として回動させるタイプでないものに関しては、上記特許文献2のような配線処理方法を適用しても適切に配線処理を行うことはできない。
すなわち、演出役物部材を、軸を中心として回動させるタイプに属さないものは、演出役物部材が可動するストライドが大きく、配線に弛みをつけるなどしてゆとりを設ける必要があり、かつ、この配線が駆動源となるモータなどの駆動力を伝達するギア等に絡まることを防止しなければならず、これらの課題を解決しなければ、演出役物部材に発光素子を搭載することは困難であった。
本発明の目的は、一定の位置から大きく可動する演出役物部材に発光素子を設けた場合であっても、発光素子を発光させるために接続される配線が断線したり、演出役物部材を駆動させるための駆動源からの駆動力を伝達する伝達部材に絡みついたりする等の不具合が発生することを防止することができる遊技機を提供するものである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
所定の演出動作を行う演出動作役物と、前記演出動作役物の演出動作を制御する演出制御手段と、を備えた遊技機において、
前記演出動作役物は、
演出動作役物本体部と、
前記演出動作役物本体部を駆動させる駆動部と、
前記駆動部を取り付けるための取付ベース部と、
を備え、
前記演出動作役物本体部は、
前記演出制御手段による制御により光を照射する発光素子と、
前記発光素子が配設されるとともに、前記演出制御手段からの制御信号を前記発光素子に伝達する発光素子基板と、
前記演出制御手段からの制御信号を前記発光素子基板に伝達するための配線を固定する第1配線固定部と、
を備え、
前記取付ベース部は、
前記配線を固定する第2配線固定部と、
前記第2配線固定部と前記第1配線固定部との間に介在し、前記配線を係合する配線係合部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、配線係合部に配線を係合することにより、演出動作役物を駆動させた場合に、演出動作役物本体部に備えられた第1配線固定部と、取付ベース部に備えられた第2配線固定部と、に固定された配線部分にかかる負荷を分散させることができることとなり、発光素子を発光させるために接続される配線が断線することを好適に防止することができる。また、配線係合部に配線を係合することにより、配線が他の部材に絡まることを好適に防止することができるとともに、配線の長さに余裕を持たすことができるので、配線の断線を好適に防止することができる。
ここで、遊技機には、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機や、パチスロ或いはスロットマシーンなどが含まれる。
識別情報には、数字、文字、記号およびキャラクタ、並びに、色彩など、視覚により識別可能な識別図柄(識別標識)等が含まれる。
また、演出動作役物は、盤面に設けられた入賞口や、釘以外で球の動きに干渉するオブジェクトであって、変動表示ゲームの演出に関連して動作するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、
前記第1配線固定部および前記第2配線固定部は、前記配線を配線結束部材により固定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、配線結束部材により、配線を第1配線固定部および第2配線固定部の各々に確実に固定することができ、演出動作役物本体部の駆動により配線が他の部材に絡まるといった不具合を確実に防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機であって、
前記配線係合部は、
複数の突出部と、
前記複数の突出部の突出端側に架設される蓋部材と、
から構成され、
前記複数の突出部と前記蓋部材とにより形成される貫通孔部に前記配線を挿通して保持することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、複数の突出部と蓋部材とにより形成される貫通孔部に配線を挿通するという安易な手法で配線を確実に保持することができ、演出動作役物本体部の駆動により配線が他の部材に絡まるといった不具合を確実に防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機であって、
前記突出部は、円筒形状であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、突出部が円筒形状をなしているので、貫通孔部に配線を挿通しても、配線が絡まることを防止できるとともに、配線が断線することを防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技機であって、
複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを表示画面にて実行する変動表示装置を備え、
前記演出動作役物は、前記変動表示装置において実行される変動表示ゲームに基づいて所定の演出動作を行い、
前記演出制御手段は、前記変動表示装置の表示制御を行い、
前記演出動作役物本体部は、
当該演出動作役物本体部の少なくとも一部を、背後が透視可能な透明部材で構成するとともに、前記駆動部によって、前記変動表示装置の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さらない第1位置と、前記変動表示装置の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さる第2位置と、に往復移動可能であり、
前記演出制御手段の制御により、前記演出動作役物本体部が前記第2位置に移動した場合に、前記表示画面に特定の演出表示をさせ、該特定の演出表示を前記演出動作役物本体部を介して視認可能としたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、演出動作役物本体部を、第1位置と第2位置とに往復移動させても、配線係合部に配線を係合することにより、演出動作役物本体部に備えられた第1配線固定部と、取付ベース部に備えられた第2配線固定部と、に固定された配線部分にかかる負荷を分散させることができることとなり、発光素子を発光させるために接続される配線が断線することを好適に防止することができる。また、配線係合部に配線を係合することにより、配線が他の部材に絡まることを好適に防止することができるとともに、配線の長さに余裕を持たすことができるので、配線の断線を好適に防止することができる。
また、演出動作役物本体部を第2位置に移動した場合に、表示画面に特定の演出表示をさせ、該特定の演出表示を演出動作役物本体部を介して視認可能とすることで、変動表示装置と演出動作役物による演出の係わり合いが強くなり、変動表示装置における演出表示と演出動作役物における演出が融合した従来にない斬新な演出を実現することができる。
ここで、変動表示装置は、液晶表示装置、CRT(陰極線管)表示装置などの単体の装置であっても、また、これら装置と多数の発光素子を配列した表示装置、回転ドラムを使用したメカ式の表示装置などとの組み合わせでもよく、画像表示可能な領域を含んでいればよい。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の遊技機であって、
前記演出動作役物本体部は、外周壁の少なくとも一部を、前記発光素子基板に配設された発光素子による発光を前記遊技機の前面に導光する導光部材により構成し、
該導光部材の一部には、所定の図柄を彫刻した彫刻部を形成し、
前記発光素子を発光させることで、前記彫刻部に彫刻された前記図柄を視認可能としたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、彫刻部に彫刻された図柄を視認可能とすることにより、演出動作役物による演出効果を高めることができ、従来にない斬新な演出を行うことができる。
本発明によれば、配線係合部に配線を係合することにより、演出動作役物を駆動させた場合に、演出動作役物本体部に備えられた第1配線固定部と、取付ベース部に備えられた第2配線固定部と、に固定された配線部分にかかる負荷を分散させることができることとなり、発光素子を発光させるために接続される配線が断線することを好適に防止することができる。また、配線係合部に配線を係合することにより、配線が他の部材に絡まることを好適に防止することができるとともに、配線の長さに余裕を持たすことができるので、配線の断線を好適に防止することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について説明を行う。
