JP2010028818A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1方向に並べられた受光素子によって蓄積されたそれぞれの蓄積電荷を順番に転送するイメージセンサにおいて、蓄積電荷の変動を抑制して蓄積電荷を転送する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】画像読取装置は、読み取り対象物に対して照明光を照射する発光素子と、一方向に配列され、前記読み取り対象物で反射した前記照明光を受光する複数の受光素子を有し、前記各受光素子に蓄積された電荷を転送クロックに基づいて順に出力するCCDイメージセンサと、前記転送クロックに同期させながら前記転送クロックの1周期毎に前記発光素子を発光させるための発光制御信号を生成し、前記発光制御信号に基づく前記発光素子の発光制御を行う制御部と、を備える画像読取装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置において、CCDイメージセンサに蓄積された信号電荷の変動を低減する技術に関する。
従来、ファクシミリや複写機、イメージスキャナなどにおける画像読取装置として一次元イメージセンサが用いられている。一次元イメージセンサは、例えば、一列に並べられた受光素子であるフォトダイオードと、それに対応して配置されるシフトレジスタと、フォトダイオードとシフトレジスタとの間に配置されるゲートなどを備える。一次元イメージセンサは、そのラインに沿って配置される例えばLED等の光源の光を読み取り対象物に照射して、その反射光をレンズを通してフォトダイオードが受光し、電気信号である電荷に変換する。そして、フォトダイオードに蓄積された電荷がシフトレジスタに送られ、シフトレジスタは、フォトダイオードの配列順に蓄積電荷を順番に外部に転送することで、1ラインごとの画像の読み取りが行われる。
上記光源としてLEDを用いる場合、イメージセンサにおいて所望の受光量を得るために、LEDのオン/オフを周期的に切り替えて照明時間を調整することが行われている。つまり、LEDのオン/オフを切り替えて照明する場合、1ラインの受光期間にLEDがオンとなった際に受光した光の総量が1ラインの受光量となる。
しかしこの場合、イメージセンサが読み取った1ライン上の各画素の蓄積電荷をシフトレジスタが順番に転送している間、LEDのオン/オフの切り替えによって、イメージセンサに関係する電気回路の電圧などが変動してしまう。そうすると、この電圧等の変化が順番に転送される蓄積電荷に影響を及ぼし、電荷量に変動が生じる場合がある。シフトレジスタにおいて蓄積電荷が転送されている間に電荷量が変動してしまうと、受光によって得られた本来の蓄積電荷とは異なる電荷が転送されることとなり、例えば読み取って得られた画像データ上において元の画像にはない濃度むらが現れてしまう。
上記課題を解決するために、この発明の実施の形態は、1方向に並べられた受光素子によって蓄積されたそれぞれの蓄積電荷を順番に転送するイメージセンサにおいて、蓄積電荷の変動を抑制して蓄積電荷を転送する技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様である画像読取装置は、読み取り対象物に対して照明光を照射する発光素子と、一方向に配列され、前記読み取り対象物で反射した前記照明光を受光する複数の受光素子を有し、前記各受光素子に蓄積された電荷を転送クロックに基づいて順に出力するCCDイメージセンサと、前記転送クロックに同期させながら前記転送クロックの1周期毎に前記発光素子を発光させるための発光制御信号を生成し、前記発光制御信号に基づく前記発光素子の発光制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の別の態様である画像読取方法は、読み取り対象物に対して照明光を照射する発光素子と、一方向に配列され、前記読み取り対象物で反射した前記照明光を受光する複数の受光素子を有し、前記各受光素子に蓄積された電荷を転送クロックに基づいて順に出力するCCDイメージセンサと、を備える画像読取装置において、前記転送クロックに同期させながら前記転送クロックの1周期毎に前記発光素子を発光させるための発光制御信号を生成し、前記発光制御信号に基づく前記発光素子の発光制御を行うことを特徴とする。
本発明の別の態様である画像読取プログラムは、読み取り対象物に対して照明光を照射する発光素子と、一方向に配列され、前記読み取り対象物で反射した前記照明光を受光する複数の受光素子を有し、前記各受光素子に蓄積された電荷を転送クロックに基づいて順に出力するCCDイメージセンサと、を備える画像読取装置において、前記転送クロックに同期させながら前記転送クロックの1周期毎に前記発光素子を発光させるための発光制御信号を生成し、前記発光制御信号に基づく前記発光素子の発光制御を行う処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、1方向に並べられた受光素子によって蓄積されたそれぞれの蓄積電荷を順番に転送するイメージセンサにおいて、蓄積電荷の変動を抑制して蓄積電荷を転送することができる。
