JP2010028165A - 非接触通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属部材等に起因する効率低下を抑えることができ、かつ位置関係に起因する通信効率低下を抑えて低消費電力化を効果的に実現できる非接触通信装置を提供する。
【解決手段】非接触通信装置に設けられたアンテナユニットは、アンテナ21と、接触部材23と、磁性体25とを備えると共に、アンテナ21と磁性体25との間に付勢部材が介在しており、アンテナ21を磁性体25から離間させる方向に付勢し得る構成となっている。このアンテナユニットは、通信対象40が接触部材23の接触面23aに接近していない初期状態では、アンテナ21と磁性体25との間が所定距離で維持され、接触面23aが磁性体25側に押圧されたとき、接触部材23の一部(アンテナ21を被覆する部分)とアンテナ21とが付勢部材の付勢に抗して磁性体25側に一体的に移動することで、アンテナ21と磁性体25との距離が変化するようになっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、非接触通信装置に関するものである。
従来より、ICカードなどの非接触通信媒体に対して読み書きを行う非接触通信装置が提供されている。この種の非接触通信装置は、一般的に、非接触通信媒体との間でデータの授受を行うためのアンテナが内蔵され、当該アンテナと非接触通信媒体に内蔵されたアンテナとの間で電磁波等を媒介として通信を行うように構成されている。なお、このような非接触通信装置に関する技術としては、例えば特許文献1のようなものがある。
特開2001−44747公報
ところで、非接触通信装置に内蔵されるアンテナは、使用環境に応じて様々な影響を受けることが知られている。例えば、アンテナに金属部材や誘電体などが近接すると、アンテナから直接放射される電波と金属部材等からの反射波との干渉により磁界強度が弱まり、通信の効率が低下する等の問題がある。このような問題に対し、特許文献1では、アンテナの付近に磁性体を配置することでこのような影響を抑えるようにしている。
一方、通信効率に影響を与える要因としては、アンテナと非接触通信媒体との位置関係の問題もある。即ち、アンテナと非接触通信媒体との間で通信を行う場合、双方をアンテナの特性に応じた効率の良い位置関係とすることが望ましいが、常に最適な位置関係で通信を行い得る構成は難しく、位置関係によっては通信効率が悪くなり、低消費電力化の妨げとなる場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、金属部材等に起因する効率低下を抑えることができ、かつ位置関係に起因する通信効率低下を抑えて低消費電力化を効果的に実現できる非接触通信装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、非接触通信媒体を備えた通信対象との間で非接触通信を行う非接触通信装置であって、アンテナと、前記通信対象と接触する接触面を備え、前記アンテナと一体的に構成された接触部材と、前記アンテナに対し、前記通信対象の接触側とは反対側に設けられた磁性体と、前記アンテナと前記磁性体との間に介在し、前記アンテナを前記磁性体から離間させる方向に付勢可能な付勢部材と、を備え、前記通信対象が前記接触部材の前記接触面に接触していない初期状態では、前記アンテナと前記磁性体との間が所定距離で維持され、前記接触面が前記磁性体側に押圧されたとき、前記接触部材の少なくとも一部と前記アンテナとが前記付勢部材の付勢に抗して前記磁性体側に一体的に移動することで、前記アンテナと前記磁性体との距離が変化することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の非接触通信装置において、前記アンテナが前記初期状態のときの位置よりも前記磁性体側に近づくにつれ、前記アンテナの共振周波数がキャリア周波数に近づくことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の非接触通信装置において、前記アンテナが前記初期状態のときの位置よりも前記磁性体側に近づくにつれ、前記アンテナの共振周波数がキャリア周波数から遠ざかることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2に記載の非接触通信装置において、前記アンテナが前記磁性体側の所定位置まで移動したことを検出する検出手段と、前記非接触通信媒体と前記アンテナとの通信を制御する通信制御手段と、を備え、前記通信制御手段は、前記検出手段により前記アンテナの移動が検出されたときに前記非接触通信媒体と前記アンテナとの通信を開始することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の非接触通信装置において、前記通信制御手段は、前記検出手段による検出後、一定期間通信可能な状態を維持することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の非接触通信装置において、前記アンテナは、前記接触部材によって被覆された構成をなしており、前記接触部材は、少なくとも前記アンテナと前記接触面との間に緩衝材を備えていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の非接触通信装置において、前記緩衝材の一部が、前記アンテナと前記磁性体との間に配置され、前記付勢部材として兼用されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の非接触通信装置において、前記アンテナは、前記緩衝材に埋設されており、かつ前記緩衝材内における前記接触面寄りの位置に配置されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の非接触通信装置において、前記付勢部材は、ばね部材によって構成されていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の非接触通信装置において、前記磁性体は、前記接触面との対向領域において、分割して又は部分的に配置されていることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の非接触通信装置において、前記アンテナの共振周波数を調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の非接触通信装置において、前記接触部材が透明部材によって構成され、前記アンテナの前記磁性体側において、前記接触面と対向する領域に表示手段が設けられており、前記透明部材を介して前記表示手段が視認可能とされていることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12に記載の非接触通信装置において、前記磁性体は、前記表示手段の周囲に配置されており、前記透明部材の一部が、前記磁性体及び前記表示手段と、前記接触面との間に配置され、前記付勢手段として兼用されていることを特徴とする。
