JP2010026619A - 車両運転支援装置 - Google Patents

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【課題】より簡易な方法で少なくとも運転者の脇見状態と同等な状態を予測して、効果的な警報を発することができるようにした車両運転支援装置を提供する。
【解決手段】レーダ装置2あるは画像認識装置4による自車両の周囲の警戒対象物の検知結果に応じて可視表示等の警報を発することが可能なディスプレイ11と、ナビゲーションシステム5あるいはオーディオ機器6等の各種操作スイッチ10,12の操作状態を監視するスイッチ操作監視部17を備えている。スイッチ操作監視部17による監視の結果、運転者の脇見状態と同等な状態とみなし得る場合には、運転者への警報・告知が必要と判断して、ディスプレイ11にて警報を発する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自車両の周囲の警戒対象物の存在を警報として積極的に告知するようにした車両運転支援装置に関し、特に車載機器のスイッチの操作状態を監視することで実質的な脇見状態にあるかどうかを推定し、その推定結果に応じて要警報対象物の警報・告知を行わせるようにした車両運転支援装置に関するものである。
この種の車両の安全性向上技術として特許文献1に記載の脇見運転および居眠り運転警報装置が提案されている。
この特許文献1に記載の技術では、車速センサにて自車の走行速度Vを、車間距離センサにて先行車の有無と車間距離Lをそれぞれ検出するとともに、CCDカメラ等の運転者状態検出装置にて例えば運転者の顔を撮像し、画像処理により運転者の顔の向きを検出して脇見状態と判定するとともに、運転者の目の開閉状態を検出して居眠り状態と判定する。そして、脇見状態または居眠り状態の継続時間を計測する一方、車間時間演算値L/Vに対応する許容時間T1を設定し、脇見状態または居眠り状態の継続時間が許容時間設定値T1を超えたら、例えば音声、振動、臭いなどの警報発生装置により警報を発して、運転者の前方への注意を喚起したり、居眠り状態から覚醒させるものである。
特開2002−219968号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、CCDカメラ等の撮像手段が必要なシステムのためにコストアップが余儀なくされ、一般車両に広く普及するまでには至っていないのが実情である。このようなことから、カメラ以外の簡易な方法で少なくとも運転者の脇見状態を予測して、警報をもって要警報対象物に対する運転者の前方への注意を喚起する技術が望まれている。
本発明はこのような背景のもとになされたものであり、より簡易な方法で少なくとも運転者の脇見状態と同等な状態を予測して、効果的な警報を発することができるようにした車両運転支援装置を提供するものである。
本発明は、自車両の周囲の警戒対象物の検知結果に応じて音声あるいは可視表示等の警報を発することが可能な警報手段と、例えばナビゲーションシステムあるいはオーディオ機器等の車載機器のスイッチの操作状態を監視するスイッチ操作監視手段とを備えていることを前提として、スイッチ操作監視手段による監視の結果、運転者の脇見状態と同等な状態とみなし得る場合には、運転者への警報・告知が必要と判断して、上記警報手段を作動させるようにしたものである。
本発明によれば、車載機器のスイッチの操作状態を監視するスイッチ操作監視手段の監視結果に基づいて脇見状態と推定して警報する発するようにしたので、CCDカメラ等の撮像手段が不要であり、システムのコストダウンを図ることが可能であり、これによって一般車両への普及が期待できる。
また、自車両の周囲の警戒対象物が検知された時点で直ちに警報を発する場合と異なり、警報による注意喚起は脇見状態と推定される場合に限定しているので、頻繁で且つ煩わしい警戒対象物検知の警報から運転者を解放することができる。
図1は本発明に係る車両運転支援装置のシステム構成を示し、また図2,3は上記車両運転支援装置が適用される車両の監視状態の平面概略図を示している。
