JP2010032407A - Gps時計装置、及びその使用地域特定方法 - Google Patents

Gps時計装置、及びその使用地域特定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】GPS時計装置において、使用地域の特定時における使用者の作業負担を軽減する。
【解決手段】装置内に、互いに対応する都市名、時差、緯度、経度、面積、人口からなる時差取得テーブル101のデータを記憶しておく。現在時刻を取得する際には、GPS信号を受信し、その受信位置と、GPS信号に含まれる時刻情報により示される時刻を取得する。時差取得テーブル101から、緯度・経度で示される位置が受信位置から所定の距離範囲内にある都市名を検索し、それが複数である場合には、それら複数の都市名を選択候補として表示し、いずれかの都市名を使用者に選択させ、選択された都市名に対応する時差によって、取得した時刻を補正する。複数の都市名を選択候補として表示するときの表示順を、各都市名に対応する人口が多い順、又は各都市名に対応する面積が多い順として、使用者による都市名の選択作業を容易にする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、GPS衛星から送られているGPS信号を受信し、受信したGPS信号に含まれる時刻情報に基づき現在時刻を取得するGPS時計装置、及びその使用地域特定方法に関するものである。
従来、GPS(Global Positioning System)を利用して現在位置を計測するGPS受信機においては、複数(通常は4以上)のGPS衛星から送られてきているGPS信号を受信することにより現在位置(受信位置)を取得している。またGPS信号によって送られてくる航法メッセージには各衛星が有する高精度の時計の時刻情報が含まれているため、係る時刻情報から正確な現在時刻を得ることができる。
一方、衛星の時刻情報は協定世界時(UTC:Coordinated UT)に従った時刻であるため、使用地域における現在時刻(ローカルタイム)を知るためには、上記時刻情報に基づき取得した時刻を、使用地域で採用されている標準時とUTCとの時差に応じて適正化する時差補正が必要である。その際に使用する現在位置でのUTCとの時差を得るには、任意の国や地域の代表的な都市の名称と、それに対応する時差情報を装置に予め記憶しておき、使用地域の都市を使用者に事前に選択させ、選択された都市と対応する時差情報を読み出せばよい。
これに関し、使用者による都市(使用地域)の選択作業を容易にするための技術として、例えば下記特許文献1には、パソコン等の情報処理装置に設定されている使用地域に関する設定情報を通信によってGPS装置へ送り、送られた設定情報に基づいた使用地域の設定を含む初期設定動作をGPS装置に自動的に行わせる技術が記載されている。
特開2002−131411号公報([0041]段落参照。)
しかしながら、上記の技術は、使用者の手元にパソコン等の使用地域に関する設定情報を保有する他の情報処理装置がある場合にのみ有効である。そのため、GPS信号に含まれる時刻情報に基づき現在時刻を取得する任意のGPS時計装置において使用地域を特定するためには、例えば以下のような方法が考えられている。すなわち前述した任意の国や地域の代表的な都市の名称に対応する時差情報に加え、それらの都市の位置を示す位置情報(緯度、経度等)も対応させて予め記憶しておき、GPS信号に基づいた測位動作によって現在位置(受信位置)を取得し、その現在位置に最も近い都市に代表される地域を使用地域として特定する方法である。
しかし、現在位置の測位精度が数m〜数10m程度と良い場合であれば該当する都市(使用地域)を正確に特定できるが、測位精度が数km〜数10km程度と悪い場合には該当する都市を正確には特定することができない。したがって、上記の方法においても、測位精度が悪い場合については、測位結果(計算上の現在位置)からある範囲内の複数の都市を選択候補として抽出し、抽出した候補の中からいずれかの都市を使用者に選択させざるを得ず、選択候補の数が多い場合には使用者による都市すなわち使用地域の選択作業が煩雑となるという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、使用地域の特定時における使用者の作業負担を軽減することができるGPS時計装置、及びその使用地域特定方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係るGPS時計装置にあっては、GPS衛星から送られているGPS信号を受信し、受信したGPS信号に含まれる時刻情報により示される時刻を使用地域の時差に応じて補正することにより現在時刻を取得するGPS時計装置において、GPS信号を受信し、その受