JP2010016738A - 監視映像多画面表示システム及び監視映像多画面表示方法 - Google Patents

監視映像多画面表示システム及び監視映像多画面表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することが可能な監視映像多画面表示システム及び監視映像多画面表示方法を提供する。
【解決手段】監視映像多画面表示装置108の全体制御部110が、追加映像により隠蔽される領域をスライス分割するような領域分割情報を生成し、監視映像送信装置101の符号化制御部106が領域分割情報に基づきスライス分割された映像データとして符号化し、映像復号部112が追加映像により隠蔽されるスライス分割領域の復号処理を中止する。これにより、既に多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像された映像を符号化し、符号化した複数の映像データを1つの画面上に合成して多画面表示する監視映像多画面表示システム及び監視映像多画面表示方法に関する。
図19は、従来の監視映像多画面表示システムの概略構成例を示すブロック図である。同図において、従来の監視映像多画面表示システムは、IPネットワーク1602を介して複数の監視カメラ1601と監視映像多画面表示装置1603が接続される構成となっている。監視映像多画面表示装置1603は、監視カメラ1601からの映像データを受信する映像受信部1605と、受信した映像データを復号し、復号した映像データを復号用メモリ1609に格納する映像復号部1606と、復号用メモリ1609から復号された映像データを読み出し、1つの画面に合成し表示画像を表示用メモリ1610に格納する映像合成部1607と、表示用メモリ1610から映像データを読み出して、監視モニタ1611に表示する映像表示部1608とから構成されている。このように従来システムでは、複数の監視カメラ1601から送られてくる符号化された映像データを復号して、1画面に多画面合成表示するようにしている。
図20は、監視カメラ1601が6台の場合の、多画面の表示レイアウトの一例である。CH1(1701)〜CH6(1706)がそれぞれ、監視カメラ1601からの映像データに相当する。
図21は、映像復号部1606の動作概要を示す図である。一般に複数の復号部を用意するのは不経済であり、復号部をn倍速(この例の場合は6倍速)で動作させ、デコード周期1801以内に、CH1[0]<監視カメラ1601の1台目の0フレーム目を意味する>(1802−1)〜CH6[0](1802−6)分の復号を完了させる。ここで、デコード周期1801は、例えばNTSC(National Television Standards Committee)規格の場合には、約33msec、PAL(Phase Alternating Line)規格の場合には、約40msecである。通常状態では、図20の上図のように6台分がタイル状に表示されているが、何らかのイベント発生(監視カメラ1601や他の装置による何らかの異常状態の通知)に合わせて、新たな監視カメラ1601の映像を追加映像CHX1707として表示する必要がある。
映像復号部1606の能力(この例では、映像復号部1606の能力は6台分の映像をリアルタイムに表示する能力と仮定)を超えて追加映像CHX1707を表示するためには技術的な工夫が必要となる。まず、監視カメラ1601の符号化方式が、MPEG−2、MPEG−4、MPEG−4 AVC(H.264)などの動画像向けの方式の場合について説明する。MPEG(Moving Picture Experts Guoup)標準の詳細については、ISO/IEC 13818(MPEG−2)、ISO/IEC 14496(MPEG−4、MPEG−4 AVC)を参照のこと。
図22は、MPEG標準における代表的なピクチャ構造1901を示している。ピクチャは、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3種類が存在している。ここで、Iピクチャは、他のピクチャと関係なく単独で復号可能であり、画面内予測ピクチャとも呼ばれている。Pピクチャは画面間予測ピクチャであり、その直前のIピクチャあるいはPピクチャの復号結果を用いて復号可能であり、画面間予測ピクチャとも呼ばれている。また、Bピクチャは双方向画面間予測ピクチャであり、その直前直後のIピクチャあるいはPピクチャの復号結果を用いて復号可能であり、双方向画面間予測ピクチャとも呼ばれている。このIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3種類のピクチャで構成されている場合に、復号処理をスキップする方法としては、Pピクチャ及びBピクチャの復号処理をスキップして、Iピクチャのみ選択的に復号する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
他の方法としては、Iピクチャのみ復号する場合の画質低下を防ぐため、Bピクチャの復号処理をスキップし、Iピクチャの選択的な復号に加えて、Pピクチャの復号を一部実施する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。また、他の方法としては、さらに画質を改善するために、Bピクチャのみスキップして、IピクチャとPピクチャを選択的に復号する方法が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
上記の方法により、CH1[P0](1902)あるいはCH1[B0](1904)の復号処理をスキップして、追加映像であるCHX[x](1903)及びCHX[x+1](1905)を復号する。
次に、監視カメラ1601の符号化方式が、JPEGなどの静止画像向けの方式の場合について説明する。JPEG(Joint Photographic Experts Group)標準の詳細については、ISO/IEC 10918を参照のこと。JPEG標準では、MPEG標準におけるIピクチャで構成されたピクチャ構造と類似である。図23は、JPEG標準におけるピクチャ構造2001を示している。Iピクチャのみで構成されており、任意のピクチャのスキップが可能である。例えば、CH1[I1](2002)あるいはCH1[I8](2004)の復号処理をスキップして、追加映像であるCHX[x](2003)及びCHX[x+1](2005)を復号する。