図1のほか図2に示すように、車両1の前部にはレーダ装置2のほか、撮像手段である車載カメラシステム(フロントカメラ)3を主要素とする画像認識装置4を搭載してある。レーダ装置2はミリ波レーダ、レーザ・レーダ、マイクロ波レーダのいずれかであり、他方、車載カメラシステム3のカメラ単体は例えばCCDカメラあるいはCMOSカメラ等であり、システム全体として単眼タイプまたは複眼タイプのもの(いわゆるステレオビジョンカメラ)として構成されている。レーダ装置2および画像認識装置4は共に車両の前方にある警戒対象物、例えば四輪車、二輪車、歩行者等の警戒対象物G(n)(警戒対象物番号n=1,2,3‥)の存在とその位置および自車両1からその警戒対象物G(n)までの距離をそれぞれ検出することが可能となっている。なお、画像認識装置4の車載カメラシステム3が捉えた画像は後述する表示手段としてのディスプレイ11に表示される。
このようにレーダ装置2と画像認識装置4を併用して、後述するセンサフュージョン部13において例えば自車両1の車速等のデータを考慮しながらレーダ装置2および画像認識装置4それぞれの検知結果を補完し合うことで警戒対象物G(n)の認識精度を高めることができ、結果として車両1はその前方に検知距離Wで且つ検知角θの扇形状の検知範囲Qを有していることになる。つまり、上記のようにレーダ装置2と画像認識装置4を併用することで、検知範囲Q内にある警戒対象物G(n)の存在とその位置およびその警戒対象物G(n)までの距離をそれぞれ検出することが可能となっている。故に、上記車載カメラシステム3を含む画像認識装置4およびレーダ装置2はそれぞれに警戒対象物検知手段として機能することになる。
図1に示すように、車両1には先に述べたレーダ装置2や画像認識装置4のほか、周知のナビゲーションシステム5およびオーディオ機器6、さらには運転支援制御コントローラ7がそれぞれ搭載されている。これらの機器同士は車両通信ラインである車両CAN(Vehicle−Control Area Network)8を経由してネットワークを構築しているととともに、これとは別にナビゲーションシステム5とオーディオ機器6同士はマルチメディアCAN(Multimedia−Control Area Network)9経由でネットワークを構築している。したがって、先に述べたレーダ装置2や画像認識装置4が検知した警戒対象物G(n)それぞれの位置と警戒対象物G(n)までの距離に関する情報が車両CAN8経由にて運転支援制御コントローラ7に取り込まれることになる。
ここで、上記オーディオ機器6には、周知のように例えば入力ソース切り換えや音量,音質調整のための各種の操作スイッチ10が付帯していて、他方、ナビゲーションシステム5は周知のようにGPS受信機やジャイロスコープおよびGセンサ等を内蔵しているほか、各種の表示を行う表示手段(モニタ)として例えば液晶タイプのディスプレイ11およびその表示切り換えを行う各種の操作スイッチ12が付帯している。そして、本実施の形態では、上記ナビゲーションシステム5におけるディスプレイ11の表示画面が後述する運転支援のための警報手段を兼ねている。
また、上記オーディオ機器6とナビゲーションシステム5とは先に述べたようにマルチメディアCAN9経由で相互に接続されていることから、オーディオ機器6またはナビゲーションシステム5のいずれかのスイッチ10または12が操作される毎にその操作された操作スイッチ10または12の種別(操作スイッチ10,12は個別に固有の種別情報を有している。)と操作された時刻に関する情報(例えば、○時○分○秒)がその都度車両CAN8経由にて後述する運転支援制御コントローラ7のスイッチ操作監視部17側に出力されるようになっている。そして、スイッチ操作監視部17では後述するように上記オーディオ機器6やナビゲーションシステム5の各種の操作スイッチ10または12の操作履歴を監視することで、その操作履歴に基づいて運転者が実質的な脇見状態にあるか否かを推定するようにしている。
なお、上記ディスプレイ11がタッチパネル式のものである場合には、その画面上での各種タッチスイッチ(タッチセンサ)も上記各種の操作スイッチに含まれる。また、本運転支援のためのディスプレイ11はナビゲーションシステム5のディスプレイとは独立した別のディスプレイ、例えばヘッドアップディスプレイを設けても良く、またインストルメントパネルのメータ類全面を液晶パネルとしたものにおいては、その液晶パネルの一部を当該車両運転支援装置のディスプレイと兼用化することももちろん可能である。