請求項1の発明は、アンテナの付近に磁性体が設けられているため金属材料等に起因する通信効率の低下を効果的に抑えることができる。また、接触面が通信対象によって磁性体側に押圧されたとき、接触部材とアンテナとが付勢部材の付勢に抗して磁性体側に一体的に移動するようになっているため、通信対象の接触に伴う衝撃を緩和でき、装置を効果的に保護しうる。更には、接触面の押圧操作に伴ってアンテナと磁性体との距離が変化するため、結合係数が変化し、アンテナの共振周波数が変化することとなる。このようにすると、押圧操作の過程で、アンテナの共振周波数がキャリアの周波数に近づく特定の位置関係を発生させやすく、またそのような特定の位置関係以外の場合には、アンテナの共振周波数とキャリア周波数とが離れるため、電力消費を効果的に抑制できる。
請求項2の発明は、アンテナが初期状態のときの位置よりも磁性体側に近づくにつれ、アンテナの共振周波数がキャリア周波数に近づくように構成されている。このようにすると、初期状態(即ち、通信対象が接触面に接触する前或いは接触直後)のときには、アンテナの共振周波数とキャリア周波数との差が大きくなるため、アンテナからの電磁波の出力を抑えることができ、消費電力を効果的に抑制できる。一方、アンテナが磁性体側に近づくと、アンテナの共振周波数がキャリア周波数に近づくため、通信を効率的且つ良好に行うことができる。
請求項3の発明は、アンテナが初期状態のときの位置よりも磁性体側に近づくにつれ、アンテナの共振周波数がキャリア周波数から遠ざかるように構成されている。このようにすると、初期状態(即ち、通信対象が接触面に接触する前、或いは接触直後)のときには、アンテナの共振周波数がキャリア周波数に近くなるため通信を効率的且つ良好に行うことができる。一方、アンテナが磁性体側に近づくと、アンテナの共振周波数とキャリア周波数との差が大きくなるため、アンテナからの電磁波の出力を抑えることができ、消費電力を効果的に抑制できる。
請求項4の発明では、アンテナが磁性体側の所定位置まで移動したときに非接触通信媒体とアンテナとの通信を開始するように通信制御を行っている。このようにすると、アンテナが所定位置に移動するまでの不要な電力消費を効果的に抑えることができ、アンテナの共振周波数がキャリア周波数に近づいた状態となってから効率的に通信を行うことができる。
請求項5の発明では、アンテナが所定位置に移動するまでは不要な電力消費を抑えることができ、アンテナの共振周波数がキャリア周波数に近づいた状態では一定期間通信可能な状態が維持されるため、適切な位置関係で通信をより良好に行うことができる。
請求項6の発明は、アンテナが接触部材によって被覆された構成をなしており、接触部材が少なくともアンテナと接触面との間に緩衝材を備えている。このようにすると、アンテナを良好に保護できると共に、通信対象の接触に伴う衝撃をより効果的に緩和できる。
請求項7の発明では、緩衝材の一部が、アンテナと磁性体との間に配置され、付勢部材として兼用されている。このようにすると、衝撃を効果的に緩和できる構成を、部品点数を抑えて簡易に実現できる。
請求項8の発明は、アンテナが緩衝材に埋設され、かつ緩衝材内における接触面寄りの位置に配置されているため、アンテナと磁性体との間に十分な量の緩衝材を配置しやすく、アンテナの移動可能量を大きく確保しうる構成を良好に実現できる。
請求項9の発明は、付勢部材がばね部材によって構成されているため、簡易な構成で安定的な付勢が可能となる。
請求項10の発明は、磁性体が接触面との対向領域において分割して又は部分的に配置されている。このようにすると、単一の磁性体を接触面との対向領域全体に配置しにくい場合に有利となる。
請求項11の発明は、アンテナの共振周波数を調整する調整手段が設けられているため、アンテナの共振周波数を使用状況に応じた適切な値に設定し直すことができる。
請求項12の発明は、接触部材が透明部材によって構成され、アンテナの磁性体側において、接触面と対向する領域に表示手段が設けられており、透明部材を介して表示手段が視認可能とされている。このようにすると、表示手段によってユーザに様々な情報を提供でき、且つその表示手段の表示側の領域を効果的に利用して通信を行うことができるため、コンパクトな構成で高機能化を実現できる。その上、透明部材を、アンテナの共振周波数を変化させる手段としてだけでなく、表示手段を保護する手段としても兼用でき、高機能化を実現しつつも衝撃に強い構成となる。
請求項13の発明は、磁性体が表示手段の周囲に配置されており、透明部材の一部が、磁性体及び表示手段と、接触面との間に配置され、付勢手段として兼用されている。このようにすると、透明部材が、アンテナを保持する手段、付勢手段、表示手段を保護する手段、表示手段を視認させる手段、としての役割を果たすこととなり、簡易且つ小型構成で多機能を実現できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の非接触通信装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る非接触通信装置の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。図2(a)は、図1の非接触通信装置で用いられるアンテナユニットを概略的に例示する平面図であり、(b)は、そのアンテナユニットの断面概略図である。図3は、アンテナユニットの使用状態を説明する説明図であり、(a)は通信対象が接触した直後の状態を説明する説明図であり、(b)は通信対象によって押し下げられた状態を説明する説明図である。図4は、アンテナの共振周波数の設定例を説明するグラフである。
