JP2010023972A - Elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エレベータに関し、特に、トラクション方式のエレベータに関する。 The present invention relates to an elevator, and more particularly, to a traction type elevator.
トラクション方式のエレベータは、巻上機により回転駆動される駆動シーブに主ロープが巻き掛けられ、主ロープの一端に乗りかごが連結され、主ロープの他端に釣合い重りが連結されている。 In a traction type elevator, a main rope is wound around a drive sheave that is rotationally driven by a hoisting machine, a car is connected to one end of the main rope, and a counterweight is connected to the other end of the main rope.
このようなトラクション方式のエレベータには、下記特許文献1に示すように、一端が乗りかごの下部に連結されて他端が釣合い重りの下部に連結されたコンペンロープを備えたものがある。
As shown in the following
乗りかごが昇降すると、主ロープが駆動シーブを挟んだ乗りかご側と釣合い重り側との間を行き来し、駆動シーブを挟んだ乗りかご側と釣合い重り側とに作用する主ロープの重量が変動する。コンペンロープは、移動した主ロープによる重量変動を補い、乗りかご側と釣合い重り側とで重量の不釣合いが生じないようにし、巻上機に作用する負荷変動を最少限に抑えている。
しかしながら、エレベータの昇降距離が長くなるにつれてコンペンロープが長くなり、乗りかごの昇降時や地震発生時にコンペンロープが振れ、昇降路内の機器に接触したり絡まり、機器が破損することがある。 However, as the lift distance of the elevator becomes longer, the compen- sion rope becomes longer, and the compen- sion rope swings when the car is raised or lowered or when an earthquake occurs.
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、コンペンロープを用いることなく、乗りかごの昇降に伴なって発生する乗りかご側の重量と釣合い重り側の重量との不釣合いを防止することができるエレベータを提供することである。 The present invention has been made to solve such problems. The purpose of the present invention is to use the weight on the side of the car and the weight on the side of the counterweight that are generated when the car is raised and lowered without using a compen- sion rope. It is an object to provide an elevator that can prevent unbalance.
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、エレベータにおいて、昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごの昇降と対応し主ロープを介して昇降する釣合い重りと、前記釣合い重りに設けられた分割式重り載せ部と、前記分割式重り載せ部に載せられる分割式重りと、前記乗りかごが昇降する昇降路内に設けられ、前記分割式重りを支持する分割式重り支持部と、を備え、前記分割式重り支持部は、前記分割式重り載せ部に載せられた前記分割式重りが前記釣合い重りと共に下降する場合に前記分割式重りを前記分割式重り載せ部から下ろして支持し、前記釣合い重りが上昇する場合に支持している前記分割式重りを前記分割式重り載せ部に載せることである。 A first feature according to an embodiment of the present invention is that, in an elevator, a car that moves up and down in a hoistway, a balance weight that moves up and down via a main rope corresponding to the lift of the car, and the balance weight A provided split weight, a split weight placed on the split weight, and a split weight support provided in a hoistway for raising and lowering the car and supporting the split weight; The split-type weight support part is configured to lower the split-type weight from the split-type weight support part when the split-type weight placed on the split-type weight support part is lowered together with the counterweight. Then, when the counterweight is raised, the split weight supported by the counterweight is placed on the split weight placing portion.
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、エレベータにおいて、昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごの昇降と対応し主ロープを介して昇降する釣合い重りと、前記乗りかごに設けられた分割式重り載せ部と、前記分割式重り載せ部に載せられる分割式重りと、前記乗りかごが昇降する昇降路内に設けられ、前記分割式重りを支持する分割式重り支持部と、を備え、前記分割式重り支持部は、前記分割式重り載せ部に載せられた前記分割式重りが前記乗りかごと共に下降する場合に前記分割式重りを前記分割式重り載せ部から下ろして支持し、前記乗りかごが上昇する場合に支持している前記分割式重りを前記分割式重り載せ部に載せることである。 According to a second feature of the present invention, in the elevator, the elevator car is moved up and down in the hoistway, the counterweight is raised and lowered via a main rope corresponding to the raising and lowering of the car, and the car A provided split weight, a split weight placed on the split weight, and a split weight support provided in a hoistway for raising and lowering the car and supporting the split weight; The split-type weight support part supports the split-type weight lowered from the split-type weight support part when the split-type weight placed on the split-type weight support part descends together with the car. And when the said car raises, it is mounting the said division | segmentation type weight supported on the said division | segmentation type weight mounting part.
