JP2010020763A - 一連の序列的に関連している工学シミュレーションのそれぞれにおいて適切な数値精度を有するcae解析解法を選択するシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一連の序列的に関連している工学シミュレーションのそれぞれにおいて適切な数値精度を有する求解器(解法)を選択するシステムおよび方法を、開示する。
【解決手段】本発明の例示的な態様に関しては、一連の序列的に関連している工学シミュレーションは、一続きの有限要素解析を有しており、これにより、構造的な製品を設計および解析する。構造的な製品および工学シミュレーションのタイプを記述する入力ファイルが、受け取られる。それぞれの異なるタイプの工学シミュレーションが、適切な数値精度(つまり単精度または倍精度)を有するどの求解器(解法)が用いられるかを決定するよう、チェックされる。そしてその後、対応する実行可能なモジュール(例えば有限要素解析法ソフトウェアモジュール)が、その工学シミュレーションの解析を行なうために用いられる。工学シミュレーションのすべてがシーケンス全体において行なわれるまで、そのプロセスが繰り返される。
【選択図】図3

Description

本発明は、概して、機械学のコンピュータ支援工学(Computer Aided Engineering (CAE))解析に関し、特に、一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいて適切な数値精度を有するCAE解法(CAEによる求解器)(CAE solver)を選択するシステムおよび方法に関する。
コンピュータ支援工学シミュレーションが、構造体(例えば自動車、飛行機など)の設計のために用いられている。そのようなシミュレーションの多くは、有限要素分析法(Finite Element Analysis (FEA))を用いて行われる。有限要素分析法(FEA)は、複雑な系に関係する工学問題をモデル化して解くために産業において広く用いられる、コンピュータで処理される方法である。FEAの名前は、想定されている対象の幾何学的配置を特定する方法に由来する。現代のデジタルコンピューターの登場により、FEAは、FEAのソフトウェアとして実装されている。FEAソフトウェアは、大まかに2つのタイプに分類することができる。陰解法FEAソフトウェアと陽解法FEAソフトウェアとがそれである。陰解法FEAソフトウェアは、連立一次方程式のシステムを解くために陰解法方程式求解器(implicit equation solver)を用いる。このようなソフトウェアは、一般的に、静的あるいは擬似静的な問題をシミュレートするために用いられる。陽解法FEAソフトウェアは、連立方程式を解くのではなく、それぞれが未知であるものをそれらが連立していないものと仮定して明示的に解く。陽解法FEAソフトウェアは、通常、方法を安定で正確にするために非常に短い解法サイクルすなわち時間ステップを必要とする中央差分時間積分(central difference time integration)を、用いる。陽解法FEAソフトウェアは、一般的に、衝突型イベントなど、動力学が重要である、短期間イベントをシミュレートするために用いられる。
FEAソフトウェアのユーザは、多数の要素(エレメント(element))およびノード(node)を用いて解析される系のFEAモデルを生成する。要素のそれぞれは、系の有限領域を表わす。それぞれの要素内では、未知の量は、要素のドメイン内で単純な形をとると仮定される。陽解法FEAソフトウェアに関しては、その未知の量は、通常、加速度である。陰解法FEAソフトウェアに関しては、その未知の量は、一般的に、変位あるいは他のものである。
要素内の未知のものを単純な形とする仮定によって、そして多くの要素を用いることによって、複雑な挙動を、FEAソフトウェアを用いて長すぎない時間フレーム内でシミュレートすることができる。単純な一の例は、線形バネ(スプリング(spring))要素であり、そのバネは端部に未知の量としての変位を有する。変位フィールドは、スプリングの長さに沿って線形に変化すると仮定される。したがって、バネの変位を解けば、バネに沿ったどの点の変位をも容易に評価することができる。線形のバネ要素に関して、互換性のある歪みおよび応力フィールドは、要素長さにわたって一定であり、端部変位および材料特性から容易に評価される。
未知のものが解かれる要素上の点は、ノードと呼ばれる。線形のバネは、それぞれの端部にノードを有する。もし第3のノードをバネ要素の中間に配置すれば、変位フィールドが二次関数として変化すると仮定することができ、互換性のある歪みおよび応力フィールドが線形となる。共通要素タイプには、体積をモデル化する中実(ソリッド(solid))要素と、曲げに支配される薄いパーツをモデル化する外殻(シェル(shell))要素と、梁状物(ビーム(beam))をモデル化するビーム要素と、骨組構造物(トラス(truss))をモデル化するバネあるいはトラス要素と、がある。それぞれの要素には、材料タイプおよび適切な材料特性が割り当てられる。適切な材料タイプおよび特性を選ぶことによって、金属、プラスチック、泡、土、コンクリート、ゴム、ガラス、液体および他の多くの材料を、モデル化することができる。ユーザは、また、モデルを完成するために、境界条件、負荷および初期条件を指定しなければならない。正確に複雑なシステム動作をシミュレートするには、多くの要素が必要である。例えば、自動車全体の典型的なFEAのモデルは500,000を超える要素で作成される。解析の多くは、最新技術水準のマルチプロセッサ・コンピュータシステムを用いてさえ、演算時間のためだけに、何時間、ときには数日を要することもある。
