JP2010020096A - 光調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を阻害し、又は、工数の増大を招くことなく、光学素子の位置決めを確実に行うことのできる光調節装置を提供する。
【解決手段】開口を有する基板と、基板上を変位する複数の入射光調節手段と、入射光調節手段を駆動する複数の駆動手段と、を有し、駆動手段が、入射光調節手段に接合された磁石と、芯材に巻き線されたコイルからなり、駆動手段により入射光調節手段を各々開口位置と、開口位置から退避した退避位置と、に相互に変位させ、開口を通過する入射光を調整する光調節装置及び光学装置であって、一つの芯材に巻き線されたコイルの両端が、それぞれ異なる磁石と対向するように、配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光調節装置に関するものである。
従来から可変光学装置として多種多様な方式が実施されているが、その一手法として、単数もしくは複数の光学素子を、電磁気作用により、光路内外に相互に変位させ、光路を通過する入射光の光学特性を変化させる差込式可変光学装置がある。この差込式可変光学装置は、光学素子を複数形成することでその機能を拡張させることが可能となる。更に、近年撮像機能を有した携帯機器やマイクロビデオスコープ等の小型撮像機器の高画質化に伴い、レンズや絞り、光学フィルター等の光学素子も、従来の固定焦点レンズ、固定絞り、固定特性フィルターから、フォーカスレンズ、可変絞り、可変特性フィルターを適用する要求が高まっており、この様な小型撮像機器に適用する光学装置として、先述の差込式可変光学装置は構成が簡単なことから、小型に適した光学装置として注目されている。この様な小型化に適した差込式可変光学装置の例として、特許文献1では、ベース部材が複数の駆動手段の磁気回路を構成するヨークを兼用することで小型化を実現している。
特開2006−330314号公報
しかしながら、特許文献1では、巻き線をコイルボビンに巻き付け、このコイルボビンを、略コの字形状に成形したヨーク部材の一方の腕部に嵌合し、前記ヨーク部材の両端部間に磁石を配置することで、磁石に駆動力を与えており、コイルボビンを用いることにより更なる小型化の妨げとなっている。これに対して、ヨーク部材に直接巻き線をした場合も、最終的にはヨーク部材を略コの字形状に折り曲げる必要があり、製造工数の増大に繋がる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の光学素子を備えた光調節装置において、小型化を阻害したり、製造工数を増大することなく、光学素子の位置決めを確実に行うことのできる光調節装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光調節装置は、開口を有する基板と、基板上を変位する複数の入射光調節手段と、入射光調節手段を駆動する複数の駆動手段と、を有し、駆動手段が、入射光調節手段に接合された磁石と、芯材に巻き線されたコイルからなり、駆動手段により入射光調節手段を各々開口位置と、開口位置から退避した退避位置と、に相互に変位させ、開口を通過する入射光を調整する光調節装置であって、一つの芯材に巻き線されたコイルの両端が、それぞれ異なる磁石と対向するように、配置されていることを特徴としている。
本発明に係る光調節装置において、コイルが、芯材の両端部近傍の巻き線部と、中央部の非巻き線部と、からなることが好ましい。
本発明に係る光調節装置において、芯材は、磁性体とすることができる。
本発明に係る光調節装置において、芯材は、非磁性体とすることができる。
本発明に係る光調節装置において、コイルの両端部と、コイルの実質的な中央部のなす角が、直線を含む鈍角であることが好ましい。
本発明に係る光調節装置において、芯材は、基板の外周に沿った形状を有することが実際的である。
本発明に係る光調節装置において、コイルの非巻き線部に切り欠きを形成するとよい。
本発明に係る光調節装置において、複数のコイルの各非巻き線部を磁気的に結合する磁気結合部材が形成されていることが好ましい。
本発明に係る光調節装置において、磁気結合部材が、コイルの巻き線厚よりも厚いことが望ましい。