まず、図1を参照して非接触通信装置1の電気的構成を説明する。
非接触通信装置1は、例えば、ICカードリーダやその他のRFIDタグリーダライタ等として構成されるものであり、無線タグ等の非接触通信媒体を備えた通信対象(例えばICカード)との間で非接触通信を行うものである。この非接触通信装置1はCPU2を有すると共に、ROM、RAM等の記憶手段(図示略)を備えており、CPU2によって全体的な制御がなされるようになっている。また、非接触通信装置1には、送信側を構成する回路として、キャリア発振器3、増幅器4、送信部フィルタ5、符号化部6、変調部7、同調回路13などが設けられている。また、受信側には、受信部フィルタ8、増幅器9、復調部10、二値化処理部11、複号化部12が設けられている。
符号化部6は、CPU2に接続されており、当該CPU2より出力される送信データを符号化して変調部7に出力する構成をなしている。変調部7は、キャリア発振器3より出力される例えば周波数13.56MHzのキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部6より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器(送信手段)4に出力する。なお、キャリア発振器3の発振動作の動作/停止は、CPU2によって制御されるようになっている。
増幅器4は、入力信号(変調部7によって変調された被変調信号)を所定のゲインで増幅する構成をなしており、その増幅信号を送信部フィルタ5に出力する。送信部フィルタ5は、フィルタリングした送信信号を、同調回路13を介してアンテナ21に出力する。このようにしてアンテナ21に送信信号が出力されると、その送信信号が電磁波として当該アンテナ21より外部に放射されることとなる。
一方、アンテナ21を介して受信された信号は受信部フィルタ8によってフィルタリングされた後、増幅器9によって増幅され、復調部10に与えられて復調される。その復調された信号波形は二値化処理部11において二値化され、その後、復号化部12において復号化される。そして、復号化された受信データはCPU2に出力される。
次に、アンテナユニット20の構成について説明する。
本実施形態に係る非接触通信装置1には、図2に示すアンテナユニット20が設けられている。このアンテナユニット20は、接触部材23と、上述のアンテナ21と、磁性体25とを備えた構成をなしており、接触部材23の内部にアンテナ21が埋め込まれた構成をなしている。
接触部材23は、例えばゴム、エラストマー、その他の樹脂材料等の伸縮性を有する伸縮材料によって構成されており、磁性体25上に載置された構成をなしている。この接触部材23は、磁性体25側とは反対側の面(接触面23a)が外部に露出しており、接触面23aが押されていない自然状態では、図2(b)のように形状が維持され、接触面23aが磁性体25側に押されることで図3(b)のような圧縮状態に変化するようになっている。また、接触面23aの押圧が解除されると、圧縮状態から開放されて形状が復帰し、再び図2(b)のような状態に戻る構成となっている。なお、本実施形態では、接触部材23全体が「緩衝材」の一例に相当している。
アンテナ21は、ループアンテナとして構成されており、図2(a)(b)のように、接触部材23(緩衝材)に埋設されて接触部材23と一体化している。図2(b)のように、アンテナ21は、接触部材23(緩衝材)内における接触面23a寄りの位置において接触面23aに沿って環状に配置されており、一方側(接触面23a側)が当該接触部材23によって被覆された構成をなしている。
また、接触部材23の一部が、アンテナ21と磁性体25との間に配置され、アンテナ21と磁性体25との位置関係を調整する機能を果たしている。即ち、図2(b)のように接触面23aが押圧されていない状態では、接触部材23自身の形状保持機能によってアンテナ21と磁性体25とが図2(b)のような一定の距離関係に保たれ、図3(b)のように接触面23aが磁性体25側に押された場合にはアンテナ21が接触部材23による付勢(即ち、アンテナ21と磁性体25との間に配置された接触部材23の一部が図2(b)のような状態に戻ろうとする付勢)に抗して磁性体25側に移動し、アンテナ21と磁性体25との間の距離が縮まるようになっている。なお、本実施形態では、接触部材23の一部がアンテナ21と磁性体25との間に介在して「付勢部材」として兼用されおり、アンテナ21を磁性体25から離間させる方向に付勢するように機能している。
磁性体25は、電磁波を遮蔽する機能を有するものであればよく、本実施形態では例えばフェライトなどによって構成されている。この磁性体25は、アンテナ21に対して、ICカード40の接触側(即ち接触面23a側)とは反対側に設けられており、アンテナ21の背面側に放射された電磁波を吸収し、周囲からの反射波(例えば近接する金属部材当からの反射波)を抑えるように機能している。
次に、アンテナユニット20の機能について説明する。
本実施形態のアンテナユニット20は、通信対象40が接触部材23の接触面23aに接触していない初期状態(図2(b)参照)では、アンテナ21と磁性体25との間が所定距離で維持されるようになっている。一方、接触面23aが通信対象40によって磁性体25側に押圧されたときには、図3(b)のように接触部材23の一部分(接触部材23におけるアンテナ21を被覆する部分)とアンテナ21とが、接触部材23の他部分(接触部材23におけるアンテナ21と磁性体25との間に介在する部分)による付勢に抗して磁性体25側に一体的に移動し、アンテナ21と磁性体25との距離が変化するようになっている。
また、アンテナユニット21は、図4のような特性を有している。図4は、アンテナ21における周波数とインピーダンスとの関係を説明するグラフであり、通信対象40が接触面23aに接近していない状態(図2(b)の状態)のときの特性を二点鎖線で示し、通信対象40が接触面23aに接触した直後(図3(a)の状態)の特性を破線で示している。また、接触面23aが通信対象40に押圧されて図3(b)のように接触部材23が圧縮されたときの特性を実線で示している。