図1に示すように、本実施の形態のパチンコ遊技機100は、内部の遊技領域1a内に遊技球を発射して(弾球して)遊技を行うもので、その前側上半部のガラス板の奥側には、遊技領域1aを構成する遊技盤1が設置されている。
遊技盤1は、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、ガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有している。また、遊技盤本体1bの前面であってガイドレール2の外側には、前面構成部材3,3,…が取り付けられている。そして、このガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域1a内には、普図始動ゲート4と、普図の変動表示ゲームを表示する普図表示器5(図2に図示)が設けられている。また、遊技領域1a内には、第1始動入賞口13(入賞装置)と、第2始動入賞口(入賞装置)としての普通変動入賞装置7(入賞装置)と、補助遊技としての特図変動表示ゲームを表示する特図表示器9(図2に図示)が設けられている。
また、遊技領域1aの略中央には、変動表示ゲームの表示領域となる窓部22を形成するセンターケース20が取り付けられている。このセンターケース20に形成された窓部22の後方には、表示装置41が配設されるようになっている。この表示装置41は、例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な表示部42がセンターケース20の窓部22を介して遊技盤1の前面側から視認可能となるように配設されている。なお、表示装置41は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
また、図1に示すように、センターケース20の右側には、表示装置41において実行される変動表示ゲームに基づいて所定の演出動作を行う演出動作役物50が配設されるとともに、当該所定の演出動作において補助的な演出動作を行う補助演出動作役物24a,24b,24cが、それぞれ、センターケース20の上部、左側上部及び右側下部に配設されている。
また、図1に示すように、センターケース20には、当該センターケース20の左側上部に配設された補助演出動作役物24bの下方にワープ入口25が配設されており、センターケース20の外側の遊技領域1aを流下する遊技球を流入可能とし、このワープ入口25から流入した遊技球をセンターケース20の内側に排出させるワープ出口26等を備えている。
さらに遊技領域1aには、特別変動入賞装置10が配設されており、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉10aは、例えば、駆動装置としてのソレノイド(大入賞口開閉SOL10b、図2に図示)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出するカウントSW10c(図2に図示)が配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口12には、一般入賞口12に入った遊技球を検出するための入賞口SW12a(図2に図示)が配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口12,12,…、普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13、特別変動入賞装置10等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出装置によって排出される(払い出される)ようになっている。この他、遊技領域1aには、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴11、打球方向変換部材としての風車15、多数の障害釘などが配設されている。
普図始動ゲート4内には、該普図始動ゲート4を通過した遊技球を検出するためのゲートSW4a(図2に図示)が設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート4内を通過すると、普図変動表示ゲームが行われる。また、普図変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普図変動表示ゲームが行われ、その普図変動表示ゲームが終了していない状態や、普図変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普図始動ゲート4を遊技球が通過すると、普図始動記憶数の上限数未満でならば、普図始動記憶数が1加算されて普図始動記憶が1つ記憶されることとなる。
普図(普通図柄)変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた普図表示器5(図2に図示)で実行されるようになっている。なお、表示装置41の表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良く、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。この普図変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが所定時間(例えば、0.5秒間)開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特図の変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7a,7aを具備し、第1始動入賞口13の下部に配設され、この開閉部材7a,7aは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいて閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としてのソレノイド(普電SOL7b、図2に図示)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特図変動表示ゲームの結果態様に基づき、遊技状態として時短状態を発生可能となっている。この時短状態においては、上述の普図変動表示ゲームの実行時間が上述の長い実行時間よりも短くなるように制御され(例えば、10秒が1秒)、これにより、単位時間当りの普通変動入賞装置7の開放回数が実質的に多くなるように制御される。また、時短状態においては、普図変動表示ゲームが当り結果となって普通変動入賞装置7が開放される場合に、開放時間が通常状態の短い開放時間より長くされるように制御される(例えば、0.3秒が1.8秒)。また、時短状態においては、普図変動表示ゲームの1回の当り結果に対して、普通変動入賞装置7が1回ではなく、複数回(例えば、2回)開放される。さらに、時短状態においては普図変動表示ゲームの当り結果となる確率が通常状態より高くなるように制御される。すなわち、通常状態よりも普通変動入賞装置7の開放回数が増加される。
この第1始動入賞口13および普通変動入賞装置7は、特図変動表示ゲームの始動入賞口も兼ねている。すなわち、第1始動入賞口13の内部(入賞領域)に備えられた第1始動口SW13d、および、普通変動入賞装置7の内部(入賞領域)に備えられた第2始動口SW7d(図2に図示)によって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての特図変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
この特図変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で始動記憶(特図始動記憶)として記憶される。従って、特図変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、普通変動入賞装置7および第1始動入賞口13の何れかに遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、特図変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、特図変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に特図変動表示ゲームが行われ、その特図変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、普通変動入賞装置7および第1始動入賞口13の何れかに遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、特図変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特図変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて特図変動表示ゲームが開始される。