本発明によれば、コンペンロープを用いることなく、乗りかごの昇降に伴なって発生する乗りかご側の重量と釣合い重り側の重量との不釣合いを防止することができる。 According to the present invention, it is possible to prevent unbalance between the weight on the side of the car and the weight on the side of the counterweight, which is generated when the car is raised and lowered, without using a compen- sion rope.
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のエレベータは、昇降路1と昇降路1の上部に設けられた機械室(図示せず)とを有し、機械室内には巻上機(図示せず)と、巻上機に連結されて回転駆動される駆動シーブ2と、そらせシーブ3とが配置されている。駆動シーブ2とそらせシーブ3とには主ロープ4が巻き掛けられ、主ロープ4の一端に乗りかご5が連結され、主ロープ4の他端に釣合い重り6が連結されている。乗りかご5は、巻上機が駆動されることにより昇降路1内を昇降し、釣合い重り6は乗りかご5の昇降と対応し乗りかご5と逆方向に昇降する。釣合い重り6は、昇降路1内に上下方向に延出させて配置された釣合い重りレール7により上下方向移動可能にガイドされている。
(First embodiment)
The elevator according to the first embodiment of the present invention has a
釣合い重り6には、釣合い重り6から側方に突出した分割式重り載せ部8が設けられ、この分割式重り載せ部8に分割式重り9が載せられる構造となっている。図1は、分割式重り載せ部8に分割式重り9が載せられていない場合を示し、図2は、分割式重り載せ部8に1個の分割式重り9が載せられている場合を示し、図3は、分割式重り載せ部8に3個の分割式重り9が載せられている場合を示している。
The
分割式重り9は、分割式重り載せ部8に載せられた場合に分割式重り載せ部8の上方に位置する基部9aと、基部9aの両端から90°の角度をもって延出した一対の脚部9bとからなるU字形に形成されている。各分割式重り9において脚部9bの長さ寸法が異なり、具体的には、分割式重り載せ部8に積載された場合に上側に位置する分割式重り9の脚部9bが最も長く、下側に位置する分割式重り9ほど短く形成されている。脚部9bの先端側には、それぞれ穴10が形成されている。
The
昇降路1の壁部11には、上下方向に沿って複数の分割式重り支持部12が取付けられている。分割式重り支持部12には上向きに屈曲した屈曲部12aが形成され、この屈曲部12aが分割式重り9の穴10に係合することにより分割式重り9を支持するように構成されている。
A plurality of split
上下方向に沿って配設された複数の分割式重り支持部12は、壁部11から屈曲部12aまでの長さ寸法がそれぞれ異なり、その長さ寸法は下側に位置する分割式重り支持部12が最も長く、上側に位置する分割式重り支持部12ほど短く形成されている。
The plurality of split
したがって、各分割式重り9の脚部9bの長さ寸法と、各分割式重り支持部12の長さ寸法との関係から、図1に示すように、上位の分割式重り支持部12が上位の分割式重り9を支持し、中位の分割式重り支持部12が中位の分割式重り9を支持し、下位の分割式重り支持部12が下位の分割式重り9を支持することができる。
Therefore, from the relationship between the length dimension of the
このような構成において、図3は乗りかご5が下方に位置し、上方に位置する釣合い重り6の分割式重り載せ部8に3個の分割式重り9が載せられている場合を示している。この場合、乗りかご5側に作用する主ロープ4の重量が大きく、釣合い重り6側に作用する主ロープ4の重量は小さい。このため、釣合い重り6の分割式重り載せ部8に3個の分割式重り9が載せられることにより、駆動シーブ2を挟んだ乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との釣り合いをとることができ、図3に示す位置から乗りかご5を昇降させるために駆動される巻上機に作用する負荷を軽減することができる。
In such a configuration, FIG. 3 shows a case in which the
