JP2010028355A - 車載ネットワークの通信管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストアップを抑制しつつ、車載ネットワークの安定した通信を実現させることのできる車載ネットワークの通信管理装置を提供すること。
【解決手段】車両に設けられた複数のECU(2,4,6,8,10,12,14)がCAN(20,22)により接続されて形成されている車載ネットワーク(1)において、CANに送信されている定期フレームの送信周期を検出するとともに(S1)、送信周期の標準偏差を算出し(S2)、第1優先順位のECUからの定期フレームの送信周期が該標準偏差における所定値3σ以上であった場合には(S3)、データ通信量を減少させるデータ通信マネジメントを行う(S5)。
【選択図】図2
【解決手段】車両に設けられた複数のECU(2,4,6,8,10,12,14)がCAN(20,22)により接続されて形成されている車載ネットワーク(1)において、CANに送信されている定期フレームの送信周期を検出するとともに(S1)、送信周期の標準偏差を算出し(S2)、第1優先順位のECUからの定期フレームの送信周期が該標準偏差における所定値3σ以上であった場合には(S3)、データ通信量を減少させるデータ通信マネジメントを行う(S5)。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に搭載された制御ユニットが通信線により接続されて形成された車載ネットワークの通信管理装置に関する。
車両には複数の電子制御ユニット(ECU)が搭載されており、これらのECUには、CAN(Controller Area Network)方式の車載LAN等の通信線が接続され、各ECU間で相互にデータ通信可能に車載ネットワークが形成されている。
当該ECUとしては、例えばエンジンの制御を行うエンジンECU、ブレーキ操作に応じた制御及びアンチロックブレーキ(ABS)等の制動力制御を行う制動系ECU、各車輪への駆動力配分を制御する駆動系ECU、空調、ドア、ウインド、ワイパー、ライト等のボデー系機器を制御するボデー系ECU等が搭載されている。
当該ECUとしては、例えばエンジンの制御を行うエンジンECU、ブレーキ操作に応じた制御及びアンチロックブレーキ(ABS)等の制動力制御を行う制動系ECU、各車輪への駆動力配分を制御する駆動系ECU、空調、ドア、ウインド、ワイパー、ライト等のボデー系機器を制御するボデー系ECU等が搭載されている。
そして、当該車載ネットワークでは、通信の安定化を図るため、各通信線における通信状態を監視し、故障診断等が行われている。
例えば、CAN通信バスのエラーステータスから故障診断を行う構成がある(特許文献1参照)。
特開2004−348274号公報
例えば、CAN通信バスのエラーステータスから故障診断を行う構成がある(特許文献1参照)。
近年、車両に搭載されるECUの数は増加しており、このように車載ネットワークに接続されるノード数が増加すると、データ通信量が増加しCANの通信負荷が高くなる。このように通信負荷が高くなることで、データ送信の衝突する確率が高くなり、優先順位の高いデータが繰り返し送信され、優先順位の低いデータは送信周期が長くなるという問題がある。このために、正しく送信されないデータ等が生じ、車両挙動に影響を及ぼすおそれがある。
このように、通信量の増加による通信不具合は、上記特許文献1に開示された技術のような故障診断では解決できない。
そこで、通信量の増加に対しては、例えば通信線の通信速度を上げることが考えられるが、通信速度を上げれば、当該通信線から発生するノイズも高くなり、ノイズ対策としてシールド線を追加する等、コストが大幅に増加するおそれがあり好ましくない。
そこで、通信量の増加に対しては、例えば通信線の通信速度を上げることが考えられるが、通信速度を上げれば、当該通信線から発生するノイズも高くなり、ノイズ対策としてシールド線を追加する等、コストが大幅に増加するおそれがあり好ましくない。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、コストアップを抑制しつつ、車載ネットワークの安定した通信を実現させることのできる車載ネットワークの通信管理装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の車載ネットワークの通信管理装置では、車両に設けられた複数の制御ユニットが通信線を介して接続されて形成された車載ネットワークの通信管理装置であって、前記通信線と接続され、該通信線に送信されているデータの送信周期を検出するとともに、該送信周期の標準偏差を算出し、所定のデータの送信周期が該標準偏差における所定値以上であった場合には、該通信線を通るデータ通信量を減少させるよう通信管理する通信制御手段を備えることを特徴としている。