特図変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた特図表示器9(図2に図示)で実行されるようになっており、複数の図柄を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。また、表示装置41にて複数種類の図柄(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。そして、この特図変動表示ゲームの結果として、特図表示器9の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当りとなって特別遊技状態(いわゆる、大当り状態)となる。また、これに対応して表示装置41の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。また、普通変動入賞装置7への遊技球の入賞に基づく特図(特別図柄)変動表示ゲームにおいては、第1始動入賞口13への遊技球の入賞に基づく特図変動表示ゲームよりも、大当りへの期待度が高い演出が行われるようになっている。なお、遊技機に特図表示器9を備えずに、表示装置41のみで特図変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特図変動表示ゲームの結果態様に基づき、遊技状態として確変(確率変動)状態を発生可能となっている。この確変状態においては、上述の時短状態に加え、特図変動表示ゲームの当り結果となる確率が通常状態より高くなるように制御される。
また、図2に示すように、パチンコ遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行うサブ制御装置としての演出制御装置40を備えている。
遊技制御装置30は、CPUやROM、RAMなどを備える遊技用ワンチップマイコン30aを備えるとともに、入力インタフェース(入力I/F)32、出力インタフェース(出力I/F)33、外部通信端子31等により構成されている。
遊技用ワンチップマイコン30aは、内部のCPUが制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図変動表示ゲームの大当り判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。
また、CPUは、第1始動口SW13dや第2始動口SW7dによる遊技球の検出に従って出力された検出信号が入力されると、RAMに始動入賞として記憶させる。即ち、第1始動入賞口13、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞することにより、第1始動口SW13d、第2始動口SW7dから検出信号が出力され、CPUに入力されると、CPUは、第1始動入賞口13、普通変動入賞装置7に対する遊技球の入賞を検出する。
また、CPUは、始動入賞に基づいて特図変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)を開始させる際に、当該特図変動表示ゲームの変動パターン、即ち、識別情報の変動表示時間を含む変動パターンやリーチパターン(リーチアクションの種類)を決定する。
具体的には、CPUは、例えば、特図変動表示ゲームにおけるリーチパターンについて演出動作役物50の演出表示を発光態様設定テーブル(図17参照;後述)に基づいて行うようになっている。
遊技用ワンチップマイコン30aの内部のRAMには、第1始動入賞口13、普通変動入賞装置7に設けられた第1始動口SW13d、普通変動入賞装置7に設けられた第2始動口SW7dのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPUの作業領域等を備えている。即ち、RAMには、CPUにより検出された遊技球の入賞が始動入賞として記憶されるようになっている。
遊技用ワンチップマイコン30aの内部のROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特図変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特図変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン、リーチパターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、ROMには、特図変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)におけるリーチパターンについて演出動作役物50の発光態様を設定するための発光態様設定テーブル(図17参照;後述)が記憶されている。
また、入力インタフェース32には、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、第1始動口SW13d、第2始動口SW7d、入賞口SW12a,…、ゲートSW4a、カウントSW10c、ガラス枠開放SW146、内枠開放SW121、球切れSW122などが接続されている。そして、入力インタフェース32は、これらから入力された各種信号を中継し、遊技用ワンチップマイコン30aに対し出力する。
なお、ガラス枠開放SW146は、クリア部材保持枠が開放されていることを検出するものであり、内枠開放SW121は、前面枠が開放されていることを検出するものである。また、球切れSW122は、島設備から供給された遊技球を排出装置に誘導するシュートに設けられ、シュート内の遊技球がなくなったことを検出するものである。
また、出力インタフェース33には、遊技用ワンチップマイコン30aから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該出力インタフェース33により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、特図表示器9、普図表示器5、普電SOL7b、大入賞口SOL10b、遊技機外部の管理装置などと接続する外部端子板16、排出制御装置125、演出制御装置40に出力される。
演出制御装置40は、演算処理用CPU、ROM、RAM及びVDP等を備えるとともに、通信インタフェース(通信I/F)、出力インタフェース(出力I/F)等により構成されている。
演出制御装置40は、通信インタフェースを介して遊技制御装置30から受信した演出制御データ、演出動作役物50の駆動を検出する位置検出センサ532bによる検出信号に基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)、パチンコ遊技機100の制御を行うものである。また、演出動作役物50を駆動させる第1駆動モータ52、補助演出動作役物24aを駆動させる第2駆動モータ62、演出動作役物50に備えられた第1発光素子基板512、第2発光素子基板514、表示装置41、遊技盤1に設けられた各種LED基板144、スピーカ145,157等が接続され、遊技制御装置30の制御の下にこれらを制御することで遊技の演出を行うようになっている。
これらの制御回路においては、以下のような遊技制御が行われる。
遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aでは、普図始動ゲート4に備えられたゲートSW4aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普図の当り判定用乱数値を抽出してROMに記憶されている判定値と比較し、普図変動表示ゲームの当り外れを判定する処理を行う。そして、普図表示器5に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普図変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普図変動表示ゲームの結果が当りの場合は、普図表示器5に特別の結果態様を表示するとともに、普電SOL7bを動作させ、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを所定時間(例えば、0.5秒間)
上述のように開放する制御を行う。
なお、普図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普図表示器5にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、第1始動入賞口13に備えられた第1始動口SW13d、普通変動入賞装置7に備えられた第2始動口SW7dからの遊技球の検出信号の入力に基づき始動入賞(始動記憶)を記憶し、この始動記憶に基づき、特図変動表示ゲームの大当り判定用乱数値を抽出してROMに記憶されている判定値と比較し、特図変動表示ゲームの当り外れを判定する処理を行う。
そして、遊技制御装置30は、上記の特図変動表示ゲームの判定結果を含む制御信号(演出制御コマンド)を、演出制御装置40に出力する。そして、特図表示器9に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する特図変動表示ゲームを表示する処理を行う。
また、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、表示装置41で特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームを表示する処理を行う。ここで、演出制御装置40は、遊技制御装置(遊技制御手段)30からの制御指令に基づいて、変動表示装置としての表示装置41における飾り特図変動表示ゲームの表示制御及び演出動作役物50の演出動作を制御する演出制御手段を構成している。
さらに、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、スピーカ145,157からの音の出力、各種LED基板144のLEDの発光を制御する処理を行う。
そして、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aは、特図変動表示ゲームの結果が当りの場合は、特図表示器9に特別の結果態様を表示するとともに、特別遊技状態を発生させる処理を行う。
特別遊技状態を発生させる処理においては、例えば、大入賞口SOL10bにより特別変動入賞装置10の開閉扉10aを開放し、大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。そして、大入賞口に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開放から所定時間(例えば25秒または1秒)が経過するかの何れかの条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば15回または2回)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行う。
なお、特図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、特図表示器9にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン30aは、各種入賞口に設けられたセンサ(第1始動口SW13d、第2始動口SW7d、入賞口SW12a、カウントSW10c)から入力される遊技球の検出信号に基づき、排出制御装置125の払出モータを制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。
以下に、本実施の形態のパチンコ遊技機100におけるセンターケース20、センターケース20に配設された演出動作役物50、及び、当該演出動作役物50による演出動作について説明する。
センターケース20は、図3に示すように、前側に配設される前面構成部材200と、図4に示すように、後側に配設される後面構成部材300と、から構成されている。このうち、前面構成部材200は、枠状の前側ベース部材201を有し、この前側ベース部材201は、周面を形成する周囲壁202を有し、この周囲壁202にネジ穴やネジ止め部、位置決めのためのボス、ボスを受け入れる凹部やリブを受け入れるスリットなどが形成され、各種部材を適切な位置に固定できるようになっている。また、周囲壁202の前端部には、該周囲壁202に対して垂直に外側に向かって延出する鍔状の取付ベース203が形成されている。
また、前側ベース部材201の下側の内周面には、ステージを構成する第1ステージ部204が備えられている。この第1ステージ部204の上面は、略W字状の傾斜面となっているとともに、第1ステージ部204の上面の左右方向の中央部分は、遊技球を第1始動入賞口13および普通変動入賞装置7に誘導するように前方に傾斜している。
取付ベース203は、遊技盤1に形成された開口の周縁よりも外側に延出するように形成されており、開口にセンターケース20を前面側から挿入した際に、遊技盤1の前面にその裏面が当接するようになっている。これによって、遊技盤1に対するセンターケース20の前後位置が所定の前後位置に設定されるようになっている。また、この取付ベース203には、前後に貫通するネジ孔が複数形成されており、ネジによってセンターケース20を遊技盤1に固定できるようになっている。さらに、取付ベース203は、遊技盤1の前面側であって遊技者から視認可能な位置に配設されるものであり、その前面には装飾が施されている。
また、前側ベース部材201の前面側には鎧部材212が取り付けられている。この鎧部材212は、センターケース20の上部および側部において、前方に向かって遊技領域1a内に突出するように配設され、鎧部材212の前端が遊技領域1aの前側を覆うガラス枠の内側のガラス板の裏面近傍に配設される。そして、鎧部材212は、遊技領域1aを流下する遊技球が、センターケース20の上側および側部から凹室27に進入するのを防止し、表示装置41の視認性を確保するとともに第1ステージ部204上への遊技球の流入数を制限するようになっている。また、前側ベース部材201の前面側から見て右側の側部には、補助演出動作役物24cが配設されている。
また、前側ベース部材201の前面側から見て左側の側部には、上述したワープ入口25が配設されており、ワープ入口25に流入した遊技球は、後述する後面構成部材300に配設されたワープ流路Aを通り、ワープ出口26から排出されるようになっている。
図4に示すように、後面構成部材300は、枠状の後側ベース部材301を有し、この後側ベース部材301に各種の部材が取り付けられている。この後側ベース部材301はセンターケース20の後端部に位置するものであって、中央に矩形状の窓部22を有するとともに、該窓部22の後端が透明な材質からなる保護パネルによって覆われている。この後側ベース部材301の裏面に表示装置41の前面が当接した状態で固定されることで、表示装置41の表示領域が区画されるようになっている。また、この窓部22の周囲であって、後側ベース部材301の前面および裏面には、ネジ穴やネジ止め部、位置決めのためのボス、ボスを受け入れる凹部やリブなどが形成され、各種部材を適切な位置に固定できるようになっている。
後側ベース部材301の前面には、該後側ベース部材301の前側をちょうど覆うように、透明な材質からなる枠状レンズ部材304が取り付けられている。この枠状レンズ部材304の中央には、後側ベース部材301に形成された窓部22に対応するように矩形状の開口が形成されている。また、この矩形状の開口の周囲には、前面側から見て上部には、補助演出動作役物24aが配設され、また、前面側から見て左側には、補助演出動作役物24bが配設され、さらに、前面側から見て下部右側には、演出動作役物50が配設されている。
また、枠状レンズ部材304の外周には、前方へ延出する板状の周囲壁304aが形成されている。そして、この周囲壁304aの前端部が前面構成部材200に接続するようになっている。すなわち、後面構成部材300においては後側ベース部材301の前側に枠状レンズ部材304が配設され、さらに、その前側に前面構成部材200が配設されている。そして、後側ベース部材301の外周壁301aの外周面と枠状レンズ部材304の周囲壁304aの外周面、および前側ベース部材201の周囲壁202の外周面は、略同一面を形成するようになっている。