信位置を示す受信位置情報を取得する位置取得手段と、採用されている標準時におけるGPSの標準時との時差が既知である互いに異なる各々の地域を代表する地点をそれぞれ示す地点名情報、前記地点の位置を示す位置情報、前記各々の地域に固有の所定の情報であって各々の地域へ使用者が訪れる確率の判断基準となる地域情報が対応付けて記憶された記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている複数の地点名情報の中から、前記位置取得手段により取得された受信位置情報により示される受信位置から所定の距離範囲内に存在する特定の地点を示す地点名情報を検索する検索手段と、この検索手段により検索された特定の地点を示す地点名情報を表示する表示手段と、前記検索手段により特定の地点を示す地点名情報が複数検索された場合に、当該複数の地点名情報を、当該複数の地点名情報の各々に対応して前記記憶手段に記憶されている地域情報に基づいた所定の表示順であって各々の地域情報により判断できる前記確率が高い順に前記表示手段に選択候補として表示させる表示制御手段と、この表示制御手段により前記表示手段に表示されたいずれかの地点名情報を使用者に選択させ、選択された地点名情報により示される地点に代表される地域を使用地域として特定する使用地域特定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係るGPS時計装置にあっては、前記表示制御手段は、前記検索手段により特定の地点を示す地点名情報が複数検索された場合に、当該複数の地点名情報を、使用者による変更指示がある毎に前記所定の表示順に前記表示手段に選択候補として個別に表示させることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係るGPS時計装置にあっては、前記記憶手段に記憶されている前記地域情報は、前記各々の地域の人口であることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係るGPS時計装置にあっては、前記記憶手段に記憶されている前記地域情報は、前記各々の地域の面積であることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係るGPS時計装置にあっては、世界全域のタイムゾーン、及び各タイムゾーンの標準時との時差を示すタイムゾーン情報を記憶するタイムゾーン情報記憶手段と、前記検索手段によって、前記記憶手段に記憶されている複数の地点名情報の中から、前記特定の地点を示す地点名情報が検索されなかった場合には、前記位置取得手段により取得された受信位置情報に基づき前記タイムゾーン情報記憶手段に記憶されているタイムゾーン情報から使用地域の時差を取得する時差取得手段と、この時差取得手段により取得された時差に応じて、受信したGPS信号に含まれる時刻情報により示される時刻を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係る使用地域特定方法にあっては、GPS衛星から送られているGPS信号を受信し、受信したGPS信号に含まれる時刻情報により示される時刻を使用地域の時差に応じて補正することにより現在時刻を取得するGPS時計装置において、GPS信号を受信し、その受信位置を示す受信位置情報を取得する工程と、採用されている標準時におけるGPSの標準時との時差が既知である互いに異なる各々の地域を代表する地点をそれぞれ示す地点名情報、前記地点の位置を示す位置情報、前記各々の地域に固有の所定の情報であって各々の地域へ使用者が訪れる確率の判断基準となる地域情報が対応付けて記憶されている記憶手段から、取得した受信位置情報により示される受信位置から所定の距離範囲内に存在する特定の地点を示す地点名情報を検索する工程と、前記特定の地点を示す地点名情報が複数検索された場合に、当該複数の地点名情報を、当該複数の地点名情報の各々に対応して前記記憶手段に記憶されている地域情報に基づいた所定の表示順であって各々の地域情報により判断できる前記確率が高い順に前記表示手段に選択候補として表示させる工程と、前記表示手段に表示させたいずれかの地点名情報を使用者に選択させ、選択された地点名情報により示される地点に代表される地域を使用地域として決定する工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、使用地域の特定時における使用者の作業負担を軽減することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、GPS信号に含まれる時刻情報を用いて現在時刻を取得する機能を備えた、発明に係るGPS時計装置1を示すブロック図である。GPS時計装置1は、GPS衛星からの電波を受けるアンテナ2と、GPS受信部3、時差情報記憶部4、表示部5、操作部6、制御部7、電源部8から構成されている。
