JP2009284331A - 復号装置及び復号方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 符号化側で設定される平滑化フィルタのフィルタ強度によっては、映像が持っていた高周波成分が過度に失われ、映像がぼけてしまう場合や、フィルタ処理による十分な効果が得られない恐れがあった。
【解決手段】 選択部109は、入力される動画像データに含まれるフィルタ強度に応じた標準パラメータと、復号側で独自に設定した独自パラメータとのうち、どちらのフィルタパラメータを用いるかを選択し(S808)、画面表示用フィルタ108は、選択部109で選択されたフィルタパラメータを用いて、復号された動画像データのデブロッキングフィルタ処理を行う(S809)。また、標準パラメータを用いてポストフィルタ106でデブロッキングフィルタ処理を行い、得られた復号画像データをフレーム間補償処理用にメモリ107に保存する(S807)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、符号化された動画像データを復号化する技術に関する。
莫大なデータ量であるデジタル映像を効率的に記憶、伝送するために、動画像データの符号化(圧縮)及び復号化(伸張)の技術がある。我が国でも地上波デジタル放送にて採用されているMPEG−2(Motion Picture Experts Group Phase 2)や、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)によって標準化されたH.264等、種々の符号化方式が利用されている。
特に、H.264や、AVS(Audio Video coding Standard)といった符号化方式において、例えば、画像を符号化する過程で行われる量子化によって発生するブロック歪を解消するために、ポストフィルタ(デブロッキングフィルタ)処理が行われる。デブロッキングフィルタ処理は、フレームを分割したブロックの境界において、符号化時に設定されたフィルタ強度に応じて該境界の画素値を平滑化するためのフィルタ処理である。
例えば、特許文献1には、水平、垂直方向のデブロッキングフィルタ処理によって、複数のブロックに区分された動画像データのブロックのエッジを跨ぐ画素値をそれぞれ変更し、ブロック歪を低減することについて記載されている。
特開2008−48181号公報
しかしながら、符号化側で設定される平滑化フィルタのフィルタ強度によっては、映像が持っていた高周波成分がこのフィルタ処理によって過度に失われ、映像がぼけてしまう場合や、フィルタ処理による十分な効果が得られない恐れがあった。
つまり、例えば、ユーザが動画像の撮影時に、デブロッキングフィルタ処理に用いるフィルタ強度を、必要が無い(ブロック歪が生じない)にもかかわらず、必要以上に強く設定してしまった場合を例に挙げる。この場合、撮影時に設定されたフィルタ強度に応じてデブロッキングフィルタ処理を行ってしまうと、映像の持っていた高周波成分が過度に失われてしまい、映像がぼけてしまうことになる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、符号化側で設定された平滑化フィルタのフィルタ強度によるフィルタ処理の過不足を補償することである。
かかる課題を解決するための本発明における復号装置は、以下の構成を有する。即ち、符号化された第1フレームデータを復号し、第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する復号装置であって、符号化された第1フレームデータを復号する復号手段と、復号装置で第2パラメータが設定された場合、第2パラメータを用いて、復号手段により復号された第1フレームデータを平滑化し、再生用第1フレームデータを出力する第1平滑化手段と、第1パラメータを用いて、復号手段により復号された第1フレームデータを平滑化し、符号化された第2フレームデータを復号するために参照する参照用第1フレームデータを出力する第2平滑化手段とを有し、復号手段は、第2平滑化手段により第1パラメータを用いて平滑化された参照用第1フレームデータを参照して、第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する。
また、本発明の処理方法は、符号化された第1フレームデータを復号し、第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する復号装置が行う復号方法であって、符号化された第1フレームデータを復号する復号工程と、復号装置で第2パラメータが設定された場合、第2パラメータを用いて、復号工程により復号された第1フレームデータを平滑化し、再生用第1フレームデータを出力する第1平滑化工程と、第1パラメータを用いて、復号工程により復号された第1フレームデータを平滑化し、符号化された第2フレームデータを復号するために参照する参照用第1フレームデータを出力する第2平滑化工程とを有し、復号工程は、第2平滑化工程により第1パラメータを用いて平滑化された参照用第1フレームデータを参照して、第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する。
本発明によれば、動画像データの符号化側で設定された平滑化フィルタのフィルタ強度によるフィルタ処理の過不足を補償することができる。
<実施形態1>
図1は本発明における復号装置の構成例をブロック図で示したものである。尚、本発明の復号装置は、動画像データを構成するフレームデータを復号する復号装置であり、例えば、デジタルテレビに含まれる。また、本発明は、デジタルテレビ以外に、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ノートブックPC、パームトップPC、デコーダ装置、コンピュータを内蔵した各種家電製品、ゲーム機、携帯電話などのうち、動画像データを構成するフレームデータを復号する装置、もしくは、これらの組合せによっても実施可能である。
図1の復号装置は、図示されるように、エントロピー復号化部101、逆量子化部102、逆直交変換部103、補償処理部104、標準パラメータ計算部105、ポストフィルタ106、メモリ107を含む。また、図1の復号装置は、画面表示用フィルタ108、選択部109、画像処理部110、映像表示部111を含む。尚、詳細は後述するが、標準パラメータ計算部105は、標準化された符号化方式(例えば、H.264)に対応した、デブロッキングフィルタ処理に用いるフィルタパラメータである標準パラメータを計算する。
エントロピー復号化部101は、符号化された動画像データを入力とし、入力した動画像データに対して可変長復号化処理もしくは算術復号処理を行う。エントロピー復号化部101に入力される動画像データは、例えばストリーミング等で配信される映像ストリームであっても、記録媒体に記録されている映像データであっても良い。エントロピー復号化部101は、入力された動画像データから動きベクトルや量子化スケール値、マクロブロックタイプ、デブロッキングフィルタに用いるフィルタ強度などの符号化パラメータ、及び量子化された直交変換係数を逆量子化部102に出力する。尚、本実施形態では、上述の各符号化パラメータを、量子化された直交変換係数と共に逆量子化部102に出力している。しかし、これらの符号化パラメータは、直交変換係数とは異なる経路にて後段の処理に間に合うように適宜伝送するようにしても良い。
逆量子化部102は、エントロピー復号化部101から入力された量子化された直交変換係数に対し、量子化スケール値を用いて逆量子化処理を行い、直交変換係数を逆直交変換部103へ出力する。逆直交変換部103は、入力された直交変換係数に対して逆直交変換(整数変換)を施して予測誤差ブロックを生成し、補償処理部104に対して出力する。
補償処理部104は、逆直交変換部103から入力された予測誤差ブロックに対応するデータが、フレーム内予測されたマクロブロックか、フレーム間予測されたマクロブロックかを、例えばマクロブロックタイプの情報を参照することで判断する。ここで、マクロブロックは、16x16画素で構成されるブロックを示す。補償処理部104は、その判断結果に応じて、フレーム内補償処理かフレーム間補償処理のいずれかの処理を行う。
