JP2010020074A - 液晶表示装置及びその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶への電圧書き込み時間を十分に得ることを可能にしながらも、ノイズ音の発生を低減することが可能な液晶表示装置及びその駆動方法を提供する。
【解決手段】複数の走査信号線と複数のデータ信号線との交点に対応するように設けられた画素電極と、前記画素電極と対向するように配置された共通電極と、第一共通電圧Vclと第二共通電圧Vchとが交互に出力されるコモン信号Vcomを前記共通電極に所定の周波数で出力する共通電極駆動手段と、前記各走査信号線の配列順序に対応するように前記走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動手段とを備え、前記共通電極駆動手段は、隣接する走査信号線間で当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧が異なるように且つ前記第一共通電圧Vclのデューティ長D1と前記第二共通電圧Vchのデューティ長D2とが異なるようにコモン信号Vcomを出力する。
【選択図】 図3
【解決手段】複数の走査信号線と複数のデータ信号線との交点に対応するように設けられた画素電極と、前記画素電極と対向するように配置された共通電極と、第一共通電圧Vclと第二共通電圧Vchとが交互に出力されるコモン信号Vcomを前記共通電極に所定の周波数で出力する共通電極駆動手段と、前記各走査信号線の配列順序に対応するように前記走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動手段とを備え、前記共通電極駆動手段は、隣接する走査信号線間で当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧が異なるように且つ前記第一共通電圧Vclのデューティ長D1と前記第二共通電圧Vchのデューティ長D2とが異なるようにコモン信号Vcomを出力する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、第一電圧と第二電圧とが交互に出力されるコモン信号を共通電極に所定の周波数で出力する液晶表示装置及びその駆動方法に関する。
近年、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いた液晶表示装置が開発されている。アクティブマトリクス型の液晶表示装置は、その表示領域に、マトリクス状に配置された複数の画素と、各画素を行毎に順次走査するための複数の走査信号線、各画素に書込むデータを供給するための複数のデータ信号線とが形成されている。各画素は、ゲート電極が走査信号線に接続されドレイン電極がデータ信号線に接続されたスイッチング素子としてのTFTと、TFTのソース電極に接続された画素電極と、各画素で共通の電位に設定される共通電極と、画素電極と共通電極との電位差を所定の電位差に保つための電荷を蓄積する補助容量と、を備えている。ここで、画素電極と共通電極との間には、例えば、画素電極と共通電極との間の電位差に応じてその配向状態が変化する液晶が配されている。また、表示領域の周囲には、各走査信号線に接続され、この各走査信号線を介して各TFTを走査するための(オン・オフ制御するための)走査ドライバや、各データ信号線に接続され、この各データ信号線を介して各画素(各補助容量や液晶)に所定のデータ電圧を出力する信号ドライバが形成されている。
ところで、液晶表示装置は、液晶材料の信頼性を確保するために、所定期間ごとに、各画素の液晶に印加される電圧の極性を反転させる交流駆動によって駆動される。このような交流駆動による液晶表示装置の駆動方式には、ライン反転方式や、ソース反転方式、ドット反転方式等がある。このうち、ライン反転方式では、走査信号線ごとに、対応する画素の液晶に印加される電圧の極性を反転させて画像を表示している。例えば、1水平(1H)期間ごとに、共通電極に印加されるコモン信号の電圧と画素電極に印加される表示信号電圧とを液晶に印加される電圧の極性に対応するように切り換えることにより、液晶に印加される電圧の極性を反転させている。
このように、液晶表示装置がライン反転方式によって駆動されると、コモン信号の周波数に合わせて、例えばコモン信号の出力電圧を安定させるためのセラミックコンデンサが伸縮するとともに、この伸縮に伴って当該セラミックコンデンサを搭載しているベース基板が振動する。ベース基板の振動に起因するコモン信号の周波数は、例えば320×240の解像度を持つQVGAでは、大凡10kHzとなるが、これは可聴帯域の周波数と一致し、ノイズ音としてユーザに知覚されてしまう。
このような液晶表示装置で発生するノイズ音を低減させるために、例えば、特許文献1では、コモン信号の周波数が可聴帯域外となるように、コモン信号の周波数がより高い周波数となるように制御している。