運転支援制御コントローラ7は、先に述べたレーダ装置2や画像認識装置4からの警戒対象物G(n)の検知情報の処理を司るセンサフュージョン部13と、警戒対象物G(n)のいずれかを運転者への警報・告知が必要な警報対象物として抽出または特定するべく警報対象物特定手段として機能する警報対象物特定部14、この警報対象物特定部14での結果を受けて警報のための指令を出力する警報出力部15、上記警戒対象物G(n)のうち運転者への警報・告知が必要な警報対象物として抽出または特定すべく範囲を切り換えて指定する特定範囲可変手段として機能する特定範囲可変機能部16のほか、スイッチ操作監視手段として機能するスイッチ操作監視部17および脇見状態判定手段として機能する脇見状態判定部18とを備えている。
センサフュージョン部13には、先に述べたレーダ装置2や画像認識装置4が検知した警戒対象物G(n)それぞれの位置と警戒対象物G(n)までの距離に関する情報が車両CAN8経由にて取り込まれて、双方の情報を補完し合うことでその認識精度が高められて検知範囲Q内にある警戒対象物G(n)が抽出または特定される。図2,3の例では検知角θの検知範囲Q内にある四輪車、二輪車および歩行者等の全ての警戒対象物G(n)が抽出または特定される。
この場合において、検知した全ての警戒対象物G(n)に関する情報を運転者に警報として与えても情報過多となることから、本実施の形態では検知範囲Q内の警戒対象物G(n)のうちでも特に運転者への警報・告知が必要な警戒対象物を警報対象物として抽出または特定すべき範囲L1,L2を図2,3に示すように広狭二段階に切換可能となっている。このような警戒対象物G(n)のうちの一部を警報対象物として抽出または特定すべき範囲を広狭二段階に切り換える機能を図1の特定範囲可変機能部16が司っている。
また、上記スイッチ操作監視部17は、先に述べたオーディオ機器6やナビゲーションシステム5に付帯する各種操作スイッチ10または12の操作履歴、すなわちON/OFFの状態とON操作時の時刻情報を監視しているもので、スイッチ操作監視部17にはいずれかのスイッチ10または12が操作される毎にその操作された操作スイッチ10または12の種別と操作された時刻に関する情報がその都度車両CAN8経由で取り込まれて蓄積される。なお、この時刻には、ナビゲーションシステム5に内蔵されているGPS受信機が受信する時刻情報が用いられる。
そして、図1の脇見状態判定部18では、後述するように所定の要求があった時点でスイッチ操作監視部17に蓄積されている過去の操作スイッチ10または12の履歴情報のうち最も直近の操作スイッチ10または12が操作された時刻情報を呼び出す一方、その時刻情報からその時点の時刻までの時間(経過時間)を各種の操作スイッチ10または12の無操作時間として算出する。そして、その無操作時間と予め定めてある設定時間とを比較し、上記無操作時間が設定時間以内のものである場合には、運転者が実質的な脇見状態にあると推定して、運転者に警報を発するべく警報出力部15から所定の警報指令を出力し、例えばアラーム等の音声や振動、あるいは描画等の画面表示をもって運転者に対して警報を発するようになっている。
本実施の形態では、例えば図5に示すように、自車両1の進路前方の先行車C1、対向車C2または歩行者Mを警戒対象物G(n)として認識した場合には、車載カメラシステム3が捉えた映像がディスプレイ11に表示されることから、後述するようにディスプレイ11の画面上において当該車両C1,C2または歩行者Mに枠囲みFの処理を施すことにより警報を発し、もって運転者に対して注意喚起することになる。故に、本実施の形態では、表示手段であるにディスプレイ11が同時に警報手段としても機能することになる。
なお、上記スイッチの無操作時間と比較される設定時間は、各操作スイッチに共通の単一の時間を設定してある場合のほか、それぞれの操作スイッチの種別に応じて個別に設定しても良く、さらに各操作スイッチを複数のグループに分けて、そのグループごとに設定時間を個別に設定しておいても良い。
次に、このように構成された車両運転支援装置の一連の処理手順を図4のフローチャートを参照しながら説明する。
図1のほか図2,3に示すように、自車両1の前部に配置した車載カメラシステム3を主要素とする画像認識装置4とレーダ装置2とで自車両1の進路の前方を常時監視していて、より具体的には検知距離Wで且つ検知角θの検知範囲Qを監視している。そして、車載カメラシステム3が捉えた映像がそのまま図1のディスプレイ11に表示される。
