JP2010025787A - アンテナ測定システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡易な構成で多重波環境を模擬することが可能なアンテナ測定システム及び方法を提供する。
【解決手段】この発明によるアンテナ測定システムは、被測定機器1と、被測定機器1を中心とする円周上に位置し45°以下の中心角をなす測定用アンテナ3a,3bのペアを含む複数の測定用アンテナ3と、測定用アンテナ3から同時に用いる2以上の測定用アンテナを選択する切替装置5と、各選択された測定用アンテナに互いに無相関な信号を切替装置5を介して出力する振幅位相制御装置4とを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、アンテナの性能を評価するためのアンテナ測定システム及び方法に関する。
一般に、移動通信用アンテナの性能評価は、電波暗室における放射指向性を測定することにより行われる。放射指向性の測定をするには、まず、被測定アンテナ1を図19に示すように回転台2上に設置する。そして、その被測定アンテナ1’を回転させて、各角度ごとに、外部信号源から電気信号が供給される対向アンテナ3’から、その電気信号に対応する電波を被測定アンテナ1’に向けて放射する。そして、各角度ごとに、被測定アンテナ1’の受信電力を測定する。このようにして、放射指向性の測定が実現される。
特に、携帯端末については、アンテナを含む総合無線性能評価として、擬似基地局装置を用いて実際に動作する携帯端末から放射される電力を全空間で測定する全空間放射電力測定と、各方向からの到来波に対する受信感度を全空間で測定する全空間受信感度測定の2つが規定されている(例えば、非特許文献1参照。)。こうした測定システムおよび測定方法では、アンテナの放射指向性や携帯端末の全空間に対する送受信性能を評価することが可能である。
しかしながら、2つ以上のアンテナを構成要素とする受信ダイバーシティ用やMIMO伝送用のマルチアンテナについては、各アンテナの放射指向性ならびに全空間に対する送受信性能に加えて、アンテナ間の空間相関を考慮する必要がある。したがって、実際の多重波環境を模擬した環境において、アンテナおよび携帯端末の性能評価を行う必要がある。
従来、多重波環境を模擬するアンテナ測定システムとして例えば特許文献1に記載されたアンテナ測定システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
このアンテナ測定装置は、図20に示すように、円周上に等間隔に配置した複数のアンテナ102a〜102gからそれぞれ放射される電波の振幅と位相を制御することにより、それらの電波によって円の中心部付近に構成される多重波環境の性質を制御するものである。このとき、円の中心部付近にダイバーシチアンテナ等の被測定アンテナ110を配置することによって実使用環境中の性能評価を可能としている。
CTIA Test Plan for Mobile Station OTA Performance Revision 2.1 特開2005−227213号公報
特許文献1のアンテナ評価装置においては、振幅及び位相を制御する必要がある信号の数は、アンテナ102a〜102gの総数と同じである。このため、図21に示すように、アンテナ102a〜102gと同数の減衰器201a−207a及び位相器208a−214aを設けており、これらの減衰器210a−207a及び位相器208a−214aを用いて、各アンテナ102a〜102gごとに振幅及び位相を制御していた。この点、特許文献1のアンテナ評価装置はその構成が簡易であるとは言えない。
この発明は、より簡易な構成で多重波環境を模擬することが可能なアンテナ測定システム及び方法を提供することを目的とする。
この発明によるアンテナ測定システムは、被測定機器と、被測定機器を中心とする円周上に位置し45°以下の中心角をなす測定用アンテナのペアを含む複数の測定用アンテナと、測定用アンテナから同時に用いる2以上の測定用アンテナを選択する切替装置と、各選択された測定用アンテナに互いに無相関な信号を切替装置を介して出力する振幅位相制御装置とを含む。
この発明によるアンテナ測定方法は、被測定機器を中心とする円周上に位置し45°以下の中心角をなす測定用アンテナのペアを含む複数の測定用アンテナから同時に用いる2以上の測定用アンテナを選択する切替ステップと、各選択された測定用アンテナに互いに無相関な信号を切替装置を介して出力する振幅位相制御ステップとを含む。
複数の測定用アンテナの中から同時に用いる測定用アンテナを切替装置で選択することにより、振幅及び位相を制御する必要がある信号の数を、測定用アンテナの総数よりも少なくすることができる。また、測定用アンテナに供給する信号は互いに無相関な信号でよい。したがって、所望の多重波伝搬環境を模擬することができるアンテナ測定システム及び方法を、より簡易に構成することができる。