FEAモデルが定義されると、FEAソフトウェアは、指定された荷重あるいは初期条件で物理的な挙動のシミュレーションを行なうことができる。FEAのソフトウェアは、自動車産業において広範に用いられており、自動車およびエアバッグと相互に作用する乗員ダミー人形に対する前面および側面の衝撃、およびシート状金属からの自動車ボディー部の成形をシミュレートする。このようなシミュレーションは、価値ある洞察をエンジニアに提供し、エンジニアは自動車の安全性を改善することができ、ニューモデルを市場により早く出すことができる。
FEAの進行とともに、関連するイベントのFEA解析が、幾度も幾度も行なわれる。今日、関連するイベントは、個々にシミュレートされる。言いかえれば、それぞれのイベントは、新しいコンピュータ支援シミュレーションを用いて解析される。適切な一続きの解析を行なうことができるようにするためには、技術者あるいはユーザは、関連するイベントのそれぞれの、多くの知識を持たなければならない。特に、知識のうちのいくつかは、他のシミュレーションに使えない、従属的な問題である。したがって、ユーザの知識にあまり依存しない、方法の改善が望ましい。
FEAソフトウェアは、一般的に、コンピュータシステム上で実行される。コンピュータ支援工学解析のほとんどすべてとして、演算は、コンピュータシステムにおいて浮動小数点演算を用いて行なわれる。浮動小数点式のものは、一連の数字(すなわちビット)が実数を表わす数値表現システムを記述する。浮動小数点数の範囲は、仮数部(数の有効数字)の表現および指数に用いられるビット数に依存する。したがって、より多くの桁すなわちビットが実数に用いられるほど、実数の精度を高く保持することができる。
一般に、2つのフォーマットがある。多くの標準(例えばIEEE 754)において定義される単精度および倍精度がそれである。単精度は32ビット(すなわち4バイト)を占めており、24ビット(およそ10の7乗のオーダ)の仮数部の精度を有する。一方、倍精度は、64ビット(すなわち8バイト)を占めており、53ビットの仮数部の精度(およそ10の16乗のオーダ)を有する。
演算の性質に応じて、これらの2つのフォーマットのいずれかを、所望のタスクを達成するために、選択できる。しかしながら、このような選択には、注意が必要である。例えば、陰解法FEAは、連立方程式の系を解くことを要求し、そして、連立方程式の系を解くことは、切り捨て誤差や丸め誤差をもたらす「除算(ディビジョン(division))」を伴う多くの浮動小数点演算を含んでいる。したがって、確実に倍精度を選ぶことは重要である。他方では、陽解法FEAは連立方程式を解くことを要求しない。有効な解を維持しながらより速く実行するために、単精度を用いることもできる。
これらの2つのフォーマットは、コンピュータアーキテクチャーと関係がある。その一方で、有限要素解析法ソフトウェアのユーザの大多数は機械系技術者である。そのため、ユーザは、不適当な数値精度フォーマットを選択することの結果としての意味合いに気付いてない可能性がある。正しくない選択が、しばしば行われてきた。その結果、貴重な演算リソースが無駄になるか、あるいは、正しくない解析結果が得られる。一連の関連する工学シミュレーションが行なわれるときに、シミュレーションのうちのあるものが一方の数値精度で行われると同時にシミュレーションのうちの他のものが他方の数値精度で行なわれるべき場合、この状況はよりひどくなる。
したがって、一連の序列的に関連している工学シミュレーションのそれぞれにおいて適切な数値精度を有する求解器を選択するシステムおよび方法の改良が、さらに望まれよう。
この章は、本発明のいくつかの側面を要約することを目的とし、いくつかの好ましい態様を簡潔に紹介するものである。簡略化あるいは省略が、この章の目的を損なわないよう、行われている場合がある。このような簡略化あるいは省略は、本発明の範囲を制限するものではない。
一連の序列的に関連している工学シミュレーションのそれぞれにおいて適切な数値精度を有する解法(求解器)を選択するシステムおよび方法を、開示する。本発明の一の側面に関しては、一連の序列的に関連している工学シミュレーションは、一続きの有限要素解析を有しており、これにより、構造的な製品を設計および解析する。例えば、自動車パーツの金属成形は、多数の工学シミュレーションを必要とし、これにより、金属成形のいくつかのフェーズを表わす場合がある。a)重力荷重と、b)バインダラッピング(binder wrapping)と、c)パンチ降下(punch lowering)と、d)スプリングバックのためのバインダ・リリース(binder release)と、e)端部の縁成形(エッジフランジング(edge flanging))およびハミング(hamming)と、がそれである。
