JP2010034635A - 信号レベル検出回路 - Google Patents

信号レベル検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2010034635A
JP2010034635A JP2008191852A JP2008191852A JP2010034635A JP 2010034635 A JP2010034635 A JP 2010034635A JP 2008191852 A JP2008191852 A JP 2008191852A JP 2008191852 A JP2008191852 A JP 2008191852A JP 2010034635 A JP2010034635 A JP 2010034635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
signal
signal level
circuit
comparison
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008191852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5006282B2 (ja
Inventor
Nobuo Takahashi
伸夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
System Solutions Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Semiconductor Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2008191852A priority Critical patent/JP5006282B2/ja
Publication of JP2010034635A publication Critical patent/JP2010034635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5006282B2 publication Critical patent/JP5006282B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

【課題】入力信号に対する検出閾値の変更を入力信号の増幅により相対的に実現する信号レベル検出回路は、入力信号の増幅に用いる可変ゲインアンプを要するため、回路規模が大きくなり、また消費電力が増加する。
【解決手段】抵抗分圧回路54x,54yはそれぞれ、入力信号レベルAに応じた差の差動信号を構成する電位VX1,VY1を入力され、VX1,VY1から接地電位までの電位範囲を分圧して複数のV,Vを生成する。選択回路56は、V,Vの組み合わせのいずれかを選択する。コンパレータ58は選択されたV,Vの大小を比較し、検出閾値に対するAの高低を判定する。V,Vの各組は、Aの変化に対して大小関係が反転する交換点を有し、また、組毎の交換点は、Aの異なる位置に存在するように設定される。選択回路56により選択されるV,Vの組に応じて検出閾値が変更される。
【選択図】図1

Description

本発明は検出閾値を変更可能な信号レベル検出回路に関する。
強度が変動し得る信号を好適な信号レベルに維持する際に、アンプのゲインを当該アンプの出力信号レベルに基づいてフィードバック制御する自動ゲイン制御(Automatic Gain Control:AGC)が行われる。信号レベル検出回路は、例えば、このAGCのフィードバック系に用いられる。信号レベル検出回路は、検出対象とする信号のレベルを検出閾値と比較して、例えば、検出閾値以上であれば、H(High)レベルの電圧信号を出力し、検出閾値未満であれば、L(Low)レベルの電圧信号を出力する。上述のAGCでは、信号レベル検出回路は、目標とする信号レベルに応じた検出閾値を設定され、制御対象のアンプの出力信号レベルが検出閾値に達しているか否かを検出する。そして、アンプは、信号レベル検出回路の出力信号に応じて、ゲインを増減させる。このフィードバック制御により、アンプの出力信号レベルが目標信号レベルに保たれる。
