JP2010025637A - 分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体分子等の試料が光を反射する基板の表面に固定されている場合でも、水等の溶媒中における試料の立体構造を解析可能な分析装置を提供すること。
【解決手段】表面に試料を固定可能な基板8を設置する基板設置部3と、基板設置部3に設置した基板8に対向設置する光透過部材9と、基板8と光透過部材9との間の空間32に試料及び溶媒を供給する供給手段9aと、試料及び溶媒を保持しつつ空間32の間隔を設定する間隔設定手段30と、光透過部材9を介して試料に光を照射する光照射部と、試料の表面で反射した光を、光透過部材9を介して受光する光検出部とを備える分析装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板に固定された生体分子等の試料の立体構造を測定する分析装置に関するものである。
抗体、酵素、タンパク質又は核酸等の生体分子を表面に固定した基板を備える種々のバイオセンサーの開発が近年盛んに進められている。当該バイオセンサーによれば、生体分子による優れた分子認識機能を利用して測定対象となる物質を選択的に検出して、その濃度等を簡易に評価することができる。
一方、生体分子における立体構造(三次構造)の変化は、生体分子の分子認識機能に重大な影響を及ぼし得るものであり、例えば、立体構造が変化することによって分子認識機能が大幅に低下してしまう虞もある。
そのため、生体分子を基板に固定する際、その生体分子の立体構造変化をできる限り抑えるための工夫が必要であると共に、生体分子が基板の表面に対してどのような状態で固定されているかを正確に把握する技術がバイオセンサーを開発する上で重要となる。
基板表面に固定した生体分子の立体構造を解析可能な従来の分析装置としては、例えば、特許文献1に開示される反射吸収法を採用する赤外分光装置や、特許文献2に開示される全反射測定法を採用する赤外分光装置が知られている。
特開2004−45390号公報(段落番号〔0052〕〜〔0054〕参照) 特表2006−507504号公報(図1参照)
生体分子は通常生体内の水中に存在するものであり、水分子を取り除いた状態での生体分子の立体構造は、水中の生体分子の立体構造とは大きく異なることが一般的に知られている。
反射吸収法を採用する従来の赤外分光装置によれば、生体分子を固定する基板が、赤外光を反射する材料で構成されていれば良いので、様々な種類の基板を使用することができる。しかし、生体分子を、乾燥した真空状態で測定する必要があり、水中に存在する生体分子の立体構造を解析することができなかった。これは、生体分子の周りに大量の水分子が存在すると、水分子による赤外吸収が非常に大きく、生体分子の構造を反映する赤外吸収を検出することができなくなるためである。
従って、反射吸収法を採用する従来の赤外分光装置では、水中に存在する生体分子が基板に固定されることによって、その立体構造がどのように変化するかについて正確な知見を得ることができなかった。
一方、全反射測定法を採用する赤外分光装置によれば、水中に存在する生体分子の立体構造を解析することは可能である。しかし、生体分子を固定する基板を、赤外光が透過する材料で構成する必要があるため、使用可能な基板が制限されていた。基板毎に異なる表面の物理的な性質は固定された生体分子の立体構造に影響を与えるため、全反射測定法では実際にバイオセンサーで使用される基板上における生体分子の立体構造について正確な知見を得ることができなかった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、生体分子等の試料が光を反射する基板の表面に固定されている場合でも、水等の溶媒中における試料の立体構造を解析可能な分析装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係る第1特徴構成は、
表面に試料を固定可能な基板を設置する基板設置部と、
前記基板設置部に設置した基板に対向設置する光透過部材と、
前記基板と前記光透過部材との間の空間に試料及び溶媒を供給する供給手段と、
前記試料及び前記溶媒を保持しつつ前記空間の間隔を設定する間隔設定手段と、
前記光透過部材を介して前記試料に光を照射する光照射部と、
前記試料の表面で反射した光を、前記光透過部材を介して受光する光検出部とを備える点にある。
〔作用及び効果〕