また、枠状レンズ部材304の下側の内周面には、ステージを構成する第2ステージ部312と、該第2ステージ部312の後方には、第2ステージ部312よりも高い位置に第3ステージ部313が備えられている。この第2ステージ部312および第3ステージ部313は、上述した第1ステージ部204と同様に、その上面が、遊技球が転動する面とされ、枠状レンズ部材304の下側の内周面に沿って配設されている。
また、枠状レンズ部材304の前面側から見て左側の側部には、上述したワープ出口26が配設されており、該ワープ出口26から排出された遊技球は、第2ステージ部312および第3ステージ部313を転動し、第1ステージ部204へと導かれるようになっている。また、このワープ出口26は、第3ステージ部313の上面よりも遊技球1個分程度、高い位置に配設されており、ワープ出口26から第3ステージ部313の上面に排出された遊技球は、勢いよく流出され、遊技者に遊技球の転動を楽しませることができるようになっている。
次に、図5〜7に示すように、補助演出動作役物24aの演出動作について説明する。
この補助演出動作役物24aは、頭部24a1と、胸部24a2と、腹部24a3と、から構成しており、補助演出動作役物24aが駆動していない状態(通常状態)から、第2駆動モータ62により、第1段階、第2段階へと補助演出動作役物24aを駆動させることができるようになっており、表示装置41における演出との融合により斬新な演出が行えるようになっている。
具体的には、例えば、図5に示すように、表示装置41において変動表示ゲームが行われており、左図柄、右図柄、中図柄の識別情報が変動中の場合、補助演出動作役物24aは、通常状態にある。そして、図6に示すように、例えば、表示装置41において実行されている変動表示ゲームがリーチ状態となった場合、補助演出動作役物24aの胸部24a2が駆動し、表示装置41の前面を覆う位置に移動する(第1段階)。そして、さらに図7に示すように、補助演出動作役物24aの胸部24a2の駆動に時間差を設けて補助演出動作役物24aの腹部24a3がさらに駆動し、表示装置41の前面を覆う位置に移動する(第2段階)。そして、このとき、表示装置41には、補助演出動作役物24aの頭部24a1、胸部24a2、腹部24a3に関連した脚部Fが表示され、補助演出動作役物24aと、表示装置41における演出との融合により、ロボットの役物が姿を現すという斬新な演出を実行することができる。
次に、センターケース20に配設された演出動作役物50について説明する。図8〜13に示すように、演出動作役物50は、演出動作役物本体部51と、演出動作役物本体部51を駆動させる駆動部としての第1駆動モータ52と、第1駆動モータ52を取り付けるための取付ベース部53と、を備えている。
演出動作役物本体部51は、発光素子としてのLED512b〜512gを備えた第1発光素子基板512を配設する平面視三角形の天井部材511と、発光素子としてのLED514b〜514gを備えた第2発光素子基板514を配設する底部材513と、天井部材511と底部材513との間に配設され、演出動作役物本体部51の外周壁を構成する左前面平板部材515、右前面平板部材516、および背面平板部材517を備えている。
天井部材511は、平面視三角形の有底状枠部材であり、背面が開口した前面側部材511aと、当該開口を塞ぐ後面側部材511bと、を備えるとともに、第1発光素子基板512を該天井部材511内に配設した際、第1発光素子基板512を固定するための第1固定部材511cを備えている。
後面側部材511bは、その右側端部に孔511b2が穿設された突片511b1が遊技盤1の背面に向かって垂設されている。この孔511b2には、シャフト(図示省略)が挿通されるようになっており、演出動作役物本体部51を駆動させた際、該演出動作役物本体部51が安定した状態で駆動できるようになっている。
第1固定部材511cは、天井部材511内に配設される程度の大きさの平面視三角形の平板部材である。第1固定部材511cの上面には、ボス511c1が2つ並設されており、第1発光素子基板512に穿設された第1孔部512a,512aに挿通され、前面側部材511aの上面に穿設されたネジ止め孔511a1,511a1でネジ止めされることによって、第1発光素子基板512を固定できるようになっている。
また、第1固定部材511cには、ネジ止め孔511c2,511c2,511c2が穿設されており、このネジ止め孔511c2,511c2,511c2は、左前面平板部材515、右前面平板部材516、および背面平板部材517を組み合わせた際、それぞれの裏面に備えられた第1ボス515a、第1ボス516a、第1ボス517aに対向する位置に配設されるようになっている。これにより、左前面平板部材515、右前面平板部材516、および背面平板部材517を組み合わせた際、それぞれの裏面に備えられた第1ボス515a、第1ボス516a、第1ボス517aにネジ止め孔511c2,511c2,511c2を介してネジ止めすることで、演出動作役物本体部51の外周壁を構成することができるようになっている。
底部材513は、平面視三角形の内枠を有する本体部513aと、本体部513aの底を塞ぐ底部513bと、を備えるとともに、第2発光素子基板514を本体部513a内に配設した際、第2発光素子基板514を固定するための第2固定部材513cを備えている。
また、底部材513の前側面および後側面には、演出動作役物本体部51を駆動させるためのガイド部513dが配設されている。
本体部513aは、無底の箱形状をなしおり、本体部513aの上面には、左前面平板部材515、右前面平板部材516、および背面平板部材517を組み合わせた状態で嵌め込むことができる平面視三角形の開口部513a1が形成されている。また、本体部513aの前側面の下端および後側面の下端には、それぞれ対向する位置にアーチ状の切り欠き513a2が2個ずつ形成されている。また、本体部513aの上面と後側面が交わる角部には第2発光素子基板514からの熱を放熱するための略半円状の放熱口513a3が複数形成されている。
底部513bは、本体部513aの底を塞ぐ平板部材で構成されており、底部513bの上面には、第2固定部材513cを固定するためのネジ止め孔513b1,513b1を備えている。また、底部513bには、演出制御装置40からの制御信号を第1発光素子基板512および第2発光素子基板514に伝達するための配線Wを挿通するための配線用開口部513b2を備えており、また、底部513bの下面には、該配線Wを固定するための第1配線固定部513b3を備えている。
第1配線固定部513b3は、例えば、図11,12に示すように、ゲート状に形成されており、第1配線固定部513b3の近傍を通る配線Wを配線結束部材としての結束バンドBにより固定できるようになっている。
第2固定部材513cは、本体部513a内に配設される程度の大きさの平面視三角形の平板部材である。第2固定部材513cの下面には、ボス513c1が2つ並設されており、第2発光素子基板514に穿設された第2孔部514a,514aに挿通され、底部513bに穿設されたネジ止め孔513b1,513b1でネジ止めされることによって、第2発光素子基板514を固定できるようになっている。
また、第2固定部材513cは、ネジ止め孔513c2,513c2,513c2が穿設されており、このネジ止め孔513c2,513c2,513c2は、左前面平板部材515、右前面平板部材516、および背面平板部材517を組み合わせた際、それぞれの裏面に備えられた第2ボス515b、第2ボス(図示省略)、第2ボス517bに対向する位置に配設されるようになっている。これにより、左前面平板部材515、右前面平板部材516、および背面平板部材517を組み合わせた際、それぞれの裏面に備えられた第2ボス515b、第2ボス(図示省略)、第2ボス517bにネジ止め孔513c2,513c2,513c2を介してネジ止めすることで、演出動作役物本体部51の外周壁を構成することができるようになっている。
ガイド部513dは、軸部513d1と、軸部513d1の両端に配設される突起部513d2とから構成されている。そして、この軸部513d1の両端に突起部513d2を取り付けた状態で、切り欠き513a2に嵌め込まれ、底部513bによって本体部513aの底が塞がれることで、ガイド部513dが固定されるようになっている。なお、図9に示すように、ガイド部513dが固定された状態においては、突起部513d2が、底部材513の前側面および後側面から2個ずつ突出した状態となる。
左前面平板部材515は、演出動作役物本体部51の外周壁のうち、左前面を構成する平板部材であり、かかる平板部材は、第1発光素子基板512及び第2発光素子基板514に配設された発光素子による発光をパチンコ遊技機100の前面に導光する導光部材により構成されている。また、この導光部材には、外光を蓄えて暗がりで発光する蓄光剤が含有されている。
