JP2010032498A - 電磁流量計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鞍形の励磁コイルと帰還磁路とを有する電磁流量計において、測定管の周面に一面が接して設けられ断面半円形状を成すプレートコアと、このプレートコアの他面側に設けられた鞍形の励磁コイルと、この鞍形の励磁コイルの外表面を覆いこの鞍形の励磁コイルの内径部分において前記測定管方向に折り曲げられて前記プレートコアと接する帰還磁路と、前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記帰還磁路の機械的強度を強化する機械的強度強化手段と、前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記プレートコアと前記帰還磁路と前記機械的強度強化手段とが接続される接続手段とを具備したことを特徴とする電磁流量計である。
【選択図】図1
Description
図において、プレートコア11は、測定管1の周面に一面が接して設けられ断面半円形状を成す。
帰還磁路12は、鞍形の励磁コイル4の外表面を覆い、鞍形の励磁コイル4の内径部分において、測定管1の半径方向であって測定管1に近づく方向に折り曲げられて、プレートコア11と接する。
この場合は、スタッドボルトが使用されている。
なお、2はライニング体、3は検出電極である。
装置に測定流体のウォーターハンマーなど、ある一定以上の衝撃が印加されると、鞍形の励磁コイルの重量が重い場合に、鞍形の励磁コイルを支えていた帰還磁路のプレートコアと接する水平部分が変形してしまい、装置のスパン変化が発生する問題があった。
鞍形の励磁コイルと帰還磁路とを有する電磁流量計において、測定管の周面に一面が接して設けられ断面半円形状を成すプレートコアと、このプレートコアの他面側に設けられた鞍形の励磁コイルと、この鞍形の励磁コイルの外表面を覆いこの鞍形の励磁コイルの内径部分において前記測定管方向に折り曲げられて前記プレートコアと接する帰還磁路と、 前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記帰還磁路の機械的強度を強化する機械的強度強化手段と、前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記プレートコアと前記帰還磁路と前記機械的強度強化手段とが接続される接続手段と
を具備したことを特徴とする。
鞍形の励磁コイルと帰還磁路とを有する電磁流量計において、測定管の周面に一面が接して設けられ断面台形状を成すプレートコアと、このプレートコアの他面側に設けられた鞍形の励磁コイルと、この鞍形の励磁コイルの外表面を覆いこの鞍形の励磁コイルの内径部分において前記測定管方向に折り曲げられて前記プレートコアの頂部の他面側と接する帰還磁路と、前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記帰還磁路の機械的強度を強化する機械的強度強化手段と、前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記プレートコアと前記帰還磁路と前記機械的強度強化手段とが接続される接続手段とを具備したことを特徴とする。
前記プレートコアと前記帰還磁路とが前記励磁コイルを囲むように一体化され前記測定管の管軸方向に積層され磁性材からなる複数の積層板を有する積層体を具備したことを特徴とする。
前記機械的強度強化手段は、底面が前記プレートコアと前記帰還磁路とが接する箇所に設けられ断面コの字板状のプレートを具備したことを特徴とする。
前記機械的強度強化手段は、磁性材が使用されたことを特徴とする。
前記プレートの側面の開放端縁に一方の端縁が接続され前記鞍形の励磁コイルの測定管の管軸に直交する方向の部分を覆って設けられ前記鞍形の励磁コイルの磁束漏洩を低減する磁束漏洩低減板を具備したことを特徴とする。
ことを特徴とする。
前記接続手段は、前記プレートコアと前記帰還磁路と前記機械的強度強化手段とを接続するスタッドボルトとナットとが使用されたことを特徴とする。
帰還磁路以外に機械的強度強化手段が加わるため、鞍形の励磁コイルを支える強度が増し、ウォーターハンマー等、ある一定以上の衝撃が印加されることがあっても、帰還磁路のプレートコアと接する部分の変形を防止でき、装置のスパン変化を防止できる電磁流量計が得られる。
帰還磁路以外に機械的強度強化手段が加わるため、鞍形の励磁コイルを支える強度が増し、ウォーターハンマー等、ある一定以上の衝撃が印加されることがあっても、帰還磁路のプレートコアと接する部分の変形を防止でき、装置のスパン変化を防止できる電磁流量計が得られる。
しかし、測定管の周面に一面が接して設けられ断面台形状を成すプレートコアが設けられたので、台形状のプレートコアと帰還磁路の接する面がフラットになり、プレートコアが帰還磁路と面接触になり、接触が不均一になりにくいため、測定管内の磁場が均一化する電磁流量計が得られる。
帰還磁路以外に機械的強度強化手段が加わるため、鞍形の励磁コイルを支える強度が増し、ウォーターハンマー等、ある一定以上の衝撃が印加されることがあっても、帰還磁路のプレートコアと接する部分の変形を防止でき、装置のスパン変化を防止できる電磁流量計が得られる。
また、磁気抵抗となる部品間の隙間がなくなるために磁束密度が向上し、機械的強度も向上する電磁流量計が得られる。
機械的強度強化手段は、底面が、プレートコアと帰還磁路とが接する箇所に設けられ、断面コの字板状のプレートを有するので、板厚が薄くても高強度が得られ、低コストでの補強が可能となる電磁流量計が得られる。
機械的強度強化手段は、磁性材が使用されたので、磁束漏洩を低減できるため測定管内の磁束密度が向上し、感度が向上できる電磁流量計が得られる。
プレートの側面の開放端縁に一方の端縁が接続され、鞍形の励磁コイルの測定管の管軸に直交する部分を覆って設けられ、鞍形の励磁コイルの磁束漏洩を低減する磁束漏洩低減板が設けられたので、磁束漏洩を低減できるため測定管内の磁束密度が向上し、更に、感度が向上できる電磁流量計が得られる。
接続手段は、プレートコアと帰還磁路と機械的強度強化手段とを接続するスタッドボルトとナットとが使用されたので、スタッドボルトとナットとは市場性が有り、容易に入手できるので、安価な電磁流量計が得られる。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図、図2は図1の側断面図、図3は図1の要部構成説明図である。
図において、図11と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図11との相違部分のみ説明する。
鞍形の励磁コイル4は、プレートコア11の他面側に設けられている。
帰還磁路12は、鞍形の励磁コイル4の外表面を覆い、鞍形の励磁コイル4の内径部分において、測定管1の半径方向であって測定管1に近づく方向に折り曲げられて、プレートコア11と接する。
この場合は、機械的強度強化手段21は、底面211がプレートコア11と帰還磁路12とが接する箇所に設けられ、断面コの字板状のプレート21を有する。
この場合は、機械的強度強化手段21は、磁性材が使用されている。
この場合は、スタッドボルト221とナット222とが使用されている。
帰還磁路12以外に機械的強度強化手段21が加わるため、鞍形の励磁コイル4を支える強度が増し、ウォーターハンマー等、ある一定以上の衝撃が印加されることがあっても、帰還磁路12のプレートコア11と接する部分の変形を防止でき、装置のスパン変化を防止できる電磁流量計が得られる。
機械的強度強化手段21は、磁性材が使用されたので、磁束漏洩を低減できるため測定管内の磁束密度が向上し、感度が向上できる電磁流量計が得られる。
図4において、磁束漏洩低減板31はプレート21の側面212の開放端縁213に、一方の端縁311が接続され、鞍形の励磁コイル4の測定管1の管軸に直交する方向の部分を覆って設けられ、鞍形の励磁コイルの磁束漏洩を低減する。
この場合は、プレート21と磁束漏洩低減板31とは、一体的に構成されている。
なお、矢印Aは磁束を示す。
プレート21の側面の開放端縁213に一方の端縁311が接続され、鞍形の励磁コイル4の測定管1の管軸に直交する部分を覆って設けられ、鞍形の励磁コイル4の磁束漏洩を低減する磁束漏洩低減板31が設けられたので、磁束漏洩を低減できるため、測定管1内の磁束密度が向上し、更に、感度が向上できる電磁流量計が得られる。
図において、図11と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図11との相違部分のみ説明する。
鞍形の励磁コイル4は、プレートコア41の他面側に設けられている。
帰還磁路12は、鞍形の励磁コイル4の外表面を覆い、鞍形の励磁コイル4の内径部分において、測定管1の半径方向であって測定管1に近づく方向に折り曲げられて、プレートコア41と接する。
この場合は、機械的強度強化手段21は、底面211がプレートコア41と帰還磁路12とが接する箇所に設けられ、断面コの字板状のプレート21を有する。
この場合は、機械的強度強化手段21は、磁性材が使用されている。
この場合は、スタッドボルト221とナット222とが使用されている。
帰還磁路12以外に機械的強度強化手段21が加わるため、鞍形の励磁コイル4を支える強度が増し、ウォーターハンマー等、ある一定以上の衝撃が印加されることがあっても、帰還磁路12のプレートコア41と接する部分の変形を防止でき、装置のスパン変化を防止できる電磁流量計が得られる。
なお、図10の側面図は、積層板511からなる積層体51の構成を分り易く示すための説明図である。
図において、図11と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図11との相違部分のみ説明する。
積層体51は、測定管1の周面に一面が接して設けられている。
この場合は、積層板511は、磁性材の珪素鋼板が使用されている
鞍形の励磁コイル4は、積層体51に囲まれるように設けられている。
この場合は、機械的強度強化手段21は、底面211が積層体51の他面に接する箇所に設けられ、断面コの字板状のプレート21を有する。
この場合は、機械的強度強化手段21は、磁性材が使用されている。
この場合は、スタッドボルト221とナット222とが使用されている。
以上の構成において、磁性材のコの字状のプレート21を積層体51の上に組み立てる。
積層体51に機械的強度強化手段21が加わるため、鞍形の励磁コイル4を支える強度が増し、ウォーターハンマー等、ある一定以上の衝撃が印加されることがあっても、積層体51の変形を防止でき、装置のスパン変化を防止できる電磁流量計が得られる。
また、磁気抵抗となるプレートコアと帰還磁路との、部品間の隙間がなくなるために磁束密度が向上し、機械的強度も向上する電磁流量計が得られる。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
2 ライニング体
3 検出電極
4 鞍形の励磁コイル
11 プレートコア
12 帰還磁路
13 接続手段
21 プレート
211 底面
212 側面
213 開放端縁
22 接続手段
221 スタッドボルト
222 ナット
31 磁束漏洩低減板
311 端縁
41 プレートコア
51 積層体
511 積層板
Claims (7)
- 鞍形の励磁コイルと帰還磁路とを有する電磁流量計において、
測定管の周面に一面が接して設けられ断面半円形状を成すプレートコアと、
このプレートコアの他面側に設けられた鞍形の励磁コイルと、
この鞍形の励磁コイルの外表面を覆いこの鞍形の励磁コイルの内径部分において前記測定管方向に折り曲げられて前記プレートコアと接する帰還磁路と、
前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記帰還磁路の機械的強度を強化する機械的強度強化手段と、
前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記プレートコアと前記帰還磁路と前記機械的強度強化手段とが接続される接続手段と
を具備したことを特徴とする電磁流量計。 - 鞍形の励磁コイルと帰還磁路とを有する電磁流量計において、
測定管の周面に一面が接して設けられ断面台形状を成すプレートコアと、
このプレートコアの他面側に設けられた鞍形の励磁コイルと、
この鞍形の励磁コイルの外表面を覆いこの鞍形の励磁コイルの内径部分において前記測定管方向に折り曲げられて前記プレートコアの頂部の他面側と接する帰還磁路と、
前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記帰還磁路の機械的強度を強化する機械的強度強化手段と、
前記プレートコアとこの帰還磁路が接する箇所に設けられ前記プレートコアと前記帰還磁路と前記機械的強度強化手段とが接続される接続手段と
を具備したことを特徴とする電磁流量計。 - 前記プレートコアと前記帰還磁路とが前記励磁コイルを囲むように一体化され前記測定管の管軸方向に積層され磁性材からなる複数の積層板を有する積層体
を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電磁流量計。 - 前記機械的強度強化手段は、底面が前記プレートコアと前記帰還磁路とが接する箇所に設けられ断面コの字板状のプレート
を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の電磁流量計。 - 前記機械的強度強化手段は、磁性材が使用されたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の電磁流量計。 - 前記プレートの側面の開放端縁に一方の端縁が接続され前記鞍形の励磁コイルの測定管の管軸に直交する方向の部分を覆って設けられ前記鞍形の励磁コイルの磁束漏洩を低減する磁束漏洩低減板
を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の電磁流量計。 - 前記接続手段は、前記プレートコアと前記帰還磁路と前記機械的強度強化手段とを接続するスタッドボルトとナットとが使用されたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の電磁流量計。
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JP2016020835A (ja) * | 2014-07-14 | 2016-02-04 | 愛知時計電機株式会社 | 電磁流量計およびコア |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01257220A (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-13 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 電磁流量計およびその製造方法 |
JP2004325369A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Yokogawa Electric Corp | 電磁流量計 |
-
2009
- 2009-05-19 JP JP2009120756A patent/JP5344234B2/ja active Active
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