本実施形態のアンテナユニット21は、通信対象40がアンテナ21に接近するにつれてアンテナ21の共振周波数が低下するという性質、及びアンテナ21が磁性体25に接近するにつれてアンテナ21の共振周波数が低下するという性質を利用した構成となっている。図4に示すように通信対象40が接触面23aに接近していない状態では、アンテナ21の共振周波数がキャリアの周波数から大きく離れている。この場合、アンテナ21は、キャリア周波数のときのインピーダンスが低くなり、放射電力も小さくなる。従って、通信対象40が接触面23aから大きく離れ、アンテナ21と通信対象40とで通信を行うことができないときの消費電力が低く抑えられることとなる。
一方、通信対象40が接触面23a付近に翳され、図3(a)のように通信対象40が接触面23aに接触すると、図4に示すようにアンテナ21の共振周波数は、通信対象40が周囲に存在しない状態と比較してF1だけ低下する。このときでも、依然としてアンテナ21の共振周波数がキャリアの周波数から離れており、消費電力が低く抑えられることとなる。
図3(a)のように通信対象40が接触面23aに接触した後、この通信対象40によって接触面23aが磁性体25側に押し下げられると、アンテナ21が次第に磁性体25側に近づくこととなる。本実施形態のアンテナユニット20は、このようにアンテナ21が磁性体25側に近づくにつれ、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数に近づくように設定されている。図4では、接触面23aが最も押し下げられたとき(図3(b)の状態)のアンテナ21の共振周波数が、通信対象40が接触した直後(接触面23aが押し下げられていない状態)のアンテナ21の共振周波数からF2程度低下する構成となっており、接触面23aが最も押し下げられた図3(b)の状態で、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数とほぼ等しくなる設定となっている。従って、通信対象40が最もアンテナ21に近接し、かつアンテナ21が最も磁性体25と近接した状態で最も放射電力が大きくなり、極めて効率的な電力伝送を行うことができる。
また、本実施形態では、アンテナ21の共振周波数を適宜調整できるようになっている。具体的には、図1に示すように可変コンデンサC1、C2が設けられており、これら可変コンデンサC1、C2の値を調整することでアンテナ21の共振周波数を変更できるようになっている。可変コンデンサC1、C2は、CPU2による制御によって容量を電子的に自動調整できる構成であってもよく、手動操作により調整する構成であってもよい。なお、本実施形態ではこれらコンデンサC1,C2が「調整手段」の一例に相当し、アンテナ21の共振周波数を調整するように機能する。
以上説明した本実施形態の構成によれば、例えば以下のような効果を奏する。
本実施形態の非接触通信装置1は、アンテナ21の付近に磁性体25が設けられているため、アンテナ21付近に金属材料等が接近したとしても当該金属材料等に起因する通信効率の低下を効果的に抑えることができる。また、接触面23aが通信対象40によって磁性体25側に押圧されたとき、接触部材23とアンテナ21とが付勢部材の付勢に抗して磁性体25側に一体的に移動するようになっているため、通信対象40の接触に伴う衝撃を緩和でき、装置を効果的に保護しうる。更には、接触面23aの押圧操作に伴ってアンテナ21と磁性体25との距離が変化するため、結合係数が変化し、アンテナ21の共振周波数が変化することとなる。このようにすると、押圧操作の過程で、アンテナ21の共振周波数がキャリアの周波数に近づく特定の位置関係を発生させやすく、またそのような特定の位置関係以外のときには、アンテナ21の共振周波数とキャリア周波数とが離れるため、不要な電磁波の出力を抑えることができ、消費電力を効果的に抑制できる。
また、アンテナ21が初期状態のときの位置(図2(b)、図3(a)の位置)よりも磁性体25側に近づくにつれ、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数に近づくように構成されている。このようにすると、初期状態(即ち、通信対象40が接触面23aに接触する前或いは接触直後)のときには、アンテナ21の共振周波数とキャリア周波数との差が大きくなるため、アンテナ21からの電磁波の出力を抑えることができ、消費電力を効果的に抑制できる。一方、アンテナ21が磁性体25側に近づくことにより、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数に近づくため、通信対象40とアンテナ21とが近接した状態、及びアンテナ21と磁性体25とが近接した状態で適切な放射電力を確保でき、通信を効率的且つ良好に行うことができる。
このような構成は、通信対象40(ICカード等)の動作電力が大きい場合などにおいて特に有利となる。即ち、通信対象40の動作電力が確保できないような位置関係のときには電磁波の出力を極力抑えて低電力化を図ることができ、通信対象40の動作電力を十分確保できる位置関係となったときには十分な電磁波が出力されるため、極めて効率的な通信が可能となる。
また、本実施形態の非接触通信装置1では、アンテナ21が接触部材23によって被覆された構成をなしており、接触部材23が、少なくともアンテナ21と接触面23aとの間で緩衝材として機能している。このようにすると、アンテナ21を良好に保護できると共に、通信対象40の接触に伴う衝撃をより効果的に緩和できる。
また、上記のように緩衝材として機能する接触部材23の一部が、アンテナ21と磁性体25との間に配置され、付勢部材として兼用されている。このようにすると、衝撃を効果的に緩和できる構成を、部品点数を抑えて簡易に実現できる。
また、アンテナ21が、緩衝材として機能する接触部材23内に埋設され、かつ接触部材23内における接触面23a寄りの位置に配置されているため、アンテナ21と磁性体25との間に十分な量の緩衝材を配置しやすく、アンテナ21を大きく移動させうる構成をコンパクト且つ良好に実現できる。
また、アンテナ21の共振周波数を調整する調整手段が設けられているため、アンテナ21の共振周波数を使用状況に応じた適切な値に設定し直すことができる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。図5(a)は、第2実施形態の非接触通信装置に用いられるアンテナユニットを概略的に示す平面図であり、図5(b)はそのアンテナユニットの断面概略図である。また、図6(a)は、図5のアンテナユニットに対して通信対象が接触した直後の状態を説明する説明図であり、図6(b)は、接触部材が通信対象によって押し下げられた状態を説明する説明図である。
