JP2010027490A - クリック付き感圧スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】より一層、薄型化及び低コスト化を図ることができるクリック付き感圧スイッチを提供する。
【解決手段】クリック付き感圧スイッチ1は、絶縁樹脂上に感圧素子からなる下部接点電極3を設けた下部電極シート5と、絶縁樹脂上に前記下部電極シート5の下部接点電極3と対応する位置に上部接点電極7を印刷し、かつ前記上部接点電極7を中央にしてエンボス加工によりエンボス部9を設けた上部電極シート11と、を備える。また、前記エンボス部9が前記下部接点電極3の外方に位置するように、前記上部電極シート11と前記下部電極シート5が、前記エンボス部9以外の部分で無数の小ドットからなる通気可能なドット模様粘着印刷層15で粘着されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、クリック付き感圧スイッチ関し、特に電子機器内で使用されるものもので、明瞭なクリック感触を有するクリック付き感圧スイッチに関する。
従来、クリック付き感圧スイッチとしては、例えば特許文献1が知られている。このクリック付き感圧スイッチの具体的な構造としては、例えば図3及び図4に示されているように、クリック付き感圧スイッチ101は、絶縁樹脂上に有機高分子からなる感圧素子で形成した下部接点電極103を設けた下部電極シート105と、絶縁樹脂上に前記下部電極シート105の下部接点電極103と対応して整合する位置に上部接点電極107を銀印刷し、かつ前記上部接点電極107を中央にしてエンボス加工によりエンボス部109を設けた上部電極シート111と、で構成されている。なお、上記の下部電極シート105には、下部接点電極103に接続する配線パターン113が印刷されている。
また、前記エンボス部109が前記下部接点電極103の外方に位置するように、前記上部電極シート111が前記下部電極シート105に両面粘着材115で貼り合せて一体型に構成したスイッチ装置である。なお、両面粘着材115はスペーサの機能を備えている。
これによって、指でエンボス部109を押圧すると、エンボス部109が撓んで所定以上の圧力がかかると前記エンボス部109が座屈することでクリック感が発生する。このスイッチを操作する人は上記のクリック感でスイッチを押したことを認識する。
前記エンボス部109の押圧は下部接点電極103の感圧素子に伝わり、その圧力によって感圧素子の抵抗値が変化する。
クリック付き感圧スイッチ101の製造方法としては、図4に示されているように、下部電極シート105は、絶縁樹脂としての例えばPETの表面にスクリーン印刷により銀ペーストを印刷して下部接点電極103を形成し、感圧インクを印刷して下部電極シート105を形成する。
上部電極シート111は、図4に示されているように、絶縁樹脂としての例えばPET上にスクリーン印刷により銀ペーストを印刷して、上部接点電極107を形成する。この上部電極シート111に対して金型を使用して上部接点電極107側からPET側に向かってエンボス加工を行ってエンボス部109(押下部)を形成する。
上部電極シート111と下部電極シート105は上部接点電極07と下部接点電極103の位置が合うように両面粘着材115を使用して貼り合わせることにより、クリック付き感圧スイッチ101が形成される。
特開2000−306463号公報
ところで、従来のクリック付き感圧スイッチ101においては、クリック感触が良好なスイッチ装置を得るためには、クリック時にエンボス部109の内部の空気がスムーズに移動できるスイッチ構造である必要がある。そこで、良好なクリック感触を得るために、図3及び図4に示されているように、空気の通路117を設けた両面粘着材115を使用する必要があり、スイッチの薄型化を図る上で課題となっていた。
また、エンボス部109に対応する部分に貫通する孔部119を形成するために、両面粘着材115の孔部119を金型で打ち抜く際に、金型に粘着材115が付着するために、前記金型を定期的に洗浄する必要があった。そのためにコストアップになるという問題点があった。
