JP2010025431A - 蒸気発生システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い熱効率が実現可能な蒸気発生システムを提供する。
【解決手段】 給水源21から給水され、温水(または水、以下同じ)を貯水するクッションタンク11と、タンク11から供給される温水を貯水する給水タンク23と、タンク23から供給される温水を加熱して蒸気を発生する蒸気ボイラ24と、タンク11から供給される温水を加熱して再びタンク11に対して給水するヒートポンプ給湯機12と、を備えてなり、タンク23は、貯水量が第1貯水量を下回るとタンク11からの給水が開始するとともに、第1貯水量より多い第2貯水量を上回るとタンク11からの給水が停止する構成であり、ヒートポンプ給湯機12は、タンク11内の貯水温度が第1温度を下回るとタンク11内の温水を加熱して再度タンク11内に供給する循環加熱運転を開始するとともに、第1温度よりも高い第2温度を上回ると循環加熱運転を停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、供給される水または温水を加熱して蒸気を発生する蒸気発生システムに関するものである。
図6に、従来構成の蒸気発生システムの概略構成を示す(例えば特許文献1参照)。図6に示される従来の蒸気発生システム100は、給水源21、給水タンク23、蒸気ボイラ24を備え、適宜軟水化するための軟化器22を備えている。
給水源21から供給される水(低温水)は、予め軟化器22によってカルシウムやマグネシウム等の硬度成分を除去する軟化処理が施された後、電動弁31を介して給水タンク23内に供給される。給水タンク23内には、この水が蓄えられ、出水口33から蒸気ボイラ24に送出される。そして、蒸気ボイラ24によってこの水が加熱されて蒸気発生口34から蒸気が発生する。
蒸気ボイラ24は、蒸気需要に応じて水を給水タンク23から取り込み、加熱処理を行う。ここで、給水タンク23内には、タンク内の貯水位の判定が可能な水位センサ32を備えている。
水位センサ32は、例えば長さの異なる2本の電極棒32L、32Hがタンク上面内壁から鉛直下向きに固定設置されることで実現されており、各電極棒32L、32Hの下方先端部、あるいは下方先端部から所定高さだけ上方に移動した位置が水面に触れているか否かによって貯水位判定可能に構成されている。例えば、長さの短い電極棒32Lの先端のタンク底面からの高さ位置を第1水位、長さの長い電極棒32Hの先端のタンク底面からの高さ位置を第2水位とすれば、タンク23内の貯水位は、電極棒32Lの先端が水面に触れていない場合には第1水位未満であり、電極棒32Lの先端が水面に触れ電極棒32Hの先端が水面に触れていない場合には第1水位以上第2水位未満であり、両電極棒32L及び32Hの先端が水面に触れている場合には第2水位以上であると判定できる。
電動弁31は、水位センサ32によって制御可能に構成されており、第1水位を下回ると電動弁31が開栓し、第2水位を上回ると電動弁31が閉栓する制御が行われる。つまり、水位センサが電極棒で構成されている場合には、電極棒32Lの先端が水面から離れたことが認識されると電動弁31が開栓し、電極棒32Hの先端が水面に触れたことが認識されると電動弁31が閉栓する。
このように構成されるとき、蒸気需要が発生すると、給水タンク23から蒸気ボイラ24に対して給水が行われて、給水タンク23内の貯水量が減少し、貯水位が低下する。そして、貯水位が第1水位を下回ると、自動的に電動弁31が開栓し、給水源21から給水が行われる。その後、蒸気需要が減少すると、給水タンク23内の貯水量及び貯水位は上昇し、やがて貯水位が第2水位を上回ると自動的に電動弁31が閉栓する。
特開平6−249450号公報
しかしながら、図6の構成の場合、給水タンク23内に貯水されるのは給水源から供給される水であるため、気温によって変動するがその水温は概ね5℃〜30℃程度の範囲内である。従って、蒸気ボイラ24では、この5℃〜30℃程度の低温水を100℃まで加熱した上で、さらに飽和蒸気まで加熱し、さらに所定の蒸気圧力まで加熱して蒸気供給を行うこととなる。一般的に、蒸気ボイラ24は燃焼式ボイラで構成されるところ、従来構成の蒸気発生システム100の効率は最大でも90%〜90数%が限界値である。昨今の地球温暖化の問題や省エネルギ促進の観点からは、さらに高いエネルギ効率の蒸気発生システムの開発が求められている。
本発明は、上記の問題点に鑑み、従来構成よりも高いエネルギ効率が実現可能な蒸気発生システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る蒸気発生システムは、給水源から給水される構成であって、水または温水を貯水するクッションタンクと、前記クッションタンクから供給される水または温水を貯水する給水タンクと、前記給水タンクから供給される水または温水を加熱して蒸気を発生する蒸気ボイラと、ヒートポンプ回路の凝縮器からの放熱と熱交換して、前記クッションタンクから供給される水または温水を加熱して、再び前記クッションタンクに対して給水するヒートポンプ給湯機と、を備えてなり、前記給水タンクは、貯水量が第1貯水量を下回ると前記クッションタンクからの給水が開始するとともに、前記第1貯水量より多い第2貯水量を上回ると前記クッションタンクからの給水が停止する構成であり、前記ヒートポンプ給湯機は、前記クッションタンク内の貯水温度が第1温度を下回ると前記クッションタンク内の水または温水を加熱して再度前記クッションタンク内に供給する循環加熱運転を開始するとともに、前記クッションタンク内の貯水温度が前記第1温度よりも高い第2温度を上回ると前記循環加熱運転を停止することを第1の特徴とする。