[第一実施形態]
図1を参照して、第一実施形態によるアンテナ測定システム及び方法を説明する。
この発明によるアンテナ測定システム及び方法による測定の対象となる機器である被測定機器1は、例えば2つ以上のアンテナ素子を備える携帯電話等の携帯端末である。この例では、被測定機器1は、回転台2の上に配置される。
回転台2は、予め定められた回転軸を有し、載せられたものを回転軸周りに回転させることが可能である。この例では、回転軸は地面に対して垂直である。したがって、回転台2は、回転台2の上に配置された被測定機器1を水平面で回転させることができる。回転台2を用いることにより、様々な角度におけるアンテナの測定を容易にすることができる。
複数の測定用アンテナ3は、被測定機器1を中心とする円周上に配置される。例えば、被測定機器1と各測定用アンテナ3との距離は5波長とされる。複数の測定用アンテナ3は、被測定機器1とほぼ同じ高さに、すなわち水平面に対して垂直方向において被測定機器1とほぼ同じ位置に配置される。
携帯電話をはじめとする陸上移動通信システムでは、図2に示すように、基地局からの電波は、携帯端末を座標の中心として、水平面(xy平面)内の偏角φ、及び、z軸を含む垂直面内の偏角θが異なる様々な角度から到来し、その到来波の方向や分布、広がりは端末周辺の環境、つまり周辺散乱体の配置に依存する。したがって、実際の伝搬環境における携帯端末の性能を評価するためには、これらの伝搬環境を柔軟に考慮する必要がある。このために、図1に例示するように、被測定機器1の周辺に複数の測定用アンテナ3を配置しているのである。
複数の測定用アンテナ3は、互いに45°以下の中心角をなす測定用アンテナ3a,3bのペアを少なくとも含む。被測定機器1と、測定用アンテナ3a,3bのペアとは、それぞれ二等辺三角形の頂点の位置に配置される。すなわち、この測定用アンテナ3a,3bのペアは、被測定機器1を二等辺三角形の頂角の点の位置に配置したときに、その二等辺三角形の底角の位置にそれぞれ配置される。そして、この二等辺三角形の頂角の角度Θが、45°以下になる。この例では、測定用アンテナ3a,3bのみならず、各測定用アンテナ3が互いに隣接する測定用アンテナと45°以下の中心角をなすように、測定用アンテナ3が配置される。
振幅位相制御装置4は、複数の互いに無相関な信号を生成して、切替装置5に送る。互いに無相関な信号は、少なくとも同時に用いる2以上の測定用アンテナ3の数だけあれば足り、必ずしも測定用アンテナ3の総数だけある必要はない。ここで、2つの信号が無相関であるとは、2つの信号の相関係数が十分0に近いことを意味する。
切替装置5は、同時に用いる2以上の測定用アンテナ3を選択して、これらの選択された測定用アンテナ3のそれぞれに、振幅位相制御装置4から供給された互いに無相関な信号を供給する。このようにして、振幅位相制御装置4で生成された互いに無相関な信号は、切替装置5を介して、選択された測定用アンテナ3に供給される。
以下、第一実施形態のアンテナ測定システム及び方法により、所望の多重波環境を模擬できることを、第一実施形態の実施例1から実施例4で説明する。
〔実施例1〕
まず、互いに45°以下の中心角Θをなす2つの測定用アンテナ3a,3bで、その中心角Θと等しい角度広がりASを有するクラスタモデルを模擬することを考える。
例えば、振幅位相制御装置4は、互いに無相関な2つの信号を生成して、切替装置5に送る。切替装置5は、複数の測定用アンテナ3の中から、互いに45°以下の中心角Θをなす2つの測定用アンテナ3a,3bを選択し、互いに無相関な2つの信号をそれぞれ2つの測定用アンテナ3a,3bに供給する。この状態におけるアンテナ測定システムを図3に示す。なお、図3では、同時に使用しない他の測定用アンテナ3を省略して記載している。この状態におけるアンテナ測定システムにおいては、測定用アンテナが設置された2つの方向のそれぞれから被測定機器1に向けて電波が放射されるため、その特性を図5(b)に表される、角度広がりAS=中心角Θである2波モデルでモデル化することができる。
ところで、図4に示すように、被測定機器1のアンテナ素子1a,1bから成るアレーのブロードサイド方向(図4のx軸方向)から反時計周りに角度AoAだけ回転した角度位置を中心として、角度広がりASの範囲内で電波が到来するとする。この角度広がりASの範囲内の電波は、実際の多重波環境においては素波の集まりとしてのクラスタを形成する。このクラスタは、下記式又は図5(a)に表されるラプラス分布Pでモデル化することができる。下記式において、Nは正規化係数、φは図4のx軸から反時計周り方向への角度である。