本発明の分析装置は、試料及び溶媒を保持しつつ、基板と光透過部材との間の空間の間隔を設定する間隔設定手段を備えているため、基板と光透過部材との間に非常に厚みの薄い空間を形成することができる。供給手段を介して当該空間に試料及び溶媒を供給すると、試料は基板の表面に固定されて溶媒の中に埋没する。そのため、前記空間には、試料を含む非常に薄い溶媒層が形成される。
溶媒層をできる限り薄くすることによって、前記空間に光を照射した際の、溶媒による光吸収の影響を最小限に抑えることができる。
その結果、試料の立体構造を反映する反射光を検出し易くなり、溶媒中における試料の立体構造を解析することができる。
本発明に係る第2特徴構成は、
前記間隔設定手段が環状のスペーサであり、前記供給手段が、前記スペーサと前記基板と前記光透過部材とで囲まれた前記空間に連通するように前記光透過部材に貫通形成された流入路である点にある。
〔作用及び効果〕
本発明によれば、間隔設定手段として環状のスペーサを使用することによって、試料及び溶媒を保持する空間を、基板と光透過部材との間に容易に形成することができる。
さらに、光透過部材に貫通形成された流入路を介して、試料及び溶媒を前記空間に簡便且つ確実に供給することができ操作性が向上する。
本発明に係る第3特徴構成は、
前記間隔設定手段を前記光透過部材の側に付勢する付勢手段を備えた点にある。
〔作用及び効果〕
本発明によれば、試料及び溶媒を前記空間に供給する際の圧力によって生じ得る間隔設定手段の歪みを抑えて、前記基板と前記光透過部材との間隔が変化するのを防止することができる。その結果、前記空間に形成される溶媒層の厚さを一定に維持して、試料の分析精度を向上させることができる。
本発明に係る第4特徴構成は、
前記付勢手段の付勢力を調節する付勢力調節機構を備える点にある。
〔作用及び効果〕
本発明によれば、付勢力調節機構により付勢手段の付勢力を調節することによって、基板と光透過部材との間隔をより安定化することができる。その結果、間隔設定手段に生じ得る歪みをより効果的に抑え、試料の分析精度をさらに向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態〕
本発明に係る分析装置について、図1乃至図5に基づいて説明する。
図1に示すように、分析装置1は、光を照射する光照射部としての光源2、基板を設置する基板設置部としてのサンプルホルダー3、反射光を受光する光検出部としての検出器4、ならびに、光源2からの光を順次反射して検出器4へと導く第1ミラー5a、第2ミラー5b、第3ミラー5c、第4ミラー5d、第5ミラー5eを備えて構成されている。
第1ミラー5a及び第2ミラー5bは、第1チャンバー6aの内部に設けられている。サンプルホルダー3は、第2チャンバー6bの内部に設けられている。第3ミラー5c及び第4ミラー5dは、第3チャンバー6cの内部に設けられている。第5ミラー5eは第4チャンバー6dの内部に設けられている。検出器4は第4チャンバー6dの上に設けられている。尚、第1チャンバー6a〜第4チャンバー6dの夫々は真空脱気可能に構成されており、防震台7の上に設置されている。
図1に示される破線の矢印は、光源2から照射された光の光路Rを示している。
光源2から照射された光は、第1ミラー5a及び第2ミラー5bを反射し、サンプルホルダー3のプリズム9を透過して基板8の表面に照射される。基板8にて反射した光は、再びプリズム9を透過した後、順に第3ミラー5c、第4ミラー5d、及び第5ミラー5eと反射して検出器4へと導かれる。
尚、本発明の分析装置1に適用し得る光としては、例えば、赤外光、近赤外光、可視光、紫外光、テラヘルツ光等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
図2及び図3に示されるように、サンプルホルダー3は、
付勢手段としてのバネ部材10、
小径部分11aと大径部分11bとを有するバネホルダー11、
外形が立方体状であって内部にバネ部材10及びバネホルダー11を収容可能な円柱状の収容空間12aを有する基板設置台12、
基板設置台12の上に設置した基板8に対向設置する光透過部材としてのプリズム9、
プリズム9をブロック体13の上面に固定するための押え部材22、
基板設置台12が上下方向に移動可能に嵌挿される直方体状の貫通孔13aを中央に有する金属製のブロック体13、
付勢力調節機構としての螺子部材14、
中央に螺子部材14を螺入する貫通孔を有する円盤状の螺子保持部材19、及び