フレーム内補償処理を行う場合、補償処理部104は、メモリ107に記憶されているフレーム内補償用参照画素を読み込み、フレーム内予測モードに対応したフレーム内補償用参照ブロックを生成する。フレーム内補償用参照画素は、同じフレーム内の復号画像でデブロッキングフィルタ処理が行われる前のブロックの画素データである。補償処理部104は、生成されたフレーム内補償用参照ブロックと逆直交変換部103からの出力である予測誤差ブロックとを加算することで補償後の復号画像データを生成する。そして、補償処理部104は、生成された復号画像データを標準パラメータ計算部105、ポストフィルタ106、及び画面表示用フィルタ108に出力する。また、補償処理部104は、補償後の復号画像データをフレーム内補償用にメモリ107に記憶させる。
一方、フレーム間補償処理を行う場合は、メモリ107に記憶されているフレーム間補償用参照画素を読み込み、動きベクトルや符号化モードに応じたフレーム間補償用参照ブロックを生成する。フレーム間補償用参照画素は、再生時刻の異なるフレームの復号画像でデブロッキングフィルタ処理が行われたブロックの画素データである。
補償処理部104は、生成されたフレーム間補償用参照ブロックと逆直交変換部103からの出力である予測誤差ブロックとを加算することで補償後の復号画像データを生成する。そして、補償処理部104は、生成された復号画像データを標準パラメータ計算部105、ポストフィルタ106、及び画面表示用フィルタ108に出力する。また、補償処理部104は、補償後の復号画像データをフレーム内補償用参照画素としてメモリ107に保存させる。
尚、H.264では、あるフレームデータ(例えば、あるフレームにおけるマクロブロック)の符号化を、参照フレームデータ(別のフレームにおけるマクロブロック)との差分の情報によって行うことができる。このように符号化する場合、参照フレームデータは、符号化方式に対応したフィルタパラメータである標準パラメータによりデブロッキングフィルタ処理が行われたフレームデータとなる。そして、復号装置では、上述したフレームデータの復号を、復号、及び標準パラメータによるデブロッキングフィルタ処理後の参照フレームデータと、符号化時に生成された、復号対象となるフレームデータと参照フレームデータとの差分の情報によって行う。
即ち、本実施形態のエントロピー復号化部101から補償処理部104は、符号化された第1フレームデータを復号する手段を構成する。また、本実施形態のエントロピー復号化部101から補償処理部104は、第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する手段を構成する。ここで、第1パラメータは標準パラメータ、第1フレームデータは参照フレームデータ、平滑化はフィルタ処理を示す。
標準パラメータ計算部105、及びポストフィルタ106は、補償処理部104から出力された補償後の復号画像データに対し、ポストフィルタ(デブロッキングフィルタ)処理を行う。
標準パラメータ計算部105は、補償処理部104から受け取ったフレーム内/フレーム間補償後の復号画像データ、及び動画像データに含まれるフィルタ強度を用いて(フィルタ処理する・しないを含む)マクロブロック毎のフィルタパラメータを計算する。ここで標準パラメータ計算部105によって計算されるフィルタパラメータは、標準化された符号化方式(例えば、H.264)に対応した、デブロッキングフィルタ処理に用いるフィルタパラメータ(標準パラメータ)である。即ち、標準パラメータは、復号装置に入力される動画像データに含まれるフィルタ強度と、マクロブロックごとの情報によって定まるパラメータであり、復号を行う装置によって変化しないパラメータである。
そして、計算された標準パラメータをポストフィルタ106、及び後述する選択部109に出力する。このように、本実施形態では、マクロブロック単位でデブロッキングフィルタ処理を行っている。しかし、このフィルタ処理を、マクロブロック単位ではなく、別の単位(例えば、4x4画素単位等)毎に行うようにしても良い。つまり、標準パラメータ計算部105は、フィルタ処理を行う単位(例えば、4x4画素単位等)でフィルタパラメータを計算することも可能である。
ポストフィルタ106は、標準パラメータ計算部105から受け取った標準パラメータを用いて、補償処理部104から受け取った補償後の復号画像データに対するデブロッキングフィルタ処理を行う。
デブロッキングフィルタ処理の例として、例えば、あるマクロブロックの垂直方向の境界における画素の画素値を、該境界を挟んで隣接する画素の画素値等に応じて平滑化する処理を例に挙げる。この場合、例えば、フィルタ処理の出力となる画素の画素値を4倍に重み付けした値と、左右に隣接する画素の画素値を、重み付けせずにそれぞれ加算し、6で除した画素値がフィルタ処理後の画素値となる。ただし、フィルタ強度等に応じて、各画素の重み付けの程度や、フィルタ処理に用いる画素の数は異なる。ポストフィルタ106は、デブロッキングフィルタ処理により、ブロック歪を軽減させた復号画像データをフレーム間補償用にメモリ107に保存させる。
即ち、ポストフィルタ106は、第1パラメータ(標準パラメータ)を用いて、エントロピー復号化部101から補償処理部104により復号された第1フレームデータ(復号画像データ)を平滑化(フィルタ処理)する。そして、符号化された第2フレームデータ(後に復号されるフレームにおける画像データ)を復号するために参照する参照用第1フレームデータをメモリ107に出力する。
また、ポストフィルタ106は、第1フレームデータ(復号画像データ)を構成する複数のブロック(マクロブロック)の境界における画素情報を平滑化する。
尚、図1では、メモリ107はフレーム間補償用の参照画素及びフレーム内補償用の参照画素の両方を保存する構成となっているが、このメモリは1つである必要は無く、フレーム間補償用・フレーム内補償用に別々のメモリを持つ構成も可能である。また、このことは後述の実施形態でも同様である。
選択部109は、標準パラメータ計算部105から受け取った標準パラメータか、復号装置で設定された独自パラメータのいずれかを選択し、選択されたフィルタパラメータを画面表示用フィルタ108へ出力する。選択部109によるフィルタパラメータの選択方法については、後述する。
画面表示用フィルタ108は、選択部109によって選択されたフィルタパラメータを用いて、補償処理部104から受け取った復号画像データに対してデブロッキングフィルタ処理を行い、フィルタ処理後の復号画像データを画像処理部110へ出力する。標準パラメータが選択された場合、ポストフィルタ106の出力と画面表示用フィルタ108の出力は、一致する。
画像処理部110は、画面表示用フィルタ108から受け取ったフィルタ処理後の復号画像データに対して色空間変換や画質改善のためのフィルタ処理等を行い映像表示部111に出力する。そして、映像表示部111は、画像処理部110から受け取った画像処理後の復号画像データを表示させる。このように、選択部109が、標準パラメータ計算部105から出力された標準パラメータを選択している場合は標準符号化方式に準拠した復号画像データが表示される。一方、選択部109が、独自パラメータを選択している場合は独自パラメータに応じてデブロッキングフィルタ処理が行われた復号画像データが表示される。
即ち、画面表示用フィルタ108は、復号装置で第2パラメータが設定された場合、第2パラメータを用いて、エントロピー復号化部101から補償処理部104により復号された第1フレームデータを平滑化し、再生用第1フレームデータを出力する。ここで、第2パラメータは独自パラメータ、平滑化はフィルタ処理を示す。
また、画面表示用フィルタ108は、第1フレームデータ(復号画像データ)を構成する複数のブロック(マクロブロック)の境界における画素情報を平滑化する。
このように、本実施形態の復号装置は、フレーム間補償用の復号画像データを得るためのフィルタ処理を行うポストフィルタ106と、表示させる復号画像データを得るためのフィルタ処理を行う画面表示用フィルタ108の2つのフィルタを備えている。