本発明に係る光調節装置において、一つの芯材に巻き線されたコイルの一端に電流を印加した際、他端の芯材部に発生する磁場を打ち消すよう、他端に形成されたコイルに電流を印加することが好ましい。
本発明に係る光調節装置においては、入射光調節手段に各々異なる径の開口を形成することができる。
本発明に係る光調節装置においては、入射光調節手段に各々異なる光学レンズを形成することができる。
本発明に係る光調節装置においては、入射光調節手段に各々異なる光学フィルターを形成することができる。
本発明に係る光調節装置は、小型化を阻害したり、工数を増大することなく、光学素子の位置決めを確実に行うことができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る光調節装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1から図3を参照して、第1の実施の形態に係る光調節装置について説明する。第1の実施の形態は、本発明を、異なる開口径を有する絞り板を複数形成し、各々の絞り板を光路位置及び光路外に相互に変位させることで、開口を通過する光量を段階的に規定する多段可変絞り100に適用した例である。
以下、図1から図3を参照しつつ、第1の実施の形態に係る多段可変絞り100(光調節装置)の構成について説明する。ここで、図1は第1の実施の形態に係る多段可変絞り100の構成を示す分解斜視図である。図2は、組み上げた状態の多段可変絞り100を示す斜視図であって、上部基板40の一部を切り欠いて示した図である。図3は、複数のコイル50a、50b、50cに用いるコア51a、51b、51cの構成及び多段可変絞り100における配置を示す平面図である。
図1に示す様に、第1の実施の形態に係る多段可変絞り100は、下部基板10(基板)と、複数の絞り板20a、20b、20c(入射光調節手段)と、複数のスペーサー30a、30b、30cと、上部基板40(基板)と、複数のコイル50a、50b、50c(駆動手段)と、を備える。
略円板状の下部基板10の中央には、第1開口11(開口)が形成され、第1開口11の周囲には、複数の軸受け穴12a、12b、12cが形成されている。複数の絞り板20a、20b、20cには、互いに直径の異なる開口21a、21b、21c、及び、軸部材22a、22b、22c(磁石)が各々形成されている。複数のスペーサー30a、30b、30cには、位置決め部31a、31b、31cがそれぞれ形成されている。略円板状の上部基板40の中央には、第2開口41(開口)が形成され、第2開口41の周囲には、複数の軸受け穴42a、42b、42cが形成されている。複数のコイル50a、50b、50cは、コア51a、51b、51c(芯材)にコイル線52a、52b、52c、55a、55b、55cが巻き線してなる。
以下各々の構成部材の詳細について説明する。
下部基板10及び上部基板40は、リン青銅、ベリリウム銅、樹脂材等の非磁性体からなる薄板をプレス等の加工法により成形する。第1開口11及び第2開口41は、その開口中心を光軸Lに一致させるように配置され、入射光が通過する光路となる。第1開口11及び第2開口41の開口径は同一もしくは異なる直径に成形されており、第1開口11及び第2開口41の開口径のうち小さい方の開口径が多段可変絞り100における最大開口径となる。
スペーサー30a、30b、30cは、下部基板10及び上部基板40の間隔を規定する部材で、下部基板10及び上部基板40と同様に非磁性体からなる薄板をプレス等の加工法により成形される。スペーサー30a、30b、30cは、下部基板10の外周に沿って一定角度間隔で配置される。スペーサー30a、30b、30cの端部には、絞り板20a、20b、20cのいずれかが開口位置に差し込まれた際、その位置を規定するように延びる位置決め部31a、31b、31cがそれぞれ形成されている。下部基板10及び上部基板40を接着等によりスペーサー30a、30b、30cを介して接合することで、下部基板10及び上部基板40の間隔が規定される。