GPS受信部3は、図2に示したように、主としてアンテナ2から入力した電波信号すなわちGPS信号を増幅するとともにデジタルの中間周波信号に変換するRF部31と、RF部31から入力した複数衛星のGPS信号を処理する信号処理部32とから構成される。
信号処理部32は、主として復調部32aと演算部32bとから構成される。復調部32aはGPS信号から航法メッセージを復調するとともに、復調した航法メッセージを演算部32bへ出力する。また、GPS信号から時刻補正用の秒タイミングを取得し制御部7へ出力する。
演算部32bは本発明の位置取得手段であって、復調された航法メッセージに含まれる衛星時計の時刻情報(TOW)、衛星軌道情報(ephemeris)、衛星時計の情報、電離層補正データ、他の衛星の位置情報(almanac)等を用い、各衛星の位置と、測位用のコードが受信機に到達するのに要した時間とに基づいて現在位置(受信位置)を示す位置情報を算出し、それを制御部7へ出力する。より具体的には、GPSの基準座標系であるECEF(earth centered, earth fixed)直交座標系によってX,Y,Zで表される位置情報をいったん算出し、それを予め固定的に決められている所定の測地座標系における緯度・経度に変換し、その緯度・経度を位置情報として制御部7へ出力する。また、演算部32bは、衛星時計の時刻情報により示される正確な時刻を取得し、制御部7へ出力する。
時差情報記憶部4は本発明の記憶手段、タイムゾーン情報記憶手段であって、時差情報記憶部4には、図3に示したような時差取得テーブル101を構成する各データが記憶されている。時差取得テーブル101は、互いに対応する「都市名」、「時差」、「緯度」、「経度」、「面積」、「人口」の各データによって構成されている。「都市名」は世界の主要都市(首都等)の名称である。「時差」は、上記の各主要都市によって代表される地域(国も含む)において採用されている標準時におけるUTC(協定世界時)との時差であり、GPSにより測位した現在位置地(GPS信号の受信位置)の地域におけるローカルタイムを知るために使用される。また、「緯度」及び「経度」は各主要都市の代表地点(中心地等)を示す位置情報であり、「面積」及び「人口」は各主要都市の面積及び人口、つまり各主要都市に固有の地域情報である。
また、時差情報記憶部4には、図4に示したような、共通の標準時が使用されている各地域(タイムゾーンA〜Z)と、各地域における標準時とUTCとの時差を表すタイムゾーン情報を示すタイムゾーンデータが記憶されている。タイムゾーンデータは、例えば図示した各タイムゾーンを示す地図を表すとともに、緯度経度に対応する位置が特定可能な地図画像データと、各タイムゾーンに対応する時差データから構成され、緯度・経度により示される地球上の任意の地域におけるUTCとの時差を取得するために使用される。
また、操作部6は、使用者がGPS時計装置1の操作に使用する複数の操作スイッチから構成され、各スイッチの操作状態が制御部7により逐次確認される。電源部8は、各種の一次電池又は二次電池、およびDC/DCコンバータなどで構成され、GPS受信部3や表示部5、制御部7に必要とする電力を供給する。
制御部7は、装置全体を制御するとともに現在時刻を計時する時計機能を有しており、図示しないがCPUと、所定の制御プログラムが格納されたROM、作業用のRAMと、クロック信号を生成する発振回路、及びクロック信号を分周して秒パルスを生成する分周回路、時刻カウンタを含む時計回路とから構成されている。制御部7により計時されている現在時刻は表示部5において表示される。なお、表示部5には、時差情報記憶部4に記録されている前述した都市名のうちの使用場所に応じた地域に対応する都市名も表示される。
そして、本実施形態のGPS時計装置1においては、制御部7が、例えば電池交換の後の最初の使用に先立ち、任意の時点でユーザーにより所定の操作ボタンが押されたときや、使用開始後に所定の操作ボタンの押下によるリセット指示があったときには、以下の動作によって現在時刻を設定する。なお、その際には制御部7が本発明の検索手段、表示制御手段、使用地域特定手段として機能する。
図5は、そのときのGPS時計装置1の動作内容を示したフローチャートである。GPS時計装置1においては、まずGPS受信部3によって、複数のGPS衛星から受信したGPS信号に基づいた位置計測を実行し、GPS信号の受信位置における緯度・経度を取得するとともに(ステップS1)、いずれかの衛星の時刻情報に基づき現在時刻を取得する(ステップS2)。
次に、制御部7が、GPS受信部3によって取得された緯度・経度に基づいて、時差情報記憶部4に記憶されている都市名の中から、その緯度・経度が受信位置から所定の距離範囲内にある都市名を検索する(ステップS3)。ここで、上記所定の距離範囲は、測位精度が悪い場合を想定して予め決められている距離範囲であって、半径数10km程度の範囲である。
引き続き、上記所定の距離範囲内にある都市名が複数であるか否かを確認し、該当する都市名が1つだけであった場合には(ステップS4がNO、ステップS12でYES)、直ちにその都市名に対応する時差を時差取得テーブル101(図3)から取得、すなわち時差情報記憶部4から読み出す(ステップS13)。つまり使用地域を自動的に特定し、特定した使用地域におけるUTCとの時差を取得する。
しかる後、GPS受信部3によって取得された現在時刻を、上記の時差(UTCとの時差)に応じて補正するとともに(ステップS15)、補正後の時刻を最終的な現在時刻として、つまりGPS時計装置1を使用している地域のローカルタイムとして設定するとともに表示部5に表示させる(ステップS16)。
一方、上記とは異なり、GPS受信部3によって取得された緯度・経度により示される受信位置から所定の距離範囲内にある都市名が複数であって、使用地域が自動的に決定できない場合には(ステップS4でYES)、まず選択候補表示モードが人口優先モードか面積優先モードのどちらに設定されているのかを確認する(ステップS5)。ここで、選択候補表示モードは、GPS時計装置1に予め設けられているとともにユーザーによって選択的に設定可能なモードである。なお、電池交換の後の最初の使用時における初期状態での選択候補表示モードは人口優先モードである。
そして、選択候補表示モードが人口優先モードであるときには(ステップS5で「人口優先」)、ステップS3で検索した複数の都市(都市名)の各々に対応する人口を時差取得テーブル101(図3)から取得した後、該当する複数の都市名の表示順として人口が多いものを上位とする表示順を設定する(ステップS6)。逆に選択候補表示モードが面積優先モードであるときには(ステップS5で「面積優先」)、ステップS3で検索した複数の都市(都市名)の各々に対応する面積を時差取得テーブル101(図3)から取得した後、該当する複数の都市名の表示順として面積が多いものを上位とする表示順を設定する(ステップS7)。
しかる後、設定した表示順に従い都市名を表示部5に表示させる(ステップS8)。つまり選択候補表示モードが人口優先モードであったときには人口が最も多い都市の都市名を選択候補として最初に表示し、選択候補表示モードが面積優先モードであったときには面積が最も大きな都市の都市名を選択候補として最初に表示部5に表示させる。
そして、上記のように選択候補を表示した後には、所定のボタン操作によってユーザーにより選択候補の変更指示がある毎に(ステップS9でYES)、そのとき設定されている表示順に応じて表示すべき都市の順位を昇順又は降順で変更し(ステップS10)、変更後の順位の都市名を表示部5に個別に表示させる(ステップS8)。このときユーザーは、ボタン操作によって、現在自分が居る都市や、自分が居る場所に最も近いと考えられる都市の名称を表示させる。
その後、ユーザーから所定のボタン操作による都市決定指示があるまでの間は(ステップS11でNO)、選択候補の変更指示がある毎に、表示部5に表示させる都市名を更新する処理を繰り返す。やがて、いずれかの表示順を都市名を表示している状態でユーザーから都市決定指示があったら、つまり使用地域が選択されたら(ステップS11でYES)、その時点で表示中の都市名の都市によって代表される地域が使用地域であると特定し、表示中の都市名に対応する時差を時差取得テーブル101(図3)から取得する(ステップS13)。これにより、測位精度が悪い状況下であっても正確な使用地域を特定し、その使用地域の時差を得ることができる。
しかる後、前述したようにGPS受信部3によって取得された現在時刻を、上記の時差(UTCとの時差)に応じて補正し(ステップS15)、補正後の時刻を最終的な現在時刻として設定するとともに表示部5に表示させる(ステップS16)。
また、前述したステップS12の判別結果がNOであって、例えばユーザーが海上等に居る場合であって、時差情報記憶部4に記憶されている都市名の中から、GPS受信部3によって取得された緯度・経度(受信位置)から所定の距離範囲内に存在する都市が1つも検索できなかったときには、時差情報記憶部4に記憶されている前述したタイムゾーン情報(図4参照)に基づき、受信位置に対応するタイムゾーンの時差を取得する(ステップS14)。
しかる後、前述したようにGPS受信部3によって取得された現在時刻を、取得した時差を用いて補正し(ステップS15)、補正後の時刻を最終的な現在時刻として設定するとともに表示部5に表示させる(ステップS16)。
なお、以上の動作によって現在時刻を設定された後には、図示しないが、制御部7が予め決められた時間間隔でGPS受信部3にGPS信号を受信させるとともに、GPS受信部3により取得された時刻補正用の秒タイミングに基づき表示部5に表示させている(時計回路で計時している)現在時刻の秒タイミングを逐次修正する。
以上のように本実施形態のGPS時計装置1においては、GPS信号に含まれる時刻情報に基づく現在時刻の設定動作時に、GPSによる測位結果(受信位置)から使用地域が自動的に決定でない場合、受信位置から所定の距離範囲内に存在する複数の都市を選択候補としてユーザーに使用地域を手動で選択させるが、その際には、それらの選択候補の都市名を、それらの都市の人口が多い順や面積が大きい順に表示させるようにした。
ここで、GPS時計装置1が不特定多数のユーザーに使用されることを前提とすると、ユーザーが訪れる確率は、一般に人口が多い都市及びその周辺地域ほど、また面積が大きい都市及びその周辺地域ほど高くなる。
係ることから本実施形態のGPS時計装置1においては、選択候補の都市が多い場合であっても、該当する確率がより高い都市から順に表示させることにより、ユーザーが、自分が居る都市の名称や自分が居る場所に最も近いと考えられる都市の名称を選択するために都市名を変更する回数が少なくて済み、ユーザーはより短い時間に該当する都市名を選択することができる。したがって、測位結果から使用地域を自動的に特定できない場合の、使用地域の特定時における使用者の作業負担を軽減することができる。同時に、使用地域(都市名)の選択作業時間を短くすることにより消費電力を削減することができる。
しかも、本実施形態においては、時差情報記憶部4に前述したタイムゾーン情報(図4参照)が記憶されており、GPSによる測位結果(受信位置)に基づき時差取得テーブル101(図3参照)から使用地域の候補が見つからなかった場合には、タイムゾーン情報に基づいて使用地域の時差を取得し、それに基づきローカルタイムを取得するようにした。
したがって、本実施形態のGPS時計装置1においては、それが海上等の世界中のいかなる場所で使用されてる場合であっても、GPS信号が受信可能な状態であれば、常にローカルタイムを取得することができる。
ここで、本実施形態においては、GPSによる測位結果(受信位置)に基づき検索した使用地域の選択候補となる複数の都市名を、それらの都市の人口が多い順、又は面積が大きい順に表示させるものとし、そのいずれかをユーザーが指定できるようにしたが、複数の都市名の表示順は人口順又は面積順のいずれか一方のみとしてもよい。
また、複数の都市名の表示順は、各都市の人口や面積に限らず、不特定多数のユーザーが訪れる確率の判断基準として使用できるものであれば他の地域情報に基づき特定してもよい。例えば地域情報として人口密度を使用することもできる。さらに、その場合には、時差取得テーブル101に、各都市に対応する人口密度のデータを含めておく構成としてもよいし、或いは選択候補表示モードとして人口優先モードと面積優先モードと人口密度優先モードとを用意する場合であれば、各都市に対応する人口密度を、制御部7に、使用地域の候補の検索に先立って人口や面積のデータから計算させる構成としてもよい。
また、本実施形態においては、GPS信号に含まれる時刻情報に基づく現在時刻の設定動作時には、GPS受信部3(演算部32b)が、GPS信号の受信位置を示す位置情報として所定の測地座標系における緯度・経度を取得するものについて説明したが、これに限らず現在時刻の設定動作時に取得する位置情報は、GPSの基準座標系であるECEF直交座標系におけるX,Y,Zで表される位置情報であっても構わない。その場合には、時差取得テーブル101を構成する緯度・経度のデータを上記の位置情報(X,Y,Z)のデータに代えるか、または制御部7に、使用地域の候補の検索に先立ち上記の位置情報(X,Y,Z)を緯度・経度に変換する処理を行わせるようにすればよい。
また、本実施形態においては、都市情報記憶部4に、使用地域の特定に際してユーザーに選択させる地点名情報として世界の主要都市(首都等)が記憶されている場合について説明したが、地点名情報は、例えば世界各地のランドマーク(著名な山や湖等の観光名所や観光施設や建物等)であっても構わない。その場合、時差取得テーブル101を構成する人口や面積等のデータは、上記ランドマーク存在する都市(又は国)の人口や面積等のデータとすればよい。
本発明に係るGPS時計装置を示すブロック図である。 GPS受信部の具体的構成を示す示すブロック図である。 時差取得テーブルを示す概念図である。 タイムゾーン情報を示す概念図である。 GPSを用いて現在時刻を取得するときの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 GPS時計装置
2 アンテナ
3 GPS受信部
4 時差情報記憶部
5 表示部