これは、以下の理由による。即ち、復号装置側で、デブロッキングフィルタ処理による映像ボケを防ぐために、例えば、符号化時に設定されたフィルタ強度を強制的に下げる(又はフィルタ処理を行わないようにする)ことも考えられる。しかし、例えば、H.264のような符号化方式では、デブロッキングフィルタ処理を行ったフレームのデータを、別のフレームのデータを復号するためのフレーム間補償用のデータとして用いている。つまり、符号化の対象となるデータ(例えばマクロブロック)と、デブロッキングフィルタ処理が行われた参照データとの差分値に対して、フィルタ強度に応じたフィルタパラメータが決まるように符号化が行われている。従って、従来の復号装置においてフィルタ強度を変更してしまうと、変更後のフィルタ強度でフィルタ処理されたフレームのデータを参照して、別のフレームのデータが復号されることになってしまう。即ち、例えば、復号の途中でフィルタ処理を行わないように変更した場合、フィルタ処理を行っていないデータが復号時の参照データとして用いられてしまう。そして、1度フィルタ処理を行わないようにしてしまうと、フィルタ処理を行うように設定を戻しても、フィルタ処理をしていないデータが参照されるため、例えば、フレーム間補償を行っていないフレームまで、標準方式に則った映像に戻らない場合があった。このように、復号中に1度変更したフィルタ強度を元に戻しても、標準方式に則った映像に戻るまでに時間がかかってしまう場合があった。
そこで、本実施形態の復号装置は、フレーム間補償用の復号画像データを得るためのフィルタ処理を行うポストフィルタ106と、表示させる復号画像データを得るためのフィルタ処理を行う画面表示用フィルタ108の2つのフィルタを備えている。このようにすることで、フィルタ強度の変更によって、フレーム間補償に用いる復号画像データが変化してしまうことを防ぐことができる。
次に、本実施形態のエントロピー復号化部101に入力された動画像データが、映像表示部111で表示されるまでに復号装置の各部で行われる主な処理の流れについて、図7のフローチャートを用いて説明する。
尚、本実施形態では、図1を用いて説明した各部の処理を、ハードウェアによって行う。しかし、これらの処理を、ソフトウェアによって行うことも可能である。即ち、復号装置の各制御を行うCPUが、ROM等に記憶される制御プログラムを、プログラムを実行するためのメモリ(例えばRAM)上に適宜読み出し、処理を実行することで、図1に示した各部の機能を実現することも可能である。図7、及び以下の説明は、本実施形態の復号装置の処理をソフトウェアによって実現する場合の処理の手順に対応する。また、本実施形態では、マクロブロック単位で一連の処理を行う例を示すが、上述のように、それ以外の単位で処理を行うようにしても良い。
S701において、エントロピー復号化部101は、符号化された動画像データを受け取る。尚、動画像データを受け取る形態は、動画像データをメモリから読み出しても、インターフェースから直接入力されても良い。
S702において、エントロピー復号化部101は、S701で受け取った、符号化された動画像データのデコード処理を行い、所望のデータを取得する。より具体的には、エントロピー復号化部101は、S703において、符号化された動画像データから、マクロブロックタイプ、動きベクトル、量子化スケール値、デブロッキングフィルタに用いるフィルタ強度などの符号化パラメータを取得する。そして、S704において、エントロピー復号化部101は、符号化された動画像データから、量子化された直交変換係数を取得する。S703、S704で得られた各データは、逆量子化部102に出力される。
S705において、逆量子化部102は、エントロピー復号化部101から受け取った量子化スケール値を用いて、量子化された直交変換係数の逆量子化を行う。また、S705において、逆直交変換部103は、例えば4x4画素や8x8画素単位で、逆整数変換やIDCT(Inverse Discrete Cosine Transform)等の逆直交変換処理を行う。
S706において、補償処理部104は、フレーム間/フレーム内補償処理を行い、復号画像データを得る。即ち、S702からS706の処理(復号手順)によって、符号化された第1フレームデータが復号される。
S706の処理について、図8を用いて詳細に説明する。図8は、S706において、補償処理部104が行う補償処理に対応するフローチャートである。S801において、補償処理部104は、エントロピー復号化部101で取得されたマクロブロックタイプを参照する。そして、補償処理部104は、補償処理を行う画像データ(マクロブロック)が、フレーム内予測された(イントラ)マクロブロックか、フレーム間予測された(インター)マクロブロックかを判断する。フレーム内予測されたマクロブロックであると判断された場合は、S802へ進む。S802において、補償処理部104は、メモリ107から、フレーム内補償用参照画素を読み込み、S803に進む。S803では、補償処理部104が、S802にて読み込まれたフレーム内補償用参照画素群から、フレーム内予測のモードに応じてフレーム内補償用参照ブロックを生成する。そして、補償処理部104は、生成されたフレーム内補償用参照ブロックと、S705で逆直交変換部103から出力された予測誤差ブロックとを加算し、復号画像データを得る。S804において、補償処理部104は、S803で得られた復号画像データが、後に補償処理を行う画像データのフレーム内予測で用いられる場合、フレーム内予測用としてメモリ107に保存する。
一方、S801において、補償処理を行う画像データ(マクロブロック)がフレーム間予測された(インター)マクロブロックであると判断された場合は、S805へ進む。S805において、補償処理部104は、図7のS703で取得された動きベクトルの情報に対応する参照画素群をメモリ107からフレーム間補償用参照画素として読み込み、S806に進む。ここで、フレーム間補償用参照画素は、再生時刻の異なるフレームの復号画像でデブロッキングフィルタ処理が行われたブロックの画素データである。
S806において、補償処理部104は、S805で読み込んだフレーム間補償用参照画素群から、動きベクトルや符号化モードに応じてフレーム間補償用参照ブロックを生成する。そして、補償処理部104は、生成されたフレーム間補償処理用参照ブロックと、S705で逆直交変換部103から出力された予測誤差ブロックとを加算し、復号画像データを得る。そして、復号画像データを、後に補償処理を行う画像データのフレーム内予測用に、メモリ107に保存する。
つまり、S806でフレーム内補償処理を行う場合は、補償処理部104は、メモリ107に記憶されているフレーム内補償用参照画素に応じて補償処理を行う。一方、フレーム間補償処理を行う場合は、補償処理部104は、メモリ107に記憶されているフレーム間補償用参照画素に応じて補償処理を行う。尚、フレーム内補償用参照画素は、デブロッキングフィルタ処理が行われる前のブロックの画素データであり、フレーム間補償用参照画素は、標準パラメータを用いてデブロッキングフィルタ処理が行われたブロックの画素データであることは上述の通りである。なお、補償処理部104は、復号画像データを標準パラメータ計算部105、ポストフィルタ106、及び画面表示用フィルタ108、メモリ107に出力する。
即ち、補償処理部104は、符号化された画像データ(第2フレームデータ)をS805で復号する時には、以下のように処理を行う。即ち、補償処理部104は、標準パラメータ(第1パラメータ)を用いて平滑化された参照用第1フレームデータを参照する。第2フレームデータは、第1パラメータを用いて平滑化されたフィルタ処理後の画像データ(第1フレームデータ)と平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化されている。補償処理部104は、このように符号化された第2フレームデータを、上述したように復号する。ここで、平滑化はフィルタ処理のことを示している。
S707(第2平滑化手順)では、標準パラメータ計算部105とポストフィルタ106によって、デブロッキングフィルタ処理が行われる。S707の処理の詳細について、図9を用いて説明する。図9は、S707において、標準パラメータ計算部105、及びポストフィルタ106が行うデブロッキングフィルタ処理に対応するフローチャートである。S901において、標準パラメータ計算部105は、補償処理部104から受け取った復号画像データ、及びフィルタ強度等を用いて、標準パラメータを計算する。この標準パラメータは、標準の符号化方式に対応する、デブロッキングフィルタに用いるフィルタパラメータである。また、フィルタ強度は、動画像データに含まれている。