なお、本実施形態では、アンテナユニット220の構成のみが第1実施形態のアンテナユニット20(図2等)と異なり、それ以外は第1実施形態と同様である。よって異なる部分について重点的に説明し、同様の部分については第1実施形態と同一の符号を付し、詳細な説明は省略することとする。また、本実施形態の説明では、第1実施形態と同一である図1、図4については、適宜これらの図を参照して説明することとする。
本実施形態で用いるアンテナユニット220は、アンテナ21と、接触部材223と、磁性体25とを備えており、接触部材223と磁性体25との間にばね部材232が配置された構成をなしている。なお、アンテナ21は、第1実施形態と同一の構成のものが用いられており、図1のような電気的接続構成をなしている。また、磁性体25も第1実施形態と同一のものが用いられており、アンテナ21に対し、通信対象40の接触側(即ち接触面223a側)とは反対側に設けられている。
接触部材223は、樹脂材料などによって板状に構成されており、磁性体25とは反対側の面が通信対象40(図6参照)と接触する接触面223aとされている。この接触部材223もアンテナ21と一体的に構成されており、具体的には接触面223a側にアンテナ21が接着等により取り付けられた構成をなしている。なお、図5等の例では、接触部材223の接触面223a側にアンテナ21を取り付けた構成を例示したが、アンテナ21は接触面223aとは反対側に取り付けてもよく、接触部材223内部に埋設してもよい。
ばね部材232は、接触部材223と磁性体25との間に介在するように接触部材の四隅にそれぞれ設けられている。これら4つのばね部材232は、いずれもコイルばねとして構成されており、アンテナ21を磁性体25から離間させる方向に付勢可能な構成をなしており、「付勢部材」の一例に相当している。
本実施形態で用いるアンテナユニット220は、通信対象40が接触部材223の接触面223aに接触していない初期状態では、アンテナ21と磁性体25との間が所定距離で維持され、図6(b)のように接触面223aが磁性体25側に押圧されたとき、接触部材223とアンテナ21とが4つのばね部材232の付勢に抗して磁性体25側に一体的に移動することで、アンテナ21と磁性体25との距離が変化するようになっている。なお、本実施形態のアンテナユニット220の特性も図4のようになっており、図5(b)のように通信対象40が接触面223aに接近していないときには、図4の二点鎖線のようにアンテナ21の共振周波数がキャリアの周波数から大きく離れるように設定されている。また、通信対象40が接触面223a付近に翳され、図6(a)のように通信対象40が接触面223aに接触すると、図4の破線のように、アンテナ21の共振周波数は、通信対象40が周囲に存在しない状態と比較して低下するようになっている。このときでも、アンテナ21の共振周波数がキャリアの周波数よりもある程度大きい値となるように設定されている。
図6(a)のように通信対象40が接触面223aに接触した後、この通信対象40によって接触面223aが磁性体25側に押し下げられると、アンテナ21が次第に磁性体25側に近づくこととなる。本実施形態のアンテナユニット220も、このようにアンテナ21が磁性体25側に近づくにつれ、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数に近づくように設定されている。具体的には、図4の実線ように、接触面223aが最も押し下げられた図6(b)の状態で、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数とほぼ等しくなる設定となっている。
更に、本実施形態で用いるアンテナユニット220には、アンテナ21が磁性体25側の所定位置まで移動したことを検出する検出手段230が設けられている。この検出手段230は、接触部材223が磁性体23側の所定位置まで接近したことを検出しうる構成であればよく、本実施形態では、その一例としてプッシュスイッチによって構成されたものを示している。なお、プッシュスイッチ以外の構成でも勿論よく、例えば、近接センサや圧力センサなどによって構成されていてもよい。
検出手段230は、図6(b)のように接触部材223が接近してスイッチが押されたときに、CPU2に対して検出信号(例えば、Hレベル信号やLレベル信号)を出力する構成となっている。CPU2は、この検出信号を受けたときにキャリア発振器3の動作を開始させる制御を行っており、これによりキャリア発振器3での発振動作が開始されてキャリアが出力される。従って、CPU2が検出信号を受けるまで(即ち、接触部材223が検出手段230によって検出されるまで)はアンテナ21からの電磁波の出力が停止し、通信動作に伴う電力消費が抑えられることとなる。また、CPU2は、検出手段230による接触部材223の検出後、一定期間キャリアが出力されるようにキャリア発振器3を制御しており、一定期間通信可能な状態を維持している。なお、CPU2は、「通信制御手段」の一例に相当しており、通信対象40に設けられた非接触通信媒体とアンテナ21との通信を制御する構成をなしている。また、CPU2は、検出手段230によりアンテナ21の移動が検出されたときに非接触通信媒体とアンテナ21との通信を開始させるように機能している。
以上のような本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様の効果を奏し、更に以下のような効果も得られる。
本実施形態の非接触通信装置1では、アンテナ21が磁性体25側の所定位置(接触部材223が検出手段230によって検出される位置)まで移動したときに非接触通信媒体とアンテナ21との通信を開始するように通信制御を行っている。このようにすると、アンテナ21が所定位置に移動するまでの不要な電力消費を効果的に抑えることができ、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数に近づいた状態となってから効率的に通信を行うことができる。