図3に示す位置から乗りかご5を上昇させると、相対的に釣合い重り6側が下降する。釣合い重り6側が下降すると、その下降動作の途中で、上位の分割式重り支持部12の屈曲部12aが上位の分割式重り9の穴10に係合し、上位の分割式重り9が中位の分割式重り9の上から離反するとともに上位の分割式重り支持部12により支持される。釣合い重り6側がさらに下降すると、その下降動作の途中で、中位の分割式重り支持部12の屈曲部12aが中位の分割式重り9の穴10に係合し、中位の分割式重り9が下位の分割式重り9の上から離反するとともに中位の分割式重り支持部12により支持される。図2は、上位の分割式重り9が上位の分割式重り支持部12に支持され、及び、中位の分割式重り9が中位の分割式重り支持部12により支持され、下位の分割式重り9のみが分割式重り載せ部8に載せられている場合を示している。
When the
乗りかご5が図2に示す位置に上昇した場合には、乗りかご5側に作用する主ロープ4の重量が図3の場合に比べて小さくなるとともに、釣合い重り6側に作用する主ロープ4の重量が図3の場合に比べて大きくなる。このため、釣合い重り6の分割式重り載せ部8に載せた分割式重り9の数を1個に減らすことにより、駆動シーブ2を挟んだ乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との釣り合いをとることができ、図2に示す位置から乗りかご5を昇降させるために駆動される巻上機に作用する負荷を軽減することができる。
When the
乗りかご5が図1に示す位置に上昇した場合には、上位と中位との分割式重り9に加え、下位の分割式重り9も分割式重り支持部12に支持され、分割式重り載せ部8には分割式重り9が載せられていない。乗りかご5が図1に示す位置に上昇した場合には、乗りかご5側に作用する主ロープ4の重量が図2の場合に比べてさらに小さくなるとともに釣合い重り6側に作用する主ロープ4の重量が図2の場合に比べてさらに大きくなる。このため、分割式重り載せ部8に載せられている分割式重り9をなくすことにより、駆動シーブ2を挟んだ乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との釣り合いをとることができ、乗りかご5を図1に示す位置から昇降させるために駆動される巻上機に作用する負荷を軽減することができる。
When the
図1に示す位置から乗りかご5を下降させると、相対的に釣合い重り6が上昇する。釣合い重り6側が上昇すると、その上昇動作の途中で、分割式重り9が次々と分割式重り載せ部8に載せられるとともに分割式重り支持部12の屈曲部12aが穴10から外れ、分割式重り支持部12による分割式重り9の支持が解除される。
When the
乗りかご5の下降に伴ない、乗りかご5側に作用する主ロープ4の重量が大きくなるとともに釣合い重り6側に作用する主ロープ4の重量が小さくなるが、図2及び図3に示すように分割式重り9が次々と分割式重り載せ部8に載せられて釣合い重り6側の重量が大きくなるため、駆動シーブ2を挟んだ乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との釣り合いをとることができる。
As the
したがって、このエレベータによれば、従来使用していたコンペンロープを用いることなく、乗りかご5の昇降に伴なって発生する乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との不釣合いを防止することができる。また、コンペンロープを用いないため、乗りかご5の昇降時や地震発生時にコンペンロープが昇降路1内の機器に接触したり絡まったりして機器が破損することを防止することができる。
Therefore, according to this elevator, it is possible to prevent the unbalance between the weight on the side of the
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態のエレベータについて、図4に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及びこれ以降の実施の形態においては、先行して説明した実施の形態の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
(Second Embodiment)
The elevator of the 2nd Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG. Note that, in the second embodiment and subsequent embodiments, the same components as those of the previously described embodiments are denoted by the same reference numerals, and redundant descriptions are omitted.