標準パラメータ計算部105は、計算した標準パラメータをポストフィルタ106、及び選択部109に出力する。そして、ポストフィルタ106は、標準パラメータ計算部105から受け取った標準パラメータを用いて、復号画像データに対してデブロッキングフィルタ処理を行う。この処理がS902に対応する。そして、ポストフィルタ106は、S903において、フィルタ処理後の復号画像データを、フレーム間補償用にメモリ107に保存させる。
即ち、S901において、標準パラメータ計算部105は、第1パラメータ(標準パラメータ)を用いて、S707により復号された復号画像データ(第1のフレームデータ)を平滑化(フィルタ処理)する。そして、標準パラメータ計算部105は、後に表示されるフレームにおける画像データ(第2のフレームデータ)を復号するために参照する参照用第1フレームデータをメモリ107に出力する。
S708において、選択部109は、標準パラメータと独自パラメータのうち、どちらのパラメータを画面表示用フィルタ108へ出力するかを、標準パラメータ計算部105によって出力された標準パラメータや、復号画像データに応じて選択する。
ここで、選択部109が、復号装置で設定された独自パラメータを選択する場合の例として、例えば、標準パラメータが、予め設定される閾値よりも高いと判断された場合が挙げられる。つまり、選択部109は、あまりにも高いフィルタ強度が設定されている場合は、高周波成分が過度に劣化してしまうと判断し、標準パラメータよりフィルタ強度が低くなるように、独自パラメータを選択し、画面表示用フィルタに出力する。また、逆に、選択部109は、標準パラメータが、予め設定される閾値よりも低い場合に、独自パラメータを選択するようにすることもできる。つまり、選択部109は、あまりにも低いフィルタ強度が設定されている(もしくはフィルタ処理を行わない)場合は、ブロック歪が発生すると判断し、標準パラメータよりフィルタ強度が強くなるように、独自パラメータを選択し、画面表示用フィルタに出力する。
また、選択部109が、独自パラメータを選択する別の例として、例えば編集容易性等のためにフレーム内予測で符号化されたフレームが多い場合が挙げられる。つまり、例えばH.264では、フレーム内予測を行っている画像データに対して、デブロッキングフィルタの効果がより強くなるように符号化しているためである。このような場合に、選択部109は、標準パラメータよりフィルタ強度が低くなるように、独自パラメータを選択し、画面表示用フィルタに出力する。また、逆に、フレーム間予測で符号化されたフレームが多いと判断された場合は、選択部109が、フィルタ強度が強くなるように独自パラメータを選択するようにしても良い。
さらに、選択部109が独自パラメータを選択する別の例として、高周波成分が特に強い動画像データ(例えば、森林において枯葉が混在した動画像)が入力されている場合が挙げられる。このような場合には、選択部109が、ブロック歪よりも映像ボケのほうが主観画質上の劣化が目立つと判断して標準パラメータよりもフィルタ強度が低くなるように、独自パラメータを選択し、画面表示用フィルタに出力する。また、逆に、高周波成分が弱いと判断された場合は、選択部109は、フィルタ強度が強くなるように独自パラメータを選択するようにしても良い。
即ち、選択部109は、例えば、復号されたマクロブロック内における、画素情報の変化を参照する。そして、画素情報の変化が大きい場合は、フィルタ強度が弱くなるように独自パラメータを設定する。
本実施形態の選択部109は、上記のような動画像データが入力された場合に、独自パラメータを選択することにより、映像ボケ抑制による主観画質向上の効果を、より得ることができる。
ここで、標準パラメータと独自パラメータの例について説明する。標準パラメータは、例えば、デブロッキングフィルタ処理の対象となる画素の画素値に、隣接する左右の画素の画素値を加算し、3で除して得られた値をフィルタ処理後の画素値とするパラメータであったとする。そして、それよりもフィルタ強度が弱くなるような独自パラメータの例を挙げる。即ち、独自パラメータとして、例えば、デブロッキングフィルタ処理の対象となる画素の画素値を4倍に重み付けした画素値と、隣接する左右の画素値との加算値を6で除して得られた値をフィルタ処理後の画素値とするようなパラメータが考えられる。このような場合に、独自パラメータを選択してフィルタ処理を行えば、標準パラメータでフィルタ処理をする場合と比較して、よりフィルタ処理の対象となる画素の元の画素値の影響を強く残すことができ、高周波成分が過度に失われることを防ぐことができる。
また、標準パラメータと独自パラメータのほかの例を挙げる。例えば、標準パラメータが、フィルタ処理の対象となる画素と、その左側2画素、及び右側2画素の画素値を加算し、5で除して得られた値をフィルタ処理後の画素値とするパラメータであったとする。そして、それよりもフィルタ強度が弱くなる独自パラメータの例として、デブロッキングフィルタ処理の対象となる画素と、その左側1画素、及び右側1画素の画素値を加算し、3で除して得られた値をフィルタ処理後の画素値とするパラメータが考えられる。このような場合に、独自パラメータを選択してフィルタ処理を行えば、標準パラメータでフィルタ処理をする場合と比較して、一般に、よりフィルタ処理の対象となる画素の元の画素値の影響を強く残すことができ高周波成分が過度に失われることを防ぐことができる。
このように、デブロッキングフィルタ処理に用いる画素の数(範囲)や、加算する画素値の重み付けを変化させることで、フィルタの強さを変更することができる。
尚、本実施形態の独自パラメータは、標準パラメータ計算部105で計算された標準パラメータを受け取り、そのフィルタパラメータよりもフィルタ強度が強く、又は弱くなるように設定されても良い。また、独自パラメータは、予め設定されたフィルタ強度に応じたフィルタパラメータであっても良い。
また、本実施形態では、標準パラメータや、復号画像データに応じて、標準パラメータと独自パラメータのうち、どちらのパラメータを用いるかを選択している。しかし、例えば、復号画像データに応じて、独自パラメータを設定するようにしても良い。この場合、例えば、選択部109が、上述した復号画像データの高周波成分の強さ(画素情報の変化の大きさ)に応じて、独自パラメータを設定するようにしても良い。つまり、選択部109は、例えば、復号されたマクロブロック内における、画素情報の変化を参照し、画素情報の変化の大きさに応じて、独自パラメータを設定するようにしても良い。
即ち、選択部109は、復号された第1フレームデータ(復号画像データ)から算出される、復号された第1フレームデータの特性情報(画素情報の変化の大きさ)に応じて、第2パラメータ(独自パラメータ)を設定する。
尚、上述のように、画素情報の変化の大きさとは、第1フレームデータを構成する複数のブロック(マクロブロック)のそれぞれにおける画素情報の変化に関する情報である。そして、選択部109は、マクロブロック内における画素情報の変化が大きい場合に、平滑化(フィルタ処理)の強度が弱くなるように、第2パラメータ(独自パラメータ)を設定する。
S709(第1平滑化手順)において、画面表示用フィルタ108は、選択部109から受け取ったフィルタパラメータを用いて、補償処理部104から受け取った復号画像データに対するデブロッキングフィルタ処理を行う。そして、S710において、画面表示用フィルタ108は、フィルタ処理後の復号画像データを画像処理部110に出力する。
尚、上述のように、画像処理部110は、画面表示用フィルタ108から受け取った復号画像データに対して色空間変換や画質改善のための処理等を行い映像表示部111に出力する。そして、映像表示部111は、画像処理部110から受け取った画像処理後の画像データを表示する。
即ち、S709では、S708で第2パラメータが設定された場合、画面表示用フィルタ108は、当該第2パラメータを用いて、第1のフレームデータ(復号画像データ)を平滑化し、再生用第1フレームデータを出力する。ここで、第2パラメータは独自パラメータ、平滑化はフィルタ処理のことを示している。