絞り板20a、20b、20cは、下部基板10及び上部基板40と同様に非磁性体からなり、厚さがスペーサー30a、30b、30cよりも薄い薄板をプレス等の加工法により成形する。絞り板20a、20b、20cは、遮光部23a、23b、23cと腕部24a、24b、24cとを備える。遮光部23a、23b、23cには、下部基板10及び上部基板40にそれぞれ形成された第1開口11及び第2開口41よりも小さな開口21a、21b、21cが形成されている。開口21a、21b、21cは互いに異なる直径を備える。
また、絞り板20a、20b、20cの腕部24a、24b、24cには、円柱状の磁石からなる軸部材22a、22b、22cが圧入等の方法でそれぞれ形成されている。軸部材22a、22b、22cは、下部基板10及び上部基板40にそれぞれ形成された、軸受け穴12a、12b、12c及び軸受け穴42a、42b、42cに、それぞれ挿入される(図2)。これにより、絞り板20a、20b、20cは、軸部材22a、22b、22cを回転軸として回動可能となる。また、絞り板20a、20b、20cは、光軸L方向に対して鉛直な同一平面内を回動変位するように配置されている。
コイル50a、50b、50cは、ケイ素鋼、パーマロイ等の強磁性体からなるコア51a、51b、51c(芯材)と、コイル線52a、52b、52c、55a、55b、55cと、を備える。
図3に示すように、コア51aの両端部には、切り欠き53a、54a(巻き線部)が、コア51bの両端部には、切り欠き53b、54b(巻き線部)が、コア51cの両端部には、切り欠き53c、54c(巻き線部)が、それぞれ成形されている。切り欠き53a、54aには、コイル線52a、55aがそれぞれ巻き線され、切り欠き53b、54bには、コイル線52b、55bがそれぞれ巻き線され、切り欠き53c、54cには、コイル線52c、55cがそれぞれ巻き線されている(図2、図3)。
また、コア51a、51b、51cは、両端の切り欠き53a、53b、53c、54a、54b、54cにそれぞれ挟まれ、コイル線52a、52b、52c、55a、55b、55cが巻き線されない非巻き線部57a、57b、57cを備える(図3)。コア51a、51b、51cにおいて、少なくとも非巻き線部57a、57b、57cは、下部基板10の外周に沿った半円環状をなしている。
コア51a、51b、51cは、両端部と、コイルの実質的な中央部と、のなす角が直線を含む鈍角であるような形状をそれぞれ備える。具体的には、図3に示すコイル50cの例のように、コイル50cの一方の端部A及び他方の端部Bと、実質的な中央部Cと、をそれぞれ結ぶ二つの直線のなす角αが、直線を含む鈍角となっている。
ここで、実質的な中央部Cは、コア51cでは、下部基板10の外周に沿った半円環状の非巻き線部57cにおいて、下部基板10の周方向の中心及び下部基板10の周方向の中心が重なった点としている。コア51cでは、非巻き線部57cの両端から中央部Cに関して対称に切り欠き53c、54cが延びており、中央部Cはコア51c全体においても下部基板10の周方向の中心に位置している。このような配置は、コア51cと同一形状のコア51a、51bにおいても同様である。
第1の実施の形態に係る多段可変絞り100では、図2に示す様に、コイルの両端部が異なる軸部材と対向している。具体的には、コイル50aの両端部は、絞り板20a、20bに形成された軸部材22a、22bにそれぞれ対向する様に配置されている。同様に、コイル50bでは、両端部が軸部材22b、22cにそれぞれ対向し、コイル50cでは、両端部が22c、22aにそれぞれ対向する。
したがって、一つの軸部材に対し、異なるコアに巻き線されたコイルが対向し、これにより軸部材を挟んで二つのコイルが互いに対向して、一対のコイルを形成している。具体的には、軸部材22aは、端部が互いに対向するコイル50a、50cに挟まれ、軸部材22bは、端部が互いに対向するコイル50a、50bに挟まれ、そして、軸部材22cは、端部が互いに対向するコイル50b、50cに挟まれ、それぞれコイルを形成する。
次に、第1の実施の形態に係る多段可変絞り100の動作について説明する。軸部材22aを挟んで互いに対向するコイル線52aとコイル線55cを一対のコイルとして作用させ、各々のコア端部に異なる磁極が発生する様に電流を印加すると、軸部材22aの磁極との磁気的吸引力及び反発力により、軸部材22aに回転力が生じる。この回転力により、絞り板20aは軸部材22aを回転中心として回動する。絞り板20aの回転方向はコイル線52aとコイル線55cに流す電流の方向で制御することが出来る。同様に、コイル線55aとコイル線52b、コイル線55bとコイル線52cを、それぞれ一対のコイルとして作用させることで、軸部材22b及び軸部材22cを各々駆動することが出来る。これにより、絞り板20b、20cを、軸部材22b、22cの周りにそれぞれ回動させることができる。
ここで、コア51a、51b、51cは磁性体により成形されている為、例えば、絞り板20aを回動させるべくコイル線52aとコイル線55cにそれぞれ電流を印加した場合、コイル線52aが巻き線されたコア51aの軸部材22bに対向する端部、及び、コイル線55cが巻き線されたコア51cの軸部材22cに対向する端部にも、それぞれ磁極が発生する。しかし、コイル線52a及びコイル線55cが、コア51a及びコア51cの一方の端部のみにそれぞれ形成されている為、他方の端部に対向する軸部材22b、22cへの影響度は少ない。
上述の様にコイル線52a、52b、52c、55a、55b、55cに電流を印加することによって、絞り板20a、20b、20cに、下部基板10の第1開口11及び上部基板40の第2開口41から離れるような回転力を作用させると、絞り板20a、20b、20cは下部基板10及び上部基板40に形成された第1開口11及び第2開口41から退避し、スペーサー30a、30b、30cに突き当たった状態で停止する。以降、この位置を退避位置と言う。この状態で、入射光が通過する光路の直径は、下部基板10及び上部基板40に形成された第1開口11及び第2開口41の小さい方となる。
これに対して、絞り板20aに下部基板10の第1開口11及び上部基板40の第2開口41に向かう方向の回転力を、絞り板20b、20cにスペーサー30b、30cに突き当たる方向の回転力をそれぞれ作用させると、絞り板20aは、下部基板10及び上部基板40に形成された第1開口11及び第2開口41の位置に差し込まれ、スペーサー30aに形成された位置決め部31cに突き当たった状態で停止し、入射光が通過する光路の直径は、絞り板20aに形成された開口21aとなる。以降、絞り板20aのこの位置を開口位置と言う。一方、絞り板20b、20cはスペーサー30b、30cにそれぞれ当接して退避位置にある。スペーサー30a、30b、30c、絞り板20a、20b、20cの形状は、開口21aの中心が光軸Lと一致する様に最適化されている。同様に、絞り板20b及び20cを下部基板10及び上部基板40に形成された第1開口11及び第2開口41の位置に挿入し、入射光が通過する光路の直径を、絞り板20b及び20cに形成された開口21b及び21cとする事で、最終的に開口径を4段階に制御することが可能となる。
上述の説明ではコア51a、51b、51cで構成することとしたが、コア51a、51b、51cは非磁性体で形成することもできる。コア51a、51b、51cを非磁性体で構成すると、コイル線52a、52b、52c、55a、55b、55cへの通電に伴って発生した磁場が、コア51a、51b、51cの他端に影響を及ぼすことを低減することが出来る。
また、例えば、絞り羽根20aを回動させるべくコイル線52aとコイル線55cにそれぞれ電流を印加した場合、各々のコアの他端に形成したコイル線55aとコイル線52cに、各々のコア内部に発生した磁場を打ち消す電流を印加することで、軸部材22b及び軸部材22cへの影響を相殺することができる。
次に第1の実施の形態に係る多段可変絞り100の効果について説明する。
上述の様に、本実施の形態に係る多段可変絞り100は、コア51a、51b、51cに直接コイル線52a、52b、52c、55a、55b、55cをそれぞれ巻き線することでコイル50a、50b、50cを形成しているため、極小型のコイルを形成することが可能となる。また、コア51a、51b、51cの両端部と実質的な中央部のなす角を、直線を含む鈍角とすることで、コア51a、51b、51cの両端部へのコイル線の巻き線作業が容易になる。