また、アンテナ21が所定位置に移動するまでは上述のように不要な電力消費を抑えることができ、アンテナ21が所定位置に移動してアンテナ21の共振周波数がキャリア周波数に近づいたときには一定期間通信可能な状態が維持されるため、適切な位置関係で通信をより良好に行うことができる。
また、付勢部材がばね部材によって構成されているため、簡易な構成で安定的な付勢が可能となる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態について説明する。図7(a)は、第3実施形態の非接触通信装置に用いられるアンテナユニットを概略的に示す平面図であり、図7(b)はそのアンテナユニットの断面概略図である。また、図8(a)は、図7のアンテナユニットに対して通信対象が接触した直後の状態を説明する説明図であり、図8(b)は、接触部材が通信対象によって押し下げられた状態を説明する説明図である。
なお、本実施形態では、アンテナユニット320の構成のみが第1実施形態のアンテナユニット20(図2等)と異なり、それ以外は第1実施形態と同様である。よって異なる部分について重点的に説明し、同様の部分については第1実施形態と同一の符号を付し、詳細な説明は省略することとする。また、本実施形態の説明では、第1実施形態と同一である図1、図4については、適宜これらの図を参照して説明することとする。
本実施形態で用いるアンテナユニット320は、図7(a)(b)に示すように、アンテナ21と、接触部材323と、磁性体325とを備えており、接触部材323と磁性体325との間にばね部材332が配置された構成をなしている。なお、アンテナ21は、第1実施形態と同一の構成のものが用いられており、図1のような電気的接続構成をなしている。
図7(b)に示すように、接触部材323(接触部材323は「透明部材」の一例に相当する)は、透明な樹脂材料によって板状に構成されており、磁性体325とは反対側の面が通信対象40(図8参照)と接触する接触面323aとされている。この接触部材323もアンテナ21と一体的に構成されており、具体的には接触面323a側にアンテナ21が接着等により取り付けられた構成をなしている。なお、図7の例でも、接触部材323の接触面323a側にアンテナ21を取り付けた構成を例示しているが、アンテナ21は接触面323aとは反対側に取り付けてもよく、接触部材323内部に埋設してもよい。
ばね部材332は、接触部材323と磁性体325との間に介在するように接触部材323の四隅にそれぞれ設けられている。これら4つのばね部材332は、いずれもコイルばねとして構成されており、アンテナ21を磁性体325から離間させる方向に付勢可能な構成をなしており、「付勢部材」の一例に相当している。
本実施形態で用いるアンテナユニット320は、通信対象40が接触部材323の接触面323aに接触していない初期状態では、アンテナ21と磁性体325との間が所定距離で維持され、図8(b)のように接触面323aが磁性体25側に押圧されたとき、接触部材323とアンテナ21とが4つのばね部材332の付勢に抗して磁性体25側に一体的に移動することで、アンテナ21と磁性体325との距離が変化するようになっている。なお、本実施形態のアンテナユニット320の特性もほぼ図4のようになっており、図7(b)のように通信対象40が接触面323aに接近していないときには、図4の二点鎖線のようにアンテナ21の共振周波数がキャリアの周波数から大きく離れるように設定されている。また、通信対象40が接触面323a付近に翳され、図8(a)のように通信対象40が接触面323aに接触すると、図4の破線のように、アンテナ21の共振周波数は、通信対象40が周囲に存在しない状態と比較して低下するようになっている。このときでも、アンテナ21の共振周波数がキャリアの周波数よりもある程度大きい値となるように設定されている。
また、本実施形態では、アンテナ21の磁性体325側において、接触面323aと対向する領域に表示器340が設けられており、接触部材323(透明部材)を介して表示器340が視認可能とされている。表示器340には通信に関する様々な情報を表示することができ、例えば通信対象40を接触部材323に接触させるように案内する情報などを表示すると有用である。なお、表示器340は、「表示手段」の一例に相当するものであり、例えば液晶表示パネルやELパネルなどとして構成されている。
なお、本実施形態では、図7(a)に示すように、アンテナ21の環状領域よりも表示器340の表示領域のほうがわずかに小さくなっており、表示器340のほぼ全領域がアンテナ21の内部領域を介して視認できるようになっている。また、磁性体325は、表示器340の周囲を取り囲むように環状かつ外縁矩形状に構成されている。
なお、本実施形態で用いるアンテナユニット320においても、アンテナ21が磁性体325側の所定位置まで移動したことを検出する検出手段330が設けられている。この検出手段330は、第2実施形態の検出手段230と同様のプッシュスイッチとして構成されており、第2実施形態で説明した変形例(近接センサ等)などによって構成することもできる。この検出手段330は、図8(b)のように接触部材323が接近してスイッチが押されたときに、CPU2に対して検出信号(例えば、Hレベル信号やLレベル信号)を出力する構成となっている。CPU2は、この検出信号を受けたときにキャリア発振器3の動作を開始させる制御を行っており、これによりキャリア発振器3での発振動作が開始されてキャリアが出力される。従って、CPU2が検出信号を受けるまで(即ち、接触部材323が検出手段330によって検出されるまで)はアンテナ21からの電磁波の出力が停止し、通信動作に伴う電力消費が抑えられることとなる。また、CPU2は、検出手段330による接触部材323の検出後、一定期間キャリアが出力されるようにキャリア発振器3を制御しており、一定期間通信可能な状態を維持している。なお、本実施形態でも、CPU2が「通信制御手段」の一例に相当しており、通信対象40に設けられた非接触通信媒体とアンテナ21との通信を制御する構成をなしている。また、CPU2は、検出手段330によりアンテナ21の移動が検出されたときに非接触通信媒体とアンテナ21との通信を開始させるように機能している。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態及び第2実施形態のような効果に加え、例えば以下のような効果が得られる。