本発明に係る蒸気発生システムの上記第1の特徴によれば、給水タンク内にはクッションタンク内の温水が供給される構成であるため、給水タンク内に貯えられる水は給水源から水が直接給水タンク内に貯えられる従来構成よりも高温となる。そして、このクッションタンク内に貯えられた温水は、高効率のヒートポンプ給湯機によって加熱された温水である。すなわち、蒸気ボイラでは、ヒートポンプ給湯機で予め加熱された温水から蒸気を生成することができるため、蒸気ボイラで必要とされるエネルギ量を減少することができる。一般に、蒸気ボイラは燃焼式であるため、ヒートポンプ給湯機に比べて熱効率が低い。このため、ヒートポンプ給湯機によって、予め給水源から供給される水の水温を所定の温度(例えば約65℃程度)まで上昇させておき、その後に蒸気ボイラで加熱して蒸気を発生する構成とすることで、給水源から供給される水を直接蒸気ボイラで加熱して蒸気を発生する構成と比較して、エネルギ効率を向上させることができる。
また、クッションタンクに対して、ヒートポンプ給湯機からの給湯と給水源からの給水が行われる構成であるため、高いエネルギ効率を確保しつつ大きな蒸気負荷に対しても対応することが可能である。
また、本発明に係る蒸気発生システムは、上記第1の特徴に加えて、前記クッションタンクと前記ヒートポンプ給湯機との間で温水の循環を行わせる循環ポンプと、前記貯水タンク内に設置された温度センサと、を備え、前記温度センサによって前記クッションタンク内の貯水温度が前記第1温度を下回ったことが判定されると、前記循環ポンプ並びに前記ヒートポンプ給湯機に対して運転指示が与えられ、前記温度センサによって前記クッションタンク内の貯水温度が前記第2温度を上回ったことが判定されると、前記循環ポンプ並びに前記ヒートポンプ給湯機に対して停止指示が与えられることを第2の特徴とする。
また、本発明に係る蒸気発生システムは、上記第1または第2の特徴に加えて、前記クッションタンク内の温水を前記給水タンク内に導くための電動弁と、前記給水タンク内の貯水位を認識可能な水位センサと、を備え、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が第1水位を下回ったことが判定されると、前記電動弁を開栓する制御が行われ、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が前記第1水位よりも高い第2水位を上回ったことが判定されると、前記電動弁を閉栓する制御が行われることを第3の特徴とする。
また、本発明に係る蒸気発生システムは、給水源から給水路を介して給水される構成であって、水または温水を貯水する給水タンクと、前記給水タンクから供給される水または温水を加熱して蒸気を発生する蒸気ボイラと、ヒートポンプ回路の凝縮器からの放熱と熱交換して、前記給水路から分岐して供給される水を加熱して、前記給水タンクに対して給水するヒートポンプ給湯機と、を備えてなり、前記給水タンクは、貯水量が所定の第1貯水量を下回ると前記ヒートポンプ給湯機からの給水が開始するとともに、前記第1貯水量より多い所定の第2貯水量を上回ると前記ヒートポンプ給湯機からの給水が停止する構成であって、さらに、前記第1貯水量より少ない所定の第3貯水量を下回ると前記給水源からの給水が開始するとともに、前記第3貯水量より多く前記第1貯水量より少ない所定の第4貯水量を上回ると前記給水源からの給水が停止することを第4の特徴とする。
本発明に係る蒸気発生システムの上記第4の特徴によれば、蒸気負荷が上昇して給水タンク内の貯水量が低下した場合において、まず優先的に高効率のヒートポンプ給湯機によって給水源からの給水が加熱された後に給水タンク内に供給される構成である。このため、給水タンク内に貯えられる温水は、給水源から水が直接給水タンク内に貯えられる従来構成よりも高温となる。そして、蒸気ボイラでは、ヒートポンプ給湯機で予め加熱されたこの温水から蒸気を生成することができるため、蒸気ボイラで必要とされるエネルギ量を減少することができる。一般に、蒸気ボイラは燃焼式であるため、ヒートポンプ給湯機に比べて熱効率が低い。このため、ヒートポンプ給湯機によって、予め給水源から供給される水の水温を所定の温度(例えば約65℃程度)まで上昇させておき、その後に蒸気ボイラで加熱して蒸気を発生する構成とすることで、給水源から供給される水を直接蒸気ボイラで加熱して蒸気を発生する構成と比較して、エネルギ効率を向上させることができる。
また、ヒートポンプ給湯機の給湯能力よりも蒸気負荷の方が大きい場合には、ヒートポンプ給湯機からの給湯に加えて給水源からも給水タンク内に給水される構成である。このとき、高効率のヒートポンプ給湯機を継続して運転させることで高いエネルギ効率を確保しながらも、大きな蒸気負荷に対しても対応することが可能となる。
また、本発明に係る蒸気発生システムは、上記第4の特徴に加えて、前記ヒートポンプ給湯機で加熱された温水を前記給水タンク内に導くための第1電動弁と、前記給水タンク内の貯水位を認識可能な水位センサと、を備え、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が第1水位を下回ったことが判定されると、前記第1電動弁を開栓する制御が行われ、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が前記第1水位よりも高い第2水位を上回ったことが判定されると、前記第1電動弁を閉栓する制御が行われることを第5の特徴とする。