しかしながら、コモン信号の周波数をより高くした場合には、これに同期させて画素トランジスタのオン期間も短くする必要が生じ、液晶への電圧書き込み時間を十分に得ることが難しくなるという問題が生じていた。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、液晶への電圧書き込み時間を十分に得ることを可能にしながらも、ノイズ音の発生を低減することが可能な液晶表示装置及びその駆動方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数の走査信号線と複数のデータ信号線との交点に対応するように設けられた画素電極と、液晶を介して前記画素電極と対向するように配置された共通電極と、第一電圧と第二電圧とが交互に出力されるコモン信号を前記共通電極に所定の周波数で出力する共通電極駆動手段と、前記各走査信号線の配列順序に対応するように前記走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動手段と、を備え、前記共通電極駆動手段は、隣接する走査信号線間で当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧が異なるように、且つ、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが異なるように、前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記共通電極駆動手段は、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが所定数のフレーム毎に反転するように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の液晶表示装置において、前記共通電極駆動手段は、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが2フレーム毎に反転するように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れかに記載の液晶表示装置において、前記共通電極駆動手段は、当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧がフレーム毎に異なるように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れかに記載の液晶表示装置において、前記コモン信号のデューティ比を可変調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、複数の走査信号線と複数のデータ信号線との交点に対応するように設けられた画素電極と、液晶を介して前記画素電極と対向するように配置された共通電極と、を備えた液晶表示装置の駆動方法であって、第一電圧と第二電圧とが交互に出力されるコモン信号を前記共通電極に所定の周波数で出力する際に、隣接する走査信号線間で当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧が異なるように、且つ、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが異なるように、前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記共通電極駆動手段は、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが所定数のフレーム毎に反転するように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の液晶表示装置において、前記共通電極駆動手段は、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが2フレーム毎に反転するように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れかに記載の液晶表示装置において、前記共通電極駆動手段は、当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧がフレーム毎に異なるように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れかに記載の液晶表示装置において、前記コモン信号のデューティ比を可変調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、複数の走査信号線と複数のデータ信号線との交点に対応するように設けられた画素電極と、液晶を介して前記画素電極と対向するように配置された共通電極と、を備えた液晶表示装置の駆動方法であって、第一電圧と第二電圧とが交互に出力されるコモン信号を前記共通電極に所定の周波数で出力する際に、隣接する走査信号線間で当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧が異なるように、且つ、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが異なるように、前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする。
