JP2010017496A - 防菌消臭マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来、光触媒を利用した防菌消臭マスクでは長時間の利用、夜間や暗い室内での使用が困難であった。
【解決手段】 この発明の防菌消臭マスクによれば光触媒を自家発光で起励するため夜間、暗い室内での使用や有害物の種類が限定されない。さらに化学物質の反応で吸着しないので使用時間等が限定されず信頼性の高い製品を提供できる。
【選択図】図1
【解決手段】 この発明の防菌消臭マスクによれば光触媒を自家発光で起励するため夜間、暗い室内での使用や有害物の種類が限定されない。さらに化学物質の反応で吸着しないので使用時間等が限定されず信頼性の高い製品を提供できる。
【選択図】図1
Description
この発明は防菌消臭マスクに関しフィルタ機能を有する布に酸化チタンを塗布したフイルタ部材に所定位置よりLED照明部材から特定波長を発光することにより有害細菌、有毒ガスを人体に取り込むことを予防することができる。
近年、各種機能性を有した防菌消臭マスクが普及している。
これらマスクは一般的にマスクのフイルタ布の特性、機能を強化して有害細菌、有毒ガス等有害物を吸引ろ過して人体に取りこまないようになっている。
しかしこのマスクではフィルタ布のメッシュを微細化する構造のため空気の流れが悪くなる。そこで従来のマスクと比べ呼吸に力がかかり体力のない利用者がこのマスクを長時間使用することは困難である。
また、有害物の吸引吸着物質として活性炭や化学反応物質を利用したものもあるが吸着因子が選択されるので有害物の種類が限定される。さらに化学反応物質では吸着量に限界があり使用時間等が限定されてしまう欠点があった。
また近年酸化チタン等の光触媒作用を利用したマスクも登場しているが夕方、夜間、薄暗い部屋内では光の作用が微弱で光触媒効果が弱く十分な機能を発揮できなかった。
これらマスクは一般的にマスクのフイルタ布の特性、機能を強化して有害細菌、有毒ガス等有害物を吸引ろ過して人体に取りこまないようになっている。
しかしこのマスクではフィルタ布のメッシュを微細化する構造のため空気の流れが悪くなる。そこで従来のマスクと比べ呼吸に力がかかり体力のない利用者がこのマスクを長時間使用することは困難である。
また、有害物の吸引吸着物質として活性炭や化学反応物質を利用したものもあるが吸着因子が選択されるので有害物の種類が限定される。さらに化学反応物質では吸着量に限界があり使用時間等が限定されてしまう欠点があった。
また近年酸化チタン等の光触媒作用を利用したマスクも登場しているが夕方、夜間、薄暗い部屋内では光の作用が微弱で光触媒効果が弱く十分な機能を発揮できなかった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものでこの発明では酸化チタン、光触媒アパタイト等を塗布したフイルタ部材にLED照明部材から特定波長、紫外線を発光して照射してことにより呼気に含まれる有害物質を分解する防菌消臭マスクを提供することができる。
この発明の防菌消臭マスクでは酸化チタン等光触煤を塗布したフイルタ部材にLED照明部材で光を照射することにより光触媒作用で有害細菌、有毒ガス等有害物を分解し無害化することにより人体にたいして安全性の高い製品を供給することができる特徴がある。
本発明を一実施例により説明する。
この発明ではフィルタ機能を有する布に酸化チタン等光触媒を塗布してフイルタ部材としこのフィルタ部材の所定位置に特定波長を発光するLED照明部材を配置している。
図1はこの発明の防菌消臭マスク1の構造を示す。
この防菌消臭マスク1ではフィルタ機能を有する布例えば通常のマスクの表面および又は裏面に酸化チタンを塗布したフイルタ部材2が設けられている。
ここでいう酸化チタンとは光触媒作用を有するタイプに結晶加工(例えばルチル型)されたものをいう。
さらにこれらを酸化チタンの粉末に白金微粒子をつけたPt/TiO2のように半導体光触媒、マイクロ光電気化学セル化として使用してもよい。
またアパタイト(リン酸カルシウム)との組合せて光触媒アパタイトタイプ(ハイブリッド光触媒)として使用してもよい。
さらに酸化チタンを布にスパッタリングしてもよい。このフイルタ部材2の所定位置には支持部材5、LED3の駆動回路4で構成されたLED照明部材が配置される。
これらの細部について説明するとLED3は前記酸化チタンが光触媒作用を生じる特定波長、例えば紫外線や紫外線を含む波長の光線を発光する。駆動回路4はLED3を発光するための回路を構成する。この駆動回路4は図示しないセンサたとえばサーミスタで使用者の呼気を検出しこの呼気に比例してLED3の発光量を制御するような回路にしてもよい。支持部材5は前記使用者の呼気を妨げない位置に部材間隔を確保するものであり微細な穿孔がされるとともに前記酸化チタンの光触媒作用を妨げない光透過性を有した材質(例えばプラスチック)で構成される。またこの図ではLED3は支持部材5の裏面に設置したがこの部材5の表面に貼付けてもよい。