以下では、上記同様に監視カメラ1601が7台以上存在し、通常状態では6台の映像を表示し、イベント発生に合わせて、7台目の監視カメラ1601からの映像データを追加映像として表示する例で説明している。
特開昭63−310293号公報 特開平7−154743号公報 特開平11−155129号公報
しかしながら、従来の監視映像多画面表示システムにおいては、開示されているいずれの方法を用いても、何らかの処理をスキップする必要があり、結果としてピクチャの表示間隔が不均一になる、あるいは、スムーズに表示されないなど、映像の表示品質が低下するという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、既に多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することが可能な監視映像多画面表示システム及び監視映像多画面表示方法を提供することを目的とする。
本発明の監視映像多画面表示システムは、監視映像多画面表示装置と複数の監視映像送信装置がネットワークを介して接続され、複数の前記監視映像送信装置の夫々が撮像した映像を符号化して送信し、前記監視映像多画面表示装置が複数の前記監視映像送信装置の夫々から送信された映像データを受信して、受信した複数の映像データを1つの画面上に合成して多画面表示する監視映像多画面表示システムであって、前記監視映像送信装置は、撮像された映像を符号化する映像符号化手段と、前記映像符号化手段で符号化された映像データを前記ネットワークに送信する映像送信手段と、前記ネットワークから領域分割情報などの符号化制御情報を受信する制御情報受信手段と、前記制御情報受信手段で受信された前記符号化制御情報に基づいて前記映像符号化手段の動作を制御する符号化制御手段とを備え、前記監視映像多画面表示装置は、前記ネットワークから前記符号化された映像データを受信する映像受信手段と、前記映像受信手段で受信された映像データを復号化する映像復号手段と、複数の前記復号化された映像データを合成して1画面となるように合成する映像合成手段と、前記映像合成手段で合成された映像データを画面に表示する映像表示手段と、前記映像復号手段と前記映像合成手段と前記映像表示手段の動作を制御し且つ前記符号化制御情報を生成する全体制御手段と、前記全体制御手段により生成された前記符号化制御情報を前記ネットワークに送信する制御情報送信手と、を備える。
この構成により、監視映像多画面表示装置の映像復号手段で得られる情報より生成される符号化制御情報で、監視映像送信装置の映像符号化手段を制御可能とし、領域分割された映像データを選択的に受信することで、既に多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することが可能となる。
また、上記構成において、前記全体制御手段は、監視映像を多画面表示中にさらに追加映像を重畳して表示する際に、前記追加映像により隠蔽される映像を複数の領域へと分割する前記符号化制御情報を生成し、前記映像復号手段は、前記追加映像により隠蔽される領域の復号処理を中止する。
この構成により、領域分割された映像データをすべて受信する場合でも、既に多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することが可能となる。
また、上記構成において、前記全体制御手段は、多画面表示映像の表示位置を変更するように前記映像合成手段を制御する。
この構成により、多画面表示中のすべての映像から、追加映像により隠蔽される領域を選択でき、より重要な映像領域を隠蔽することなく、追加映像を重畳表示することが可能となる。
また、上記構成において、前記全体制御手段は、前記映像復号手段により復号中に得られる動きベクトル情報を用い、より動きの小さな領域を、前記追加映像により隠蔽する領域として選択する。
この構成により、監視用途で有用な動きのある領域を隠蔽することなく、追加映像を重畳表示することが可能となる。
また、上記構成において、前記全体制御手段は、前記映像復号手段により復号中に得られる参照関係情報を用い、より参照される量の小さな領域を、前記追加映像により隠蔽する領域として選択する。
この構成により、追加映像により隠蔽されない領域の画質低下を防止しながら、追加映像を重畳表示することが可能となる。
また、上記構成において、前記全体制御手段は、復号された映像データ中から人物領域を検出し、より人物の含まない領域を、前記追加映像により隠蔽する領域として選択する。
この構成により、監視用途で有用な人物領域を隠蔽することなく、追加映像を重畳表示することが可能となる。
また、上記構成において、前記全体制御手段は、前記追加映像の一部分を切り出す、あるいは、全体を縮小して、前記追加映像により隠蔽する領域を変更する。
この構成により、追加映像の大きさを制御することで、隠蔽される領域を最小化しながら、重畳表示することが可能となる。
また、上記構成において、前記全体制御手段は、前記追加映像により隠蔽される映像を、前記復号部による復号処理を中止する領域と、復号処理を一部スキップする領域と、完全に復号処理する領域とに分割して、優先度付けする。
この構成により、追加映像の復号時間が隠蔽される領域の全復号時間を上回る場合でも、すでに多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することが可能となる。
また、上記構成において、前記映像符号化手段は、前記符号化制御情報に基づきスライス構造を利用して、領域分割された映像データとして符号化する。
また、上記構成において、前記映像符号化手段は、前記符号化制御情報に基づき復号のリスタート構造を利用して、領域分割された映像データとして符号化する。
