JP2010021956A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】評価値を取得するための指示を受け付けた後にユーザの意図した被写体が画角内で移動した場合であっても、適正な評価値を得て、適正な制御処理を行う。
【解決手段】撮像装置は、複数の被写体を撮像して複数の被写体の像を含む画像データを生成する撮像手段と、撮像手段により生成された画像データから、複数の被写体に対応した複数の被写体領域を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された複数の被写体領域から、主被写体領域を判定する判定手段と、画像データに応じた画像に重なるように、主被写体領域の位置を示すオブジェクトを表示させる表示制御手段と、評価値を取得し、取得した評価値に基づく制御処理を行う動作制御手段と、評価値を取得するための第1の指示と撮影処理を行うための第2の指示とを受け付ける入力手段とを備え、判定手段は、第1の指示を受ける前に、複数の被写体領域から選択した被写体領域を主被写体領域として判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラ等の撮影装置は、人物を撮影する場合、顔検出処理を行って主被写体となる人物を自動的に判別し、主被写体に露出や焦点を合わせて撮影処理を行う。
特許文献1に示された撮像装置では、シャッターボタンが半押しされることによりSW1がオンし、シャッターボタンが全押しされることによりSW2がオンする。この撮像装置では、SW1がオンする前の表示装置にてフレーミングを行っている際に、撮像センサにより取得された画像信号を用いて定期的に顔検出処理を行って顔情報を生成している。そして、この撮像装置では、SW1がオンしたときに、直前の顔検出処理により生成された最新の顔情報を用いてAE処理やAF処理を行い、SW2がオンしたときに、そのAE処理やAF処理の結果を用いて撮影処理を行う。これにより、特許文献1によれば、SW1からSW2までの時間を短くでき、シャッタータイムラグを低減できるとされている。
特開2007−74394号公報
特許文献1に示された撮像装置では、ライブビュー中の画像データから人物の顔を検出し、その人物の顔の位置に枠を表示する。ユーザは、AF及びAEを合わせる対象となる被写体がその人物でよいと判断した場合、シャッターボタンを半押ししてSW1をオンさせる。このSW1がオンしたことに応答して、撮像装置は、SW1がオンしたときに表示していた枠の位置に対してAF/AE処理のための評価値の取得を開始する。しかし、AF/AE処理のための評価値を取得している間に人物が選択された枠の位置から移動してしまうと、枠の位置には背景の画像などがくることになるため、この枠の位置にきた背景などのAF/AEが合ってしまうことになる。
これを解決する一手法として、SW1がオンした後のAF/AE処理中もライブビュー中の画像データから人物の顔を検出し続け、検出された顔領域に対してAF/AE処理のための評価値の取得を行う方法が考えられる。しかし、画角内に複数の人物が存在する場合に、撮像装置が複数の顔を検出することになるが、評価値の取得を行う対象となる顔を複数の顔のうちのどの顔に設定するかは撮像装置が自動的に決める。そのため、ユーザがSW1をオンさせることにより選択した人物(ユーザの意図した人物)と同じ人物の顔が、AF/AE処理のための評価値の取得を行う対象として選択されるとは限らない。すなわち、この方法によれば、背景などにAF/AEが合ってしまうことは避けられるものの、ユーザの意図した人物とは異なる人物の顔にAF/AEが合ってしまう可能性がある。
本発明の目的は、評価値を取得するための指示を受け付けた後にユーザの意図した被写体が画角内で移動した場合であっても、ユーザの意図した被写体に対する適正な評価値を得て、それにより適正な制御処理を行うことにある。
本発明に係る撮像装置は、複数の被写体を撮像して前記複数の被写体の像を含む画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段により生成された前記画像データから、前記複数の被写体に対応した複数の被写体領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された複数の被写体領域から、主被写体領域を判定する判定手段と、前記画像データに応じた画像に重なるように、前記主被写体領域の位置を示すオブジェクトを表示部に表示させる表示制御手段と、評価値を取得し、取得した評価値に基づく制御処理を行う動作制御手段と、評価値を取得するための第1の指示と撮影処理を行うための第2の指示とをそれぞれ受け付ける入力手段とを備え、前記判定手段は、前記第1の指示を受ける前に、前記複数の被写体領域から選択した被写体領域を主被写体領域として判定し、前記第1の指示に応じて、前記主被写体領域に含まれるべき被写体を確定して、確定した被写体に対応した被写体領域を主被写体領域として逐次的に判定し、前記動作制御手段は、前記第1の指示に応じて、前記判定手段により判定された前記主被写体領域から評価値を取得し、前記第2の指示に応じて、取得した評価値に基づく制御処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、評価値を取得するための指示を受け付けた後にユーザの意図した被写体が画角内で移動した場合であっても、ユーザの意図した被写体に対する適正な評価値を得ることができ、それにより適正な制御処理を行うことができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置100を、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置100の構成を示す図である。
撮像装置100は、次の構成要素を備える。
バリア102は、撮影レンズ10を保護し、撮像センサ14の汚れや破損を防止する。
撮影レンズ10は、撮像センサ14の撮像面(画素配列)に被写体の光学像を形成する。
シャッター12は、絞り機能を有する。シャッター12は、撮影レンズ10を通過後に撮像センサ14へ導かれる光の量を調節する。
撮像部(撮像手段)17は、複数の被写体を撮像して、その複数の被写体を含む画像データを生成する。撮像部17は、撮像センサ14及びA/D変換器16を含む。
撮像センサ14は、撮像面(画素配列)に形成された被写体の光学像を電気信号に変換する。撮像センサ14は、主に、画素配列、読み出し回路、出力アンプを含む。画素配列における各画素は、光電変換して生じた電荷を蓄積する電荷蓄積動作を所定の電荷蓄積時間だけ行う。読み出し回路は、蓄積した電荷に応じた信号を各画素から出力アンプへ読み出す。出力アンプは、読み出された信号に基づいて画像信号(アナログ信号)を生成してA/D変換器16へ出力する。撮像センサ14は、例えば、CCDイメージセンサー、CMOSイメージセンサーである。
A/D変換器16は、撮像センサ14から出力された画像信号(アナログ信号)をA/D変換して画像データ(ディジタル信号)を生成して画像処理回路20又はメモリ制御回路22へ出力する。
タイミング発生回路18は、撮像センサ14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
画像処理回路20は、A/D変換器16から出力された画像データを直接或いはメモリ制御回路22を経由して受ける。画像処理回路20は、受けた画像データに対して、所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果をシステム制御回路50へ供給する。これにより、システム制御回路50は、焦点調節制御部42を制御して、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理を行う。システム制御回路50は、露光制御部40を制御して、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理を行う。システム制御回路50は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のEF(フラッシュプリ発光)処理を行う。システム制御回路50は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16から出力された画像データは、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
画像表示メモリ24は、画像表示部28に表示させるための画像データを一時的に記憶する。
D/A変換器26は、画像表示メモリ24からメモリ制御回路22経由で受けた画像データをD/A変換して表示用の画像信号(アナログ信号)を生成して画像表示部28へ出力する。
画像表示部28は、D/A変換器26から出力された表示用の画像信号に応じた画像を表示する。画像表示部28は、例えば、TFT−LCD等を含む。撮像した画像データを画像表示部28に逐次表示させれば、画像表示部28を電子ファインダーとして機能させることが可能である。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示動作をON/OFFすることが可能である。必要がない場合に画像表示部28の表示動作をOFFさせることにより、撮像装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
さらに、画像表示部28は、回転可能なヒンジ部によって撮像装置100本体と結合されており、自由な向き、角度を設定して電子ファインダー機能や再生表示機能、各種表示機能を実現することが可能である。
また、画像表示部28の表示部分を撮像装置100に向けて格納することが可能であり、この場合は画像表示部開閉検知部106により、格納状態を検知して画像表示部28の表示動作を停止することが出来る。
メモリ30は、撮影した静止画像データや動画像データを格納する。メモリ30は、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データを格納するのに十分な記憶容量を有している。
これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。