本発明によれば、液晶への電圧書き込み時間を十分に得ることを可能にしながらも、ノイズ音の発生を低減することができる。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る液晶表示装置1の概略全体構成は図1に示すように、例えば映像メモリ20に記憶されている映像データに基づく映像が表示される表示パネル10と、表示パネル10の走査信号線を選択的に駆動するための走査ドライバ11と、表示パネル10のデータ信号線に表示信号電圧を供給するための信号ドライバ12と、表示パネル10の共通電極にコモン信号を出力する共通電極駆動回路13と、表示パネル10に所望の映像が表示されるように走査ドライバ11や信号ドライバ12、共通電極駆動回路13を制御する制御部14と、供給される電源Vccを駆動に必要な電圧に調整して各部に供給する電源調整回路15等を有している。なお、映像メモリ20には、例えば外部から外部信号として入力されてくる映像データが記憶される。
表示パネル10は、対向配置され、シール材15により接着された2枚の基板間16、17に液晶が挟持された構成となっている。そして、一方の基板16に、行方向に延伸配設された複数の走査信号線(例えばn本の走査信号線)と、列方向に延伸配設された複数のデータ信号線(例えばm本のデータ信号線)とを備え、走査信号線とデータ信号線との各交点近傍に図2に示すような表示画素が設けられて構成されている。ここで図2は、表示パネル10に設けられる複数の表示画素の内の1つの表示画素に対応する等価回路を示す図である。
図2に示す走査信号線G(j)には薄膜トランジスタ(TFT)111のゲート電極が接続され、データ信号線S(i)にはTFT111のソース電極が接続されている。更に、TFT111のドレイン電極には画素電極が接続されている。そして、画素電極と対向するように、他方の基板17に共通電極18が配され、画素電極と共通電極18との間に液晶が充填されている。さらに、このようにして構成される液晶容量Clcdと並列になるように蓄積容量Ccsが接続されている。このような構成において、画素電極と共通電極との間に電圧が印加されると、この電圧に応じて画素電極と共通電極との間に充填された液晶の配向状態が変化して液晶層中における光の透過率が変化する。これにより、表示画素の背面に配置された図示しない光源(バックライト)からの光の透過状態が変化して映像表示が行われる。i=1,2,3,・・・,m。j=1,2,3,・・・,n。
走査ドライバ11は、図2の走査信号線G(j)が接続され、制御部14から出力される垂直制御信号Vsに基づいて各フレームにおける走査信号線G(j)の走査を開始するとともに、制御部14から出力される水平制御信号Hsに基づいて各走査信号線G(j)を個別に選択状態にする(選択的に駆動する)。
以下、説明を簡略化するために走査信号線の本数nを6本として具体的に説明するが、この本数に限定するものではない。走査ドライバ11は、図3に示すように、制御部14から出力される垂直制御信号Vsが入力されると、当該フレームにおける走査信号線G(j)の走査を開始する。そして、水平制御信号Hsに基づいて前段側の走査信号線G(1)から後段側の走査信号線G(6)に向かって順に走査信号線G(j)を選択する。即ち、走査ドライバ11は、走査信号線毎に走査信号を、TFTをオフ状態にさせるゲートオフ電圧VglからTFTをオン状態にさせるゲートオン電圧Vghへ所定の時間だけ切り換える。
信号ドライバ12は、制御部14から出力される垂直同期信号Vs、水平同期信号Hs、映像データData、基準クロック信号CLK、及び極性反転信号Polに基づいて、表示パネル10に設けられた各データ信号線S(i)に対して、各データ信号線S(i)に対応する表示信号電圧を図3に示すように所定のタイミングで出力するもので、所謂走査ライン反転駆動を行う。
信号ドライバ12の機能ブロック構成は、図4に示すように、サンプリングメモリ121、データラッチ部122、D/A変換回路(DAC)123、及び表示信号電圧生成回路124からなる。
サンプリングメモリ121は、制御部14から出力される水平同期信号Hs及び基準クロック信号CLKに同期して、走査信号線一本分の表示画素に対応する画素データ(1水平期間分の画素データ)単位で、各表示画素に対応する画素データを前段側の走査信号線に対応するものから順に、画像メモリ20に記憶された映像データから取り込むためのものであり、データ信号線S(i)の数と同数のデータ格納領域を備えている。つまり、サンプリングメモリ121は、走査信号線毎に当該走査信号線に対応した画素データを取り込むとともに、当該取り込んだ画素データのそれぞれを、対応するデータ信号線S(i)のデータ格納領域に格納する。ここで、画素データには、各表示画素に表示すべき階調レベル情報が含まれ、この階調レベル情報は、表示画素毎に例えば8ビットのデジタルデータとして表される。そして、各データ格納領域には、この8ビットのデジタルデータが格納される。