この発明は、より一層薄型化を図り、かつ低コストに寄与するクリック付き感圧スイッチを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明のクリック付き感圧スイッチは、絶縁樹脂上に感圧素子からなる下部接点電極を設けた下部電極シートと、
絶縁樹脂上に前記下部電極シートの下部接点電極と対応する位置に上部接点電極を印刷し、かつ前記上部接点電極を中央にしてエンボス加工によりエンボス部を設けた上部電極シートと、を備え、
前記エンボス部が前記下部接点電極の外方に位置するように、前記上部電極シートと前記下部電極シートが、前記エンボス部以外の部分で無数の小ドットからなる通気可能なドット模様粘着印刷層で粘着されていることを特徴とするものである。
また、この発明のクリック付き感圧スイッチは、前記クリック付き感圧スイッチにおいて、前記ドット模様粘着印刷層が、前記下部電極シートの表面に少なくとも前記下部接点電極を除く部分に無数の小ドット状に印刷して形成されていることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、ドット模様粘着印刷層が無数の小ドットにより通気可能に構成されているので、クリック時にエンボス部の内部の空気が小ドット間を通過できる。これにより、従来と同等なクリック感を得ているにもかかわらず、従来のスペーサが不要となり、従来よりも薄型化かつ低コスト化を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2を参照するに、この実施の形態に係るクリック付き感圧スイッチ1は、基本的に、絶縁樹脂上に有機高分子からなる感圧素子で形成した下部接点電極3を設けた下部電極シート5と、絶縁樹脂上に前記下部電極シート5の下部接点電極3と対応して整合する位置に上部接点電極7を銀印刷し、かつ前記上部接点電極7を中央にしてエンボス加工によりエンボス部9を設けた上部電極シート11と、で構成されている。
なお、上記の下部電極シート5には、下部接点電極3に接続する配線パターン13が印刷されている。また、前記上部電極シート11と前記下部電極シート5が、エンボス部9以外の部分で、また、少なくとも前記下部接点電極3を除く表面に、無数の小ドット状に印刷した通気可能なドット模様粘着印刷層15で粘着されている。なお、ドット模様粘着印刷層15が下部電極シート5の表面に直接印刷されている方が好ましい。
一方、上記のエンボス部9は半球状のドーム型に形成されており、ドーム型の頭頂部を下方へ押圧すると、頭頂部の付近が反転して凹むように押し込まれて上部接点電極7が下部接点電極3に接触し、導通する構成である。
前記エンボス部9が前記下部接点電極3の外方に位置するように、前記上部電極シート11と前記下部電極シート5が、前記エンボス部9以外の部分で前記ドット模様粘着印刷層15により粘着されている。
上記構成により、指でエンボス部9を押圧すると、エンボス部9が撓んで所定以上の圧力がかかると前記エンボス部9が座屈することでクリック感が発生する。このスイッチを操作する人は上記のクリック感でスイッチを押したことを認識する。
このとき、ドット模様粘着印刷層15が無数の小ドットにより通気可能に構成されていることで、クリック時にエンボス部9の内部の空気が小ドット間を通過できる。その結果、良好なクリック感触を得ることができる。しかも、従来の両面粘着材115のような厚いスペーサや空気の通路117が不要となり、従来よりも薄型化を図ることができる。さらに、従来のように両面粘着材115を金型で打ち抜く必要がないので打ち抜き金型の洗浄等が不要となり、低コストを図ることができる。
ドーム状のエンボス部9の押圧により、その頭頂部が反転して凹んで上部接点電極7が下部接点電極3の感圧素子に接触する。その圧力によって感圧素子の抵抗値が変化する。
この実施の形態のクリック付き感圧スイッチ1の製造方法としては、図2に示されているように、下部電極シート5は、図2に示されているように、シート状の絶縁樹脂であるPET(ポリエチレンテレフタレート)の上に、スクリーン印刷により銀ペーストで配線パターン13を印刷し、粘着インクでドット模様粘着印刷層15を印刷し、感圧インクで下部接点電極3を印刷して形成される。このとき、下部接点電極3以外のPET表面が粘着インクによりドット模様粘着で形成され、空気が通過できる構造とされている。また、ドット径は0.3mmで、ピッチは0.5mmで、膜厚は10μmである。