本実施形態で用いるアンテナユニット320は、接触部材323が透明部材によって構成され、アンテナ21の磁性体325側において、接触面323aと対向する領域に表示器340(表示手段)が設けられており、接触部材323(透明部材)を介して表示器340が視認可能とされている。このようにすると、表示器340によってユーザに様々な情報を提供でき、且つその表示器340の表示側の領域を効果的に利用して通信を行うことができるため、コンパクトな構成で高機能化を実現できる。その上、接触部材323(透明部材)を、アンテナ21の共振周波数を変化させる手段としてだけでなく、表示器340を保護する手段としても兼用でき、高機能化を実現しつつも衝撃に強い構成となる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1実施形態では、図2のように、磁性体25が接触面23aとの対向領域(磁性体25の板面を含んだ仮想平面を設定したときに、接触面23aを当該仮想平面に投影した投影領域)全体に亘るように単一の磁性体25が配されていたが、第3実施形態のように、当該対向領域に磁性体が部分的に配置されていてもよく、或いはこのような対向領域に複数の磁性体が分割して配置されていてもよい。
第3実施形態では、接触部材323(透明部材)と磁性体325との間にばね部材332を介在させた構成を示したが、接触部材を伸縮可能な透明部材によって構成し、かつその接触部材の一部を、磁性体と接触面との間に配置して付勢手段として兼用してもよい。図9のアンテナユニット420は、このような構成の一例を示しており、図9の例では、透明性を有しかつ伸縮可能な樹脂部材等によって構成された接触部材423の内部に第1実施形態と同様のアンテナ21が埋設されている。この構成では、接触部材423(透明部材)が緩衝材として機能すると共にアンテナ21を被覆しており、かつ当該接触部材423(透明部材)の一部が、磁性体325及び表示器340と、接触面423aとの間に配置され、「付勢手段」として兼用されている。この構成では、図9(b)のように接触面423aが押されて接触部材423が圧縮されたときに、磁性体325及び表示器340と、アンテナ21との間に配される接触部材423の一部がアンテナ21を磁性体325から離間する方向に付勢するようになっている。本実施形態では、接触部材423と表示器340との間に、接触面423aの押圧を検出する検出手段430が設けられている。この検出手段430は圧力センサとして構成されており、検出手段430からの信号はCPU2に取り込まれるようになっている。CPU2は、検出手段430(圧力センサ)によって検出された圧力レベルが所定値に達したとき(図9(b)のようにアンテナ21が磁性体325側に接近する程度の圧力レベルに達したとき)にキャリア発振器3の動作を開始させる制御を行うようになっている。
なお、図9の例では、表示器340及び磁性体325は第3実施形態と同一の構成をなしており、表示器340の周囲を取り囲むように磁性体325が配置された構成をなしている。
図9のような構成とすると、接触部材423(透明部材)が、アンテナ21を保持する手段、付勢手段、表示器340を保護する手段、表示器340を視認させる手段、としての役割を果たすこととなり、簡易且つ小型構成で多機能を実現できる。
上記実施形態或では、アンテナ21の共振周波数の設定として図4のような方法を用いたが、いずれの実施形態においても、或いは上記実施形態のいずれの変形例においても、図10のような設定を用いることができる。なお、以下では、第1実施形態の構成について図10のような設定例を用いた場合について説明する。
図10では、通信対象40が接触面23aに接近していない状態(例えば、図2(b)の状態)のときの特性を二点鎖線で示し、通信対象40が接触面23aに接触した直後(例えば、図3(a)の状態)のときの特性を破線で示している。また、接触面23aが通信対象40に押圧されて最も接近した状態(例えば、図3(b)の状態)のときの特性を実線で示している。
図10の例では、通信対象40が接触面23aに接近していない状態で、アンテナ21の共振周波数がキャリアの周波数とほぼ一致しており、アンテナ21での放射電力が最も大きくなっている。一方、図10の破線にて示すように、通信対象40が接触面23aに接触した直後(図3(a)の状態)のときには、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数よりある程度低くなり、更に、通信対象40が接触面23aに接触した直後(図3(a)の状態)から、アンテナ21が磁性体25側に近づくにつれ、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数からより遠ざかるように設定されている。そして、図3(b)のように最も押し下げられた状態のときにアンテナ21の共振周波数が最も低くなり、キャリア周波数から最も離れた値となるように設定されている。
このような設定とすると、初期状態(即ち、通信対象40が接触面23aに接触する前、或いは接触直後)のときには、アンテナ21の共振周波数がキャリア周波数に近くなるため通信を効率的且つ良好に行うことができる。一方、アンテナ21が磁性体25側に近づくと、アンテナ21の共振周波数とキャリア周波数との差が大きくなるため、アンテナ21からの電磁波の出力を抑えることができ、消費電力を効果的に抑制できる。
なお、このような設定は、通信対象40の動作電力が比較的小さいときに有利であり、通信対象40が接触面23aに接触する直前或いは直後では、放射電力が大きく確保されるが、その後の押下状態では放射電力が抑えられるため、過剰な電力供給に起因する素子破壊等を効果的に防止できる。
上記実施形態では、ICカード等の通信メディアを通信対象とする例を示したが、このような通信メディアを保持する保持部を含んだ全体を通信対象としてもよい。例えば、ICカード等で構成された定期券を読み取り対象とする装置として構成する場合、当該定期券とこれを保持するケースとを一体的に通信対象としてもよい。この場合、定期券を保持するケースによって接触部材が押圧されることもありうる。或いは、ICカード等の通信メディアをユーザが把持する場合、通信メディアを把持するユーザの手によって接触部材が押し下げられてもよい。この場合、通信メディア及びユーザの手が通信対象として把握される。