金属成形プロセスのこれらのフェーズのそれぞれは、異なる機械工学設計考察を必要とする。例えば、重力荷重およびスプリングバックは、倍精度を用いる非線形の静的な陰解法による求解器(解法)を用いて解析されるべき静荷重である。パンチ降下フェーズは、単精度を用いる非線形の陽解法による求解器(解法)を用いて解析されるべきである。一連の工学シミュレーションがより複雑になるにつれ、これらの求解器(解法)選択は、さらに紛らわしくなることになる。手動で求解器(解法)を選択する代わりに、適切な精度を有する適切な求解器(解法)を用いる予め定義されたシーケンスが、ユーザに提供され、これにより、工学シミュレーションの精度を達成することができることを保証する。
本発明の他の側面に関しては、工学シミュレーションの構造的な製品およびタイプを記述する入力ファイルが、受け取られる。それぞれの異なるタイプの工学シミュレーションが、適切な数値精度(つまり、単精度または倍精度)を有するどの求解器(解法)が用いられるかを決定するよう、チェックされる。そしてその後、対応する実行可能なモジュール(例えばFEA解析ソフトウェアモジュール)が、その工学シミュレーションの解析を行なうために用いられる。工学シミュレーションのすべてがシーケンス全体において行なわれるまで、そのプロセスが繰り返される。任意選択的に、一連の序列的に関連している工学シミュレーションを作動させる単一のシミュレーションシーケンスコマンドが、定義される。
本発明の一の態様に関しては、一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいて適切な数値精度を有する有限要素解析法(FEA)の求解器(解法)を選択する方法は、少なくとも
(a)単精度および倍精度でFEA実行可能なモジュールの両方がインストールされたコンピュータシステムにおいて入力ファイルを受け取るステップであって、入力ファイルは、一連の序列的に関連している工学シミュレーションの特定の1つの工学シミュレーションに対するものであるステップと、
(b)受け取られた入力ファイルからシミュレーションタイプを抽出ステップと、
(c)シミュレーションタイプおよびFEAモジュールタイプの予め定義された対応関係に従って単精度および倍精度FEAモジュールのどちらを選択するかを決定するステップと、
(d)一連の序列的に関連している工学シミュレーションのうちの上述の特定の1つのシミュレーションに対して、選択されたFEAモジュールを用いてFEAを行なうステップと、
(e)一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいてすべてのシミュレーションが行なわれるまで、ステップ(a)〜(d)を繰り返すステップと、を備えている。方法は、さらに、前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションを作動させる(工学シミュレーションのトリガとなる)単一の識別名としてのシミュレーションシーケンスコマンドを、入力ファイルにおいて定義するステップを備える。
本発明の他の目的、特徴および利点は、添付した図面を参照し、以下の本発明の実施の形態の詳細な説明を考察することによって明らかとなろう。
本発明のこれらおよび他の特徴、面および利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲および添付した図面を考慮してより理解されよう。図面は次の通りである。
図1は、序列的に関連している工学シミュレーションの例示的なグループを示す図である。 図2Aは、集合的に、序列的に関連している一連の工学シミュレーションの二次元図を示す。 図2Bは、集合的に、序列的に関連している一連の工学シミュレーションの二次元図を示す。 図2Cは、集合的に、序列的に関連している一連の工学シミュレーションの二次元図を示す。 図2Dは、集合的に、序列的に関連している一連の工学シミュレーションの二次元図を示す。 図3は、異なる数値精度を有する2つの実行ファイルがロードされた例示的なコンピュータシステムを示す図である。 図4は、コンピュータシステムにおける単精度の浮動小数点番号の例示的なデータ構造を示す図である。 図5は、コンピュータシステムにおける倍精度の浮動小数点番号の例示的なデータ構造を示す図である。 図6は、一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいて適切な数値精度を有するCAE解析求解器を選択する例示的なプロセスを示すフローチャートである。 図7は、本発明を実行可能な例示的なコンピュータを示す機能ブロック図である。
以下の説明においては、本発明の完全な理解を提供するために、多数の具体的で主要ではない部分まで記述する。しかしながら、本発明をこれらの具体的で主要ではない部分までなくとも実現できることは、当業者にとって明らかであろう。ここでの説明および表現は、当該技術で経験のある者すなわち当業者が最も効果的に彼らの仕事を他の当業者に伝えるために用いる通常の手段である。他の場合では、よく知られている方法、手順、部品および回路類は、本発明の面を不必要に不明瞭にすることを回避するために、詳細には説明しない。
ここで言及する「一の実施形態」あるいは「ある実施形態」は、その実施形態に関して説明される特定の特徴、構造あるいは特性を本発明の少なくとも1つの実施形態にも含ませることができるということを意味する。本明細書においてところどころに現れる語「一の実施形態において」は、必ずしも同じ実施形態をすべて言及しているのではなく、また、他の実施形態とは互いに相容れない別のあるいは代替的な実施形態でもない。さらに、本発明の1つ以上の実施形態を表わすプロセスフローチャートすなわちプロセス図におけるブロックの順序は、いかなる特定の順序を本質的に示すものではなく、また、本発明におけるいかなる限定をも含意するものでもない。
本発明の実施形態を、図1乃至図7を参照して、ここに説明する。しかしながら、当業者には、これらの図面に関してここでなされる詳細な説明が、本発明がこれらの限定的な実施形態を越えて広がっていることの解説的な目的のためのものであることが、容易に分かるであろう。
まず、例示的な一連の序列的に関連している工学シミュレーションをリストしている図1を参照する。例示的な一連のものは、金属成形シミュレーション100である(例えば、シート状金属から自動車パーツを形成する)。金属成形シミュレーション100は、いくつかのフェーズを有する。1)重力荷重102、2)バインダラッピング104、3)パンチ降下106、4)スプリングバック108のためのバインダ・リリース、5)端部の縁成形およびハミング110である。
これらのフェーズのうちのいくつかを、図2A乃至図2Dに示す。対象を三次元とすることができるが、図示の簡略化のため、図2A乃至図2Dに示す図は、二次元の正面図である。重力荷重フェーズ102は、ブランクのシート状金属214が時間t0で図2Aに示すパンチ210とバインダ212との間の金型218上部に位置するときである。ブランクのシート状金属214上の荷重は、ブランク自体の214の質量による重力荷重のみである。重力荷重フェーズ102を、陰解法FEA求解器(解法)を用いてより高い数値精度(つまり倍精度)で、静的な解によって解析することができる。
図2Bは、次のフェーズ−時間t1におけるバインダラッピング104を示す。パンチ210の周囲においてブランク214を押さえつけるよう、バインダ212が包まれる(ラッピングされる)ことが、わかるであろう。このバインダラッピングフェーズ104は、好ましくは、より低い数値精度(つまり単精度)を用いる陽解法FEAを用いて解析される。そしてその後、パンチ210が、時間t2およびt3において図2Cおよび図2Dにそれぞれ示すように、ブランク214へと降下されあるいは押圧される。図2Cに示すように、パンチ210は、その深さの約半分まで降下している。ブランク214が金型218の上部で曲げられていることが、見てとれるであろう。パンチ全体210が、図2Dに示すように、ブランク214まで降下すると、ブランク214は、金型218の所定の形状に成形される。パンチ降下フェーズ106も、また、好ましくは、単精度を有する陽解法FEAを用いて解析される。
そしてその後、金属成形シミュレーション100の次の2つのフェーズ(つまり図示していないスプリングバック108および端部の縁成形110)のFEAの解析が、行なわれる。スプリングバックフェーズ108は、陰解法FEAあるいは陽解法FEAのいずれでも行うことができるが、端部の縁成形110は、陽解法FEAで行われる。これらのシミュレーションは、定義された順に、例えば、重力荷重をバインダラッピングの前に、パンチ降下をスプリングバックの前に、等で、行なわなければならないので、シミュレーションは、序列的に関連づけられている。それぞれのフェーズの終わりにおいて、ブランクのシート状金属214の変形された形状は、次のフェーズに対する入力ファイルにおける新しい幾何学的配置になる。ブランクの214の最終的な幾何学的配置は、生産に望まれる構造的なパーツあるいは構造体に、理想的には、なるはずである。
次に、CAE解析入力ファイル302と、CAE解析ソフトウェアがインストールされたコンピュータ310と、の関係を示す図3を参照する。CAE解析入力ファイル302は、工学シミュレーションにおいて用いられる構造的な製品(例えば、自動車パーツ)の数値表現を有する。入力ファイル302は、一般的に、構造的な製品を表わす有限要素を定義する1セットのノードと、1セットの材料特性と、構造挙動定義する1セットの規則と、などを有する。一般に、シミュレーションの特定タイプも、また、入力ファイルに含まれている。任意選択的に、一連の序列的に関連している工学シミュレーションを作動させる(工学シミュレーションのトリガとなる)単一のシミュレーションシーケンスコマンドを、入力ファイルにおいて、定義することができる。入力ファイル302は、まず、CAEソフトウェアがインストールされたコンピュータ310に読み込まれる。CAEソフトウェアモジュールは、1つ以上のソフトウェアモジュール(例えば、単精度CAE解析モジュール312と倍精度CAE解析モジュール314)を有することができる。追加的な他のタイプのソフトウェアモジュールをコンピュータ310にインストールすることができる、ことを付言しておく。両方の数値精度のモジュールがインストールされてシミュレーションの際に利用可能であるので、一連の序列的に関連する工学シミュレーションを、コンピュータ310上で行なうことができる。