さらに前記LED照明部材の裏面に酸化チタンの光触媒作用により発生する活性酸素を除去する酸素除去部材6例えば活性炭を添付したフイルタ層を設けてもよい。またLED3の発光する紫外線、紫外線を含む光線を使用者の顔面から遮断する紫外線遮断フイルタ部材(図示せず)を設けてもよい。
ここで本発明の防菌消臭マスク1の使用動作について説明する。
本発明の防菌消臭マスクはこれを顔面に装着して使用する。
まず装着に伴い防菌消臭マスク1の駆動回路4を起動してLED3を発光する。
フイルタ部材2の酸化チタン面が励起され光触媒効果が起動する。使用者が呼気を開始してフイルタ部材2から有毒物が琉入するとこの酸化チタン面で有害物が光触媒の作用で分解される。ここにおいてもし活性酸素が多量に発しても前記酸素除去部材6があれば除去されるし紫外線遮断フイルタ部材で紫外線が使用者の顔面から遮断される。
この発明ではフィルタ機能を有する布に酸化チタン等光触媒を塗布してフイルタ部材としこのフィルタ部材の所定位置に特定波長を発光するLED照明部材を配置している。
図1はこの発明の防菌消臭マスク1の構造を示す。
この防菌消臭マスク1ではフィルタ機能を有する布例えば通常のマスクの表面および又は裏面に酸化チタンを塗布したフイルタ部材2が設けられている。
ここでいう酸化チタンとは光触媒作用を有するタイプに結晶加工(例えばルチル型)されたものをいう。
さらにこれらを酸化チタンの粉末に白金微粒子をつけたPt/TiO2のように半導体光触媒、マイクロ光電気化学セル化として使用してもよい。
またアパタイト(リン酸カルシウム)との組合せて光触媒アパタイトタイプ(ハイブリッド光触媒)として使用してもよい。
さらに酸化チタンを布にスパッタリングしてもよい。このフイルタ部材2の所定位置には支持部材5、LED3の駆動回路4で構成されたLED照明部材が配置される。
これらの細部について説明するとLED3は前記酸化チタンが光触媒作用を生じる特定波長、例えば紫外線や紫外線を含む波長の光線を発光する。駆動回路4はLED3を発光するための回路を構成する。この駆動回路4は図示しないセンサたとえばサーミスタで使用者の呼気を検出しこの呼気に比例してLED3の発光量を制御するような回路にしてもよい。支持部材5は前記使用者の呼気を妨げない位置に部材間隔を確保するものであり微細な穿孔がされるとともに前記酸化チタンの光触媒作用を妨げない光透過性を有した材質(例えばプラスチック)で構成される。またこの図ではLED3は支持部材5の裏面に設置したがこの部材5の表面に貼付けてもよい。
さらに前記LED照明部材の裏面に酸化チタンの光触媒作用により発生する活性酸素を除去する酸素除去部材6例えば活性炭を添付したフイルタ層を設けてもよい。またLED3の発光する紫外線、紫外線を含む光線を使用者の顔面から遮断する紫外線遮断フイルタ部材(図示せず)を設けてもよい。
ここで本発明の防菌消臭マスク1の使用動作について説明する。
本発明の防菌消臭マスクはこれを顔面に装着して使用する。
まず装着に伴い防菌消臭マスク1の駆動回路4を起動してLED3を発光する。
フイルタ部材2の酸化チタン面が励起され光触媒効果が起動する。使用者が呼気を開始してフイルタ部材2から有毒物が琉入するとこの酸化チタン面で有害物が光触媒の作用で分解される。ここにおいてもし活性酸素が多量に発しても前記酸素除去部材6があれば除去されるし紫外線遮断フイルタ部材で紫外線が使用者の顔面から遮断される。
本発明の防菌消臭マスクによればマスクのフイルタの酸化チタンをLEDからの特定波長の光線で消毒、防臭することにより有害細菌、有毒ガス等有害物を人体に取りこまない利点がある。またフィルタのメッシュの荒さで有害物を除去しないのでフィルタを微細する必要がなく従来の機能性マスクと比べ呼吸に力がかからず体力のない利用者も長時間マスクを使用することができる。
また、有害物の吸引として化学物質を利用しないので有害物の種類が限定されず吸着量に限界がなくしかも使用時間等が長い特徴がある。
また、有害物の吸引として化学物質を利用しないので有害物の種類が限定されず吸着量に限界がなくしかも使用時間等が長い特徴がある。
1防菌消臭マスク 2フイルタ部材 3LED 4駆動回路 5支持部材 6酸素除去部材
Claims (8)
- フィルタ機能を有する布に光触媒作用を有するタイプの酸化チタンを塗布したフイルタ部材とこのフイルタ部材の所定位置にあり特定波長を発光するLED照明部材とから構成された防菌消臭マスク。
- フィルタ機能を有する布に光触媒作用を有するタイプの酸化チタンを塗布したフイルタ部材とこのフイルタ部材の所定位置にありマスク使用者の呼気に比例して特定波長を発光するLED照明部材とから構成された防菌消臭マスク。
- フィルタ機能を有する布に光触媒作用を有するタイプの酸化チタンを塗布したフイルタ部材とこのフイルタ部材の所定位置にありマスク使用者の呼気に比例して紫外線を発光するLED照明部材とから構成された防菌消臭マスク。
- フィルタ機能を有する布に光触媒作用を有するタイプの酸化チタンおよび又は光触媒アパタイトを塗布したフイルタ部材とこのフイルタ部材の所定位置にあり特定波長を発光するLED照明部材とから構成された防菌消臭マスク。