一方、上部電極シート11は、絶縁樹脂としての例えばPETの上にスクリーン印刷により銀ペーストを印刷して、上部接点電極7を有する上部電極シート11を形成する。この上部電極シート11に金型を使用して上部接点電極7側からPET側に向かって上部接点電極7を中央にして円弧状にエンボス加工を行ってエンボス部9(押下部)を形成する。
上記の上部電極シート11と下部電極シート5は、上部接点電極7と下部接点電極3の位置が合うようにドット模様粘着印刷層15で粘着されていることで、クリック付き感圧スイッチ1が形成される。
次に、上記の実施の形態のクリック付き感圧スイッチ1の効果を調べるために、この実施の形態の構成に基づいた実施例を作成し、さらに、この実施例と比較するために図3の従来のクリック付き感圧スイッチ101を比較例として作成した。
なお、実施例と比較例は、それぞれ、下記に示す材料を用い、実施例及び比較例の製造方法でクリック付き感圧スイッチ1,101を作製した。
使用材料としては、上部電極シート11,111及び下部電極シート5,105は、材質がPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム〔帝人デュポンフィルム(株)社製 型番:HSL〕で、厚さが100μmである。絶縁樹脂に接触電極を含む電気回路を形成する銀を主成分とする導電性インクは、銀ペースト〔東洋紡(株)社製 型番;DX−351H−30〕である。
下部接点電極3,103となる感圧素子は、感圧カーボンインク〔藤倉化成(株)社製 型番;XC一3024B〕である。
実施例のドット模様粘着印刷層15は粘着インク〔東洋インキ製造(株)社製型番;オリバインBPS6080TFK〕を用いている。
比較例の両面粘着材115は、テサテープ(株)(社製 型番;4980)を使用し、厚さが80μmである。
以上の実施例と比較例のクリック付き感圧スイッチ1,101に対して厚み測定及びクリック感触測を実施した。なお、クリック付き感圧スイッチ1,101の厚みはデジタルノギスで測定した。その結果は表1に示す通りである。
Figure 2010027490
また、実施例と比較例のクリック付き感圧スイッチ1,101のエンボス部9,109に対してクリック感触を測定した。その結果、各クリック率は、表2に示されている通りである。なお、クリック率を図るための押し子には真鍮製φ2.0mmで、先端が平面となっているものを使用した。
Figure 2010027490
以上の表1及び表2から分かるように、実施例のクリック付き感圧スイッチ1は、薄型かつ低コストを図ることができ、比較例のクリック付き感圧スイッチ101と同等のクリック感触を有するスイッチ装置を得ることが可能であることが確認できた。
この発明の実施の形態のクリック付き感圧スイッチの断面図である。 図1の分解斜視図である。 従来のクリック付き感圧スイッチの断面図である。 図3の分解斜視図である。
符号の説明
1 クリック付き感圧スイッチ
3 下部接点電極
5 下部電極シート
7 上部接点電極
9 エンボス部
11 上部電極シート
13 配線パターン
15 ドット模様粘着印刷層

Claims (2)

  1. 絶縁樹脂上に感圧素子からなる下部接点電極を設けた下部電極シートと、
    絶縁樹脂上に前記下部電極シートの下部接点電極と対応する位置に上部接点電極を印刷し、かつ前記上部接点電極を中央にしてエンボス加工によりエンボス部を設けた上部電極シートと、を備え、
    前記エンボス部が前記下部接点電極の外方に位置するように、前記上部電極シートと前記下部電極シートが、前記エンボス部以外の部分で無数の小ドットからなる通気可能なドット模様粘着印刷層で粘着されていることを特徴とするクリック付き感圧スイッチ。
  2. 前記ドット模様粘着印刷層が、前記下部電極シートの表面に少なくとも前記下部接点電極を除く部分に無数の小ドット状に印刷して形成されていることを特徴とする請求項1記載のクリック付き感圧スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102148103A (zh) * 2010-02-06 2011-08-10 卢新华 一种薄膜开关及其制造方法

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