サンプリングメモリ121が取り込んだ1水平期間分の画素データは、後段のデータラッチ部122からの要求にしたがって、サンプリングメモリ121からデータラッチ部122に転送される。データラッチ部122に画素データが転送されると、サンプリングメモリ121は、次の1水平期間分の画素データとして次の行の走査信号線に対応した画素データの取り込み状態に移る。これは、水平同期信号Hsに同期して行われる。
データラッチ部122は、水平同期信号Hsに基づいて、サンプリングメモリ121から1水平期間分の画素データを一斉に取得するとともに、取得した画素データを後段のD/A変換回路123に出力する。
D/A変換回路123は、複数のDAC部125及び出力アンプ回路126で構成され、DAC部125により表示信号電圧生成回路124から供給される表示信号電圧が選択されることで、データラッチ部122から出力されてくるそれぞれの画素データが、対応するアナログ信号としての表示信号電圧に変換され、出力アンプ回路126によりデータ信号線S(i)へ出力される。
また、D/A変換回路123は、制御部14から出力される極性反転信号Polに対応するように、データラッチ部122から出力されたデジタル形式の画素データをアナログ電圧としての表示信号電圧に変換する。具体的には、D/A変換回路123は、極性反転信号Polがハイレベルであれば、データラッチ部122から出力された画素データが正極性の表示信号電圧になるようにD/A変換し、極性反転信号Polがローレベルであれば、データラッチ部122から出力された画素データが負極性の表示信号電圧になるようにD/A変換する。換言すると、D/A変換回路123は、極性反転信号Polがハイレベルであるときは、液晶に印加される電圧が正極性となるようにD/A変換し、極性反転信号Polがローレベルであるときは、液晶に印加される電圧が負極性となるようにD/A変換する。
表示信号電圧生成回路124は、図5に示すように、それぞれが、端子255(電圧Vγ)と端子256(接地電圧GND)との間の電圧を画素データのビット数p(本実施の形態では8ビット)に応じた複数の抵抗で分圧する2組のラダー抵抗器31,32と、何れか一方のラダー抵抗器に切り換えるための複数のスイッチSY0,SY1,・・・,SY255と、切り換えられたラダー抵抗器に対応するように、ラダー抵抗器へ印加する電圧の極性を切り換えるためのスイッチSYa,SYbなどから構成される。そして、表示信号電圧生成回路124は、制御部14から出力される極性反転信号Polに基づいて各スイッチSY0,SY1,・・・,SY255によりラダー抵抗器を選択するとともに、ラダー抵抗器に印加する電圧の極性をスイッチSYa,SYbにより切り換え、ラダー抵抗器によって分圧されたそれぞれの電圧をこれに対応する階調レベルの表示信号電圧として電圧印加ラインV0,V1,・・・,V255に印加する。つまり、表示信号電圧生成回路124は、電源回路24により出力されるガンマ基準電圧Vγを複数に分圧して各階調レベルに対応した表示信号電圧を生成する。
具体的には、ラダー抵抗器31は、制御部14からの極性反転信号Polがハイレベルのときに各スイッチSY0,SY1,・・・,SY255により当該ラダー抵抗器31が選択されるとともに、スイッチSYa,SYbにより端子255a(電圧Vγ)と端子256b(接地電圧GND)が選択されることで、端子255a(電圧Vγ)と端子256b(接地電圧GND)の間の電圧を画素データのビット数(本実施の形態では8ビット)に応じた複数の抵抗RA1,RA2,・・・,RA255で分圧し、それぞれの電圧を、例えば液晶に印加される電圧が正極性になる表示信号電圧として電圧印加ラインV0,V1,・・・,V255に印加する。
また、ラダー抵抗器32は、制御部14からの極性反転信号Polがローレベルのときに各スイッチSY0,SY1,・・・,SY255により当該ラダー抵抗器32が選択されるとともに、スイッチSYa,SYbにより端子256a(接地電圧GND)と端子255b(電圧Vγ)が選択されることで、端子256a(接地電圧GND)と端子255b(電圧Vγ)の間の電圧を画素データのビット数(本実施の形態では8ビット)に応じた複数の抵抗RB1,RB2,・・・,RB255で分圧し、それぞれの電圧を、例えば液晶に印加される電圧が負極性になる表示信号電圧として電圧印加ラインV0,V1,・・・,V255に印加する。
各DAC部125は、デコーダ部127と、各電圧印加ラインV0,V1,・・・,V255に接続される選択スイッチSW0,SW1,・・・,SW255とを備えて構成されている。