ブロック体13と螺子保持部材19とを支持する支持台34、を備えて構成されている。
図2及び図3に示されるように、サンプルホルダー3を組み立てる際は、先ず初めに螺子保持部材19の円盤部19aをボルト28aでブロック体13の下面に固定する。
螺子保持部材19は、円盤部19aと、その円盤部19aよりも小径の凸部19bとを備えており、凸部19bは円盤部19aの略中央に設けられている。
図2に示されるように、螺子保持部材19の貫通孔20は、円盤部19aと凸部19bに亘って貫通している。
貫通孔20は、円盤部19a側に形成されている小径貫通部分20aと、小径貫通部分20aに連設し、その直径が小径貫通部分20aより大きい大径貫通部分20bとを有する。大径貫通部分20bの内周面には雌ねじ部21が形成されている。
また、図2及び図3に示されるように、螺子部材14は、螺子保持部材19の貫通孔20に先に挿入される小径螺子部分14aと、小径螺子部分14aに連設し、その直径が小径螺子部分14aより大きい大径螺子部分14bと、大径螺子部分14bに連設する頭部14cとを有する。
小径螺子部分14aの外周には、その周方向に沿って2つの溝15,15が設けられており、その2つの溝15,15の夫々に密封用Oリング16,16が設けられている。
さらに小径螺子部分14aには、螺子部材14の上方への螺入移動を制限し得るロッキングリング17が、大径螺子部分14bに当接した状態で嵌め込まれている。尚、ロッキングリング17の外径は、貫通孔20の大径貫通部分20bの内径よりもわずかに小さく、尚且つ、小径貫通部分20aの内径よりも大きく設定されている。
大径螺子部分14bの外周面には雄ねじ部18が形成されている。
螺子部材14の小径螺子部分14aを、螺子保持部材19の大径貫通部分20bより挿入し、螺子部材14をその軸心回りに回転させることによって、螺子部材14の雄ねじ部18を、螺子保持部材19の大径貫通部分20bの雌ねじ部21に螺入させる。
螺子部材14の小径螺子部分14aは、小径貫通部分20aに嵌入して、小径螺子部分14aの2つの密封用Oリング16,16が小径貫通部分20aの内周面に密着する。
螺子部材14をさらに螺入させると、螺子部材14の小径螺子部分14aの先端が、螺子保持部材19の小径貫通部分20aからブロック体13の貫通孔13aの内部に突出するように構成されている。
次いで、ブロック体13の貫通孔13aの中に、大径部分11bを下にした状態のバネホルダー11、バネ部材10、及び、収容空間12aの開口を下にした状態の基板設置台12を順に収容する。
このとき、図2に示されるように、バネ部材10とバネホルダー11とは、バネホルダー11の小径部分11aがバネ部材10の中に入り込むと共に、バネ部材10がバネホルダー11の大径部分11bの上に設置された状態で基板設置台12の収容空間12aに収容される。尚、バネホルダー11の大径部分11bの直径は、基板設置台12の収容空間12aの内径よりもわずかに小さく構成されている。
次いで、基板8を基板設置台12の上に設置する。基板8は、その表面に生体分子等の試料を固定可能であって、尚且つ、光を反射する材料で構成されていれば良い。代表的なものとしては、例えば、金(Au)基板等の金属基板や、埋め込み金属層基板(BML基板)等が挙げられる。
尚、本発明の分析装置1は、試料の表面で反射した反射光を測定する反射吸収法を採用している。反射吸収法における基板については、その表面に生体分子等の試料を固定可能であって、尚且つ、光を反射する材料で構成されていれば良い。そのため本発明においては、様々な種類の基板を使用することができる。
試料及び溶媒を保持しつつ、基板8とプリズム9との間の空間32の間隔を設定する、間隔設定手段としての環状スペーサ30を、基板8の上に設置する。環状スペーサ30は、例えば、ニッケルやアルミニウムなどの金属で構成されることが好ましく、またその厚さは8μm〜10μmであることが好ましい。ニッケルで構成された環状スペーサ30は、その厚さが薄くても、ある程度の硬度が保持されるため変形し難く、平滑な形状を維持し易い。
ブロック体13の上面における貫通孔13aの外周には、液漏れ防止用のOリング31を収容可能な円形溝13bが設けられている。
円形溝13bに沿って嵌め込まれているOリング31と、基板8の上に設置されている環状スペーサ30とを覆うように、断面台形錘状のプリズム9をブロック体13の上面に設置する。