図4は、従来の検出閾値を変更可能な信号レベル検出回路のブロック図である。従来の回路は、可変ゲインアンプ2及びレベル判定部4を含んで構成される。可変ゲインアンプ2は、例えば、AGCの制御対象となるアンプの出力信号を、端子INからレベル検出対象信号として入力される。レベル判定部4は、可変ゲインアンプ2の出力に対してレベルの高低の判定を行い、判定結果を端子OUTから出力する。この信号レベル検出回路において、端子INへの入力信号に対するレベル検出の閾値の変更は、可変ゲインアンプ2のゲインGを制御することにより行われる。すなわち、レベル判定部4における判定レベルの絶対値は固定したまま、入力信号のレベルに対する判定レベルがゲインGに応じて相対的に変更される。
図5は、従来の検出閾値を変更可能な信号レベル検出回路の回路図である。この信号レベル検出回路は、一対の信号VIN+,VIN−からなる差動形式のレベル検出対象信号VIN(≡VIN+−VIN−)を入力され、レベル検出結果信号VOUTを出力する。可変ゲインアンプ2は、入力差動対トランジスタT01,T02を有する差動増幅回路である。例えばnpnトランジスタであるT01,T02はコレクタをそれぞれ負荷抵抗R01,R02を介して所定の正電圧源VCCに接続され、また、エミッタをそれぞれ定電流源I01,I02に接続される。T01,T02のベースにVIN+,VIN−が入力され、T01,T02のエミッタと負荷抵抗R01,R02との接続点P01,P02から可変ゲインアンプ2の出力信号VAMPが差動形式で取り出される。
01,T02のエミッタ間は抵抗値REEを可変な抵抗回路10で接続される。例えば、図5に示す抵抗回路10は、エミッタ間に互いに並列に接続された抵抗R,R,Rを有し、それらの組み合わせをスイッチSW,SWで変更することにより、エミッタ間の抵抗値REEを切り換えることができる。REEを変更することで、可変ゲインアンプ2を構成する差動増幅回路のゲインGが変えられる。
レベル判定部4には、ギルバートセルを用いたミキサ回路12が設けられる。このミキサ回路12は、可変ゲインアンプ2の出力信号VAMPをそれ自身と混合し、混合された信号は差動形式で取り出される。ミキサ回路12の混合結果に応じた差動形式の電流はそれぞれカレントミラー回路を介して負荷抵抗R,Rの一方端P,Pに供給される。抵抗R,Rの他方端は接地される。ミキサ回路12の出力電流は、P,PからGNDに向けて流れ、負荷抵抗R,RによってP,Pの電位変化に変換される。
なお、入力信号VINが交流信号である場合にミキサ回路12の出力には、その振幅Aに応じた直流成分(DC成分)と、2倍の周波数などの交流成分(AC成分)とが現れる。このAC成分を、PとPとの間に接続されたキャパシタCで平滑化し除去することで、P,Pの電位V,Vの差(V−V)はDC成分に応じて変化し、PとPとの間には交流信号の振幅の二乗(A)に応じた電圧変化が得られる。電位V,Vはコンパレータ14に入力され、コンパレータ14は、V,Vに基づいて、レベル検出対象信号VINの振幅Aに応じたAのレベルの高低を判定する。
ミキサ回路12のギルバートセルは、VINの振幅Aの増加に応じて、負荷抵抗Rに流れる電流のDC成分Iを増加させ、一方、負荷抵抗Rに流れる電流のDC成分Iを減少させる。このI,Iの増減の相違に対応して、R,RはR<Rとなるように設定される。
図6は、VINの振幅Aに対する電位V,Vの変化を表したグラフであり、横軸が検出対象とする信号の信号レベルである振幅Aを表し、縦軸が電位を表す。Aが小さい領域ではIとIとの差は小さく、V,Vの大小関係は、R,Rの大小関係に応じてV<Vとなる。Aが増加するとIは増加し、一方、Iは減少するので、これに対応してVは上昇し(曲線20x)、Vは低下する(曲線20y)。その結果、V,Vの大小関係は、或る振幅Athにて入れ替わる。
図7は、振幅Aに対するコンパレータ14の出力電圧レベルの変化を表したグラフであり、横軸が振幅Aを表し、縦軸が出力電圧レベルを表す。コンパレータ14は、V<VとなるA<AthではLレベルを出力し、V>VとなるA>AthではHレベルを出力する。このように、コンパレータ14の出力に、VINの振幅Aのレベルの高低を示す検出信号が得られる。
既に述べたように、この従来の信号レベル検出回路では、振幅Aのレベル検出の閾値Athの変更は、可変ゲインアンプ2のゲインGを制御することにより行われる。図8は、VINの振幅Aに対する電位V,Vの変化を、ゲインGが大きい場合と小さい場合とのそれぞれについて表したグラフであり、横軸、縦軸は図6と同様である。図8において、曲線20x,20yは、ゲインGが或る値Gである場合の電位V,Vの変化を表している。一方、曲線22x,22yは、ゲインGがGより大きい値Gである場合の電位V,Vの変化を表している。可変ゲインアンプ2のゲインGが大きいほど、振幅Aの増加に対してIが速やかに増加し、またIが速やかに減少し、これに対応して図8に示すように、Aが小さい領域でのVの増加、及びVの減少の勾配が大きくなる。その結果、VとVとの大小関係が入れ替わる交換点ξ,ξの横軸方向の位置に差異が生じる。具体的には、ゲインがGの場合のξの方が、ゲインがGの場合のξより左側に位置し、Gの方がGの場合よりレベル検出閾値Athが低下する。
特開2001−186043号公報
上述した従来の信号レベル検出回路は、検出閾値を変えるために、可変ゲインアンプ2を要する。そのため、信号レベル検出回路の回路規模が大きくなり、集積回路として構成した場合にチップ面積が増加するという問題や、消費電力が増加するという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、回路規模や消費電力をより小さくすることが可能である、検出閾値を可変な信号レベル検出回路を提供することを目的とする。
本発明に係る信号レベル検出回路は、入力信号レベルに応じた差の差動信号を構成する一方の信号である第1原信号を入力され、前記第1原信号に応じた電位から所定の第1基準電位までの第1電位範囲に含まれる複数の第1比較電位を生成する第1比較電位生成回路と、前記差動信号を構成する他方の信号である第2原信号を入力され、前記第2原信号に応じた電位から所定の第2基準電位までの第2電位範囲に含まれる少なくとも1つの第2比較電位を生成する第2比較電位生成回路と、前記第1比較電位と前記第2比較電位との可能な複数の組み合わせのうちのいずれかを選択し、選択した前記組み合わせの前記第1比較電位及び前記第2比較電位を出力する選択回路と、前記選択回路が出力する前記第1比較電位と前記第2比較電位とを比較し、その比較結果を示す信号を、前記入力信号レベルの高低を示す検出信号として出力する比較回路と、を有する。
本発明によれば、入力信号レベルに応じた元の差動信号に基づいて、複数の第1比較電位及び少なくとも1つの第2比較電位を生成する。第1比較電位と第2比較電位との各組み合わせは、入力信号レベルの変化に対して電位の大小関係が入れ替わる交換点を有するように設定することができる。また、当該交換点が入力信号レベルの複数の位置に存在するように設定することができる。この組み合わせのうちのいずれかを選択し、選択した組み合わせの第1比較電位及び第2比較電位を比較する。これにより、選択した組み合わせの交換点の位置に応じて、入力信号レベルに対する検出閾値を変えることができる。よって、可変ゲインアンプを用いて入力信号レベルに応じた元の差動信号を増幅する必要がなく、当該可変ゲインアンプを省略して、回路規模や消費電力を小さくすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
図1は実施形態に係る信号レベル検出回路50の概略の回路図である。信号レベル検出回路50は、ミキサ回路52、抵抗分圧回路54x,54y、選択回路56、コンパレータ58を備える。信号レベル検出回路50は、一対の信号VIN+,VIN−からなる差動形式のレベル検出対象信号VIN(≡VIN+−VIN−)を入力され、レベル検出結果信号VOUTを出力する。信号レベル検出回路50は、VINとして、例えば、テレビジョン受信機等における受信信号を入力され、当該受信信号の振幅Aが検出閾値Athより大きいか小さいかを検出する。
ミキサ回路52は、ギルバートセル型混合器で構成することができる。このギルバートセル型混合器は、所定の正電圧源VCCと接地電位GNDとの間に、npnトランジスタからなる差動対を2段重ねた構成を含み、第1段の差動対への入力信号VM1と、第2段の差動対への入力信号VM2とを乗算し、トランジスタT,Tが設けられた一対の信号線に流れる電流I,Iに、2つの入力信号VM1,VM2の積に応じた変動ΔI,ΔIを生じる。ミキサ回路52の定電流源の供給電流をIとすると、
=I/2+ΔI
=I/2+ΔI……(1)
と表される。
ΔI,ΔIには、VM1,VM2の和周波数の成分と差周波数の成分とが現れる。ミキサ回路52では、第1段の入力信号VM1と第2段の入力信号VM2とを共にVINとする。これにより、ミキサ回路52の出力にはVINのAC成分の逓倍成分と、DC成分とが現れる。時間をt、AC成分の角速度をωで表して、
IN+=Asinωt
IN−=−Asinωt……(2)
とすれば、
ΔI=kA(1−cos2ωt)/2
ΔI=−kA(1−cos2ωt)/2………(3)
となる。ここでkは比例定数である。(3)式よりミキサ回路52の出力には、入力周波数の2倍の周波数のAC成分が得られると同時に、入力振幅Aの2乗に比例したDC成分も得られることが分かる。
は、トランジスタT,Tにより構成されるカレントミラー回路により、抵抗分圧回路54xに伝達され、また、Iは、トランジスタT,Tにより構成されるカレントミラー回路により、抵抗分圧回路54yに伝達される。
抵抗分圧回路54xは、PX1からGNDへ順番に接続されたm個(mは2以上の整数)の抵抗RXi(iはm以下の自然数)の直列接続体からなり、直列接続体の入力端PX1となる抵抗RX1の一方端とVCCとの間にTを接続され、抵抗RXmの一方端をGNDに接地される。また、抵抗分圧回路54yも、PY1からGNDへ順番に接続されたn個(nは2以上の整数)の抵抗RYj(jはn以下の自然数)の直列接続体からなり、直列接続体の入力端PY1となる抵抗RY1の一方端とVCCとの間にTを接続され、抵抗RYnの一方端をGNDに接地される。カレントミラー回路の出力側のトランジスタT,Tに生じた電流I,Iは、それぞれ抵抗分圧回路54x,54yの入力端PX1,PY1へ供給される。
X1とPY1との間には、キャパシタCが接続される。このキャパシタCは、PX1,PY1に供給されるI,IのAC成分を平滑化し除去するフィルタ回路として設けられ、これにより、抵抗分圧回路54x,54yを通りPX1,PY1からGNDへ流れるI,Iは、基本的にI,IのDC成分となる。例えば、(1),(3)式で表されるI,Iに対し、抵抗分圧回路54x,54yに入力される差動信号を構成するI,Iは、
=(I+kA)/2
=(I−kA)/2………(4)
となる。
抵抗分圧回路54xは、直列接続された抵抗RXiの抵抗値に応じて、その入力端PX1の電位VX1からGNDまでの電位範囲を分圧し、RX(i−1)とRXiとの接続点PXi(2≦i≦m)に分圧電位VXiを生じる。PX1〜PXmに生じる電位VX1〜VXmのいずれかが抵抗分圧回路54xの出力として取り出される。また、抵抗分圧回路54yは、直列接続された抵抗RYjの抵抗値に応じて、その入力端PY1の電位VY1からGNDまでの電位範囲を分圧し、RY(j−1)とRYjとの接続点PYj(2≦j≦n)に分圧電位VYjを生じる。PY1〜PYnに生じる電位VY1〜VYnのいずれかが抵抗分圧回路54yの出力として取り出される。
選択回路56は、抵抗分圧回路54xが生じる複数の電位VX1〜VXmのいずれを出力電位Vとして取り出すか、及び抵抗分圧回路54yが生じる複数の電位VY1〜VYnのいずれを出力電位Vとして取り出すかを選択する。例えば、選択回路56は、抵抗分圧回路54xの電位を取り出す点に一方端を接続され、他方端をコンパレータ58の非反転端子(+端子)に接続されたスイッチ素子及び、抵抗分圧回路54yの電位を取り出す点に一方端を接続され、他方端をコンパレータ58の反転端子(−端子)に接続されたスイッチ素子で構成することができる。
抵抗分圧回路54xから取り出す電位Vと抵抗分圧回路54yから取り出す電位Vとは、それらの組み合わせが、入力信号VINの振幅Aの大きさの変化に対して電位の大小関係が入れ替わる交換点を有するように設定される。これにより、V,Vの複数の組み合わせに対応して交換点が複数設定される。また、交換点は、振幅Aの複数の位置に存在するように設定される。
ちなみに、スイッチ素子は集積回路上にて例えば、MOSトランジスタを用いて構成することができる。当該スイッチ素子の切り換えはユーザの操作に応じて行うようにもできるし、図示しない制御回路が制御信号を生成しスイッチ素子のオン/オフを切り換える構成とすることもできる。
図1に示す構成はm=n=3の例を示しており、抵抗分圧回路54xは抵抗RX1〜RX3の直列接続からなり、抵抗分圧回路54yは抵抗RY1〜RY3の直列接続からなる。例えば、抵抗値は、
Xi=RYi(i=1〜3) ………(5)
に設定する。
図2は、振幅Aに対する電位VX1〜VX3,VY1〜VY3の変化を表した模式的なグラフであり、横軸が検出対象とする信号の信号レベルである振幅Aを表し、縦軸が電位を表す。(5)式に示す抵抗値の設定では、振幅Aが0の場合、VXi及びVYi(i=1〜3)は基本的に同じ値となる。また、このとき、VY1>VX2,VY2>VX3となる。
振幅Aが大きくなると、Iが0に向けて減少することに対応して、VYiは下降してGNDに漸近する。一方、Iの減少分、Iが増加してVXiは上昇する。その結果、図2に示すように、電位差(VXi−VYi)は拡大する。また、VY1とVX2との大小関係、VY2とVX3との大小関係、またVY1とVX3との大小関係が反転する交換点ξ21,ξ32,ξ31が生じる。
交換点ξ21,ξ32,ξ31での振幅Aの値をそれぞれA21,A32,A31とすると、A21<A31,A32<A31となる。また、A21とA32とが異なる値、例えば、A21<A32となるように、RX1〜RX3,RY1〜RY3を設定する。すなわち、振幅Aの3つの位置に交換点が設定される。
図1に示す選択回路56は、これら交換点に対応して構成され、スイッチ素子SWX2,SWX3,SWY1,SWY2を有し、SWX2,SWX3はそれぞれPX2,PX3とコンパレータ58の+端子との間に接続され、SWY1,SWY2はそれぞれPY1,PY2とコンパレータ58の−端子との間に接続される。SWX2,SWX3はいずれかが選択的にオンし、SWY1,SWY2はいずれかが選択的にオンする。
コンパレータ58には、SWX2及びSWY1がオンした状態ではVX2及びVY1が入力され、SWX3及びSWY2がオンした状態ではVX3及びVY2が入力され、また、SWX3及びSWY1がオンした状態ではVX3及びVY1が入力される。
図3は、振幅Aに対するコンパレータ58の出力電圧レベルの変化を表した模式的なグラフであり、横軸が振幅Aを表し、縦軸が出力電圧レベルを表す。コンパレータ58は、入力されるV,Vの大小関係に応じたVOUTを出力する。選択回路56がV=VX2かつV=VY1となるように設定されている状態では、コンパレータ58は、振幅AがA21より小さい状態に対応してVOUTとしてLレベルを出力し、振幅AがA21より大きい状態に対応してHレベルを出力する(図3の出力特性70)。すなわち、信号レベル検出回路50はA21を検出閾値Athとして振幅Aのレベル検出を行う。同様に、選択回路56がV=VX3かつV=VY2となるように設定されている状態では、コンパレータ58の出力VOUTは振幅AとA32との大小関係に応じて切り替わり、信号レベル検出回路50はA32を検出閾値Athとして振幅Aのレベル検出を行う(図3の出力特性71)。また、V=VX3かつV=VY1に設定されている状態では、VOUTは振幅AとA31との大小関係に応じて切り替わり、信号レベル検出回路50はA31を検出閾値Athとして振幅Aのレベル検出を行う(図3の出力特性72)。
このように信号レベル検出回路50は、抵抗分圧回路54x,54yの出力電圧の組み合わせを切り換えることにより、検出閾値Athを変更することができる。なお、本発明は変更できる検出閾値Athの数が上述の3つの場合に限られるものではない。最も簡単な構成では、2つの検出閾値Athを設定できればよく、その場合、上記m,nのいずれかは1となる。また、検出閾値Athの数を4つ以上とすることもできる。
また、上述の構成では、抵抗分圧回路54xの一方端に印加する基準電位(以下、VXSと表す。)と抵抗分圧回路54yの一方端に印加する基準電位(以下、VYSと表す)は共にGNDとしたが、VXSとVYSとを互いに異なる電位としても複数の交換点を設定することが可能であり、同様の機能を有する信号レベル検出回路50を実現できる。さらに上述の構成では、抵抗分圧回路54xが生成可能な電位Vの範囲[VX1,VXS]と抵抗分圧回路54yが生成可能な電位Vの範囲[VY1,VYS]とが、任意の振幅Aにて重複部分を有するものであったが、VXS,VYSの設定の仕方によっては、範囲[VX1,VXS]と範囲[VY1,VYS]とが重複部分を有さない振幅Aの領域が生じることもある。この場合、この重複部分を有さない領域では交換点を設定することができず、そこに検出閾値を設定することはできない。しかし、この場合にも、少なくとも一部の振幅Aの領域にて重複部分を生じるように設定することは可能であり、本発明により、そのような重複部分を有する振幅Aの領域をレベル検出対象領域とし、当該領域に複数の検出閾値Athを設定可能とした信号レベル検出回路を実現することができる。
なお、上述の信号レベル検出回路50は、交流信号における振幅Aを入力信号レベルの検出対象とするものであり、交流信号から振幅Aに応じた信号を抽出するために、ミキサ回路52及びその出力のDC成分を抽出するための構成を備えている。しかし、本発明の信号レベル検出回路は、差動形式の信号VINの信号レベル(VIN+−VIN−)そのものを検出する構成とすることもできる。その場合の信号レベル検出回路は、例えば、図1に示す回路における抵抗分圧回路54x,54y、選択回路56、コンパレータ58からなり、VIN+,VIN−をPX1,PY1に印加する構成とすることができ、ミキサ回路52等を設けない構成とすることができる。
本発明の実施形態に係る信号レベル検出回路の概略の回路図である。 入力信号の振幅に対する抵抗分圧回路の生成電位の変化を表した模式的なグラフである。 入力信号の振幅に対するコンパレータの出力電圧レベルの変化を表した模式的なグラフである。 従来の検出閾値を変更可能な信号レベル検出回路のブロック図である。 従来の検出閾値を変更可能な信号レベル検出回路の回路図である。 入力信号の振幅に対するコンパレータの入力電位の変化を表したグラフである。 入力信号の振幅に対するコンパレータの出力電圧レベルの変化を表したグラフである。 入力信号の振幅に対するコンパレータの入力電位の変化を、可変ゲインアンプのゲインが大きい場合と小さい場合とのそれぞれについて表したグラフである。