そして、各選択スイッチSW0、SW1、・・・、SW255は、第二保持部130に保持された最新のデータに基づいてデコーダ部127によりオン/オフ制御され、電圧印加ラインV0、V1、・・・、V255の何れか1本が選択される。このとき、選択された電圧印加ラインV0、V1、・・・、V255と電圧出力ラインSLとが導通されて、選択された電圧印加ラインV0、V1、・・・、V255に印加されている表示信号電圧が電圧出力ラインSLに印加される。そして、電圧出力ラインSLに印加された表示信号電圧は、出力アンプ回路126を介してデータ信号線S(i)に供給される。つまり、デジタルのデータがアナログのデータに変換されてデータ信号線S(i)に供給される。
共通電極駆動回路13は、制御部14から出力される極性反転信号Polに基づいて共通電極18にコモン信号Vcomを出力するもので、図3に示すように、極性反転信号Polがハイレベルのときに液晶に印加される電圧が正極性になるように第一の共通電圧Vclを印加し、極性反転信号PolがローレベルVplのときに液晶に印加される電圧が負極性になるように第二の共通電圧Vchを印加する。
このとき、制御部14は、隣接する走査信号線に対応する表示画素毎に液晶に印加される電圧の極性が反転するように(ライン反転するように)、且つ、共通電極駆動回路13によるコモン信号Vcomのデューティ比Rdが予め定められた値となるように、極性反転信号Polを出力する。ここで、コモン信号Vcomのデューティ比Rdは、例えば、第一の共通電圧Vclのデューティ長をD1、第2の共通電圧Vchのデューティ長をD2としたとき、Rd=D1:D2のように定義できる。また、第一の共通電圧VclのデューティDu1は、D1/(D1+D2)、第二の共通電圧VchのデューティDu2は、D2/(D1+D2)のようにそれぞれ定義でき、コモン信号Vcomのデューティ比RdをDu1:Du2と定義してもよい。
ここで、共通電極駆動回路13には、コモン信号Vcomの出力電圧を安定させるためのセラミックコンデンサScと、このセラミックコンデンサScを搭載するためのベース基板Boが組み込まれている。そして、通常、ベース基板Boのような板状の基板は、当該ベース基板Boの形状や材質、さらには、セラミックコンデンサScの搭載位置に応じた固有振動特性を有している。即ち、ベース基板Boは、コモン信号Vcomの振幅に伴って発生するセラミックコンデンサScの伸縮周期の違いによって共振の度合いが異なるとともに、そのデューティ比の違いによっても共振の度合いが異なっている。
そこで、本実施の形態では、制御部14に、予め、セラミックコンデンサScの伸縮周期に対するベース基板Boの共振度合いが比較的低くなるデューティ比を設定しておき、コモン信号Vcomでのデューティ比Rdが当該デューティ比となるように極性反転信号Polを共通電極駆動回路13に出力することで、コモン信号Vcomの周波数がたとえ可聴帯域内にあったとしても、共振により発生するノイズ音が小さくなるように構成している。つまり、液晶への電圧書き込み時間を十分に得ることを可能にしながらも、ノイズ音の発生を低減させている。なお、制御部14は、各表示画素の液晶に印加される電圧の極性がフレーム毎に反転するように、上述したような各種制御信号を出力している。
ところで、ベース基板Boの固有振動特性に基づいてコモン信号Vcomのデューティ比Rdを設定することにより、図3に示すように、コモン信号Vcomのデューティ比Rdが1/2とは異なるとき、つまり、第一の共通電圧Vclのデューティ長D1と第2の共通電圧Vchのデューティ長D2の長さが異なるときに、その関係が各フレーム間で等しくなるような場合には、長時間にわたり各表示画素の液晶に直流電圧成分が印加されることとなり、液晶の劣化を招く可能性がある。
そこで、このような場合には、図6に示すように、偶数フレーム毎、例えば2フレーム毎に、第一の共通電圧Vclのデューティ長D1と第二の共通電圧Vchのデューティ長D2とがその時間長において反転するようにしたコモン信号Vcomを前記共通電極に出力すれば、この反転周期に対応して液晶に印加される直流電圧成分を相殺することができ好ましい。
例えば、図7に示すように、制御部14が共通電極駆動回路13に極性反転信号Polとともに図6に示すようなデューティ反転信号Rsを出力させる。そして、共通電極駆動回路13は、デューティ反転信号Rsがハイレベルの場合に、上述したように極性反転信号Polがハイレベルのときに液晶に印加される電圧が正極性になるように第一の共通電圧Vclを印加し、極性反転信号PolがローレベルVplのときに液晶に印加される電圧が負極性になるように第二の共通電圧Vchを印加する。また、デューティ反転信号Rsがローレベルの場合には、極性反転信号Polがハイレベルのときに液晶に印加される電圧が負極性になるように第二の共通電圧Vchを印加し、極性反転信号PolがローレベルVplのときに液晶に印加される電圧が正極性になるように第一の共通電圧Vclを印加する。