また、コア51a、51b、51cは、その両端部にコイル線52a、52b、52c、55a、55b、55cをそれぞれ巻き線するとともに、その両端部に挟まれる軸部材22a、22b、22cに各々対向して配置される。このため、コア51a、51b、51cにコイル線52a、52b、52c、55a、55b、55cを巻き線した後、コア51a、51b、51cを折り曲げる等の加工が不要となる。更には、軸部材22a、22b、22cに対向する一対のコイルを全て異なるコアに形成する場合に比べ、コイルの点数を半減することができ、コイルの搭載に伴う工数を低減することが可能となる。
また、第1の実施形態に係る絞り板20a、20b、20cを複数の光学レンズにそれぞれ置き換えることによって、光学レンズ脱着装置として用いることも可能である。また、第1の実施形態に係る絞り板20a、20b、20cを複数の光学フィルターにそれぞれ置き換えることによって、透過光量もしくは透過波長域を変える光学フィルター脱着装置として用いることも可能である。
(第2実施形態)
図4を参照して第2の実施の形態に係る多段可変絞りについて説明する。図4は、第2の実施の形態に係る多段可変絞りのコイル150a、150b、150cの構成を示す斜視図である。図4では、コイル以外の構成は第1の実施の形態と同様であるため図示を省略している。また、第1実施形態に係るコイル50a、50b、50cと同様の部材については同じ参照符号を使用する。
図4に示す様に、第2の実施の形態に係るコイル150a、150b、150c(駆動手段)は、コア151a、151b、151c(芯材)の非巻き線部157a、157b、157cに切り欠き156a、156b、156c(巻き線部)がそれぞれ形成されている点が、第1の実施の形態に係るコイル50a、50b、50cとは異なる。
この様に、コイル150a、150b、150cの非巻き線部157a、157b、157cに切り欠き156a、156b、156cを設けることで、コイル150a、150b、150cの一端に巻き線されたコイル線52a、52b、52cへの通電に伴う発生磁場が、他端に影響を及ぼすことを更に低減することが出来る。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
つづいて、図5を参照しつつ、第3の実施の形態に係る多段可変絞りついて説明する。図5は第3の実施の形態に係る多段可変絞りのコイル50a、50b、50c及び磁気結合部材250の構成を示す斜視図である。図5では、コイル及び磁気結合部材以外の構成は第1の実施の形態と同様であるため図示を省略している。また、第1実施形態に係るコイル50a、50b、50cと同様の部材については同じ参照符号を使用する。
図5に示す様に、第3の実施の形態に係る多段可変絞りは、磁性体からなる磁気結合部材250が形成されている点で、第1の実施の形態に係る多段可変絞りとは異なる。
磁気結合部材250は、コア51a、51b、51cと同様にケイ素鋼、パーマロイ等の強磁性体からなり、その一部が全てのコイル50a、50b、50cの非巻き線部57a、57b、57cと磁気的に結合している。具体的には、250は、円環板状の基部251と、基部251の外周において等角度間隔の位置から外方へ延びる複数の延出部252a、252b、252cと、を備え、延出部252a、252b、252cの先端部が非巻き線部57a、57b、57cに磁気的に結合している。
また、磁気結合部材250の厚さは、コイル線52a、52b、52cの巻き線厚よりも厚いことが望ましい。
この様な磁気結合部材250を形成する事で、各々のコイル線52a、52b、52cへの通電に伴う発生磁場を有効に利用することが出来ると共に、コア51a、51b、51cの一端で発生した磁場が他端に及ぼす影響を低減することが出来る。また、磁気結合部材250の厚さを、コイル線52a、52b、52cの巻き線厚よりも厚くすることで、コイル50a、50b、50cを搭載する際の台座を兼用することが出来る。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
以上のように、本発明に係る光調節装置は、複数の光学素子を備えた小型撮像機器に有用である。
