JP2010033582A - ユーザのイベント処理を支援する方法、そのためのコンピュータシステム、コンピュータプログラム、及びそれを記憶した記憶媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザインタフェースにおいて、タスクを実行すべきユーザに提示される情報の量を減らす。
【解決手段】コンピュータシステム上に記憶されたイベント定義４１０に基づいて少なくとも１つのイベントインスタンスを作成するステップであって、前記イベント定義は、指定されたイベントに対応する１つまたは複数のタスクと、各タスクについての、タスクに関連付けられた、コンピュータシステム内で利用可能な１つまたは複数のリソースとのリストを含むステップと、ユーザインタフェースにおいてタスク順序に従ってタスクを選択することを許可すること、および、選択されたタスクに関連付けられた１つまたは複数のリソースへのアクセスをユーザインタフェースにおいて提供することによって、イベントインスタンスを少なくとも部分的に処理するステップとを、コンピュータシステムのユーザインタフェースにおいて実行する。
【選択図】図４

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、米国仮特許出願第６０／３７５，３７１号明細書（２００２年４月２４日出願）、米国特許出願第１０／１３７／２１２号明細書（２００２年４月３０日出願）、米国特許出願第１０／１６１０６４号明細書（２００２年５月３１日出願）、米国特許出願第１０／１６１０７１号明細書（２００２年５月３１日出願）、および米国特許出願第１０／１６１０６６号明細書（２００２年５月３１日出願）に対する優先権を主張するものであり、前記米国仮特許出願および米国特許出願の内容は、参照により、以下にすべて記載されているかのように、本出願に援用されるものとする。

（技術分野）
本出願は、例えば、アプリケーション、サービス、情報、およびその他のリソースへのアクセスを編成するため、ならびに、横断機能的な生活および仕事のプロセスを処理するための、情報管理ソリューションに関する。

異なるシステムおよび情報ソースの企業全体にわたる統一が、多くの会社により長い間求められてきた。包括的な統一プロセスは、一般に、アプリケーション（例えば、企業資源計画（ＥＲＰ）アプリケーション、インボイスおよび供給管理アプリケーション、データウェアハウス）、サービス（Ｗｅｂベース、クライアントアンドサーバ、およびその他のネットワークサービスを含む）、ならびに情報（例えば、保管文書、インターネットおよびイントラネット情報、データベース、知識ベース）を含む、複数のリソースへのコンピュータ化されたアクセスの統一を含む。そのようなリソースを統一することの利点としては、統合された操作を通して個々のリソースの価値が増加すること、従業員がプロジェクトの共同作業を行うことが可能になること、および組織全体の生産性と効率が高まること、などがある。

しかし、統一のプロセスにより、新しい問題と課題も発生する。そのような問題の１つは、情報過多である。大量のアプリケーションおよび情報が提示された場合、ユーザは、情報全体をナビゲートして、関連する情報を処理するための適切なアプリケーションを見つけるために、かなりの時間を費やすことが多い。

関連する必要なアプリケーション、サービス、および情報をユーザが見つけるのを補助するための、いくつかのソリューションが出現した。例えば、エンタープライズポータルは、役割の使用を通して、リソースのフィルタリングを補助する場合がある。役割を実装したエンタープライズポータルでは、組織内の各ユーザに、組織内の特定の役割が割り当てられ、ポータルはユーザに、そのユーザに割り当てられた役割に基づいた選択肢を提示する。例えば、ユーザに会計係の役割が割り当てられると、エンタープライズポータルは、その割り当てに基づいて、経理アプリケーションおよび関連する情報の選択肢をそのユーザに提示する。

役割ベースのポータルは、ユーザがリソースを見つけるのを補助するが、ユーザは複数の役割に割り当てられる場合があり、そして、１つの特定の役割の実行中に、多くのさまざまなアプリケーションおよび情報へのアクセスがユーザに提供され、そのうちのいくつかは、ユーザがその時点で焦点を合わせている特定のタスクに関連していない場合がある。

本発明の目的は、コンピュータシステムのユーザインタフェースにおいて、タスクを実行すべきユーザに提示される情報の量を減らす方法を提供することにある。

本発明の第１の態様によれば、請求項１に従う方法が提供される。

そのような方法では、選択されたタスクに関連付けられた１つまたは複数のリソースへのアクセスが、ユーザインタフェースにおいて提供されるため、ユーザに提示される情報の量は減少する。それによりユーザには、タスクに関連付けられた１つまたは複数のリソースが提示され、その他のリソースはユーザにより無視されることが可能となる。

本発明の第２の態様によれば、請求項２に従う方法が提供される。そのような方法を使用すれば、指定されたイベントに対応するタスクのリストが指定され、各タスクについて、コンピュータシステム内で利用可能な１つまたは複数のリソースがそのタスクと関連付けられ、そして、タスクのリストは、１つまたは複数のタスクに関連付けられた少なくとも１つのリソースへのアクセスをユーザインタフェースにおいて可能にする、ユーザインタフェースで提示可能な提示フォーマットに記憶されるため、ユーザインタフェースにおいてユーザに提示される情報の量を減らすことが可能となる。

その上、請求項３１に従うコンピュータシステムが提供される。そのようなコンピュータシステムでは、選択されたタスクに関連付けられた１つまたは複数のリソースへのアクセスが、ユーザインタフェースにおいて提供されるため、ユーザに提示される情報の量は減少する。それによりユーザには、タスクに関連付けられたリソースが提示され、その他のリソースはユーザにより無視されることが可能となる。

本発明は、さらに、請求項３２に従うコンピュータシステムを提供する。そのようなコンピュータシステムでは、指定されたイベントに対応するタスクのリストを指定することができ、各タスクについて、コンピュータシステム内で利用可能な１つまたは複数のリソースをそのタスクと関連付けることができ、そして、タスクのリストは、１つまたは複数のタスクに関連付けられた少なくとも１つのリソースへのアクセスをユーザインタフェースにおいて可能にする、ユーザインタフェースで提示可能な提示フォーマットに記憶できるため、ユーザインタフェースにおいてユーザに提示される情報の量を減らすことが可能となる。

その上、請求項６９に従うコンピュータプログラム製品が提供される。そのようなコンピュータプログラム製品は、例えばコンピュータ、携帯情報端末、またはその他の、プログラム可能な装置の中で、本発明に従う方法のステップを実行するために使用することが可能である。

それに加えて、請求項７０に従うデータベースが提供される。そのようなデータベースは、ＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク、またはその他の、有形のデータキャリア上で提供されてもよく、コンピュータシステム内で利用可能なリソースへのアクセスを、ユーザインタフェースにおいて可能にするために使用されることが可能である。

また、請求項７１に従う製品も提供される。

本発明の特定の実施形態が、従属請求項内に記載されている。本発明のさらなる詳細、態様、および実施形態を、単なる一例として、添付の図面中の図を参照して以下に説明する。

添付の図は、本出願に含まれており、本出願の一部を形成する。

従来のエンタープライズシステムのユーザインタフェースを表す。 ユーザインタフェースの例を示す。 入力前のフォームを有するユーザインタフェースを示す。 データフローを示す。 データフローを示す。 データフローを示す。 ライフアンドワークイベントを処理するためのシステムの略図である。 イベント定義を作成するプロセスを示すフローチャートである。 イベント定義の作成例を示すスクリーンショットである。 イベント定義の作成例を示すスクリーンショットである。 イベント定義の作成例を示すスクリーンショットである。 イベント定義の作成例を示すスクリーンショットである。 イベント定義の作成例を示すスクリーンショットである。 イベント定義の作成例を示すスクリーンショットである。 さまざまなナビゲーションモデルを表す。 さまざまなナビゲーションモデルを表す。 さまざまなナビゲーションモデルを表す。 さまざまなナビゲーションモデルを表す。 イベントの処理プロセスを示すフローチャートである。

ここで説明するライフアンドワークイベントシステムおよび技術（「ＬＷＥシステム」）は、イベントに関連付けられたリソースへのアクセスをユーザに提供する。指定されたイベントに関連付けられたリソースへのアクセスのユーザへの提供は、指定されたイベントに対応する１つまたは複数のタスクのリストを指定する操作と、タスクリスト内の各タスクに関連付けられた１つまたは複数のリソースを指定する操作と、タスク順序を指示する操作であって、タスクリストからの２つ以上のタスクが、順序に依存する方法で実行されるべきか、または順序に依存しない方法で実行されるべきかを指示することを含む操作と、タスクリストを提示フォーマットにフォーマットする操作とを含む、特定の操作を、ユーザが実行できるようにすることを含む。