次いで、固定板23を備える押え部材22をプリズム9の上面に設置する。固定板23をブロック体13の固定柱13cの上に設置してボルト28b及びナット29で締結することによって、プリズム9を、その上方からブロック体13の上面の所定位置に押さえ付けるようにして固定する。
以上の構成によって、図4に示されるように、環状スペーサ30と基板8とプリズム9とで囲まれた、例えば、厚み8μm〜10μmという環状スペーサ30の厚みに対応する非常に薄い空間32が形成される。
図4に示されるように、プリズム9の内部には、空間32に連通する供給手段としての流入路9aと、同じく空間32に連通する排出路9bとが貫通形成されている。
図2及び図4に示されるように、押え部材22によってプリズム9をブロック体13の上面に固定した際、流入路9aは、押え部材22の第1突起管24の内部に形成されている第1管路25と連通すると共に、排出路9bは、押え部材22の第2突起管26の内部に形成されている第2管路27と連通するように構成されている。
尚、押え部材22の第1突起管24には、試料及び溶媒を空間32に送り込む供給装置(図示せず)が接続される。また押え部材22の第2突起管26には、試料及び溶媒を吸引する吸引装置(図示せず)が接続される。
プリズム9は、生体分子等の試料の吸着を防ぐため、必要に応じてポリエチレングリコール(PEG)等でその表面を被覆しても良い。
次いで、図5に示されるように、試料Sを溶媒に溶かして調製した試料溶液を、流入路9aを介して空間32の内部に供給する。試料Sは基板8の表面に固定されて溶媒の中に埋没する。そのため、空間32には、試料Sを含む非常に薄い溶媒層33が形成される。
図1及び図5に示されるように、光源2から照射され第1ミラー5a及び第2ミラー5bを反射してプリズム9を透過した光は、空間32の溶媒層33を通過して基板8の表面に固定された試料Sに照射される。試料Sの表面で反射した光は、再び溶媒層33を通過してプリズム9を透過し、第3ミラー5c〜第5ミラー5eを反射して検出器4によって受光される。
溶媒層33をできる限り薄くすることによって、空間32に光を照射した際の、溶媒による光吸収の影響を最小限に抑えることが可能となる。その結果、試料Sの立体構造を反映する反射光を検出し易くなり、溶媒中における試料Sの立体構造を解析することができる。
尚、空間32の内部に存在する溶媒の交換や、基板8表面に固定されていない未固定の試料の洗浄等を実施する際には、流入路9aを介して溶媒を空間32に供給し、排出路9bから溶媒を排出する。
本発明の分析装置1の測定対象となる試料としては、例えば、抗体、酵素、タンパク質又は核酸等の生体分子が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の分析装置1に適用し得る溶媒としては、例えば、軽水(H2O)、重水(D2O)、あるいはこれらをベースに塩等を溶解させて調製した生理食塩水やリン酸緩衝生理食塩水などの各種緩衝液が挙げられる。生体分子等を赤外分光により測定する場合は、軽水が測定波長域に大きな吸収を持つことから、重水、または重水をベースに調製した溶媒が好ましい。生体分子はそれぞれ表面の親水・疎水性、等電点などが異なっていることが知られており、溶媒の塩濃度やpH等の条件によっては、凝集等によりプリズムなど基板以外の部分への吸着が促進される可能性がある。このため試料毎に溶媒を選択して測定することが好ましい。
図2に示されるように、本実施形態の分析装置のサンプルホルダー3においては、バネ部材10が、基板設置台12と基板8を介して、環状スペーサ30をプリズム9側に付勢している。バネ部材10は、試料溶液等を空間32に供給する際の圧力によって生じ得る環状スペーサ30の歪みを抑えて、基板8とプリズム9との間隔が変化するのを防止することができる。その結果、空間32に形成される溶媒層33の厚さが一定に維持されるので、試料の分析精度が向上する。尚、バネ部材10の付勢力については、例えば、450gmf/mm程度であることが望ましい。
さらに、本実施形態の分析装置のサンプルホルダー3は、付勢力調節機構としての螺子部材14を備えており、螺子部材14の小径螺子部分14aの先端と、バネホルダー11の大径部分11bの下面とが当接する。このため、螺子部材14を軸心回りに回転させて上方に螺入させることによって、バネホルダー11を上方に移動させたり、あるいは、螺子部材14を逆方向に回転させて下方に移動させることによって、バネホルダー11を下方に移動させることができる。