また、請求項2の車載ネットワークの通信管理装置では、請求項1において、前記通信制御手段は、前記各制御ユニットに優先順位を設定し、所定の優先順位以上の制御ユニットから送信されたデータの送信周期が前記標準偏差における所定値以上であった場合に、前記通信線を通るデータ通信量を減少させるよう通信管理することを特徴としている。
また、請求項3の車載ネットワークの通信管理装置では、請求項1または2において、前記通信制御手段は、前記通信線を通るデータ通信量を減少させる通信管理として、各制御ユニットから定期的に送信されるデータの送信周期を、エラーが生じない範囲で、長くするよう制御することを特徴としている。
また、請求項3の車載ネットワークの通信管理装置では、請求項1または2において、前記通信制御手段は、前記通信線を通るデータ通信量を減少させる通信管理として、各制御ユニットから定期的に送信されるデータの送信周期を、エラーが生じない範囲で、長くするよう制御することを特徴としている。
また、請求項4の車載ネットワークの通信管理装置では、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記通信制御手段は、前記各制御ユニットに優先順位を設定し、前記通信線を通るデータ通信量を減少させる通信管理として、特定の優先順位以下の制御ユニットからのデータの送信を停止させることを特徴としている。
上記手段を用いる本発明の請求項1の車載ネットワークの通信管理装置によれば、通信線に送信されているデータの送信周期を検出するとともに、送信周期の標準偏差を算出し、所定のデータの送信周期が該標準偏差における所定値以上であった場合には、当該通信線のデータ通信量を減少させるよう通信管理する通信制御手段を車載ネットワークに設ける。
つまり、通信線に送信されているデータにおける送信周期の標準偏差に基づきデータ通信量を監視し、所定のデータの送信周期が該標準偏差における所定値以上となるような、通信量過多状態であるときには、データ通信量を減少させるよう通信管理する。
したがって、車両に多数の制御ユニットを搭載した場合でも、通信線の通信速度を上げることなく、適切に車載ネットワークの通信量の増加を抑えることができる。
したがって、車両に多数の制御ユニットを搭載した場合でも、通信線の通信速度を上げることなく、適切に車載ネットワークの通信量の増加を抑えることができる。
これによりコストアップを抑制しつつ、車載ネットワークにおいて安定した通信を実現させることができる。
請求項2の車載ネットワークの通信管理装置によれば、各制御ユニットに優先順位を設定し、所定の優先順位以上の制御ユニットから送信されたデータの送信周期が標準偏差における所定値以上であった場合に、通信線のデータ通信量を減少させる通信管理を行う。
請求項2の車載ネットワークの通信管理装置によれば、各制御ユニットに優先順位を設定し、所定の優先順位以上の制御ユニットから送信されたデータの送信周期が標準偏差における所定値以上であった場合に、通信線のデータ通信量を減少させる通信管理を行う。
つまり、比較的優先順位の高い制御ユニットからの送信データが標準偏差における所定値以上となった場合に、データ通信量を減少させる通信管理を行う。
これにより、優先順位の高いデータの送信が滞ることを確実に防止することができ、より安定した通信を実現させることができる。
請求項3の車載ネットワークの通信管理装置によれば、通信線のデータ通信量を減少させる通信管理として、各制御ユニットから定期的に送信されるデータ(定期データ)の送信周期をエラーが生じない範囲で長くする。
これにより、優先順位の高いデータの送信が滞ることを確実に防止することができ、より安定した通信を実現させることができる。
請求項3の車載ネットワークの通信管理装置によれば、通信線のデータ通信量を減少させる通信管理として、各制御ユニットから定期的に送信されるデータ(定期データ)の送信周期をエラーが生じない範囲で長くする。
このように、各制御ユニットから送信される定期データの送信周期をエラーが生じない範囲で長くすることで、優先順位が低い定期データがいつまでも送信されないという状態を防止し、各制御ユニットからのデータが均等に送信されるようにすることができる。
また、定期データのみの送信周期を長くすることから、イベント的や緊急的なデータは確実に送信されることとなり、車両の走行安定性を確保することができる。
また、定期データのみの送信周期を長くすることから、イベント的や緊急的なデータは確実に送信されることとなり、車両の走行安定性を確保することができる。
請求項4の車載ネットワークの通信管理装置によれば、各制御ユニットに優先順位を設定し、通信線のデータ通信量を減少させる通信管理として、特定の優先順位以下の制御ユニットからのデータの送信を停止させる。
つまり、比較的重要ではない特定の優先順位未満の制御ユニットからのデータ送信を停止させて、通信量を減少させる。
つまり、比較的重要ではない特定の優先順位未満の制御ユニットからのデータ送信を停止させて、通信量を減少させる。