第2の実施の形態のエレベータの基本的な構造は第1の実施の形態と同じである。第1の実施の形態と異なる点は、分割式重り支持部12が釣合い重りレール7に取付けられている点である。
The basic structure of the elevator of the second embodiment is the same as that of the first embodiment. The difference from the first embodiment is that the
このような構成において、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、乗りかご5の昇降に伴なって発生する乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との不釣合いを防止することができる。
In such a configuration, also in the second embodiment, as in the first embodiment, the weight on the side of the
さらに、分割式重り支持部12が釣合い重りレール7に取付けられているため、釣合い重り6から昇降路1の壁部11までの距離や壁部11の形状に影響されることなく分割式重り支持部12を取付けることができる。
Furthermore, since the
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態のエレベータについて、図5に基づいて説明する。
(Third embodiment)
The elevator of the 3rd Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
第3の実施の形態のエレベータの基本的な構造は第1の実施の形態と同じである。第1の実施の形態と異なる点は、各分割式重り9の基部9aに挿通穴13が形成され、この挿通穴13に主ロープ4が挿通されている点である。なお、釣合い重り6の上面部が、分割式重り9が載せられる分割式重り載せ部14とされている。
The basic structure of the elevator of the third embodiment is the same as that of the first embodiment. The difference from the first embodiment is that an
このような構成において、第3の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、乗りかご5の昇降に伴なって発生する乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との不釣合いを防止することができる。
In such a configuration, also in the third embodiment, as in the first embodiment, the weight on the side of the
さらに、分割式重り9の基部9aに形成された挿通穴13に主ロープ4が挿通されているため、主ロープ4の振れの発生を抑制することができ、振れた主ロープ4が昇降路1内の機器に接触したり絡まったりして機器が破損することを防止することができる。
Further, since the main rope 4 is inserted into the
また、釣合い重り6の上面部を分割式重り載せ部14として用いるため、既存の釣合い重り6に対して新たに分割式重り載せ部を設ける必要がなく、釣合い重り6の製造コストのアップを抑えることができる。
Further, since the upper surface portion of the
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態のエレベータについて、図6に基づいて説明する。
(Fourth embodiment)
The elevator of the 4th Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
第4の実施の形態のエレベータの基本的な構造は第1の実施の形態と同じである。第1の実施の形態と異なる点は、第2の実施の形態で説明したように分割式重り支持部12が釣合い重りレール7に取付けられている点と、第3の実施の形態で説明したように各分割式重り9の基部9aに挿通穴13が形成され、この挿通穴13に主ロープ4が挿通されている点である。なお、釣合い重り6の上面部が分割式重り載せ部14とされている。
The basic structure of the elevator of the fourth embodiment is the same as that of the first embodiment. The difference from the first embodiment is that the
このような構成において、第4の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、乗りかご5の昇降に伴なって発生する乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との不釣合いを防止することができる。
In such a configuration, in the fourth embodiment, as in the first embodiment, the weight on the side of the
さらに、分割式重り支持部12が釣合い重りレール7に取付けられているため、釣合い重り6から昇降路1の壁部11までの距離や壁部11の形状に影響されることなく分割式重り支持部12を取付けることができる。
Furthermore, since the
さらに、分割式重り9の基部9aに形成された挿通穴13に主ロープ4が挿通されているため、主ロープ4の振れの発生を抑制することができ、振れた主ロープ4が昇降路1内の機器に接触したり絡まったりして機器が破損することを防止することができる。
Further, since the main rope 4 is inserted into the
また、釣合い重り6の上面部を分割式重り載せ部14として用いるため、既存の釣合い重り6に対して新たに分割式重り載せ部を設ける必要がなく、釣合い重り6の製造コストのアップを抑えることができる。
Further, since the upper surface portion of the
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態のエレベータについて、図7に基づいて説明する。
(Fifth embodiment)
The elevator of the 5th Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
本発明の第5の実施の形態のエレベータは、駆動シーブ2とそらせシーブ3とに巻き掛けられた主ロープ4の一端に乗りかご5が連結され、主ロープ4の他端に釣合い重り6が連結されている。乗りかご5は、昇降路1内に上下方向に延出させて配置された乗りかごレール15により上下方向移動可能にガイドされている。
In the elevator according to the fifth embodiment of the present invention, a