また、螺子部材14の小径螺子部分14aの先端は曲面であり、バネホルダー11の大径部分11bの下面に設けた円錐状の凹みの外周部分のみに接触して力を伝達する。その結果、螺子部材14に軸ずれが発生しても影響を最小限に留め、バネホルダー11に常に垂直方向の力を伝達することが可能となる。
バネ部材10を上下に伸縮させることによってバネ部材10の付勢力を自在に調節することが可能となり、基板8とプリズム9との間隔をより安定化することができる。その結果、環状スペーサ30に生じ得る歪みをより効果的に抑えて、試料の分析精度をさらに向上させることができる。
本発明の分析装置の構成を備える赤外吸収スペクトル装置を以下に例示する。
(実施例1)装置構成
赤外吸収スペクトル装置:JEOL JIR−7000 FT−IR spectrometer
検出器:MCT検出器(mercury cadmiumu telluride)尚、MCT検出器は、液体窒素冷却して使用した。
干渉計とIR光学系を乾燥空気でパージした。また、ミラーやサンプルホルダーを収容したチャンバーは、ロータリーポンプ(RP)とターボモレキュラーポンプ(TMP)で500L/sで6時間真空引きし、空気中に含まれる水分子による影響を取り除いた。以降の測定中、真空度は、真空計測器(ULVAC GP2A Pirani gage、及びULVC G1−M2 ion gage)を用いて測定し、常に2×10-2torr以下となるように保持した。
プリズムとして潮解性の少ないフッ化カルシウムプリズム(CaF2プリズム)を使用した。環状スペーサとして厚さ8μmのニッケルスペーサ(Niスペーサ)を使用した。基板としてBML基板(SiO2(100)/CoSi2/Si(100))を使用した(BML基板に関しては S.Yamamura et al, Jpn.J.Appl.Phys.,42,3942−(2003)を参照)。
BLM基板は、以下の溶液で順次洗浄して使用した。
1.濃硫酸:30%過酸化水素水=4:1
2.20%アンモニア水:30%過酸化水素水:水=1:4:20
3.1%フッ化水素溶液(HF溶液)
4.濃塩酸:30%過酸化水素水:水=1:1:4
フッ化カルシウムプリズムは、生体分子の吸着を防ぐため、以下の方法によって、ポリエチレングリコール(PEG)でその表面を被覆して使用した。
室温でエタノールに30分間浸漬、水ですすぎ、乾燥窒素吹きつけの後、10分間真空状態に置いた。調製直後の5%(v/v)のPEG溶液(Gelest/HPLC grade エタノール(和光純薬))4mL〜5mLをフッ化カルシウムプリズムの表面に重層し、4時間後に同じ5%(v/v)PEG溶液に置き換え、終夜放置した。過剰量のエタノール、超純水に順次浸漬して洗浄して乾燥窒素を吹き付けた後、10分間真空状態に置いた。
(参考例1)ベースラインの安定性の評価
上記実施例1に記載される赤外吸収スペクトル装置において、ベースラインの安定性を以下の手順に沿って測定した。
1.フッ化カルシウムプリズム、厚さ8μmのニッケルスペーサー、及びBML基板を装置にセットする。
2.重水を注入する。
3.チャンバーを6時間真空引きする。
4.FT−IRスペクトルを測定(BG)する。
5.注入速度を2mL/時間、5mL/時間、10mL/時間と変えて、各注入速度で10分間注入して5分間静止した後、FT−IRスペクトルを測定(シグナルS1〜S3)する。
6.それぞれのシグナルについて、−log10(Sn/BG)、n=1〜3を計算する。
結果を図6に示す。図6に示されるように、タンパク質等の生体分子の吸収が認められ得る波数1500cm-1〜1800cm-1付近のベースラインの変動は小さくフラットであり、非常に安定していた。
(参考例2)チャンバー内の真空度による影響
上記実施例1に記載される赤外吸収スペクトル装置において、チャンバーの真空度が高い状態と低い状態におけるベースラインの変動を以下の手順で評価した。
1.フッ化カルシウムプリズム、厚さ8μmのニッケルスペーサー、及びBML基板を装置にセットする。
2.重水を注入する。
3.チャンバーを2時間(真空度が低い状態)、あるいは6時間(真空度が高い状態)真空引きする。
4.FT−IRスペクトルを測定(BG)する。
5.一定時間間隔でFT−IRスペクトルを測定(シグナルSn、n=1〜)する。
6.それぞれのシグナルについて、−log10(Sn/BG)を計算する。
図7は、真空度が低い状態でのベースラインの変動を1時間毎に測定したものである。また、図8は、真空度が高い状態でのベースラインの変動を15分毎に測定したものである。図7及び図8に示されるように、波数1500cm-1〜1800cm-1付近のベースラインは、真空度が低い状態の方は変動が大きく不安定であった。特に、測定を開始してから1時間後のベースラインを比較するとその差は明らかであった。
(参考例3)環状スペーサによる違いの評価
上記実施例1に記載される赤外吸収スペクトル装置において、環状スペーサによる違いを参考例1に記載の手順に沿って測定した。
厚さ8μmのニッケルスペーサーに代えて厚さ12μmのアルミ製の環状スペーサを使用し、重水の注入速度を0.5mL/時間、1.0mL/時間と変えた。結果を図9に示す。ベースラインの変動に対して影響の小さい遅い注入速度に変えたにも関わらず、図9に示されるように、波数1500cm-1〜1800cm-1付近のベースラインの変動が非常に大きく不安定であった。
(実施例2)溶媒中のフィブロネクチンの赤外吸収スペクトル測定
上記実施例1に記載される赤外吸収スペクトル装置を用いて、重水中に存在するフィブロネクチンの赤外吸収スペクトルを以下の手順に沿って測定した。
1.フッ化カルシウムプリズム、厚さ8μmのニッケルスペーサー、及びBML基板を装置にセットする。
2.チャンバーを1時間真空引きする。
3.FT−IRスペクトルを測定(プリズムバックグランドBGP)して、チャンバー内の気圧を大気圧に戻す。
4.ニッケルスペーサとBML基板とフッ化カルシウムプリズムとで囲まれた厚さ8μmの空間の中に溶媒として重水を注入する。
5.チャンバーを6時間真空引きする。
6.バックグランドのFT−IRスペクトルを測定してその赤外強度(BG)を得る。
7.フィブロネクチン(Sigma−Aldrich社製)を重水(Sigma−Aldrich社製)に溶解して、1.11nMの濃度の試料溶液を調製する。この試料溶液100μLを2mL/時間で注入して3時間静止する。
8.FT−IRスペクトルを測定して赤外強度(シグナルS0)を得る。
9.重水を0.5mLずつ注入して合計5回の洗浄を行うと共に、洗浄毎にFT−IRスペクトルを測定して5種類の赤外強度(シグナルS1〜S5)を得る。尚、シグナルS1〜S5はそれぞれ、1回目〜5回目の洗浄を行ったときの赤外強度であり、例えば、S1は1回目の洗浄を行ったときの赤外強度である。
10.バックグランド(BG)と、シグナルS0〜S5から−log10(Sn/BG)、n=0〜5を計算してフィブロネクチンの6種類の赤外吸収スペクトルをそれぞれ算出する。結果を図10に示す。
図10に示されるように、重水による4回目の洗浄(S4)で赤外吸収スペクトルが安定し、空間に存在する未固定のフィブロネクチンが除去され、基板の表面に固定されたフィブロネクチンのみを測定することができた。また、波数1638cm-1、1683cm-1にフィブロネクチンのタンパク質構造由来のアミドIバンドが観察された。
(比較例1)真空中のフィブロネクチンの赤外吸収スペクトル測定
次いで、比較のため真空中におけるフィブロネクチンの赤外吸収スペクトル測定を以下の手順に沿って実施した。尚、本比較例においては、上記実施形態に記載されるサンプルホルダー13に替えて、図16に示されるように、基板8のみを水平に設置可能な真空中測定用サンプルホルダー35を使用した。
1.上記実施例2で使用した赤外吸収スペクトル装置のサンプルホルダーを分解し、基板を1mLの重水で洗浄した後、窒素を吹き付ける。
2.サンプルホルダーを真空中測定用サンプルホルダー(図16)に替え、先の1.で乾燥した基板をシリコングリースで貼り付ける。
3.真空状態でFT−IRスペクトルを測定して赤外強度(シグナルV)を得る。
4.紫外線照射装置36によるUV(紫外線)灰化で基板表面に固定された生体物質を除去する。
5.真空状態でバックグランドのFT−IRスペクトルを測定してその赤外強度(BG)を得る。
6.バックグランド(BG)と、シグナルVから−log10(V/BG)を計算して真空中のフィブロネクチンの赤外吸収スペクトルを算出する。
図11に示されるように、アミドIバンドは観察されたが、真空中でのタンパク質構造変化によって、実施例2の図10に示される赤外吸収スペクトルとは異なるものとなっていた。
(実施例3)溶媒中の抗体(IgG)の赤外吸収スペクトル測定
上記実施例1に記載される赤外吸収スペクトル装置を用いて、重水中に存在する抗体(IgG)の赤外吸収スペクトルを以下の手順に沿って測定した。ただし実施例1に記載の装置構成の内、フッ化カルシウムプリズムの表面を被覆するPEG溶液を10%(v/v)に変更して使用した。