また、本発明に係る蒸気発生システムは、上記第5の特徴に加えて、前記給水源からの給水を前記給水タンク内に導くための第2電動弁を備え、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が前記第1水位よりも低い第3水位を下回ったことが判定されると、前記第2電動弁を開栓する制御が行われ、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が前記第3水位よりも高く前記第1水位よりも低い第4水位を上回ったことが判定されると、前記第2電動弁を閉栓する制御が行われることを第6の特徴とする。
また、本発明に係る蒸気発生システムは、上記第5の特徴に加えて、前記給水タンクが、当該給水タンク内の貯水位が前記第1水位よりも低い第3水位を下回ると前記給水源から給水が開始し、前記第3水位よりも高く前記第1水位よりも低い第4水位を上回ると前記給水源からの給水が停止するボールタップを備えることを第7の特徴とする。
本発明の蒸気発生システムによれば、従来の蒸気発生システムよりも高いエネルギ効率を実現することができる。
以下において、本発明に係る蒸気発生システム(以下、適宜「本システム」という)の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図6内の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
[第1実施形態]
本システムの第1実施形態(以下、適宜「本実施形態」という)につき、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における本システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示される本システム1は、図6に示される従来構成の蒸気発生システム100と同様、給水源21、軟化器22、給水タンク23、蒸気ボイラ24を備えるとともに、さらに、従来構成の蒸気発生システム100が備えていないクッションタンク11、及びヒートポンプ給湯機12を備える構成である。なお、図面上において、水または温水の流れと制御信号の流れを識別するため、水または温水の流れは実線で示し、制御信号の流れを点線で示している。
また、従来構成とは異なり、本実施形態では通常、給水源21からの給水が給水タンク23に供給されないようバルブ47が常に閉栓状態となっている。すなわち、給水源21からの給水は、通常は全て入水口41よりクッションタンク11内に供給される。入水口41は、クッションタンク11の下部領域に設けられる。
クッションタンク11内には貯水された温水の水温測定が可能な温度センサ44を備えている。図1では、一例としてクッションタンク11内の低水位位置の水温を測定する温度センサ44aと、それよりも高水位位置の水温を測定する温度センサ44bの2つを備える構成を図示している。この温度センサの数は一例であって、図1に示す構成に限られるものではない。
循環ポンプ43が運転を行うと、クッションタンク11内に貯水された温水は、入水口41と同様にクッションタンク11の下部領域に設けられた出水口42よりヒートポンプ
給湯機12へと導かれる。そして、ヒートポンプ給湯機12内でヒートポンプ回路の凝縮器からの放熱と熱交換されることで加熱された後、再びクッションタンク11内に貯水される。このとき、ヒートポンプ給湯機12で加熱された温水は、クッションタンク11内において入水口41や出水口42よりも上方に設けられた入水口45を介してクッションタンク11内に供給される。水は、温度が高くなるにつれ上方に移動する性質、いわゆる対流性を有しているため、これによってクッションタンク11の上部領域には温度の高い温水が貯水される。
そして、貯水タンク11内に貯水された温水は、該タンク11内の上部領域に設けられた出水口46より取り出され、電動弁31を介して入水口54より給水タンク23へと導かれる。電動弁31は、開閉制御が可能に構成されており、かかる制御を行うことで、クッションタンク11内の温水を給水タンク23内に供給するか否かを制御することが可能な構成である。
給水タンク23は、図6に示される従来の蒸気発生システム100と同様、タンク内の貯水位の判定が可能な水位センサ32を備えている。そして、この水位センサ32によって判定されたタンク内の貯水位に応じて電動弁31の制御が行われる構成であり、第1水位を下回ると電動弁31が開栓し、第1水位より高い第2水位を上回ると電動弁31が閉栓する制御が行われる。蒸気発生システム100と同様、水位センサ32が、長さの異なる2本の電極棒32L、32Hがタンク上面内壁から鉛直下向きに固定設置されることで実現されている場合には、例えば、長い方の電極棒32Lの先端が水面から離れたことが認識されると電動弁31が開栓し、短い方の電極棒32Hの先端が水面に触れたことが認識されると電動弁31が閉栓する制御が行われる。
また、給水タンク23には、タンク下部領域に出水口33が設けられており、この出水口33より取り出されたタンク内の温水が蒸気ボイラ24に導かれ、該ボイラ24にて加熱されることで蒸気が生成される。そして、蒸気ボイラ24は、蒸気発生口34から蒸気を発生する。
ここで、本システム1では、クッションタンク11内に備えられた温度センサ44によって、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転制御が行われる。より具体的には、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43は、クッションタンク11内の上部に設置された温度センサ44bが所定温度(例えば50℃)を下回ると運転を開始し、タンク11から温水をヒートポンプ給湯機12に導いて所定の温度(例えば約65℃)まで加熱して、再びクッションタンク11内に戻す循環加熱運転を開始する。これによってクッションタンク11内の水温が上昇する。その後、クッションタンク11内の下部に設置された温度センサ44aが所定温度(例えば50℃)を上回ると、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転を停止し、前記循環加熱運転を停止する。このような制御を行うことで、クッションタンク11内の水温が低下すると自動的にヒートポンプ給湯機12による循環加熱が行われるように構成されている。
