JP2010035714A - X線画像診断装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 X線照射のタイミングを適切に制御する。
【解決手段】 撮影装置と、該撮影装置から送信されたX線画像を受信し、画像処理する画像処理装置とを備えるX線画像診断装置200であって、前記撮影装置は、検出部と読み出し部とを備えるX線センサ201と、X線センサ201より出力されたX線画像に、前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報を付加して送信する送信部204と、を備え、前記画像処理装置は、前記送信された、前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報が付加されたX線画像を受信する受信部206と、前記受信した前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報に基づいて、前記撮影装置において被検体に対してX線を照射するタイミングを制御する制御部208とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、X線画像診断装置における制御技術に関するものである。
従来より、医療患者等の被検体にX線を照射し、該被検体を透過したX線に基づいてX線画像を生成・表示するX線画像診断装置が知られている。
当該X線画像診断装置において、X線センサは、X線を検出し可視光線像に変換するイメージ倍増管と、当該可視光線像をビデオ信号に変換するビデオカメラ等から構成されている。
かかるX線センサの場合、現状、1000×1000画素以上の高解像度のX線画像を、毎秒30フレームのフレームレートで出力することが可能である。更に、可視光線像をビデオ信号に変換する際に、ディジタル化処理することも可能である(つまり、ディジタルデータとしてX線画像を出力することも可能である)。
更に、他の種類のX線センサとして、X線に対して所定の感度を持ち、透過したX線の強度に応じた電気信号を直接出力する高分解能の固体撮像素子から構成されたX線センサも知られている。当該X線センサの場合、水平/垂直の各方向に、例えば3000〜4000個の固体撮像素子を配列した2次元のアレー構造を有しており、個々の固体撮像素子より出力される電気信号は、個別に読み出された後にディジタル化されてX線画像として出力される。
図1に、X線画像診断装置の一構成例を示す。図1を用いてX線画像診断装置の一般的なシステム構成について説明する。
X線センサ101から出力された、ディジタル化されたX線画像は一旦データバッファ部103に蓄積される。X線画像を処理する画像処理部107は、通常、X線センサ101とは離れた位置に設けられている。このため、データバッファ部103に蓄積されたX線画像は、通信路105を介して画像処理部107に送信される。
具体的には、データバッファ部103に蓄積されたX線画像が、送信部104において通信路105のプロトコルに応じたデータに変換され、通信路105を介して受信部106に送信される。受信部106では、送信されたデータを受信すると、受信部106内に配された不図示の一時入力バッファ部に一旦格納した後、画像処理部107に対して順次転送していく。
画像処理部107では、転送されたデータに対し、X線センサの特性に応じた補正処理や医療診断に適した画像処理を施した後、記憶部110に格納する。表示制御部111では記憶部110に格納されたデータを読み出し、表示部112にて表示可能なフォーマットに変換した後、表示部112に表示する。
このような構成を有するX線画像診断装置100では、通常、X線照射のタイミングとX線センサの検出のタイミングとが、予め固定された構成となっている。X線照射のタイミングがずれ、X線センサが検出可能な状態でないときに、例えばリフレッシュ期間中や読み出し期間中にX線照射が行われてしまうと、正しいX線画像を出力することができなくなってしまうからである。
ここで、上述のようなX線画像診断装置100の場合、画像処理部107におけるデータの処理には、非常に高い処理能力が要求される。データの転送速度に応じた処理速度で画像処理を実行しないと、受信部106が備える一時入力バッファ部がすぐにオーバーフローしてしまうからである。
一方で、一時入力バッファ部におけるオーバーフローを回避するためには、通信路105を挟んだ送信部104との間でフロー制御を行うことも有効である。受信部106にはいされた一時入力バッファ部の空き容量を監視しておき、必要に応じて送信部104に対してフロー制御信号を送信することで、データの送信を抑制することができ、オーバーフローを未然に回避することが可能となるからである。
