JP2010030621A - 機器の梱包構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】適正な梱包が確実に行えた上で、安価に対応できかつ梱包に係る作業を能率良く行うことができるようにする。
【解決手段】合成樹脂製の第1クッション31と第2クッション32が備えられ、第1クッション31は、厚肉の円盤状のクッション本体33の一面に嵌合突部34が形成され、第2クッション32は反対側の面にさらに位置決め突部35が形成された形状である。冷蔵庫本体11の底面20の四隅のうち奥側の両隅部には第1クッション31が、手前側の両隅部には第2クッション32が、それぞれ嵌合突部34を脚体25の取付孔22に圧入して装着される。下台40の上面における手前側の縁部の両端部には、第2クッション32の位置決め突部35が嵌る位置決め凹部46が形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】合成樹脂製の第1クッション31と第2クッション32が備えられ、第1クッション31は、厚肉の円盤状のクッション本体33の一面に嵌合突部34が形成され、第2クッション32は反対側の面にさらに位置決め突部35が形成された形状である。冷蔵庫本体11の底面20の四隅のうち奥側の両隅部には第1クッション31が、手前側の両隅部には第2クッション32が、それぞれ嵌合突部34を脚体25の取付孔22に圧入して装着される。下台40の上面における手前側の縁部の両端部には、第2クッション32の位置決め突部35が嵌る位置決め凹部46が形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、冷却貯蔵庫等の機器の梱包構造に関する。
例えば業務用冷蔵庫等の大型冷蔵庫では、製品を出荷する際には、製品を木製の下台の上に載せた状態で梱包するようになっている(例えば、特許文献1参照)。より具体的には、製品である冷蔵庫は、脚体が未装着の状態で底面が下台に載置されるようになっており、それに際し、底面の四隅のうち2箇所に位置決め用のボルトが螺着されるとともに、底面の四隅にゴムシートが貼られる。一方、下台の上面における所定の2箇所に、位置決め凹部が形成されている。
そして、位置決め用のボルトを対応する位置決め凹部に嵌めつつ、冷蔵庫の底面がゴムシートを介在させた状態で下台の上に載せられ、梱包される。したがって搬送中には、底面のボルトが2箇所において位置決め凹部に嵌められていることで、冷蔵庫(製品)が下台に対してずれることが防がれ、また四隅に配されたゴムシートが主に鉛直方向の衝撃を吸収して、冷蔵庫が変形する等を防止するようになっている。
特開2001−315785公報
上記従来の梱包構造では、冷蔵庫(製品)の位置ずれ防止用にボルトが少なくとも2個、衝撃吸収用にゴムシートが4枚必要であって、部品点数が多い嫌いがある。また、梱包前にボルトとゴムシートとを装着し、開梱して冷蔵庫を設置する際には、脚体を取り付けるべく、ボルトもゴムシートも外すのであるが、ボルトについては工具を用いて着脱しなければならず、ゴムシートもテープで止めて取り付け、同テープを剥がして外さねばならず、いずれもいわゆる補助材が必要で、着脱の作業が面倒になり勝ちであった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、適正な梱包が確実に行えた上で、安価に対応できかつ梱包に係る作業を能率良く行えるようにするところにある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、適正な梱包が確実に行えた上で、安価に対応できかつ梱包に係る作業を能率良く行えるようにするところにある。
本発明の機器の梱包構造は、底面の四隅に設けられた取付孔に脚体が着脱可能に取り付けられる機器が、前記脚体が外された状態で下台の上に載せられて梱包されるものにおいて、合成樹脂製であって厚肉の板状をなすクッション本体の一面に前記取付孔に嵌合可能な嵌合突部が突設されたクッションが具備され、前記嵌合突部が前記取付孔に嵌合されることで機器の底面の四隅に前記クッションが装着されるとともに、前記クッションのうち少なくとも2個には、前記クッション本体の他面側に位置決め突部が突設される一方、前記下台の上面の少なくとも所定の2箇所には、前記位置決め突部が嵌る位置決め凹部が形成されているところに特徴を有する。
梱包に際しては、クッションが、それぞれの嵌合突部を脚体の取付孔に嵌めて機器の底面の四隅に取り付けられる。このうち2以上の所定箇所については、位置決め突部が突設されたクッションが装着される。このように、底面の四隅にクッションが取り付けられた機器が、2以上の所定のクッションに突設された位置決め突部を、下台の所定箇所に形成された対応する位置決め凹部に嵌めつつ、四隅で各クッションのクッション本体を介在させた状態で下台の上に載せられ、そののち梱包される。
そのため搬送中には、四隅のうちの2箇所以上において、クッションから下向きに突設された位置決め突部が、下台の上面の位置決め凹部に嵌められていることにより、機器が下台に対してずれることが防がれ、また四隅に配されたクッションのクッション本体が主に鉛直方向の衝撃を吸収して、機器が変形する等が防止される。機器を設置する際には、開梱したのち、所定のクッションに設けられた位置決め突部を相手の位置決め凹部から抜きつつ下台を外し、引き続いて嵌合突部を取付孔から抜いて各クッションを機器の底面から外す。そののち、空いた取付孔に対して脚体が取り付けられて設置される。
機器の位置ずれ防止と衝撃吸収を適正に行う機能を、4個のクッションといった少ない部品点数で果たすことができ、しかもクッションについても、合成樹脂材により位置決め突部の有無が異なる多くとも2種類を製造すれば良いから、安価に対応できる。またクッションの着脱も、嵌合突部を脚体の取付孔に抜き差しするだけで簡単に行うことができ、ひいては梱包に係る作業を能率良く行うことができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記機器の底面に設けられた前記取付孔には、前記脚体に設けられた雄ねじが螺着可能な雌ねじが形成されており、かつ前記クッションの前記嵌合突部には前記取付孔の前記雌ねじに螺合可能な雄ねじが形成されている。クッションの着脱は、雄ねじが形成された嵌合突部を取付孔にねじ込み、また緩めて外すことで行われる。
(1)前記機器の底面に設けられた前記取付孔には、前記脚体に設けられた雄ねじが螺着可能な雌ねじが形成されており、かつ前記クッションの前記嵌合突部には前記取付孔の前記雌ねじに螺合可能な雄ねじが形成されている。クッションの着脱は、雄ねじが形成された嵌合突部を取付孔にねじ込み、また緩めて外すことで行われる。
(2)前記クッションにおける前記クッション本体の外周面には、互いに平行姿勢をなす平行二面が形成されている。クッション本体の平行二面を指で摘むことにより、雄ねじが形成された嵌合突部のねじ込みと緩めて外す操作を容易に行うことができる。
(3)前記位置決め突部が設けられた前記クッションが、前記機器の底面における正面から見た手前側の両隅部に装着されている。機器を下台に載せるに当たり、クッションの位置決め突部が下台の対応する位置決め凹部に正規に嵌ったか否かが、確認しやすい。
本発明によれば、適正な梱包が確実に行えた上で、安価に対応できかつ梱包に係る作業を能率良く行うことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
この実施形態では、4ドアタイプの業務用冷蔵庫を梱包する場合を例示しており、この冷蔵庫10は、図1に示すように、冷蔵庫本体11の上面に機械室12が設けられた構造となっている。冷蔵庫本体11は、前面に開口部を有する断熱箱体により形成され、この前面開口部には、十字形をなす断熱性の仕切枠13が装着されることで合計4個の出入口が形成され、これらの出入口には、観音開き式の断熱扉15が上下2段にわたって装着されている。
機械室12は、前後左右の面にパネル18が張られることで形成されており、その内部には、冷凍ユニット(図示せず)等が収納されている。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
この実施形態では、4ドアタイプの業務用冷蔵庫を梱包する場合を例示しており、この冷蔵庫10は、図1に示すように、冷蔵庫本体11の上面に機械室12が設けられた構造となっている。冷蔵庫本体11は、前面に開口部を有する断熱箱体により形成され、この前面開口部には、十字形をなす断熱性の仕切枠13が装着されることで合計4個の出入口が形成され、これらの出入口には、観音開き式の断熱扉15が上下2段にわたって装着されている。
機械室12は、前後左右の面にパネル18が張られることで形成されており、その内部には、冷凍ユニット(図示せず)等が収納されている。
冷蔵庫本体11の底面20の四隅には脚体25が装着され、これにより当該冷蔵庫10が支持されるようになっている。脚体25は、上面にねじ棒(図示せず)が突設された構造である。図2に示すように、冷蔵庫本体11の底面20の四隅には脚体25の取付孔22が形成され、各取付孔22には、脚体25のねじ棒が螺合可能な雌ねじ23が切られている。脚体25は、ねじ棒を取付孔22に対してねじ込みまたは緩めることで着脱可能に装着されるようになっている。
後記するように、当該冷蔵庫10の梱包時には脚体25は外されており、開梱後の設置時に取り付けられるようになっている。
後記するように、当該冷蔵庫10の梱包時には脚体25は外されており、開梱後の設置時に取り付けられるようになっている。
梱包構造をさらに説明する。冷蔵庫本体11の底面20の四隅には、クッションが装着されるようになっている。クッションは、合成樹脂製例えばABS樹脂製であって、第1クッション31と第2クッション32の2種類が備えられている。
第1クッション31は、図3に示すように、厚肉の円盤状をなすクッション本体33における一面(同図の下面)の中心に、上記の取付孔22内に緊密に嵌る背の低い円柱状をなす嵌合突部34が突出形成された形状である。
第1クッション31の寸法の一例を示すと、クッション本体33の直径φ1 が50mmで、厚さtが10mmである。また、嵌合突部34の直径φ2 が17mmで、高さh1 が6mmである。なお、嵌合突部34の直径φ2 は、脚体25の取付孔22の直径にほぼ匹敵する。
第1クッション31は、図3に示すように、厚肉の円盤状をなすクッション本体33における一面(同図の下面)の中心に、上記の取付孔22内に緊密に嵌る背の低い円柱状をなす嵌合突部34が突出形成された形状である。
第1クッション31の寸法の一例を示すと、クッション本体33の直径φ1 が50mmで、厚さtが10mmである。また、嵌合突部34の直径φ2 が17mmで、高さh1 が6mmである。なお、嵌合突部34の直径φ2 は、脚体25の取付孔22の直径にほぼ匹敵する。
第2クッション32は、図4及び図5に示すように、上記した第1クッション31に対し、クッション本体33におけるもう一方の面(図4の上面)の中心に、位置決め突部35が突出形成された形状である。この位置決め突部35は、嵌合突部34と比べて小径で、逆に背が高い円柱状をなしており、直径φ3 が12mmで、高さh2 が10mmとなっている。
クッション31,32についてABS樹脂製としたのは、クッション本体33の衝撃吸収の機能に加え、嵌合突部34を取付孔22に圧入することの利便のために弾力性に富んでいることと、第2クッション32で位置決め突部35を設ける関係上、剛性にも優れている特性を考慮したためである。
クッション31,32についてABS樹脂製としたのは、クッション本体33の衝撃吸収の機能に加え、嵌合突部34を取付孔22に圧入することの利便のために弾力性に富んでいることと、第2クッション32で位置決め突部35を設ける関係上、剛性にも優れている特性を考慮したためである。
上記のような構造になる第1クッション31と第2クッション32とが2個ずつ備えられ、図2に示すように、位置決め突部35が形成されていない第1クッション31が、冷蔵庫本体11の底面20における奥側の左右の隅部の取付孔22に嵌合突部34を圧入し、クッション本体33を同隅部に密着させて装着される。もう一方の位置決め突部35が形成された第2クッション32は、冷蔵庫本体11の底面20における手前側の左右の隅部の取付孔22に対して同じように嵌合突部34を圧入し、クッション本体33を同隅部に密着させて装着されるようになっている。
一方、梱包時において冷蔵庫10を載せる木製の下台40が備えられている。下台40は、冷蔵庫本体11の底面20の平面形状よりも一回り大きい平面方形状に形成されており、図6に示すように、前後方向を向いた3本の角材41が所定間隔を開けて平行に配され、各角材41の手前側と奥側の端部同士をそれぞれ連結するようにして、上下一対ずつの横板42が挟んで固定された構造となっている。
ただし、手前側の上面の横板42Aは、他の横板42を幅方向に二分割したような小幅横板43が、前後方向に間隔を開けて並んで配された構造となっている。また、左右2本の角材41の下面には、上記した横板42が当てられた位置の内側において、補強板44が装着されている。
ただし、手前側の上面の横板42Aは、他の横板42を幅方向に二分割したような小幅横板43が、前後方向に間隔を開けて並んで配された構造となっている。また、左右2本の角材41の下面には、上記した横板42が当てられた位置の内側において、補強板44が装着されている。
そして、このような下台40における手前側の上面の横板42Aのうち、奥側の小幅横板43の左右両端部には、上記のように冷蔵庫本体11の底面20における手前側の左右の隅部に装着された第2クッション32の位置決め突部35が嵌合可能な位置決め凹部46が、対応して形成されている。
続いて、梱包から設置までの手順について説明する。
梱包に当たっては、冷蔵庫10は脚体25が外された状態とされ、図2に示すように、冷蔵庫本体11の底面20における奥側の左右の隅部に対して、位置決め突部35の無い第1クッション31が装着され、また手前側の左右の隅部に対して、位置決め突部35が設けられた第2クッション32が装着される。各クッション31,32は、既述したように、それぞれの嵌合突部34を対応する取付孔22に圧入することで取り付けられる。