なお、クッションタンク11内に一の温度センサ44のみを備える場合には、当該温度センサ44によってクッションタンク11内の湯温が所定の第1温度(例えば45℃)を下回ったことを認識すると、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転を開始して前記循環加熱運転を開始する。そして、クッションタンク11内の湯温が上昇し、温度センサ44によってクッションタンク11内の湯温が前記第1温度よりも高い第2温度(例えば60℃)を上回ったことを認識すると、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転を停止して前記循環加熱運転を停止する。このように制御することで、クッションタンク11内の異なる高さ位置に温度センサを複数備える場合と同様の制御を行うことが可能となる。
このように構成されるとき、給水タンク23内にはクッションタンク11内の温水が供給される構成であるため、給水タンク23内に貯えられる水は図6に示される従来構成よりも高温となる。そして、このクッションタンク11内に貯えられた温水は、高効率のヒートポンプ給湯機12によって約65℃程度まで加熱された温水である。すなわち、図6の従来構成の場合、給水源21から供給される水(気温によって5℃〜30℃程度)が給水タンク23に貯えられる構成であるため、蒸気ボイラ24は、かかる低温の水を100℃まで加熱し、さらに圧縮加熱を行って蒸気を生成する必要がある。本システム1の場合、約65℃程度までは高効率のヒートポンプ給湯機12によって加熱される構成であるため、蒸気ボイラ24では、約65℃程度を示す給水タンク23内の温水から蒸気を生成することができ、これによって蒸気ボイラ24で必要とされるエネルギ量を減少することができる。一般に、蒸気ボイラ24は燃焼式であるため、ヒートポンプ給湯機12に比べて熱効率が低い。このため、ヒートポンプ給湯機12によって、予め給水源21から供給される水の水温を所定の温度(約65℃程度)まで上昇させておき、その後に蒸気ボイラ24で加熱して蒸気を発生する構成とすることで、給水源21から供給される水を直接蒸気ボイラ24で加熱して蒸気を発生する構成と比較して、エネルギ効率を向上させることができる。
また、本システム1によれば、図6に示す従来構成のシステム100に対し、バルブ47を介装して給水源21から直接給水タンク23に給水されるのを遮蔽した上で、クッションタンク11、ヒートポンプ給湯機12、及び循環ポンプ43を新たに備えることで実現可能である。つまり、既存のシステムを利用しながら、従来よりもエネルギ効率の高い蒸気発生システムに変更することができる。
さらに、蒸気負荷が上昇し、ヒートポンプ給湯機12の出湯能力を超える程度の負荷となった場合であっても、ヒートポンプ給湯機12の運転を継続しつつ、不足分は給水源21からクッションタンク11内に給水される構成であるため、エネルギ効率を大幅に低下させることもなく、給水不足を招来することもない。
なお、上述した本実施形態では、給水タンク23が同タンク内に貯水された温水の貯水位の判定が可能な水位センサ32を備える構成としたが、給水タンク23内に貯水された温水の貯水量が判定可能な水量センサを備える構成としても良い。かかる場合、水量センサによって給水タンク23内の貯水量が所定の第1貯水量を下回ったことが判定されると電動弁31を開栓する制御が行われ、第1貯水量より多い所定の第2貯水量を上回ったことが判定されると電動弁31を閉栓する制御が行われる構成とすることができる。
また、本システム1では、給水源21からの給水に対し軟化処理を行う軟化器22を備える構成としたが、軟化処理を行う必要がない水が供給されるシステムにおいては軟化器22を備える必要はないことは言うまでもない。以下の第2実施形態においても同様である。
なお、上述したように、本システム1におけるバルブ47は通常運転時は閉栓状態としておく一方、例えばクッションタンク11に穴が開く等の不測の事態が発生した場合には、当該バルブを開栓状態として、給水源21からの直接給水タンク23内に給水させることで蒸気負荷に対応することが可能である。
[第2実施形態]
本システムの第2実施形態(以下、適宜「本実施形態」という)につき、図面を参照して説明する。
図2は、本実施形態における本システムの概略構成を示すブロック図である。図2に示される本システム1aは、図1に示す第1実施形態に係る本システム1aと比較して、クッションタンク11を備えず、ヒートポンプ給湯機12で加熱された温水が直接給水タンク23に供給される点が異なる。
すなわち、給水源21から供給され、軟化器32によって軟化処理が施された水は、分岐点40よりヒートポンプ給湯機12へと導かれ、ヒートポンプ給湯機12で加熱された後、電動弁51(第1電動弁に相当)を介して入水口55から給水タンク23へと供給される。電動弁51は、開閉制御が可能に構成されており、ヒートポンプ給湯機12から出力された温水を給水タンク23内に供給するか否かを調整できる。
なお、本実施形態では、第1実施形態とは異なり、給水源21からの給水が分岐点40より直接入水口54より電動弁31(第2電動弁に相当)を介して給水タンク23内に供給される構成である。
