JP2010023069A - 火の粉受け具 - Google Patents

火の粉受け具 Download PDF

Info

Publication number
JP2010023069A
JP2010023069A JP2008186569A JP2008186569A JP2010023069A JP 2010023069 A JP2010023069 A JP 2010023069A JP 2008186569 A JP2008186569 A JP 2008186569A JP 2008186569 A JP2008186569 A JP 2008186569A JP 2010023069 A JP2010023069 A JP 2010023069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
upper side
spark
work
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008186569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5408464B2 (ja
Inventor
Tetsuji Morimoto
哲次 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2008186569A priority Critical patent/JP5408464B2/ja
Publication of JP2010023069A publication Critical patent/JP2010023069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5408464B2 publication Critical patent/JP5408464B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

【課題】 溶接・溶断作業時に発生する火の粉や火の玉の飛散を防止し、安全に作業を行うことが可能な火の粉受け具の提供を図る。
【解決手段】 溶接・溶断作業時に使用される火の粉受け具1であって、略U字型の上辺2と、両端3a・3bが該上辺2の両端2a・2bと夫々略直角に突き合わされて接続されている略U字型の当接辺3と、上辺2下方に設けられ縁部4aが上辺2及び当接辺3に接続された袋状の火の粉受け部4と、先端5aが上辺2の中間所定箇所に取り付けられ後端部に把手部5bを備えた取っ手5と、から構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶接・溶断作業を行う際に使用されるものであって、溶接・溶断作業時に発生する火の粉等を受けるための火の粉受け具に関するものである。
工事現場等において、溶接作業や溶断作業を行う場合に、火の粉や火の玉が発生する。発生した火の粉や火の玉は、通常何ら処理されることなく、外部に飛散させた状態のまま溶接作業や溶断作業が継続される。これにより、作業場所付近や作業場所より下にいる作業者等に火の粉や火の玉が降りかかり、火傷を負う危険性があった。
このような状況において、現在、作業場周囲を足場シートで被覆することにより、少なくとも作業場所外へ火の粉が拡散するのを防止することが行われている。しかしながら、作業時に発生した火の粉・火の玉が該足場シートに付着して、火災やボヤが発生することがあった。
また、上記足場シートによる被覆において、確かに作業場所外への拡散は防止できるものの、作業場所から下方への火の粉・火の玉の落下を防止することはできず、作業場所付近に置かれたウレタンなどの外壁材等に火の粉や火の玉が落下して、火災やボヤの発生する危険性があった。
それを防止すべく、作業場所の下にベニヤ板などを敷いて、作業場所下方への火の粉・火の玉の落下を防止することも行われている。しかしながら、かかるベニヤ板に火の粉や火の玉が付着することで、やはり火災やボヤが発生する可能性があった。
これらの問題点を解決すべく、特開平8−33984号公報(特許文献1)において、溶接作業の際発生する火花の外部への飛散および下方への飛散を防止するための溶接火花養生架台が提案されている。これは、変形S字状縦桟と横桟とを緊結するとともに、枠板部および耐熱シ−トを変形S字状縦桟に緊結することで、作業現場等において簡易に組み立てられ且つ設置されるものである。
しかしながら、かかる特許文献1に記載の溶接火花養生架台は、溶接作業箇所までの組立材料を運ばなければならず、また、その場で組立作業を必要とするため、煩雑であって作業性も悪くなり、実用化されていないのが現状である。
そこで、結局のところ、作業場所の付近に水が充填されたバケツや消火器具を常備するなどして、いざという時に備えなければならなかった。
特開平8−33984号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、溶接・溶断作業時に発生する火の粉や火の玉の飛散を防止し、安全に作業を行うことが可能な火の粉受け具を提供することを課題とするものである。
このような課題を解決するために、本発明にかかる火の粉受け具は、溶接・溶断作業時に使用されるものであって、略U字型の上辺と、両端が該上辺の両端と夫々略直角に突き合わされて接続されている略U字型の当接辺と、上辺下方に設けられ縁部が上辺及び当接辺に接続された袋状の火の粉受け部と、先端が上辺の中間所定箇所に取り付けられ後端部に把手部を備えた取っ手と、から構成されている。