なお、上述の実施形態では、制御部14に、予め、セラミックコンデンサScの伸縮周期に対するベース基板Boの共振度合いが比較的低くなるデューティ比を設定しておき、コモン信号Vcomでのデューティ比Rdが当該デューティ比となるように極性反転信号Polを共通電極駆動回路13に出力する場合について説明したが、コモン信号Vcomの周波数は一定にしたままの状態でコモン信号Vcomのデューティ比Rdを外部制御により可変調整可能な構成としてもよい。ノイズ音の発生度合いを確認しながらデューティ比Rdを調整することができ好ましい。例えば、極性反転制御信号Polのレベル反転タイミングと水平同期信号Hsのレベル反転タイミングとが同期するように構成するとともに、水平同期信号Hsのレベル反転タイミングを基準とした極性反転制御信号Polのレベル反転タイミングを外部制御手段によるユーザからの操作に基づいて可変調整する調整手段を備える構成とすればよい。
上述した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、各機能ブロックの具体的な構成は本発明の作用効果を奏する範囲において適宜変更設計できることはいうまでもない。
1:液晶表示装置
10:表示パネル
11:走査ドライバ
12:信号ドライバ
13:共通電極駆動回路
14:制御部
15:電源調整回路
20:映像メモリ
D1:第一の共通電圧のデューティ長
D2:第二の共通電圧のデューティ長
Vcl:第一の共通電圧
Vch:第二の共通電圧
Vcom:コモン信号
10:表示パネル
11:走査ドライバ
12:信号ドライバ
13:共通電極駆動回路
14:制御部
15:電源調整回路
20:映像メモリ
D1:第一の共通電圧のデューティ長
D2:第二の共通電圧のデューティ長
Vcl:第一の共通電圧
Vch:第二の共通電圧
Vcom:コモン信号
Claims (6)
- 複数の走査信号線と複数のデータ信号線との交点に対応するように設けられた画素電極と、
液晶を介して前記画素電極と対向するように配置された共通電極と、
第一電圧と第二電圧とが交互に出力されるコモン信号を前記共通電極に所定の周波数で出力する共通電極駆動手段と、
前記各走査信号線の配列順序に対応するように前記走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動手段と、を備え、
前記共通電極駆動手段は、隣接する走査信号線間で当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧が異なるように、且つ、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが異なるように、前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記共通電極駆動手段は、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが所定数のフレーム毎に反転するように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記共通電極駆動手段は、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが2フレーム毎に反転するように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記共通電極駆動手段は、当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧がフレーム毎に異なるように前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の液晶表示装置。
- 前記コモン信号のデューティ比を可変調整する調整手段を備えたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の液晶表示装置。
- 複数の走査信号線と複数のデータ信号線との交点に対応するように設けられた画素電極と、液晶を介して前記画素電極と対向するように配置された共通電極と、を備えた液晶表示装置の駆動方法であって、
第一電圧と第二電圧とが交互に出力されるコモン信号を前記共通電極に所定の周波数で出力する際に、
隣接する走査信号線間で当該走査信号線が選択されているときに前記共通電極に印加される電圧が異なるように、且つ、前記第一電圧のデューティ長と前記第二電圧のデューティ長とが異なるように、前記コモン信号を前記共通電極に出力することを特徴とする駆動方法。
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JP2008180117A JP2010020074A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | 液晶表示装置及びその駆動方法 |
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-
2008
- 2008-07-10 JP JP2008180117A patent/JP2010020074A/ja active Pending
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