さらに、本実施形態では、給水タンク23内に、水位センサ32に加えて、さらに別の水位センサ52を備える。図2では、水位センサ52も、水位センサ32と同様、長さの異なる2本の電極棒52L、52Hがタンク上面内壁から鉛直下向きに固定設置されることで実現されており、各電極棒52L、52Hの下方先端部、あるいは下方先端部から所定高さだけ上方に移動した位置が水面に触れているか否かによって貯水位判定可能に構成されている。
そして、この場合において、電極棒52L及び52Hは、水位センサ32が備える電極棒32L及び32Hよりもさらにタンク底面からの高さ位置が高い水位の測定が可能に構成されている。なお、本実施形態では、説明の都合上、長さの短い電極棒52Lの先端のタンク底面からの高さ位置を第1水位、長さの長い電極棒52Hの先端のタンク底面からの高さ位置を第2水位とし、前記電極棒32L及び32Hの先端の高さ位置をそれぞれ第3水位及び第4水位(それぞれ第1実施形態における第1及び第2水位に相当)とする。このとき、第1水位及び第2水位が、第3水位及び第4水位の双方の高さ位置よりも高い位置となるように各電極棒の先端位置が調整されている。
このとき、タンク23内の貯水位は、電極棒52Lの先端が水面に触れていない場合には第1水位未満であり、電極棒52Lの先端が水面に触れ電極棒52Hの先端が水面に触れていない場合には第1水位以上第2水位未満であり、両電極棒52L及び52Hの先端が水面に触れている場合には第2水位以上であると判定できる。さらに、電極棒32Lの先端が水面に触れていない場合には第3水位未満であり、電極棒32Lの先端が水面に触れ電極棒32Hの先端が水面に触れていない場合には第3水位以上第4水位未満であり、両電極棒32L及び32Hの先端が水面に触れている場合には第4水位以上であると判定できる。
そして、電動弁51は、この水位センサ52によって制御可能に構成されており、第1水位を下回ると電動弁51が開栓し、第2水位を上回ると電動弁51が閉栓する制御が行われる。つまり、水位センサ52が、図2に示すように電極棒で構成されている場合には、電極棒52Lの先端が水面から離れたことが認識されると、電動弁51が開栓し、電極棒52Hの先端が水面に触れたことが認識されると電動弁51が閉栓する。なお、電動弁31は、第1実施形態と同様、水位センサ32によって制御可能に構成されており、第3水位(第1実施形態における第1水位に相当)を下回ると電動弁31が開栓し、第4水位(第1実施形態における第2水位に相当)を上回ると電動弁31が閉栓する制御が行われる。
さらに、本実施形態では、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43についても、この水位センサ52によって運転制御が行われる構成である。すなわち、給水タンク23内の貯水位が第1水位を下回ると、電動弁51を開栓するとともにヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転を開始する制御を行う一方、第2水位を上回ると電動弁51を閉栓するとともにヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転を停止する制御を行う。
このように構成されるとき、蒸気ボイラ24の蒸気負荷が上昇すると、給水タンク23内の貯水位が低下する。そして、水位センサ52によって、給水タンク23内の貯水位が第1水位を下回ったことが認識されると、電動弁51が開栓されるとともにヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転が開始する。このとき、給水源21から分岐点40を介して供給される水が、ヒートポンプ給湯機12によって加熱され、当該加熱された温水が電動弁51を介して入水口55より給水タンク23内に供給される。これにより、給水タンク23内の貯水位の低下速度が抑制されるか、または貯水位が上昇を開始する。
なお、このとき給水タンク23内に供給される温水は、給水源21から供給される水ではなく、この水が予めヒートポンプ給湯機12によって(例えば約65℃程度に)加熱された温水であるため、給水タンク23内の湯温は給水源21から供給される水に比べて十分高い温度を示す。
ヒートポンプ給湯機12から温水が供給されることで貯水位が上昇した場合、この貯水が第2水位を上回ったことが水位センサ52によって認識されると、電動弁51が閉栓されるとともにヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転が停止する。一方、ヒートポンプ給湯機12からの給湯能力よりも蒸気負荷の方が大きい場合には、給水タンク23内の貯水位はさらに低下する。そして、この貯水位が第3水位を下回ったことが水位センサ32によって認識されると、電動弁31が開栓され、給水源21からの給水が直接給水タンク23内に流入する。これによって大きな蒸気負荷に対しても対応することが可能となる。
なお、この場合、給水源21からの水が直接給水タンク23内に供給されるため、タンク23内の水温はある程度低下するものの、依然としてヒートポンプ給湯機12からの給湯は継続されるため、急激な水温低下は抑制される。
その後、蒸気負荷が低下するか、給水源21からの給水量が蒸気負荷での使用水量に比べて多い場合には給水タンク23内の貯水位が上昇する。そして、この貯水位が第4水位を上回ったことが水位センサ32によって認識されると、電動弁31が閉栓され、給水源21からの給水が停止する。このとき、引き続きヒートポンプ給湯機12からの給湯は継続しており、これによって給水タンク23内の水温並びに水位が上昇する。そして、その後給水タンク23の水位が第2水位を上回ると、前記のようにヒートポンプ給湯機12からの給湯が停止する。