- フィルタ機能を有する布に光触媒作用を有するタイプの酸化チタンおよび又は光触媒アパタイトを塗布したフイルタ部材とこのフイルタ部材の所定位置にありマスク使用者の呼気に比例して紫外線を発光するLED照明部材とから構成された防菌消臭マスク。
- フィルタ機能を有する布に光触媒作用を有するタイプの酸化チタンを塗布したフイルタ部材とこのフイルタ部材の所定位置にあり紫外線を発光するLED照明部材と前記紫外線が人体に当たらないように遮断する紫外線遮断フイルタ部材とから構成された防菌消臭マスク。
- フィルタ機能を有する布に光触媒作用を有するタイプの酸化チタンを塗布したフイルタ部材とこのフイルタ部材の所定位置にあり特定波長を発光するLED照明部材と前期フイルタ部材で発生した活性酸素を除去する酸素除去部材とから構成された防菌消臭マスク。
- フィルタ機能を有する布に光触媒作用を有するタイプの酸化チタンを塗布したフイルタ部材とこのフイルタ部材の所定位置にあり使用者の呼気に比例して紫外線を発光するLED照明部材と前記フイルタ部材で発生した活性酸素を除去する酸素除去部材とから構成された防菌消臭マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008203591A JP2010017496A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | 防菌消臭マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008203591A JP2010017496A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | 防菌消臭マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010017496A true JP2010017496A (ja) | 2010-01-28 |
Family
ID=41702956
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008203591A Pending JP2010017496A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | 防菌消臭マスク |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010017496A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012024422A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Kiyohara Optics Inc | 脳の活動状態測定装置 |
JP2012024421A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Kiyohara Optics Inc | 粒子供給装置 |
JP2012139478A (ja) * | 2011-01-04 | 2012-07-26 | Nisshin Denki:Kk | 紫照明付き安全マスク |
JP6812598B1 (ja) * | 2020-07-14 | 2021-01-13 | 株式会社アールエフ | 紫外線照射装置 |
KR102238801B1 (ko) * | 2020-04-01 | 2021-04-15 | 하상균 | 전염병 예방용 지능형 가압마스크 |
JP2021188183A (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 旭化成株式会社 | フェイスマスクシステム |
-
2008
- 2008-07-10 JP JP2008203591A patent/JP2010017496A/ja active Pending
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JP2012024422A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Kiyohara Optics Inc | 脳の活動状態測定装置 |
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JP2021188183A (ja) * | 2020-05-29 | 2021-12-13 | 旭化成株式会社 | フェイスマスクシステム |
JP7010996B2 (ja) | 2020-05-29 | 2022-01-26 | 旭化成株式会社 | フェイスマスクシステム |
JP6812598B1 (ja) * | 2020-07-14 | 2021-01-13 | 株式会社アールエフ | 紫外線照射装置 |
JP2022017800A (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-26 | 株式会社アールエフ | 紫外線照射装置 |
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