梱包に当たっては、冷蔵庫10は脚体25が外された状態とされ、図2に示すように、冷蔵庫本体11の底面20における奥側の左右の隅部に対して、位置決め突部35の無い第1クッション31が装着され、また手前側の左右の隅部に対して、位置決め突部35が設けられた第2クッション32が装着される。各クッション31,32は、既述したように、それぞれの嵌合突部34を対応する取付孔22に圧入することで取り付けられる。
上記のようにクッション31,32が装着されたら、冷蔵庫10は起立姿勢とされて下台40上に載せられ、その際、図7に示すように、冷蔵庫本体11の底面20における手前側の左右の隅部に装着された第2クッション32の位置決め突部35が、下台40における手前側の上面の横板42A、詳細には奥側の小幅横板43の左右両端部に形成された位置決め凹部46に嵌められつつ載せられる。これにより、冷蔵庫本体11の底面20の四隅が、各クッション31,32のクッション本体33を介在させた状態で下台40の上面、詳細には、上面側の前後の横板42A,42の上に載せられる。
そののち、図8に示すように、左右の断熱扉15の両把手16に亘って弾性材からなる保護部材50が嵌められるとともに、機械室12の上面に、同じく弾性材からなるキャップ状梱包材51が被せられ、正面から見た左右両端部において、同キャップ状梱包材51と、下台40における上面側の横板42Aとの間がバンド52で締結されることで梱包され、出荷される。
搬送中は、手前側の2個の第2クッション32から下向きに突設された位置決め突部35が、下台40の上面における2箇所の位置決め凹部46にそれぞれ嵌められていることにより、冷蔵庫10が、回り止めも含めて下台40に対してずれることが防がれ、また四隅に配されたクッション31,32のクッション本体33が主に鉛直方向の衝撃を吸収し、冷蔵庫10が変形する等が防止される。
搬送中は、手前側の2個の第2クッション32から下向きに突設された位置決め突部35が、下台40の上面における2箇所の位置決め凹部46にそれぞれ嵌められていることにより、冷蔵庫10が、回り止めも含めて下台40に対してずれることが防がれ、また四隅に配されたクッション31,32のクッション本体33が主に鉛直方向の衝撃を吸収し、冷蔵庫10が変形する等が防止される。
冷蔵庫10を設置する現場では、開梱したのち、両第2クッション32に設けられた位置決め突部35を相手の位置決め凹部46から抜きつつ下台40が外され、引き続いて、嵌合突部34を取付孔22から抜いて各クッション31,32が冷蔵庫本体11の底面20から外される。そののち、空いた4箇所の取付孔22に対し、脚体25がねじ棒をねじ込むことでそれぞれ取り付けられ、設置される。
以上のように本実施形態の梱包構造によれば、冷蔵庫10の下台40に対する位置ずれ防止と衝撃吸収を適正に行う機能を、4個のクッション31,32といった少ない部品点数で果たすことができ、しかもクッション31,32についても、ABS樹脂材により位置決め突部35の有無が異なる2種類を製造すれば良いから、安価に対応することができる。またクッション31,32の着脱も、嵌合突部34を脚体25の取付孔22に抜き差しするだけで簡単に行うことができ、ひいては梱包に係る作業を能率良く行うことができる。
また、冷蔵庫10を下台40に対して位置決めする手段として、位置決め突部35が設けられた第2クッション32を、冷蔵庫本体11の底面20における正面から見た手前側の両隅部に装着するようにしたから、冷蔵庫10を下台40に載せるに当たり、第2クッション32の位置決め突部35が下台40の対応する位置決め凹部46に正規に嵌ったか否かが、確認しやすい。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9及び図10によって説明する。この実施形態では、クッションの形状に変更が加えられている。
第2クッション32を例に挙げると、脚体25の取付孔22に嵌められる嵌合突部34Aについて、実施形態1のクッション31,32の嵌合突部34よりも高さ大であり(例えば、高さh3 が12mm)、その嵌合突部34の高さ方向の中央部には、取付孔22に切られた雌ねじ23に螺合可能な雄ねじ37が、図示2条形成されている。
なお、第1クッション(図示せず)は、図9に示す第2クッション32Aから、位置決め突部35を除去した形状である。
次に、本発明の実施形態2を図9及び図10によって説明する。この実施形態では、クッションの形状に変更が加えられている。
第2クッション32を例に挙げると、脚体25の取付孔22に嵌められる嵌合突部34Aについて、実施形態1のクッション31,32の嵌合突部34よりも高さ大であり(例えば、高さh3 が12mm)、その嵌合突部34の高さ方向の中央部には、取付孔22に切られた雌ねじ23に螺合可能な雄ねじ37が、図示2条形成されている。