本発明の監視映像多画面表示方法は、監視映像多画面表示装置と複数の監視映像送信装置がネットワークを介して接続され、複数の前記監視映像送信装置の夫々が撮像した映像を符号化して送信し、前記監視映像多画面表示装置が複数の前記監視映像送信装置の夫々から送信された映像データを受信して、受信した複数の映像データを1つの画面上に合成して多画面表示する監視映像多画面表示方法であって、前記監視映像送信装置で撮像された映像を符号化する映像符号化工程と、前記映像符号化工程で符号化された映像データを前記ネットワークに送信する映像送信工程と、前記ネットワークから領域分割情報などの符号化制御情報を受信する制御情報受信工程と、前記制御情報受信工程で受信された前記符号化制御情報に基づいて前記映像符号化工程における符号化を制御する符号化制御工程と、前記監視映像多画面表示装置において、前記ネットワークから前記符号化された映像データを受信する映像受信工程と、前記符号化されたデータを復号化する映像復号工程と、複数の前記復号化された映像データを合成して一画面となるように合成する映像合成工程と、前記合成された映像データを画面に表示する映像表示工程と、前記映像復号工程における復号化、前記映像合成工程における映像合成及び前記映像表示工程における映像表示をそれぞれ制御し且つ前記符号化制御情報を生成する全体制御工程と、前記全体制御工程により生成された前記符号化制御情報を前記ネットワークに送信する制御情報送信工程と、を備えた。
この方法により、映像復号工程で得られる情報より生成される符号化制御情報で、映像符号化工程を制御可能とし、領域分割された映像データを選択的に受信することで、既に多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することが可能となる。
本発明によれば、既に多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することが可能な監視映像多画面表示システム及び監視映像多画面表示方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る監視映像多画面表示システムの概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の監視映像多画面表示システムは、複数の監視映像送信装置101と1つの監視映像多画面表示装置108がIPネットワーク107を介して接続された構成を有する。
監視映像送信装置101は、撮像された映像データを符号化してIPネットワーク107へ伝送する。監視映像多画面表示装置108は、IPネットワーク107から、複数の監視映像送信装置101でそれぞれ符号化された映像データを受信し、復号及び多画面合成して表示する。IPネットワーク107は、有線LAN、無線LANなどその実現形態は問わない。監視映像送信装置101は、映像送信部102、映像符号化部103、映像撮像部104、制御情報受信部105及び符号化制御部106を有して構成される。映像撮像部104は、CCD(Charge Coupled Device)あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子により映像を撮像する。映像符号化部103は、映像撮像部104により取り込まれた映像データを符号化する。映像送信部102は、符号化された映像データをIPネットワーク107に送信する。制御情報受信部105は、IPネットワーク107から、監視映像多画面表示装置108により送信された符号化を制御するための制御情報を受信する。符号化制御部106は、制御情報受信部105により受信した制御情報を利用して、映像符号化部103による符号化を制御する。
監視映像多画面表示装置108は、制御情報送信部109、全体制御部110、映像受信部111、映像復号部112、映像合成部113、映像表示部114、復号用メモリ115、表示用メモリ116を有して構成される。映像受信部111は、IPネットワーク107から符号化された映像データを受信する。映像復号部112は、映像受信部111により受信された符号化された映像データを復号し、復号用メモリ115に格納する。映像合成部113は、復号用メモリ115に格納された映像データを読み出し、1画面に合成して多画面表示映像を生成し、表示用メモリ116に格納する。映像表示部114は、表示用メモリ116に格納された多画面表示映像を読み出して、CRTや液晶モニタなどの監視モニタ117に表示する。全体制御部110は、映像復号部112、映像合成部113及び映像表示部114を制御する。また、追加映像表示時には、監視映像送信装置101の符号化を制御するために制御情報を生成する。制御情報送信部109は、全体制御部110により生成された制御情報を受け取り、IPネットワーク107へ送信する。なお、上記各部の機能は、それぞれに設けられた記録媒体に格納された制御プログラムをプロセッサが実行することによって実現される。
次に、以上のように構成された監視映像多画面表示システムの動作を説明する。始めに、全体制御部110の動作を示す。図2は本実施の形態における全体制御部110の動作処理手順を示すフローチャートである。同図において、全体制御部110は、監視映像多画面表示装置108の終了が指示されているかどうか判断する(ステップS201)。終了が指示されていない場合、映像復号部112でリアルタイムに復号可能なCh数を超えているかどうか判断する(ステップS202)。ここで、Chは監視映像送信装置101から送信される符号化された映像データの識別子である。また、リアルタイムに復号可能とは、例えば、復号可能なCh数が6で各Chが30ピクチャ/秒で符号化されている場合、映像復号部112が6×30=180ピクチャ/秒の復号能力を持つということである。Ch数の上限未満の場合、映像復号部112へ復号命令(全復号命令)を発行する(ステップS203)。復号命令を発行後に、すべてのChの復号命令を発行したかどうか判断する(ステップS204)。発行済みでない場合、ステップS203の処理に戻る。発行済みであれば、映像合成部113へ合成命令を発行する(ステップS212)。その後、ステップS201の処理へと戻る。