また、本発明は、前記火の粉受け具において、当接辺に磁性が備えられている構成とすることができる。
さらに、本発明は、前記火の粉受け具において、火の粉受け部が金網からなる構成を採用することが可能である。
そしてまた、本発明は、前記火の粉受け具において、火の粉受け部の外側全面が被覆カバーにより被覆されている構成とすることもできる。
本発明にかかる火の粉受け具によれば、溶接・溶断作業により発生した火の粉や火の玉を作業場所外へ飛散させることなく、また、作業場所下方へも落下させることがなくなるため、火災やボヤの発生を完全になくすことが可能になるとともに、養生作業の一手間を省略することも可能にするものである。
以下、本発明にかかる火の粉受け具1の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる火の粉受け具1の実施形態を示す斜視図である。また、図2は、本発明にかかる火の粉受け具1の使用態様を示す説明図である。
本発明にかかる火の粉受け具1は、図面に示すように、上辺2と、当接辺3と、火の粉受け部4と、取手5とから構成されている。
上辺2は、金属製であって、略U字型となっている。また、当接辺3も、金属製であって、略U字型となっている。そして、該当接辺3の両端3a・3bは、前記上辺2の両端2a・2bと夫々略直角に突き合わされ、溶接等により接続されている。
なお、当接辺3には、磁性が備えられている。かかる構成を採ることにより、図2(a)に示すように、溶接・溶断の作業対象Hに火の粉受け具1の当接辺3を当接させた際に、磁性の働きで火の粉受け具1が作業対象Hに当接した状態のままに保持され、作業性が向上することとなる。
また、当接辺3は、自在に変形可能な金属から作られている。かかる構成を採ることにより、図2(b)に示すように、溶接・溶断の作業対象Hの形状に合わせて該当接辺3を自在に変形することで、常に当接辺3が作業対象に対して密着可能となり、作業性の向上に資する。
火の粉受け部4は、袋状の金網によって構成されている。金網製とすることで、該火の粉受け部4は、自在に変形することが可能となる。したがって、溶接・溶断の作業対象Hの形状に合わせて、前記当接辺3を変形するとともに、火の粉受け部4も自在に変形することが可能となる。
また、火の粉受け部4は、その縁部4aが前記上辺2及び当接辺3に接続されており、前記上辺2の下方に設けられている。
取っ手5は、その先端5aが、上辺2の中間所定箇所に取り付けられている。該取っ手5が取り付けられる位置については、特に限定するものではなく、任意である。また、取っ手5の後端部には、把手部5bが備えられている。
なお、上記実施形態においては、上辺2の素材について金属製とした場合について説明したが、これに特に限定されるものではなく、溶接・溶断による火の粉・火の玉Fを受けた際にその熱に耐え得る耐熱性を備えていれば、適宜素材の変更は可能である。
また、上記実施形態において、当接辺3の素材についても金属製とした場合について説明したが、これに特に限定されるものではなく、上記同様、耐熱性を備えていれば適宜素材の変更は可能である。さらに、上記実施形態において、当接辺3が磁性を備えた場合について説明したが、必ずしも磁性を備えている必要はない。またさらに、上記実施形態において、当接辺3が自在に変形可能である構成を採った場合について説明したが、必ずしも変形自在である必要はない。
そしてまた、上記実施形態において、火の粉受け部4が金網製とした場合について説明したが、必ずしも金網に限定するものではなく、溶接・溶断による火の粉・火の玉Fを受けた際にその熱に耐え得る耐熱性を備えていれば、適宜素材等の変更は可能である。
図3は、本発明にかかる火の粉受け具1の別の実施形態を示す斜視図であり、上述した実施形態における火の粉受け部4の外側全面が、被覆カバー6により被覆された構成となっている。該被覆カバー6は、本発明にかかる火の粉受け具1を地べたに置く際の緩衝作用として働くほか、火の粉受け部4が金網製である場合に、その金網の隙間を通り抜けてしまった火の粉・火の玉Fが飛散するのを防止するものとして作用する。該被覆カバー6の素材は、特に限定するものではないが、皮製などが考え得る。そして、該被服カバー6の取付手段についても適宜決定される。
図4は、本発明にかかる火の粉受け具1の使用状態を示す説明図である。該火の粉受け具1の使用方法については、作業者Sが作業対象Hのある場所へ移動する際に、該火の粉受け具1をその取っ手5の把手部5bを握って持参し、現場到着後に作業対象Hへ該火の粉受け具1の当接辺3を当接させて、該当接辺3の磁性により作業対象Hへ火の粉受け具1を保持・固定することで足りる。なお、作業対象Hの形状に合わせて、当接辺3や火の粉受け部4を自在に変形させることで、火の粉受け具1と作業対象Hとが密接状態となり、作業性の向上に資するものである。
これにより、実際に溶接機Mによる溶接・溶断作業を行った際に発生する火の粉・火の玉Fは、作業対象Hに保持・固定された火の粉受け具1内へ落下することとなり、該火の粉・火の玉Fの飛散を有効に防止することが可能となる。
本発明にかかる火の粉受け具の実施形態を示す斜視図である。 本発明にかかる火の粉受け具の使用態様を示す説明図である。 本発明にかかる火の粉受け具の実施形態を示す斜視図である。 本発明にかかる火の粉受け具の使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 火の粉受け具
2 上辺
2a・2b 両端
3 当接辺
3a・3b 両端
4 火の粉受け部
4a 縁部
5 取っ手
5a 先端
5b 把手部
6 被覆カバー
F 火の粉・火の玉
H 作業対象
M 溶接機
S 作業者