以上説明したように、本実施形態の復号装置では、選択部109において、入力される動画像データに含まれるフィルタ強度に応じた標準パラメータと、復号装置で設定した独自パラメータとのうち、どちらのフィルタパラメータを用いるかを選択する。そして、画面表示用フィルタ108は、選択部109によって設定されたフィルタパラメータを用いて、復号画像データのデブロッキングフィルタ処理を行っている。さらに、標準パラメータを用いてポストフィルタ106でデブロッキングフィルタ処理を行い、フィルタ処理後の復号画像データをフレーム間補償処理用にメモリ107に保存している。
このようにすることで、動画像データの符号化側で設定された平滑化フィルタのフィルタ強度によるフィルタ処理の過不足を補償することができる。また、動画像データの復号化側で調整した平滑化フィルタのフィルタ強度を、再生する映像に、より早く反映させることが可能となる。
尚、本実施形態では、選択部109によって標準パラメータが選択された場合、画面表示用フィルタ108で、標準パラメータを用いて復号画像データのデブロッキングフィルタ処理を行っている。しかし、標準パラメータが選択された場合は、ポストフィルタ106によってデブロッキングフィルタ処理された復号画像データを再生用として、画像処理部110に出力するようにしても良い。
即ち、復号装置で第2パラメータ(独自パラメータ)が設定されなかった場合、ポストフィルタ106は、以下のように処理を行う。即ち、第1パラメータ(標準パラメータ)を用いて、補償処理部104により復号された第1フレームデータに対して平滑化(フィルタ処理)して得られたフレームデータを再生用第1フレームデータとして出力する。
このようにすれば、画面表示用フィルタ108の処理を省略することができる。
また、本実施形態において、選択部109は、復号画像データから得られた標準パラメータの値、マクロブロックタイプ、高周波成分等によって標準パラメータと独自パラメータを選択することについて主に説明した。しかし、これに限らず、図1に示した復号装置の選択部109は、デブロッキングフィルタ処理後の復号画像データの特性や、ユーザからの指示等によって、フィルタパラメータの切り替えを行うようにすることも可能である。また、復号画像データの特性や、ユーザからの指示等に応じて、独自パラメータを変更するようにすることも可能である。実施形態2以降では、これらの実施形態について、詳細に説明する。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態について、実施形態1との差異を中心に説明する。
実施形態2は、独自パラメータをデブロッキングフィルタ処理後の復号画像データに応じて調整する場合について説明する。図2は、本実施形態における復号装置の構成を示したブロック図である。図2の復号装置は、図示されるようにエントロピー復号化部201、逆量子化部202、逆直交変換部203、補償処理部204、標準パラメータ計算部205、ポストフィルタ206、メモリ207を含む。また、図2の復号装置は、画面表示用フィルタ208、選択部209、画像処理部210、映像表示部211、ブロック歪検出部212、独自パラメータ計算部213を含む。
尚、本実施形態の復号装置も、第1の実施形態と同様に、符号化された第1フレームデータを復号する。また、第1パラメータ(標準パラメータ)を用いて平滑化(フィルタ処理)された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する。
本実施形態において、ブロック歪検出部212は、画面表示用フィルタ208でデブロッキングフィルタ処理された復号画像データについてブロック歪が発生しているか否かを判断し、判断結果をブロック歪情報として独自パラメータ計算部213に出力する。
そして、独自パラメータ計算部213は、ブロック歪検出部212から出力されたブロック歪情報に応じて独自パラメータを計算し、後にデブロッキングフィルタ処理を行う復号画像データに用いるためのフィルタパラメータとして選択部209に出力する。
即ち、独自パラメータ計算部213は、第2パラメータ(独自パラメータ)を、平滑化(フィルタ処理)した再生用第1フレームデータから算出される、再生用第1フレームデータの特性情報(ブロック歪情報)に応じて設定する。尚、第2パラメータは、再生用第2フレームデータ(後に復号される画像データ)を得るためのものであり、エントロピー復号化部201から補償処理部204により復号された第2フレームデータの平滑化用いるフィルタパラメータである。
ブロック歪検出部212が、ブロック歪が発生しているか判断する方法として、例えば、フィルタ処理後の復号画像データのブロックの境界における画素値の差によって判断する方法がある。つまり、ブロック歪検出部212は、デブロッキングフィルタ処理された復号画像データを画面表示用フィルタ208から受け取ると、その復号画像データの、例えばマクロブロックの境界を挟んだ2つの画素値の差を求める。そして、ブロック歪検出部212は、その境界の画素値の差が、予め設定された範囲内である場合に、ブロック歪が起こっていると判断する。
尚、マクロブロックの境界に位置する全ての画素について、境界を挟んだ画素値の差を求める場合、閾値との比較は、その画素値の差の合計や、最大値、平均値などを用いることが可能である。また、例えば、マクロブロックの境界を挟む画素値の差分を全て求め、それぞれの差分に関連性がある場合に、ブロック歪が発生していると判断するようにしても良い。また、画素値の差を求めるときの対象とする画素は、境界を挟む2つの画素だけに限らず、境界から離れた画素を含む複数の画素を用いても良い。
また、ブロック歪検出部212が、ブロック歪が発生しているか判断する別の方法として、例えば、フィルタ処理後の復号画像データにおける周波数特性によって判断する方法がある。つまり、ブロック歪検出部212は、デブロッキングフィルタ処理された復号画像データを画面表示用フィルタ208から受け取ると、所定の範囲(例えば32x32画素)の周波数特性を鑑みて画像が本来持っている画素変化なのかブロック歪なのかを判断する。つまり、例えば、隣接する画素値に差異が発生する周期がマクロブロックの境界が発生する周期(16画素)と一致する場合、ブロック歪が発生しているとみなすことができる。即ち、マクロブロックの境界において、画素値に差異が発生したとしても、その画像の画素値の変化が、例えば、4画素ごとに発生している場合は、ブロック歪みは発生していない、つまり、画像が本来持っている画素変化であると判断する。また、1つ、又はいくつかのマクロブロックの境界において、画素値に差異が発生したとしても、その画像の画素値の変化が、例えば、32画素ごとに発生している場合は、ブロック歪は発生していない、つまり、画像が本来持っている画素変化であると判断する。このように、マクロブロックの境界において画素値に変化が発生しても、それが画像が本来持っている画素変化であると判断すると、ブロック歪は発生していないと判断する。このようにすれば、画像が本来持っている画素変化であるにも関わらず、ブロック歪が発生していると誤って判断されてしまう機会を低減することができる。
独自パラメータ計算部213は、ブロック歪検出部212により、フィルタ処理後の復号画像データにブロック歪が起こっていると判断されると、より強くフィルタ処理が行われるように独自パラメータを設定する。一方、ブロック歪が起こっていないと判断されると、フィルタ処理が弱くなるように、独自パラメータを設定する。
即ち、独自パラメータ計算部213は、ある第1フレームデータ中(32x32画素)において、画素情報が周期的に変化する場合、以下のように処理を行う。即ち、その画素情報の周期的な変化が第1フレームデータを構成するブロック(マクロブロック)の境界で生じるかの判断に応じて、第2パラメータ(独自パラメータ)を設定する。
選択部209は、独自パラメータ計算部213によって、ブロック歪情報に応じた独自パラメータが設定された場合、独自パラメータを選択する動作を行う。ここで設定された独自パラメータは、例えば、次にフィルタ処理される復号画像データ(マクロブロック)から適用される。
次に、本実施形態の復号装置に入力された動画像データが、映像表示部211で表示されるまでに復号装置の各部で行われる主な処理の流れについて、図10のフローチャートを用いて説明する。
尚、本実施形態では、上述した各部の処理を、ハードウェアによって行う。しかし、これらの処理を、ソフトウェアによって行うことも可能である。即ち、復号装置の各制御を行うCPUが、ROM等に記憶される制御プログラムを、プログラムを実行するためのメモリ(例えばRAM)上に適宜読み出し、処理を実行することで、各部の機能を実現することも可能である。図10、及び以下の説明は、本実施形態の復号装置の処理をソフトウェアによって実現する場合の処理の手順に対応する。尚、S1001〜S1005までの処理は、図7のS701〜S710の処理と同様であるので、説明を省略する。
S1006において、ブロック歪検出部212は、画面表示用フィルタ208から出力されたフィルタ処理後の復号画像データについてブロック歪が発生しているか否かを判定する。そして、ブロック歪検出部212は、判定結果であるブロック歪情報を独自パラメータ計算部213に対して出力する。ブロック歪の判定方法は、上述の通りである。また、このブロック歪情報は、ブロック歪の発生有無だけでなく、発生しているブロック歪の程度等を示す情報とすることが可能である。このようにすることで、独自パラメータ計算部213は、ブロック歪の程度に応じた独自パラメータの計算を行うことが可能となる。
S1007(設定手順)において、独自パラメータ計算部213は、S1006で出力されたブロック歪情報により独自パラメータを計算し、計算された独自パラメータを選択部209に出力する。選択部209は、ブロック歪情報に応じて独自パラメータが更新された場合、独自パラメータを選択する。尚、S1007で計算された独自パラメータは、これ以降に復号される復号画像データ(マクロブロック)のデブロッキングフィルタ処理のパラメータとして用いる。独自パラメータ計算部213は、ブロック歪が視聴者にとって認識できない範囲内で、最もフィルタ強度が弱くなるような独自パラメータを設定する。
即ち、S1007において、独自パラメータ計算部213は、第2パラメータ(独自パラメータ)を、再生用第1フレームデータの特性情報に応じて設定する。前述の再生用第1フレームデータの特性情報は、平滑化(フィルタ処理)した再生用第1フレームデータから算出される。尚、第2パラメータ(独自パラメータ)は、再生用第2フレームデータ(後に復号される画像データ)を得るための平滑化のためのものであり、S1102により復号された第2フレームデータの平滑化(フィルタ処理)に用いるフィルタパラメータである。
尚、独自パラメータ計算部213は、上記のようなブロック歪情報に加えて、視聴者が予め設定している先鋭度(シャープネス)を参照して独自パラメータを決定するようにしても良い。このようにすれば、より視聴者の好みに応じた画質を提供することが可能となる。
また、ブロック歪検出部212に、例えば物体認識(オブジェクト抽出)の機能を付加すれば、物体の境界ではデブロッキングフィルタ処理を弱めることにより、画質劣化を未然に防ぐことも可能となる。
以上説明したように、本実施形態の復号装置では、画面表示用フィルタ208によるフィルタ処理後の復号画像データに応じて独自パラメータを調整している。また、動画像データに含まれるフィルタ強度に応じた標準パラメータを用いてポストフィルタ206でデブロッキングフィルタ処理を行い、得られた復号画像データをフレーム間補償処理用にメモリ207に保存している。
このようにすることにより、動画像データの符号化側で設定された平滑化フィルタのフィルタ強度によるフィルタ処理の過不足を補償することができる。また、動画像データの復号化側で調整した平滑化フィルタのフィルタ強度を、再生する映像に、より早く反映させることが可能となる。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態について、実施形態1との差異を中心に説明する。実施形態3では、視聴者からの画質制御指示に応じて独自パラメータを調整する場合について説明する。図3は、本実施形態における復号装置の構成を示したブロック図である。図3の復号装置は、図示されるようにエントロピー復号化部301、逆量子化部302、逆直交変換部303、補償処理部304、標準パラメータ計算部305、ポストフィルタ306、メモリ307を含む。また、図3の復号装置は、画面表示用フィルタ308、選択部309、画像処理部310、映像表示部311、独自パラメータ計算部312を含む。
尚、本実施形態の復号装置も、第1の実施形態と同様に、符号化された第1フレームデータを復号する。また、第1パラメータ(標準パラメータ)を用いて平滑化(フィルタ処理)された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する。
本実施形態において、映像表示部311は、画像処理部310から出力された画像処理後の復号画像データと共に標準パラメータの状態についても表示を行う。
図4は、選択部309によって標準パラメータが選択されているときに、標準パラメータを用いてデブロッキングフィルタ処理された復号画像データと、標準パラメータの状態とを、画面上に表示する例を示したものである。ここで、402は、映像表示部311によって映像が表示される表示画面を示しており、この部分に、画像処理部310から出力された画像処理後の復号画像データが表示されているものとする。また、403は、標準パラメータの状態を示す映像ボケ情報であり、標準パラメータによるフィルタ強度を示すメーター、及び映像ボケが起こっていることを示す警告メッセージからなる。この映像ボケ情報は、映像コンテンツの付属情報として定量的に示される。
即ち、映像表示部311は、平滑化の強度を示す情報(映像ボケ情報)と、再生用第1フレームとを表示させる。
視聴者は、フィルタ強度を示すメーターと、再生されている映像を参照することにより、標準パラメータによるフィルタ処理によって再生されている映像がぼけてしまっていることがわかる。また、視聴者は、警告メッセージを参照することにより、現在のフィルタパラメータ(標準パラメータ)では、映像ボケが発生してしまっていることがわかる。尚、本実施形態では、メーターと警告メッセージを表示させているが、どちらか一方を表示させるようにしても良い。また、本実施形態では、フィルタ強度を示すメーターを表示させているが、このメーターには、例えば、再生されているフレームを構成するマクロブロックに対するフィルタパラメータの平均値等を表示させるようにしても良い。
視聴者は、再生されている映像、及び表示された映像ボケ情報を参照し、例えば、標準パラメータによる画質劣化が顕著であると感じた場合に、映像ボケを解消するための画質制御指示をリモコン等により行う。独自パラメータ計算部312は、視聴者からの画質制御指示に応じてフィルタ強度を弱めた独自パラメータを計算し、選択部309に対して出力する。
即ち、選択部309は、平滑化の強度の変更指示を入力する。また、選択部309は、入力された変更指示に応じて、第2パラメータを設定する。選択部309は、視聴者から画質制御指示が出された時には標準パラメータの代わりに独自パラメータを選択する動作を行う。
次に、本実施形態の復号装置に入力された動画像データが、映像表示部311で表示されるまでに復号装置の各部で行われる主な処理の流れについて、図11のフローチャートを用いて説明する。
尚、本実施形態では、上述した各部の処理を、ハードウェアによって行う。しかし、これらの処理を、ソフトウェアによって行うことも可能である。即ち、復号装置の各制御を行うCPUが、ROM等に記憶される制御プログラムを、プログラムを実行するためのメモリ(例えばRAM)上に適宜読み出し、処理を実行することで、各部の機能を実現することも可能である。図11、及び以下の説明は、本実施形態の復号装置の処理をソフトウェアによって実現する場合の処理の手順に対応する。
また、S1101〜S1104までの処理は、図7のS701〜S709の処理と同様であるので、説明を省略する。
S1105において、画面表示用フィルタ308は、標準パラメータによるフィルタ強度を映像ボケ情報403として表示させるためのアニメーションの生成を行う。また、画面表示用フィルタ308は、映像ボケの発生具合を算出し、それが閾値よりも高い場合は、警告メッセージを表示させるためのアニメーションの生成を行う。ここで、映像ボケの発生具合の情報は、例えば、フィルタ処理後の復号画像データにおける周波数特性によって算出することができる。即ち、例えば、フィルタ処理後の復号画像データの周波数特性を参照する。そして、その画像が本来持っている画素値の変化に対して、ブロックの境界における画素値の変化が小さいと判断される場合、映像ボケが発生していると判断し、映像ボケの発生具合の情報を高く設定することができる。また、映像ボケの発生具合の情報として、フィルタ強度を用いることも可能である。つまり、画面表示用フィルタ308は、フィルタ強度が閾値よりも低い場合は、警告メッセージを表示させるためのアニメーションの生成を行うようにしても良い。