6 操作部
7 制御部
8 電源部
31 RF部
32 信号処理部
32a 復調部
32b 演算部
101 時差取得テーブル
A〜Z タイムゾーン

Claims (6)

  1. GPS衛星から送られているGPS信号を受信し、受信したGPS信号に含まれる時刻情報により示される時刻を使用地域の時差に応じて補正することにより現在時刻を取得するGPS時計装置において、
    GPS信号を受信し、その受信位置を示す受信位置情報を取得する位置取得手段と、
    採用されている標準時におけるGPSの標準時との時差が既知である互いに異なる各々の地域を代表する地点をそれぞれ示す地点名情報、前記地点の位置を示す位置情報、前記各々の地域に固有の所定の情報であって各々の地域へ使用者が訪れる確率の判断基準となる地域情報が対応付けて記憶された記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている複数の地点名情報の中から、前記位置取得手段により取得された受信位置情報により示される受信位置から所定の距離範囲内に存在する特定の地点を示す地点名情報を検索する検索手段と、
    この検索手段により検索された特定の地点を示す地点名情報を表示する表示手段と、
    前記検索手段により特定の地点を示す地点名情報が複数検索された場合に、当該複数の地点名情報を、当該複数の地点名情報の各々に対応して前記記憶手段に記憶されている地域情報に基づいた所定の表示順であって各々の地域情報により判断できる前記確率が高い順に前記表示手段に選択候補として表示させる表示制御手段と、
    この表示制御手段により前記表示手段に表示されたいずれかの地点名情報を使用者に選択させ、選択された地点名情報により示される地点に代表される地域を使用地域として特定する使用地域特定手段と
    を備えたことを特徴とするGPS時計装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記検索手段により特定の地点を示す地点名情報が複数検索された場合に、当該複数の地点名情報を、使用者による変更指示がある毎に前記所定の表示順に前記表示手段に選択候補として個別に表示させることを特徴とする請求項1記載のGPS時計装置。
  3. 前記記憶手段に記憶されている前記地域情報は、前記各々の地域の人口であることを特徴とする請求項1又は2記載のGPS時計装置。
  4. 前記記憶手段に記憶されている前記地域情報は、前記各々の地域の面積であることを特徴とする請求項1又は2記載のGPS時計装置。
  5. 世界全域のタイムゾーン、及び各タイムゾーンの標準時との時差を示すタイムゾーン情報を記憶するタイムゾーン情報記憶手段と、
    前記検索手段によって、前記記憶手段に記憶されている複数の地点名情報の中から、前記特定の地点を示す地点名情報が検索されなかった場合には、前記位置取得手段により取得された受信位置情報に基づき前記タイムゾーン情報記憶手段に記憶されているタイムゾーン情報から使用地域の時差を取得する時差取得手段と、
    この時差取得手段により取得された時差に応じて、受信したGPS信号に含まれる時刻情報により示される時刻を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載のGPS時計装置。
  6. GPS衛星から送られているGPS信号を受信し、受信したGPS信号に含まれる時刻情報により示される時刻を使用地域の時差に応じて補正することにより現在時刻を取得するGPS時計装置において、
    GPS信号を受信し、その受信位置を示す受信位置情報を取得する工程と、
    採用されている標準時におけるGPSの標準時との時差が既知である互いに異なる各々の地域を代表する地点をそれぞれ示す地点名情報、前記地点の位置を示す位置情報、前記各々の地域に固有の所定の情報であって各々の地域へ使用者が訪れる確率の判断基準となる地域情報が対応付けて記憶されている記憶手段から、取得した受信位置情報により示される受信位置から所定の距離範囲内に存在する特定の地点を示す地点名情報を検索する工程と、
    前記特定の地点を示す地点名情報が複数検索された場合に、当該複数の地点名情報を、当該複数の地点名情報の各々に対応して前記記憶手段に記憶されている地域情報に基づいた所定の表示順であって各々の地域情報により判断できる前記確率が高い順に前記表示手段に選択候補として表示させる工程と、
    前記表示手段に表示させたいずれかの地点名情報を使用者に選択させ、選択された地点名情報により示される地点に代表される地域を使用地域として決定する工程と
    を含むことを特徴とする使用地域特定方法。
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