しかしながら、上述のように、X線照射のタイミングとX線センサの検出のタイミングとが、予め固定されているX線画像診断装置の場合、フロー制御信号の有無に関わらずX線センサからは連続的にX線画像が出力されてくることとなる。このため、データバッファ部103では、フロー制御信号が送信された場合には、出力されたX線画像の一部を廃棄することとなる。この場合、被検体は、X線画像の生成に利用されないにも関わらず、X線照射を受けることとなる。
このような事態を回避するために、例えば、受信部106に配された一時入力バッファ部の空き容量を監視しておき、所定の空き容量以下でオーバーフローが生じそうになった場合に、あわせてX線照射のタイミングを制御するよう構成することも考えられる。
具体的には、一時入力バッファ部の空き容量が回復するまで、X線照射を一旦停止し、回復したと判定された場合にX線照射を行うといったように、X線照射のタイミングを遅らせることが考えられる。
しかしながら、X線照射のタイミングを遅らせた場合、次のX線照射のタイミングが、X線センサのリフレッシュ期間や読み出し期間と重なることがないように制御することが必要となってくる。そのため、X線照射のタイミングを制御するにあたっては、X線センサのリフレッシュ期間や読み出し期間を正確に把握し、X線センサが検出可能な状態のときにのみX線照射を行うように制御することが必要である。
しかしながら、X線センサにおける実際の読み出し期間と、通信路を介して送信されたデータの受信期間とでは、時間的にずれがある。このため、X線照射のタイミングを適切に制御することは困難であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、X線センサより出力されたX線画像を通信路を介して受信し、画像処理を行うX線画像診断装置において、X線照射のタイミングを適切に制御することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係るX線画像診断装置は以下のような構成を備える。即ち、
被検体にX線を照射し、該被検体のX線画像を生成する撮影装置と、該撮影装置から送信されたX線画像を受信し、画像処理する画像処理装置とを備えるX線画像診断装置であって、
前記撮影装置は、
照射されたX線を検出し、電気信号に変換する検出部と、該検出部より電気信号を読み出し、X線画像を出力する読み出し部とを備えるX線センサと、
前記X線センサより出力されたX線画像に、前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報を付加して送信する送信手段と、を備え、
前記画像処理装置は、
前記送信された、前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報が付加されたX線画像を受信する受信手段と、
前記受信した前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報に基づいて、前記撮影装置において被検体に対してX線を照射するタイミングを制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、X線センサより出力されたX線画像を通信路を介して受信し、画像処理を行うX線画像診断装置において、X線照射のタイミングを適切に制御することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
1.X線画像診断装置のシステム構成
図2は、本発明の第1の実施形態にかかるX線画像診断装置(撮影装置と画像処理装置とを備える)のシステム構成を示す図である。
図2において、214は、被検体に対してX線を照射するX線発生部である。201は、被検体を透過したX線を検出しX線画像を出力するX線センサであり、センサ駆動部202によりその動作が制御される。
なお、X線センサ201では、読み出した電気信号を、アナログ−デジタル変換した上でX線画像として出力する。具体的には、16ビット精度のアナログ−デジタル変換器を用いて、1画素あたり16ビットのX線画像に変換する。
203は、X線センサ201より出力されたX線画像を保持するデータバッファ部である。データバッファ部203の容量はX線センサ201の仕様に基づいて決定される。例えば、X線センサ201が1600×1600画素から構成されている場合には、1600×1600×16ビット=40,960,000ビット(5,120,000バイト)の容量が必要となる。
204は、データバッファ部203に保持されたX線画像を順次読み出し、CameraLinkにより構成される通信路205の送信プロトコルに対応したデータに変換した後に、該データを送信する送信部である。
206は、通信路205を介してデータを受信し、一時入力バッファ部(不図示)に格納する受信部である。207は、受信部206にて受信したデータに対して、補正処理等の画像処理を施し、記憶部210に格納する画像処理部である。
211は、記憶部210に格納されたデータを読み出し、表示部212への表示を制御する表示制御部である。