第1の実施の形態に係る多段可変絞りの構成を示す分解斜視図である。 組み上げた状態の多段可変絞りを示す斜視図であって、上部基板の一部を切り欠いて示した図である。 複数のコイルに用いる構成及び多段可変絞りにおける配置を示す平面図である。 第2の実施の形態に係る多段可変絞りのコイルの構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係る多段可変絞りのコイル及び磁気結合部材の構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 下部基板(基板)
11 第1開口(開口)
20a、20b、20c 絞り板(入射光調節手段)
21a、21b、21c 開口
22a、22b、22c 軸部材(磁石)
23a、23b、23c 遮光部
24a、24b、24c 腕部
30a、30b、30c スペーサー
31a、31b、31c 位置決め部
40 上部基板(基板)
41 第2開口(開口)
50a、50b、50c コイル(駆動手段)
51a、51b、51c コア(芯材)
52a、52b、52c コイル線
53a、53b、53c 切り欠き(巻き線部)
54a、54b、54c 切り欠き(巻き線部)
55a、55b、55c コイル線
57a、57b、57c 非巻き線部
100 多段可変絞り(光調節装置)
150a、150b、150c コイル(駆動手段)
151a、151b、151c コア(芯材)
156a、156b、156c 切り欠き(巻き線部)
157a、157b、157c 非巻き線部
250 磁気結合部材

Claims (13)

  1. 開口を有する基板と、
    前記基板上を変位する複数の入射光調節手段と、
    前記入射光調節手段を駆動する複数の駆動手段と、を有し、
    前記駆動手段が、前記入射光調節手段に接合された磁石と、芯材に巻き線されたコイルからなり、
    前記駆動手段により前記入射光調節手段を各々前記開口位置と、前記開口位置から退避した退避位置と、に相互に変位させ、
    前記開口を通過する入射光を調整する光調節装置であって、
    前記一つの芯材に巻き線された前記コイルの両端が、それぞれ異なる前記磁石と対向するように、配置されていることを特徴とする光調節装置。
  2. 前記コイルが、前記芯材の両端部近傍の巻き線部と、中央部の非巻き線部と、からなることを特徴とする請求項1に記載の光調節装置。
  3. 前記芯材が磁性体からなることを特徴とする請求項2に記載の光調節装置。
  4. 前記芯材は非磁性体からなることを特徴とする請求項2に記載の光調節装置。
  5. 前記コイルの両端部と、前記コイルの実質的な中央部のなす角が、直線を含む鈍角であることを特徴とする請求項2に記載の光調節装置。
  6. 前記芯材は、前記基板の外周に沿った形状を有することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の光調節装置。
  7. 前記コイルの前記非巻き線部に切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光調節装置。
  8. 前記複数のコイルの各非巻き線部を磁気的に結合する磁気結合部材が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光調節装置。
  9. 前記磁気結合部材が、前記コイルの巻き線厚よりも厚いことを特徴とする請求項8に記載の光調節装置。
  10. 前記一つの芯材に巻き線された前記コイルの一端に電流を印加した際、他端の芯材部に発生する磁場を打ち消すよう、他端に形成されたコイルに電流を印加することを特徴とする請求項3に記載の光調節装置。
  11. 前記入射光調節手段に各々異なる径の開口が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光調節装置。
  12. 前記入射光調節手段に各々異なる光学レンズが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光調節装置。
  13. 前記入射光調節手段に各々異なる光学フィルターが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光調節装置。
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