第1の実施形態の画像読取装置を備える画像形成装置の断面図である。 第1の実施形態の画像読取装置の構成を示す構成図である。 図2に示す制御部を説明するためのブロック図である。 第1の実施形態にかかる、所定のタイミングで光源のLEDを駆動制御するための構成を説明するためのブロック図である。 第1の実施形態のCCDイメージセンサの構成を示す構成図である。 第1の実施形態の画像読取装置において、光源であるLEDをオン/オフ制御するタイミングを説明するためのタイミングチャートである。 第2の実施形態に係るLED制御信号生成回路が生成可能な発光パターンを示すタイミングチャートである。 第3の実施形態に係る所定のタイミングで光源のLEDを駆動制御するための構成を説明するためのブロック図である。 第3の実施形態の画像読取装置において、LEDをオン/オフ制御するタイミングを説明するためのタイミングチャートである。 第4の実施形態に係る所定のタイミングで光源のLEDを駆動制御するための構成を説明するためのブロック図である。 第4の実施形態の画像読取装置において、LEDをオン/オフ制御するタイミングを説明するためのタイミングチャートである。 第5の実施形態の画像読取装置において、複数の色のLEDをオン/オフ制御させて画像読取を行う場合のタイミングチャートである。 第6の実施形態の画像読取装置において、複数の色のLEDごとに任意の期間オン/オフ制御させて画像読取行う場合のタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の画像読取装置100を備える画像形成装置1の断面図であり、図2は、画像読取装置100の構成を示す構成図、図3は、図2に示す制御部50を説明するためのブロック図、図4は、本実施形態に係る所定のタイミングで光源のLED2を駆動制御するための構成を説明するためのブロック図、図5は、イメージセンサ6の構成を示す構成図である。また、図6は、本実施形態の画像読取装置100の光源のLED2をオン/オフ制御するタイミングを説明するためのタイミングチャートである。
画像形成装置1は、画像読取部Rと、画像形成部Pとを備える。画像読取部Rは、本実施形態に係る画像読取装置100を備える。また、画像形成装置1は、画像形成部P及び画像読取部Rの動作を制御するためのCPU101とメモリ102を備える。
画像読取装置100は、LED(発光素子)2と、補助LED2’と、ロッドレンズアレイ4と、CCDイメージセンサ6と、基盤8と、出力部10などを備え、CCDイメージセンサ6が直線状に配置された密着型イメージセンサである。そして、CCDイメージセンサ6やLED2などの制御は、制御部50によって行われる。
LED2は、画像読取装置100によって原稿を読み取るために、画像読取部Rの原稿ガラス20上に置かれた原稿Pを照明する光源である。LED2は、図6に示すLED制御信号(発光制御信号)のタイミングでオン/オフが切り替えられて発光動作を行う。また、補助LED2’は、LED2と同様に原稿Pに光を照射する光源であるが、特に、原稿面に段差があるような場合に陰影が発生するのを防止するために用いられる。
ロッドレンズアレイ4は、LED2によって原稿Pを照明し、それにより原稿Pから反射した光をCCDイメージセンサ6に集光し結像するためのレンズである。
CCDイメージセンサ6は、光を電気信号に変換し、蓄積した電荷を外部に転送する素子である。本実施形態のCCDイメージセンサ6は、図5に示すように、画像読取装置100の主走査方向に一列に配列された複数のフォトダイオード(受光素子)6aと、シフトゲート6bと、CCDシフトレジスタ(以下、単に「シフトレジスタ」ともよぶ)6cとを備える。各フォトダイオード6aには、受光量に応じた電荷が蓄積される。フォトダイオード6aに蓄積した電荷は、図6に示すようなタイミングでシフトゲート6bに印加されるゲート信号TRによって開閉するシフトゲート6bを通って、シフトレジスタ6cに送られる。シフトレジスタ6cは、図6に示すようなタイミングでシフトレジスタ6cに印加される画像転送クロックMによって、フォトダイオード6aから送信された蓄積電荷を、いわゆるバケツリレー方式により、各フォトダイオードの配列順に出力部10に転送する。
出力部10は、シフトレジスタ6cから順番に転送された信号を、画像データとしてデータを取得する画像処理回路などに送信する。送信された画像データは、スキャン画像としてメモリ102や外部の記憶装置に保存されたり、画像形成部Pにおいて画像形成処理に用いられたりすることになる。
制御部50は、本実施形態の画像読取装置100の制御を行う。制御部50は、CCDイメージセンサ制御信号生成回路52と、LED制御信号生成回路54と、LED制御回路56とを備える。
CCDイメージセンサ制御信号生成回路52は、CCDイメージセンサ6のシフトゲート6bに入力されるゲート信号TRや、シフトレジスタ6cに入力される画像転送クロックMなどを出力する。
ここで、ゲート信号TRとは、上述したように、シフトゲート6bに対して、シフトゲート6bの開閉を指示する開閉信号である。図6に示すように、ゲート信号TRがオンの間、シフトゲート6bが開いて、フォトダイオード6aに蓄積された電荷がシフトレジスタ6cに転送される。ゲート信号TRがオフの間、シフトゲート6bが閉じて、フォトダイオード6aからシフトレジスタ6cへの蓄積電荷の転送が禁止される。そして、ゲート信号TRがオンからオフに切り替わるタイミングから、次にゲート信号TRがオフからオンに切り替わるタイミングまでの期間は、シフトレジスタ6cから出力部10に対して各フォトダイオード6aに蓄積された電荷が順に、転送される期間(図6において、1ライン周期として示した期間)となる。
また、画像転送クロックMとは、シフトレジスタ6cに転送された、各フォトダイオード6aの蓄積電荷を、出力部10に順番に転送するタイミングを規定する信号である。図6に示すように、画像転送クロックMの1クロックごとに各蓄積電荷が出力部10に転送される。
LED制御信号生成回路54は、図4に示すように、CCDイメージセンサ制御信号生成回路52にて出力された画像転送クロックMに基づいて、LED2をオン/オフ制御するためのLED制御信号を出力する。
LED制御回路56は、スイッチ回路56aと定電流回路56bを備え、LED制御信号生成回路54からのLED制御信号に基づいて、LED2のオン/オフの切替制御を行う。具体的には、スイッチ回路56aがLED制御信号に基づいて定電流回路56bから出力される電流をオン/オフすることにより、LED2を所定のタイミングで発光させることができる。