208は、X線発生部214におけるX線照射のタイミングを規定するX線照射パルス信号209を生成し、該X線照射パルス信号209をX線発生部214に送信するX線照射制御部である。なお、X線照射パルス信号209は、受信部206において生成されたX線照射許可信号213(詳細は後述)に基づいて生成される。
なお、センサ駆動部102では、データバッファ部203にある程度の空き容量が生じると、読み出し処理を行ってデータバッファ部203に次のフレームのX線画像の書き込みを行うようX線センサ201を制御する。
つまり、次のX線照射のために、データバッファ部203に保持されたX線画像が全て送信され、データバッファ部203が空になるまで待つことはない。このように制御した場合であっても、データバッファ部203への書き込み速度がデータバッファ部203からの送信速度を越えない限り、データバッファ部203がオーバフローすることはないからである。
2.X線センサ201の内部構成
図3は、図2のX線センサ201の内部構造および動作をより詳細に説明するためのX線センサの回路図であり、一例として光電変換半導体層とトランジスタの半導体層とが同時に形成された画素を、二次元に3×3個配置した場合について示している。
図3において、S11〜S33は光電変換素子であり、下部側電極を記号G、上部側電極を記号Dで示している。C11〜C33は蓄積用コンデンサである。
また、T11〜T33は転送用トランジスタである。また、Vsは読み出し用電源、Vgはリフレッシュ用電源であり、それぞれスイッチSWs、SWgを介して全光電変換素子S11〜S33の上部側電極Dに接続されている。スイッチSWsはインバータを介して、また、スイッチSWgは直接、リフレッシュ処理回路RFに接続されている。
図3に示すX線センサ201では、計9個の画素を、例えば列方向に3つのブロックに分け、1ブロックあたり3画素の出力を同時に信号線SIG1〜3を通して検出用集積回路ICに転送する。そして、検出用集積回路ICによって順次所定の電圧に変換し出力する(Vout)。
なお、図3に示すX線センサ201の場合、行方向3画素から構成されるブロックを列方向に3つ配置することで二次元のX線センサを実現している。
3.X線センサ201の動作
図4は、図3に示すX線センサ201の動作を示すタイミングチャートである。図4を用いて図3に示すX線センサ201の動作について説明する。X線センサ201は、動作モードとして、3つのモード(リフレッシュモード、光電変換モード、読み出しモード)を有しており、当該3つのモードを繰り返すことにより、X線画像を連続的に出力する。以下、各モードにおける動作の詳細について説明する。
はじめに、シフトレジスタSR1及びSR2により制御配線g1〜g3、s1〜s2にHiが印加される。すると、転送用トランジスタT11〜T33とスイッチM1〜M3とがonされ、導電される。
これにより、全光電変換素子S11〜S33の上部側電極GはGND電位になる(積分検出器Ampの入力端子がGND電位に設計されているため)。同時にリフレッシュ処理回路RFがHiを出力することでスイッチSWgがonとなり、全光電変換素子S11〜S33の下部側電極Dはリフレッシュ用電源Vgにより正電位になる。
この結果、全光電変換素子S11〜S33は、「リフレッシュモード」になりリフレッシュされる。
次に、リフレッシュ処理回路RFがLoを出力しスイッチSWsがonとなることにより、全光電変換素子S11〜S33の下部側電極Dは読み取り用電源Vsより更に高い正電位になる。
これにより、全光電変換素子S11〜S33は「光電変換モード」(X線を検出可能な状態のモード)になり同時にコンデンサC11〜C33は初期化される。この状態でシフトレジスタSR1及びSR2により制御配線g1〜g3、s1〜s2にLoが印加される。
すると転送用トランジスタT11〜T33のスイッチM1〜M3がoffとなり、全光電変換素子S11〜S33の上部側電極GはDC的にはオープンになるが、コンデンサC11〜C33によってその電位は保持されることとなる。
その後、X線発生部113よりX線が照射され、イメージ倍増管により可視光線像が出射されると、その光がそれぞれの光電変換素子S11〜S33に入射される。各光電変換素子S11〜S33に入射された光の光量に応じて発生した電流は、電荷としてそれぞれのコンデンサC11〜C33に蓄積され、X線の照射終了後も保持される(検出部)。
次に、シフトレジスタSR1により制御配線g1にHiの制御パルスが印加されると、「読み出しモード」になる。読み出しモードでは、シフトレジスタSR2の制御配線s1〜s3への制御パルスの印加によって、転送用トランジスタT11〜T33のスイッチM1〜M3を通してv1〜v3が順次出力される(読み出し部)。同様に、シフトレジスタSR1、SR2の制御により他の電気信号も順次出力される。
以上、説明の簡略化のために、3×3画素のX線センサの構成および動作について説明したが、1600×1600画素等の実際のX線センサであってもその構成および動作は同様である。