前記指定する操作、指示する操作、およびフォーマットする操作は、管理ユーザによって、ブラウザベースのアプリケーションなどのグラフィカルユーザインタフェース内で提供されるインタフェースコントロールを使用して実行されてもよい。インタフェースコントロールは、グラフィカルアブストラクション（例えば、テキスト入力フィールド、ボタン、メニュー、アイコン、およびリンク）を含んでいてもよい。

タスクのリストをフォーマットする操作は、タスクのリストを提示するためのナビゲーションモデル（例えば、フラットリスト、入れ子リスト、ツリー構造、グループ名またはフォルダにより区分された関連するタスクのフラットリスト）を指定する操作を含んでいてもよい。

タスク順序を指示する操作は、順序に依存する方法で実行されるべき２つ以上のタスクが、指定された順序で実行されるべきか、またはウィザードユーティリティの制御下で実行されるべきかを指示する操作を含んでいてもよい。タスク順序を指示する操作は、順序に依存しない方法で実行されるべき２つ以上のタスクが、任意の順序で実行されてもよいか、または実質的に並列に実行されてもよいかを指示する操作を含んでいてもよい。タスク順序を指示する操作は、いくつかのタスクは順序に依存する方法で実行されるべきであり、その他のタスクは順序に依存しない方法で実行されるべきであることを指示する操作を含んでいてもよい。タスク順序を指示する操作は、タスクの優先度を指定する操作を含んでいてもよい。

１つまたは複数のタスクのリストを指定する操作は、タスクが任意選択であるか、または必須であるかを指定する操作を含んでいてもよい。

指定されるイベントは、生活または仕事のイベントであってもよく、各リソースには、コンテンツ、機能、またはコンテンツと機能の両方の組み合わせが組み込まれていてもよい。

指定されたイベントに関連付けられたリソースへのアクセスのユーザへの提供は、さらに、指定されたイベントのホームページまたは期日をユーザが指定できるようにすること、および／または各タスクに関連付けられたタスクページをユーザが指定できるようにすることを含んでいてもよく、また、指定されたイベントを、役割ベースのポータル内の１つまたは複数の役割に関連付けることを含んでいてもよい。

その上、指定されたイベントに関連付けられたリソースへのアクセスのユーザへの提供は、指定されたイベントが２人以上の参加者の間での共同作業を必要とするということをユーザが指定できるようにすることを含んでいてもよい。共同作業の指定は、指定されたイベントの１人または複数の所有者および指定されたイベントの１人または複数の参加者の識別、または指定されたイベントに関連付けられた１人または複数の承認者の識別を含んでいてもよい。

指定されたイベントに関連付けられたリソースへのアクセスのユーザへの提供は、さらに、既存のイベント定義をユーザがインポートできるようにすること、既存のイベント定義の新しいバージョンをユーザが作成できるようにすること、または、既存のイベント定義に対して行われる後続の修正が指定されたイベントに自動的に反映されるように、指定されたイベントを既存のイベント定義にユーザがリンクできるようすることを含んでいてもよい。

指定されたイベントに関連付けられたリソースへのアクセスのユーザへの提供は、また、指定されたイベントに関連付けられた、１つまたは複数のタスクの指定されたリスト、指示されたタスク順序、および提示フォーマットを、ユーザがエクスポートできるようにすることを含んでいてもよい。

ＬＷＥシステムは、イベントを指定する操作、イベントに関連付けられたタスクのリストを生成する操作、およびイベントのインスタンスを処理する際に採用されてもよい、タスクリスト内のタスクの実行順序を指定する操作を含む、特定の操作をユーザが実行することを可能にする、インタフェースコントロールを含んでいてもよい。ユーザインタフェースコントロールは、グラフィカルアブストラクション（例えば、テキスト入力フィールド、ボタン、メニュー、アイコン、およびリンク）を含んでいてもよく、そして、ブラウザベースのアプリケーションなどのグラフィカルユーザインタフェース内で提供されてもよい。

指定されるイベントは、生活または仕事のイベントであってもよく、達成されるべき目的に関連していてもよい。タスクのリストは、１つまたは複数のタスクを含んでいてもよい。

ユーザインタフェースコントロールは、また、タスクのリストを提示するためのナビゲーションモデルをユーザが指定することを可能にしてもよい。

タスクリスト内のタスクの実行順序を指定する操作は、タスクが順番に実行されるべきか、並列に実行されるべきか、または両方の組み合わせにより実行されるべきかを指定する操作を含んでいてもよい。タスクリスト内のタスクの実行順序を指定する操作は、また、いくつかのタスクが順序依存であるかどうか、および／または、いくつかのタスクが順序非依存であるかどうかを指定する操作、ならびに、いくつかのタスクがウィザードユーティリティの制御下で処理されるべきであるかどうかを指定する操作を含んでいてもよい。

ユーザインタフェースコントロールは、また、各タスクに１つまたは複数のリソースをユーザが関連付けることを可能にしてもよい。各リソースは、コンテンツ、機能、または両方を含んでいてもよい。

イベントを指定する操作は、イベントに関する記述情報（例えば、イベント名、およびイベントの文字による説明）を提供する操作を含んでいてもよい。同様に、タスクのリストを生成する操作は、各タスクに関する記述情報（例えば、タスク名、および各タスクの文字による説明）を提供する操作を含んでいてもよい。

イベントを指定する操作は、新しいバージョンのイベントをコピー、インポート、作成する操作、またはイベントを既存のイベント定義にリンクする操作を含んでいてもよい。イベントを指定する操作は、また、イベントのホームページまたは期日を指定する操作を含んでいてもよい。

ユーザインタフェースコントロールは、また、各タスクのタスクページをユーザが指定すること、および２人以上の参加者間の共同作業がイベントに必要であることをユーザが指定することを可能にしてもよい。その上、ユーザインタフェースコントロールは、ユーザが役割ベースのポータル内の１つまたは複数の役割にイベントを関連付けること、ならびに、指定されたイベント、生成されたタスクリスト、および指定された実行順序をユーザがエクスポートすることを可能にしてもよい。

ＬＷＥシステムの方法は、エンドユーザによって処理されるべきイベントを管理ユーザが定義することを可能にしてもよい。前記方法は、イベントの定義を生成するためのグラフィカルユーザインタフェースベースのアプリケーションを管理ユーザに提示する機能、イベントを定義する管理ユーザからの入力を受信する機能（入力は、タスクのリスト、各タスクに関連付けられた１つまたは複数のリソース、および、２つ以上のタスクが順序に依存する方法で実行されるべきか、または順序に依存しない方法で実行されるべきかの指示を含む）、指定されたナビゲーションモデルに従うようにタスクのリストをフォーマットする機能、ならびに定義されたイベントを役割ベースのポータル環境内の１つまたは複数の役割に関連付ける機能を含む、特定の機能をサポートする、ソフトウェア環境の提供を含む。

イベントを定義する管理ユーザからの入力は、いくつかのタスクは順序に依存する方法で実行されるべきであり、その他のタスクは順序に依存しない方法で実行されるべきであることを指示を含んでいてもよい。前記入力は、また、既存のイベント定義、既存のイベント定義の新しいバージョンを作成するための指示、または既存のイベント定義へのリンクを含んでいてもよい。管理ユーザは、また、前記入力をエクスポートしてもよい。

ＬＷＥシステムは、指定されたイベントに対応する１つまたは複数のタスクを指定する動作、各タスクに関連付けられた１つまたは複数のリソースを指定する動作、タスク順序を指示する動作（２つ以上のタスクが順序に依存する方法で実行されるべきか順序に依存しない方法で実行されるべきかの指示を含む）、およびタスクリストを提示フォーマットにフォーマットする動作を含む、特定の動作を、実行された場合にマシンに遂行させる命令を有する、機械読み取り可能媒体を含んでいてもよい。