乗りかご5には、乗りかご5から側方に突出した分割式重り載せ部16が設けられ、この分割式重り載せ部16に分割式重り9が載せられる構造となっている。なお、図7は、分割式重り載せ部16に分割式重り9が載せられておらず、全ての分割式重り9が分割式重り支持部12により支持されている場合を示している。
The
分割式重り9、分割式重り支持部12の構造は第1の実施の形態と同じである。
The structure of the
このような構成において、図7は乗りかご5が下方に位置し、釣合い重り6が上方に位置している場合を示している。この場合、乗りかご5側に作用する主ロープ4の重量が大きく、釣合い重り6側に作用する主ロープ4の重量は小さい。このため、乗りかご5の分割式重り載せ部16に分割式重り9を載せなくても、駆動シーブ2を挟んだ乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との釣り合いをとることができ、乗りかご5を図7に示す位置から昇降させるために駆動される巻上機に作用する負荷を軽減することができる。
In such a configuration, FIG. 7 shows a case where the
図7に示す位置から乗りかご5を上昇させると、その上昇動作の途中で、分割式重り9が次々と分割式重り載せ部16に載せられるとともに分割式重り支持部12の屈曲部12aが穴10から外れ、分割式重り支持部12による分割式重り9の支持が解除される。
When the
乗りかご5の上昇に伴ない、乗りかご5側に作用する主ロープ4の重量が小さくなるとともに釣合い重り6側に作用する主ロープ4の重量が大きくなるが、分割式重り9が次々と分割式重り載せ部16に載せられて乗りかご5側の重量が大きくなるため、駆動シーブ2を挟んだ乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との釣り合いをとることができる。
As the
したがって、このエレベータによれば、従来使用していたコンペンロープを用いることなく、乗りかご5の昇降に伴なって発生する乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との不釣合いを防止することができる。また、コンペンロープを用いないため、乗りかご5の昇降時や地震発生時にコンペンロープが昇降路1内の機器に接触したり絡まったりして機器が破損することを防止することができる。
Therefore, according to this elevator, it is possible to prevent the unbalance between the weight on the side of the
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態のエレベータについて、図8に基づいて説明する。
(Sixth embodiment)
The elevator of the 6th Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
第6の実施の形態のエレベータの基本的な構造は第5の実施の形態のエレベータと同じである。第5の実施の形態と異なる点は、分割式重り支持部12が乗りかごレール15に取付けられている点である。
The basic structure of the elevator of the sixth embodiment is the same as that of the elevator of the fifth embodiment. The difference from the fifth embodiment is that the split
このような構成において、第6の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、乗りかご5の昇降に伴なって発生する乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との不釣合いを防止することができる。
In such a configuration, in the sixth embodiment, as in the first embodiment, the weight on the side of the
さらに、分割式重り支持部12が乗りかごレール15に取付けられているため、乗りかご5から昇降路1の壁部11までの距離や壁部11の形状に影響されることなく分割式重り支持部12を取付けることができる。
Further, since the
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態のエレベータについて、図9に基づいて説明する。
(Seventh embodiment)
The elevator of the 7th Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
第7の実施の形態のエレベータの基本的な構造は第5の実施の形態と同じである。第5の実施の形態と異なる点は、各分割式重り9の基部9aに挿通穴13が形成され、この挿通穴13に主ロープ4が挿通されている点である。なお、乗りかご5の上面部が、分割式重り9が載せられる分割式重り載せ部17とされている。
The basic structure of the elevator of the seventh embodiment is the same as that of the fifth embodiment. The difference from the fifth embodiment is that an
このような構成において、第7の実施の形態においても、第5の実施の形態と同様に、乗りかご5の昇降に伴なって発生する乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との不釣合いを防止することができる。
In such a configuration, in the seventh embodiment, as in the fifth embodiment, the weight on the side of the
さらに、分割式重り9の基部9aに形成された挿通穴13に主ロープ4が挿通されているため、主ロープ4の振れの発生を抑制することができ、振れた主ロープ4が昇降路1内の機器に接触したり絡まったりして機器が破損することを防止することができる。
Further, since the main rope 4 is inserted into the
また、乗りかご5の上面部を分割式重り載せ部17として用いるため、既存の乗りかご5に対して新たに分割式重り載せ部を設ける必要がなく、乗りかご5の製造コストのアップを抑えることができる。
Further, since the upper surface portion of the
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態のエレベータについて、図10に基づいて説明する。
(Eighth embodiment)
The elevator of the 8th Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