Figure 2010025787
ここで、2波モデルにおける角度広がりAS(=中心角Θ)と、ラプラス分布モデルにおける角度広がりASとが等しいとして、それぞれのモデルに基づく電波が被測定機器1に向けて放射された場合の、被測定機器1の受信電力、及び、被測定機器1が備える2つのアンテナ素子1a,1bが受信した信号の相関係数をシミュレーションにより求め、それらを比較する。2波モデルおける受信電力及び相関係数がそれぞれラプラス分布モデルにおける受信電力及び相関係数に十分近い場合には、又は、2波モデルおける受信電力及び相関係数の変化の態様がそれぞれラプラス分布モデルにおける受信電力及び相関係数の変化の態様に十分近い場合には、2波モデルにより、換言すれば図3の状態におけるアンテナ測定システムにより、クラスタモデルが模擬することができることがわかるのである。
図6に、2波モデルとラプラス分布モデルに基づく電波が到来方向AoAから被測定機器1に向けて放射された場合の、被測定機器1の受信電力、及び、被測定機器1が備える2つのアンテナ素子1a,1bが受信した信号の相関係数についてのシミュレーション結果を示す。なお、座標の対称性から到来方向AoAの範囲は0から90°としている。図6(a)は角度広がりAS=20°≦45°のシミュレーション結果であり、図6(b)は、角度広がりAS=60°>45°のシミュレーション結果である。線を束ねる矢印付きの表示が示すように、実線は受信電力を示し、点線は相関係数を示す。また、●付きの線は2波モデルのシミュレーション結果を示し、●なしの線はラプラス分布モデルのシミュレーション結果を示す。
図6より、角度広がりAS=20°であり45°以下である場合には、2波モデル及びラプラス分布の受信電力及び相関係数は共によく一致していることがわかる。一方、角度広がりAS=60°であり45°よりも大きい場合には、2波モデル及びラプラス分布の受信電力及び相関係数は共に一致しておらず、差異が生じている。
図7に、角度広がりASを0から60°を変化させた場合の受信電力及び相関係数のRMS(二乗平均平方根)誤差を示す。図7中の破線は角度広がり45°の位置を示す。図7(a)は2波モデル及びラプラス分布モデルの受信電力のRMS誤差を示し、図7(b)は2波モデル及びラプラス分布モデルの相関係数のRMS誤差を示す。●付きの線は被測定機器1が備える2つのアンテナ素子1a,1bの間隔が0.2波長である場合のRMS誤差、■付きの線は同間隔が0.5波長である場合のRMS誤差、▲付きの線は同間隔が1.0波長である場合のRMS誤差を示す。
図7より、角度広がりASが大きくなる程、受信電力のRMS誤差及び相関係数のRMS誤差は共に大きくなることがわかる。また、アンテナ素子1a,1bの間隔が広くなる程、受信電力のRMS誤差及び相関係数のRMS誤差は共に大きくなることがわかる。しかし、角度広がりASが45°以下の場合には、受信電力のRMS誤差及び相関係数のRMS誤差をそれぞれ実用上問題ない程の誤差である1dB以下及び0.3以下にすることができることがわかる。なぜ、実用上問題ないと言えるのかについては、以下図8を用いて説明する。
図8(a)は受信電力が変化したときの規格化MIMO伝送容量の変化の様子を示すシミュレーション結果であり、図8(b)は相関係数が変化したときの規格化MIMO伝送容量の変化の様子を示すシミュレーション結果である。規格化MIMO伝送容量とは、あるMIMO伝送容量の値で割ることにより、そのMIMO伝送容量で各MIMO伝送容量を規格化したものである。図8(a)においては受信電力が0dBのときのMIMO伝送容量で規格化しており、図8(b)においては相関係数が0.0のときのMIMO伝送容量で規格化している。●付きの線はSNRが20dBの場合のシミュレーション結果であり、■付きの線はSNRが30dBの場合のシミュレーション結果である。
例えば、図8(a)において受信電力が−1dBから±1dB変動しても、規格化MIMO伝送容量は0.1以上は変化しない。また、図8(b)において相関係数が0.3から±0.3変動しても、規格化MIMO伝送容量は0.1以上は変化しない。したがって、図8により、受信電力のRMS誤差が1dB以下の場合、相関係数のRMS誤差が0.3以下の場合には、SNR=20dB及びSNR=30dBの何れの場合においても、規格化MIMO伝送容量を10%程度の精度で評価できることがわかる。
一般に、実伝搬環境における端末周辺の水平面内到来分布は、一様分布だけではなく、特定の方向に偏るクラスタ分布についても考慮する必要があることが知られている(例えば、参考文献1参照。)
〔参考文献1〕A. Kuchar et al., IEEE Trans. AP., vol. 48, no. 2, Feb. 2000.