他方、図1に示したように、ナビゲーションシステム5やオーディオ機器6の操作状態を運転支援制御コントローラ7のスイッチ操作監視部17が監視していて、ナビゲーションシステム5またはオーディオ装機器6の操作スイッチ10または12のいずれかがON操作された時には、その操作スイッチ10または12の種別と操作時刻がその都度運転支援制御コントローラ7に出力されて、その運転支援制御コントローラ7のスイッチ操作監視部17に取り込まれて蓄積される。
上記画像認識装置4およびレーダ装置2は、検知範囲Qのなかで例えば四輪車、二輪車、歩行者等の警戒対象物G(n)を検知すると、その警戒対象物G(n)の位置と自車両1からの距離を算出して、それらの情報を運転支援制御コントローラ7に出力する。
運転支援制御コントローラ7のセンサヒュージョン部13では、画像認識装置4およびレーダ装置2からの情報をもとに、図4のステップS1にて10msecタイマーで設定された一定の周期で警戒対象物G(n)の検知情報を収集し、警戒対象物G(n)の検知の有無を判定する(ステップS2)。
警戒対象物G(n)の検知があると判定した場合には、運転支援制御コントローラ7の脇見状態判定部18では、スイッチ操作監視部17に蓄積されているスイッチ操作履歴のなかから操作スイッチ10または12に関する直近のスイッチ操作の時刻情報を呼び出した上で、そのスイッチ操作の時刻から現在の時刻までの時間Tを算出する(ステップS3)。そして、その算出した時間Tと予め設定してある設定時間とを比較して(ステップS4)、時間Tが設定時間以内である場合には実質的な脇見状態にあると推定してステップS5に進み、他方、時間Tが設定時間以内でない場合には非脇見状態にあると推定してステップS11に進む。
ここで、直近のスイッチ操作の時刻から現在時刻までの時間Tをもとに実質的な脇見状態か否かを判定しているのは、スイッチ操作の履歴からナビゲーションシステム5またはオーディオ機器6の操作に際して視線を動かした可能性が高いこと、時間Tが短くスイッチ操作のタイミングが直近であればあるほど運転者がナビゲーションシステム5またはオーディオ機器6の操作に気を取られていて、正面視での運転に対する注意力が緩慢となっている可能性が高いと判断できるためである。
図4のステップS5で実質的な脇見状態と推定された場合には、脇見フラグをONに設定し(ステップS6)、これを受けて図1の特定範囲可変機能部16が、図2に示すように警戒対象物G(n)のうち優先度の高いものを警報対象物として抽出または特定すべき範囲を広い方のL1の範囲に切り換える(ステップS7)。
なお、上記のように脇見状態と推定されたことを条件に警報対象物として抽出または特定すべき範囲を広い方のL1の範囲に切り換えるのは、先に述べたようにナビゲーションシステム5またはオーディオ機器6の操作に気を取られていて正面視での運転に対する注意力が緩慢となっている可能性が高く、より広い範囲の警戒対象物を警報対象物として告知することが有効であると考えられるためである。
上記のように警報対象物として抽出または特定すべき範囲が広い方のL1の範囲に切り換えた結果、図2の警戒対象物G(n)のうちでも警報対象範囲L1内のもの(図2の○印)のみが警報対象物となり、警報対象範囲L以外のもの(図2の△印)は警報非対象物となることから、警報対象物特定部14が警報対象範囲L1内にある警戒対象物G(n)を警報対象物(図2の○印)として抽出または特定した上で(ステップS8)、警報出力部15から警報手段を兼ねているディスプレイ11に対して警報指令を出力する(ステップS9)、警報・告知を実行する(ステップS10)。
この警報指令はディスプレイ11の画面に表示されている上記警報対象物への枠囲み処理指令として出力され、当該警報対象物の位置は既知であることから、例えば図11に示したディスプレイ11の画面上での先行車C1や対向車C2あるいは歩行者Mが抽出または特定された警報対象物であるとすると、これらの警報対象物C1,C2およびMを画面上で視認し易いように当該警報対象物C1,C2およびMの強調処理もしくは誇張処理の一環として、ここでは特定された警報対象物C1,C2およびMに枠囲みFを施し、運転者に注意喚起する。より具体的には、所定の色で且つ大きさの異なる複数種類の枠が予めパターン化されて記憶されており、例えば図5に示すように特定された警報対象物C1,C2およびMの大きさに応じて該当する枠Fを選択して、それを当初の映像に反映させるべく画面上の該当する警報対象物C1,C2およびMの上に重畳表示させる。