ステップS202の判断にて、Ch数の上限を超えている場合(=追加映像が表示される場合)、追加映像により隠蔽される映像データがすでにスライス分割されているかどうか判断する(ステップS205)。スライス分割については、監視映像送信装置101の符号化制御部106の動作説明時に詳細に記述する。すでにスライス分割されている場合、映像復号部112に対して、追加映像に関しては、通常の復号処理を行うよう復号命令(全復号命令)を発行し、隠蔽される映像データに関しては、スライス分割領域(=隠蔽領域)の復号を停止するような復号命令(一部復号命令)を発行する(ステップS210)。復号命令を発行後に、追加映像を含むすべてのChの復号命令を発行したかどうか判断する(ステップS211)。発行済みでない場合、ステップS210の処理に戻る。発行済みであれば、映像合成部113へ追加映像を重畳して合成する合成命令を発行する(ステップS212)。
ステップS205の判断にて、スライス分割済みでない場合、映像復号部112へ復号命令(全復号命令)を発行する(ステップS206)。復号命令の発行後に、すべてのChの復号命令を発行したかどうか判断する(ステップS207)。発行済みでない場合、ステップS206の処理に戻る。発行済みであれば、追加映像により隠蔽される領域(Ch及びCh内の領域=スライス分割領域)を決定し、領域分割のための制御情報(=領域分割情報)を生成する(ステップS208)。
次に、図3及び図4を用いて、ステップS208の動作を補足説明する。図3は本実施の形態における領域分割情報の一例を示す図であり、図4は本実施の形態における監視映像多画面表示システムの動作概要を示す図である。
図3においては、ピクチャ501がスライス1(502)とスライス2(503)に分割されている状態を表している。この場合の、領域分割情報はスライス2(503)の左上座標(X1、Y1)及び右下座標(X2、Y2)となり、この情報をステップS208にて生成する。
図4においては、CH1(801)〜CH6(806)を多画面表示中に、追加映像の表示が発生し、CH1(801)がスライス1−2(808−1)とスライス1−1(807−1)に、CH2(802)がスライス2−2(808−2)とスライス2−1(807−2)に、CH4(804)がスライス4−2(808−3)とスライス4−1(807−3)に、CH5(805)がスライス5−2(808−4)とスライス5−1(807−4)に、スライス分割されている状態を示している。このようなスライス分割をステップS208で決定する。具体的には、スライス分割する領域は、例えば追加映像の領域が均等にCH1(801)、CH2(802)、CH4(804)、CH5(805)を隠蔽するように決定する。領域809(スライス1−1(807−1)、スライス2−1(807−2)、スライス4−1(807−3)、スライス5−1(807−4))の上に、追加映像を表示する。
次に、映像復号部112の動作を説明する。図5は、映像復号部112の動作処理手順を示すフローチャートである。同図において、映像復号部112は、復号命令が全体制御部110より発行されるのを待つ(ステップS301)。復号命令を受け取ると、映像受信部111から、該当するChの符号化された映像データを取得する(ステップS302)。復号命令の属性が全復号の場合には、取得した映像データ全体を復号し、復号命令の属性が一部復号の場合には、取得した映像データの指定されたスライスのみ復号する(ステップS303)。復号された結果を復号用メモリ115へと出力する(ステップS304)。
次に、映像合成部113の動作を説明する。図6は、映像合成部113の動作処理手順を示すフローチャート、図7は映像合成部13の合成動作を示す図である。図6及び図7において、映像合成部113は、合成命令が全体制御部110より発行されるのを待つ(ステップS401)。合成命令を受け取ると、復号用メモリ115から復号された映像データを取得する(ステップS402)。合成するのに必要なすべての映像データを取得後に、多画面への合成処理を行う(ステップS403)。その後、多画面合成された結果画像を表示用メモリ116へと出力する(ステップS404)。より具体的には、画像合成部113は、CH1の復号結果格納領域405−1〜CH6の復号結果格納領域405−6を読み出し、表示画像406を生成する。
次に、監視映像送信装置101の符号化制御部106及び映像符号化部103の動作を説明する。図8は符号化制御部106の動作処理手順を示すフローチャート、図9は映像符号化部103の動作処理手順を示すフローチャート、図10はスライス符号化の動作処理手順を示すフローチャートである。図8において、符号化制御部106は、全体制御部110により生成された領域分割情報を、制御情報受信部105が受け取っているかどうかを判断する(ステップS601)。領域分割情報を受け取っていない場合には、1スライスで符号化するように映像符号化部103へ符号化命令を発行し、ステップS601の処理へと戻る(ステップS602)。領域分割情報を受け取っている場合には、nスライス(本実施の形態の説明の例では、n=2)で符号化するように、映像符号化部103へ符号化命令を発行し、ステップS601の処理へと戻る。
図9において、映像符号化部103は、符号化命令が符号化制御部106により発行されるのを待つ(ステップS611)。符号化命令を受け取ると、映像撮像部104より映像が入力されるのを待つ(ステップS612)。入力された映像をマクロブロック単位に分割する(ステップS613)。マクロブロックは、映像を符号化する際の単位であり、例えば16x16画素からなる。マクロブロックには、MPEG−2、MPEG−4、H.264などの国際標準規格等が用いられる。映像符号化部103は、このマクロブロックを基本単位としてスライス符号化を行う。次に、符号化制御部106からの符号化命令からスライス分割数(本実施の形態の説明の例では、n=2)及び分割領域を決定する(ステップS614)。例えば、図3に示すように分割する。ステップS612により生成されたマクロブロックを用いてスライス符号化をする(ステップS615)。なお、スライス符号化の詳細については後述する。その後、スライス符号化された映像データを映像送信部102へ出力する(ステップS616)。最後のスライスまで符号化されたかどうか判断する(ステップS617)。最終スライスまで符号化済みの場合、ステップS611の処理に戻り、符号化済みでない場合、ステップS612の処理に戻る。