1.フッ化カルシウムプリズム、厚さ8μmのニッケルスペーサー、及び金(Au)基板を装置にセットする。
2.チャンバーを1時間真空引きする。
3.FT−IRスペクトルを測定(プリズムバックグランドBGP)して、チャンバー内の気圧を大気圧に戻す。
4.ニッケルスペーサと金(Au)基板とフッ化カルシウムプリズムとで囲まれた厚さ8μmの空間の中に溶媒として重水をベースにして調製した生理食塩水を注入する。
5.チャンバーを6時間真空引きする。
6.バックグランドのFT−IRスペクトルを測定してその赤外強度(BG)を得る。
7.マウス由来IgG抗体(Sigma−Aldrich社製)を重水(Sigma−Aldrich社製)をベースにした生理食塩水に溶解して、33μMの濃度の試料溶液を調製する。この試料溶液100μLを2mL/時間で注入して1時間静止する。
8.FT−IRスペクトルを測定して赤外強度(シグナルS0)を得る。
9.重水を0.5mLずつ注入して合計5回の洗浄を行うと共に、洗浄毎にFT−IRスペクトルを測定して5種類の赤外強度(シグナルS1〜S5)を得る。尚、シグナルS1〜S5はそれぞれ、1回目〜5回目の洗浄を行ったときの赤外強度であり、例えば、S1は1回目の洗浄を行ったときの赤外強度である。
10.バックグランド(BG)と、シグナルS0〜S5から−log10(Sn/BG)、n=0〜5を計算して抗体(IgG)の6種類の赤外吸収スペクトルをそれぞれ算出する。結果を図12に示す。図12に示されるように波数1639cm-1に抗体(IgG)のタンパク質構造由来のアミドIバンドが観察された。
(比較例2)真空中の抗体(IgG)の赤外吸収スペクトル測定
次いで、比較のため真空中における抗体(IgG)の赤外吸収スペクトル測定を以下の手順に沿って実施した。尚、本比較例においては、上記実施形態に記載されるサンプルホルダー13に替えて、図16に示されるように、基板8のみを水平に設置可能な真空中測定用サンプルホルダー35を使用した。
1.上記実施例3で使用した赤外吸収スペクトル装置のサンプルホルダーを分解し、基板を1mLの重水で洗浄した後、窒素を吹き付ける。
2.サンプルホルダーを真空中測定用サンプルホルダー(図16)に替え、先の1.で乾燥した基板をシリコングリースで貼り付ける。
3.真空状態でFT−IRスペクトルを測定して赤外強度(シグナルV)を得る。
4.紫外線照射装置36によるUV(紫外線)灰化で基板表面に固定された生体物質を除去する。
5.真空状態でバックグランドのFT−IRスペクトルを測定してその赤外強度(BG)を得る。
6.バックグランド(BG)と、シグナルVから−log10(V/BG)を計算して真空中の抗体(IgG)の赤外吸収スペクトルを算出する。結果を図13に示す。
図13に示されるように、アミドIバンドは観察されたが、真空中でのタンパク質構造変化によって、上記実施例3の図12の赤外吸収スペクトルとは異なるものとなっていた。
上記実施例2、実施例3、比較例1及び比較例2の結果から、本発明によって溶媒中に存在する生体分子の赤外吸収スペクトルを測定する有用性が示された。
(参考例4)プリズム表面に対するフィブロネクチンの吸着性評価
プリズム表面に対するフィブロネクチンの吸着性について評価した。
上記実施例1の装置構成において、以下の表1に記載される表面の被覆条件が異なる種々のフッ化カルシウムプリズムを使用すると共に、上記実施例2の手順において、7のフィブロネクチン溶液の調製で重水の代わりに同じく以下の表1に記載される塩濃度の異なる溶媒に一定量のフィブロネクチンを溶解して種々の試料溶液を調製した。実施例2の手順を行った後、さらに以下の手順に沿って測定した。
1.赤外吸収スペクトル装置のサンプルホルダーを分解し、プリズムを1mLの重水で洗浄した後、窒素を吹き付け、新たな基板と共に再びサンプルホルダーを組み立て、チャンバーを1時間真空引きする。
2.FT−IRスペクトルを測定する(吸着スペクトルSPn、n=1〜)。
3.プリズムバックグランド(BGP)と吸着スペクトルSPnから−log10(SPn/BGP、n=1〜)を計算しフッ化カルシウムプリズムへのフィブロネクチン吸着による赤外吸収スペクトルをそれぞれ算出する。
Figure 2010025637