第8の実施の形態のエレベータの基本的な構造は第5の実施の形態と同じである。第5の実施の形態と異なる点は、第6の実施の形態で説明したように分割式重り支持部12が乗りかごレール15に取付けられている点と、第7の実施の形態で説明したように各分割式重り9の基部9aに挿通穴13が形成され、この挿通穴13に主ロープ4が挿通されている点である。なお、第7の実施の形態と同じように、乗りかご5の上面部が分割式重り載せ部17とされている。
The basic structure of the elevator of the eighth embodiment is the same as that of the fifth embodiment. The difference from the fifth embodiment is that the
このような構成において、第8の実施の形態においても、第5の実施の形態と同様に、乗りかご5の昇降に伴なって発生する乗りかご5側の重量と釣合い重り6側の重量との不釣合いを防止することができる。
In such a configuration, in the eighth embodiment, as in the fifth embodiment, the weight on the side of the
さらに、分割式重り支持部12が釣合い乗りかごレール15に取付けられているため、乗りかご5から昇降路1の壁部11までの距離や壁部11の形状に影響されることなく分割式重り支持部12を取付けることができる。
Furthermore, since the
さらに、分割式重り9の基部9aに形成された挿通穴13に主ロープ4が挿通されているため、主ロープ4の振れの発生を抑制することができ、振れた主ロープ4が昇降路1内の機器に接触したり絡まったりして機器が破損することを防止することができる。
Further, since the main rope 4 is inserted into the
また、乗りかご5の上面部を分割式重り載せ部17として用いるため、既存の乗りかご5に対して新たに分割式重り載せ部を設ける必要がなく、乗りかご5の製造コストのアップを抑えることができる。
Further, since the upper surface portion of the
1 昇降路
2 駆動シーブ
4 主ロープ
5 乗りかご
6 釣合い重り
7 釣合い重りレール
8 分割式重り載せ部
9 分割式重り
10 穴
11 壁部
12 分割式重り支持部
13 挿入穴
14 分割式重り載せ部
15 乗りかごレール
16 分割式重り載せ部
17 分割式重り載せ部
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記乗りかごの昇降と対応し主ロープを介して昇降する釣合い重りと、
前記釣合い重りに設けられた分割式重り載せ部と、
前記分割式重り載せ部に載せられる分割式重りと、
前記昇降路内に設けられ、前記分割式重りを支持する分割式重り支持部と、
を備え、
前記分割式重り支持部は、前記分割式重り載せ部に載せられた前記分割式重りが前記釣合い重りと共に下降する場合に前記分割式重りを前記分割式重り載せ部から下ろして支持し、前記釣合い重りが上昇する場合に支持している前記分割式重りを前記分割式重り載せ部に載せることを特徴とするエレベータ。 A car that goes up and down in the hoistway,
A counterweight that moves up and down via the main rope in response to the raising and lowering of the car;
A split weight placing portion provided on the counterweight;
A split weight placed on the split weight rest; and
A split weight support provided in the hoistway and supporting the split weight;
With
The split-type weight support part supports the split-type weight by lowering the split-type weight from the split-type weight support part when the split-type weight placed on the split-type weight-loading part is lowered together with the counterweight. An elevator characterized in that when the weight rises, the split weight supported by the weight is placed on the split weight-loading portion.
前記乗りかごの昇降と対応し主ロープを介して昇降する釣合い重りと、
前記乗りかごに設けられた分割式重り載せ部と、
前記分割式重り載せ部に載せられる分割式重りと、
前記乗りかごが昇降する昇降路内に設けられ、前記分割式重りを支持する分割式重り支持部と、
を備え、
前記分割式重り支持部は、前記分割式重り載せ部に載せられた前記分割式重りが前記乗りかごと共に下降する場合に前記分割式重りを前記分割式重り載せ部から下ろして支持し、前記乗りかごが上昇する場合に支持している前記分割式重りを前記分割式重り載せ部に載せることを特徴とするエレベータ。 A car that goes up and down in the hoistway,
A counterweight that moves up and down via the main rope in response to the raising and lowering of the car;
A split weight carrying portion provided in the car;
A split weight placed on the split weight rest; and
A split weight support portion provided in a hoistway for raising and lowering the car, and supporting the split weight;
With
The split-type weight support part supports the split-type weight by lowering the split-type weight from the split-type weight support part when the split-type weight placed on the split-type weight support part descends together with the car. An elevator characterized in that the split weight that is supported when the car is lifted is placed on the split weight mounting portion.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2008-07-17 JP JP2008185902A patent/JP2010023972A/en active Pending
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