次に、ステップS614で行うスライス符号化について詳細に説明する。図10において、まず映像符号化部103は、ステップS612で生成されたマクロブロックデータ及び符号化制御部106から得られるマクロブロック符号化特性を入力し(ステップS620)、マクロブロックデータの処理を開始する(ステップS621)。マクロブロック毎に、フレームメモリ628(撮像された映像を保持するメモリ)に格納されている前後数ピクチャ内でマッチング処理を行って動きベクトルを検出し、動きベクトル情報に基づいて動き補償を行い(画面間予測)、予測画像を生成する(ステップS623)。
また、動き補償予測を行ったマクロブロックに対し、画面内予測(イントラ予測)を行い、予測画像を生成する(ステップS622)。ステップS623、ステップS622で生成された、それぞれの予測画像に対し、予測誤差を計算し、より誤差が少ない予測画像を選択する(ステップS624)。選択された予測画像と入力された映像を比較し、予測差分信号を生成する(ステップS625)。
予測差分信号に対し、2次元の周波数成分に分解するDCT変換(離散コサイン変換)を行った後、このDCT変換係数を、入力されたマクロブロック符号化特性(例えば、量子化ステップ)を用いて、量子化係数を出力する(ステップS626)。ここでは、マクロブロック符号化特性の一例として、量子化ステップを示す。量子化ステップを小さくすると、マクロブロックの発生符号量が大きくなる。逆に、量子化ステップを大きくすると、マクロブロックの発生符号量が小さくなる。ステップS626で出力された量子化係数を用いて、エントロピー符号化を行い(ステップS627)、スライスデータを出力する。
符号化制御部106は、エントロピー符号化の結果、発生した符合量のフィードバックを受けながら、目標とする基準値(例えば1秒間あたりの符号量)を満たせるようにマクロブロック符号化特性を制御する。また、ステップS626で出力された量子化係数を用いて、逆量子化及び逆DCT変換を行い、予測差分信号を生成する(ステップS631)。そして、符号化制御部106は、上記ステップS624で選択された、動き補償予測処理あるいはイントラ予測処理により生成される予測画像と、ステップS631で生成される予測差分信号とを加算し、復号画像を生成する(ステップS630)。生成された復号画像のマクロブロック境界に対し、ブロック境界が目立たないようにデブロッキングフィルタ処理を施し(ステップS629)、デブロッキングフィルタ処理が施された復号画像をフレームメモリ628に格納する。より具体的には、H.264などの符号化方式の標準を用いることで実現可能である。
図11は、本実施の形態における映像復号部の動作を示す図である。各処理部が上記説明のように動作することで、図11に示す状態を実現できる。つまり、通常表示状態701では1デコード周期の間にCH1〜CH6の全復号を行い、追加映像表示状態702ではスライス分割しスライス分割された領域を復号中止し、復号中止期間703を設け、追加映像CHX704の全復号を可能としている。
以上のように本実施の形態の監視映像多画面表示システムによれば、監視映像多画面表示装置108の全体制御部110が、追加映像により隠蔽される領域をスライス分割するような領域分割情報を生成し、監視映像送信装置101の符号化制御部106が領域分割情報に基づきスライス分割された映像データとして符号化し、映像復号部112が追加映像により隠蔽されるスライス領域の復号処理を中止する。従って、既に多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る監視映像多画面表示システムの構成は、上述した実施の形態1に係る監視映像多画面表示システムの構成と同一であるが、全体制御部110の動作処理手順に違いがある。図12は、本実施の形態における全体制御部110の動作処理手順を示すフローチャートである。なお、同図において、上述した実施の形態1と同一内容に関しては同一の符号を付することにより、その説明を適宜省略する。
実施の形態1と異なる点のみ説明する。全体制御部110は、ステップS207により、すべてのChの復号処理が完了したと判断すると、映像復号部112から各Chのピクチャ各々の動きベクトル情報を取得する(ステップS901)。復号処理手順は、図10で示したスライス符号化の処理手順の逆処理であり、エントロピー復号後に動きベクトル情報を得ることができる。動きベクトルは、撮像された映像中の物体の動きを代表する情報であり、各マクロブロック毎に、どの方向にどの程度の動き量で物体が動いているのか推測可能である。一般に、監視用途では動きのある領域(変化があった領域)が重要であり、追加映像により隠蔽される領域の総動きベクトル量が最少となるように、Ch及びCh内の領域(=スライス分割領域)を決定する(ステップS902)。
図13は、本実施の形態における監視映像多画面表示システムの動作を示す図である。CH1(1001)からCH6(1006)を多画面表示中に、追加映像を重畳表示する場合、各CHの動きベクトルをもとに、動きベクトルの小さな領域を選択する。図13の例では、CH1は領域1007−1、CH2は領域1007−2、CH4は領域1007−3、CH5は領域1007−4であり、そのままでは追加映像を重畳できない。そのため、CHの表示位置を変更し(図13の例ではCH1とCH5を入れ替え)、動きベクトル量の総和が小さくなるようにし、領域1008の上に追加映像を重畳する。
以上のように本実施の形態の監視映像多画面表示システムによれば、監視映像多画面表示装置108の全体制御部110が、追加映像により隠蔽される領域の総動きベクトル量を最小となるようスライス分割するような領域分割情報を生成し、監視映像送信装置101の符号化制御部106が領域分割情報に基づきスライス分割された映像データとして符号化し、映像復号部112が追加映像により隠蔽されるスライス領域の復号処理を中止する。従って、すでに多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、且つ監視用途で有用な動きのある領域を隠蔽することなく、追加映像を重畳表示することができる。