右前面平板部材516は、演出動作役物本体部51の外周壁のうち、右前面を構成する平板部材であり、かかる平板部材は、第1発光素子基板512及び第2発光素子基板514に配設された発光素子による発光をパチンコ遊技機100の前面に導光する導光部材により構成されている。また、この導光部材には、外光を蓄えて暗がりで発光する蓄光剤が含有されている。
背面平板部材517は、演出動作役物本体部51の外周壁のうち、背面を構成する平板部材であり、かかる平板部材は、第1発光素子基板512及び第2発光素子基板514に配設された発光素子による発光をパチンコ遊技機100の前面に導光する導光部材により構成されている。また、この導光部材には、外光を蓄えて暗がりで発光する蓄光剤が含有されている。さらに、図14に示すように、背面平板部材517は、その平面上に等間隔に、彫刻部として星型の図柄517cが3個彫刻されている。
取付ベース部53は、図9に示すように、前側取付ベース部531と、後側取付ベース部532と、から構成されおり、前側取付ベース部531と、後側取付ベース部532と、を組み付けることにより、有底枠状部材を形成するようになっている。
前側取付ベース部531は、図11〜13に示すように、前側取付ベース部531の下面には、演出制御装置40からの制御信号を演出動作役物本体部51(第1発光素子基板512および第2発光素子基板514)に伝達するための配線Wを挿通するための下面開口部531aを備えるとともに、該下面開口部531aの縁部に、突出壁531bを備えている。また、前側取付ベース部531を構成する前側壁部531cの背面には、その長手方向に長穴(図示省略)が形成されており、ガイド部513dを構成する突起部513d2が、当該長穴に嵌め込まれ、スライド可能となっている。
突出壁531bは、配線Wを固定する第2配線固定部531b1と、第2配線固定部531b1と第1配線固定部513b3との間に介在し、配線Wを係合する配線係合部531b2と、を備えている。
第2配線固定部531b1は、第1配線固定部513b3と同様に、例えば、図11〜13に示すように、ゲート状に形成されており、第2配線固定部531b1の近傍を通る配線Wを配線結束部材としての結束バンドBにより固定できるようになっている。
配線係合部531b2は、図13に示すように、突出端側の中央が窪んでいる突出部541と,突出端側の中央がさらに突出している542と、当該2個の突出部541,542の突出端側に架設される蓋部材543と、から構成され、当該2個の突出部541,542と蓋部材543とにより形成される貫通孔部Hに配線Wを挿通することで、配線Wを保持することができるようになっている。これにより、例えば、図12に示すように、演出動作役物本体部51を駆動させた場合に、演出動作役物本体部51に備えられた第1配線固定部513b3と、取付ベース部53に備えられた第2配線固定部531b1と、に固定された配線部分にかかる負荷を分散させることができることとなり、配線Wが断線することを好適に防止することができる。また、配線係合部531b2に配線Wを係合することにより、配線Wが他の部材に絡まることを好適に防止することができるとともに、配線Wの長さに余裕を持たすことができるので、配線Wの断線を好適に防止することができるようになる。
後側取付ベース部532は、図9,11に示すように、該後側取付ベース部532の下面には、第1駆動モータ52を取り付けるためのモータ取付枠部532aを備えており、該モータ取付枠部532aに第1駆動モータ52が収納されるようになっている。
また、後側取付ベース部532には、演出動作役物本体部51を駆動させるため表示装置41の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さらない第1位置(図1において演出動作役物50を表す実線部分)と、表示装置41の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さる第2位置(図1において演出動作役物50を表す破線部分)と、に往復移動可能な移動機構としてのピニオン装置60が備えられている。
また、後側取付ベース部532を構成する後側壁部532cの前面側には、その長手方向に長穴532c1が形成されており、ガイド部513dを構成する突起部513d2が、当該長穴532c1に嵌め込まれ、スライド可能となっている。
ピニオン装置60は、第1駆動モータ52のモータ軸(図示省略)に固定された平歯車(図示省略)と、この平歯車に噛み合うピニオン63と、を備えている。一方、このピニオン63に噛み合うラック64が、演出動作役物本体部51の底部513bに備えられている。そして、ラック64の端部には、突出片(図示省略)が設けられており、後側取付ベース部532の底面に設けられた近接センサ等の位置検出センサ532bが当該突出片の有無を検知することによって、演出動作役物本体部51の位置を検出する。なお、第1駆動モータ52には、ステッピングモータが用いられているため、基本的には第1駆動モータ52の駆動だけで、演出動作役物本体部51の位置決めを行うことができるものであり、当該位置検出センサ532bは、第1駆動モータ52が暴走した場合等の安全装置として働くものである。
次に、第1発光素子基板512及び第2発光素子基板514に備えられた発光素子の配列および当該発光素子の発光態様について図15〜17を用いて詳述する。例えば、図15(1b),(2b),図16(3b)に示すように、第1発光素子基板512の下面には、左前面平板部材515の上端面515dに対向する位置に発光素子としてのLED512b、512cが配設され、右前面平板部材516の上端面516dに対向する位置に発光素子としてのLED512d、512eが配設され、背面平板部材517の上端面517dに対向する位置に発光素子としてのLED512f、512gが配設されている。また、図15(1a),(2a),図16(3a)に示すように、第2発光素子基板514の上面には、左前面平板部材515の下端面515eに対向する位置に発光素子としてのLED514b、514cが配設され、右前面平板部材516の下端面516eに対向する位置に発光素子としてのLED514d、514eが配設され、背面平板部材517の下端面517eに対向する位置に発光素子としてのLED514f、514gが配設されている。
そして、遊技制御装置30のROMに記憶された発光態様設定テーブルは、図17に示すように、複数の発光パターンが記憶され、発光素子としてのLED512b〜512eおよびLED514b〜514eを「ON」とするDATA1、発光素子としてのLED512f〜512gおよびLED514f〜514gを「ON」とするDATA2、発光素子としてのLED512b〜512gおよびLED514b〜514gを「ON」とするDATA3のパターンが記憶されている。
このように、第1発光素子基板512に各LEDが配設されるとともに、第2発光素子基板514に、各LEDが配設されることにより、例えば、始動入賞に基づいて決定された特図変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)における演出動作役物50の発光態様がDATA1の場合、図15(1a),(1b),(1c)に示すように、LED512b〜512eおよびLED514b〜514eが発光し、左前面平板部材515および右前面平板部材516が発光する。また、始動入賞に基づいて決定された特図変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)における演出動作役物50の発光態様がDATA2の場合、図15(2a),(2b),(2c)に示すように、LED512f〜512gおよびLED514f〜514gが発光し、背面平板部材517が発光する。また、始動入賞に基づいて決定された特図変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)における演出動作役物50の発光態様がDATA3の場合、図16(3a),(3b),(3c)に示すように、LED512b〜512gおよびLED514b〜514gが発光し、左前面平板部材515、右前面平板部材516および背面平板部材517が発光する。そして、このとき、左前面平板部材515、右前面平板部材516および背面平板部材517を前面から視認した場合、左前面平板部材515、右前面平板部材516および背面平板部材517が発光することにより、背面平板部材517だけが発光する場合(図15(2c)参照)に比べて、図16(4)に示すように、背面平板部材517に彫刻された星形の図柄(彫刻部)517cが明瞭な状態で視認することができる。