また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は、メモリ制御回路22又は画像処理回路20から受けた画像データに対して、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮し、圧縮した画像データをメモリ30に格納する。あるいは、圧縮・伸長回路32は、メモリ30から読み出された画像データを伸長してシステム制御回路50等へ供給する。
露光制御部40は、シャッター12の開度を調節することにより、撮像センサ14の露光量を制御する。露光制御部40は、フラッシュ404と連携することによりフラッシュ調光機能も実現できる。
焦点調節制御部42は、撮影レンズ10の位置を調節することにより、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する。
ズーム制御部44は、撮影レンズ10のズーミングを制御する。
バリア制御部46は、バリア102の動作を制御する。
コネクタ48は、アクセサリーシューとも呼ばれ、フラッシュ装置400との電気接点や機械的な固定部も合わせて備えている。フラッシュ装置400は、コネクタ402及びフラッシュ部404を含む。コネクタ402は、撮像装置100のアクセサリーシュー(コネクタ48)と嵌合する。フラッシュ部404は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
メモリ52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
報知部54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等をユーザへ報知する。報知部54は、例えば、液晶表示装置、スピーカーを含む。撮像装置100の入力部300の近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
また、報知部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
報知部54による報知内容のうち、LCD等に表示するものは、例えば、次の通りである。シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示である。時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示である。
また、報知部54の報知内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものは、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示である。
不揮発性メモリ56は、システム制御回路50を動作させるためのプログラムなどを記憶する。不揮発性メモリ56は、例えば、電気的に消去・記録可能なEEPROM等が用いられる。
入力部(入力手段)300(60、62、66、68及び70)は、システム制御回路50の各種の動作指示を受け付ける。入力部300は、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。入力部300は、モードダイアル60、シャッタースイッチ62、画像表示ON/OFFスイッチ66、単写/連写スイッチ68、記録先選択スイッチ115、接続/切断スイッチ116、及び操作部70を含む。
モードダイアル60は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。
シャッタースイッチ62は、第1の指示と第2の指示とをユーザからそれぞれ受け付ける。
第1のスイッチSW1は、シャッタースイッチ62が第1の状態(例えば、半押し状態)になるとオンして、評価値を取得するための第1の指示をシャッタースイッチ62から受けるとともにその第1の指示をシステム制御回路50へ供給する。システム制御回路50(の後述する動作制御部50b)は、第1の指示に応じて、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
第2のスイッチSW2は、シャッタースイッチ62が第2の状態(例えば、全押し状態)になるとオンして、撮影処理を行うための第2の指示をシャッタースイッチ62から受けるとともにその第2の指示をシステム制御回路50へ供給する。システム制御回路50(の後述する動作制御部50b)は、第2の指示に応じて、一連の撮影処理の開始を指示する。一連の撮影処理では、露光処理、現像処理、記録処理が行われる。露光処理では、撮像センサ14から出力された画像信号がA/D変換器16により画像データへ変換され、変換された画像データがメモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込まれる。現像処理では、メモリ30に書き込まれた画像データが画像処理回路20へ読み出され、読み出された画像データが画像処理回路20やメモリ制御回路22により画像処理(現像処理)される。記録処理では、画像処理された画像データが圧縮・伸長回路32で圧縮され、圧縮された画像データが記録媒体200或いは210に書き込まれる。
画像表示ON/OFFスイッチ66は、画像表示部28のON/OFFを設定するための指示を受け付ける。画像表示ON/OFFスイッチ66を用いて、光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、TFT−LCD等から成る画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
単写/連写スイッチ68は、第2のスイッチSW2がオンした場合に1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードと、第2のスイッチSW2がオンしている間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを切り替えるための指示を受け付ける。
記録先選択スイッチ115は、撮像した画像データの記録先を指定するための指示を受け付ける。例えば、ユーザは、記録先選択スイッチ115を用いて、撮像した画像データの記録先を『外部記憶装置』、『記録媒体』、『外部記憶装置及び記録媒体』から選択することが出来る。
接続/切断スイッチ116は、外部装置との通信の確立・切断を指定するための指示を受け付ける。
操作部70は、各種ボタンやタッチパネル等を含む。例えば、操作部70は、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを含む。例えば、操作部70は、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタンを含む。例えば、操作部70は、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタンを含む。例えば、操作部70は、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチを含む。例えば、操作部70は、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像センサの信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチを含む。例えば、操作部70は、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することが出来る再生モードスイッチを含む。例えば、操作部70は、撮影モード状態において、撮影した画像をメモリ30或いは記録媒体200或いは210から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する再生スイッチ等を含む。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
コネクタ82は、電源装置500に接続される。電源装置500は、コネクタ84及び電源部86を含む。コネクタ84は、コネクタ82に嵌合可能に構成されている。電源部86は、例えば、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
インタフェース90は、記録媒体200とのインタフェースである。インタフェース90及び94は、記録媒体210とのインタフェースである。
コネクタ92は、記録媒体200に接続される。記録媒体200は、コネクタ206、インターフェース204、及び記録部202を含む。記録媒体200は、例えば、半導体メモリなどのメモリカード、又は、磁気ディスクなどの外付けのハードディスクである。
コネクタ94は、記録媒体210に接続される。記録媒体210は、コネクタ216、インターフェース214、及び記録部212を含む。記録媒体210は、例えば、半導体メモリなどのメモリカード、又は、磁気ディスクなどの外付けのハードディスクである。 記録媒体着脱検知部98は、コネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知し、コネクタ96に記録媒体210が装着されているか否かを検知する。
なお、本実施形態では、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。インタフェース90及び94とコネクタ92及び96とをPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、次のような利点がある。各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。ここで、各種通信カードは、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等である。
光学ファインダ104は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用しない場合でも、撮影を行うために用いることが可能である。また、光学ファインダー104内には、報知部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
画像表示部開閉検知部106は、画像表示部28の表示部分を撮像装置100に向けて画像表示部28を格納した格納状態にあるかどうかを検知する。画像表示部開閉検知部106がその格納状態にあると検知した場合、システム制御回路50は、画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を禁止することが可能である。
通信制御部111は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN等の有線通信を制御する。
コネクタ112は、通信制御部111による制御の下、USBやIEEE1394等の規格により他の機器と有線通信する。
通信制御部113は、IEEE802.11b、IEEE802.11g等の無線LAN通信、Bluetooth等のスペクトラム拡散通信、IrDA等の赤外線通信、等の各種の無線通信を制御する。
コネクタ114は、通信制御部113による制御の下、IEEE802.11b、IEEE802.11g等の無線LAN通信、Bluetooth等のスペクトラム拡散通信、IrDA等の赤外線通信、等により無線接続するためのアンテナである。
ここでは、有線用コネクタ及び無線接続アンテナの両方をシステム構成にもつとして説明を行うが、有線接続のみ、無線接続のみのシステム構成としても問題ない。
顔領域判定処理部(抽出手段、判定手段)500は、撮像部17により生成され画像処理回路20により画像処理された画像データを、画像処理回路20から受ける。顔領域判定処理部500は、その画像データから、複数の被写体に対応した複数の被写体領域を抽出する。複数の被写体のそれぞれは、例えば、人物の顔である。顔領域判定処理部500は、例えば、画像データと標準パターンとをパターンマッチングする顔検出処理を行うことにより、複数の顔領域を検出する。顔領域判定処理部500は、検出した顔の大きさや、目・鼻・口の大きさ等の特徴量を複数の顔領域ごとに含む顔情報を画像処理回路20経由でシステム制御回路50へ出力する。
なお、本発明における顔検出に関しては、公知の顔検出技術を用いることとする。公知の顔検出技術としては、ニューラルネットワークに代表される学習を用いた手法、目や鼻や口といった形状に特徴のある部位を、画像領域からテンプレートマッチングを用い探し出し類似度が高ければ顔とみなす手法があげられる。また、他にも、肌の色や目の形といった画像特徴量を検出し統計的解析を用いた手法等、多数提案されており、一般的にはこれらの手法を複数組み合わせて顔認識するのが一般的である。
具体的な例としては特開平2002−251380号公報に記載のウェーブレット変換と画像特徴量を利用して顔検出する方法などが挙げられる。
顔領域判定処理部500は、抽出した複数の被写体領域から、主被写体領域を判定する。例えば、顔領域判定処理部500は、複数の顔領域から、主顔領域を判定する。
具体的には、顔領域判定処理部500は、第1の指示を受ける前に、複数の被写体領域から選択した被写体領域を主被写体領域として判定する。顔領域判定処理部500は、第1の指示に応じて、主被写体領域に含まれるべき被写体を確定して、確定した被写体に対応した被写体領域を主被写体領域として判定する。
例えば、顔領域判定処理部500は、第1の指示に応じて、抽出した複数の被写体領域から、直前に判定した主被写体領域の特徴量との差が閾値以下でありかつ最も小さい特徴量を有する被写体領域を、確定した被写体に対応した主被写体領域として判定する。
あるいは、例えば、顔領域判定処理部500は、第1の指示に応じて、抽出した複数の被写体領域から、直前に判定した主被写体領域に最も近くに位置する被写体領域を、確定した被写体に対応した主被写体領域として判定する。
あるいは、例えば、顔領域判定処理部500は、第1の指示に応じて、直前に判定した主被写体領域を含む領域であって撮像センサにより直前に生成された画像データにおける一部の領域である近傍領域から、1以上の被写体領域を抽出する。ここで、顔領域判定処理部500は、直前に判定した主被写体領域の大きさに基づいて、その近傍領域を決定する。そして、顔領域判定処理部500は、その抽出した1以上の被写体領域から、確定した被写体に対応した主被写体領域を判定する。
あるいは、例えば、顔領域判定処理部500は、第1の指示に応じて、抽出した複数の被写体領域から、直前に判定した主被写体領域の特徴量との差が最も小さい特徴量を有する被写体領域を、確定した被写体に対応した主被写体領域として判定する。
あるいは、例えば、顔領域判定処理部500は、第1の指示に応じて、主被写体領域が得られなかった場合、直前に判定した主被写体領域を新たに主被写体領域として判定する。
システム制御回路50は、撮像装置100を全体的に制御する。システム制御回路50は、表示制御部(表示制御手段)50a、及び動作制御部(動作制御手段)50bを含む。
表示制御部50aは、画像データにおける主被写体領域の画素位置を示す情報を顔領域判定処理部500から受け取る。表示制御部50aは、受け取った情報に応じて、主被写体領域の位置を示すオブジェクトを生成してメモリ制御回路22及びD/A変換器26経由で画像表示部28へ供給する。これにより、表示制御部50aは、画像データに応じた画像に重なるように、主被写体領域の位置を示すオブジェクト(図9に示す主顔領域枠FR1など)を画像表示部28に表示させる。
動作制御部50bは、評価値を取得し、取得した評価値に基づく制御処理を行う。動作制御部50bは、第1の指示に応じて、顔領域判定処理部500により判定された主被写体領域から評価値を取得する。
具体的には、動作制御部50bは、第1の指示に応じて取得した評価値を、露出制御、焦点調節、フラッシュプリ発光制御、及びホワイトバランス制御の少なくとも1つに用いる。例えば、動作制御部50bは、第1の指示に応じて取得した評価値を、露出制御に用いてAE処理を行い、適正な露出値が得られるように、シャッター12の開度と撮像センサ14の各画素の電荷蓄積時間とを調節する。例えば、動作制御部50bは、第1の指示に応じて取得した評価値を、焦点調節に用いてAF処理を行い、撮影レンズ10の焦点が撮像センサ14の撮像面上に位置するようにする。
そして、動作制御部50bは、第2の指示に応じて、取得した評価値に基づく制御処理を行う。
このように、ユーザから受け付けた第1の指示に応じて、主被写体領域に含まれるべき被写体を確定するので、ユーザの意図した被写体を主被写体として確定することができる。また、確定した被写体に対応した被写体領域を主被写体領域として逐次的に判定するので、主被写体が移動した場合に、主被写体の動きに追従して主被写体領域を判定することができる。
さらに、主被写体の動きに追従して判定された主被写体領域からAE処理やAF処理に用いるための評価値を取得するので、ユーザの意図した被写体に対する適正な評価値を得ることができる。そして、第2の指示に応じて、取得された評価値に基づく撮影処理を行うので、適正な制御処理を行うことができる。
すなわち、評価値を取得するための指示を受け付けた後にユーザの意図した被写体が画角内で移動した場合であっても、ユーザの意図した被写体に対する適正な評価値を得ることができ、それにより適正な制御処理を行うことができる。
次に、実施形態に係る撮像装置100の動作を詳細に説明する。
図2〜図4は、実施形態に係る撮像装置100の動作における主ルーチンのフローチャートを示す。
電池交換等の電源投入により、システム制御回路50は、フラグや制御変数等を初期化し(ステップS101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(ステップS102)。
システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていると判断した場合(ステップS103)、次の制御を行う。システム制御回路50は、各表示部の表示を終了状態に変更し、バリア102を閉じて撮像部17を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。システム制御回路50は、電源制御部80により画像表示部28を含む撮像装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(ステップS105)、処理をステップS103に戻す。
システム制御回路50は、モードダイアル60が撮影モードに設定されていると判断した場合(ステップS103)、処理をステップS106に進める。
システム制御回路50は、モードダイアル60がその他のモードに設定されていると判断した場合(ステップS103)、選択されたモードに応じた処理を実行し(ステップS104)(A)、処理をステップS103へ戻す。
システム制御回路50は、電源制御部80により電池等により構成される電源部86の残容量や動作状況に問題があるか否かを判断する(ステップS106)。システム制御回路50は、問題があると判断した場合、報知部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS108)、処理をステップS103に戻す。
システム制御回路50は、電源部86の残容量や動作状況に問題が無いと判断した場合(ステップS106)、記録媒体着脱検知部98を介して記録媒体200或いは210の動作状態を検知する。システム制御回路50は、検知した記録媒体200或いは210の動作状態に、撮像装置100による画像データの記録再生動作に関して、問題があるか否かを判断する(ステップS107)。システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態に問題があると判断した場合、報知部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS108)、処理をステップS103に戻す。
システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いと判断した場合(ステップS107)、処理をステップS109に進める。
システム制御回路50は、単写撮影/連写撮影を設定する単写/連写スイッチ68の設定状態を調べる(ステップS109)。システム制御回路50は、単写撮影が選択されていると判断した場合、単写/連写フラグを単写に設定し(ステップS110)、処理をステップS112に進める。システム制御回路50は、連写撮影が選択されていると判断した場合、単写/連写フラグを連写に設定し(ステップS111)、処理をステップS112に進める。
単写/連写スイッチ68によれば、第2のスイッチSW2がオンした場合に1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードと、第2のスイッチSW2がオンしている間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを任意に切り替えて設定切り替えすることが出来る。
なお、単写/連写フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
システム制御回路50は、報知部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う(ステップS112)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。
続いて、システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチ66の設定状態を調べ(ステップS113)、画像表示ONに設定されていると判断した場合、処理をステップS114に進める。
さらに、システム制御回路50は、画像表示部開閉検知部106により画像表示部28が格納状態(閉状態)にあるか表示状態(開状態)にあるかを判断する(ステップS114)。システム制御回路50は、表示状態(開状態)にあると判断した場合、画像表示フラグを設定すると共に(ステップS115)、画像表示部28の画像表示をON状態に設定する(ステップS116)。さらに、システム制御回路50は、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(ステップS117)、処理をステップS120に進める。
なお、画像表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
スルー表示状態では、撮像センサ14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示する。これにより、撮像装置100は、画像表示部28による電子ファインダー機能を実現する。
システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチ66が画像表示OFFに設定されていると判断した場合(ステップS113)、処理をステップS118に進める。
システム制御回路50は、画像表示部開閉検知部106により画像表示部28が格納状態(閉状態)にあると判断した場合(ステップS114)、処理をステップS118に進める。
そして、システム制御回路50は、画像表示フラグを解除すると共に(ステップS118)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して(ステップS119)、処理をステップS120に進める。
なお、画像表示OFFの場合、撮像装置100は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せず、光学ファインダー104を用いた光学ファインダー機能を実現する。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
システム制御回路50は、ステップS120において、主顔判定モードを第1の主顔判定処理に設定し(B)、ステップS131に進む。
以降では、システム制御回路50が、ユーザによる第1のスイッチSW1の操作を検出するまでの間、すなわち、第1の指示を受ける前に、次の処理を行う。システム制御回路50は、逐次的に画像処理回路20に読み出した画像データから、顔検出判定処理部500により複数の顔領域を抽出し、主顔判定モードに従って第1の主顔判定処理により主顔領域を判定する。さらに、画像処理回路20は、撮影した全画素数のうちの主顔領域を切り取って抽出し、AF/AE評価値を取得する。システム制御回路50は、得られた評価値をもとに、露出が適正になるよう露光制御部40を制御し、焦点が合うように焦点調節制御部42を制御することにより、主被写体人物に露出及び焦点が合ったスルー画像を表示することができる。さらに、システム制御回路50は、画像表示部28の画面内に、画像データに重ねて主顔領域枠をリアルタイムに表示することにより、自動的に判定した主顔領域をユーザへ通知する。
第1の主顔判定処理の詳細については、後述する。
そして、システム制御回路50は、第1のスイッチSW1がオフしていると判断した場合(ステップS131)、処理をステップS103に戻す。
システム制御回路50は、第1のスイッチSW1がオンしていると判断した場合(ステップS131)、主顔判定モードを第2の主顔判定処理に設定し、ステップS134に進む。
以降では、システム制御回路50が、ユーザにより第1のスイッチSW1がオフされるまでの間、すなわち、第1の指示に応じて、次の処理を行う。システム制御回路50は、逐次的に画像処理回路20に読み出した画像データから、顔検出判定処理部500により複数の顔領域を抽出し、主顔判定モードに従って第2の主顔判定処理により主顔領域を判定する。さらに、画像処理回路20は、撮影した全画素数のうちの主顔領域を切り取って抽出し、ステップS134以降に示す撮影のための焦点調節・測光処理(AF/AE処理)を行う。さらに、システム制御回路50は、画像表示部28の画面内に、画像データに重ねて主顔領域枠をリアルタイムに表示することにより、自動的に判定した主顔領域をユーザへ通知する。
第2の主顔判定処理の詳細については、後述する。
システム制御回路50は、焦点調節処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する(ステップS134)。システム制御回路50は、測光処理において、必要であればフラッシュの設定も行う。
この焦点調節・測光処理(ステップS134)の詳細は、図5を用いて後述する。図5は、焦点調節・測光処理(ステップS134)の詳細を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、焦点調節・測光処理ステップS134を終えたならば、次の判断を行う。システム制御回路50は、設定された撮影処理モードと、焦点調節・測光処理ステップS134において決定した露出結果とから、設定すべきシャッター速度が機械シャッターの最高速側のシャッター秒時を超えているか否かを判断する(ステップS135)。システム制御回路50は、超えていないと判断した場合、機械シャッターでのシャッター秒時の設定を行い(ステップS136)、処理をステップS138に進める。
システム制御回路50は、超えていると判断した場合、機械シャッターと電子シャッターとを併用するシャッター秒時の設定を行い(ステップS137)、処理をステップS138に進める。
システム制御回路50は、その内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS138)。システム制御回路50は、画像表示フラグがON状態であると判断した場合、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(ステップS139)、処理をステップS140に進める。システム制御回路50は、画像表示フラグがOFF状態であると判断した場合、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定せずに、処理をステップS140に進める。
システム制御回路50は、第2のスイッチSW2がOFFされており(ステップS140)、さらに第1のスイッチSW1がONされているならば(ステップS141)、処理をステップS134に戻し、焦点調節・測光処理(S134)を繰り返させる。
ここでは、第1のスイッチSW1がONしている期間、システム制御回路50が焦点調節・測光制御を繰り返すとしたが、第1のスイッチSW1のONで一回のみ焦点調節・測光制御を行うよう制御しても問題ない。一回の焦点調節・測光の期間においても、主顔領域の移動に合わせて評価値の取得領域も移動するため、本発明の効果は得られる構成となる。
システム制御回路50は、第2のスイッチSW2がOFFされており(ステップS140)、さらに第1のスイッチSW1も解除(OFF)されたならば(ステップS141)(A)、処理をステップS103に戻す。
システム制御回路50は、第2のスイッチSW2がONされたならば(ステップS140)、その内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS142)。システム制御回路50は、画像表示フラグがON状態ならば、画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定して(ステップS143)(C)、処理をステップS161に進める。
固定色表示状態では、画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、固定色の画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示する。これにより、固定色の画像を電子ファインダーに表示している。
システム制御回路50は、画像表示フラグが解除(OFF)されていたならば(ステップS142)、処理をステップS161に進める。
システム制御回路50は、その内部メモリ或いはメモリ52に記憶される単写/連写フラグの状態を判断し(ステップS161)、単写が設定されていたならば処理をステップS162に進め、連写が設定されていたならば処理をステップS181に進める。
システム制御回路50は、撮像処理(露光処理)を実行する(ステップS162)。この露光処理では、撮像センサ14から出力された画像信号がA/D変換器16により画像データへ変換され、変換された画像データがメモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込まれる。なお、露光処理(ステップS162)の詳細は、図6を用いて後述する。
システム制御回路50は、その内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS163)。システム制御回路50は、画像表示フラグがON状態ならば、メモリ30から画像表示部28の表示形式に合わせて処理を行った画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う。システム制御回路50は、画像表示メモリ24から読み出した表示画像データを画像表示部28に表示する、第1のクイックレビュー表示を行う(ステップS164)。
なお、この第1のクイックレビュー表示処理(ステップS164)においては、ダーク取り込み処理(ステップS165)が行われる前であるため、ダーク補正演算を行う前の画像データを用いて表示画像データを作成し、クイックレビュー表示を行う。また、この処においては、まだダーク取り込み処理(ステップS165)を終えていない状態であるため、画像表示部28でのクイックレビュー画像表示にbusy等の文字表示を重ねて表示する。
システム制御回路50は、画像表示フラグが解除(OFF)されていたならば(ステップS163)、画像表示部28がOFF状態のまま処理をステップS165に進める。この場合、撮影を行った後でも画像表示部28はOFF状態のままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
システム制御回路50は、シャッター12を閉じた状態で撮像センサ14の暗電流等のノイズ成分を本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画像信号を読み出すダーク取り込み処理を行い(ステップS165)、処理をステップS166に進める。
このダーク取り込み処理で取り込んだダーク画像データを用いて補正演算処理を行うことにより、撮像センサ14で発生する暗電流ノイズや撮像センサ14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、撮影した画像データを補正することが出来る。
このダーク取り込み処理(ステップS165)の詳細は図7を用いて後述する。
システム制御回路50は、メモリ30の所定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回路22を介して読み出す。システム制御回路50は、読み出した画像データの一部に対して現像処理を行うために必要なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプティカルブラック)積分演算処理を行う。システム制御回路50は、その演算結果をシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
そして、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像データを読み出すとともに、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶した演算結果を読み出す。システム制御回路50は、これらのデータを用いて、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を介して、AWB(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色変換処理を含む各種現像処理を行う(ステップS166)。
さらに、システム制御回路50は、現像処理において、ダーク取り込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて減算処理を行うことにより、撮像センサ14の暗電流ノイズ等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。
この現像処理(ステップS166)の詳細は、図8を用いて後述する。
そして、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出して、読み出した画像データに対して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う(ステップS167)。システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、現像処理を終えた画像データの書き込みを行う。
システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶した画像データを読み出して、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、記録媒体200或いは210へ書き込みを行う記録処理を行う(ステップS168)。
なお、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示するために、報知部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行う。
そして、システム制御回路50は、その内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS169)。システム制御回路50は、画像表示フラグがON状態ならば、メモリ30から画像表示部28の表示形式に合わせて処理を行った画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う。システム制御回路50は、画像表示メモリ24から読み出した表示画像データを画像表示部28に表示する、第2のクイックレビュー表示を行う(ステップS170)。
なお、第2のクイックレビュー表示処理(ステップS170)においては、ダーク取り込み処理(ステップS165)が行われた後であるため、現像処理(ステップS166)においてダーク補正演算を行った後の画像データを用いて表示画像データを作成する。これにより、クイックレビュー表示を行う。また、この処理においては、既にダーク取り込み処理(ステップS165)を終えた状態であるため、第1のクイックレビュー表示処理(ステップS164)において画像表示部28でのクイックレビュー画像表示に重ねて表示したbusy等の文字表示を消去する。
システム制御回路50は、画像表示フラグが解除(OFF)されていたならば(ステップS169)、画像表示部28がOFF状態のまま処理をステップS171に進める。この場合、撮影を行った後でも画像表示部28はOFF状態のままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
システム制御回路50は、第1のスイッチSW1がOFFされるまで(ステップS171)、ステップS171の処理を繰り返す。
システム制御回路50は、第1のスイッチSW1がOFFされたならば(ステップS171)、処理をステップS172に進める。
ステップS161において、システム制御回路50は、単写/連写フラグの状態を判断した結果、連写が設定されていたならば、処理をステップS181に進める。
システム制御回路50は、シャッター12を閉じた状態で撮像センサ14の暗電流等のノイズ成分を本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画像信号を読み出すダーク取り込み処理を行い(ステップS181)、処理をステップS182に進める。
このダーク取り込み処理で取り込んだダーク画像データを用いて補正演算処理を行うことにより、撮像センサ14で発生する暗電流ノイズや撮像センサ14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、撮影した画像データを補正することが出来る。
このダーク取り込み処理ステップS181の詳細は、図7を用いて後述する。
システム制御回路50は、撮像処理(露光処理)を実行する(ステップS182)。この露光処理では、撮像センサ14から出力された画像信号がA/D変換器16により画像データへ変換され、変換された画像データがメモリ制御回路22を介してメモリ30に書き込まれる。なお、露光処理(ステップS182)の詳細は、図6を用いて後述する。
システム制御回路50は、メモリ30の所定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ制御回路22を介して読み出して、現像処理を行うために必要なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプティカルブラック)積分演算処理を行う。システム制御回路50は、その内部メモリ或いはメモリ52に、演算結果を記憶する。
そして、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像データを読み出すとともに、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶した演算結果を読み出す。システム制御回路50は、これらのデータを用いて、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を介して、AWB(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色変換処理を含む各種現像処理を行う(ステップS183)。
さらに、システム制御回路50は、現像処理においては、ダーク取り込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて減算処理を行うことにより、撮像センサ14の暗電流ノイズ等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。
この現像処理(ステップS183)の詳細は、図8を用いて後述する。
そして、システム制御回路50は、その内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS184)。システム制御回路50は、画像表示フラグがON状態ならば、メモリ30から画像表示部28の表示形式に合わせて処理を行った画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う。システム制御回路50は、画像表示メモリ24から読み出した表示画像データを画像表示部28に表示する、第3のクイックレビュー表示を行う(ステップS185)。
この第3のクイックレビュー表示処理(ステップS185)においては、ダーク取り込み処理(ステップS181)が行われた後であるため、現像処理(ステップS183)においてダーク補正演算を行った後の画像データを用いて表示画像データを作成する。これにより、クイックレビュー表示を行う。
システム制御回路50は、画像表示フラグが解除(OFF)されていたならば(ステップS184)、画像表示部28がOFF状態のまま処理をステップS186に進める。この場合、撮影を行った後でも画像表示部28はOFF状態のままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
そして、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により開始する(ステップS186)。
システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に空きがあるならば(ステップS187)、圧縮処理を終えた画像データのバッファ領域への書き込みを順次行い、処理をステップS189に進める。
システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に空きが無いならば(ステップS187)、次の処理を行う。システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶した画像データを、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、記録媒体200或いは210へ転送して記録する転送・記録処理を行う。また、システム制御回路50は、圧縮処理を終えた画像データのバッファ領域への書き込みを順次行い、あるいは、圧縮処理を終えた画像データを記録媒体200或いは210へ転送して記録し、処理をステップS189に進める。
これにより、連写撮影を所定枚数以上行って画像記録バッファ領域が不足した場合は、転送・記録処理を行って画像記録バッファ領域に空きを作ることにより、また連写撮影を再開することが可能となる。
システム制御回路50は、第2のスイッチSW2がONされていたならば(ステップS189)、ステップS182に戻り、一連の連写モードにおける撮影処理を繰り返す。
システム制御回路50は、第2のスイッチSW2がOFFされたならば(ステップS189)、第1のスイッチSW1の状態を判断する(ステップS190)。
システム制御回路50は、第1のスイッチSW1がONされていたならば(ステップS190)、ステップS190の処理を繰り返す。
システム制御回路50は、第1のスイッチSW1がOFFされたならば(ステップS190)、直前のステップS182〜S189のルーチンにおいてステップS188を経由していない場合、次の処理を行う。システム制御回路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶した画像データを読み出し、読み出した画像データをインタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、記録媒体200或いは210へ記録する記録処理を行う。そして、システム制御回路50は、処理をステップS172に進める。
なお、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示するために、報知部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行う。
一方、システム制御回路50は、直前のステップS182〜S189のルーチンにおいてステップS188を経由している場合、すでに記録処理を行っているため、そのまま処理をステップS172に進める。
システム制御回路50は、その内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する(ステップS172)。システム制御回路50は、画像表示フラグがON状態ならば(ステップS172)、画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して(ステップS173)(A)、一連の撮影処理を終えて処理をステップS103に戻す。
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることが出来る。
システム制御回路50は、画像表示フラグが解除(OFF)されていたならば(ステップS172)(A)、一連の撮影処理を終えて処理をステップS103に戻す。
図5は、図3のステップS134における焦点調節・測光処理の詳細なフローチャートを示す。
システム制御回路50は、撮像センサ14から画像信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に画像データを逐次読み込む(ステップS201)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20は、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。
なお、ここでの各処理は、画像データにおける全画素数のうちの主顔領域を切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、主被写体人物に最適な制御を行うことが可能となる。
画像処理回路20での演算結果を用いて、システム制御回路50は、露出(AE)が適正と判断されるまで(ステップS202)、露光制御部40を用いてAE制御を行う(ステップS203)。
AE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は、フラッシュが必要か否かを判断する(ステップS204)。システム制御回路50は、フラッシュが必要ならばフラッシュフラグをセットし、フラッシュ404を充電して(ステップS205)、処理をステップS201へ進める。システム制御回路50は、フラッシュが必要なければそのまま処理をステップS201へ進める。
システム制御回路50は、露出(AE)が適正と判断したならば(ステップS202)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶して、処理をステップS206へ進める。
画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は、ホワイトバランス(AWB)が適正と判断されるまで(ステップS206)、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節する。これにより、AWB制御を行う(ステップS207)。
システム制御回路50は、ホワイトバランス(AWB)が適正と判断したならば(ステップS206)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶して、処理をステップS208へ進める。
AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は、焦点調節(AF)が合焦と判断されるまで(ステップS208)、焦点調節制御部42を用いてAF制御を行う(ステップS209)。
システム制御回路50は、焦点調節(AF)が合焦と判断したならば(ステップS208)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、焦点調節・測光処理ルーチン(ステップS134)を終了する。
図6は、図4のステップS162又はステップS182における露光処理の詳細を示すフローチャートである。。
システム制御回路50は、撮像センサ14の各画素における蓄積電荷のクリア動作を行った後に(ステップS301)、撮像センサ14の電荷蓄積を新たに開始する(ステップS302)。システム制御回路50は、露光制御部40によって、シャッター12を開き(ステップS303)、撮像センサ14の露光を開始する(ステップS304)。
そして、システム制御回路50は、フラッシュ・フラグによりフラッシュ404による発光が必要か否かを判断し(ステップS305)、必要な場合(Y)、フラッシュを発光させ(ステップS306)、処理をステップS307へ進める。システム制御回路50は、フラッシュ404による発光が必要でない場合(N)、そのまま処理をステップS307へ進める。
なお、システム制御回路50は、フラッシュ404が使用不可能な場合、フラッシュ404による発光が必要でない(N)と判断し、処理をステップS307に進める。
システム制御回路50は、測光データに従って撮像センサ14の露光終了させるべきタイミングを待つ(ステップS307)。システム制御回路50は、撮像センサ14の露光を終了させるべきタイミングになると、露光制御部40によって、シャッター12を閉じ(ステップS308)、撮像センサ14の露光を終了する。
システム制御回路50は、設定した電荷蓄積時間が経過するまで待つ(ステップS309)。システム制御回路50は、設定した電荷蓄積時間が経過したならば、撮像センサ14の電荷蓄積を終了した後(ステップS310)、撮像センサ14から画像信号を読み出し、読み出した画像信号をA/D変換器16により画像データ(撮影画像データ)に変換する。システム制御回路50は、A/D変換器16から、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いは、直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域への画像データを書き込む(ステップS311)。
一連のステップを終えたならば、露光処理(ステップS162及びステップS182)を終了する。
図7は、図4のステップS165又はステップS181におけるダーク取り込み処理の詳細を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、撮像センサ14の各画素における蓄積電荷のクリア動作を行った後に(ステップS401)、シャッター12が閉じた状態で、撮像センサ14の電荷蓄積を新たに開始する(ステップS402)。
システム制御回路50は、設定した電荷蓄積時間が経過するまで待つ(ステップS403)。システム制御回路50は、設定した電荷蓄積時間が経過したならば、撮像センサ14の電荷蓄積を終了した後(ステップS404)、撮像センサ14からダーク画像信号を読み出し、読み出したダーク画像信号をA/D変換器16によりダーク画像データに変換する。システム制御回路50は、A/D変換器16から、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いは、直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域へのダーク画像データを書き込む(ステップS405)。
このダーク画像データを用いて現像処理(OB補正処理)を行うことにより、撮像センサ14の発生する暗電流ノイズや撮像センサ14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、撮影した画像データを補正することが出来る。
なお、このダーク画像データは、新たにダーク取り込み処理が行われるか、撮像装置100の電源がOFFされるまで、メモリ30の所定領域に保持される。
或いは、メモリ30の一部或いは全部をEEPROMやハードディスク等の不揮発性メモリからなる構成として、ダーク画像データを不揮発性メモリに書き込むようにしたならば、ダーク画像データを次のように保持されても良い。新たにダーク取り込み処理が行われるまで、このダーク画像データは、不揮発性メモリの所定領域に保持される。
そして、このダーク画像データは、この後、撮影処理が実行されて、そこで、撮影した画像データを撮像センサ14より読み出して、現像処理を行う際に用いられる。
一連のステップを終えたならば、ダーク取り込み処理ルーチン(ステップS165又はステップS181)を終了する。
図8は、図4のステップS166又はステップS183における現像処理の詳細を示すフローチャートである。
システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データ及びダーク画像データを読み出して、輝度信号処理やOB補正処理を行う(ステップS501)。OB補正処理では、撮影画像データの各画素の輝度値からダーク画像データの各画素の輝度値を減算処理する。そして、システム制御回路50は、輝度処理された画像データに対して、色処理(ステップS502)、サムネイル画像処理(ステップS503)を順次行った後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
一連のステップを終えたならば、現像処理ルーチン(ステップS166又はステップS183)を終了する。
次に、図9〜図15を用いて、第1の主顔判定処理及び第2の主顔判定処理について説明を行う。図9〜13は、画像表示部28の画面の表示例を示す図である。図14は、第1の主顔判定処理を示すフローチャートである。図15は、第2の主顔判定処理を示すフローチャートである。
A/B/C3人の人物が撮影範囲内に存在し、主顔領域である、人物Aの顔を対象にAF/AE評価値の取得を行う場合を考える。
ここで、図9の状況を例として、図14の第1の主顔判定処理について説明する。
逐次、顔検出判定処理部500により、標準パターンと画像データとのパターンマッチングを用いて、標準パターンとの特徴量の差が所定量よりも小さい顔領域が複数検出される。図9の場合、人物Aと人物Bの顔領域が検出される。人物Cの顔は横顔であるため、顔領域とはみなされない。
ステップS1401では、顔領域判定処理部500が、画像データ全体を顔検出対象領域として、中心座標が顔検出対象領域内にある顔領域を抽出する。図9の場合、顔領域判定処理部500は、人物Aの顔領域と人物Bの顔領域との両方を抽出する。
ステップS1402では、顔検出判定処理部500が、顔領域の抽出結果を顔領域判定処理部500から受ける。顔検出判定処理部500は、ステップS1401で抽出された複数の顔領域から、標準パターンとの特徴量の差Absが所定量Tp1よりも小さい顔領域を抽出する。図9の場合、顔検出判定処理部500は、人物Aの顔領域と人物Bの顔領域とを抽出する。また、顔検出判定処理部500は、抽出された顔領域の数をカウントする。図9の場合、顔検出判定処理部500は、抽出された顔領域の数を2とカウントする。
ステップS1403では、顔検出判定処理部500が、抽出された顔領域の数が0より大きいか否かを判断する。顔検出判定処理部500は、抽出された顔領域の数が0より大きいと判断した場合(Y)、処理をステップS1404へ進め、抽出された顔領域の数が0より以下であると判断した場合(N)、処理をステップS1407へ進める。
ステップS1404では、顔検出判定処理部500が、複数の顔領域のそれぞれをその大きさ(画素数)により3つのタイプのいずれかに分類する。また、顔検出判定処理部500は、3つのタイプについて優先度を予め定めておく。
具体的には、顔検出判定処理部500は、その大きさが第1の閾値Th1より小さい顔領域を“小”タイプに分類する。顔検出判定処理部500は、その大きさが第1の閾値Th1以上であって第2の閾値Th2より小さい顔領域を“中”タイプに分類する。顔検出判定処理部500は、その大きさが第2の閾値Th1以上である顔領域を“大”タイプに分類する。顔検出判定処理部500は、優先度を“大”タイプ>“中”タイプ>“小”タイプに定めておく。図9の場合、顔検出判定処理部500は、人物A,Bの顔領域のそれぞれのサイズSizeA,SizeBについて、Th1<SizeA<SizeB<Th2と判断し、ともに“中”タイプに分類する。
ステップS1405では、顔検出判定処理部500が、3つのタイプの分類における要素がある分類のうち、最も優先度が大きな分類を選択する。図9の場合、顔検出判定処理部500は、“中”タイプの分類を選択する。“中”タイプの要素は、人物Aの顔領域と人物Bの顔領域とである。
ステップS1406では、顔検出判定処理部500が、ステップS1405で選択された分類に属する複数の顔領域の中心座標のうち、画像データの中心座標に最も近いものを判定する。顔検出判定処理部500は、判定した中心座標を有する顔領域を主顔領域であると判定する。図9の場合、顔検出判定処理部500は、“中”タイプに分類された人物A及び人物Bの顔領域のうち、画像データの中心CPに最も近い人物Aの顔領域が主顔領域であると判定する。これに応じて、画像データにおいて、人物Aの顔には、主顔領域を示す主顔領域枠FR1が表示される。
このように、フレーミング状態では、第1の主顔判定処理により撮像装置100が主顔を自動的に判定し、リアルタイムに主顔領域枠FR1の表示位置が更新されていく。
例えば、図10のように、人物Cがカメラの方向を向くと、人物Cが主顔と判定される。(人物Cの顔領域サイズをSizeCとした時にTh1<SizeA<SizeB<Th2<SizeCであるとする。)
あるいは、図11のように、人物Cに加えて人物Aが横を向いてしまうと、人物Bの顔領域が主顔領域として判定される。
このように主顔(主被写体)を自動的に判定する撮像装置により複数の人物が撮影範囲内に存在するような被写界を撮像すると、各人物の顔(各被写体)の移動に応じて、主顔領域(主被写体領域)が切り替わる。
従来では、ユーザが人物Aを主被写体に撮影するために図9の状態で第1のスイッチSW1を押下した後、撮影用に連続的にAF/AE評価値を取得している期間に主顔領域が図10のように人物Cの顔領域に移動することがある(主顔領域枠FR2参照)。あるいは、図11のように人物Bの顔領域に移動することがある(主顔領域枠FR3参照)。この場合、人物Aの顔領域からAF/AE評価値を取得したいというユーザの意図に反して、図10の場合に人物Cの顔領域からAF/AE評価値を取得してしまい、図11の場合に人物Bの顔領域からAF/AE評価値を取得してしまう。このように、ユーザの意図通りの人物に適正な露出及び焦点合わせができないことがある。
本実施形態では、ユーザが第1のスイッチSW1を押下した時点で、主顔判定モードを切り替えて(図3に示すステップS144参照)、以降は、第2の主顔判定処理により主顔領域を判定する。この第2の主顔判定処理について、図15を用いて説明する。
逐次、顔検出判定処理部500により、標準パターンと画像データとのパターンマッチングを用いて、標準パターンとの特徴量の差が所定量よりも小さい顔領域が複数検出される。図9の場合、人物Aと人物Bの顔領域が検出される。人物Cの顔は横顔であるため、顔領域とはみなされない。
ステップS1501では、顔領域判定処理部500が、画像データ全体から、各顔領域の特徴量と前回の主顔領域の特徴量の差が閾値α未満である顔領域を抽出する。これにより、前回の主顔領域に特徴が近い顔領域に対象を絞ることができる。図9の場合、顔領域判定処理部500は、人物Aの顔領域と人物Bの顔領域とを抽出する。また、顔領域判定処理部500は、抽出された顔領域の数をカウントする。図9の場合、顔領域判定処理部500は、抽出された顔領域の数を2とカウントする。
ステップS1502では、顔領域判定処理部500が、抽出された顔領域の数が0より大きいか否かを判断する。顔領域判定処理部500は、抽出された顔領域の数が0より大きいと判断した場合(Y)、処理をステップS1503へ進める。
ステップS1503では、顔領域判定処理部500が、抽出した顔領域のうち、顔領域の中心座標が顔検出対象領域の顔領域かどうかを判定する。ここで、顔検出対象領域は、前回の主顔検出領域を含む領域であって画像データにおける一部の領域である近傍領域とする。図12の場合、前回の主顔領域の中心座標を(x,y)、主顔領域のサイズが水平H/垂直Vであったとすると、(x−H,y−V)、(x+H,y+V)、(x+H,y−V)、(x−H,y+V)を4頂点とする矩形領域を顔検出対象領域DR1とする。
顔領域判定処理部500は、顔検出対象領域DR1にステップS1501で抽出した顔領域が含まれている場合(Y)、処理をステップS1504へ進め、含まれていない場合(N)、処理をステップS1505へ進める。
ステップS1504では、顔領域判定処理部500が、顔検出対象領域に含まれている1以上の顔領域を、主顔領域の候補として抽出する。
一方、顔領域判定処理部500は、抽出された顔領域の数が0より以下である、すなわち、画像データ全体において前回の主顔領域の特徴量の差が閾値α未満である顔領域がないと判断した場合(N)、処理をステップS1506へ進める。
そして、顔領域判定処理部500は、検出された全ての顔領域のうち、顔領域の中心座標が顔検出対象領域DR1に含まれている顔領域を抽出する(ステップS1506)。また、顔領域判定処理部500は、抽出された顔領域の数をカウントする。
顔領域判定処理部500は、抽出された顔領域の数が0以下である、すなわち、ステップS1506にて顔領域が抽出されなかった場合(ステップS1507)、前回の主顔領域を新たに主顔領域として判定する(ステップS1508)。
顔領域判定処理部500は、抽出された顔領域の数が0より大きい、すなわち、ステップS1506にて顔領域が抽出された場合(ステップS1507)、処理をステップS1505へ進める。
ステップS1505では、顔領域判定処理部500が、主顔領域の候補として抽出した1以上の領域から、前回の主顔の特徴量との差が最も小さい特徴量を有する顔領域を主顔領域と判定する。あるいは、顔領域判定処理部500は、直前のステップS1503で含まれていない(N)と判断した場合、ステップS1501で抽出した顔領域から、前回の主顔の特徴量との差が最も小さい特徴量を有する顔領域を主顔領域と判定する。あるいは、顔領域判定処理部500は、直前のステップS1507で顔領域が抽出された(Y)場合、ステップS1506で抽出した顔領域から、前回の主顔の特徴量との差が最も小さい特徴量を有する顔領域を主顔領域と判定する。
このように、前回の主顔領域を基にした第2の主顔判定処理を用いて判定することにより、図9の状況で主被写体を人物Aとして第1のスイッチSW1がオンした後、人物Aの顔領域を逐次的に主顔領域としてAF/AE評価値取得を行う。
例えば、図12のように人物Aが移動することにより、人物Aの顔領域が第1のスイッチSW1がオンした時点(図9の主顔領域枠FR1参照)からずれても(図12の主顔領域枠FR3参照)、その移動に追従して評価値を取得できる。
あるいは、例えば、図12のように、従来であれば主顔と判定されるべき人物Cが新たに検出された場合でも、ユーザが意図した人物Aの顔領域を主顔領域として判定でき、人物Aの顔領域から評価値を取得できる。
あるいは、例えば、図13のように、人物Aが横をむいてしまった場合でも、ユーザが意図した人物Aの顔領域を主顔領域として判定でき、人物Aの顔領域から評価値を取得できる。
以上のように、ユーザが第1のスイッチSW1をオンさせずにフレーミングしている期間に、撮像装置が主顔領域を自動的に判定してその表示画面に主顔領域を示す主顔領域枠を表示する。そして、ユーザが目標人物の顔に主顔領域枠が表示された時点で第1のスイッチSW1をオンさせた場合には、画面内に複数の人物が存在する場合でもユーザが意図した人物の顔の動きに追従するような主顔判定処理を行うことにより主顔領域を判定する。これにより、評価値を取得するための指示を受け付けた後にユーザの意図した被写体が画角内で移動した場合であっても、ユーザの意図した被写体に対する適正な評価値を得て、それにより適正な制御処理(AE/AF制御処理など)を行うことができる。
次に、上述した各実施形態の機能を実現するためのプログラムについて説明する。
上述した各実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させ、その各種のデバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対して上述した各実施形態の機能を実現させるソフトウェアのプログラムコード(プログラム)を供給する。
そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に(ソフトウェア的に又はハードウェア的に)格納されたプログラムにしたがって上記の各種のデバイスを動作させるようにしたものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、上記のソフトウェアのプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになる。
また、そのプログラム自体、及びそのプログラムのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記憶媒体も、本発明の範疇に含まれる。
かかるプログラムを記憶する記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、供給されたプログラムをコンピュータが実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけではない。
例えば、そのプログラムがコンピュータにおいて稼動しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーション等と協働して上述の実施形態の機能を実現させる場合にも、かかるプログラムは、本発明の範疇に含まれる。
さらに、供給されたプログラムは、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納される。
そして、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも、かかるプログラムは、本発明の範疇に含まれる。
なお、記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカード、ハードディスク等でもよい。あるいは、記録媒体200及び210は、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていてもよい。
また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であってもよい。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としてもよい。
そして、実施形態の説明においては、記録媒体200及び210は撮像装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が撮像装置100に固定したままとなっていてもよい。
また、撮像装置100に記録媒体200或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。
そして、撮像装置100に記録媒体200及び210が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの組み合わせの構成であってもよい。
また、フラッシュ装置400は撮像装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、フラッシュ装置400が撮像装置100に固定したままとなっていても勿論問題ない。
そして、複数のフラッシュ装置400が、個々に撮像装置100と接続可能及び或いは固定したままの状態となる構成であっても問題ない。
本発明の実施形態に係る撮像装置100の構成を示す図。 実施形態に係る撮像装置100の動作における主ルーチンのフローチャート。 実施形態に係る撮像装置100の動作における主ルーチンのフローチャート。 実施形態に係る撮像装置100の動作における主ルーチンのフローチャート。 焦点調節・測光処理の詳細を示すフローチャート。 露光処理の詳細を示すフローチャート。 ダーク取り込み処理の詳細を示すフローチャート。 現像処理の詳細を示すフローチャート。 画像表示部28の画面の表示例を示す図。 画像表示部28の画面の表示例を示す図。 画像表示部28の画面の表示例を示す図。 画像表示部28の画面の表示例を示す図。 画像表示部28の画面の表示例を示す図。 第1の主顔判定処理を示すフローチャート。 第2の主顔判定処理を示すフローチャート。
符号の説明
100 撮像装置
500 顔領域判定処理部

Claims (9)

  1. 複数の被写体を撮像して前記複数の被写体の像を含む画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像手段により生成された前記画像データから、前記複数の被写体に対応した複数の被写体領域を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された複数の被写体領域から、主被写体領域を判定する判定手段と、
    前記画像データに応じた画像に重なるように、前記主被写体領域の位置を示すオブジェクトを表示部に表示させる表示制御手段と、
    評価値を取得し、取得した評価値に基づく制御処理を行う動作制御手段と、
    評価値を取得するための第1の指示と撮影処理を行うための第2の指示とをそれぞれ受け付ける入力手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、前記第1の指示を受ける前に、前記複数の被写体領域から選択した被写体領域を主被写体領域として判定し、前記第1の指示に応じて、前記主被写体領域に含まれるべき被写体を確定して、確定した被写体に対応した被写体領域を主被写体領域として逐次的に判定し、
    前記動作制御手段は、前記第1の指示に応じて、前記判定手段により判定された前記主被写体領域から評価値を取得し、前記第2の指示に応じて、取得した評価値に基づく制御処理を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定手段は、前記第1の指示に応じて、前記抽出手段により抽出された前記複数の被写体領域から、直前に判定した主被写体領域の特徴量との差が閾値以下でありかつ最も小さい特徴量を有する被写体領域を、前記確定した被写体に対応した主被写体領域として判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段は、前記第1の指示に応じて、前記抽出手段により抽出された前記複数の被写体領域から、直前に判定した主被写体領域に最も近くに位置する被写体領域を、前記確定した被写体に対応した主被写体領域として判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記抽出手段は、前記第1の指示に応じて、前記判定手段により直前に判定された主被写体領域を含む領域であって前記撮像手段により直前に生成された前記画像データにおける一部の領域である近傍領域から、1以上の被写体領域を抽出し、
    前記判定手段は、前記抽出手段により抽出された前記1以上の被写体領域から、前記確定した被写体に対応した主被写体領域を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記抽出手段は、前記判定手段により直前に判定された主被写体領域の大きさに基づいて、前記近傍領域を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記判定手段は、前記第1の指示に応じて、前記抽出手段により抽出された前記複数の被写体領域から、直前に判定した主被写体領域の特徴量との差が最も小さい特徴量を有する被写体領域を、前記確定した被写体に対応した主被写体領域として判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段は、前記第1の指示に応じて、主被写体領域が得られなかった場合、直前に判定した主被写体領域を新たに主被写体領域として判定する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記複数の被写体のそれぞれは、人物の顔である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記動作制御手段は、前記第1の指示に応じて、取得した評価値を、露出制御、焦点調節、フラッシュプリ発光制御、及びホワイトバランス制御の少なくとも1つに用いる
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
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WO2023063520A1 (ko) * 2021-10-14 2023-04-20 삼성전자 주식회사 전자 장치 및 전자 장치에서 촬영 기능을 수행하는 방법

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