S1106において、画面表示用フィルタ308は、S1105で生成した映像ボケ情報403、及びS1104でデブロッキングフィルタ処理を行った復号画像データを合成し、画像処理部310に出力する。そして、独自パラメータ計算部312は、視聴者からの画質制御指示の入力待ち状態となる。
S1107において、視聴者から画質制御指示を入力された独自パラメータ計算部312は、画質制御指示に応じて独自パラメータを計算し、計算された独自パラメータを選択部309へ出力する。そして、選択部309は、受け取った独自パラメータを画面表示用フィルタ308に対して出力する。尚、画質制御指示により、選択部309で選択するフィルタパラメータを、切り替えるようにしても良い。つまり、例えば、標準パラメータよりもフィルタ強度が弱い独自パラメータが予め設定されている場合、画質制御指示により、選択部309が、選択するフィルタパラメータを切り替えるようにしても良い。
S1108において、画面表示用フィルタ308は、S1107において計算された独自パラメータを受け取り、フィルタパラメータを更新する。S1208で更新されたフィルタパラメータは、次にフィルタ処理を行う復号画像データ(マクロブロック)から適用される。
尚、上記の説明では、映像ボケ情報403として、標準パラメータを表示させる場合を説明したが、独自パラメータでフィルタ処理を行っている場合は、独自パラメータのフィルタ強度を示すようにすることができる。
以上説明したように、本実施形態の復号装置では、再生する映像と共に、フィルタ強度を示すメーター、及び映像ボケが起こっていることを示す警告メッセージ等の映像ボケ情報403を表示させている。そして、視聴者からの画質制御指示に応じてフィルタ強度を調整している。また、動画像データに含まれるフィルタ強度に応じた標準パラメータを用いてポストフィルタ306でデブロッキングフィルタ処理を行い、得られた復号画像データをフレーム間補償処理用にメモリ307に保存している。
このようにすることにより、動画像データの符号化側で設定された平滑化フィルタのフィルタ強度によるフィルタ処理の過不足を補償することができる。また、動画像データの復号化側で調整した平滑化フィルタのフィルタ強度を、再生する映像に、より早く反映させることが可能となる。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態について、実施形態1との差異を中心に説明する。実施形態4では、標準パラメータ、及び独自パラメータのそれぞれによってデブロッキングフィルタ処理が行われた復号画像データのうち、どちらを表示させるかを選択部が選択する場合の形態について説明する。図5は、本実施形態における復号装置の構成を示したブロック図である。
図5の復号装置は、図示されるようにエントロピー復号化部501、逆量子化部502、逆直交変換部503、補償処理部504、標準パラメータ計算部505、ポストフィルタ506、独自フィルタ507、メモリ508を含む。また、図5の復号装置は、選択部509、画像処理部510、映像表示部511、ブロック歪検出部512、独自パラメータ計算部513を含む。
尚、本実施形態の復号装置も、第1の実施形態と同様に、符号化された第1フレームデータを復号する。また、第1パラメータ(標準パラメータ)を用いて平滑化(フィルタ処理)された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する。
本実施形態において、独自パラメータ計算部513の動作については上述の実施形態と同様である。独自フィルタ507は独自パラメータを用いてデブロッキングフィルタ処理を行い、フィルタ処理後の復号画像データを選択部509へ出力する。また、ポストフィルタ506は、標準パラメータ計算部505により計算された標準パラメータを用いて復号画像データのデブロッキングフィルタ処理を行い、フィルタ処理後の復号画像データを選択部509へ出力する。選択部509は、標準パラメータでフィルタ処理されたポストフィルタ506の出力と、独自パラメータでフィルタ処理された独自フィルタ507の出力を選択し、再生用画像データとして画像処理部510へ出力する。
次に、本実施形態の復号装置に入力された動画像データが、映像表示部511で表示されるまでに復号装置の各部で行われる主な処理の流れについて、図12のフローチャートを用いて説明する。
尚、本実施形態では、上述した各部の処理を、ハードウェアによって行う。しかし、これらの処理を、ソフトウェアによって行うことも可能である。即ち、復号装置の各制御を行うCPUが、ROM等に記憶される制御プログラムを、プログラムを実行するためのメモリ(例えばRAM)上に適宜読み出し、処理を実行することで、各部の機能を実現することも可能である。図12、及び以下の説明は、本実施形態の復号装置の処理をソフトウェアによって実現する場合の処理の手順に対応する。
また、S1201〜S1203までの処理は、図7のS701〜S709の処理と同様であるので、説明を省略する。
S1204において、選択部509は、標準パラメータでフィルタ処理を行った復号画像データと、独自パラメータでフィルタ処理を行った復号画像データのうち、どちらを表示させるか選択する。ここで、選択部509による選択の基準として、例えば、ブロック歪検出部512によってフィルタ処理後の復号画像データのブロック歪情報に応じて選択することができる。ブロック歪情報については、実施形態2で示した通りである。また、例えば、表示画面上に映像ボケ情報を表示させ、それに応じて視聴者がリモコン等で選択するようにしても良い。映像ボケ情報については、実施形態3で示した通りである。また、これらの方法を組み合わせることもできる。即ち、例えば、映像表示部511は、フィルタ処理後の復号画像データと共に映像ボケ情報を表示させ、選択部509は、ユーザからの画質制御指示が入力されない間は、ブロック歪情報に応じて表示させる復号画像データを選択する。そして、ユーザからの画質制御指示が入力されると、入力された画質制御指示に応じて、表示させる復号画像データを選択するようにすることができる。このように、選択部509は、種々の方法により、表示させるフィルタ処理後の復号画像データを選択することができる。
S1205において、S1204の選択を行った選択部509は、表示させる復号画像データを画像処理部510へ出力する。尚、復号画像データを受け取った画像処理部510は、画像処理を行い、映像表示部511で映像が表示される。
S1206において、ブロック歪検出部512は、画像処理部510から出力される復号画像データにおけるブロック歪の検出を行い、ブロック歪情報を独自パラメータ計算部513へ出力する。ブロック歪の検出方法については、実施形態2で説明した通りである。
S1207において、独自パラメータ計算部513は、S1206で出力されたブロック歪情報に応じて、独自パラメータの計算を行う。そして、独自フィルタ507は、計算された独自パラメータを独自フィルタ507へ出力し、独自フィルタ507において独自パラメータが更新される。
尚、本実施形態における2つのフィルタはハードウェアの多くを共有することが可能である。これはポストフィルタ506において異なるフィルタ効果のフィルタ演算を内部で並列に行っているためである。よって図6のように2種類のパラメータを用いて2系統の復号化映像を出力する構成が可能になる。
以上説明したように、本実施形態では、選択部509が、標準パラメータでデブロッキングフィルタ処理を行った復号画像データと、独自パラメータでデブロッキングフィルタ処理を行った復号画像データのうちどちらを表示させるかを選択する。また、標準パラメータを用いてポストフィルタ506でデブロッキングフィルタ処理を行い、得られた復号画像データをフレーム間補償処理用にメモリ508に保存している。