本実施形態に係る本システム1aの場合も、第1実施形態の場合と同様、給水タンク23内には予めヒートポンプ給湯機12によって加熱された温水が貯水される構成であるため、図6に示す従来構成のシステム100と比較して、エネルギ効率を向上させることができる。
そして、蒸気負荷が上昇し、ヒートポンプ給湯機12の出湯能力を超える程度の負荷となった場合であっても、ヒートポンプ給湯機12の運転を継続しつつ、給水源21から直接給水タンク23内に給水される構成であるため、エネルギ効率を大幅に低下させることもなく、給水不足を招来することもない。
図3は、本システム1aが備える給水タンク23の給水状態を説明するための図である。前述したように、給水タンク23内の貯水位が、第1水位を下回ると(すなわち電極棒52Lの先端が水面から離れると)、ヒートポンプ給湯機12から給水タンク23内に対して給湯され、さらに第3水位を下回ると(すなわち電極棒32Lの先端が水面から離れると)、ヒートポンプ給湯機12からの給湯に加えて給水源21からの給水も開始される。その後、貯水位が第4水位を上回ると(すなわち電極棒32Hの先端が水面に触れると)、給水源21からの給水のみが停止され、ヒートポンプ給湯機12からの給湯のみが行われる構成となり、さらに、貯水位が上昇して第2水位を上回ると(すなわち電極棒52Hの先端が水面に触れると)、ヒートポンプ給湯機12からの給湯も停止する。
つまり、本実施形態においても、常に優先的に高エネルギ効率のヒートポンプ給湯機12が稼働して給湯を行い、このヒートポンプ給湯機12の給湯能力を超える蒸気負荷に対しては給水源21からの給水を追加的に行う構成である。これによって、エネルギ効率を向上しながらも、給水不足を免れることが可能となる。
なお、上述した本実施形態では、給水タンク23が同タンク内に貯水された温水の貯水位の判定が可能な水位センサ32を備える構成としたが、第1実施形態と同様、給水タンク23内に貯水された温水の貯水量が判定可能な水量センサを備える構成としても良い。かかる場合、水量センサによって給水タンク23内の貯水量が所定の第1貯水量を下回ったことが判定されると電動弁51を開栓するとともに、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転を開始する制御が行われ、第1貯水量より多い所定の第2貯水量を上回ったことが判定されると電動弁51を閉栓するとともに、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転を停止する制御が行われるものとすることができる。そして、さらに、給水タンク23内の貯水量が、前記第1貯水量より少ない所定の第3貯水量を下回ったことが判定されると電動弁31を開栓する制御が行われ、第3貯水量より多く前記第1貯水量より少ない所定の第4貯水量を上回ったことが判定されると電動弁31を閉栓する制御が行われる構成とすることができる。
なお、本実施形態において、給水タンク23内に貯水された温水を循環ポンプを介してヒートポンプ給湯機12に導き、当該ヒートポンプ給湯機12で加熱した温水を再び給水タンク23内に供給する循環加熱が可能な構成としても良い。かかる構成とすることで、蒸気負荷が存在しない場合において、給水タンク23内の貯水量が十分多い場合であっても、強制的に循環加熱を行うことで給水タンク23内の水温を予め高温にすることができ、蒸気負荷が発生した場合に蒸気ボイラ24に対してさらに高温の温水を供給することができる。これによってエネルギ効率をさらに向上させることが可能となる。
この場合、給水タンク23内に温度センサを備えておき、蒸気負荷が発生していない場合であって、タンク23内の水温が所定の温度より下回った場合にのみ前記循環加熱を行う構成としても良い。後述する第3実施形態においても同様である。
[第3実施形態]
本システムの第3実施形態(以下、適宜「本実施形態」という)につき、図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、第2実施形態と比較して、水位センサ32及び電動弁31に代えてボールタップ53を備える点が異なるのみであり、他は第2実施形態に係る本システム1aと同一であるため、以下では、第2実施形態と異なる箇所のみを説明する。
図4は、本実施形態に係る本システムの概略構成を示すブロック図である。図4に示される本システム1bは、前記のとおり、図3に示される第2実施形態の本システム1aと比較して、水位センサ32及び電動弁31を備えず、ボールタップ53を備える構成である。そして、給水源21からの給水が入水口54及びボールタップ53を介して給水タンク23内に供給される構成である。
ボールタップ53は、貯水位が所定の下限水位より低下すると開栓し、それよりも高い上限水位に達すると閉栓する機構を備えた給水部材である。従って、ボールタップ53を第2実施形態における電動弁31と同様の動作が行われるように設定することで、第2実施形態の本システム1bと同様の効果を実現できる。具体的には、給水タンク23内の貯水位が、第3水位を下回ると給水源21から入水口54及びボールタップ53を介して給水が開始し、第4水位を上回ると前記給水が停止するようにボールタップ53を調整すれば良い。その他は第2実施形態におけるシステム1bと同一の構成であるため、説明を省略する。
[第4実施形態]