これにより、比較的優先順位の高いデータを確実に送信できるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1を参照すると、本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置の車載ネットワークの概略構成図が示されている。
図1に示す車載ネットワーク1には、車両の各種装置に対応した各種電子制御ユニット(ECU)が設けられている。
図1を参照すると、本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置の車載ネットワークの概略構成図が示されている。
図1に示す車載ネットワーク1には、車両の各種装置に対応した各種電子制御ユニット(ECU)が設けられている。
例えば、当該ECUとしては、エンジンの制御を行うエンジンECU2、ブレーキ操作に応じた制御及びアンチロックブレーキ(ABS)等の制動力制御を行う制動系ECU4、各車輪への駆動力配分を制御する駆動系ECU6、空調、ドア、ウインド、ワイパー、ライト等のボデー系機器を制御するボデー系ECU8等が搭載されている。また、この他にもECUa10、ECUb12、ECUc14が設けられている。
そして、エンジンECU2、制動系ECU4、駆動系ECU6、ボデー系ECU8は第1のCAN(Controller Area Network)20(通信線)が接続されており、ECUa10、ECUb12、ECUc14は第2のCAN22(通信線)が接続されている。
各ECUは、各CAN20、22を介してデータフレームを送信可能である。当該データフレームとしては、例えば、所定の間隔で送信される定期フレーム(定期データ)、所定の条件を満たした場合に送信されるイベントフレーム、ECUが異常を認識した場合に送信されるエラーフレーム等がある。
各ECUは、各CAN20、22を介してデータフレームを送信可能である。当該データフレームとしては、例えば、所定の間隔で送信される定期フレーム(定期データ)、所定の条件を満たした場合に送信されるイベントフレーム、ECUが異常を認識した場合に送信されるエラーフレーム等がある。
また、当該第1のCAN20及び第2のCAN22は、ゲートウェイECU30(通信制御手段)を介して接続されている。
当該ゲートウェイECU30は、第1のCAN20及び第2のCAN22との間のデータフレームを相互に通信できるよう通信状態を制御するものである。
例えば、当該ゲートウェイECU30は、各CAN20、22に送信されている定期フレームの送信周期を検出するとともに、当該送信周期の標準偏差σを算出する機能を有している。そして、当該ゲートウェイECU30は各ECUから送信される定期フレームを制限する等の通信管理を行う機能を有している。
当該ゲートウェイECU30は、第1のCAN20及び第2のCAN22との間のデータフレームを相互に通信できるよう通信状態を制御するものである。
例えば、当該ゲートウェイECU30は、各CAN20、22に送信されている定期フレームの送信周期を検出するとともに、当該送信周期の標準偏差σを算出する機能を有している。そして、当該ゲートウェイECU30は各ECUから送信される定期フレームを制限する等の通信管理を行う機能を有している。
また、当該ゲートウェイECU30は、各ECUごとに数段階の優先順位を設定しており、例えば第1のCAN20に接続されているECUの中では、ABS等の緊急操作制御を含む制動系ECU4を最も高い第1優先順位、エンジンECU2や駆動系ECU6を次に優先順位の高い第2優先順位、走行に影響の少ないボデー系ECU8を最も低い第3優先順位に設定している。また、第2のCAN22に接続されているECUの中では、ECUa10を第1優先順位、EUCb12を第2優先順位、ECUc14を第3優先順位に設定している。
以下このように構成された本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置の作用について説明する。
図2には、本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置において実行される通信管理制御ルーチンがフローチャートで示されており、以下当該フローチャートに沿って説明する。
図2には、本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置において実行される通信管理制御ルーチンがフローチャートで示されており、以下当該フローチャートに沿って説明する。
図2に示すように、ゲートウェイECU30は、ステップS1として、各CAN20、22に送信されている定期フレームの送信周期を検出する。
続くステップS2では、定期フレームの送信周期の標準偏差σを算出する。
ステップS3では、ステップS1で検出した定期フレームの送信周期のうち第1優先順位のECU、即ち制動系ECU4から送信された定期フレームの送信周期が、上記ステップS2で算出した標準偏差σにおける所定値3σ以上であるか否かを判別する。
続くステップS2では、定期フレームの送信周期の標準偏差σを算出する。