このようにすることにより、動画像データの符号化側で設定された平滑化フィルタのフィルタ強度によるフィルタ処理の過不足を補償することができる。また、動画像データの復号化側で調整した平滑化フィルタのフィルタ強度を、再生する映像に、より早く反映させることが可能となる。
尚、上述の各実施形態では、マクロブロック単位でデブロッキングフィルタ処理を行っていたが、これに限らず、その他の単位でフィルタ処理を行うようにしても良い。
また、各実施形態2〜4で説明した内容を適宜選択、組み合わせることによって、独自パラメータの設定や、フィルタパラメータの選択、フィルタ処理された復号画像データの選択等を行うようにすることが可能である。
また、各実施形態では、符号化方式がH.264である場合について説明したが、これに限らず、例えば、VC−1や、AVSなど、ポストフィルタ処理を行っている符号化方式に適応することが可能である。
実施形態1における復号装置を示すブロック図である。 実施形態2における復号装置を示すブロック図である。 実施形態3における復号装置を示すブロック図である。 実施形態3における映像ボケ情報の画面表示例を示す図である。 実施形態4における復号装置を示すブロック図である。 実施形態4におけるフィルタハードウェアの共有化を示す図である。 実施形態1における復号装置の動作を示すフローチャートである。 フレーム内/フレーム間補償処理の流れを示すフローチャートである。 標準方式のポストフィルタ処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2における復号装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態3における復号装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態4における復号装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
104 補償処理部
105 標準パラメータ計算部
106 ポストフィルタ
107 メモリ
108 画面表示用フィルタ
109 選択部
212 ブロック歪検出部
213 独自パラメータ計算部
403 映像ボケ情報

Claims (10)

  1. 符号化された第1フレームデータを復号し、第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する復号装置であって、
    前記符号化された第1フレームデータを復号する復号手段と、
    前記復号装置で第2パラメータが設定された場合、当該第2パラメータを用いて、前記復号手段により復号された第1フレームデータを平滑化し、再生用第1フレームデータを出力する第1平滑化手段と、
    前記第1パラメータを用いて、前記復号手段により復号された第1フレームデータを平滑化し、前記符号化された第2フレームデータを復号するために参照する参照用第1フレームデータを出力する第2平滑化手段とを有し、
    前記復号手段は、前記第2平滑化手段により前記第1パラメータを用いて平滑化された前記参照用第1フレームデータを参照して、前記第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと前記平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する
    ことを特徴とする復号装置。
  2. 前記第1及び第2平滑化手段は、前記第1フレームデータを構成する複数のブロックの境界における画素情報を平滑化する
    ことを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  3. 前記復号された第1フレームデータから算出される、当該復号された第1フレームデータの特性情報に応じて、前記第2パラメータを設定する設定手段
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の復号装置。
  4. 再生用第2フレームデータを得るために前記第2平滑化手段が行う、前記復号手段により復号された第2フレームデータの平滑化に用いる第2パラメータを、前記再生用第1フレームデータから算出される、当該再生用第1フレームデータの特性情報に応じて設定する設定手段
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の復号装置。
  5. 前記第1フレームデータを構成する複数のブロックのそれぞれにおける画素情報の変化が大きい場合に、前記平滑化の強度が弱くなるように、前記第2パラメータを設定する設定手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  6. 前記第1フレームデータ中において画素情報が周期的に変化する場合、前記画素情報の周期的な変化が前記第1フレームデータを構成する複数のブロックの境界で生じるかの判断に応じて、前記第2パラメータを設定する設定手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  7. 前記平滑化の強度を示す情報と、前記再生用第1フレームデータとを表示させる表示制御手段と、
    前記平滑化の強度の変更指示を入力する入力手段と、
    前記入力された指示に応じて、前記第2パラメータを設定する設定手段と
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の復号装置。
  8. 前記復号装置で前記第2パラメータが設定されなかった場合、前記第2平滑化手段は、前記第1パラメータを用いて、前記復号手段により復号された第1フレームデータに対して平滑化して得られたフレームデータを再生用第1フレームデータとして出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の復号装置。
  9. 符号化された第1フレームデータを復号し、第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する復号装置が行う復号方法であって、
    前記符号化された第1フレームデータを復号する復号工程と、
    前記復号装置で第2パラメータが設定された場合、当該第2パラメータを用いて、前記復号工程により復号された第1フレームデータを平滑化し、再生用第1フレームデータを出力する第1平滑化工程と、
    前記第1パラメータを用いて、前記復号工程により復号された第1フレームデータを平滑化し、前記符号化された第2フレームデータを復号するために参照する参照用第1フレームデータを出力する第2平滑化工程とを有し、
    前記復号工程は、前記第2平滑化工程により前記第1パラメータを用いて平滑化された前記参照用第1フレームデータを参照して、前記第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと前記平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する
    ことを特徴とする復号方法。
  10. 符号化された第1フレームデータを復号し、第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号するコンピュータに、
    前記符号化された第1フレームデータを復号する復号手順と、
    前記コンピュータで第2パラメータが設定された場合、当該第2パラメータを用いて、前記復号手順により復号された第1フレームデータを平滑化し、再生用第1フレームデータを出力する第1平滑化手順と、
    前記第1パラメータを用いて、前記復号手順により復号された第1フレームデータを平滑化し、前記符号化された第2フレームデータを復号するために参照する参照用第1フレームデータを出力する第2平滑化手順とを実行させ、
    前記復号手順は、前記第2平滑化手順により前記第1パラメータを用いて平滑化された前記参照用第1フレームデータを参照して、前記第1パラメータを用いて平滑化された第1フレームデータと前記平滑化されていない第2フレームデータとの差分情報に基づいて符号化された第2フレームデータを復号する
    ことを特徴とするプログラム。
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