評価方法としては、フィブロネクチンのアミドIバンドの吸収波数域の赤外吸収を測定して評価した。即ち、仮に各プリズムに対してフィブロネクチンの吸着がないとすれば、赤外吸収は検出されない。
図14に示されるように、条件Dが、最もプリズムに対するフィブロネクチンの吸着が低かった。
(参考例5)プリズム表面に対する抗体(IgG)の吸着性評価
プリズム表面に対する抗体(IgG)の吸着性について評価した。
上記実施例1の装置構成において、以下の表2に記載される表面の被覆条件が異なる種々のフッ化カルシウムプリズムを使用すると共に、上記実施例3の手順において、7の抗体(IgG)溶液の調製で重水をベースにした生理食塩水の代わりに同じく以下の表2に記載される塩濃度の異なる溶媒に一定量の抗体(IgG)を溶解して種々の試料溶液を調製した。実施例3の手順を行った後、さらに以下の手順に沿って測定した。
1.赤外吸収スペクトル装置のサンプルホルダーを分解し、プリズムを1mLの重水で洗浄した後、窒素を吹き付け、新たな基板と共に再びサンプルホルダーを組み立て、チャンバーを1時間真空引きする。
2.FT−IRスペクトルを測定する(吸着スペクトルSPn、n=1〜)。
3.プリズムバックグランド(BGP)と吸着スペクトルSPnから−log10(SPn/BGP、n=1〜)を計算しフッ化カルシウムプリズムへのフィブロネクチン吸着による赤外吸収スペクトルをそれぞれ算出する。
Figure 2010025637
評価方法としては、抗体(IgG)のアミドIバンドの吸収波数域の赤外吸収を測定して評価した。即ち、仮に各プリズムに対して抗体(IgG)の吸着がないとすれば、赤外吸収は検出されない。
図15に示されるように、条件Dが、最もプリズムに対する抗体(IgG)の吸着が低かった。
本発明に係る分析装置の全体構成の概略を示した図 サンプルホルダーにおける要部の縦断面図(図中に示される実線の矢印は試料及び溶媒の移流方向を示す) サンプルホルダーにおける要部の分解斜視図 サンプルホルダーを光の入射方向から見たときの要部の縦断面図(図中に示される実線の矢印は試料及び溶媒の移流方向を示す) サンプルホルダーにおける要部を拡大した縦断面図 ベースラインの安定性を評価した赤外吸収スペクトルを示す図 真空度が低い状態でのベースライン変動を示す図 真空度が高い状態でのベースライン変動を示す図 環状スペーサによる違いを評価した赤外吸収スペクトルを示す図 溶媒中のフィブロネクチンの赤外吸収スペクトルを示す図 真空中のフィブロネクチンの赤外吸収スペクトルを示す図 溶媒中の抗体(IgG)の赤外吸収スペクトルを示す図 真空中の抗体(IgG)の赤外吸収スペクトルを示す図 プリズム表面に対するフィブロネクチンの吸着性を評価した赤外吸収スペクトルを示す図 プリズム表面に対する抗体(IgG)の吸着性を評価した赤外吸収スペクトルを示す図 真空中測定用サンプルホルダーの斜視図 真空中測定用サンプルホルダーの取り付け図(図中に示される破線の矢印は光源2から照射された光の光路Rを示す)
符号の説明
1 分析装置
2 光源(光照射部)
3 サンプルホルダー(基板設置部)
4 検出器(光検出部)
8 基板
9 プリズム(光透過部材)
9a 流入路(供給手段)
10 バネ部材(付勢手段)
14 螺子部材(付勢力調節機構)
30 環状スペーサ(間隔設定手段)
32 空間
S 試料

Claims (4)

  1. 表面に試料を固定可能な基板を設置する基板設置部と、
    前記基板設置部に設置した基板に対向設置する光透過部材と、
    前記基板と前記光透過部材との間の空間に試料及び溶媒を供給する供給手段と、
    前記試料及び前記溶媒を保持しつつ前記空間の間隔を設定する間隔設定手段と、
    前記光透過部材を介して前記試料に光を照射する光照射部と、
    前記試料の表面で反射した光を、前記光透過部材を介して受光する光検出部とを備える分析装置。
  2. 前記間隔設定手段が環状のスペーサであり、前記供給手段が、前記スペーサと前記基板と前記光透過部材とで囲まれた前記空間に連通するように前記光透過部材に貫通形成された流入路である請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記間隔設定手段を前記光透過部材の側に付勢する付勢手段を備える請求項1又は請求項2に記載の分析装置。
  4. 前記付勢手段の付勢力を調節する付勢力調節機構を備える請求項3に記載の分析装置。
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