次に、演出動作役物50による役物制御処理について図18のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS1において、例えば、第1始動入賞口13や普通変動入賞装置7への遊技球の始動入賞に基づいて演出動作役物50の演出動作を伴うリーチパターン(DATA1〜DATA3)が選択された場合、演出制御装置40は、第1駆動モータ52を駆動させ、演出動作役物本体部51を、表示装置41の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さる第2位置(図1において演出動作役物50を表す破線部分)に移動させる。
次いで、ステップS2において、演出制御装置40は、表示装置(表示器)41で表示される表示情報の透過制御を実行するか否かの判定(ステップS2)を行う。この表示装置(表示器)41で表示される表示情報の透過制御を実行するか否かの判定(ステップS2)において、表示装置(表示器)41で表示される表示情報の透過制御を実行すると判定(ステップS2;Yes)した場合は、第1発光素子基板512および第2発光素子基板514に備えられたLED512b〜512gおよびLED514b〜514gを発光させることなく、本処理を終了する。かかる場合、具体的には、図20(1)に示すように、演出動作役物本体部51を、表示装置41の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さる第2位置(図1において演出動作役物50を表す破線部分)に移動させ、図20(2)に示すように、表示装置41の表示画面に表示された「大当り」の文字を、演出動作役物本体部51を介して視認する。
一方、この表示装置(表示器)41で表示される表示情報の透過制御を実行するか否かの判定(ステップS2)において、表示装置(表示器)41で表示される表示情報の透過制御を実行しないと判定(ステップS2;No)した場合は、発光情報(DATA1〜DATA3)に基づいてLEDの発光制御処理(ステップS3)を行い、本処理を終了する。かかる場合、具体的には、図19(1),(2)に示すように、演出動作役物本体部51を、表示装置41の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さる第2位置(図1において演出動作役物50を表す破線部分)に移動させ、例えば、演出動作役物本体部51の発光態様がDATA1である場合、図19(1)に示すように、表示装置41の表示制御により演出表示D,D…を行うとともに、演出動作役物本体部51の外周壁に対応した第1発光素子基板512のLED512b〜512eおよび第2発光素子基板514のLED514b〜514eのみを発光させる。また、例えば、演出動作役物本体部51の発光態様がDATA3である場合、図19(2)に示すように、表示装置41の表示制御により演出表示D,D…を行うとともに、演出動作役物本体部51の外周壁に対応した第1発光素子基板512のLED512b〜512gおよび第2発光素子基板514のLED514b〜514gを発光させる。
以上のようなパチンコ遊技機100において、演出動作役物50は、演出動作役物本体部51と、演出動作役物本体部51を駆動させる駆動部(第1駆動モータ52)と、駆動部を取り付けるための取付ベース部53と、を備え、演出動作役物本体部51は、演出制御手段(演出制御装置40)による制御により光を照射する発光素子(LED512b〜512gおよびLED514b〜514g)と、発光素子が配設されるとともに、演出制御手段からの制御信号を発光素子に伝達する発光素子基板(第1発光素子基板512,第2発光素子基板514)と、演出制御手段からの制御信号を発光素子基板に伝達するための配線Wを固定する第1配線固定部513b3と、を備え、取付ベース部53は、配線Wを固定する第2配線固定部531b1と、第2配線固定部531b1と第1配線固定部513b3との間に介在し、配線Wを係合する配線係合部531b2と、を備えたこととなる。
従って、配線係合部531b2に配線Wを係合することにより、演出動作役物50を駆動させた場合に、演出動作役物本体部51に備えられた第1配線固定部513b3と、取付ベース部53に備えられた第2配線固定部531b1と、に固定された配線部分にかかる負荷を分散させることができることとなり、発光素子を発光させるために接続される配線Wが断線することを好適に防止することができる。また、配線係合部531b2に配線Wを係合することにより、配線Wが他の部材に絡まることを好適に防止することができるとともに、配線Wの長さに余裕を持たすことができるので、配線Wの断線を好適に防止することができる。
また、第1配線固定部513b3および第2配線固定部531b1は、配線Wを配線結束部材(結束バンドB)により固定することとなる。
従って、配線結束部材により、配線Wを第1配線固定部513b3および第2配線固定部531b1の各々に確実に固定することができ、演出動作役物本体部51の駆動により配線Wが他の部材に絡まるといった不具合を確実に防止できる。
また、配線係合部531b2は、突出部541と、突出部542と、当該突出部541および突出部542の突出端側に架設される蓋部材543と、から構成され、突出部541および突出部542と、蓋部材543と、により形成される貫通孔部Hに配線Wを挿通して、配線Wを保持することとなる。
従って、突出部541および突出部542と、蓋部材543と、により形成される貫通孔部Hに配線Wを挿通するという安易な手法で配線Wを確実に保持することができ、演出動作役物本体部51の駆動により配線Wが他の部材に絡まるといった不具合を確実に防止できる。
また、突出部541および突出部542は、円筒形状である。
従って、突出部541および突出部542が円筒形状をなしているので、貫通孔部Hに配線Wを挿通しても、配線Wが絡まることを防止できるとともに、配線Wが断線することを防止できる。
また、複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを表示画面にて実行する変動表示装置(表示装置41)を備え、演出動作役物50は、変動表示装置において実行される変動表示ゲームに基づいて所定の演出動作を行い、演出制御手段は、変動表示装置の表示制御を行い、演出動作役物本体部51は、当該演出動作役物本体部51の少なくとも一部を、背後が透視可能な透明部材(左前面平板部材515、右前面平板部材516および背面平板部材517)で構成するとともに、駆動部によって、変動表示装置の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さらない第1位置と、変動表示装置の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さる第2位置と、に往復移動可能であり、演出制御手段の制御により、演出動作役物本体部51が第2位置に移動した場合に、表示画面に特定の演出表示をさせ、該特定の演出表示を演出動作役物本体部51を介して視認可能としたこととなる。
従って、演出動作役物本体部51を、第1位置と第2位置とに往復移動させても、配線係合部531b2に配線Wを係合することにより、演出動作役物本体部51に備えられた第1配線固定部513b3と、取付ベース部53に備えられた第2配線固定部531b1と、に固定された配線部分にかかる負荷を分散させることができることとなり、発光素子を発光させるために接続される配線Wが断線することを好適に防止することができる。また、配線係合部531b2に配線Wを係合することにより、配線Wが他の部材に絡まることを好適に防止することができるとともに、配線Wの長さに余裕を持たすことができるので、配線Wの断線を好適に防止することができる。
また、演出動作役物本体部51を第2位置に移動した場合に、表示画面に特定の演出表示をさせ、該特定の演出表示を演出動作役物本体部51を介して視認可能とすることで、変動表示装置と演出動作役物50による演出の係わり合いが強くなり、変動表示装置における演出表示と演出動作役物における演出が融合した従来にない斬新な演出を実現することができる。
また、演出動作役物本体部51は、外周壁の少なくとも一部を、発光素子基板に配設された発光素子による発光をパチンコ遊技機100の前面に導光する導光部材により構成し、該導光部材の一部には、所定の図柄を彫刻した図柄(彫刻部)517cを形成し、発光素子を発光させることで、彫刻部に彫刻された図柄を視認可能としたこととなる。