本システムの第4実施形態(以下、適宜「本実施形態」という)につき、図面を参照して説明する。なお、以下の図面では、上記各実施形態内のシステムと同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5は、本実施形態における本システムの概略構成を示すブロック図である。図5に示される本システム1cは、第1実施形態のシステム1a(図1)と第2実施形態のシステム1b(図2)とを組み合わせたような構成となっている。
すなわち、給水源21からの水が電動弁31を介して給水タンク23に供給される点、及びこの電動弁31が、水位センサ32によって開閉制御される点については第2実施形態のシステム1bと共通である。一方、クッションタンク11を備え、クッションタンク11とヒートポンプ給湯機12との間で循環加熱が可能に構成されている点については第1実施形態のシステム1aと共通である。
図5に示されるように、本システム1cでは、給水源21から供給される水が、分岐点40を介してまずクッションタンク11へと導かれる。そして、第1実施形態における本システム1と同様、クッションタンク11内には、温度センサ44が備えられ、この温度センサによって測定されたクッションタンク11内の水温に応じて、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転制御が行われる。
また、クッションタンク11に貯水された温水は、出水口46より電動弁51を介して入水口55から給水タンク23内に供給される。給水タンク23には、水位センサ52が備えられており、この水位センサ52によって電動弁51の開閉制御が行われる。水位センサ32と水位センサ52の関係は、第2実施形態のシステム1aと共通するため説明を省略する。
このように構成されるとき、蒸気負荷が発生すると、給水タンク23から温水が蒸気ボイラ24に送出され、給水タンク23内の貯水位が低下する。そして、水位センサ52によって給水タンク23内の貯水位が第1水位を下回ったことが認識されると、電動弁51が開栓され、クッションタンク11内の温水が給水タンク23内に供給される。これによって給水タンク23内の貯水量の急激な低下を防ぐ。なお、クッションタンク11内にはヒートポンプ給湯機12で加熱された温水が貯えられる構成であるため、十分に加熱された温水が給水タンク23内に供給されることとなり、給水タンク23内の水温の低下も防ぐことができる。
なお、クッションタンク11内の温水が給水タンク23に対して供給されると、クッションタンク11に対して給水源21から給水が行われる。このとき、蒸気負荷が大きい場合には、クッションタンク11内の温水が多量に給水タンク23内に対して供給されるため、給水源21からも給水が多く行われ、この結果クッションタンク11内の水温が低下する。図1の場合と同様、2つの温度センサ44a及び44bがクッションタンク11内の高さの異なる位置に設置されている場合であれば、上部に設置された温度センサ44bによってクッションタンク11内の水温が所定温度(例えば50℃)を下回ったことが認識されると、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43の運転が開始し、これによってクッションタンク11内の温水を循環加熱して水温を上昇させる。
その後、蒸気負荷が減少することで、水位センサ52によって給水タンク23内の貯水位が第2水位を上回ったことが認識されると、電動弁51が閉栓される。このとき、クッションタンク11内の温水は、下部に設置された温度センサ44aによって水温が所定温度(例えば50℃)を上回ったことが認識されるまで、ヒートポンプ給湯機12によって循環加熱が行われる。そして、温度センサ44aによって水温が前記所定温度を上回ったことが認識されると、ヒートポンプ給湯機12及び循環ポンプ43が停止される。
一方、依然として高い蒸気負荷が発生しており、ヒートポンプ給湯機12の給湯能力を超える大きさの蒸気負荷である場合には、給水タンク23内の貯水位はさらに低下を行う。そして、水位センサ32によって、給水タンク23内の貯水位が第3水位を下回ったことが認識されると、電動弁31が開栓され、給水源21から直接給水タンク23内への給水が開始される。これによって、大きな蒸気負荷に対しても給水不足を招来することがない。
本実施形態の本システム1cの場合も、上記各実施形態と同様、高効率のヒートポンプ給湯機12によって予め加熱された温水が給水タンク23に供給される構成であるため、システム全体のエネルギ効率を向上させることができる。さらに、大きな蒸気負荷が発生した場合には、ヒートポンプ給湯機12の運転を継続しつつ、給水源21から直接給水タンク23内に給水させる構成であるため、エネルギ効率を大幅に低下させることもなく、給水不足を招来することもない。
なお、本実施形態の場合も、第3実施形態と同様、水位センサ32及び電動弁31に代えてボールタップ53を備える構成としても良い。
また、上記各実施形態において、図面上ではヒートポンプ給湯機12に対して温水を導くための循環ポンプ43を管路上に備える構成としたが、循環ポンプ43をヒートポンプ給湯機12に内蔵する構成であっても構わない。
本発明に係る蒸気発生システムの第1実施形態の概略構成を示すブロック図 本発明に係る蒸気発生システムの第2実施形態の概略構成を示すブロック図 第2実施形態の蒸気発生システムが備える給水タンクの給水状態を説明するための図 本発明に係る蒸気発生システムの第3実施形態の概略構成を示すブロック図 本発明に係る蒸気発生システムの第4実施形態の概略構成を示すブロック図 従来の蒸気発生システムの概略構成を示すブロック図
符号の説明
1、1a、1b、1c: 本発明の蒸気発生システム
11: クッションタンク
12; ヒートポンプ給湯機
21: 給水源
22: 軟化器
23: 給水タンク
24: 蒸気ボイラ
31: 電動弁