なお、以上の説明では、映像復号部112の復号処理途中で得られる情報である動きベクトルを用いて分割領域を決定したが、同様に得られる被参照量を用いることで分割領域を決定することも可能である。被参照量は、あるマクロブロックに着目した際に、他のマクロブロックから参照されている(=映像差分の小さな領域として選択されている)数をもとに定義する。例えば、3個のマクロブロックから参照されていれば、被参照量は3とする。動きベクトルも組み合わせて、動きベクトル量が大きい場合には、重みづけを小さくして、加算するという方法も採用可能である(この場合、被参照量は単純に3とならない)。一般にスライス分割すると、スライスにまたがってマクロブロックを参照できず(スライスを独立して復号するための制約事項)、画質が低下する傾向にある。被参照量を用いることで、参照量の少ない領域を隠蔽される領域とし、追加映像を重畳して表示中でも、隠蔽されない領域の画質低下を抑制することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る監視映像多画面表示システムの構成は、上述した実施の形態1の監視映像多画面表示システムの構成と同一であるが、全体制御部110の動作処理手順に違いがある。図14は、本実施の形態における全体制御部110の動作処理手順を示すフローチャートである。上述した実施の形態1及び実施の形態2それぞれの監視映像多画面表示システムと同一内容に関しては、同一の符号を付することにより、その説明を適宜省略する。
実施の形態1及び実施の形態2それぞれの監視映像多画面表示システムと異なる点のみ説明する。全体制御部110は、ステップS901により動きベクトル等の復号情報を映像復号部112より取得後、復号用メモリ115に格納されている復号結果画像から人物領域を検出する(ステップS1101)。人物領域を検出する方法として、例えば特開2001−222719号公報で開示されている方法が好適である。人物領域の検出結果及び動きベクトル情報をもとに、追加映像により隠蔽される領域を決定する(ステップS1102)。監視対象のエリアによっては、人物領域は特に重要で、追加映像により隠蔽されないように領域を決定する必要があり、ステップS1102では、人物領域を隠蔽される領域から排除した後に、動きベクトルの総量が最少となるように、分割領域を決定する。
以上のように本実施の形態の監視映像多画面表示システムによれば、監視映像多画面表示装置108の全体制御部110が、追加映像により隠蔽される領域から人物領域を排除し、総動きベクトル量を最小となるようスライス分割するような領域分割情報を生成し、監視映像送信装置101の符号化制御部106が領域分割情報に基づきスライス分割された映像データとして符号化し、映像復号部112が追加映像により隠蔽されるスライス領域の復号処理を中止する。従って、すでに多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、且つ監視用途で有用な人物領域や動きのある領域を隠蔽することなく、追加映像を重畳表示することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る監視映像多画面表示システムの構成は、上述した実施の形態1に係る監視映像多画面表示システムの構成と同一であるが、全体制御部110及び映像合成部113の動作処理手順に違いがある。
全体制御部110が、スライス分割するステップ(実施の形態1におけるステップS208、実施の形態2におけるステップS902、実施の形態3におけるステップS1102)において、追加映像のサイズ変更を加味して、隠蔽される領域を決定するように変更する。映像合成部113が、全体制御部110からの命令により、追加映像からの一部の領域を切り出す、あるいは、追加映像全体を縮小できるように変更する。
図15は、本実施の形態の監視映像多画面表示システムの動作を示す図である。全体制御部110は、CH1(1201)〜CH6(1206)が多画面表示中に、追加映像を重畳表示する場合、CH1のスライス1−1(1207−1)、CH2のスライス2−1(1207−2)、CH4のスライス4−1(1207−3)、CH5のスライス5−1(1207−4)を隠蔽される領域として選択する。この領域は、前記実施の形態のスライス1−1(807−1)と異なり、横幅が小さくなっている。また、映像合成部113は、追加映像(原画像)1209の切り出しあるいは縮小により追加画像(加工画像)1210を生成しながら、追加映像を領域1208上に重畳表示する。
以上のように本実施の形態の監視映像多画面表示システムによれば、監視映像多画面表示装置108の全体制御部110が、追加映像の一部切り出しあるいは縮小することで隠蔽される領域を変更した後に、スライス分割するような領域分割情報を生成し、監視映像送信装置101の符号化制御部106が領域分割情報に基づきスライス分割された映像データとして符号化し、映像復号部112が追加映像により隠蔽されるスライス領域の復号処理を中止する。従って、すでに多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、隠蔽される領域を最小化しながら、追加映像を重畳表示することができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5に係る監視映像多画面表示システムの構成は、上述した実施の形態1の構成と同一であるが、全体制御部110の動作処理手順に違いがある。
全体制御部110が、スライス分割するステップ(実施の形態1におけるステップS208、実施の形態2におけるステップS902、実施の形態3におけるステップS1102)において、複数のスライス領域を設け各スライス領域を優先度付けしながら、隠蔽される領域を決定するように変更する。前記の実施の形態では、すでに多画面表示されている映像と追加映像で符号化方式が同一で、基本的に、追加映像を復号するのにかかる時間と、隠蔽され復号処理がスキップされる時間の合計は、ほぼ同一である場合を示している。追加映像が他の符号化方式であり、復号処理の時間が同一でない場合に、本実施の形態が特に有効となる。
図16は、本実施の形態における領域分割情報の一例を示す図である。前記の実施の形態のように、(追加映像を4分割した面積と同面積である)スライス2(1302)の復号を中止するだけでは、追加映像の復号時間に間に合わない場合、さらにスライス1(1301)及びスライス3(1303)を追加する。例えば、各スライスの優先度をスライス2(1302)<スライス3(1303)<スライス1(1301)とし、スライス2(1302)は復号処理をスキップ、スライス3(1303)はBピクチャなど一部のピクチャの復号処理をスキップ、スライス1(1301)は全ピクチャ復号することで、追加映像の復号時間に間に合わせる。
以上のように本実施の形態の監視映像多画面表示システムによれば、監視映像多画面表示装置108の全体制御部110が、優先度付けしてスライス分割するような領域分割情報を生成し、監視映像送信装置101の符号化制御部106が領域分割情報に基づきスライス分割された映像データとして符号化し、映像復号部112が追加映像により隠蔽されるスライス領域の復号処理を領域の優先度に基づいて制御する。従って、すでに多画面表示されている映像の品質を低下を最初にして、追加映像を重畳表示することができる。
なお、前記実施の形態では、スライス符号化が可能なH.264などの符号化方式を対象としているが、JPEGなどのスライス符号化の不可能な符号化方式に関しても、同様な効果を得ることが可能である。図17は、本実施の形態における領域分割情報を示す図である。図17では、JPEGのリスタートインターバルを利用している。リスタートインターバルはJPEG画像の復号処理を再開できる周期である。1MCUライン毎にリスタートインターバルを設定し、1MCUライン単位で復号処理を中止する領域(≒スライス分割領域)を設けている。この例の場合、1MCUライン毎に復号処理を再開できることになる。つまり、MCUライン[k]のX1番目まで復号処理をおこない、その後は処理をスキップし、MCUライン[k+1]の先頭から復号処理が再開できる。このように構成することで、JPEGなどスライス符号化が利用できない符号化方式においても、本発明の効果を得ることが可能となる。
なお、前記実施の形態では、多画面表示時に追加画像を重畳表示する場合の動作を説明しているが、多画面表示状態での表示位置を工夫することも可能である。図18は、実施の形態5における監視映像多画面表示システムの動作を示す図である。通常の多画面表示状態において、監視者の監視効率を高めるため、注視領域1501に人物領域が集まるように、表示位置を変更しておく(この例では、CH2とCH3の入れ替え)。追加映像を表示する場合、人物領域が隠蔽されないようにCH配置を変更し、且つ、動き小領域1502の上に追加映像を重畳表示するようにする。このように構成することで、通常の多画面表示状態でも、追加映像の表示状態でも、監視者は注視領域を重点的に監視すればよいことになる。
本発明は、既に多画面表示されている映像の品質を低下させることなく、追加映像を重畳表示することが可能という効果を有し、撮像された映像を符号化し、符号化された複数の映像データを一つの画面上に合成して多画面表示する監視映像多画面表示システム及び表示方法等として有用である。
本発明の実施の形態1に係る監視映像多画面表示システムの概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における全体制御部の動作処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における領域分割情報の一例を示す図 本発明の実施の形態1における監視映像多画面表示システムの動作概要を示す図 本発明の実施の形態1における映像復号部の動作処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における映像合成部の動作処理手順を示すフローチャート及び映像合成部の合成動作を示す図 本発明の実施の形態1における映像合成部の合成動作を示す図 本発明の実施の形態1における符号化制御部の動作処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における映像符号化部の動作処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるスライス符号化の動作処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における映像復号部の動作を示す図 本発明の実施の形態2に係る監視映像多画面表示システムにおける全体制御部の動作処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る監視映像多画面表示システムの動作を示す図 本発明の実施の形態3に係る監視映像多画面表示システムにおける全体制御部の動作処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態4に係る監視映像多画面表示システムの動作を示す図 本発明の実施の形態5に係る監視映像多画面表示システムにおける領域分割情報の一例を示す図 本発明の実施の形態5における領域分割情報を示す図 本発明の実施の形態5における監視映像多画面表示システムの動作を示す図 従来の監視映像多画面表示システムの概略構成を示すブロック図 従来の監視映像多画面表示システムにおける多画面表示例を示す図 従来の監視映像多画面表示システムにおける復号部の動作概要を示す図 従来の監視映像多画面表示システムにおけるMPEG標準利用時の復号処理スキップ動作を示す図 従来の監視映像多画面表示システムにおけるJPEG標準利用時の復号処理スキップ動作を示す図
符号の説明
101 監視映像送信装置
102 映像送信部
103 映像符号化部
104 映像撮像部
105 制御情報受信部
106 符号化制御部
107 IPネットワーク
108 監視映像多画面表示装置