なお、上記の枠囲み処理は一例であり、これに代えて他の方式のものを採用しても良く、要は警報対象物を強調または誇張できるものであれば良い。
こうすることにより、運転者は枠囲みされている警報対象物C1,C2およびMを瞬時に把握し、なお且つ自車両1との位置関係をも確認しながら警報対象物C1,C2およびMの動きに十分に注意を払うことが可能となる。
他方、図4のステップS11にて非脇見状態と推定された場合には、脇見フラグをOFFに設定し(ステップS12)、これを受けて特定範囲可変機能部16が、図13に示すように警戒対象物G(n)のうち優先度の高いものを警報対象物として抽出または特定すべき範囲を狭い方のL2の範囲に切り換える(ステップS13)。
ここで、上記のように非脇見状態と推定されたことを条件に警報対象物として抽出または特定すべき範囲を狭い方のL2の範囲に切り換えるのは、先に述べたナビゲーションシステム5またはオーディオ機器6の操作履歴からして正面視での運転に対する注意力が緩慢となっている可能性が低く、より重要度の高い警戒対象物のみを警報対象物として告知することで十分と考えられるためである。
上記のように警報対象物として抽出または特定すべき範囲が狭い方のL2の範囲に切り換えた結果、図3の警戒対象物G(n)のうちでも警報対象範囲L2内のもの(図3の○印)のみが警報対象物となり、警報対象範囲L2以外のもの(図3の△印)は警報非対象物となることから、図1の警報対象物特定部14が警報対象範囲L2内にある警戒対象物G(n)を警報対象物(図3の○印)として抽出または特定した上で(ステップS14)、警報出力部15から警報手段を兼ねているディスプレイ11に対して警報指令を出力して(ステップS15)、警報・告知を実行する(ステップS16)。
この警報指令は先の場合と同様であり、例えば図5に示したディスプレイ11の画面上の車両C1,C2や歩行者Mが抽出または特定された警報対象物であるとすると、これらの警報対象物C1,C2またはMを画面上で視認し易いように当該警報対象物C1,C2またはMの強調処理もしくは誇張処理の一環として、それらの警報対象物C1,C2およびMに枠囲みFを施し、運転者に注意喚起することになる。
このように本実施の形態によれば、車載機器であるナビゲーションシステム5やオーディオ機器6のスイッチの操作状態を監視するスイッチ操作監視部17の監視結果に基づいて脇見状態と推定して、例えばディスプレイ11の画面上での枠囲み処理により警報する発するようにしたので、脇見状態を検出するためのCCDカメラ等の撮像手段が不要であり、システムのコストダウンを図ることができて、一般車両への普及が期待できるようになる。
また、脇見状態と推定された場合に、警報対象範囲を広い範囲L1に切り換えることで、例えば脇見状態に伴い蛇行運転となった場合に、警報対象物への衝突の危険を未然に回避できる利点がある。
その上、自車両1の前方の警戒対象物が検知された時点で直ちに警報を発する場合と異なり、警報による注意喚起は脇見状態と推定される場合に限定しているので、頻繁で且つ煩わしい警戒対象物検知の警報から運転者を解放することができる。
図6は本発明に係る車両運転支援装置の第2の実施の形態を示すフローチャートで、ステップS27およびステップS32での処理内容のみが図4のものと異なり、それ以外の処理は図4のものと同一となっている。
ここでは、図1に示した特定範囲可変機能部16を機能させることなく、図2,3に示した警報対象範囲を例えばL1またはL2の特定の範囲に固定しておき(L1またはL2以外の範囲に設定することも可)、ステップS25にて脇見状態と推定された場合には、次のステップS26にて脇見状態フラグをONに設定して上で、その特定の範囲内にある警戒対象物の全てを警報対象物として抽出または特定し(ステップS27)、それらの全ての警報対象物に関して警報を発するべく、図5に示したようにディスプレイ11の画面上の表示されている全ての警報対象物C1,C2およびMに警報処理として枠囲みFの処理を施し、運転者に対して注意喚起するものとする。
これに対して、ステップS30にて非脇見状態と推定された場合には、次のステップS31にて脇見状態フラグをOFFに設定して上で、図1の特定範囲可変機能部16にて指定される範囲にかかわらず、図1の警報対象物特定部14ではステップS22にて検知された全ての警戒対象物のうち衝突の危険性が極めて高いものを警報対象物として抽出または特定し(ステップS32)、その抽出または特定された警報対象物に関してのみ警報を発するべく、図5に示したようにディスプレイ11の画面上の表示されている警戒対象物のうち先に警報対象物として抽出または特定されたもののみ(例えばC1,C2およびMのうちのいずれか一つ)に警報処理として枠囲みFの処理を施し、運転者に対して注意喚起するものとする(ステップS33,S34)。
ここで、ステップS22で検知された全ての警戒対象物G(n)のうち衝突の危険性が極めて高いものを警報対象物として抽出または特定するには、検知された個々の警戒対象物G(n)はその位置と自車両1からの距離が先に述べたように既知であることから、例えば検知された全ての警戒対象物G(n)のうち自車両1からの距離が最も小さいものを警報対象物として抽出または特定するものとする。
したがって、この第2の実施の形態においても、先の第1の実施の形態と同様の効果が得られるものであることは言うまでもない。
本発明に係る車両運転支援装置の第1の実施の形態としてそのシステム構成を示すブロック回路図。 図1のシステムが搭載された車両にて警報対象範囲を広い範囲L1に切り換えて監視している状態を示す平面説明図。 図1のシステムが搭載された車両にて警報対象範囲を狭い範囲L2に切り換えて監視している状態を示す平面説明図。 図1のシステムでの処理手順を示すフローチャート。 図1のシステムにおけるディスプレイ上での表示例を示す説明図。 本発明に係る車両運転支援装置の第2の実施の形態を示すフローチャート。
符号の説明
1…車両(自車両)
2…レーダ装置(警戒対象物検知手段)
3…車載カメラシステム
4…画像認識装置(警戒対象物検知手段)
5…ナビゲーションシステム(車載機器)
6…オーディオ機器(車載機器)
7…運転支援制御コントローラ
10…操作スイッチ
11…ディスプレイ(警報手段)
12…操作スイッチ
14…警報対象物特定部(警報対象物特定手段)
16…特定範囲可変機能部(特定範囲可変手段)
17…スイッチ操作監視部(スイッチ操作監視手段)
18…脇見状態判定部(脇見状態判定手段)
G…警戒対象物

Claims (4)

  1. 自車両の周囲の警戒対象物の検知結果に応じて警報を発することが可能な警報手段と、
    車載機器のスイッチの操作状態を監視するスイッチ操作監視手段と、
    を備えていて、
    上記スイッチ操作監視手段による監視の結果、運転者への警報・告知が必要と判断された場合に上記警報手段を作動させることを特徴とする車両運転支援装置。
  2. 自車両の前方の警戒対象物を検知する警戒対象物検知手段と、
    車載機器のスイッチの操作状態を監視するスイッチ操作監視手段と、
    上記スイッチ操作監視手段からの情報をもとに脇見状態にあるか否かを推定する脇見状態判定手段と、
    上記警戒対象物検知手段によって検知された警戒対象物のうち運転者への警報・告知が必要な警戒対象物を要警報対象物として特定する警報対象物特定手段と、
    上記警報対象物特定手段からの情報に基づいて運転者への警報・告知を実行する警報手段と、
    上記脇見状態判定手段での推定結果に応じ、上記警報対象物特定手段により要警報対象物として特定すべき範囲を切り換える特定範囲可変手段と、
    を備えていることを特徴とする車両運転支援装置。
  3. 上記特定範囲可変手段は、上記警報対象物特定手段により要警報対象物として特定すべき範囲を広狭二段階に切り換えるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の車両運転支援装置。
  4. 上記脇見状態判定手段にて脇見状態にあると推定された場合に、上記特定範囲可変手段は、上記警報対象物特定手段が要警報対象物として特定すべき範囲を全ての警戒対象物として指示するものであることを特徴とする請求項3に記載の車両運転支援装置。
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