ステップS3では、ステップS1で検出した定期フレームの送信周期のうち第1優先順位のECU、即ち制動系ECU4から送信された定期フレームの送信周期が、上記ステップS2で算出した標準偏差σにおける所定値3σ以上であるか否かを判別する。
当該判別結果が偽(No)である場合は、即ち車載ネットワーク1のデータ通信量が比較的少なく安定しているような場合は、ステップS4に進む。
ステップS4では、通常の通信を実行して、当該ルーチンをリターンする。
一方、上記ステップS3の判別結果が真(Yes)である場合、即ち車載ネットワーク1のデータ通信量が多く、送信周期にばらつきが生じているような場合には、ステップS5に進む。なお、このようにデータ通信量が多くなる場合としては、例えば、各ECUから同時に多数のイベントフレームが送信されたり、ノイズ等の外乱により多数のエラーフレームが送信されたりする場合がある。このように、CAN20、22の通信量が増加することで、データ送信の衝突等が生じ、データフレームの送信周期にばらつきが生じる。
ステップS4では、通常の通信を実行して、当該ルーチンをリターンする。
一方、上記ステップS3の判別結果が真(Yes)である場合、即ち車載ネットワーク1のデータ通信量が多く、送信周期にばらつきが生じているような場合には、ステップS5に進む。なお、このようにデータ通信量が多くなる場合としては、例えば、各ECUから同時に多数のイベントフレームが送信されたり、ノイズ等の外乱により多数のエラーフレームが送信されたりする場合がある。このように、CAN20、22の通信量が増加することで、データ送信の衝突等が生じ、データフレームの送信周期にばらつきが生じる。
そして、ステップS5において、ゲートウェイECU30は、データ通信マネジメント(通信管理)を実行する。
詳しくは、当該データ通信マネジメントでは、まず第3優先順位(特定の優先順位以下)のECU、即ちボデー系ECU8、ECUc14からの定期フレームの送信を停止させる。
詳しくは、当該データ通信マネジメントでは、まず第3優先順位(特定の優先順位以下)のECU、即ちボデー系ECU8、ECUc14からの定期フレームの送信を停止させる。
また、他のECU、即ち第1、第2優先順位(所定の優先順位以上)に該当する、エンジンECU2、制動系ECU4、駆動系ECU6、ECUa10、ECUb12、からの定期フレームの送信周期をエラーが生じない範囲で長くする。例えば3回連続で送信に失敗した場合にエラーになるような定期フレームであれば、1回または2回の送信を間引きして、エラーが生じない範囲で送信周期を長くする。
そして、当該データ通信マネジメントを実行した後、当該ルーチンをリターンし、上記ステップS3の判別結果が偽(No)になるまで、データ通信マネジメントを継続する。
以上にように、本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置では、ゲートウェイECU30により、CAN20、22に送信されている定期フレームの送信周期の標準偏差σからデータ通信量を監視し、第1優先順位のECUからの定期フレームの送信周期が所定値3σ以上となるような、通信量過多状態であるときには、データ通信量を減少させるデータ通信マネジメントを行う。
以上にように、本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置では、ゲートウェイECU30により、CAN20、22に送信されている定期フレームの送信周期の標準偏差σからデータ通信量を監視し、第1優先順位のECUからの定期フレームの送信周期が所定値3σ以上となるような、通信量過多状態であるときには、データ通信量を減少させるデータ通信マネジメントを行う。
このように、第1優先順位のECUからの定期フレームの送信周期が所定値3σ以上となったときに、データ通信マネジメントを実行することで、優先順位の高いデータの送信が滞ることを確実に防止することができる。
また、データ通信マネジメントでは、比較的重要ではない第3優先順位のECUからの定期フレームの送信を停止させることで比較的優先順位の高い定期フレームの送信を確保することができる。
また、データ通信マネジメントでは、比較的重要ではない第3優先順位のECUからの定期フレームの送信を停止させることで比較的優先順位の高い定期フレームの送信を確保することができる。
そして、第1、第2優先順位のECUからの定期フレームは送信周期を長くすることで、第1優先順位の定期フレームだけが送信され、第2優先順位の定期フレームがいつまでも送信されないという状態を防止し、比較的優先順位の高い範囲での各定期フレームはそれぞれ均等に送信されるようにすることができる。また、定期フレームのみの送信周期を長くすることから、イベントフレームやエラーフレームは確実に送信されることとなり、車両の走行安定性を確保することができる。
これらのことから、車両に多数のECUを搭載した場合でも、通信線の通信速度を上げることなく、適切に車載ネットワーク1の通信量の増加を抑えることができる。