なお、上記説明から明らかなように、X線センサ201が有する3つのモードのうち、照射されたX線を検出できるのは、X線センサ201が光電変換モードにある場合のみである。つまり、これ以外のモードにある場合にX線照射が行われてもX線センサ201は、正しいX線画像を出力することはできない。
4.通信路205におけるデータ送信
上述したように、本実施形態にかかるX線画像診断装置200では、通信路205としてCameraLinkが用いられる。CameraLinkは動画像通信方式として産業用途では標準的に用いられている通信方式である。
本実施形態においては、CameraLinkで規定される信号のうち、FVAL、LVAL、DVAL、A[7:0]、B[7:0]およびCC3の各信号を用いることとする。
FVALはフレームの有効期間を示し、1フレーム期間中、連続でアサートされる信号である。LVALはラインの有効期間を示し、1ライン期間中、連続でアサートされる信号である。DVALはそれがアサートされているサイクルで1転送データが有効であることを示す信号である。なお、CC3の用途については後述する。
また、本実施形態においてはそれぞれ8ビットのAポート及びBポートを使用することとする。これにより、最大でCameraLinkのクロックサイクルあたり16ビットのデータを転送することができる。
この場合、データバッファ部203に保持された40,960,000ビットのデータを転送するためには、少なくとも40,960,000÷16=2,560,000のクロックサイクルが必要となる。ここで、CameraLinkの転送クロック周波数を85MHzとすると、本実施形態の場合、1フレームを転送するのに30ms程度かかることとなる。
5.X線画像診断装置200におけるフロー制御その1
画像処理部107による画像処理中に、メモリ帯域が十分に取れなくなると、画像処理が遅滞することになる。
このような場合、X線画像診断装置200では、データの送信に関して、フロー制御を行い、送信部104からのデータの送信を抑制する。受信部106内の一時入力バッファ部がオーバーフローしてしまうからである。
当該、フロー制御の実現にあたり、本実施形態ではCC3信号を用いる。具体的には、一時入力バッファ部に保持されているデータの量が一定量以上になるとCC3信号がアサートされる。CC3信号がアサートされると、送信部204ではこれを検知し、CameraLink(通信路205)における新たなデータの送信を停止する。この場合、画像処理部107における画像処理が遅滞した場合であっても一時入力バッファ部のオーバーフローを回避することが可能となる。
6.X線画像診断装置200におけるフロー制御その2
6.1 X線照射タイミングの制御方法
X線画像診断装置200では、上記データの送信に関するフロー制御に加え、X線照射に関してもフロー制御を行う。送信部204によるデータの送信が停止されている場合であっても、X線センサに固定のタイミングでX線照射パルス信号を送信し、X線画像の読み出しを行っていたのではデータバッファ部203がオーバーフローしてしまう可能性があるからである。
かかるフロー制御を実現するために、X線照射制御部208では、次のX線照射を適切なタイミングで行うために、X線センサ201の現在のモードを正確に認識しておく必要がある。次のX線照射のタイミングがリフレッシュモードまたは読み出しモードと重なってしまうと、正しいX線画像を出力することができなくなってしまうからである。
そこで、本実施形態のX線照射制御部208では、X線センサ201の光電変換モードの開始タイミング/終了タイミングを正確に認識するとともに、当該光電変換モード中にX線照射を行うよう、X線照射パルス信号209を出力するよう制御する。
6.2 送信部204、受信部206、及びX線照射制御部208における処理
X線照射制御部208が、X線センサ201の光電変換モードの開始タイミング/終了タイミングを正確に認識できるようにするために、本実施形態における送信部204は、X線センサ201の現在のモードを判別する手段を備える。さらに、判別した現在のモードに関する情報をデータに付加し通信路205を介して受信部206に通知する手段を備える。
また、受信部206は、送信部204より送信されたデータに付加されたモードに関する情報を受信する手段と、受信したモードに関する情報に基づいて、X線照射制御部208に対しX線照射許可信号213を出力する手段とを備える。
送信部204及び受信部206がこれらの手段を備えることにより、X線照射制御部208では、X線照射許可信号213がアサートされている期間に基づいて、光電変換モードの開始タイミング/終了タイミングを正確に認識する。
そこで、以下では、送信部204が現在のモードに関する情報を通信路205を介して受信部206に通知するための方法について詳細を説明する。
6.3 モードに関する情報を通知するための方法
上述したように、CameraLinkにおいてはFVAL、LVAL、DVALの各制御信号と複数のポート信号(本実施形態ではA[7:0]、B[7:0])とを用いることによりデータの転送が行われる。
通常は、FVAL、LVAL、DVALの全てがアサートされている、すなわち全てHighレベルにあるタイミングにおいてA[7:0]、B[7:0]の16ビットの信号が有効なデータとして取り扱われている。
これに対して本実施形態にかかるX線画像診断装置200では、FVAL=High、LVAL=Low、DVAL=Highのタイミングにおける、Aポート、Bポートの値を用いて現在のモードに関する情報を送信する。
以下、図5を用いて、現在のモードに関する情報を送信するための送信部204における処理の詳細について説明する。図5は、送信部204により送信される制御信号及びポート信号のタイミングチャート、ならびにポート信号の具体例を示した図である。
FVAL=High、LVAL=Low、DVAL=Highの状態において、Aポート、Bポートの16ビットの信号が“h0001”であった場合、当該信号は、現在のX線センサのモードがリフレッシュモードであることを示しているものとする。
同様に、“h0002”であった場合、当該信号は、現在のX線センサのモードが光電変換モードであることを示しているものとする。更に、“h0003”であった場合、当該信号は、現在のX線センサのモードが読み出しモードであることを示しているものとする。
図5(a)は1フレーム期間におけるFVAL、LVALおよびDVALのタイミングチャートに加え、X線照射許可信号213の出力のタイミングチャートを示したものである。図5(b)は時刻t0、図5(c)は時刻t1におけるFVAL、LVAL、DVALおよびDATA[15:0]の値を拡大して表示したものである。
図5(a)に示すように、通信路205内を送信される各信号は、まずFVAL=Highとなる。これは、フレームの転送が開始されたことを示している。それに続いてLVAL=Highとなる。これは、LVAL=Highとなった数と同じライン数分のデータ転送が行われたことを示している。
その後、時刻t0の、FVAL=High、LVAL=Low、DVAL=Highの状態において、DATA[15:0]=“h0001”が送信される。これにより受信部206では、X線センサ201による読み出しが終了したことを認識する。
当該データを認識すると、受信部206ではX線照射許可信号213をHighにする。所定時間が経過すると、LVAL=Highとなり通常のデータ転送が続けられる。
その後、時刻t1の、FVAL=High、LVAL=Low、DVAL=Highの状態において、DATA[15:0]=“h0002”が送信される。
これにより、受信部206ではX線センサ201の読み出しが開始されたことを認識する。当該データを認識すると受信部206では、X線照射許可信号213をLowに戻す。なお、再びX線センサ201の読み出し終了が認識されるまでX線照射許可信号213はLowのままである。
一方、X線照射制御部208はX線照射許可信号213がLowの期間中はX線照射パルス信号209を発生しない。これを実現するための最も単純な方法としては、X線照射パルス信号209とX線照射許可信号213の論理和を取る方法が挙げられる。
なお、これ以外にも様々な方法があるが、それらは公知の技術範囲でカバーされるため、ここでは説明を省略する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、X線センサが検出可能期間であるのか否かに関する情報を、X線照射制御部208に対して通知する構成とすることで、X線センサのリフレッシュ期間や読み出し期間を正確に把握することが可能となる。この結果、X線照射のタイミングを適切に制御することが可能となり、X線センサのリフレッシュ期間中や読み出し期間中にX線照射を行ってしまうといった事態を回避することが可能となる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、特定のX線センサの構造および動作タイミングについて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。少なくとも動作モードとして、検出可能な光電変換モードとその他のモードとが区別されているX線センサであれば、同様に適用可能であることは言うまでもない。
また、上記第1の実施形態においては、CameraLinkを介してX線センサのモードに関する情報を送信するにあたり、FVAL=High、LVAL=Low、DVAL=HighのタイミングにおけるポートA、Bの値を用いることとした。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、ポートCを用い、FVAL=High、LVAL=High、DVAL=Highの状態におけるポートCの値を用いてX線センサのモードに関する情報を送信するように構成してもよい。