符号の説明
50 信号レベル検出回路、52 ミキサ回路、54x,54y 抵抗分圧回路、56 選択回路、58 コンパレータ。

Claims (6)

  1. 入力信号レベルに応じた差の差動信号を構成する一方の信号である第1原信号を入力され、前記第1原信号に応じた電位から所定の第1基準電位までの第1電位範囲に含まれる複数の第1比較電位を生成する第1比較電位生成回路と、
    前記差動信号を構成する他方の信号である第2原信号を入力され、前記第2原信号に応じた電位から所定の第2基準電位までの第2電位範囲に含まれる少なくとも1つの第2比較電位を生成する第2比較電位生成回路と、
    前記第1比較電位と前記第2比較電位との可能な複数の組み合わせのうちのいずれかを選択し、選択した前記組み合わせの前記第1比較電位及び前記第2比較電位を出力する選択回路と、
    前記選択回路が出力する前記第1比較電位と前記第2比較電位とを比較し、その比較結果を示す信号を、前記入力信号レベルの高低を示す検出信号として出力する比較回路と、
    を有することを特徴とする信号レベル検出回路。
  2. 請求項1に記載の信号レベル検出回路において、
    前記第1比較電位生成回路は、前記第1原信号の入力端子と前記第1基準電位との間に直列接続された抵抗素子からなる分圧回路であり、
    前記第2比較電位生成回路は、前記第2原信号の入力端子と前記第2基準電位との間に直列接続された抵抗素子からなる分圧回路であること、
    を特徴とする信号レベル検出回路。
  3. 請求項2に記載の信号レベル検出回路において、
    前記入力信号レベルの検出対象である交流信号を自乗し、前記交流信号の逓倍波成分と前記交流信号の振幅に応じた直流成分とを生成する乗算回路と、
    前記乗算回路の出力から前記逓倍波成分を除去し、前記直流成分に基づいて、前記第1比較電位生成回路及び前記第2比較電位生成回路に入力される前記差動信号を生成するフィルタ回路と、
    を有することを特徴とする信号レベル検出回路。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の信号レベル検出回路において、
    前記第1比較電位及び前記第2比較電位の前記各組み合わせは、前記入力信号レベルの変化に対して電位の大小関係が入れ替わる交換点を有し、かつ当該交換点が前記入力信号レベルの複数の位置に存在するように設定され、
    前記選択回路により選択される前記組み合わせに応じて前記入力信号レベルの高低の検出閾値が変更可能であること、
    を特徴とする信号レベル検出回路。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の信号レベル検出回路において、
    前記第1基準電位及び前記第2基準電位は、前記入力信号レベルの高低の検出対象範囲にて、前記第1電位範囲と前記第2電位範囲とが重複部分を有するように設定されること、を特徴とする信号レベル検出回路。
  6. 請求項5に記載の信号レベル検出回路において、
    前記第1基準電位と前記第2基準電位とは共通電位に設定されること、を特徴とする信号レベル検出回路。
JP2008191852A 2008-07-25 2008-07-25 信号レベル検出回路 Expired - Fee Related JP5006282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191852A JP5006282B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 信号レベル検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191852A JP5006282B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 信号レベル検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010034635A true JP2010034635A (ja) 2010-02-12