ここで、発光制御信号としてのLED制御信号とは、上述したCCDイメージセンサ制御信号生成回路52から出力される画像転送クロックMに同期したクロック信号である。上述したように、LED制御信号がオンのときにLED2が点灯し(発光状態)、オフのときにLED2が消灯する(非発光状態)。転送される期間に、LED制御信号がオンとなった時間を全て足し合わせたものが、1ライン周期における総照明時間となる。したがって、所定の電荷量を得るためにフォトダイオード6aが必要とする受光量に応じて、1ライン周期あたりに必要な照明時間を求め、その照明時間を画像転送クロックMの1ライン周期におけるクロック数で除したものが、1クロックあたりのLED2のオンの時間となる。
画像形成装置1が備えるその他の構成として、CPU101は、上述のように、画像形成装置1における画像読取処理や画像形成処理を制御する。
メモリ102は、画像形成装置1における画像読取処理や画像形成処理に用いるプログラムを格納する。メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、VRAM(Video RAM)等から構成されることができる。
次に、図6に示すタイミングチャートに基づいて、上述の構成を備える本実施形態の画像読取装置100が行う画像読取動作を説明する。図6に示す信号は、上から順に、シフトゲート6bの開閉を制御するゲート信号TR、シフトレジスタ6cが蓄積電荷を順番に転送するタイミングを規定する画像転送クロックM、蓄積電荷のリセットを行わせるためのリセットパルス信号RS、LED2がオン/オフするタイミングを規定するLED制御信号、出力部10から出力される各フォトダイオード6aの蓄積電荷を示す出力信号である。
まず、ゲート信号TRがオンとなってシフトゲート6bが開くと、各フォトダイオード6aに蓄積した電荷がシフトゲート6bを通ってシフトレジスタ6cに転送される。ゲート信号TRがオフになるとシフトゲート6bが閉じる。そして、シフトレジスタ6cにおいて、送信された1ラインの蓄積電荷の転送が開始される。蓄積電荷の転送は、上述したように画像転送クロックMのタイミングに同期して行われる。つまり、図6に示す画像転送クロックMの“H”に立ち上がるタイミングから“L”に変化して次に“H”に立ち上がるタイミングまでの1周期に、各蓄積電荷がシフトして1画素分の蓄積電荷が転送される。
そして、LED2は、画像読取動作の際に、この画像転送クロックMに同期したLED制御信号によってオン/オフ制御されて、原稿を照明する。具体的には、LED2は、上述した画像転送クロックMの1クロック内に、1回の発光動作が完了するように制御される。本実施形態の図6では、LED制御信号は、画像転送クロックMと同じ周期でオン/オフが切り替わるようになっている。つまり、画像転送クロックMが“L”から“H”に切り替わるタイミングでLED制御信号がオフからオンに切り替わり、画像転送クロックMが“H”から“L”に切り替わるタイミングでLED制御信号がオンからオフに切り替わる。
この際、LED2のオン/オフの切り替え動作によって、画像読取装置100の電気回路において、電圧の変動等が生じ、それがシフトレジスタ6cに存在する蓄積電荷を変動させる作用を及ぼす。しかし、本実施形態の画像読取装置100によれば、上述のように画像転送クロックMとLED制御信号とを同期させているため、CCDイメージセンサ6の1ラインの蓄積電荷の転送の間(1ライン周期中)は、シフトレジスタ6cにおいて各蓄積電荷が1回シフトされて転送される間に、LEDが1回点灯するように制御されることとなる。つまり、1ライン周期中の全ての転送のタイミングにおいて、LED2が同じタイミングで発光する。
したがって、LED2のオン/オフの切り替えに伴う電圧変動等の影響を、シフトレジスタ6cから順に出力される全ての蓄積電荷に対して作用させることになるため、隣接するフォトダイオード6aに対応する蓄積電荷の間で大きな変動がなくなり、画素間での濃度むらが抑制された画像を得ることができる。
一方、1ラインの蓄積電荷の転送の途中までLED2がオンとなり、その後オフとなるような制御の場合、LED2のオン/オフの切り替わりによる電圧の変化により、シフトレジスタ6cに存在する蓄積電荷が変動する。この場合、LED2がオンの間に転送された蓄積電荷による画像と、LED2がオフの間に転送された蓄積電荷による画像とで、蓄積電荷の変動による本来の画像にない濃度むらが表れてしまうため、好ましくない。
なお、以上説明した制御部50の機能の全て又は一部は、メモリ102に格納されている画像読取処理を行うプログラムをCPU101に実行させることにより実現されるものである。
なお、上述した画像転送クロックMに同期したLED制御信号は、読取対象の画像の全てのラインについて同じ波形パターンの信号とすることが好ましい。ラインごとに信号パターンが変わると、1ライン内での濃淡の差は抑えられるが、副走査方向において濃淡の差が生じる場合があるためである。
また、本実施形態の画像読取装置100においては、LED制御信号は、画像転送クロックMの1クロックにつき1回オン/オフされる信号として説明したが、これに限られるものではない。LED制御信号は、1ラインの蓄積電荷の転送の間、少なくとも画像転送クロックMの1周期の間にLED2が1回以上オン/オフが切り替えられる発光動作が行われ、かつ、画像転送クロックMの1クロックごとのLED制御信号のオン/オフのタイミング(LED制御信号の波形)が同じであればよい。例えば、LED制御信号生成回路54は、画像転クロックMの1クロックあたりのオン/オフ回数が2回であるLED制御信号を出力することができる。この場合も、蓄積電荷が転送されている間に画像転送クロックMの各周期について、同じタイミングで2回オン/オフするLED制御信号が生成され、その信号に基づいてLED2がオン/オフされれば、LED2のオン/オフによる電圧の変動の影響が均等に分散されて、大きな蓄積電荷の変動が起こることはない。
なお、上述したように、画像転送クロックMの1クロックあたりのLED制御信号の波形は、少なくとも1ラインの画像の転送の期間は同じ波形である必要がある。そのため、画像転送クロックMの1周期あたりのLED制御信号の波形は、LED制御信号の1周期の整数倍である必要がある。例えば、画像転送クロックMの1周期あたり、LED制御信号が1.5周期であると、画像転送クロックMの現在の周期と次の周期とで、LED制御信号の波形が異なる。そうすると、画像転送クロックMの各クロックにおいて蓄積電荷の変動が異なり、画像の濃度むらが生じる可能性があるため好ましくない。
以上に説明したように本発明の実施の形態によれば、1ラインにおける画像濃度むらの無い良好な画像を得ることができる。また、全てのラインにおいて同じLED2の発光制御を行うことで、副走査方向にも濃度むらの無い良好な画像を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明における第2の実施形態について、図7を用いて説明する。本実施形態では、画像転送クロックMの1周期内におけるLED2の発光時間を変更できるようにしている。ここで、第1の実施形態で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。
図7は、LED制御信号生成回路54が出力可能な発光パターンを示すタイミングチャートである。本実施形態では、16通りの発光パターンを設けている。発光パターン0では、画像転送クロックMの1周期において、LED2を発光させないようにしている。また、発光パターン15では、画像転送クロックMの1周期において、LED2を発光させ続けている。そして、発光パターン1から発光パターン14までの各発光パターンでは、LED2の発光時間を段階的に長くしている。
ここで、LED2への順電流量(言い換えれば、発光強度)は、すべての発光パターン1〜15において、同一に設定されている。このため、LED2の発光時間を変更すれば、LED2から照射される光の量を変更することができる。
各発光パターン1〜14では、LED2の発光タイミングは同一であり、画像転送クロックMが“L”から“H”に切り替わることに応じて、LED2の発光が開始されるようになっている。言い換えれば、画像転送クロックMの“L”から“H”への切り替わりに同期して、LED2の発光が開始される。
発光パターン0〜15は、ユーザが直接的又は間接的に選択することができる。また、LED2として、波長の異なる光を照射する複数のLEDを用いた場合には、波長に応じて、発光パターンを異ならせることができる。例えば、赤色LED、青色LEDおよび緑色LEDを用いた場合には、3種類のLEDにおける発光パターンを互いに異ならせることができる。発光パターンは、3種類のLEDにおける発光特性や、ラインセンサの分光感度特性に基づいて、選択することができる。
本実施形態において、発光パターン1〜14のいずれかを用いた発光動作により、画像の読み取り動作に必要な光量を確保することができる。また、画像転送クロックMの1周期において、LED2のオン/オフを切り替えるようにしているため、第1の実施形態と同様に、LED2のオン/オフの切り替えに伴う蓄積電荷の変動を低減し、画像の濃度差を抑制することができる。
また、波長の異なるLED2に応じて発光パターンを選択することにより、波長毎のラインセンサの出力にバラツキが生じてしまうのを抑制でき、SN比の高い読み取り画像を取得することができる。
なお、発光パターンの数は、適宜設定することができる。ここで、発光パターンの数を増やせば、画像の読み取り動作に必要な光量を確保しやすくすることができる。
(第3の実施形態)
次に、発明における第3の実施形態について、図8及び図9を用いて説明する。第3の実施形態の画像読取装置100は、LED2を、複数のフォトダイオード6aのうち有効画像領域に対応したフォトダイオード6aの蓄積電荷が転送される間だけ、画像転送クロックMに同期させて点灯させるように制御する。ここで、有効画像領域とは、CCDイメージセンサ6の複数のフォトダイオード6aが変換したそれぞれの蓄積電荷のうち、実際に画像データを生成するために採用される電荷によって生成される画像領域をいう。したがって、後述する図9に示す有効画像領域の範囲の画像転送クロックMに同期して出力部10に転送される蓄積電荷が画像データとして採用され、その前後の画像転送クロックMのタイミングで転送される蓄積電荷は画像データの生成に用いられない。
以下、具体的に本実施形態のLED2の点灯制御について説明する。なお、実施形態1と重複する部分については説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る所定のタイミングで光源のLED2を駆動制御するための構成を説明するためのブロック図であり、図9は、本実施形態の画像読取装置100における、画像転送クロックM、LED制御信号などのタイミングチャートである。本実施形態の画像読取装置100のLED制御信号生成回路54は、画像転送クロックMに加え、制御部50内の不図示のHDEN信号生成回路から出力される、CCDイメージセンサ6の有効画像領域を示すHDEN信号の入力を受ける。そして、LED制御信号生成回路54は、HDEN信号がオンとなるタイミングに同期して、画像転送クロックMに同期したLED制御信号を出力する。
具体的には、まず、ゲート信号TRがオンとなってシフトゲート6bが開き、フォトダイオード6aから蓄積電荷がシフトレジスタ6cに送られた後、ゲート信号TRがオフとなって、フォトダイオード6aの1ライン分の蓄積電荷の転送がスタートする。そして、LED制御信号生成回路54が、有効画像領域を示すHDEN信号のオン信号を受信すると、そのタイミングに同期して、LED制御信号の送信が開始される。有効画像領域の蓄積電荷の転送の間、つまり、HDEN信号がオンの間は、実施形態1の場合と同様に、画像転送クロックMに同期したLED制御信号によって、LED2が発光動作する。その後、有効画像領域の蓄積電荷の転送が終了し、HDEN信号がオフとなると、LED制御信号生成回路54は、HDEN信号のオフのタイミングに同期して、LED制御信号の送信を停止し、LED2はオフとなる。
なお、HDEN信号のオン/オフのタイミングは、例えば、制御部50が画像転送クロックMのクロック数をカウントし、所定のカウント数になったタイミングでHDEN信号生成回路がHDEN信号をオンあるいはオフすればよい。例えば、有効画像領域の蓄積電荷の転送が、1ライン周期における10番目のクロック信号から、100番目のクロック信号までの間に行われる場合には、9番目のクロックをカウントしたら、次のクロックのタイミングでHDEN信号をオンし、99番目のクロックをカウントしたら、次のクロックのタイミングでHEDN信号をオフすることで、有効画像領域を規定するHEDN信号を出力することができる。
以上の第3の実施形態によれば、LED2は、1ラインの蓄積電荷の転送の間の、有効画像領域の蓄積電荷の転送の期間だけ、画像転送クロックMに同期してオン/オフ制御される。そのため、LED2のオン/オフを繰り返す期間が短くなり、LED2のオン/オフの切り替えに伴って電圧が変化することによる、シフトレジスタ6cに存在する蓄積電荷の変動をより少なくすることができる。したがって、本実施形態によれば、1ラインにおける画素間での濃度むらがより少ない画像を得ることができるという効果が得られる。
なお、第2の実施形態で説明したように、画像転送クロックMの1周期において、LEDの発光パターンを変更することもできる。
(第4の実施形態)
次に、本発明における第4の実施形態について、図10及び図11を用いて説明する。第3の実施形態では、HDEN信号によって有効画像領域を特定しているが、本実施形態では、他の方法によって有効画像領域を特定するものである。
図10は、本実施形態に係る所定のタイミングで光源のLED2を駆動制御するための構成を説明するためのブロック図であり、図11は、本実施形態の画像読取装置100における、画像転送クロックM、LED制御信号などのタイミングチャートである。
本実施形態の画像読取装置100のLED制御信号生成回路54は、画像転送クロックMに加え、制御部50内の不図示のLED_Enable信号生成回路から出力される、LED_Enable信号の入力を受ける。そして、LED制御信号生成回路54は、LED_Enable信号がオンとなるタイミングに同期して、画像転送クロックMに同期したLED制御信号を出力してLED2のオン/オフ制御を開始し、LED_Enable信号がオフとなるタイミングに同期してLED制御信号の出力を停止してLED2のオン/オフ制御を終了する。以下、図11に示すタイミングチャートに基づいて、本実施形態のLED2の制御について具体的に説明する。
上述のLED_Enable信号は、図11に示すCount1_Enable信号と、Count2_Enable信号に基づいて、上述のLED_Enable信号生成回路からLED制御信号生成回路54に対して出力される。Count1_Enable信号とCount2_Enable信号は、制御部50の不図示のCount_Enable信号生成回路によって、LED_Enable信号生成回路に出力される。
Count1_Enableの信号は、LED2のオン/オフ制御による発光動作を開始させるタイミングを決定するために用いられる。具体的には、ゲート信号TRがオンからオフに切り替わると、Count_Enable信号生成回路は、Count1_Enableの信号を“L”から“H”に切り替える。そして、Count1_Enableの信号が“H”となっている状態において、Count_Enable信号生成回路は画像転送クロックMの数をカウントする。Count_Enable信号生成回路は、画像転送クロックMのカウント値N1が第1の所定値(整数)に到達した場合において、次の画像転送クロックMが“L”から“H”に切り替わるタイミングで、Count1_Enableの信号を“H”から“L”に切り替える。
LED_Enable信号生成回路は、Count1_Enableの信号が“H”から“L”に切り替わったタイミングにおいて、LED_Enableの信号を“L”から“H”に切り替える。LED制御信号生成回路54は、“H”のLED_Enable信号の入力を受けると、LED制御信号を出力する。これにより、LED2は、LED制御回路56のオン/オフ制御による発光動作を開始する。これによって、LED2のオン/オフ制御は、LED_Enableの信号が“H”となっている間だけ行われ、第1の実施形態で説明したように、画像転送クロックMに同期してLEDがオンおよびオフの間で切り替わる。
一方、Count2_Enableの信号は、LED2のオン/オフ制御による発光動作を終了させるタイミングを決定するために用いられる。具体的には、ゲート信号TRがオンからオフに切り替わったタイミングにおいて、Count_Enable信号生成回路が、Count2_Enableの信号を“L”から“H”に切り替える。そして、Count_Enable信号生成回路は、Count2_Enableの信号が“H”となっている状態において、画像転送クロックMがカウントする。Count_Enable信号生成回路は、画像転送クロックMのカウント値N2が第2の所定値(整数)に到達した場合において、次に画像転送クロックMが“L”から“H”に切り替わるタイミングで、Count2_Enableの信号を“H”から“L”に切り替える。
第2の所定値は、第1の所定値よりも大きい値である。そして、Count1_Enableの信号が“H”から“L”に切り替わったタイミングから、Count2_Enableの信号が“H”から“L”に切り替わったタイミングまでの領域が、有効画像領域となる。言い換えれば、画像の読み取り領域のうち、有効画像領域の範囲に応じて、第1および第2の所定値が設定されることになる。
LED_Enable信号生成回路は、Count2_Enableの信号が“H”から“L”に切り替わったタイミングにおいて、LED_Enableの信号を“H”から“L”に切り替える。そうすると、LED制御信号発生回路54は、LED制御信号の出力を停止し、LED制御回路56は、LED2のオン/オフ制御を停止する。言い換えれば、LED_Enableの信号が“L”にあるとき、LEDはオフ(消灯状態)となる。
このような本実施形態によれば、LED2は、第3の実施形態と同様に、1ラインの蓄積電荷の転送の間の、有効画像領域の蓄積電荷の転送の期間だけ画像転送クロックMに同期してオン/オフ制御される。そのため、LED2のオン/オフを繰り返す期間が短くなり、LED2のオン/オフの切り替えに伴って電圧が変化することによる、シフトレジスタ6cに存在する蓄積電荷の変動をより少なくすることができる。したがって、本実施形態によれば、1ラインにおける画素間での濃度むらがより抑制された画像を得ることができるという効果が得られる。
さらに、本実施形態によれば、LED2のオン/オフの制御による発光期間を任意のタイミングとすることも可能である。具体的には、上述した画像転送クロックMのカウント値N1、N2を変更することにより、Count1_Enable信号及びCount2_Enable信号が“H”から“L”に切り替わるタイミングを任意のタイミングとすることができ、1ライン周期においてLED2の発光動作期間を自由に調整することができる。
これにより、CCDイメージセンサ6の1ラインの蓄積電荷の転送の間の受光量を自由に調整できるという効果が得られる。つまり、CCDイメージセンサ6の受光量は、第2の実施形態において説明した図7に示すように、発光パターンを変更して画像転送クロックMの1クロックあたりの発光時間を変えることで調整が可能である。しかし、発光パターンは、LEDの応答性能の限界などの理由により無段階に自由に設定できるわけではなく、発光パターンの切り替えだけでは所望の受光量を得ることが困難な場合もある。このような場合であっても、本実施形態の制御方法によれば、任意の期間LED2のオン/オフ制御をすることができるため、確実に所望の受光量の分だけLED2から光を照射させることができる。
例えば、図7に示す発光パターンのうち、最も受光量が多いのは、発光パターン14であるが、画像読取装置1を副走査方向に高速で移動させた場合、有効画像領域の蓄積電荷の転送の間に発光パターン14でLED2を発光させても受光量が足りない場合がある。このような場合であっても、Count1_Enableの信号とCount2_Enableの信号を切り替えるタイミングを変えて、LED2のオン/オフ制御を行う期間を有効画像領域の期間よりも長くすることで、必要な受光量を確保することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明における第5の実施形態について、図12を用いて説明する。本実施形態は、互いに異なる波長の光を照射するLEDを用いた場合において、各LEDそれぞれについて、上述したオン/オフ制御による発光動作を行うものである。本実施形態では、赤色光を照射する赤色LEDと、緑色光を照射する緑色LEDと、青色光を照射する青色LEDとを用いている。
図12は、複数の色のLEDをオン/オフ制御させて画像読取を行う場合のタイミングチャートである。図12において、redLED_Enableの信号は、“H”となっているとき、赤色LEDのオン/オフ制御が行われる。また、greenLED_Enableの信号は、“H”となっているとき、緑色LEDのオン/オフ制御が行われる。さらに、blueLED_Enableの信号は、“H”となっているとき、青色LEDのオン/オフ制御が行われる。
ここでいうLEDのオン/オフ制御は、第1の実施形態で説明したように、画像転送クロックMに同期してLEDをオンとオフを切り替えて発光させる動作である。
また、本実施形態の画像読取装置100には、図3及び図4に示したLED制御信号生成回路54とLED制御回路56とが、赤色LED、緑色LED、青色LEDのそれぞれのLEDに対して別々に設けられている。そして、各色のLEDは、それぞれのLED制御信号生成回路54から出力されるredLED_Enableの信号、greenLED_Enableの信号、blueLED_Enableの信号に基づいて、それぞれの色のLEDに対応するLED制御回路によってオン/オフ制御される。
また、各LEDのオン/オフ制御として、第2から第4の実施形態で説明した動作を行うこともできる。
以下、図11に基づいて、各色のLEDのオン/オフ制御の流れを説明する。まず、赤色LEDのオン/オフ制御のタイミングを指示するredLED_Enableの信号は、ゲート信号TRがオンからオフに切り替わったタイミングで、“L”から“H”に切り替わる。redLED_Enableの信号が“H”に切り替わると、赤色LEDのオン/オフ制御による発光動作が開始される。赤色LEDのオン/オフ制御が行われている間、赤色に対応した画像の読み取り動作が行われる。このとき、greenLED_EnableおよびblueLED_Enableの信号は、“L”となっている。
次のタイミングにおいて、ゲート信号TRがオンからオフに切り替わると、redLED_Enableの信号が“H”から“L”に切り替わる。そうすると、赤色LEDのオン/オフ制御は終了し、赤色LEDはオフ(消灯状態)となる。
また、redLED_Enableの信号が“H”から“L”に切り替わったタイミングで、緑色LEDのオン/オフ制御のタイミングを指示するgreenLED_Enableの信号が“L”から“H”に切り替わる。これにより、緑色LEDのオン/オフ制御による発光動作が開始される。緑色LEDのオン/オフ制御が行われている間、緑色に対応した画像の読み取り動作が行われる。ここで、redLED_EnableおよびblueLED_Enableの信号は、“L”となっている。
次のタイミングにおいて、ゲート信号TRがオンからオフに切り替わると、greenLED_Enableの信号が“H”から“L”に切り替わる。そうすると、緑色LEDのオン/オフ制御は終了し、緑色LEDはオフ(消灯状態)となる。
また、greenLED_Enableの信号が“H”から“L”に切り替わったタイミングで、青色LEDのオン/オフ制御のタイミングを指示するblueLED_Enableの信号が“L”から“H”に切り替わる。これにより、青色LEDのオン/オフ制御による発光動作が開始される。青色LEDのオン/オフ制御が行われている間、青色に対応した画像の読み取り動作が行われる。ここで、redLED_EnableおよびgreenLED_Enableの信号は、“L”となっている。
以上のような本実施形態によれば、画像読取装置100においてカラー画像を読み取る場合であっても、各色CCDイメージセンサ6に対応する1ラインの蓄積電荷を転送する間に、対応するLEDが、画像転送クロックMに同期したタイミングでオン/オフ制御されるため、それぞれの色の画像について、1ラインにおける画素間での濃度むらの無い画像が得られる。したがって、カラー画像においても、画像濃度のむらのない良好な画像を得ることができる。
また、本実施形態によれば、互いに異なる波長の光を照射するLEDを用いた場合において、波長毎にLEDのオン/オフ制御を行う期間を分けているため、波長の異なる光が照射されることに伴う色の混ざりを抑制することができる。
なお、本実施形態では、赤、緑、青の順でLEDを発光させているが、この順序は適宜設定することができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明における第6の実施形態について、図13を用いて説明する。図13は、複数の色のそれぞれのLEDについて、オン/オフ制御による発光動作を行う期間を任意の期間に設定して画像読取を行う場合のタイミングチャートである。
本実施形態は、第5の実施形態と同様に、互いに異なる波長の光を照射するLEDのオン/オフを制御するものであるが、さらに、各色のLEDごとにオン/オフ制御を行う期間が個別に設定されるものである。各色のLEDごとにオン/オフする期間を変えるためには、第4の実施形態において説明した処理により、それぞれのLEDについて、オン/オフ制御する期間を調整することができる。
具体的には、図13に示す赤色のLEDのオン/オフ制御の場合は、赤色LEDについてのCount_Enable信号生成回路が、LEDのオン/オフ制御を開始させるタイミングを決定するCount1_Enable信号と、オン/オフ制御を終了するタイミングを決定するCount2_Enable信号を、ゲート信号TRが“H”から“L”へ切り替わるタイミングで、“L”から“H”に切り替える。そして、LED_Enable信号生成回路は、Count1_Enable信号が“H”から“L”に切り替わるタイミングで、LED_Enable信号を“L”から“H”に切り替えて、赤色のLEDのオン/オフ制御を開始させる。そして、Count_Enable信号生成回路が所定回数の画像転送クロックをカウントすると、Count2_Enable信号を“H”から“L”に切り替え、LED_Enable信号生成回路は、その切り替わるタイミングで、LED_Enable信号を“H”から“L”に切り替えて、赤色のLEDのオン/オフ制御を終了させる。このような制御によって、赤色LEDのオン/オフ制御の期間を、例えば図13に示すように、有効画像領域の蓄積電荷の転送期間よりも短い期間とすることができる。
緑色LEDのオン/オフ制御期間及び青色LEDのオン/オフ制御期間についても、上述した処理と同様の処理により、任意の期間に調整することができる。
このように、カラー画像の読み取りを行う場合に、色の異なる複数のLEDを用いる場合であっても、各色の受光量に合わせて自由にオン/オフ制御による発光期間を調整し、画素間の濃度むらの無い良好な画像を得ることができる。
なお、画像形成装置1を構成するコンピュータにおいて、各実施形態において説明した各処理を実行させるプログラムを、画像読取制御プログラムとして提供することができる。当該画像読取制御プログラムは、装置内部に設けられたメモリ102に予め記録されていてもよいし、同様のプログラムをネットワークから画像形成装置1にダウンロードしてもよいし、同様のプログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶させたものを画像形成装置1にインストールしてもよい。記録媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その形態はいずれの形態であってもよい。具体的に、記録媒体としては、例えば、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体、コンピュータプログラムを保持するデータベース、あるいは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、回線上の伝送媒体などが挙げられる。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と共働してその機能を実現させるものであってもよい。なお、本実施の形態におけるプログラムには、実行モジュールが動的に生成されるプログラムを含むものとする。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。
1 画像形成装置、2 LED、4 ロッドレンズアレイ、6 CCDイメージセンサ、8 基盤、10 出力部、50 制御部、52 CCDイメージセンサ制御信号生成回路、53 LED制御信号生成回路、56 LED制御回路、100 画像読取装置、101 CPU、102 メモリ。
特開2000−312278号公報 特開2006−84405号公報 特開平07−298001号公報

Claims (13)

  1. 読み取り対象物に対して照明光を照射する発光素子と、
    一方向に配列され、前記読み取り対象物で反射した前記照明光を受光する複数の受光素子を有し、前記各受光素子に蓄積された電荷を転送クロックに基づいて順に出力するCCDイメージセンサと、
    前記転送クロックに同期させながら前記転送クロックの1周期毎に前記発光素子を発光させるための発光制御信号を生成し、前記発光制御信号に基づく前記発光素子の発光制御を行う制御部と、
    を備える画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記転送クロックがローレベルからハイレベルに切り替わるタイミングにおいて、前記発光制御信号をオフ状態からオン状態に切り替えることにより、前記発光素子を非発光状態から発光状態に切り替える請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記転送クロックがハイレベルからローレベルに切り替わるタイミングにおいて、前記発光制御信号をオン状態からオフ状態に切り替えることにより、前記発光素子を発光状態から非発光状態に切り替える請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、前記転送クロックの1周期内における前記発光素子の発光期間を変更可能である請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の受光素子のうち有効画像領域に対応した前記受光素子の蓄積電荷が出力される間、前記発光制御を行う請求項1から4のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  6. 前記CCDイメージセンサは、
    前記複数の受光素子に蓄積された電荷が転送され、前記転送クロックに基づいて前記各受光素子の蓄積電荷を順に出力するシフトレジスタと、
    入力されるゲート信号に基づいて、前記受光素子から前記シフトレジスタへの蓄積電荷の転送を許容する第1の状態と、前記蓄積電荷の転送を禁止する第2の状態との間で切り替わるシフトゲートと、
    を有しており、
    前記制御部は、
    前記シフトゲートが前記第1の状態から前記第2の状態に切り替わることに応じて前記転送クロックをカウントし、このカウント値が第1の所定値に到達したことに応じて前記発光制御を開始させ、前記カウント値が第1の所定値よりも多い第2の所定値に到達したことに応じて前記発光制御を終了させる請求項1から5のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  7. 前記発光素子は、波長の異なる照明光をそれぞれ照射する複数の発光素子を含み、
    前記受光素子は、前記波長の異なる照明光をそれぞれ受光する複数の受光素子を含んでおり、
    前記制御部は、前記複数の発光素子に対する前記発光制御を、互いに重複しない期間内で行う請求項1から6のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  8. 読み取り対象物に対して照明光を照射する発光素子と、一方向に配列され、前記読み取り対象物で反射した前記照明光を受光する複数の受光素子を有し、前記各受光素子に蓄積された電荷を転送クロックに基づいて順に出力するCCDイメージセンサと、を備える画像読取装置において、
    前記転送クロックに同期させながら前記転送クロックの1周期毎に前記発光素子を発光させるための発光制御信号を生成し、
    前記発光制御信号に基づく前記発光素子の発光制御を行う画像読取方法。
  9. 前記転送クロックがローレベルからハイレベルに切り替わるタイミングにおいて、前記発光制御信号をオフ状態からオン状態に切り替えることにより、前記発光素子を非発光状態から発光状態に切り替える請求項8に記載の画像読取方法。
  10. 前記転送クロックがハイレベルからローレベルに切り替わるタイミングにおいて、前記発光制御信号をオン状態からオフ状態に切り替えることにより、前記発光素子を発光状態から非発光状態に切り替える請求項9に記載の画像読取方法。
  11. 前記転送クロックの1周期内における前記発光素子の発光期間を変更可能である請求項8又は9に記載の画像読取方法。
  12. 前記複数の受光素子のうち有効画像領域に対応した前記受光素子の蓄積電荷が出力される間、前記発光制御を行う請求項8から11のいずれか1つに記載の画像読取方法。
  13. 前記CCDイメージセンサは、
    前記複数の受光素子に蓄積された電荷が転送され、前記転送クロックに基づいて前記各受光素子の蓄積電荷を順に出力するシフトレジスタと、
    入力されるゲート信号に基づいて、前記受光素子から前記シフトレジスタへの蓄積電荷の転送を許容する第1の状態と、前記蓄積電荷の転送を禁止する第2の状態との間で切り替わるシフトゲートと、を有しており、
    前記シフトゲートが前記第1の状態から前記第2の状態に切り替わることに応じて前記転送クロックをカウントし、このカウント値が第1の所定値に到達したことに応じて前記発光制御を開始させ、前記カウント値が第1の所定値よりも多い第2の所定値に到達したことに応じて前記発光制御を終了させる請求項8から12のいずれか1つに記載の画像読取方法。
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