ここで説明するシステムおよび技術は、ＨＲイベントの概念を、ユーザの仕事全般にわたって、またはさらに、生活全般にわたって、ユーザが処理する可能性があるイベントに拡張するものである。ユーザは、特定の日に必要になる可能性のある特定のアプリケーション、サービス、または情報について、一般的に、または直観的に考えるのではなく、むしろ、その日に処理する必要のあるイベントに焦点を合わせる傾向がある。例えば、業務マネージャに、顧客来訪の準備などのイベントが提示される場合がある。イベントは、一般に、横断機能的なビジネスプロセスであり、これはつまり、イベントを処理するには、ユーザは複数の機能またはタスクを実行しなければならない場合があるということを意味している。イベントは、一般に、達成されるべき１つまたは複数の目的に対応していてもよい。ＬＷＥシステムは、各イベントをタスクのリストとして提示することにより、ユーザによるイベントの処理を補助する。タスクは、１つまたは複数のアプリケーションの実行、１つまたは複数のサービスへのアクセス、１つまたは複数の情報の取得または提供、あるいはそれらの組み合わせを含んでいてもよい。例えば、顧客来訪の準備などのイベントは、ＳＡＰ
Ｒ／３などのＥＲＰアプリケーション内でトランザクションを実行して会議室を予約すること、ワードプロセッシングアプリケーションを実行して来訪時の協議事項を生成すること、いくらかの情報を顧客から得ること（例えば、来訪の出席者）、およびいくらかの情報を顧客に提供すること（例えば、会社のある場所までの道順）を含んでいてもよい。一般に、タスクは、特定のコンテンツ、特定の機能、または両方の組み合わせを含む、さまざまなリソースへのアクセスを含んでいてもよい。

ＬＷＥシステムは、したがって、生活または仕事のイベントにより起動されたプロセスとの、ユーザの対話を補助するものである。ＬＷＥシステムは、アルファベット順に、または機能ごとに配列された、アプリケーション、サービス、または情報のメニューをユーザに提示するのではなく、プロセス指向またはイベント指向のメニューをユーザに提示する。このメニュー内のイベントは、ユーザが完了することを要求される可能性があるタスクのリストを含み、各タスクは、ユーザが実行またはアクセスすることを要求される可能性があるリソースの組み合わせを含む。イベントまたは横断機能的なプロセスに基づいて、アプリケーション、サービス、および情報リソースへのアクセスを編成および提供することにより、ＬＷＥシステムは、エンタープライズシステム全体をナビゲートしてそのようなリソースを検索するためにユーザが費やす時間の削減を補助する。さらに、タスク内のリソース、およびイベント内のタスクを統合することにより、ＬＷＥシステムは、リソースが特定の順序でアクセスまたは実行される必要があるかどうかについての不確実性をなくすために役立つ。したがって、ＬＷＥシステムは、ユーザの効率と生産性を高めるために役立ち、そして、基礎をなすビジネスプロセスまたはイベントにユーザが焦点を合わせることを可能にすることにより、ユーザがより自然に働くことができるようにする。

開示されているＬＷＥシステムは、ビジネスプロセスのサイクル時間の削減、分散した所有者へのビジネスプロセスのタスクおよび決定の転送、ならびにトランザクションおよび決定のスループットの増加を含む、追加の利点を提供する。

開示されているＬＷＥシステムは、また、従来のビジネス状況以外に適用されてもよい。例えば、政府組織は、ＬＷＥシステムのシステムおよび方法を使用することにより、新しい州への引越しなどのイベント（運転免許証の申請書の記入、１台または複数の車両の登録、投票の登録、各地の公共料金の課金申し込みなどのタスクを含む場合がある）をユーザが処理するのを可能にすることができる。別の例として、ポータルＷｅｂサイトは、ＬＷＥシステムを使用して、結婚などのイベント（結婚式、披露宴、新婚旅行の計画に関連する多くのタスクを含む場合がある）をユーザが管理するのを補助することができる。開示されているＬＷＥシステムは、このように、広範なライフアンドワークイベントの処理に利用できる。

図１は、リソースが機能ごとに編成された、従来のエンタープライズシステムの代表的なユーザインタフェース１００を示す。この例のユーザには、いくつかの異なるアプリケーション１１０の実行、いくつかの異なるサービス１２０との対話、またはいくつかの異なる情報ソース１３０へのアクセスの選択肢が提示される。この構成は、アクセスする必要のある特定のリソースがどれであるかをユーザが知っている場合はうまくいく。しかし、ユーザがそれを知らない場合、または、特定のビジネスイベントを処理するための、リソースへの適切なアクセス順序を知らない場合、ユーザは通常、それらのリソースの識別と検索、および適切な順序の確認のために時間を費やす必要がある。

図２は、ＬＷＥシステムとともに使用されてもよいユーザインタフェース２００の例を示す。図２の例では、ユーザは特定のイベント２０５を処理している。

インタフェース２００の左側２２０には、このイベント２０５を正常に処理するためにユーザが遂行すべきタスク２１０がリストされている。この例のタスク２１０は、２つのグループに分けられている。別の例として、顧客の来訪などのイベントを処理するためにユーザが完了する必要のあるタスクは、来訪の準備のために必要なタスク、来訪の実行のために必要なタスク、および来訪のフォローアップに必要なタスクの、３つのグループに分けられていてもよい。このように、ユーザは、イベントを処理するために実行しなければならないタスクの組の全体を通して、順に、直観的に導かれる。

インタフェース２００の右側には、ページ（この場合は、イベントホームページ２３０）が示されている。各ページは、１つまたは複数の「アイビュー」（ｉＶｉｅｗ）を含んでいてもよい。この実装では、ｉＶｉｅｗは、最小の表示単位であり、一般に、１つの特定のアプリケーション、サービス、または情報セグメントに対応している。この特定の例では、イベントホームページ２３０は、２つのｉＶｉｅｗを有している（最初のｉＶｉｅｗ２３２は、システム情報を提供する文書を含み、２番目のｉＶｉｅｗ２３４は、アカウンティングニュースを提供する外部Ｗｅｂサイトへのリンクを含んでいる）。

各タスクも、そのタスクに関連付けられたタスクページを有し、イベントホームページと同様に、各タスクページには、そのタスクを実行するために使用されるアプリケーション、サービス、および情報の融合を表す複数のｉＶｉｅｗが含まれていてもよい。イベントをタスクのリストとして提示し、各タスクを、要求されるリソースまたはタスクの実行を補助するリソースの組み合わせとして提示することにより、ＬＷＥシステムは、イベントを正常に処理するために取るべき適切なステップのシーケンスにユーザを導くだけでなく、そのようなリソースをユーザが効率的に検出するための補助も行う。

一部のエンタープライズポータルは役割ベースであり、これはつまり、それらのエンタープライズポータルは、ユーザに割り当てられた役割（例えば、管理者、開発者、マネージャ、その他）によって、異なるリソースおよび／または機能の組を提示するということを意味している。役割ベースのエンタープライズポータルと組み合わせて使用される場合、各イベントは１つまたは複数の役割に割り当てられてもよく、各役割は１人または複数のユーザに割り当てられてもよい。例えば、イベントは、「マネージャ」または「チームアシスタント」などの役割、あるいは「従業員」などのより一般的な役割のために定義されて、それらの役割に割り当てられてもよい。各ユーザは、次に、自分の役割に関連付けられたイベントをインスタンス化し、処理することができる。そのような実装では、ユーザには自分の特定の役割に関連するイベント、タスク、およびリソースのみが提示されるため、エンタープライズリソースをナビゲートするタスクはさらに効率的になる。

イベントホームページまたはタスクページ内でのｉＶｉｅｗのレイアウトは、以下で詳しく説明するように、イベント定義の構築プロセス内で、管理者によって調整されてもよい。一実施形態では、ユーザは、追加のｉＶｉｅｗ内に表示されてもよい追加のリソースも指定してもよい。イベントページおよびタスクページ内のｉＶｉｅｗとリソースの、パーソナライズおよび表示は、ＬＷＥシステム内に直接構築されてもよい。あるいは、そのような特徴は、エンタープライズポータルなどの基礎をなすシステム内で提供される機能を通して実装されてもよい。

ＬＷＥシステムの利点は、特定のタスクおよびイベントの実行に必要なリソースが融合されるということである。そのようなリソースは、異なるソースからの多くの異なる種類のコンテンツを含んでいてもよい。例えば、コンテンツは、ビジネスインテリジェンスコンテンツなどの構造化データであってもよい。コンテンツは、また、知識管理文書などの非構造化データであってもよい。一般に、コンテンツは、エンタープライズポータルシステム内で表示可能な任意のデータを含んでいてもよい。

図３ａは、ＬＷＥシステムの別の態様である、データプロバイダの実行を示す。データプロバイダは、データがさまざまなソースから抽出され、さまざまなデスティネーションに送り出されることを可能にする。例えば、データは、ＥＲＰシステムから、またはエンタープライズポータルから抽出されてもよい。ＥＲＰデータは、例えば、従業員レコードからのデータなどの、ＥＲＰシステムに記憶された任意のデータであってもよい。エンタープライズポータルデータは、ユーザＩＤおよびパスワードなどの、ポータルユーザ管理データを含んでいてもよい。データのインポート元となる、基礎をなすシステムは、オラクル（Ｏｒａｃｌｅ）およびピープルソフト（ＰｅｏｐｌｅＳｏｆｔ）などの、異なるベンダーからのシステムを含んでいてもよい。ＬＷＥシステムがエンタープライズポータルと組み合わせて使用される実装では、データプロバイダは一般に、ポータルに接続された任意のデータソースから情報をインポートしてもよい。

抽出されたデータは、イベントインスタンスの中で使用されてもよい。例えば、従業員レコードからのＥＲＰデータは、「パフォーマンスレビュー」イベントの中で使用されてもよい。抽出されたデータは、また、ｉＶｉｅｗ内に送り出されてもよい。例えば、図３ａでは、記入される必要のあるフォームに対応するｉＶｉｅｗをあらかじめ埋めるために、抽出されたデータが使用されている。図３ａの例では、ユーザは「離婚」（ｄｉｖｏｒｃｅ）イベント３０５を処理しており、このイベントでは、タスクリスト３１０内のタスクを完了することがユーザに要求される。それらのタスクのうちの１つであるタスク３１２では、住所情報を更新することがユーザに要求される。タスク３１２に対応するタスクページ３３０が、インタフェース３００の右側に表示されている。タスクページ３３０には、ユーザが住所情報を記入する必要があるフォームであるｉＶｉｅｗ３３２と、いくつかの追加情報を提供するｉＶｉｅｗ３３４の、２つのｉＶｉｅｗが含まれている。この例では、ユーザのアドレス情報は、ＥＲＰシステム３５０の従業員データベース３５２に記憶されている。データプロバイダは、ユーザの住所情報を従業員データベース３５２から抽出し、ｉＶｉｅｗ３３２内のフォームをあらかじめ埋めるために使用する。

図３ｂは、データプロバイダの実装方法の例を示す。この例では、基礎をなすＳＡＰ
Ｒ／３ ＥＲＰシステム３５０からのデータ３５４を要求する、タスクリスト３１０内のタスク３１２をユーザがクリックすると、インターネット・トランザクション・サーバ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ
Ｔｒａｎｓａｃｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｅｒ）（「ＩＴＳ」）３６０への要求３９０が生成される。ＩＴＳ３６０モジュールは、ブラウザインタフェースを介してＥＲＰの機能を提示する−要するに、ＩＴＳ３６０モジュールは、ＥＲＰシステム３５０へのブラウザインタフェースである。ＩＴＳ３６０は、データ要求３９１をＥＲＰシステム３５０に送信し、ＥＲＰシステム３５０は、要求されたデータ３５４を、返信メッセージ３９２内で返信する。ＩＴＳ３６０は、次に、このデータ３５４を、Ｗｅｂベースの知識ベース３７０に、メッセージ３９３内で送信し、Ｗｅｂベースの知識ベース３７０は、データ３５４を含むＨＴＭＬ文書を作成する。ＨＴＭＬ文書は、ＩＴＳ３６０に、返信メッセージ３９４内で返信され、ステップ３９５に示すように、ｉＶｉｅｗ３３２内でユーザに提示される。

データプロバイダは、また、ＥＲＰまたはその他のシステムにデータをエクスポートすることが可能であってもよい。したがって、タスクは、サードパーティ製システムのアプリケーションの実行、そのアプリケーションによってアクセスまたは生成されたデータのｉＶｉｅｗ内へのインポート、そのデータを処理するためのアプリケーションの実行、および処理されたデータをサードパーティ製システムに戻すためのエクスポートを含んでいてもよい。

図３ｃは、そのような双方向データフローの例を示す。この例では、ＬＷＥシステム４００がエンタープライズポータルと組み合わせて使用され、ユーザ３９９は、ＥＲＰシステム３５０および外部リソース３５５からのデータを要求するタスクを実行する必要がある。ユーザ３９９は、最初に、タスクを選択する（ステップ３８０）。ＬＷＥシステム４００は、ＥＲＰシステム３５０にデータ要求を送信し（ステップ３８１）、ＥＲＰシステム３５０は、要求されたデータを返信する（ステップ３８２）。ＬＷＥシステム４００は、次に、このデータを外部リソース３５５に送信し（ステップ３８３）、外部リソース３５５は、そのデータを処理して、結果を返信する（ステップ３８４）。ユーザ３９９は、次に、いくつかの新しいデータを入力し、そのデータは、ＬＷＥシステム４００によって外部リソース３５５にエクスポートされてもよい（ステップ３８５および３８６）。あるいは、そのデータは、外部リソース３５５に直接保存されてから（ステップ３８７）、ＬＷＥシステム４００によって抽出されてもよい（ステップ３８８）。新しいデータは、次に、ＥＲＰシステム３５０にエクスポートされる（ステップ３８９）。

図４は、ライフアンドワークイベントを処理するためのシステムの略図である。図４の例では、ＬＷＥシステム４００は、ビルドコンポーネント４０２、ランタイムコンポーネント４０４、およびワークフローエンジン４０６という３つの主要コンポーネントからなり、エンタープライズポータル４５０と組み合わせて使用されている。

ビルドコンポーネント４０２は、イベント定義４１０を構築するために使用される。上述のように、イベントは本質的にタスクのリストを含み、タスクは１つまたは複数のアプリケーション、サービス、または情報セグメント（あるいはそれらの組み合わせ）を含む。事前設定されたイベント定義が、カスタマイズされたイベントを構築するために使用されてもよく、また、事前設定されたイベントのグループが、エンタープライズポータル内の特定の役割のために定義され、それらの役割に割り当てられてもよい。

ビルドコンポーネント４０２は、イベントの作成、コピー、および編集のためのツールを含んでいてもよい。また、高い階層レベルのイベント定義が低い階層レベルのイベント定義に自動的に反映されるように、イベントは階層内にリンクされていてもよい。イベント定義は、サードパーティ製のイベント処理システムからインポートされてもよく、または、サードパーティ製のイベント処理システムにエクスポートされてもよい。また、イベント定義は、バージョン管理されてもよい。

ＬＷＥシステム４００のランタイムコンポーネント４０４は、イベント定義４１０からイベントインスタンスを作成するために使用されてもよい。イベントのインスタンス化は、ユーザ３９９によって（例えば、マネージャは、顧客が来訪することを知った場合に、「顧客来訪」イベントのインスタンスを作成してもよい）、またはシステムによって（例えば、特定の条件の発生によりイベントのインスタンスが起動されてもよい）行われてもよい。一実施形態では、同じイベント定義から、複数のイベントインスタンスが作成されてもよい。イベントをインスタンス化するために使用されたイベント定義が変更された場合でも、インスタンス化されたイベントが実行を継続できるように、複数のイベントインスタンスには、イベント定義の複数のバージョンが必要であってもよい。イベントインスタンスは、また、パーソナライズされてもよい。例えば、イベント定義は、いくつかのタスクが任意選択であることを指定してもよく、その場合、ユーザは、そのようなイベントがインスタンス化される際にそのようなタスクを任意に選択解除することができる。

ランタイムコンポーネント４０４も、イベントインスタンスを処理するため、およびイベント管理機能を有効にするために、ワークフローエンジン４０６と組み合わせて使用されてもよい。図４に示すワークフローエンジン４０６は、タスク処理を制御し、そして、インスタンス化されたイベントのステータスを更新して、イベント記憶４１２内に保存する（イベント記憶４１２は、長期間にわたってユーザがイベントを処理することを可能にする）。ワークフローエンジンは、スタッフウェア（Ｓｔａｆｆｗａｒｅ）、サヴィオン（Ｓａｖｖｉｏｎ）、インタリオ（Ｉｎｔａｌｉｏ）などのいくつかのベンダーから市販されているが、そのようなワークフローエンジンは、追加機能を提供するためにカスタマイズされてもよい。例えば、イベント定義は、特定のイベント内のタスクが、順番に、並列に、またはそれら２つの組み合わせにより実行されてもよい（つまり、いくつかのタスクは並列に実行されてもよいが、その他のタスクは順番に実行されなければならない）ことを指定してもよい。ワークフローエンジン４０６は、次に、ユーザ３９９が、イベント定義内で指定された制約に従った順序で必要なタスクを実行することを保証する。あるいは、ワークフローエンジン４０６は、タイミングまたはその他の要件に基づいて、タスクの順序を変更してもよく、または、ワークフローエンジン４０６は、内部または外部イベントの発生に基づいて、タスクの順序を動的に変更してもよい。

ランタイムコンポーネント４０４およびワークフローエンジン４０６は、また、例えばタスクが終了したら印を付けることにより、イベントのタスクリストの全体を通した進行状況をユーザが把握することを可能にしてもよい。同じイベントの複数のインスタンスをユーザが作成してもよい一実施形態では、ランタイムコンポーネント４０４およびワークフローエンジン４０６が、それらの複数のインスタンスを、異なる割合でユーザが進行させることを可能にしてもよい。この機能を実現するためには、インスタンスは、グローバルコンテキストではなくユーザコンテキストに保存される。

ランタイムコンポーネント４０４およびワークフローエンジン４０６は、また、特定のタスク順序の全体を通してユーザを導くのを補助するための、ウィザードを含んでいてもよい。ウィザードは、複雑なタスクリスト（例えば、いくつかのタスクは順番に実行されなければならず、いくつかのタスクは並列に実行されてもよい場合）の処理に役立つ場合がある。

ＬＷＥシステムのワークフロー機能は、イベントの複数の参加者間の共同作業を可能にしてもよい。例えば、イベントは、１人または複数の所有者に割り当てられてもよい。また、タスクは、１人または複数の所有者に割り当てられてもよく、または、代理人に委ねられ、その後、その代理人がそのタスクの実行に責任を持ってもよい。イベントまたはタスクは、また、イベントまたはタスクの正常な完了を承認する必要がある承認者に割り当てられてもよい。承認者は、マネージャ、部門の長、またはその他の特定の人であってもよい。また、管理者が、情報のソース、または情報の送信先となる必要のあるデスティネーションを指定してもよい。そのような実装では、そのような要求が満足され、タスクが完了したものとして印を付けられることが可能になることを保証するように、ワークフローエンジンがプログラムされる。

図５は、イベント定義を作成するプロセスで使用されてもよいステップを示す。ステップ５００で、管理者は、ビルドコンポーネント４０２を使用して新しいイベント定義を作成する。ステップ５００は、図６ａで説明されている。イベントを作成する際に、管理者は、イベントの名前６０２、および短い説明６０４を提供してもよい。ＬＷＥシステムは、次に、技術名６０６またはハンドルを、イベント定義に割り当ててもよい。管理者は、また、既存のイベント定義のリスト６１０から既存のイベント定義をコピーし、次に、編集（ｅｄｉｔ）ボタン６０８をクリックすることにより、コピーされたイベント定義を編集してもよい。管理者は、次のステップに進む準備ができたら、「イベント作成」（ｃｒｅａｔｅ
ｅｖｅｎｔ）ボタン６１２をクリックしてもよい。

ステップ５０２で、管理者は、図６ｂに示すように、イベント名６０２、およびイベント定義の短い説明６０４を編集してもよい。管理者は、次に、イベントホームページを構築するために、「イベントホームページの作成／編集」（ｃｒｅａｔｅ／ｅｄｉｔ
ｅｖｅｎｔ ｈｏｍｅ ｐａｇｅ）ボタン６１４をクリックする。上述のように、イベントホームページは、ユーザがイベント定義に対応するイベントをインスタンス化した後で見る最初のリソースの組を表示してもよい。管理者は、作業を終了したら、それまでに作成したイベント定義の部分を保存するために、「保存」（ｓａｖｅ）ボタン６１６をクリックして、イベント作成プロセスの次のステップに進んでもよい。

ステップ５０４で、管理者は、図６ｃ−１および図６ｃ−２に示すように、イベントのためのタスクリストを作成する。このステップの一部として、管理者は、タスクの名前６２２および短い説明６２４を含む、各タスクの詳細を提供してもよい。管理者が「タスク作成」（ｃｒｅａｔｅ
ｔａｓｋ）ボタン６２６をクリックすると、ＬＷＥシステムは、技術名６２８またはハンドルを、作成中の現在のタスクに割り当てて、現在のタスクをイベントタスクリスト６３０に追加してもよい。

管理者は、次に、タスクリスト６３０からタスクを選択し、「タスクページの作成／編集」（ｃｒｅａｔｅ／ｅｄｉｔ
ｔａｓｋ ｐａｇｅ）ボタン６８２をクリックすることにより、イベントタスクリスト６３０内の各タスクのためのタスクページを構築する。タスクのタスクページは、タスクに関連付けられたリソース（つまり、タスクを完了するためにユーザがアクセスまたは実行しなければならない可能性があるリソース）を表示することができる。

管理者は、タスクの名前６２２または短い説明６２４を編集してもよく、また、タスクを正しく実行するためには何を行うべきかをユーザが理解するのを助けるために、ユーザに対して表示されてもよい、ユーザ説明６３４を追加してもよい。

管理者は、次のステップに進む準備ができたら、「保存」（ｓａｖｅ）ボタン６１６をクリックして、それまでに作成したイベント定義の部分を保存してもよい。あるいは、管理者は、作成プロセスリスト６３８内のリンクのいずれか１つを選択することにより、イベント作成プロセス内の別のステップにナビゲートしてもよい。作成プロセスリスト６３８内に示されているリンクは、一般に、図５に示されているステップに対応している。

ステップ５０６で、管理者は、図６ｄに示すように、ユーザがタスク全体をナビゲートするのに役立つように、タスクのリストを提示フォーマットにフォーマットする。いくつかの異なるナビゲーションモデルのうちのいずれが使用されてもよい。最も単純なモデルは、タスクのフラットリストである。図７ａは、タスクがグループに編成される、別の配列を示す。図７ａでは、タスク７１１、７１２、および７１３が第１のグループ７１０内にグループ分けされ、タスク７２１、７２２、および７２３が第２のグループ７２０内にグループ分けされている。単純なグループ分け配列は、図６ｄにも示されている。管理者は、グループ名６４０内に入力して、「グループ開始」（ｂｅｇｉｎ
ａ ｇｒｏｕｐ）ボタン６４２をクリックすることにより、新しいグループを開始してもよい。図６ｄの例では、１つのグループ６４４が示されている。管理者は、タスクラジオボタン６４６をクリックし、次に、「上に移動」ボタン６４８または「下に移動」ボタン６５０のいずれかをクリックすることにより、グループ内のタスクを再配列してもよい。

図７ｂは、グループが相互に入れ子にされていてもよい、代替のタスク配列を示す。図７ｂでは、タスク７２２および７２３は新しいグループ７２５に入れられており、新しいグループ７２５の全体が、グループ７２０の内部に入れ子にされている。

図７ｃは、タスクがツリー状に入れ子にされることが可能な、もう１つの代替の配列を示す。図７ｃでは、タスク７１２および７１３は、タスク７１１のサブタスクとして示されている。タスク７２１は２つのサブタスク（タスク７２２および７２６）を有し、サブタスク７２２そのものが２つのサブタスク（タスク７２３および７２４）を有している。

図７ｄは、タスクが入れ子リスト内に編成される、さらにもう１つの代替の配列を示す。インタフェース２００内のタスクリスト２１０は、第１のタスク７１１および第２のタスク７２１を示す。タスク７１１に対応するタスクページ２３０は、タスク７１１が３つのサブタスク（タスク７３０、７３１、および７３２）を含むことを示す。ユーザは、タスク７３０、７３１、または７３２に対応するタスクページが表示されるように、それらのタスクをクリックすることができる。

さまざまなナビゲーションモデルに加えて、さまざまなタスク優先度を示すために、色およびその他の拡張機能が使用されてもよい。例えば、高い優先度のタスクは赤に色付けし、通常の優先度のタスクは黒に色付けすることができる。イベントに関連付けられたタスクを処理する適切な順序を、ユーザが識別するのを容易にするために、さまざまなナビゲーションモデルおよび拡張機能が使用されてもよい。

タスクリストがフォーマットされた後で、管理者は、図６ｅに示すように、最終ステップを実行して、イベント定義をユーザが利用できるようにしなければならない場合がある。例えば、ＬＷＥシステムがエンタープライズポータルと組み合わせて使用されている場合、イベント管理者は、イベントホームページを、そのようなイベントを処理しなければならない可能性があるユーザの役割に関連付けることができる。図６ｅで、管理者は、ポータルのために定義されている役割のリストが表示されるように、「ポータルコンテンツディレクトリ」（ｐｏｒｔａｌ
ｃｏｎｔｅｎｔ ｄｉｒｅｃｔｏｒｙ）ボタン６６０をクリックすることができる。次に、管理者は、作成されているイベント定義を追加すべき、適切な役割を選択してもよい。

イベント定義の作成は、追加のステップまたはサブステップを含んでいてもよい。例えば、管理者は、イベントに関連付けられたタスクが実行されるべき順序シーケンスを指定してもよい。管理者は、例えば、イベント内のタスクのうちのいくつかが、順序に依存しない方法で（例えば、任意の順序で、または実質的に並列に）実行されてもよいことを指定してもよい。管理者は、また、イベント内のタスクのうちのいくつかが、順序に依存する方法で（例えば、指定された順序で）実行されるべきであることを指定してもよい。あるいは、管理者は、イベント内のタスクのうちのいくつかは順序に依存しない方法で実行されてもよく、その他のタスクは順序に依存する方法で実行されるべきであることを指定してもよい。管理者は、また、順序に依存するタスクの適切な順序の全体を通してユーザを導く、ウィザードユーティリティを指示してもよい。

さらに、管理者は、ユーザがイベントインスタンスをパーソナライズするのを許可してもよい。例えば、管理者は、特定のタスクを任意選択として指定し、特定のタスクを必須として指定してもよい。ユーザは、そのようなイベント定義に基づくイベントをインスタンス化する場合、管理者が任意選択として指定したタスクのいくつか、またはすべてを選択解除してもよい。

イベント定義を作成するプロセスは、また、イベント定義をリンクするステップを含んでいてもよい。２つのイベント定義がリンクされている場合、一方のイベント定義内の変更が、リンクされているイベント定義内に自動的に反映されてもよい。例えば、管理者は、日本からの顧客来訪を表すイベント定義を作成してもよい。管理者は、そのようなイベント定義を、一般的な顧客来訪のイベント定義をコピーし、次に、例えば通訳者を見つけるなどのタスクを追加して、その定義を修正することにより作成してもよい。管理者は、次に、日本からの顧客来訪のイベント定義を、一般的な顧客来訪のイベント定義にリンクしてもよい。その後、管理者が、一般的な顧客来訪のイベント定義に変更を行った場合、その変更が、日本からの顧客来訪のイベント定義内に反映されてもよい。

追加の機能拡張が、イベント定義の作成プロセスに対して行われてもよい。例えば、ＬＷＥシステムは、イベント定義の複数のバージョンを管理者が作成することを可能にしてもよい。これは、例えば、あるイベント定義に基づくイベントインスタンスの実行中に、管理者がそのイベント定義を更新する場合に役立つ。そのようなシナリオでは、インスタンス化されたイベントは、古いバージョンのイベント定義に基づいて実行を継続し、新しいイベントインスタンス化は、新しいバージョンのイベント定義に基づいて行われてもよい。

ＬＷＥシステムは、また、サードパーティにより作成されたイベント定義を管理者がインポートすることを可能にしてもよい。例えば、管理者は、競合メーカーにより製造されたイベント処理システムから、またはシステムのユーザが独自に作成したイベント定義を保管してもよいリポジトリから、イベント定義をインポートしてもよい。ＬＷＥシステムは、また、イベント定義を管理者がエクスポートすることを可能にしてもよい。例えば、管理者は、リポジトリにイベント定義をエクスポートしてもよく、ユーザは、そのリポジトリ内のそれらのイベント定義にアクセスして、新しいイベント定義を作成するためにそれらのイベント定義を使用することができる。

イベント定義を作成するプロセスは、管理者によって、グラフィカルユーザインタフェース内で提供されるインタフェースコントロールを使用して実行されてもよい。図６ａ〜６ｅに示すように、そのようなグラフィカルユーザインタフェースは、１つまたは複数のテキスト入力フィールド、ボタン、メニュー、アイコン、またはリンクなどの、グラフィカルアブストラクションを含んでいてもよい。ユーザインタフェースコントロールは、また、ブラウザベースのアプリケーション内で提供されてもよい。

図８は、イベントのインスタンス化および処理に使用されてもよいステップを示す。ステップ８００で、イベントのインスタンス化が、そのイベントのために作成された定義に基づいて実行される。ステップ８０２で、ユーザは、上述の定義による所定のタスク順序付け基準に基づいて、処理するタスクを選択することが許可される。例えば、イベント定義で、特定のイベントのためのタスクがすべて並列に実行されてもよいと指定されている場合、ユーザは、そのイベントの任意のタスクを、処理のために選択することができる。しかし、イベント定義で、タスクが順番に実行されなければならないと指定されている場合、ユーザは、処理するタスクの選択を、先行するすべてのタスクが完了するまで行うことができない。

ステップ８０４で、選択されたタスクのタスクページが表示され、そのページから、ユーザは、タスクを完了するために必要とされる可能性があるさまざまなリソースにアクセスすることができる。ステップ８０６で、タスクが完了していなければ、ユーザは、ステップ８０２に戻って、処理する別のタスクを選択してもよい（ただし、そのような動作がイベント定義で指定されているタスク順序付けにより許可されている場合に限る）。ステップ８０６で、タスクが完了している場合、ユーザはステップ８０８に進み、そこで、タスクは完了したものとして印を付けられる。ユーザは、完了したタスクに手動で印をつけてもよい。あるいは、システムが、タスクに関連付けられたアプリケーションの終了などの特定のイベントの発生に続いて、完了したタスクに自動的に印を付けてもよい。

ステップ８１０で、特定のイベントのためのすべてのタスクが完了しているかどうかを調べるための確認が実行される。完了している場合は、イベントそのものが完了し、それ以外の場合は、ユーザはステップ８０２に戻り、処理する他のタスクを選択することができる。

イベントの処理は、追加のステップを含んでいてもよい。例えば、イベントがインスタンス化された後で、ユーザは、イベント定義で任意選択として指定されたタスクを選択解除してもよい。エラー処理の機能およびルーチンも、ＬＷＥシステムに組み込まれていてもよい。例えば、ＬＷＥシステムは、完了したものとしてすでに印が付けられているタスクを、ユーザが選択または処理するのを防止してもよい。ＬＷＥシステムは、さらに、イベントの期日の指定などの機能を含んでいてもよく、また、複数の言語でユーザと対話して、リソースおよびイベント定義を処理する機能も含んでいてもよい。イベントの期日は、イベント定義の作成時に管理者により指定されてもよく、または、イベントがインスタンス化される際にユーザまたはＬＷＥシステムにより指定されてもよい。

ユーザがエンタープライズシステム全体をナビゲートするのを補助するために出現したもう１つの概念は、従業員セルフサービス（「ＥＳＳ」）である。通常は人事管理（「ＨＣＭ」）アプリケーションに組み込まれているＥＳＳは、処理する必要のある特定の人材（「ＨＲ」）イベントに直面した従業員に、事前定義されたＨＲイベントを処理するために完了する必要のある特定のタスクを提示するというアプローチを取る。例えば、事前定義されたＨＲイベントは、企業の年間手当自由登録期間であってもよい。そのようなイベントを処理するには、各従業員に、遂行すべきタスクのリスト（例えば、新しい医療保険会社の選択、生命保険料のレベルの更新、受取人情報の確認など）が提示される。各タスクは、一般に、特定のアプリケーションおよび／または特定の情報の組に関連しており、従業員には、そのタスクの実行に必要なリソースのみが提示される。

ここで説明した計算態様は、ディジタル電子回路内に実装することも、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア内に実装することも、それらの組み合わせにより実装することも可能である。必要に応じて、これらのシステムおよび技術の態様は、プログラマブルプロセッサによる実行のために機械読み取り可能な記憶装置内で有形に実施されたコンピュータプログラム製品内に実装することが可能であり、方法のステップは、入力データへの操作を行って出力を生成することにより機能を実行するための、命令のプログラムを実行するプログラマブルプロセッサにより実行されることが可能である。

ユーザとの対話を提供するには、ユーザに情報を表示するためのモニタまたはＬＣＤ画面などの表示装置、ユーザがコンピュータシステムに入力を提供することを可能にする、キーボード、およびマウスまたはトラックボールなどのポインティングデバイスを有するコンピュータシステムを使用できる。前記コンピュータシステムは、コンピュータプログラムがユーザと対話するための、グラフィカルユーザインタフェースを提供するようにプログラムすることが可能である。

上述の実施形態は、本発明を制限するものではなく、説明するものであり、当業者は、添付の特許請求項の範囲から離れることなく代替の実施形態を設計できることに注意する必要がある。請求項内の、括弧の間に配置されたいかなる参照記号も、請求項を制限するものと解釈されてはならない。「具備する」「備えた」「含む」という言葉は、請求項内に示されていない要素やステップの存在を除外するものではない。複数の特定の手段が、相互に異なる請求項に記載されているという単なる事実は、それらの手段の組み合わせを有利に使用することができないということを示すものではない。

Claims (71)

1. 指定されたイベントのための、コンピュータシステム内で利用可能なリソースへのアクセスをユーザに提供する方法において、
   前記コンピュータシステム上に記憶されたイベント定義に基づいて少なくとも１つのイベントインスタンスを作成するステップであって、前記イベント定義は、前記指定されたイベントに対応する１つまたは複数のタスクと、各タスクについての、前記タスクに関連付けられた、前記コンピュータシステム内で利用可能な１つまたは複数のリソースとのリストを含むステップと、
   ユーザインタフェースにおいて、前記タスクの順序に従ってタスクを選択することを許可すること、および、前記選択されたタスクに関連付けられた１つまたは複数のリソースへのアクセスを、前記ユーザインタフェースにおいて提供することによって、前記イベントインスタンスを少なくとも部分的に処理するステップとを、前記コンピュータシステムのユーザインタフェースにおいて実行することを含む方法。
2. 指定されたイベントのための、コンピュータシステム内で利用可能なリソースへのユーザのアクセスを設定する方法において、請求項１に記載の方法を任意選択で含み、そして、
   前記コンピュータシステム内のインタフェースにおける操作により、前記指定されたイベントのイベント定義を定義するステップを含み、前記操作は、
   前記指定されたイベントに対応する１つまたは複数のタスクのリストを指定し、各タスクについて、前記コンピュータシステム内で利用可能な１つまたは複数のリソースを、前記タスクに関連付ける操作と、
   タスク順序を指示する操作であって、前記タスクリスト内の２つ以上のタスクが順序に依存する方法で実行されるべきか、または順序に依存しない方法で実行されるべきかを指示することを含む操作と、
   前記タスクのリストを提示フォーマットに記憶する操作であって、前記提示フォーマットは、ユーザインタフェース内で提示可能であり、前記提示によって、タスクに関連付けられたリソースのうちの１つまたは複数へのアクセスを、前記ユーザインタフェースにおいて提供する操作を含む方法。
3. 前記イベント定義は、前記タスクのうちの少なくとも１つに関連付けられた、前記コンピュータシステムの外側の少なくとも１つの外部ソースからのデータの指定をさらに含み、前記方法は、
   前記外部ソースから、前記関連付けられたデータを、前記コンピュータシステム内にインポートすることによって、前記イベントインスタンスを少なくとも部分的に処理するステップをさらに含んでいてもよい、請求項１または２に記載の方法。
4. 前記指定する操作、指示する操作、およびフォーマットする操作は、管理ユーザによって、グラフィカルユーザインタフェース内で提供されるインタフェースコントロールを使用して実行される、請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記ユーザインタフェースコントロールは、グラフィカルアブストラクションを含む、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記グラフィカルアブストラクションは、テキスト入力フィールド、ボタン、メニュー、アイコン、およびリンクのうちの１つまたは複数を含む、請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記ユーザインタフェースコントロールは、ブラウザベースのアプリケーション内で提供される、請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記指定されたイベントは、生活または仕事のイベントを含む、請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記タスクのリストをフォーマットするための操作は、前記タスクのリストを提示するためのナビゲーションモデルの指定を含む、請求項１〜８のいずれか一項に記載の方法。
10. 前記ナビゲーションモデルは、フラットリスト、入れ子リスト、またはツリー構造を含む、請求項９に記載の方法。
11. 前記ナビゲーションモデルは、関連するタスクがグループ名によって区分されたフラットリストを含む、請求項９または１０に記載の方法。
12. 前記ナビゲーションモデルは、フォルダを含む、請求項９〜１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 前記タスク順序を指示する操作は、順序に依存する方法で実行されるべき２つ以上のタスクが、指定された順序で実行されるべきことの指示を含む、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の方法。
14. 前記タスク順序を指示する操作は、順序に依存する方法で実行されるべき２つ以上のタスクが、ウィザードユーティリティの制御の下で実行されるべきであることの指示を含む、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 前記タスク順序を指示する操作は、順序に依存しない方法で実行されるべき２つ以上のタスクが、任意の順序で、または実質的に並列に実行されてもよいことの指示を含む、請求項１〜１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 前記タスク順序を指示する操作は、複数のタスクが順序に依存する方法で実行されるべきであり、別の複数のタスクが順序に依存しない方法で実行されるべきであることの指示を含む、請求項１〜１５のいずれか一項に記載の方法。
17. 前記１つまたは複数のタスクのリストを指定する操作は、タスクが任意選択であるか必須であるかの指定をさらに含む、請求項１〜１６のいずれか一項に記載の方法。
18. 前記タスク順序を指示する操作は、タスク優先度の指定をさらに含む、請求項１〜１７のいずれか一項に記載の方法。
19. 前記リソースのうちの少なくとも２つは、前記コンピュータシステム上で実行可能なアプリケーションを含む、請求項１〜１８のいずれか一項に記載の方法。
20. 前記指定されたイベントに関連付けられたホームページをユーザが指定することを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜１９のいずれか一項に記載の方法。
21. 前記指定されたイベントに関連付けられた期日をユーザが指定することを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜２０のいずれか一項に記載の方法。
22. 各タスクに関連付けられたタスクページをユーザが指定することを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜２１のいずれか一項に記載の方法。
23. 前記指定されたイベントは、２人以上の参加者間の共同作業を必要とするということを、ユーザが指定することを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜２２のいずれか一項に記載の方法。
24. 前記指定されたイベントが共同作業を必要とするということの指定は、前記指定されたイベントの１人または複数の所有者と、前記指定されたイベントの１人または複数の参加者との識別を含む、請求項２３に記載の方法。
25. 前記指定されたイベントが共同作業を必要とするということの指定は、前記指定されたイベントに関連付けられた１人または複数の承認者の識別を含む、請求項２３または２４に記載の方法。
26. 前記指定されたイベントを、役割ベースのポータル内の１つまたは複数の役割に、ユーザが関連付けることを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜２５のいずれか一項に記載の方法。
27. 既存のイベント定義をユーザがインポートすることを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜２６のいずれか一項に記載の方法。
28. 既存のイベント定義の新しいバージョンをユーザが作成することを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜２７のいずれか一項に記載の方法。
29. 既存のイベント定義に対して行われる後続の修正が、前記指定されたイベントに自動的に反映されるように、前記指定されたイベントを既存のイベント定義にユーザがリンクすることを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜２８のいずれか一項に記載の方法。
30. 前記指定されたタスクのリスト、前記指示されたタスク順序、および前記提示フォーマットをユーザがエクスポートすることを可能にするステップをさらに含む、請求項１〜２９のいずれか一項に記載の方法。
31. コンピュータシステム内で利用可能なリソースへのアクセスをユーザに提供するためのユーザインタフェースを備えたコンピュータシステムにおいて、前記ユーザインタフェースは、