従って、図柄(彫刻部)517cに彫刻された図柄を視認可能とすることにより、演出動作役物50による演出効果を高めることができ、従来にない斬新な演出を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、上述した遊技機の第2実施形態について、図21、22を参照して説明する。なお、基本的には、上述の実施形態のパチンコ遊技機と同様の構成を有しており、以下、同様の構成を有する部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
この第2実施形態において、背面平板部材517は、図21(1a),(1b)に示すように、当該背面平板部材517の下部には、メッキ加工(背面平板部材517の下端面517eを含む)が施されたもの、または、当該背面平板部材517の下部に金属製の部材、もしくは、メッキ加工された樹脂性部材等が配設されたものが用いられる。これにより、図21(2)に示すように、第2発光素子基板514に配設された発光素子としてのLED514fおよび514gが発光した場合、背面平板部材517は、当該発光による光を導光することなく、複数の放熱口513a3から当該発光による光が放射されるようになる。
また、この第2実施形態において、図22(1)に示すように、LED514fおよび514gにおいて発光される光の色を異ならせるようにしても良い。これにより、図22(2)に示すように、複数の放熱口513a3を介して、LED514fおよび514gの発光による光が柱状に放射されるとともに、複数の放熱口513a3のうち中央の放熱口513a3から発光された光の色は、LED514fおよび514gにおいて発光される光の混色となるため、表示装置41の表示画面に表示された「大当り」の文字を、演出動作役物本体部51を介して視認する場合には、より一層、斬新な演出を実現することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施例において、演出動作役物本体部51の移動機構として、ラックピニオンを用いたが、これに限らない。
また、例えば、本実施例において、移動機構により、変動表示装置の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さらない第1位置として、変動表示装置の右側に演出動作役物を配置するとともに、当該第1位置から、変動表示装置の左側に、演出動作役物を水平移動する構成としたが、これに限らず、第1位置として、変動表示装置の下側に演出動作役物を配置するとともに、当該第1位置から、変動表示装置の上側に、演出動作役物を上下移動する構成等としても良い。さらに、移動可能な範囲は、第1位置及び第2位置に限らず、第3位置、第4位置等、演出動作役物の発光態様に応じて移動可能であっても良い。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示すパチンコ遊技機における遊技盤の正面図である。 本発明を適用した一実施の形態の構成を示すパチンコ遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。 センターケースを構成する前面構成部材を示す斜視図である。 センターケースを構成する後面構成部材を示す斜視図である。 補助演出動作役物における演出動作および変動表示装置における表示の一例を示す図である。 補助演出動作役物における演出動作および変動表示装置における表示の一例を示す図である。 補助演出動作役物における演出動作および変動表示装置における表示の一例を示す図である。 演出動作役物を示す斜視図である。 演出動作役物の分解斜視図である。 演出動作役物本体部の分解斜視図である。 演出動作役物を底面側から見た斜視図である。 演出動作役物の配線処理を説明するための図である。 取付ベース部を構成する前側取付ベース部を示す分解斜視図である。 背面平板部材の内側面を示す正面図である。 演出動作役物の発光態様を示す図である。 演出動作役物の発光態様を示す図である。 演出動作役物の発光態様を設定するための発光態様設定テーブルである。 演出動作役物の演出動作の一例を示すフローチャートである。 演出動作役物の演出動作の表示例を示す図である。 演出動作役物の演出動作の表示例を示す図である。 (1a)第2実施形態における背面平板部材の内側面を示す正面図、(1b)第2実施形態における背面平板部材の外側面を示す正面図、(2)演出動作役物の発光態様を示す図である。 第2実施形態における演出動作役物の発光態様を示す図である。
符号の説明
100 パチンコ遊技機
1 遊技盤
40 演出制御装置(演出制御手段)
41 表示装置(変動表示装置)
50 演出動作役物
51 演出動作役物本体部
512 第1発光素子基板(発光素子基板)
512b〜512g LED(発光素子)
513b3 第1配線固定部
514 第2発光素子基板(発光素子基板)
514b〜514g LED(発光素子)
52 第1駆動モータ(駆動部)
53 取付ベース部
531b1 第2配線固定部
531b2 配線係合部

Claims (6)

  1. 所定の演出動作を行う演出動作役物と、前記演出動作役物の演出動作を制御する演出制御手段と、を備えた遊技機において、
    前記演出動作役物は、
    演出動作役物本体部と、
    前記演出動作役物本体部を駆動させる駆動部と、
    前記駆動部を取り付けるための取付ベース部と、
    を備え、
    前記演出動作役物本体部は、
    前記演出制御手段による制御により光を照射する発光素子と、
    前記発光素子が配設されるとともに、前記演出制御手段からの制御信号を前記発光素子に伝達する発光素子基板と、
    前記演出制御手段からの制御信号を前記発光素子基板に伝達するための配線を固定する第1配線固定部と、
    を備え、
    前記取付ベース部は、
    前記配線を固定する第2配線固定部と、
    前記第2配線固定部と前記第1配線固定部との間に介在し、前記配線を係合する配線係合部と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1配線固定部および前記第2配線固定部は、前記配線を配線結束部材により固定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記配線係合部は、
    複数の突出部と、
    前記複数の突出部の突出端側に架設される蓋部材と、
    から構成され、
    前記複数の突出部と前記蓋部材とにより形成される貫通孔部に前記配線を挿通して保持することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記突出部は、円筒形状であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを表示画面にて実行する変動表示装置を備え、
    前記演出動作役物は、前記変動表示装置において実行される変動表示ゲームに基づいて所定の演出動作を行い、
    前記演出制御手段は、前記変動表示装置の表示制御を行い、
    前記演出動作役物本体部は、
    当該演出動作役物本体部の少なくとも一部を、背後が透視可能な透明部材で構成するとともに、前記駆動部によって、前記変動表示装置の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さらない第1位置と、前記変動表示装置の表示画面よりも前方であり、かつ、該表示画面に被さる第2位置と、に往復移動可能であり、
    前記演出制御手段の制御により、前記演出動作役物本体部が前記第2位置に移動した場合に、前記表示画面に特定の演出表示をさせ、該特定の演出表示を前記演出動作役物本体部を介して視認可能としたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記演出動作役物本体部は、外周壁の少なくとも一部を、前記発光素子基板に配設された発光素子による発光を前記遊技機の前面に導光する導光部材により構成し、
    該導光部材の一部には、所定の図柄を彫刻した彫刻部を形成し、
    前記発光素子を発光させることで、前記彫刻部に彫刻された前記図柄を視認可能としたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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