図1は、第1実施形態に係る非接触通信装置の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 図2(a)は、図1の非接触通信装置で用いられるアンテナユニットを概略的に例示する平面図であり、(b)は、そのアンテナユニットの断面概略図である。 図3は、アンテナユニットの使用状態を説明する説明図であり、(a)は通信対象が接触した直後の状態を説明する説明図であり、(b)は通信対象によって押し下げられた状態を説明する説明図である。 図4は、アンテナの共振周波数の設定例を説明するグラフである。 図5(a)は、第2実施形態の非接触通信装置に用いられるアンテナユニットを概略的に示す平面図であり、図5(b)はそのアンテナユニットの断面概略図である。 図6(a)は、図5のアンテナユニットに対して通信対象が接触した直後の状態を説明する説明図であり、図6(b)は、接触部材が通信対象によって押し下げられた状態を説明する説明図である。 図7(a)は、第3実施形態の非接触通信装置に用いられるアンテナユニットを概略的に示す平面図であり、図7(b)はそのアンテナユニットの断面概略図である。 図8(a)は、図7のアンテナユニットに対して通信対象が接触した直後の状態を説明する説明図であり、図8(b)は、接触部材が通信対象によって押し下げられた状態を説明する説明図である。 図9は、第3実施形態で用いたアンテナユニットの変形例を説明する説明図であり、 図9(a)は、通信対象が接触した直後の状態を説明する説明図であり、図9(b)は、接触面が通信対象によって押し下げられた状態を説明する説明図である。 図10は、アンテナの共振周波数の設定について、図4とは異なる設定例を示すグラフである。
符号の説明
1…非接触通信装置
2…CPU(通信制御手段)
21…アンテナ
23…接触部材(緩衝材、付勢部材)
23a,223a,323a,423a…接触面
25,325…磁性体
40…通信対象
223…接触部材
230,330,430…検出センサ(検出手段)
232,332…ばね部材(付勢部材)
323…接触部材(透明部材)
340…表示器(表示手段)
423…接触部材(透明部材、緩衝材、付勢部材)
C1,C2…可変コンデンサ(調整手段)

Claims (13)

  1. 非接触通信媒体を備えた通信対象との間で非接触通信を行う非接触通信装置であって、
    アンテナと、
    前記通信対象と接触する接触面を備え、前記アンテナと一体的に構成された接触部材と、
    前記アンテナに対し、前記通信対象の接触側とは反対側に設けられた磁性体と、
    前記アンテナと前記磁性体との間に介在し、前記アンテナを前記磁性体から離間させる方向に付勢可能な付勢部材と、
    を備え、
    前記通信対象が前記接触部材の前記接触面に接触していない初期状態では、前記アンテナと前記磁性体との間が所定距離で維持され、
    前記接触面が前記磁性体側に押圧されたとき、前記接触部材の少なくとも一部と前記アンテナとが前記付勢部材の付勢に抗して前記磁性体側に一体的に移動することで、前記アンテナと前記磁性体との距離が変化することを特徴とする非接触通信装置。
  2. 前記アンテナが前記初期状態のときの位置よりも前記磁性体側に近づくにつれ、前記アンテナの共振周波数がキャリア周波数に近づくことを特徴とする請求項1に記載の非接触通信装置。
  3. 前記アンテナが前記初期状態のときの位置よりも前記磁性体側に近づくにつれ、前記アンテナの共振周波数がキャリア周波数から遠ざかることを特徴とする請求項1に記載の非接触通信装置。
  4. 前記アンテナが前記磁性体側の所定位置まで移動したことを検出する検出手段と、
    前記非接触通信媒体と前記アンテナとの通信を制御する通信制御手段と、
    を備え、
    前記通信制御手段は、前記検出手段により前記アンテナの移動が検出されたときに前記非接触通信媒体と前記アンテナとの通信を開始することを特徴とする請求項2に記載の非接触通信装置。
  5. 前記通信制御手段は、前記検出手段による検出後、一定期間通信可能な状態を維持することを特徴とする請求項4に記載の非接触通信装置。
  6. 前記アンテナは、前記接触部材によって被覆された構成をなしており、
    前記接触部材は、少なくとも前記アンテナと前記接触面との間に緩衝材を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の非接触通信装置。
  7. 前記緩衝材の一部が、前記アンテナと前記磁性体との間に配置され、前記付勢部材として兼用されていることを特徴とする請求項6に記載の非接触通信装置。
  8. 前記アンテナは、前記緩衝材に埋設されており、かつ前記緩衝材内における前記接触面寄りの位置に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の非接触通信装置。
  9. 前記付勢部材は、ばね部材によって構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の非接触通信装置。
  10. 前記磁性体は、前記接触面との対向領域において、分割して又は部分的に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の非接触通信装置。
  11. 前記アンテナの共振周波数を調整する調整手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の非接触通信装置。
  12. 前記接触部材が透明部材によって構成され、
    前記アンテナの前記磁性体側において、前記接触面と対向する領域に表示手段が設けられており、
    前記透明部材を介して前記表示手段が視認可能とされていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の非接触通信装置。
  13. 前記磁性体は、前記表示手段の周囲に配置されており、
    前記透明部材の一部が、前記磁性体及び前記表示手段と、前記接触面との間に配置され、前記付勢手段として兼用されていることを特徴とする請求項12に記載の非接触通信装置。
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