図4は、32ビットの単精度の浮動小数点式の数のデータ構造を示す図であり、一方、図5は、64ビットの倍精度のものである。一般的に、より高い数値精度が、陰解法FEAにおいては、必要である。これにより、十分な数値精度が割り当てられ、その結果、演算の際に発生する切り捨て誤差および丸め誤差に耐える。陽解法FEAにおいては、連立方程式を解くことがなく、したがって、解析を実行するのに単精度バージョンで十分であろう。
本発明の一の実施形態に関して、一連の序列的に関連している工学シミュレーションのそれぞれにおいて適切な数値精度を有するCAE求解器(解法)を選択する例示的なプロセス600のフローチャートを、図6に示す。プロセス600は、ソフトウェアで実行される。
ステップ602において、一連の序列的に関連している工学シミュレーションの第1のシミュレーションの入力ファイルを、コンピュータ(例えば、コンピュータ310)において、受け取ることによって、プロセス600がスタートする。次に、ステップ604において、シミュレーションのタイプが入力ファイルから抽出される。例えば、入力ファイル302から、重力荷重が、コンピュータ310にインストールされたモジュールによって決定される。シミュレーションのタイプが得られると、プロセス600は、判断606へと移行する。陰解法FEAあるいは陽解法FEAのいずれをシミュレーションに用いるべきかが判断される。「陰解法(IMP)」(FEA)に決定された場合、プロセス600はステップ610に移行して、より高い数値精度で実行可能なモジュール(例えば倍精度モジュール314)を選択する。そうでなければ、「陽解法(EXP)」分岐に続くステップ612において、より低い数値精度のモジュール(単精度モジュール312)が選択される。判断606は、それぞれのタイプのシミュレーションと適切な数値精度を有する対応する求解器(解法)あるいは実行ファイルと対応付けているルックアップテーブルによって、実行される。
次に、ステップ614において、入力ファイルにおいて指定された特定のシミュレーションが、選択された実行ファイルモジュールを用いて行なわれる。そしてその後、プロセス600は、判断616において他のシミュレーションをさらに行なわなければならないか否かをチェックする。「yes」の場合、プロセス600は、対応する入力ファイルに対してステップ602へと戻り、判断616が「no」になるまで、ステップ602〜614を繰り返す。そして、プロセス600は、終了する。
一の側面において、本発明は、ここに説明した機能を実行可能な1つ以上のコンピュータシステムに対してなされたものである。コンピュータシステム700の一例を、図7に示す。コンピュータシステム700は、プロセッサ704など1つ以上のプロセッサを有する。プロセッサ704は、コンピュータシステム内部通信バス702に接続されている。種々のソフトウェアの実施形態を、この例示的なコンピュータシステムで説明する。この説明を読むと、いかにして、他のコンピュータシステムおよび/またはコンピュータアーキテクチャーを用いて、本発明を実行するかが、関連する技術分野に習熟している者には明らかになるであろう。
コンピュータシステム700は、また、メインメモリ708好ましくはランダムアクセスメモリ(RAM)を有しており、また、二次メモリ710を有していてもよい。二次メモリ710は、例えば、1つ以上のハードディスクドライブ712、および/またはフレキシブルディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブなどに代表される1つ以上のリムーバブルストレージドライブ714を有することができる。リムーバブルストレージドライブ714は、よく知られている方法で、リムーバブルストレージユニット618から情報を読み取り、および/またはリムーバブルストレージユニット718に情報を書き込む。リムーバブルストレージユニット718は、リムーバブルストレージドライブ714によって読み取り・書き込みされるフレキシブルディスク、磁気テープ、光ディスクなどを表わす。以下にわかるように、リムーバブルストレージユニット718は、コンピューターソフトウェアおよび/またはデータを内部に記憶しているコンピュータで使用可能な記憶媒体を有している。
別の実施形態において、二次メモリ710は、コンピュータプログラムあるいは他の命令をコンピュータシステム700にロードすることを可能にする他の同様な手段を有することもできる。そのような手段は、例えば、リムーバブルストレージユニット722とインタフェース720とを有することができる。そのようなものの例には、プログラムカートリッジおよびカートリッジのインタフェース(ビデオゲーム機に見られるようなものなど)と、リムーバブルメモリチップ(消去可能なプログラマブルROM(EPROM)、ユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュメモリ、あるいはPROMなど)およびそれらに対応するソケットと、ソフトウェアおよびデータをリムーバブルストレージユニット722からコンピュータシステム700に転送することを可能にする他のリムーバブルストレージユニット720およびインタフェース722と、が含まれうる。一般に、コンピュータシステム700は、プロセススケジューリング、メモリ管理、ネットワーク管理およびI/Oサービスなどのタスクを行なうオペレーティングシステム(OS)ソフトウェアによって、制御され連係される。例示的なOSには、Linux(登録商標)およびMicrosoft Windows(登録商標)が含まれる。
通信用インタフェース724も、また、バス702に接続することができる。通信用インタフェース724は、ソフトウェアおよびデータをコンピュータシステム700と外部装置との間で転送することを可能にする。通信用インタフェース724の例には、モデム、ネットワークインターフェイス(イーサネット(登録商標)・カードなど)、コミュニケーションポート、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)スロットおよびカードなど、が含まれうる。通信用インタフェース724を介して転送されたソフトウェアおよびデータは、通信用インタフェース728によって受信可能な電子信号、電磁気信号、光学信号、あるいは他の信号とできる信号724の態様である。コンピュータ700は、特定の通信手続(つまりプロトコル)に基づいて、データネットワーク上の他の演算装置と通信する。一般的なプロトコルのうちの1つは、インターネットにおいて一般に用いられているTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)である。一般に、通信インタフェース724は、データファイルをデータネットワーク上で伝達される小さいパケットへ分割し、あるいは受信したパケット元のデータファイルへと組み立てる(再構築する)、いわゆるパケットのアセンブル・リアセンブル管理を行う。さらに、通信インタフェース724は、正しい宛先に届くようそれぞれのパケットのアドレス部分に対処し、あるいはコンピュータ700が宛先となっているパケットを他に向かわせることなく確実に受信する。この書類において、「コンピュータプログラム媒体」および「コンピュータで使用可能な媒体」という語は、リムーバブルストレージドライブ714および/またはハードディスクドライブ712に組み込まれたハードディスクなどの媒体を概ね意味して用いられている。これらのコンピュータプログラム製品は、コンピュータシステム700にソフトウェアを提供する手段である。本発明は、このようなコンピュータプログラム製品に対してなされたものである。
コンピュータシステム700は、また、コンピュータシステム700をアクセスモニタ、キーボード、マウス、プリンタ、スキャナ、プロッタなどとアクセスさせるための入出力(I/O)インタフェース730を有していてもよい。
コンピュータプログラム(コンピュータ制御ロジックともいう)は、メインメモリ708および/または二次メモリ710にアプリケーションモジュール706として記憶される。コンピュータプログラムを、通信用インタフェース724を介して受け取ることもできる。このようなコンピュータプログラムが実行された時、コンピュータプログラムによって、コンピュータシステム700がここに説明した本発明の特徴を実行することが可能になる。詳細には、コンピュータプログラムが実行された時、コンピュータプログラムによって、プロセッサ704が本発明の特徴を実行することが可能になる。したがって、このようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム700のコントローラを表わしている。
ソフトウェアを用いて発明が実行される実施形態において、当該ソフトウェアは、コンピュータプログラム製品に記憶され、あるいは、リムーバブルストレージドライブ714、ハードドライブ712あるいは通信用インタフェース724を用いてコンピュータシステム700へとロードされる。アプリケーションモジュール706は、プロセッサ704によって実行された時、アプリケーションモジュール704によって、プロセッサ604がここに説明した本発明の機能を実行する。
所望のタスクを実現するために、I/Oインタフェース730を介したユーザ入力によって、あるいは、よることなしに、1つ以上のプロセッサ708によって実行することができる1つ以上のアプリケーションモジュール706を、メインメモリ704に、ロードすることもできる。動作においては、少なくとも1つのプロセッサ704がアプリケーションモジュール706のうちの1つが実行されると、結果が演算されて二次メモリ710(つまりハードディスクドライブ712)に記憶される。CAE解析の状況(例えば特定の工学シミュレーションの進捗)が、テキストあるいはグラフィック表現で、I/Oインタフェース730を介してユーザに報告される。
本発明を具体的な実施形態を参照しながら説明したが、これらの実施形態は単なる例示であって、本発明を限定するものではない。開示した例示的な実施形態に対する種々の変更あるいは変形を、当業者は思いつくであろう。例えば、一続きの金属成形シミュレーションを一連の序列的関連する工学シミュレーションの例として示し説明したが、他の工学シミュレーション、例えば、工学製品の一続きの製造工程を、本発明において用いることもできる。さらに、有限要素解析法を応力解析に関して説明し示したが、定差解析、メッシュフリー解析など他のタイプのCAE解析を用いて同じことを達成することもできる。要約すると、発明の範囲は、ここで開示した具体的で例示的な実施形態に限定されず、当業者が容易に思い付くあらゆる変更が、本願の精神および認識範囲そして添付の特許請求の範囲の権利範囲に含まれる。
100 金属成形シミュレーション
102 重力荷重
104 バインダラッピング
106 パンチ降下
108 スプリングバックのためのバインダ離型
110 端部の縁付けおよびハミング
210 パンチ
212 バインダ
214 ブランクのシート状金属
218 金型
302 CAE解析入力ファイル
310 コンピュータ
312 単精度CAE解析モジュール
314 倍精度CAE解析モジュール
700 コンピュータ
702 バス
704 プロセッサ
706 モジュール
708 メインメモリ(RAM)
710 第2メモリ
712 ハードディスクドライブ
714 リムーバブルストレージドライブ
718 リムーバブルストレージユニット
720 インタフェース
722 リムーバブルストレージユニット
724 通信用インタフェース
730 I/Oインタフェース

Claims (19)

  1. 一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいて適切な数値精度を有する有限要素解析法(FEA)解法を選択する方法であって、
    (a)単精度および倍精度でFEA実行可能なモジュールの両方がインストールされたコンピュータシステムにおいて入力ファイルを受け取るステップであって、前記入力ファイルは、前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションの特定の1つの工学シミュレーションに対するものであるステップと、
    (b)前記受け取った入力ファイルからシミュレーションタイプを抽出するステップと、
    (c)前記シミュレーションタイプおよびFEAモジュールタイプの予め定義された対応関係に従って単精度FEAモジュールおよび倍精度FEAモジュールのどちらを選択するかを決定するステップと、
    (d)前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションのうちの上述の特定の1つのシミュレーションに対して、前記選択されたFEAモジュールを用いてFEAを行なうステップと、
    (e)前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいてすべてのシミュレーションが行なわれるまで、ステップ(a)〜(d)を繰り返すステップと、
    を備える方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記入力ファイルは、シミュレートされる構造的な製品の情報を有している方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションは、一続きの金属成形シミュレーションを有している方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記一続きの金属成形シミュレーションは、重力負荷、バインダラッピング、パンチ降下、スプリングバックおよび端部の縁成形のフェーズを有している方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、前記シミュレーションタイプは、陰解法FEAおよび陽解法FEAの一方を有している方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、前記陽解法FEAは、前記単精度でFEAを実行可能なモジュールを用いて行なわれる方法。
  7. 請求項5に記載の方法であって、前記陰解法FEAは、前記倍精度でFEAを実行可能なモジュールを用いて行なわれる方法。
  8. 請求項1の方法であって、さらに、前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションを作動させる単一の識別名としてのシミュレーションシーケンスコマンドを、前記入力ファイルにおいて定義するステップを備える方法。
  9. 一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいて適切な数値精度を有する有限要素解析法(FEA)解法を選択するシステムであって、
    入出力(I/O)インタフェースと、
    単精度のFEAモジュールと倍精度のFEAモジュールとを有するアプリケーションモジュールに対応するコンピュータで読取り可能なコードを記憶するメモリと、
    前記メモリに連結されている少なくとも1つのプロセッサと、
    を備えるシステムであって、
    上述の少なくとも1つのプロセッサが前記メモリ内の前記コンピュータが読み取り可能なコードを実行して、これにより、前記アプリケーションモジュールに、