    前記コンピュータシステム上に記憶されたイベント定義に基づいて少なくとも１つのイベントインスタンスを作成するステップであって、前記イベント定義は、前記指定されたイベントに対応する１つまたは複数のタスクと、各タスクについての、前記タスクに関連付けられた、前記コンピュータシステム内で利用可能な１つまたは複数のリソースとのリストを含むステップと、
    前記ユーザインタフェースにおいて、前記タスクの順序に従ってタスクを選択することを許可すること、および、前記選択されたタスクに関連付けられた１つまたは複数のリソースへのアクセスを、前記ユーザインタフェースにおいて提供することによって、前記イベントインスタンスの少なくとも部分的に処理するステップとを実行するための、コントロールを備えているコンピュータシステム。
32. 請求項３１に記載のコンピュータシステムを任意選択で含むコンピュータシステムにおいて、
    前記コンピュータシステム内で利用可能な、指定されたイベントに関連付けられたリソースへの、ユーザのアクセスを設定するためのコントロールを有するインタフェースを備え、前記コントロールは、
    前記指定されたイベントに対応する１つまたは複数のタスクのリストを指定し、各タスクについて、前記コンピュータシステム内に存在する１つまたは複数のリソースを、前記タスクに関連付ける操作と、
    タスク順序を指示する操作であって、前記タスクリスト内の２つ以上のタスクが順序に依存する方法で実行されるべきか、または順序に依存しない方法で実行されるべきかを指示することを含む操作と、
    前記タスクのリストを提示フォーマットにフォーマットする操作であって、前記提示フォーマットは、ユーザインタフェース内で提示可能であり、前記提示によって、タスクに関連付けられたリソースのうちの１つまたは複数へのアクセスが、前記ユーザインタフェースにおいて提供される操作とを含む操作の実行を可能にするコンピュータシステム。
33. 前記イベント定義は、前記タスクのうちの少なくとも１つに関連付けられた、前記コンピュータシステムの外側の少なくとも１つの外部ソースからのデータの指定をさらに含み、前記コンピュータシステムは、
    前記外部ソースから、前記関連付けられたデータを、前記コンピュータシステム内にインポートすることによって、前記イベントインスタンスを少なくとも部分的に処理するためのコントロールをさらに含んでいてもよい、請求項３１または３２に記載のコンピュータシステム。
34. 前記ユーザインタフェースコントロールは、グラフィカルユーザインタフェース環境内で提供される、請求項３１〜３３のいずれか一項に記載のシステム。
35. 前記ユーザインタフェースコントロールは、ユーザと対話するためのグラフィカルアブストラクションを含む、請求項３１〜３４のいずれか一項に記載のシステム。
36. 前記グラフィカルアブストラクションは、テキスト入力フィールド、ボタン、メニュー、アイコン、およびリンクのうちの１つまたは複数を含む、請求項３５に記載のシステム。
37. 前記ユーザインタフェースコントロールは、ブラウザベースのアプリケーション内で提供される、請求項３１〜３６のいずれか一項に記載のシステム。
38. 前記イベントは、達成されるべき目的に対応している、請求項３１〜３７のいずれか一項に記載のシステム。
39. 前記タスクのリストは、１つまたは複数のタスクを含む、請求項３１〜３８のいずれか一項に記載のシステム。
40. 前記ユーザインタフェースコントロールは、さらに、前記タスクのリストを提示するためのナビゲーションモデルをユーザが指定することを可能にする、請求項３１〜３９のいずれか一項に記載のシステム。
41. 前記ナビゲーションモデルは、フラットリスト、入れ子リスト、またはツリー構造を含む、請求項４０に記載のシステム。
42. 前記ナビゲーションモデルは、関連するタスクがグループ名によって区分されたフラットリストを含む、請求項４０または４１に記載のシステム。
43. 前記ナビゲーションモデルは、フォルダを含む、請求項４０〜４２のいずれか一項に記載のシステム。
44. 前記順序を指定する操作は、タスクが順番に実行されるべきか、並列に実行されるべきか、または両方の組み合わせにより実行されるべきかの指定を含む、請求項３１〜４３のいずれか一項に記載のシステム。
45. 前記順序を指定する操作は、複数のタスクが順序に依存するということの指定を含む、請求項３１〜４４のいずれか一項に記載のシステム。
46. 前記順序を指定する操作は、複数のタスクが順序に依存しないということの指定を含む、請求項３１〜４５のいずれか一項に記載のシステム。
47. 前記順序を指定する操作は、複数のタスクが順序に依存し、別の複数のタスクが順序に依存しないということの指定を含む、請求項３１〜４６のいずれか一項に記載のシステム。
48. 前記順序を指定する操作は、１つまたは複数のタスクが、ウィザードユーティリティの制御の下で処理されるべきであることの指定を含む、請求項３１〜４７のいずれか一項に記載のシステム。
49. 前記タスクのリストを生成する操作は、タスクが任意選択であるか必須であるかの指定を含む、請求項３１〜４８のいずれか一項に記載のシステム。
50. 前記順序を指定する操作は、タスク優先度の指定を含む、請求項３１〜４９のいずれか一項に記載のシステム。
51. 前記ユーザインタフェースコントロールは、さらに、ユーザが１つまたは複数のリソースを各タスクと関連付けることを可能にする、請求項３１〜５０のいずれか一項に記載のシステム。
52. 各リソースは、コンテンツまたは機能、あるいは両方の組み合わせを含む、請求項５１に記載のシステム。
53. 前記イベントを指定する操作は、前記イベントを記述する情報の提供を含む、請求項３１〜５２のいずれか一項に記載のシステム。
54. 前記イベントを記述する情報は、イベント名、および前記イベントの文字による説明のうちの１つまたは複数を含む、請求項５３に記載のシステム。
55. 前記タスクのリストを生成する操作は、各タスクを記述する情報の提供を含む、請求項３１〜５３のいずれか一項に記載のシステム。
56. 各タスクを記述する情報は、タスク名、および前記タスクの文字による説明のうちの１つまたは複数を含む、請求項５５に記載のシステム。
57. 前記イベントを指定する操作は、既存のイベント定義をコピーする操作を含む、請求項３１〜５６のいずれか一項に記載のシステム。
58. 前記イベントを指定する操作は、既存のイベント定義をインポートする操作を含む、請求項３１〜５７のいずれか一項に記載のシステム。
59. 前記イベントを指定する操作は、既存のイベント定義の新しいバージョンの作成を含む、請求項３１〜５８のいずれか一項に記載のシステム。
60. 前記イベントを指定する操作は、既存のイベント定義に対して行われる後続の修正が、前記指定されるイベントに自動的に反映されるように、前記イベントを既存のイベント定義にリンクする操作を含む、請求項３１〜５９のいずれか一項に記載のシステム。
61. 前記イベントを指定する操作は、前記イベントに関連付けられたホームページの指定を含む、請求項３１〜６０のいずれか一項に記載のシステム。
62. 前記ユーザインタフェースコントロールは、さらに、前記イベントに関連付けられた期日をユーザが指定することを可能にする、請求項３１〜６１のいずれか一項に記載のシステム。
63. 前記ユーザインタフェースコントロールは、さらに、各タスクに関連付けられたタスクページをユーザが指定することを可能にする、請求項３１〜６１のいずれか一項に記載のシステム。
64. 前記ユーザインタフェースコントロールは、さらに、前記イベントが２人以上の参加者間の共同作業を必要とするということを、ユーザが指定することを可能にする、請求項３１〜６３のいずれか一項に記載のシステム。
65. 前記イベントが共同作業を必要とするということの指定は、前記イベントの１人または複数の所有者と、前記イベントの１人または複数の参加者との識別を含む、請求項６４に記載のシステム。
66. 前記イベントが共同作業を必要とするということの指定は、前記イベントに関連付けられた１人または複数の承認者の識別を含む、請求項６４または６５に記載のシステム。
67. 前記ユーザインタフェースコントロールは、さらに、前記イベントを、役割ベースのポータル内の１つまたは複数の役割に、ユーザが関連付けることを可能にする、請求項３１〜６６のいずれか一項に記載のシステム。
68. 前記ユーザインタフェースコントロールは、さらに、前記指定されたイベント、前記生成されたタスクリスト、および前記指定された実行順序を、ユーザがエクスポートすることを可能にする、請求項３１〜６７のいずれか一項に記載のシステム。
69. プログラム可能な装置上で実行された場合に、請求項１〜３０のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するための、プログラムコード部分を含む、コンピュータプログラム製品。
70. 請求項１〜３０のいずれか一項に記載の方法内で使用するために構成されたデータベースであって、
    前記指定されたイベントに対応する少なくとも１つのイベント定義および１つまたは複数のタスクのリストと、各タスクについての、前記タスクに関連付けられた、前記コンピュータシステム内で利用可能な１つまたは複数のリソースと、
    前記タスクリスト内の２つ以上のタスクが、順序に依存する方法で、または順序に依存しない方法で実行されるべきであることの指示を含む、タスク順序とを含むデータベース。
71. コンピュータで使用可能な媒体を有する製品であって、前記媒体の中では、前記コンピュータ上で利用可能なリソースへのアクセスを提供するためのコンピュータ読み出し可能命令が実施され、前記コンピュータ読み出し可能命令は、前記コンピュータが請求項１〜３０のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するための命令を含む製品。

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