109 制御情報送信部
110 全体制御部
111 映像受信部
112 映像復号部
113 映像合成部
114 映像表示部
115 復号用メモリ
116 表示用メモリ
117 監視モニタ

Claims (11)

  1. 監視映像多画面表示装置と複数の監視映像送信装置がネットワークを介して接続され、複数の前記監視映像送信装置の夫々が撮像した映像を符号化して送信し、前記監視映像多画面表示装置が複数の前記監視映像送信装置の夫々から送信された映像データを受信して、受信した複数の映像データを1つの画面上に合成して多画面表示する監視映像多画面表示システムであって、
    前記監視映像送信装置は、
    撮像された映像を符号化する映像符号化手段と、
    前記映像符号化手段で符号化された映像データを前記ネットワークに送信する映像送信手段と、
    前記ネットワークから領域分割情報などの符号化制御情報を受信する制御情報受信手段と、
    前記制御情報受信手段で受信された前記符号化制御情報に基づいて前記映像符号化手段の動作を制御する符号化制御手段とを備え、
    前記監視映像多画面表示装置は、
    前記ネットワークから前記符号化された映像データを受信する映像受信手段と、
    前記映像受信手段で受信された映像データを復号化する映像復号手段と、
    複数の前記復号化された映像データを合成して1画面となるように合成する映像合成手段と、
    前記映像合成手段で合成された映像データを画面に表示する映像表示手段と、
    前記映像復号手段と前記映像合成手段と前記映像表示手段の動作を制御し且つ前記符号化制御情報を生成する全体制御手段と、
    前記全体制御手段により生成された前記符号化制御情報を前記ネットワークに送信する制御情報送信手と、
    を備える監視映像多画面表示システム。
  2. 前記全体制御手段は、監視映像を多画面表示中にさらに追加映像を重畳して表示する際に、前記追加映像により隠蔽される映像を複数の領域へと分割する前記符号化制御情報を生成し、
    前記映像復号手段は、前記追加映像により隠蔽される領域の復号処理を中止する請求項1に記載の監視映像多画面表示システム。
  3. 前記全体制御手段は、多画面表示映像の表示位置を変更するように前記映像合成手段を制御する請求項1又は請求項2に記載の監視映像多画面表示システム。
  4. 前記全体制御手段は、前記映像復号手段により復号中に得られる動きベクトル情報を用い、より動きの小さな領域を、前記追加映像により隠蔽する領域として選択する請求項2乃至請求項3のいずれかに記載の監視映像多画面表示システム。
  5. 前記全体制御手段は、前記映像復号手段により復号中に得られる参照関係情報を用い、より参照される量の小さな領域を、前記追加映像により隠蔽する領域として選択する請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の監視映像多画面表示システム。
  6. 前記全体制御手段は、復号された映像データ中から人物領域を検出し、より人物の含まない領域を、前記追加映像により隠蔽する領域として選択する請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の監視映像多画面表示システム。
  7. 前記全体制御手段は、前記追加映像の一部分を切り出す、あるいは、全体を縮小して、前記追加映像により隠蔽する領域を変更する請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の監視映像多画面表示システム。
  8. 前記全体制御手段は、前記追加映像により隠蔽される映像を、前記復号部による復号処理を中止する領域と、復号処理を一部スキップする領域と、完全に復号処理する領域とに分割して、優先度付けする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の監視映像多画面表示システム。
  9. 前記映像符号化手段は、前記符号化制御情報に基づきスライス構造を利用して、領域分割された映像データとして符号化する請求項2乃至請求項8のいずれかに記載の監視映像多画面表示システム。
  10. 前記映像符号化手段は、前記符号化制御情報に基づき復号のリスタート構造を利用して、領域分割された映像データとして符号化する請求項2乃至請求項9のいずれかに記載の監視映像多画面表示システム。
  11. 監視映像多画面表示装置と複数の監視映像送信装置がネットワークを介して接続され、複数の前記監視映像送信装置の夫々が撮像した映像を符号化して送信し、前記監視映像多画面表示装置が複数の前記監視映像送信装置の夫々から送信された映像データを受信して、受信した複数の映像データを1つの画面上に合成して多画面表示する監視映像多画面表示方法であって、
    前記監視映像送信装置で撮像された映像を符号化する映像符号化工程と、
    前記映像符号化工程で符号化された映像データを前記ネットワークに送信する映像送信工程と、
    前記ネットワークから領域分割情報などの符号化制御情報を受信する制御情報受信工程と、
    前記制御情報受信工程で受信された前記符号化制御情報に基づいて前記映像符号化工程における符号化を制御する符号化制御工程と、
    前記監視映像多画面表示装置において、前記ネットワークから前記符号化された映像データを受信する映像受信工程と、
    前記符号化されたデータを復号化する映像復号工程と、
    複数の前記復号化された映像データを合成して一画面となるように合成する映像合成工程と、
    前記合成された映像データを画面に表示する映像表示工程と、
    前記映像復号工程における復号化、前記映像合成工程における映像合成及び前記映像表示工程における映像表示をそれぞれ制御し且つ前記符号化制御情報を生成する全体制御工程と、
    前記全体制御工程により生成された前記符号化制御情報を前記ネットワークに送信する制御情報送信工程と、
    を備えた監視映像多画面表示方法。
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