    (a)前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションの特定のシミュレーションに対する入力ファイルを受け取るステップと、
    (b)前記受け取った入力ファイルからシミュレーションタイプを抽出するステップと、
    (c)前記シミュレーションタイプおよびFEAモジュールタイプの予め定義された対応関係に従って単精度および倍精度FEAモジュールのどちらを選択するかを決定するステップと、
    (d)前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションのうちの上述の特定の1つのシミュレーションに対して、前記選択されたFEAモジュールを用いてFEAを行なうステップと、
    (e)前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいてすべてのシミュレーションが行なわれるまで、ステップ(a)〜(d)を繰り返すステップと、
    を実行させるシステム。
  10. 請求項9に記載のシステムであって、前記シミュレーションタイプは、陰解法FEAおよび陽解法FEAの一方を有しているシステム。
  11. 請求項10に記載のシステムであって、前記陽解法FEAは、前記単精度でFEAを実行可能なモジュールを用いて行なわれるシステム。
  12. 請求項10に記載のシステムであって、前記陰解法FEAは、前記倍精度でFEAを実行可能なモジュールを用いて行なわれるシステム。
  13. 請求項9のシステムであって、さらに、前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションを作動させる単一の識別名としてのシミュレーションシーケンスコマンドを、前記入力ファイルにおいて定義するステップを備えるシステム。
  14. 請求項9に記載のシステムであって、前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションは、一続きの金属成形シミュレーションを有しているシステム。
  15. 請求項14に記載のシステムであって、前記一続きの金属成形シミュレーションは、重力負荷、バインダラッピング、パンチ降下、スプリングバックおよび端部の縁成形のフェーズを有しているシステム。
  16. 一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいて適切な数値精度を有する有限要素解析法(FEA)解法を選択する方法を実行するコンピュータが読み取り可能な手段を記憶しているコンピュータで使用可能な記憶媒体であって、
    (a)単精度および倍精度でFEA実行可能なモジュールの両方がインストールされたコンピュータシステムにおいて入力ファイルを受け取るコンピュータが読み取り可能なコードであって、前記入力ファイルは、前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションの特定の1つの工学シミュレーションに対するものであるコンピュータが読み取り可能なコードと、
    (b)前記受け取った入力ファイルからシミュレーションタイプを抽出するコンピュータが読み取り可能なコードと、
    (c)前記シミュレーションタイプおよびFEAモジュールタイプの予め定義された対応関係に従って単精度および倍精度FEAモジュールのどちらを選択するかを決定するコンピュータが読み取り可能なコードと、
    (d)前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションのうちの上述の特定の1つのシミュレーションに対して、前記選択されたFEAモジュールを用いてFEAを行なうコンピュータが読み取り可能なコードと、
    (e)前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションにおいてすべてのシミュレーションが行なわれるまで、ステップ(a)〜(d)を繰り返すコンピュータが読み取り可能なコードと、
    を備えるコンピュータで使用可能な記憶媒体。
  17. 請求項16に記載のコンピュータで使用可能な記憶媒体であって、さらに、入前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションを作動させる単一の識別名としてのシミュレーションシーケンスコマンドを、前記入力ファイルにおいて定義するコンピュータが読み取り可能なコードを備えるコンピュータで使用可能な記憶媒体。
  18. 請求項16に記載のコンピュータで使用可能な記憶媒体であって、前記一連の序列的に関連している工学シミュレーションは、一続きの金属成形シミュレーションを有しているコンピュータで使用可能な記憶媒体。
  19. 請求項18に記載のコンピュータで使用可能な記憶媒体であって、前記一続きの金属成形シミュレーションは、重力負荷、バインダラッピング、パンチ降下、スプリングバックおよび端部の縁成形のフェーズを有しているコンピュータで使用可能な記憶媒体。
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