Claims (4)

  1. 溶接・溶断作業時に使用する火の粉受け具であって、略U字型の上辺と、両端が該上辺の両端と夫々略直角に突き合わされて接続されている略U字型の当接辺と、上辺下方に設けられ縁部が上辺及び当接辺に接続された袋状の火の粉受け部と、先端が上辺の中間所定箇所に取り付けられ後端部に把手部を備えた取っ手と、から構成されていることを特徴とする火の粉受け具。
  2. 前記火の粉受け具において、当接辺に磁性が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の火の粉受け具。
  3. 前記火の粉受け具において、火の粉受け部が金網からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の火の粉受け具。
  4. 前記火の粉受け具において、火の粉受け部の外側全面が被覆カバーにより被覆されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の火の粉受け具。
JP2008186569A 2008-07-17 2008-07-17 火の粉受け具 Expired - Fee Related JP5408464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008186569A JP5408464B2 (ja) 2008-07-17 2008-07-17 火の粉受け具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008186569A JP5408464B2 (ja) 2008-07-17 2008-07-17 火の粉受け具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010023069A true JP2010023069A (ja) 2010-02-04
JP5408464B2 JP5408464B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=41729399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008186569A Expired - Fee Related JP5408464B2 (ja) 2008-07-17 2008-07-17 火の粉受け具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5408464B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018026098A1 (ko) * 2016-08-03 2018-02-08 김병호 불똥 받이판

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4314978Y1 (ja) * 1966-12-26 1968-06-24
JPS49119431U (ja) * 1973-02-12 1974-10-12
JPS5040183Y2 (ja) * 1972-02-26 1975-11-17
JPH02123377U (ja) * 1989-03-23 1990-10-11
JPH04134267U (ja) * 1991-05-27 1992-12-14 博行 田中 火花受金物
JPH05192769A (ja) * 1991-12-16 1993-08-03 Fujita Corp 火花・溶融金属飛散防止方法と火花・溶融金属飛散防止治具
JP2000291883A (ja) * 1999-04-09 2000-10-20 Toda Constr Co Ltd 鉄骨部材の溶接養生方法と装置
JP2001239369A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Taisei Corp 自在型火花受けシート

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4314978Y1 (ja) * 1966-12-26 1968-06-24
JPS5040183Y2 (ja) * 1972-02-26 1975-11-17
JPS49119431U (ja) * 1973-02-12 1974-10-12
JPH02123377U (ja) * 1989-03-23 1990-10-11
JPH04134267U (ja) * 1991-05-27 1992-12-14 博行 田中 火花受金物
JPH05192769A (ja) * 1991-12-16 1993-08-03 Fujita Corp 火花・溶融金属飛散防止方法と火花・溶融金属飛散防止治具
JP2000291883A (ja) * 1999-04-09 2000-10-20 Toda Constr Co Ltd 鉄骨部材の溶接養生方法と装置
JP2001239369A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Taisei Corp 自在型火花受けシート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018026098A1 (ko) * 2016-08-03 2018-02-08 김병호 불똥 받이판

Also Published As

Publication number Publication date
JP5408464B2 (ja) 2014-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100835258B1 (ko) 용접불꽃 비산방지 기구
KR200411329Y1 (ko) 파이프 부재의 알곤 용접용 가이드
JP5408464B2 (ja) 火の粉受け具
KR200483332Y1 (ko) 용접 불꽃 비산 방지용 화재 방지장치
US20160016248A1 (en) Disposition for signaling by means of a vibratory system placed in equipment for measuring and analysis of welding parameters in real time
JP5913193B2 (ja) 溶接火花飛散防止具
KR200248880Y1 (ko) 용접용 바람막이
JP2009041338A (ja) 固定具
KR200218599Y1 (ko) 용접 부산물 포집구
KR20080030187A (ko) 용접로봇 부착용 집진헤더장치
KR20130000372U (ko) 용접슬래그 낙하방지용 보호커버
KR200312689Y1 (ko) 다용도 불티 비산방지장치
US20070080274A1 (en) Equipment holder for use on scaffolding
JP2014213376A (ja) 溶接方法、及び、溶接装置
JP2001239369A (ja) 自在型火花受けシート
JP4202107B2 (ja) 溶接継手構造
JP5984628B2 (ja) 火気養生治具
US8729428B1 (en) Welding rod expander assembly
JP2004148336A (ja) 溶接、溶断用火の粉受止装置
Han Lasers for 3-D Materials Processing and Their Applications
EP0984843B1 (fr) Dispositif de support combine pour extincteur et chalumeau
JP7458433B2 (ja) 棒状体保持器具
JP7081743B1 (ja) 仮付け溶接用シール治具、本溶接用シール治具、および、溶接用シール治具セット
KR20180001819U (ko) 용접 울타리
KR20080000772U (ko) 방화 셔터의 측면커버

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5408464

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees