JP2010021213A - シールドケース及び高周波機器 - Google Patents

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孝充 淡野
Tatsuya Tokunaga
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Abstract

【課題】シールドフレームと、シールドカバーとの間の電気的な接続を強化することによって、EMI(Electro Magnetic Interference)性能の向上を得る。
【解決手段】基板10に取り付けられたデバイス11を囲うシールドフレーム20を基板10の接地電位である電極に固着して、接地電位におく。そして、シールドフレーム20を覆うシールドカバー30と、シールドカバー30の上に置かれる板金40とを押着してEMI性能の向上を得る際、シールドカバー30の4隅及び中央部に設けられた切り起こし部33に設けられた舌片によって、シールドフレーム20とシールドカバー30との電気的接続と、板金40とシールドカバー30との電気的接続とを行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、シールドケース及び高周波機器に係り、特に、電磁波の不要輻射の削減に関する。
移動通信装置などで、電子信号を扱うデバイスから輻射される不要な電磁波の削減(以後、EMI(Electro Magnetic Interference)性能の向上と称する。)が求められる。なお、デバイスが必ずしも高周波信号を扱わない場合であっても、デバイスがデジタル信号を扱う場合、デジタル信号は高周波成分を含むので電磁波の輻射を伴うことがある。そこで、デバイスを接地されたシールドフレームで囲い、シールドフレームの開口部をシールドカバーで覆う構成が知られている。
また、シールドフレームの開口部を隔てて対向又は隣接する複数の辺の間に橋渡し部を設け、シールドカバーの内側の、その橋渡し部に対応する部分に突出部を設けることによって、シールドフレームと、シールドカバーとをそれぞれの橋渡し部と、突出部を介して電気的に接続させ、EMI性能を向上させる構成が知られている。
シールドフレームと、シールドカバーとの電気的な接続を、それぞれに設けられた橋渡し部と、突出部とを介して行なわせることにより、シールドフレームの略中央部と、シールドカバーの略中央部とで行なわせることができる。そこで、シールドカバーのどの位置からもシールドフレームの接地点までの距離を所定の範囲以内とすることができ、EMI性能の向上に効果があることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−217294号公報(第2−3頁、図1、図2、図3)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、シールドフレームと、シールドカバーとの間の電気的な接続が必ずしも充分ではなく、EMI性能の向上が得られない可能性がある問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、シールドフレームと、シールドカバーとの間の電気的な接続を強化することによって、EMI性能の向上を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のシールドケースは、基板に取り付けられた電子デバイスを取り囲んでその基板の接地電位に接続されて固着されるシールドフレームと、前記シールドフレームの開口部を覆って押着されるシールドカバーと、前記シールドカバーの前記シールドフレームの開口部に面する面と反対の面に押着される板金とからなり、前記シールドカバーは、前記シールドフレームに押着された状態でそのシールドフレームの開口縁部と電気的に接続され、かつ、前記板金が押着された状態でその板金と電気的に接続される切り起こし部を備えることを特徴とする。
また、本発明の高周波機器は、基板と、前記基板に取り付けられた電子デバイスと、前記基板に取り付けられたデバイスを取り囲んで前記基板の接地電位に接続されて固着されたシールドフレームと、前記シールドフレームの開口部を覆って押着されたシールドカバーと、前記シールドカバーの前記シールドフレームの開口部に面する面と反対の面に押着された板金とを具備し、前記シールドカバーは、前記シールドフレームの開口縁部と電気的に接続され、かつ、前記板金と電気的に接続された切り起こし部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シールドフレームと、シールドカバーとの間の電気的な接続を強化することによって、EMI性能の向上を得ることができる。
以下に、本発明によるシールドケース及び高周波機器の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、各図は、各図に記載された各部の理解を容易にするため、必ずしも図中の各部に同じ縮尺を施してはいない。例えば、後述するシールドフレームと、シールドカバーとの大きさの差を強調して記載し、また、切り起こし部を大きく記載している。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるシールドケースが適用された、本発明の第1の実施形態に係わる高周波機器の外観を示す斜視図である。この高周波機器は、基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40とを備え、電子信号を扱うデバイス11が基板10の第1の面に、例えば、はんだ付けによって固着されて取り付けられている。図1は、基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40とが固着又は押着される前の状態を示す。
基板10の第1の面の側に、シールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40とが、この順で基板10により近く位置している。そして、シールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40とが基板10の第1の面に接近する方向に移動され、固着又は押着されることによって、組み立てられた高周波機器となる。
なお、以後、図1に示すように、基板10が水平に置かれ、基板10の第1の面は上面であるとして説明する。即ち、基板10から上方向にシールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40とが、この順で位置するとして説明する。
シールドフレーム20と、シールドカバー30とは、シールド効果がある、即ち、導電性がある材質からなり、シールドフレーム20は、導電性に加えて、はんだ付けが可能であり、シールドカバー30は、導電性に加えて、弾性を有する材質からなる。これらの性質を満たす材質として、例えば、ステンレス鋼がある。
シールドフレーム20は、デバイス11を囲う位置に固着され、基板10と略垂直であり、塀状の側板部21と、側板部21の上部内側に、基板10と平行に位置する平行板部22とからなる。平行板部22は、シールドフレーム20の上部内側を全てを塞ぐものではなく、シールドフレーム20の上部は、四辺形の形状の開口部であり、平行板部22は、開口部の一部に存在する。なお、側板部21と、平行板部22とは、一体成型されている。また、側板部21の数ヶ所に、貫通穴又は外側に凹部(図示せず)を設ける。なお、この凹部に貫通穴があっても良い。
側板部21は、少なくともその4隅の近くで基板10の接地電極とはんだ付けによって固着される。及び/又は、貫通穴又は凹部の近くで基板10の接地電極とはんだ付けによって固着される。はんだ付けによる固着は、当然に併せて電気的な接続を意味する。
平行板部22は、側板部21から所定の範囲に位置する縁部23と、側板部21の相対する2辺の略中央の縁部23同士を接続する2つの橋渡し部24と、橋渡し部24の一部であって、2つの橋渡し部24が交差する幅広部25とからなる。橋渡し部24は、線状又は帯状であり、幅広部25は、線状である橋渡し部24の太さや、帯状である橋渡し部24の幅と比較して、大きい長さの4辺を有する四辺形である。
シールドカバー30は、シールドフレーム20を外側から覆う構造であり、シールドフレーム20の側板部21と略同じ形で、シールドフレーム20の側板部21を覆う大きさの側板部31と、側板部31のシールドフレーム20から遠い辺の全てと接続され、側板部31の内部の略全てを覆う天板部32とからなる。側板部31と、天板部32とは、一体成型されている。
側板部31の数ヶ所であって、シールドカバー30が、シールドフレーム20を外側から覆った際、シールドフレーム20の側板部21に設けられた貫通穴又は凹部と対応する位置に、内側へ向けた凸部(図示せず)を設ける。シールドカバー30を、シールドフレーム20を覆うようにシールドフレーム20へ押着すると、シールドフレーム20の側板部21に設けられた貫通穴又は凹部にこの凸部がはまるので、シールドカバー30と、シールドフレーム20との少なくとも機械的な組み立ては容易である。
また、この貫通穴又は凹部にこの凸部がはまることによって、シールドカバー30と、シールドフレーム20と電気的な接続も、必ずしも充分な接続ではない可能性はあるものの、容易に行なわれる。更に、シールドフレーム20は、貫通穴又は凹部の近くで基板10の接地電極とはんだ付けによって固着されることによって、必ずしも充分な向上ではない可能性はあるものの、シールドカバー30によるEMI性能の向上を得ることができる。
なお、この貫通穴又は凹部と、この凸部とは、点状であると限るものではない。水平方向の溝状であっても良い。また、シールドフレーム20の側板部21に凸部を設け、シールドカバー30の側板部31に貫通穴又は凹部を設けても良い。
更に、貫通穴又は凹部と、凸部とを設けない構成としても良い。これらを設けない構成とすれば、これらを設ける工程が不要になり、製造に要する時間の短縮と、コストの削減が可能である。なお、上記説明した貫通穴又は凹部と、凸部とによらずにシールドカバー30と、シールドフレーム20との機械的な組み立てを行なうことは、例えば、接着剤によって可能であることは、言うまでもない。
天板部32の4隅の近くと、天板部32の略中央には、切り起こし部33が設けられている。切り起こし部33は、シールドカバー30がシールドフレーム20を覆った際、シールドフレーム20の縁部23又は幅広部25と相対する部分に設けられる。そして、シールドカバー30と、シールドフレーム20とが押着されることによって、シールドカバー30と、シールドフレーム20とは、切り起こし部33を介して電気的に接続される。切り起こし部33の詳細は、後述する。
シールドカバー30の天板部32は、上部から板金40が押着されることによって、シールドカバー30と、板金40とは、切り起こし部33を介して電気的に接続される。板金40は金属であり、板金40が接地電位に置かれない場合、板金40は電磁波の二次放射源となる可能性があるが、板金40が接地電位に置かれることにより、EMI特性の向上に効果がある。なお、板金40は、例えば、入力装置(図示せず)のキー下板金であっても良く、電池(図示せず)の下板金であっても良い。
板金40の大きさは、より大きい程EMI特性の向上が得られるが、少なくとも全ての切り起こし部33と押着される大きさが望ましい。この大きさであると、シールドカバー30の天板部32と、板金40との押着が全ての切り起こし部33によって略同じ力で行なわれ、更には、シールドカバー30と、シールドフレーム20とが押着が全ての切り起こし部33に略同じ力で行なわれるので、板金40、シールドカバー30及びシールドフレーム20の相互の安定した電気的接続が得られ、EMI特性の向上が得られる。
図2は、第1の実施形態に係る組み立てられる前のシールドフレーム20と、シールドカバー30との外観図を示し、図2(a)はシールドフレーム20の天面図、図2(b)はシールドカバー30の天面図である。
このシールドフレーム20の天面である平行板部22は、周囲は四辺形であり、その4辺の内側には、所定の幅の縁部23が設けられている。そして、相対する2つの辺の略中央間を接続する橋渡し部24が設けられ、2つの橋渡し部24が交わる部分、即ち、平行板部22の略中央には、幅広部25が設けられている。幅広部25は、略四辺形状であり、その辺の長さは、橋渡し部24の幅に比較して大きい。そこで、幅広部25は、橋渡し部24に比較して、機械的強度が高い。なお、縁部23は、シールドフレーム20の側板部21に近いので、橋渡し部24に比較して、機械的強度が高い。
このシールドカバー30の天面である天板部32は、どの部分も一様な四辺形状の板であるが、四辺形の4つの隅と、略中央部とに切り起こし部33が設けられている。切り起こし部33は、天板部32をコの字形に切り欠いて、切り欠き残されることによって形成された略四辺形の形状の舌片を、その舌片の略根元から上方向へ折り曲げ、更に、その舌片の根元と先端との中間部、例えば、根元と先端との中央部を下方向へ折り曲げた構造である。
ここで、切り欠きは、コの字形と限るものではない。例えば、くの字形に切り欠くことによって、形成される舌片は、略三角形の形状であるとしても良い。なお、以後、説明を簡明にするため、上記のように形成された舌片を、切り欠きによって形成された舌片であると説明する。切り起こし部33については、後で更に説明する。
なお、切り起こし部33は、上述のような舌片を有するものであれば良く、その舌片は、必ずしも切り欠きによって形成される必要はない。例えば、舌片を天板部32に固着して形成されても良い。固着によって形成される場合、天板部32に切り欠きが生じないので、EMI性能の向上を得る効果が得られる。しかし、天板部32の厚さに舌片の厚さ、及び、固着、例えば、溶接に要する厚さが加わり、機器の小型化に反する可能性がある。また、天板部32に加えて、舌片を成型する工程と、溶接する工程とが必要である。
図3は、基板10と、シールドフレーム20とが組み立てられ、シールドカバー30は組み立てられる前の基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との概要を示し、図3(a)は基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との側面図、図3(b)は基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との図2に示すA−A線断面図である。
図3に示すように、基板10と、シールドフレーム20とが固着によって組み立てられて、側面は、基板10の四辺形と、シールドフレーム20との四辺形がつながった形状である。シールドカバー30は、組み立てられる前であり、四辺形の形状であり、上面の両端及び略中央に切り起こし部33の舌片が略根元から上方向へ折り曲げられ、次いで、舌片の中間部で下方向へ折り曲げられている。なお、切り起こし部33の舌片は、その舌片の略根元から下方向に折り曲げられ、更に、その舌片の根元と先端との中間部、例えば、根元と先端との中央部を上方向へ折り曲げた構造であっても良い。
A−A線断面図に示すように、シールドフレーム20は、相対する2つの側板部21で基板10から立ち上がり、側板部21の上部先端から所定の長さの縁部23が水平に内側に向かう。そして、左右の2つの縁部23の間の略中央には、橋渡し部24がある。また、シールドカバー30は、相対する2つの側板部31の上部先端から水平方向の位置に、かつ、その先端の近くにそれぞれ切り起こし部33が設けられている。
また、2つの切り起こし部33と離れて、かつ、2つの側板部31の上部先端の高さに天板部32が設けられている。ここで、切り起こし部33の舌片の中間部は、天板部32より上にあり、切り起こし部33の舌片の先端は、天板部32よりやや下にある。しかし、これに限るものではなく、切り起こし部33の舌片の先端は、天板部32より上にあっても良く、天板部32と同じ高さにあっても良い。
図4は、シールドカバー30がシールドフレーム20に押着されて組み立てられた後の概要を示し、図4(a)は、組み立てられた後のシールドフレーム20と、シールドカバー30との天面図、図4(b)は、基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40とが組み立てられた後のA−A線断面図である。
組み立てられた後のシールドフレーム20と、シールドカバー30との天面図は、図2(b)に示す組み立て前のシールドカバー30との天面図と類似している。相違点は、5つの切り起こし部33の切り欠かれたコの字形の部分であって、シールドカバー30の下に位置するシールドフレーム20の一部が現れていることである。即ち、シールドカバー30の4隅近くに設けられた切り起こし部33の切り欠かれた部分を通してシールドフレーム20の縁部23が、略中央に設けられた切り起こし部33の切り欠かれた部分を通してシールドフレーム20の幅広部25が現れている。
組み立てられた後、図4(b)のA−A線断面図に示すように、シールドカバー30の4隅に設けられた切り起こし部33の切り欠きによって形成された舌片の中間部は、板金40によって押着され、その結果、その舌片の先端部は、下方向への移動する力が加わることによってシールドフレーム20の縁部23に押着され、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とがされる。
なお、シールドカバー30の略中央部に設けられた切り起こし部33の切り欠きによって形成された舌片の中間部は板金40によって押着され、その舌片の先端部はシールドフレーム20の幅広部25に押着され、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とがされる(図示せず)。
ここで、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とは、それぞれの切り起こし部33に形成された舌片で行なわれるので、2つの接続が行なわれる場所の間の距離は短い。この距離が短いことにより、高周波電流がシールドカバー30を流れる距離を短くすることができ、EMI性能を向上させる効果が得られる。
更に、既に説明したように、切り起こし部33の舌片の先端部が押着されるシールドフレーム20の縁部23は、シールドフレーム20の4隅に近い。そして、この4隅近くでシールドフレーム20の側板部21は基板10の接地電極に電気的に接続されるので、EMI性能を向上させる効果が得られる。
なお、切り起こし部33の舌片の板金40と接触する部分と、その舌片のシールドフレーム20と接触する部分とは、線状ではなく、点状であること、又は、短い線状であることが好ましい。長い線状である場合、その線の全体が平均して接触することはなく、その線のいずれかの点で主に接触され、電気的接続が行なわれる。しかし、その点は、高周波機器毎のばらつきが避けられず、その結果、高周波機器のEMI性能にばらつきが生じるからである。
シールドカバー30に設けられる切り起こし部33の数は、多ければ多い程、電気的接続によるEMI性能の向上が得られる。しかし、切り起こし部33は、切り欠きを伴い、切り欠かれた部分からの高周波の漏洩が皆無ではない。そこで、切り起こし部33の数は、以下に説明するように切り起こし部33を設ける位置を勘案の上、数個程度が適切である。
天板部32のいずれの位置に切り起こし部33を設けるかは、以下のように決定される。まず、天板部32の略中央に設けることが良い。天板部32のどの位置からもシールドフレーム20の接地点までの距離を所定の範囲以内とすることができるからである。
しかし、シールドフレーム20の4隅に切り起こし部33が設けられる場合、天板部32の略中央に切り起こし部33を設けることは必須ではない。その4隅の切り起こし部33によって、天板部32のどの位置からもシールドフレーム20の接地点までの距離を所定の範囲以内とすることができるからである。
次に、シールドフレーム20の接地点の近くに設けることが良い。以上の説明では、シールドフレーム20の4隅において側板部21が基板10の接地電極にはんだ付けされるとしたので、切り起こし部33は、天板部32の4隅に設けられるとした。例えば、シールドフレーム20の4辺の中央において、側板部21が基板10の接地電極にはんだ付けされる場合、切り起こし部33は、天板部32の4辺のそれぞれ中央に設けることが良い。
また、板金40及びシールドフレーム20の押着によって加わる圧力は、全ての切り起こし部33に均等にかかるように、切り起こし部33は、対称な位置に設けられることが良い。圧力が均等にかからない場合、圧力が小さい切り起こし部33において、充分な電気的接続が行われない恐れがあるからである。また、板金40が、天板部32との平行な位置を保てない恐れがあり、板金40が入力装置のキー下板金である場合、キーの不揃いな浮き上がりが発生する恐れがある。
ただし、シールドカバー30外の特定の方向、例えば、高周波機器に含まれるアンテナ(図示せず)が設置された方向に対するEMI性能の向上が特に求められる場合、切り起こし部33を対称でない位置に設けても良い。
なお、上記圧力は、切り起こし部33の舌片にかかる。そこで、舌片の反発力が板金40及びシールドフレーム20に均等にかかり、かつ、板金40及びシールドフレーム20の水平方向の移動を招かないことが良い。図2(b)に示す例では、シールドカバー30の天板部32の左の2つの切り起こし部33の舌片は右方向を指し、右の2つの切り起こし部33の舌片は左方向を指しているのは、この舌片の反発力が板金40及びシールドフレーム20の水平方向の移動を招かないためである。しかし、これに限るものではなく、舌片の反発力が板金40及びシールドフレーム20に対称に加わるようにすれば良い。
以上説明したように、橋渡し部24は、平行板部22の4辺のうちの相対する2辺の間に設置され、その結果、幅広部25は、平行板部22の略中央に設けられるとしたが、これに限るものではない。併せて、幅広部25に対応する切り起こし部33が設置される位置は、天板部32の略中央部に限るものではない。
また、シールドカバー30と、シールドフレーム20との電気的接続は、既に述べたように、シールドカバー30に設けられた凸部と、シールドフレーム20に設けられた貫通穴又は凹部との接触によっても得られる。そこで、これらの凸部と、貫通穴又は凹部とが多数設けられている場合、切り起こし部33の数を減らしてもEMI性能を向上させる効果が得られる。また、切り起こし部33が適切に設けられる場合、凸部と、貫通穴又は凹部とを設ける数を減らしてもEMI性能を向上させる効果が得られる。
なお、以上の説明は、切り起こし部33をシールドカバー30に設けるとした。切り起こし部33をシールドフレーム20に設け、及び/又は、板金40に設けても良い。そして、それらの設置場所は、以上説明した切り起こし部33が設置される位置とすることによって、以上説明したようなEMI性能を向上させる効果が得られる。
しかしながら、切り起こし部33をシールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40との少なくとも2ヶ所に設けるより、シールドカバー30に、即ち、1ヶ所に設けることにより、製造に要する時間の短縮と、コストの削減が可能である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係わるシールドケースは、本発明の第1の実施形態に係わるシールドケースと類似し、本発明の第2の実施形態に係わるシールドケースが適用された、本発明の第2の実施形態に係わる高周波機器は、本発明の第1の実施形態に係わる高周波機器と類似しており、相違は、縁部23に代えて縁部23aを備え、切り起こし部33に代えて切り起こし部33aを備えることである。
そこで、その他の部分には同じ符号を付して説明を省略する。更に、縁部23と縁部23aとは同じ目的で設けられるものであり、共通な説明を省略する。また、切り起こし部33と切り起こし部33aとは同じ目的で設けられるものであり、共通な説明を省略する。
図5は、第2の実施形態に係る組み立てられる前のシールドフレーム20と、シールドカバー30との外観図を示し、図5(a)はシールドフレーム20の天面図、図5(b)はシールドカバー30の天面図である。この縁部23aは、第1の実施形態に係る縁部23と比較して、平行板部22の4隅において、大きい。即ち、平行板部22の4辺からの距離が大きい。
このように、縁部23aを大きくすることにより、後述する切り起こし部33aを設ける位置の自由度を上げることができる。また、縁部23aの機械的な強度が増すので、後述する切り起こし部33aの舌片が押着される圧力を増すことによって、より良い電気的接続が可能となる。
シールドカバー30の天面である天板部32の4隅と、略中央部とに切り起こし部33aが設けられている。それぞれの切り起こし部33aは、天板部32の近い位置にある2ヶ所の切り欠きによって形成された2つの舌片からなる。ここで、2つの舌片は反対の方角へ向かうようにし、更に、2つの舌片の一方をその舌片の略根元から上方向へ折り曲げ、他方をその舌片の略根元から下方向へ折り曲げた構造である。切り起こし部33aについては、後で更に説明する。
図6は、基板10と、シールドフレーム20とが組み立てられ、シールドカバー30は組み立てられる前の基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との概要を示し、図6(a)は基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との側面図、図6(b)は基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との図5のB−B線断面図である。
側面図に示すように、シールドカバー30の上面の両端及び中央に設けられた切り起こし部33aの2つの舌片の内、一方が略根元から上方向へ折り曲げられている。更に、B−B線断面図に示すように、切り起こし部33aの2つの舌片の内、他方が略根元から上方向へ折り曲げられている。
図7は、シールドカバー30がシールドフレーム20に押着されて組み立てられた後の概要を示し、図7(a)は、組み立てられた後のシールドフレーム20と、シールドカバー30との天面図、図7(b)は、基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40とが組み立てられた後のB−B線断面図である。
組み立てられた後のシールドフレーム20と、シールドカバー30との天面図は、図5(b)に示す組み立て前のシールドカバー30との天面図と類似している。相違点は、5つの切り起こし部33aの切り欠かれた部分であって、切り欠かれた部分を通して、シールドカバー30の下に位置するシールドフレーム20の一部が現れていることである。即ち、シールドカバー30の4隅近くに設けられた切り起こし部33aの切り欠かれた部分を通してシールドフレーム20の縁部23aが、略中央に設けられた切り起こし部33aの切り欠かれた部分を通してシールドフレーム20の幅広部25が現れている。
組み立てられた後、図7(b)のB−B線断面図に示すように、シールドカバー30の4隅に設けられた切り起こし部33aの2つの切り欠きによって形成された2つの舌片の内、一方は板金40と押着され、他方はシールドフレーム20の縁部23aと押着され、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とがされる。
なお、シールドカバー30の略中央部に設けられた切り起こし部33aの2つの切り欠きによって形成された2つの舌片の内、一方は板金40と押着され、他方はシールドフレーム20の幅広部25に押着され、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とがされる(図示せず)。
ここで、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とは、1つの切り起こし部33aの2つの切り欠きによって形成された舌片で行われ、この切り欠きは近い位置で行われるので、2つの接続が行なわれる場所の間の距離は短い。この距離が短いことにより、高周波電流がシールドカバー30を流れる距離を短くすることができ、EMI性能を向上させる効果が得られる。
なお、1つの切り起こし部33aの2つの切り欠きは、相対する方向に向けて設けられ、その結果、2つの舌片は、水平方向にあっては、相対する方向に向けて形成される。そのため、1つの切り起こし部33aの2つの舌片に押着によって加わる圧力による舌片の反発力は、1つの切り起こし部33a内で打ち消しあう。
その結果、その反発力によって板金40及びシールドフレーム20の水平方向の移動を招くことがない。そのため、1つの切り起こし部33aの2つの切り欠きは、相対する方向に向けて設けられれば良く、いずれの方向を向いても良い。また、2つの切り欠きによって形成された舌片は、舌片の根元同士が近く配置されるとしたが、これに限らない。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係わるシールドケースは、本発明の第2の実施形態に係わるシールドケースと類似し、本発明の第3の実施形態に係わるシールドケースが適用された、本発明の第3の実施形態に係わる高周波機器は、本発明の第2の実施形態に係わる高周波機器と類似しており、相違は、切り起こし部33aに代えて切り起こし部33bを備えることである。そこで、その他の部分には同じ符号を付して説明を省略する。更に、切り起こし部33aと切り起こし部33bとは同じ目的で設けられるものであり、共通な説明を省略する。
図8は、第3の実施形態に係る組み立てられる前のシールドフレーム20と、シールドカバー30との外観図を示し、図8(a)はシールドフレーム20の天面図、図8(b)はシールドカバー30の天面図である。
シールドカバー30の天面である天板部32の4隅と、略中央部とに切り起こし部33bが設けられている。それぞれの切り起こし部33bは、天板部32の切り欠きによって形成された舌片の根元と先端との中間部、例えば、中央部に上向きに凸部を設けた構造である。切り起こし部33bについては、後で更に説明する。
図9は、基板10と、シールドフレーム20とが組み立てられ、シールドカバー30は組み立てられる前の基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との概要を示し、図9(a)は基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との側面図、図9(b)は基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30との図8のC−C線断面図である。
側面図及びC−C線断面図は、シールドカバー30の上面の両端及び略中央に設けられた切り起こし部33bの舌片の中間部に上向きに凸部が設けられていることを示す。なお、切り起こし部33bの舌片の中間部に設けられる凸部は、下向きに設けられても良い。
図10は、シールドカバー30がシールドフレーム20に押着されて組み立てられた後の概要を示し、図10(a)は、組み立てられた後のシールドフレーム20と、シールドカバー30との天面図を示し、図10(b)は、基板10と、シールドフレーム20と、シールドカバー30と、板金40とが組み立てられた後のC−C線断面図である。
組み立てられた後のシールドフレーム20と、シールドカバー30との天面図は、図8(b)に示す組み立て前のシールドカバー30との天面図と類似している。相違点は、5つの切り起こし部33bの切り欠かれた部分であって、切り欠かれた部分を通して、シールドカバー30の下に位置するシールドフレーム20の一部が現れていることである。即ち、シールドカバー30の4隅近くに設けられた切り起こし部33aの切り欠かれた部分を通してシールドフレーム20の縁部23aが、略中央に設けられた切り起こし部33bの切り欠かれた部分を通してシールドフレーム20の幅広部25が現れている。