なお、第1クッション(図示せず)は、図9に示す第2クッション32Aから、位置決め突部35を除去した形状である。
このように、実施形態2の第2クッション32A(第1クッションも)の嵌合突部34Aは、取付孔22に対して圧入ではなくてねじ込みによって装着されるようになっており、素材としては、実施形態1に例示したABS樹脂と比べて安価なPP(ポリプロピレン)が選択されている。
実施形態2では、第2クッション32A(第1クッションも)の着脱は、雄ねじ37が形成された嵌合突部34Aを、取付孔22にねじ込み、また緩めて外すことで行われる。実施形態1の圧入形式のクッション31,32と比較すると、第2クッション32A(第1クッションも)を強固に外れ止めして取り付けることができ、しかも、クッション本体33の外周面を摘んでねじ込みまたは緩める操作をするだけでよいから、着脱操作自体も簡単である。
<実施形態3>
図11は、本発明の実施形態3を示す。この実施形態3は、クッションの形状に更に変更が加えられたものであって、第2クッション32Bを例に採ると、上記した実施形態2の第2クッション32Aに対し、クッション本体33Bを平面正六角形に形状変更したものである。なお、第1クッション(図示せず)は、第2クッション32Bから位置決め突部35を除去した形状である。
図11は、本発明の実施形態3を示す。この実施形態3は、クッションの形状に更に変更が加えられたものであって、第2クッション32Bを例に採ると、上記した実施形態2の第2クッション32Aに対し、クッション本体33Bを平面正六角形に形状変更したものである。なお、第1クッション(図示せず)は、第2クッション32Bから位置決め突部35を除去した形状である。
実施形態3の第2クッション32B(第1クッションも)では、クッション本体33Bが平面正六角形とされ、言い換えるとクッション本体33Bの外周面に、互いに平行姿勢をなす平行二面39が3組形成されている。そのため、クッション本体33Bの外周面を持って、雄ねじ37が形成された嵌合突部34Aを取付孔22にねじ込みまたは緩める場合に、平行二面39を指で摘むことにより滑り難くなり、ねじ込みまたは緩めて外す作業が容易となって、ひいては第2クッション32B(第1クッションも)の着脱作業をより能率良く行うことができる。また、ねじの螺合部分のかじりなどによって強固に固着し、外すことが困難な場合にも、平行二面39が形成されていると、工具を使って簡単に外すことができる。
<実施形態4>
下台40の変形例として、図6の鎖線に示すように、手前側の上面の横板42Aにおける位置決め凹部46の形成位置の各内側の位置において、手前側の下面の横板42との間に、短寸の角材からなる補強材48を設けるようにしてもよい。
下台40の変形例として、図6の鎖線に示すように、手前側の上面の横板42Aにおける位置決め凹部46の形成位置の各内側の位置において、手前側の下面の横板42との間に、短寸の角材からなる補強材48を設けるようにしてもよい。
<実施形態5>
下台40の他の変形例として、図12に示すように、手前側の上面の横板42Aを構成する2枚の小幅横板43のうち奥側の小幅横板43について、位置決め凹部46が形成された両端部の下面側に、補強板49を設けるようにしてもよい。
下台40の他の変形例として、図12に示すように、手前側の上面の横板42Aを構成する2枚の小幅横板43のうち奥側の小幅横板43について、位置決め凹部46が形成された両端部の下面側に、補強板49を設けるようにしてもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)位置決め突部を備えた第2クッションの装着箇所は、冷蔵庫本体の底面における奥側の左右の隅部、あるいは対角の2隅部等、任意の2箇所を選定することができる。
(2)位置決め箇所は、冷蔵庫本体の底面の四隅のうち3箇所または4箇所としてもよい。4箇所にした場合は、クッションは、位置決め突部を備えた第2クッションの1種類のみを備えればよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)位置決め突部を備えた第2クッションの装着箇所は、冷蔵庫本体の底面における奥側の左右の隅部、あるいは対角の2隅部等、任意の2箇所を選定することができる。
(2)位置決め箇所は、冷蔵庫本体の底面の四隅のうち3箇所または4箇所としてもよい。4箇所にした場合は、クッションは、位置決め突部を備えた第2クッションの1種類のみを備えればよい。
(3)実施形態3のさらに変形例として、クッション本体を平面正方形として平行二面を2組形成したり、あるいは平面長円形として平行二面を1組のみ形成するようにしてもよい。
(4)上記実施形態に例示したクッションの各部の寸法はあくまでも一例であって、装着する対象となる冷蔵庫の大きさ等の条件に応じて任意に選定できるものである。