以上のように、第一実施形態の実施例1のアンテナ測定システム及び方法により、互いに45°以下の中心角Θをなす2つの測定用アンテナで、その中心角Θと等しい角度広がりASを有するラプラス分布モデルを模擬することができる。言い換えれば、第一実施形態のアンテナ測定システム及び方法により、45°以下の角度広がりASを有するクラスタモデルを模擬することができる。
〔実施例2〕
互いに隣接する3つ測定用アンテナがなす中心角が45°以下である少なくとも3個の測定用アンテナで、45°の角度広がりASが2つ、つまり最大90°までの角度広がりASを有するクラスタモデルを模擬することを考える。
そのために、測定用アンテナ3は、被測定機器1を中心とする円周上に位置し互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が45°以下である少なくとも3個の測定用アンテナ3a,3b,3cを含むとする。そして、振幅位相制御装置4は、互いに無相関な3つの信号を生成して、切替装置5に送る。切替装置5は、複数の測定用アンテナ3の中から、互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が45°以下である少なくとも3個の測定用アンテナ3a,3b,3cを選択し、互いに無相関な3つの信号をそれぞれ3つの測定用アンテナ3a,3b,3cに供給する。この状態におけるアンテナ測定システムを図9に示す。なお、図9では、同時に使用しない他の測定用アンテナ3、振幅位相制御装置4及び切替装置5を省略して記載している。
図10に、3波モデルとラプラス分布モデルに基づく電波が到来方向AoAから被測定機器1に向けて放射された場合の、被測定機器1の受信電力、及び、被測定機器1が備える2つのアンテナ素子1a,1bが受信した信号の相関係数についてのシミュレーション結果を示す。なお、座標の対称性から到来方向AoAの範囲は0から90°としている。図10(a)は、測定用アンテナ3a,3bのなす角度が30°であり測定用アンテナ3b,3cのなす角度が30°であり、角度広がりASが30°+30=60°≦90°のシミュレーション結果である。図10(b)は、測定用アンテナ3a,3bのなす角度が60°であり測定用アンテナ3b,3cのなす角度が60°であり、角度広がりASが60°+60°=120°>90°のシミュレーション結果である。線を束ねる矢印付きの表示が示すように、実線は受信電力を示し、点線は相関係数を示す。また、●付きの線は3波モデルのシミュレーション結果を示し、●なしの線はラプラス分布モデルのシミュレーション結果を示す。
図10より、角度広がりAS=60°であり90°以下である場合には、3波モデル及びラプラス分布モデルの受信電力及び相関係数は共によく一致していることがわかる。一方、角度広がりAS=120°であり90°よりも大きい場合には、3波モデル及びラプラス分布の受信電力及び相関係数は共に一致しておらず、差異が生じている。
実際の多重波伝搬環境では、被測定機器1に到来するクラスタの角度広がりASとして60°程度を見込む場合もあることが知られている(例えば、参考文献2参照。)。
〔参考文献2〕3GPP TR.25.996, “Spacial channel model for Multiple Input Multiple Output (MIMO) simulations”.
以上のように、第一実施形態の実施例2のアンテナ測定システム及び方法により、互いに隣接する測定用アンテナと45°以下の中心角Θをなす3個の測定用アンテナで、90°以下の角度広がりASを有するクラスタモデルを模擬することができる。
〔実施例3〕
45°以下の中心角をなす測定用アンテナのペアを2個用いて、45°の角度広がりASを有する2つのクラスタを有するクラスタモデルを模擬することを考える。
そのために、測定用アンテナ3は、45°以下の中心角をなす測定用アンテナのペアを少なくとも2個含むとする。そして、振幅位相制御装置4は、互いに無相関な4つの信号を生成して、切替装置5に送る。切替装置5は、45°以下の中心角をなす測定用アンテナの2つのペアを構成する測定用アンテナ3a,3b,3c,3dを選択し、互いに無相関な4つの信号をそれぞれ4つの測定用アンテナ3a,3b,3c,3dに供給する。この状態におけるアンテナ測定システムを図11に示す。なお、図11では、同時に使用しない他の測定用アンテナ3、振幅位相制御装置4及び切替装置5を省略して記載している。
図12に、4波モデルとラプラス分布モデルに基づく電波が到来方向AoAから被測定機器1に向けて放射された場合の、被測定機器1の受信電力、及び、被測定機器1が備える2つのアンテナ素子1a,1bが受信した信号の相関係数についてのシミュレーション結果を示す。なお、座標の対称性から到来方向AoAの範囲は0から90°としている。図12(a)は、測定用アンテナの各ペアの角度広がりASを20°にした場合、すなわち、測定用アンテナ3a,3bのなす角度が20°であり、測定用アンテナ3c,3dのなす角度が20°である場合のシミュレーション結果である。図12(b)は、測定用アンテナの各ペアの角度広がりASを60°にした場合、すなわち、測定用アンテナ3a,3bのなす角度が60°であり、測定用アンテナ3c,3dのなす角度が60°である場合のシミュレーション結果である。線を束ねる矢印付きの表示が示すように、実線は受信電力を示し、点線は相関係数を示す。また、●付きの線は4波モデルのシミュレーション結果を示し、●なしの線はラプラス分布モデルのシミュレーション結果を示す。
図12より、測定用アンテナの各ペアの角度広がりASが20°であり45°以下である場合には、4波モデル及びラプラス分布モデルの受信電力及び相関係数は共によく一致していることがわかる。一方、測定用アンテナの各ペアの角度広がりASが60°であり45°よりも大きい場合には、4波モデル及びラプラス分布の受信電力及び相関係数は共に一致しておらず、差異が生じている。
以上のように、第一実施形態の実施例3のアンテナ測定システム及び方法により、45°以下の中心角をなす測定用アンテナのペアを2個用いて、45°の角度広がりASを有する2つのクラスタを有するクラスタモデルを模擬することができる。
〔実施例4〕
互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が等しい少なくとも8個の測定用アンテナ3を用いて、一様分布モデルを模擬することを考える。この例では、互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が等しい測定用アンテナ3の数は8個であるとする。すなわち、互いに隣接する測定用アンテナのなす中心角は45°であるとする。測定用アンテナ3が9個以上の場合も、8個の場合と同様に構成できるので説明は省略する。
測定用アンテナ3は、互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が等しい8個の測定用アンテナであるとする。そして、振幅位相制御装置4は、互いに無相関な8つの信号を生成して、切替装置5に送る。切替装置5は、互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が等しい8個の測定用アンテナを選択し、互いに無相関な8つの信号をそれぞれ8つの測定用アンテナ3に供給する。この状態におけるアンテナ測定システムを図13に示す。なお、図13では、振幅位相制御装置4及び切替装置5を省略して記載している。
図14に、8個の測定用アンテナから電波が被測定機器1に向けて放射された場合の、被測定機器1の受信電力、及び、被測定機器1が備える2つのアンテナ素子1a,1bが受信した信号の相関係数についてのシミュレーション結果を示す。比較のために、互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が等しい4個の測定用アンテナから電波が放射された場合のシミュレーション結果を一点鎖線で、互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が等しい6個の測定用アンテナから電波が放射された場合のシミュレーション結果を点線で併せて示す。図14(a)は被測定機器1のアンテナ素子1a,1bの間隔が0.2波長の場合のシミュレーション結果、図14(b)は被測定機器1のアンテナ素子1a,1bの間隔が0.5波長の場合のシミュレーション結果、図14(c)は被測定機器1のアンテナ素子1a,1bの間隔が1.0波長の場合のシミュレーション結果である。
ここで、被測定機器1の方位角を−180°から180°まで変えたときに、受信電力及び相関係数が一定の値を取り、変化しない場合には、一様分布であると評価することができる。ここで、被測定機器1の方位角とは、被測定機器1の回転台2の回転軸周りの角度を意味する。
図14(a)によると、被測定機器1のアンテナ素子1a,1bの間隔が0.2波長の場合には、被測定機器1の方位角を変化させても、測定用アンテナ3の数によらず受信電力及び相関係数は大きく変化しないことがわかる。また、図14(b)によると、被測定機器1のアンテナ素子1a,1bの間隔が0.5波長の場合、測定用アンテナ3の数が4個のとき、つまり90°間隔で測定用アンテナを配置したとき、被測定機器1の方位角を変化させると、受信電力及び相関係数は大きく変化してしまうことがわかる。さらに、図14(c)によると、被測定機器1のアンテナ素子1a,1bの間隔が1.0波長の場合、測定用アンテナ3の数が6個のときにも、つまり60°間隔で測定用アンテナを配置したときにも、被測定機器1の方位角を変化させると、受信電力及び相関係数は大きく変化してしまうことがわかる。一方、測定用アンテナ3の数が8個の場合には、つまり45°間隔で測定用アンテナを配置した場合には、被測定機器1のアンテナ素子1a,1bの間隔によらず、被測定機器1の方位角を変化させても、受信電力及び相関係数は変化しない又は大きく変化しない。
以上のように、第一実施形態の実施例4のアンテナ測定システム及び方法により、互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が等しい少なくとも8個の測定用アンテナ3を用いて、一様分布モデルを模擬することができる。
[第二実施形態]
第二実施形態のアンテナ測定システムにおいては、図15に例示するように、被測定機器1を中心とする球面上であって、垂直方向(=鉛直方向)において異なる2つの位置のそれぞれに測定用アンテナ3が配置されている。この点のみが第一実施形態と異なり、他の点については第一実施形態と同様である。
垂直方向において異なる2つの位置をそれぞれ上段位置、下段位置とすると、図15に示す例では、上段位置に複数の測定用アンテナ3を配置し、下段位置に複数の測定用アンテナ3を配置している。下段位置は、被測定機器1の垂直方向における位置とほぼ同じである。上段位置に配置される各測定用アンテナは、被測定機器1を中心とする球において、下段位置に配置される何れかの測定用アンテナと45°以下の中心角をなす。
また、図16に例示するように、上段位置に1つの測定用アンテナTx1を配置して、下段位置に2つの測定用アンテナTx2,Tx3を配置してもよい。2つの測定用アンテナTx2,Tx3は、45°の中心角をなし、第一実施形態の測定用アンテナ3a,3bのペアに相当するものである。そして、測定用アンテナTx1は、測定用アンテナTx2,Tx3のそれぞれと45°の中心角をなす。下段位置は、被測定機器1の垂直方向における位置とほぼ同じである。なお、測定用アンテナTx1,Tx2,Tx3は、測定用アンテナ3と同様のものである。なお、図17(a)に図16のアンテナ測定システムをz軸方向から見た図を示し、図17(b)に図16のアンテナ測定システムをx軸方向から見た図を示す。
一般に、端末周辺の垂直面(図17(b)に例示する面)内到来波分布については、水平面(図17(a)に例示する面)からわずかに仰角方向に偏った方向を中心として一定の角度広がりASを有する分布となることが知られている(例えば、参考文献3参照。)。
〔参考文献3〕K. Kalliola et al., IEEE Trans. VT., vol. 51, no. 5, Sept. 2002.
このように、垂直方向において異なる2つの位置に測定用アンテナを配置することにより、水平方向の角度広がりだけではなく、垂直方向の角度広がりを考慮したクラスタモデルを模擬することができる。これにより、被測定機器1の性能評価を実伝搬環境により忠実な条件のもとで行うことができる。
[第三実施形態]
図18を参照して、第三実施形態のアンテナ測定システムについて説明する。
第三実施形態のアンテナ測定システムは、被測定機器1が用いられる実際の環境をできる限り忠実に模擬するために、被測定機器1と通信可能な擬似基地局装置6を備え、被測定機器1で生成された受信信号品質情報を擬似基地局装置6に送る。すなわち、測定用アンテナ3から被測定機器1に送信される下り信号の電波だけではなく、被測定機器1から擬似基地局装置6に送信される上り信号の電波がある環境で、アンテナの測定を行う。この点のみが第一実施形態及び第二実施形態と異なり、他の点(例えば、測定用アンテナ3の配置等の点)については同様であるため重複説明を省略する。
擬似基地局装置6には、音声、音楽、文字、画像及び動画等のデータを蓄積するサーバ7が接続されている。サーバ7は、蓄積されたデータを擬似基地局装置6に送る。擬似基地局装置6は、データを下り信号として振幅位相制御装置4に送る。振幅位相制御装置4は、データを互いに無相関な信号に変換して、切替装置5を介して、切替装置5が選択した同時に用いる複数の測定用アンテナ3に送る。測定用アンテナ3は、供給された信号に対応する電波を被測定機器1に向けて放射する。被測定機器1が電波を受信すると、被測定機器1内の図示していない受信信号品質情報生成部はその電波についての受信信号品質情報を生成する。被測定機器1は、生成された受信信号品質情報を、その上り無線回線を介して、擬似基地局装置6に送信する。その上り無線回線とは、被測定機器1が実際に使われるときに用いられる上り回線である。
受信信号品質情報はの受信信号の品質を表す情報である。受信信号品質情報としては、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、受信電力(RSCP:Received Signal Code Power)、信号対雑音電力比(SNR:Signal to Noise Ratio)、信号対干渉電力比(SIR:Signal to Interference Signal)、信号対干渉雑音電力比(SINR:Signal to Interference and Noise Ratio)、搬送波対雑音電力比(CNR:Carrier to Noise Ratio)、搬送波対干渉電力比(CIR:Carrier to Interference Ratio)、搬送波対干渉雑音電力比(CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio)等を少なくとも1つを含む情報を用いることができる。
被測定機器1の上り無線回線を介して受信信号品質情報を取得することにより、被測定機器1に受信信号品質情報を取得するための改造を施す必要がなく、動作状態にある実際の被測定機器1についての特性を評価することができる。また、被測定機器1の上り無線回線を介して受信信号品質情報を取得することにより、受信信号品質情報を容易に取得することができる。
また、受信信号品質情報には、通信用アンテナの特性に関連する受信電力や相関係数の影響が反映される。また、受信信号品質情報には、実際に動作する携帯端末を用いることにより、被測定機器1の無線部の特性に関連する受信感度や信号処理の影響も反映される。したがって、この受信信号品質情報を用いることにより、アンテナを含む携帯端末の総合無線性能評価が実際の多重波環境を模擬した環境において実現されるとともに、伝送特性を評価も可能となる。
なお、擬似基地局装置6が、測定用アンテナ3から被測定機器1までの伝搬環境に応じて最適な変調方式及び符号化率を選択する適応変調部61を備えていてもよい。この場合、被測定装置1は、擬似基地局装置6の適応変調手段に対応する適応復調部(図示せず)を備える。これにより、いわゆる適応変復調機能を有する実際の擬似基地局装置6及び被測定機器1が生み出す多重波伝搬環境をより忠実に模擬することができる。
例えば、適応変調部61は、被測定機器1から取得した受信信号品質情報が示す受信信号品質が良い場合には多値数の大きい変調方式を用いて符号化率を高い値に設定し、同情報が示す受信信号品質が悪い場合には多値数の小さい変調方式を用いて符号化率を低い値に設定する。なお、受信信号品質の良悪を判断するために、擬似基地局装置6又は被測定装置1が、サーバ7から被測定機器1に至るまでの経路における通信速度を測定する通信速度測定手段を備えていてもよい。
[変形例等]
被測定機器1として、携帯端末以外の機器又はマルチアンテナ以外のアンテナ等の電磁波を受信する装置を用いてもよい。
各測定用アンテナ3は、1つ以上の放射素子を備えていてもよい。例えば、垂直偏波を放射する素子及び水平偏波を放射する素子の2つの放射素子を備えていてもよい。これにより、いわゆる交差偏波電力比を考慮した多重波環境を模擬することが可能となる。例えば、交差偏波電力比は、垂直偏波の電力/水平偏波の電力と定義される。なお、各測定用アンテナ3は、垂直偏波を放射する素子及び水平偏波を放射する素子の2つの放射素子を備えていてもよいことを示すために、各図において各測定用アンテナ3を、それぞれ垂直偏波を放射する素子と水平偏波を放射する素子とに対応する2つの線分のクロスで表している。もっとも、これは、各測定用アンテナ3が必ず2つの放射素子を備えていなければいけないことを意味するものではない。各測定用アンテナ3は、1つの放射素子のみを備えていてもよい。
振幅位相制御装置4が生成し出力する信号は、互いに無相関でありレイリー変動する信号、すなわちフェージング信号であってもよい。これにより、送信側と受信側に見通し条件が成立しない見通し外環境を想定したフェージング環境を模擬することが可能となる。
その他、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
第一実施形態のアンテナ測定システムの機能構成を例示する図。 被測定機器1の周辺の伝搬環境を示す図。 第一実施形態の第一実施例の状況を例示する図。 角度広がりASの概念を説明するための図。 (a)はラプラス分布モデルを例示する図、(b)は2波モデルを例示する図。 第一実施例について、到来方向に対する受信電力及び相関係数の変動の比較を示す図。 2波モデルのラプラス分布モデルからの二乗平均平方根(RMS)誤差を示す図。 受信電力及び相関係数がMIMO伝送容量に与える影響を示す図。 第一実施形態の第二実施例の状況を例示する図。 第二実施例について、到来方向に対する受信電力及び相関係数の変動の比較を示す図。 第一実施形態の第三実施例の状況を例示する図。 第三実施例について、到来方向に対する受信電力及び相関係数の変動の比較を示す図。 第一実施形態の第四実施例の状況を例示する図。 第四実施例について、方位角に対する受信電力及び相関係数の変動の比較を示す図。 第二実施形態のアンテナ測定システムの機能構成を例示する図。 第二実施形態のアンテナ測定システムの機能構成を例示する図。 (a)は図16をz軸方向から見た図、(b)は図16をx軸方向から見た図。 第三実施形態のアンテナ測定システムの機能構成を例示する図。 従来技術による放射指向性測定を説明するための図。 従来技術によるアンテナ測定装置の機能構成を例示する図。 従来技術によるアンテナ測定装置の機能構成を例示する図。
符号の説明
1 被測定機器
2 回転台
3 測定用アンテナ
4 振幅位相制御装置
5 切替装置
6 擬似基地局装置
61 適応変調部
7 サーバ

Claims (12)

  1. 被測定機器と、
    上記被測定機器を中心とする円周上に位置し45°以下の中心角をなす測定用アンテナのペアを含む複数の測定用アンテナと、
    上記測定用アンテナから同時に用いる2以上の測定用アンテナを選択する切替装置と、
    各上記選択された測定用アンテナに互いに無相関な信号を上記切替装置を介して出力する振幅位相制御装置と、
    を含むアンテナ測定システム。
  2. 請求項1に記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記被測定機器を回転させる回転台を更に含む、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記複数の測定用アンテナは、上記被測定機器を中心とする円周上に位置し互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が45°以下である少なくとも3個の測定用アンテナである、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  4. 請求項1又は2に記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記複数の測定用アンテナは、上記被測定機器を中心とする円周上に位置し45°以下の中心角をなす測定用アンテナのペアを少なくとも2個含む、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  5. 請求項1又は2に記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記複数の測定用アンテナは、互いに隣接する測定用アンテナがなす中心角が等しい少なくとも8個の測定用アンテナである、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  6. 請求項1又は2に記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記複数の測定用アンテナは、上記被測定機器を中心とする球面上に位置し、垂直方向において異なる2つの位置に配置されている、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  7. 請求項1又は2に記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記複数の測定用アンテナは、上記被測定機器を中心とする球面上に位置し、その球面上に、上記測定用アンテナのペアを構成するそれぞれの測定用アンテナと45°以下の中心角をなす測定用アンテナを更に含む、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  8. 請求項1から7の何れかに記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記信号は、レイリー変動することを特徴とする、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  9. 請求項1から8の何れかに記載のアンテナ測定システムにおいて、
    各上記測定用アンテナは、垂直偏波を放射する素子及び水平偏波を放射する素子を含む、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  10. 請求項1から9の何れかに記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記被測定機器と通信可能な擬似基地局装置を更に含み、
    上記被測定機器は、受信信号の品質を表す情報である受信信号品質情報を生成する受信信号品質情報生成部を含み、その上り回線を介して、上記受信信号品質情報を上記擬似基地局装置に送る、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  11. 請求項10に記載のアンテナ測定システムにおいて、
    上記擬似基地局は、伝搬環境に応じて最適な変調方式を選択する適応変調手段を更に含む、
    ことを特徴とするアンテナ測定システム。
  12. 被測定機器を中心とする円周上に位置し45°以下の中心角をなす測定用アンテナのペアを含む複数の測定用アンテナから同時に用いる2以上の測定用アンテナを選択する切替ステップと、
    各上記選択された測定用アンテナに互いに無相関な信号を上記切替装置を介して出力する振幅位相制御ステップと、
    を含むアンテナ測定方法。
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