組み立てられた後、図10(b)のC−C線断面図に示すように、シールドカバー30の4隅に設けられた切り起こし部33bの切り欠きによって形成された舌片の中間部に設けられた凸部は、板金40と押着され、その結果、その舌片の先端部は、下方向への移動する力が加わることによってシールドフレーム20の縁部23aに押着され、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とがされる。
なお、シールドカバー30の略中央部に設けられた切り起こし部33bの切り欠きによって形成された舌片の中間部に設けられた凸部は板金40と押着され、その舌片の先端部はシールドフレーム20の幅広部25に押着され、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とがされる(図示せず)。
ここで、板金40とシールドカバー30との電気的接続と、シールドカバー30とシールドフレーム20との電気的接続とは、それぞれの切り起こし部33に形成された舌片で行なわれるので、2つの接続が行なわれる場所の間の距離は短い。この距離が短いことにより、高周波電流がシールドカバー30を流れる距離を短くすることができ、EMI性能を向上させる効果が得られる。
また、第1の実施形態で説明した舌片の折り曲げられた中間部による接続と、凸部による接続とを比較すると、折り曲げは、形成が容易である。一方、凸部による接続は、線状の部分でなく、凸部の頂点で行なわれることによって、より容易にEMI性能を向上させる効果が得られる。
なお、板金40及びシールドフレーム20の押着によって切り起こし部33bに加わる圧力によって舌片に生じる反発力は、板金40及びシールドフレーム20の水平方向の移動を招かないことが良い。図8(b)に示す例では、シールドカバー30の天板部32の左の2つの切り起こし部33の舌片は右方向を指し、右の2つの切り起こし部33の舌片は左方向を指しているのは、この舌片の反発力が板金40及びシールドフレーム20の水平方向の移動を招かないためである。しかし、これに限るものではなく、舌片の反発力が板金40及びシールドフレーム20に対称に加わるようにすれば良い。
(その他の実施形態)
以上説明した第1の実施形態〜第3の実施形態は、適宜組み合わせても良い。例えば、切り起こし部毎に異なる構造であっても良い。また、縁部の形状は、平行板部22の4隅毎に異なる形状であっても良い。
また、以上の説明では、シールドフレーム20の平行板部22の外回りの形状は略四辺形であるとし、それに合わせて、シールドカバー30の天板部32の形状は略四辺形であるとしたが、これに限るものではない。任意の形状であって良く、何らこの発明の適用に支障はない。
以上の説明では、シールドフレーム20の幅広部25は、略四辺形であるとしたが、これに限るものではない。シールドカバー30の天板部32の中央部に設けられた切り起こし部33、33a、33bの舌片との接続が行なわれれば良く、任意の形状、例えば、円形、また、任意の大きさ、例えば、橋渡し部24が交差した大きさで良い。
また、シールドフレーム20の縁部23、23aは、シールドカバー30の天板部32の4隅及び/又は4辺近くに設けられた切り起こし部33、33a、33bの舌片との接続が行なわれれば良く、任意の形状、かつ、任意の大きさで良い。
更に、切り起こし部33、33a、33bの舌片は、シールドフレーム20の橋渡し部24に接続されるとしても良い。この場合、幅広部25及び/又は縁部23、23aは、切り起こし部33、33a、33bの舌片の接続に係わらない部分を欠く構造であっても良い。
以上の説明では、本発明の目的は、EMI性能の向上としたが、これに限るものではない。EMI性能の向上は、同時に外部から送信された電磁波によってデバイスが悪影響を受けることを防ぐ、電磁妨害耐性性能の向上、即ち、EMS(Electro Magnetic Susceptibility)性能の向上を意味する。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の第1の実施形態に係る高周波機器の組み立て前の外観を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る組み立て前のシールドフレームと、シールドカバーとの外観図。 本発明の第1の実施形態に係る組み立て前のシールドフレームと、シールドカバーとの側面図及び断面図。 本発明の第1の実施形態に係る組み立て後のシールドフレームと、シールドカバーとの天面図及び断面図。 本発明の第2の実施形態に係る組み立て前のシールドフレームと、シールドカバーとの外観図。 本発明の第2の実施形態に係る組み立て前のシールドフレームと、シールドカバーとの側面図及び断面図。 本発明の第2の実施形態に係る組み立て後のシールドフレームと、シールドカバーとの天面図及び断面図。 本発明の第3の実施形態に係る組み立て前のシールドフレームと、シールドカバーとの外観図。 本発明の第3の実施形態に係る組み立て前のシールドフレームと、シールドカバーとの側面図及び断面図。 本発明の第3の実施形態に係る組み立て後のシールドフレームと、シールドカバーとの天面図及び断面図。
符号の説明
10 基板
11 デバイス
20 シールドフレーム
21、31 側板部
22 平行板部
23、23a 縁部
24 橋渡し部
25 幅広部
30 シールドカバー
32 天板部
33、33a、33b 切り起こし部
40 板金

Claims (12)

  1. 基板に取り付けられた電子デバイスを取り囲んでその基板の接地電位に接続されて固着されるシールドフレームと、
    前記シールドフレームの開口部を覆って押着されるシールドカバーと、
    前記シールドカバーの前記シールドフレームの開口部に面する面と反対の面に押着される板金とからなり、
    前記シールドカバーは、前記シールドフレームに押着された状態でそのシールドフレームの開口縁部と電気的に接続され、かつ、前記板金が押着された状態でその板金と電気的に接続される切り起こし部を備える
    ことを特徴とするシールドケース。
  2. 前記シールドフレームは、前記開口縁部の前記開口部を隔てて対向又は隣接する複数の辺間に設けられる橋渡し部を更に備え、
    前記シールドカバーは、前記シールドフレームに押着された状態でそのシールドフレームの前記橋渡し部と電気的に接続され、かつ、前記板金が押着された状態でその板金と電気的に接続される切り起こし部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールドケース。
  3. 前記シールドカバーは、複数の前記切り起こし部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールドケース。
  4. 前記切り起こし部は、前記シールドカバーに形成された弾性を有する舌片からなり、
    その舌片は、その舌片の略根元で前記板金が押着される側に折り曲げられ、かつ、その舌片の根元と先端との間の中間部で前記シールドフレームに押着される側に折り曲げられてなる、又は、その舌片は、その舌片の略根元で前記シールドフレームに押着される側に折り曲げられ、かつ、その舌片の根元と先端との間の中間部で前記板金が押着される側に折り曲げられてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールドケース。
  5. 前記切り起こし部は、前記シールドカバーに形成された弾性を有する第1の舌片及び弾性を有する第2の舌片からなり、
    前記第1の舌片は、その第1の舌片の略根元で前記板金が押着される側に折り曲げられ、
    前記第2の舌片は、その第2の舌片の略根元で前記シールドフレームに押着される側に折り曲げられてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールドケース。
  6. 前記切り起こし部は、前記シールドカバーに形成された弾性を有する舌片からなり、
    その舌片は、その舌片の根元と先端との間の中間部に前記板金が押着される側に向く凸部、又は、前記シールドフレームに押着される側に向く凸部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールドケース。
  7. 基板と、
    前記基板に取り付けられた電子デバイスと、
    前記基板に取り付けられたデバイスを取り囲んで前記基板の接地電位に接続されて固着されたシールドフレームと、
    前記シールドフレームの開口部を覆って押着されたシールドカバーと、
    前記シールドカバーの前記シールドフレームの開口部に面する面と反対の面に押着された板金とを具備し、
    前記シールドカバーは、前記シールドフレームの開口縁部と電気的に接続され、かつ、前記板金と電気的に接続された切り起こし部を備える
    ことを特徴とする高周波機器。
  8. 前記シールドフレームは、前記開口縁部の前記開口部を隔てて対向又は隣接する複数の辺間に設けられる橋渡し部を更に備え、
    前記シールドカバーは、前記シールドフレームの前記橋渡し部と電気的に接続され、かつ、前記板金と電気的に接続された切り起こし部を更に備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の高周波機器。
  9. 前記シールドカバーは、複数の前記切り起こし部を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の高周波機器。
  10. 前記切り起こし部は、前記シールドカバーに形成された弾性を有する舌片からなり、
    その舌片は、その舌片の略根元で前記板金が押着された側に折り曲げられ、かつ、その舌片の根元と先端との中間部で前記シールドフレームに押着された側に折り曲げられてなる、又は、その舌片は、その舌片の略根元で前記シールドフレームに押着された側に折り曲げられ、かつ、その舌片の根元と先端との中間部で前記板金が押着された側に折り曲げられてなる
    ことを特徴とする請求項7に記載の高周波機器。
  11. 前記切り起こし部は、前記シールドカバーに形成された弾性を有する第1の舌片及び弾性を有する第2の舌片からなり、
    前記第1の舌片は、その第1の舌片の略根元で前記板金が押着された側に折り曲げられ、
    前記第2の舌片は、その第2の舌片の略根元で前記シールドフレームに押着された側に折り曲げられてなる
    ことを特徴とする請求項7に記載の高周波機器。
  12. 前記切り起こし部は、前記シールドカバーに形成された弾性を有する舌片からなり、
    その舌片は、その舌片の根元と先端との間の中間部に前記板金が押着された側に向く凸部、又は、前記シールドフレームに押着された側に向く凸部を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の高周波機器。
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