(5)クッションの材質としては、上記実施形態に例示したABS樹脂やPPに限らず、他の合成樹脂材を適用してもよい。
(4)上記実施形態に例示したクッションの各部の寸法はあくまでも一例であって、装着する対象となる冷蔵庫の大きさ等の条件に応じて任意に選定できるものである。
(5)クッションの材質としては、上記実施形態に例示したABS樹脂やPPに限らず、他の合成樹脂材を適用してもよい。
(6)上記実施形態では、脚体の取付手段がねじ込み式のものを例示したが、バヨネット形式等他の形式であってもよい。
(7)上記実施形態では、下台側の位置決め凹部を上面のみに設けた場合を例示したが、上下両面に設けて下台を上下面を逆にして使用できるようにしてもよい。
(8)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵庫に限らず、比較的重量の大きい製品全般の梱包構造に広く適用することができる。
(7)上記実施形態では、下台側の位置決め凹部を上面のみに設けた場合を例示したが、上下両面に設けて下台を上下面を逆にして使用できるようにしてもよい。
(8)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵庫に限らず、比較的重量の大きい製品全般の梱包構造に広く適用することができる。
10…冷蔵庫(機器) 11…冷蔵庫本体 20…底面 22…取付孔 23…雌ねじ 25…脚体 31…第1クッション 32,32A,32B…第2クッション 33,33B…クッション本体 34,34A…嵌合突部 35…位置決め突部 37…雄ねじ 39…平行二面 40…下台 42A…横板 43…小幅横板 46…位置決め凹部
Claims (4)
- 底面の四隅に設けられた取付孔に脚体が着脱可能に取り付けられる機器が、前記脚体が外された状態で下台の上に載せられて梱包されるものにおいて、
合成樹脂製であって厚肉の板状をなすクッション本体の一面に前記取付孔に嵌合可能な嵌合突部が突設されたクッションが具備され、前記嵌合突部が前記取付孔に嵌合されることで機器の底面の四隅に前記クッションが装着されるとともに、
前記クッションのうち少なくとも2個には、前記クッション本体の他面側に位置決め突部が突設される一方、前記下台の上面の少なくとも所定の2箇所には、前記位置決め突部が嵌る位置決め凹部が形成されていることを特徴とする機器の梱包構造。 - 前記機器の底面に設けられた前記取付孔には、前記脚体に設けられた雄ねじが螺着可能な雌ねじが形成されており、かつ前記クッションの前記嵌合突部には前記取付孔の前記雌ねじに螺合可能な雄ねじが形成されていることを特徴とする請求項1記載の機器の梱包構造。
- 前記クッションにおける前記クッション本体の外周面には、互いに平行姿勢をなす平行二面が形成されていることを特徴とする請求項2記載の機器の梱包構造。
- 前記位置決め突部が設けられた前記クッションが、前記機器の底面における正面から見た手前側の両隅部に装着されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の機器の梱包構造。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008192764A Pending JP2010030621A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 機器の梱包構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010030621A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013060211A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 機器の輸送用脚体 |
JP2014189278A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 冷却貯蔵庫の梱包装置 |
-
2008
- 2008-07-25 JP JP2008192764A patent/JP2010030621A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013060211A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 機器の輸送用脚体 |
JP2014189278A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 冷却貯蔵庫の梱包装置 |
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