32: 水位センサ
32L,32H: 水位電極棒
33: 出水口
34: 蒸気発生口
40: 分岐点
41: 入水口
42: 出水口
43: 循環ポンプ
44: 温度センサ
44a,44b: 温度センサ
45: 入水口
47: バルブ
51: 電動弁
54: 入水口
55: 入水口
100: 従来の蒸気発生システム

Claims (7)

  1. 給水源から給水される構成であって、水または温水を貯水するクッションタンクと、
    前記クッションタンクから供給される水または温水を貯水する給水タンクと、
    前記給水タンクから供給される水または温水を加熱して蒸気を発生する蒸気ボイラと、
    ヒートポンプ回路の凝縮器からの放熱と熱交換して、前記クッションタンクから供給される水または温水を加熱して、再び前記クッションタンクに対して給水するヒートポンプ給湯機と、を備えてなり、
    前記給水タンクは、
    貯水量が第1貯水量を下回ると前記クッションタンクからの給水が開始するとともに、前記第1貯水量より多い第2貯水量を上回ると前記クッションタンクからの給水が停止する構成であり、
    前記ヒートポンプ給湯機は、
    前記クッションタンク内の貯水温度が第1温度を下回ると前記クッションタンク内の水または温水を加熱して再度前記クッションタンク内に供給する循環加熱運転を開始するとともに、前記クッションタンク内の貯水温度が前記第1温度よりも高い第2温度を上回ると前記循環加熱運転を停止することを特徴とする蒸気発生システム。
  2. 前記クッションタンクと前記ヒートポンプ給湯機との間で温水の循環を行わせる循環ポンプと、
    前記貯水タンク内に設置された温度センサと、を備え、
    前記温度センサによって前記クッションタンク内の貯水温度が前記第1温度を下回ったことが判定されると、前記循環ポンプ並びに前記ヒートポンプ給湯機に対して運転指示が与えられ、前記温度センサによって前記クッションタンク内の貯水温度が前記第2温度を上回ったことが判定されると、前記循環ポンプ並びに前記ヒートポンプ給湯機に対して停止指示が与えられることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生システム。
  3. 前記クッションタンク内の温水を前記給水タンク内に導くための電動弁と、
    前記給水タンク内の貯水位を認識可能な水位センサと、を備え、
    前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が第1水位を下回ったことが判定されると、前記電動弁を開栓する制御が行われ、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が前記第1水位よりも高い第2水位を上回ったことが判定されると、前記電動弁を閉栓する制御が行われることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気発生システム。
  4. 給水源から給水路を介して給水される構成であって、水または温水を貯水する給水タンクと、
    前記給水タンクから供給される水または温水を加熱して蒸気を発生する蒸気ボイラと、
    ヒートポンプ回路の凝縮器からの放熱と熱交換して、前記給水路から分岐して供給される水を加熱して、前記給水タンクに対して給水するヒートポンプ給湯機と、を備えてなり、
    前記給水タンクは、
    貯水量が所定の第1貯水量を下回ると前記ヒートポンプ給湯機からの給水が開始するとともに、前記第1貯水量より多い所定の第2貯水量を上回ると前記ヒートポンプ給湯機からの給水が停止する構成であって、さらに、前記第1貯水量より少ない所定の第3貯水量を下回ると前記給水源からの給水が開始するとともに、前記第3貯水量より多く前記第1貯水量より少ない所定の第4貯水量を上回ると前記給水源からの給水が停止することを特徴とする蒸気発生システム。
  5. 前記ヒートポンプ給湯機で加熱された温水を前記給水タンク内に導くための第1電動弁と、
    前記給水タンク内の貯水位を認識可能な水位センサと、を備え、
    前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が第1水位を下回ったことが判定されると、前記第1電動弁を開栓する制御が行われ、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が前記第1水位よりも高い第2水位を上回ったことが判定されると、前記第1電動弁を閉栓する制御が行われることを特徴とする請求項4に記載の蒸気発生システム。
  6. 前記給水源からの給水を前記給水タンク内に導くための第2電動弁を備え、
    前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が前記第1水位よりも低い第3水位を下回ったことが判定されると、前記第2電動弁を開栓する制御が行われ、前記水位センサによって前記給水タンク内の貯水位が前記第3水位よりも高く前記第1水位よりも低い第4水位を上回ったことが判定されると、前記第2電動弁を閉栓する制御が行われることを特徴とする請求項5に記載の蒸気発生システム。
  7. 前記給水タンクが、
    当該給水タンク内の貯水位が前記第1水位よりも低い第3水位を下回ると前記給水源から給水が開始し、前記第3水位よりも高く前記第1水位よりも低い第4水位を上回ると前記給水源からの給水が停止するボールタップを備えることを特徴とする請求項5に記載の蒸気発生システム。
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