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体を、システムあるいは装置に供給するよう構成することによっても達成されることはいうまでもない。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することにより、上記機能が実現されることとなる。なお、この場合、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合に限られない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。つまり、プログラムコードがメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって実現される場合も含まれる。
X線画像診断装置の一構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかるX線画像診断装置のシステム構成を示す図である。 X線センサ201の内部構造および動作をより詳細に説明するための図である。 X線センサ201の動作を示すタイミングチャートである。 送信部204により送信される制御信号及びポート信号のタイミングチャートである。

Claims (6)

  1. 被検体にX線を照射し、該被検体のX線画像を生成する撮影装置と、該撮影装置から送信されたX線画像を受信し、画像処理する画像処理装置とを備えるX線画像診断装置であって、
    前記撮影装置は、
    照射されたX線を検出し、電気信号に変換する検出部と、該検出部より電気信号を読み出し、X線画像を出力する読み出し部とを備えるX線センサと、
    前記X線センサより出力されたX線画像に、前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報を付加して送信する送信手段と、を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記送信された、前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報が付加されたX線画像を受信する受信手段と、
    前記受信した前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報に基づいて、前記撮影装置において被検体に対してX線を照射するタイミングを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするX線画像診断装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出部によりX線を検出する期間においてのみ、前記撮影装置が被検体に対してX線を照射するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断装置。
  3. 前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報には、前記読み出し部による読み出し開始タイミングを示す情報及び読み出し終了タイミングを示す情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断装置。
  4. 前記受信手段は、前記受信したX線画像を格納するバッファを有しており、該バッファの空き容量が予め定められた容量以下となった場合に、前記送信手段に対して、X線画像の送信を停止するよう指示することを特徴とする請求項1に記載のX線画像診断装置。
  5. 被検体にX線を照射し、該被検体のX線画像を生成する撮影装置と、該撮影装置から送信されたX線画像を受信し、画像処理する画像処理装置とを備えるX線画像診断装置における制御方法であって、
    照射されたX線を検出し、電気信号に変換する検出部と、該検出部より電気信号を読み出し、X線画像を出力する読み出し部とを備えるX線センサより出力されたX線画像に、前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報を付加して送信する送信工程と、
    前記送信された、前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報が付加されたX線画像を受信する受信工程と、
    前記受信した前記検出部での検出可能なタイミングを判定するための情報に基づいて、前記撮影装置において被検体に対してX線を照射するタイミングを制御する制御工程と
    を備えることを特徴とするX線画像診断装置の制御方法。
  6. 請求項5に記載の制御方法をコンピュータによって実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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