これにより、本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置では、コストアップを抑制しつつ、車載ネットワーク1において安定した通信を実現させることができる。
以上で本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
これにより、本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置では、コストアップを抑制しつつ、車載ネットワーク1において安定した通信を実現させることができる。
以上で本発明に係る車載ネットワークの通信管理装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態における車載ネットワーク1の構成に限られるものでない。上記実施形態におけるECUは例示的なものであり、ECUの数や種類はこれに限られるものではない。また、上記実施形態の車載ネットワーク1は第1のCAN20、第2のCAN22の2つの通信経路により構成されているが、さらに多数の通信経路を有する車載ネットワークにも適用可能である。
また、上記実施形態では優先順位を3段階に設定しているが、優先順位は何段階に設定しても構わない。また、上記実施形態ではECU毎に優先順位を設定しているが、各データフレーム毎に優先順位を設定しても構わない。
また、図2のステップS3では、データ通信マネジメントを実行するための条件として標準偏差σの所定値3σを用いているが、当該所定値はこの値に限られるものではない。
また、図2のステップS3では、データ通信マネジメントを実行するための条件として標準偏差σの所定値3σを用いているが、当該所定値はこの値に限られるものではない。
また、上記実施形態では、データ通信マネジメントとして、第3優先順位のECUの定期フレームの送信を停止するとともに、その他のECUの定期フレームの送信周期を長くすることとしているが、データ通信マネジメントはCANのデータ通信量を減少させるものであればよく、例えば、上記制御のいずれか一方のみを実行したり、他の制御を追加しても構わない。
1 車載ネットワーク
2 エンジンECU(制御ユニット)
4 制動系ECU(制御ユニット)
6 駆動系ECU(制御ユニット)
8 ボデー系ECU(制御ユニット)
20 第1のCAN(通信線)
22 第2のCAN(通信線)
30 ゲートウェイECU(通信制御手段)
2 エンジンECU(制御ユニット)
4 制動系ECU(制御ユニット)
6 駆動系ECU(制御ユニット)
8 ボデー系ECU(制御ユニット)
20 第1のCAN(通信線)
22 第2のCAN(通信線)
30 ゲートウェイECU(通信制御手段)
Claims (4)
- 車両に設けられた複数の制御ユニットが通信線を介して接続されて形成された車載ネットワークの通信管理装置であって、
前記通信線と接続され、該通信線に送信されているデータの送信周期を検出するとともに、該送信周期の標準偏差を算出し、所定のデータの送信周期が該標準偏差における所定値以上であった場合には、該通信線を通るデータ通信量を減少させるよう通信管理する通信制御手段を備えることを特徴とする車載ネットワークの通信管理装置。 - 前記通信制御手段は、前記各制御ユニットに優先順位を設定し、所定の優先順位以上の制御ユニットから送信されたデータの送信周期が前記標準偏差における所定値以上であった場合に、前記通信線を通るデータ通信量を減少させるよう通信管理することを特徴とする請求項1記載の車載ネットワークの通信管理装置。
- 前記通信制御手段は、前記通信線を通るデータ通信量を減少させる通信管理として、各制御ユニットから定期的に送信されるデータの送信周期を、エラーが生じない範囲で、長くするよう制御することを特徴とする請求項1または2記載の車載ネットワークの通信管理装置。
- 前記通信制御手段は、前記各制御ユニットに優先順位を設定し、前記通信線を通るデータ通信量を減少させる通信管理として、特定の優先順位以下の制御ユニットからのデータの送信を停止させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の車載ネットワークの通信管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008185985A JP2010028355A (ja) | 2008-07-17 | 2008-07-17 | 車載ネットワークの通信管理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Country Status (1)
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-
2008
- 2008-07-17 JP JP2008185985A patent/JP2010028355A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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