JP5006282B2 JP5006282B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=41738659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008191852A Expired - Fee Related JP5006282B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 信号レベル検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5006282B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013258482A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Denso Corp 受信回路装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001136055A (ja) * 1999-11-09 2001-05-18 Nec Corp 90°移相器
JP2001186043A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Sharp Corp 無線送受信機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001136055A (ja) * 1999-11-09 2001-05-18 Nec Corp 90°移相器
JP2001186043A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Sharp Corp 無線送受信機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013258482A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Denso Corp 受信回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5006282B2 (ja) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6038516B2 (ja) ボルテージレギュレータ
JP2008167091A (ja) 三角波発生回路およびpwm変調回路
CN106908744B (zh) 磁传感器
JPWO2017164197A1 (ja) レギュレータ回路
JPH03201818A (ja) 比較回路
JP2007174029A (ja) 利得可変回路及びそれを用いた自動利得制御増幅器
US7279942B2 (en) Differential current output unit
US7543162B2 (en) CPU frequency regulating circuit
WO2021005820A1 (ja) 電源システム
JP5006282B2 (ja) 信号レベル検出回路
US20180341352A1 (en) Current output circuit
JP2006050310A (ja) 多相三角波発振回路及びそれを用いたスイッチングレギュレータ
JP2006319388A (ja) 自動利得制御回路及びそれを用いた正弦波発振回路
US8085030B2 (en) Voltage generator having a dynamic resistors feedback control
JP2007159020A (ja) 電流電圧変換回路
JP2016031719A (ja) シリーズレギュレータ
US7969232B2 (en) Booster and voltage detection method thereof
JP3188298B2 (ja) メンバーシップ関数発生装置
JP2004266809A (ja) 演算増幅回路、過熱検出回路および比較回路
JP2007164259A (ja) 定電流装置
JP2007104741A (ja) 昇降圧コンバータ用制御回路
JP2008196897A (ja) 振幅検出装置
JPH03280616A (ja) ヒステリシス回路
US20030155957A1 (en) Circuit arrangement for pulse generation
WO2020183820A1 (ja) システムスイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees