JP2015106837A - 画像復号装置、画像符号化装置、撮像装置、画像復号方法、画像符号化方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】動画像データの復号処理の負荷を軽減する技術を提供する。
【解決手段】画面を複数の領域に分割して領域ごとに符号化された動画像データを復号する復号手段と、前記画面の所定の位置にサブ画像を合成する合成手段と、前記複数の領域それぞれが前記サブ画像によって完全に隠れるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記復号手段は、前記サブ画像によって完全に隠れる領域については復号を行わないことを特徴とする画像復号装置を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像復号装置、画像符号化装置、撮像装置、画像復号方法、画像符号化方法、及びプログラムに関する。
近年、ストリーム再生時にユーザの操作に応じて複数のストリームをシームレスに切り換えることができるマルチアングルのコンテンツが収められているメディアや、そのようなコンテンツを再生する機能を有する機器が増えている。このマルチアングル機能を用いる場合、例えば、任意の物体や人物をアングルが相違する複数台のカメラで同時に撮影し、撮影した動画データを、編集を施すことなくカメラ単位の別ストリームとして圧縮、多重化記録することが行われる。これにより、ユーザは、再生時において多重化されたストリームを自由に切り換え、好みの視点を選ぶことが可能となる。
ユーザが選択したアングル以外のアングルにおいてどのような画像が記録されているのかを知ることができるように、画面全体を複数に分割した分割画面にそれぞれのマルチアングル映像を表示する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1は、記録時にマルチアングルで生成された複数の動画データをそれぞれ分割画面の大きさに縮小し、複数の縮小された動画データを合成したインデックス動画データを生成することを開示している。これにより、再生時に複数のアングルのストリームをデコードすることなく、インデックス動画データを再生することができる。
特開2009−232319号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、動画再生装置は、ユーザが選択したメイン動画のデコードに加え、インデックス動画を更にデコードする必要がある。そのため、動画再生装置の消費電力及びコストの増大が問題となる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、動画像データの復号処理の負荷を軽減する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、画面を複数の領域に分割して領域ごとに符号化された動画像データを復号する復号手段と、前記画面の所定の位置にサブ画像を合成する合成手段と、前記複数の領域それぞれが前記サブ画像によって完全に隠れるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記復号手段は、前記サブ画像によって完全に隠れる領域については復号を行わないことを特徴とする画像復号装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、動画像データの復号処理の負荷を軽減することが可能となる。
第1の実施形態に係る画像復号装置100の構成、及び、画像復号装置100による表示画像を示すブロック図。 メイン画像の符号化における領域分割例を示す図。 復号処理判定部102の処理を示すフローチャート。 メイン画像の一部の領域がサブ画像によって隠れる様子を示す図。 第2の実施形態に係る画像符号化装置500を含む撮像装置の構成を示すブロック図。 メイン画像ストリームの構成を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る画像復号装置100の構成、及び、画像復号装置100による表示画像を示すブロック図である。図1において、本実施形態の説明に不要な構成要素については、省略又は簡略化して示す。
復号部101は、複数のストリームを取得し、後述する復号処理判定部102の指示に基づいて、各ストリームを復号して復号画像を生成する。本実施形態では、復号部101は、メイン画像ストリーム及びサブ画像ストリームの2つのストリームを取得するように構成されている。メイン画像ストリームは、操作部(不図示)をユーザが操作することによって選択される。サブ画像ストリームは、メイン画像ストリームに関連して自動的に選択されてもよいし、ユーザの操作に従って選択されてもよい。メイン画像ストリーム及びサブ画像ストリームの復号により、メイン画像105及びサブ画像106が得られる。サブ画像106は、動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。
メイン画像ストリームは、例えば、HEVC(High Efficiency Video Coding)規格に従っている。本実施形態では、メイン画像ストリームは、例えば図2に示すように、画面を複数の領域(領域201〜212)に分割した状態で符号化されており、各領域はHEVC規格のタイルに対応する。但し、本実施形態はHEVC規格に限定される訳ではない。
図6は、メイン画像ストリームの構成を示す図である。ここに示す構成は一例であり、また、本実施形態の説明に不要な構成要素については、省略又は簡略化して示す。メイン画像ストリームは、1フレームあたりの水平画像数や垂直画素数などのパラメータを格納するSPS(Sequence Parameter Set)を含んでいる。また、参照画像の枚数や画面の領域分割の仕方などのパラメータを格納するPPS(Picture Parameter Set)を含んでいる。また、独自のパラメータを格納するUser Data部を含んでいる。更に、符号化データを格納するSlice Data部を含んでいる。なお、Slice Data部は、領域ごとに格納されている。
PPSは、領域分割情報を含む。領域分割情報は、画面を領域分割するか否かを示すフラグ(tiles_enabled_flag)を含む。tiles_enabled_flagの値が1の場合は、領域分割が行われていることを示し、以降に領域分割情報の詳細が格納される。具体的には、水平方向の領域分割数(num_tile_columns_minus1)、及び、垂直方向の領域分割数(num_tile_rows_minus1)が格納される。また、領域分割数に応じて画面を均等に分割するか否かを示すフラグ(uniform_spacing_flag)も格納される。uniform_spacing_flagの値が0の場合は、画面が均等には分割されていないことを示し、以降に各領域の大きさを示す情報が格納される。具体的には、水平方向に分割したそれぞれの領域について、領域の水平方向の大きさ(column_width_minus1[i])が格納される。また、垂直方向に分割したそれぞれの領域について、領域の垂直方向の大きさ(row_height_minus1[i])が格納される。また、領域分割情報には、領域の境界部分にループ内フィルタを実施するか否かを示すフラグ(loop_filter_across_tiles_enabled_flag)が格納されている。
PPSのtiles_enabled_flagの値が1の場合、User Data部には、領域分割に関する追加パラメータ(領域情報)が格納される。User Data部は、動きベクトルの探索範囲を領域内に制限するか否かを示すフラグ(constrained_mv_flag)を含む。constrained_mv_flagが1の場合は、動きベクトルの探索範囲が領域内に制限されていることを示す。HEVC規格では、タイル境界ではイントラ予測の依存関係が断ち切られる。従って、constrained_mv_flagが1の場合は、イントラ予測/インター予測のいずれであっても、各領域は、他の領域の符号化のために参照されることはない。その結果、メイン画像ストリームの各領域は独立に復号可能(即ち、仮に一部の領域が復号されない場合でも残りの領域は復号可能)である。
また、User Data部の領域情報は、各々の領域に対して、イントラ予測/インター予測を問わず他の領域から参照されるか否かを示すフラグ(tile_ref_flag[i][j])が格納される。例えば、図2の領域201に対応するtile_ref_flag[0][0]=0の場合、領域201が他の領域から参照されないことを示す。この場合、constrained_mv_flag=0であったとしても、領域201に関しては他の領域から参照されないため、領域201を復号しなくても他の領域を復号可能である。
図1に戻り、画像合成部103は、復号部101により復号されたメイン画像105及びサブ画像106を取得する。そして、画像合成部103は、後述する合成制御部104の指示に基づいて、メイン画像105及びサブ画像106から合成画像107を生成して表示装置(不図示)へ出力する。
合成制御部104は、操作部(不図示)をユーザが操作することによって、メイン画像105とサブ画像106を合成して表示することが選択されると、メイン画像105においてサブ画像106を合成する位置を決定する。合成制御部104は、決定した位置を、画像合成部103及び復号処理判定部102へ通知する。
復号処理判定部102は、合成制御部104から通知された合成位置に基づき、メイン画像105において合成位置に対応する領域を特定する。また、復号処理判定部102は、メイン画像ストリームのPPS及びUser Data部(図6参照)に基づき、メイン画像105において合成位置に対応する領域が他の領域から参照されるか否かを判定する。そして、復号処理判定部102は、メイン画像105の各領域を復号するか否かを復号部101に指示する。以下、図3のフローチャートを用いて、復号処理判定部102の処理の詳細を説明する。
S301で、復号処理判定部102は、合成制御部104から、メイン画像105においてサブ画像106を合成する位置を取得する。S302で、復号処理判定部102は、メイン画像105における処理対象の領域を示す変数Nを1に初期化する(例えば、N=1〜12が図2の領域201〜212に対応する)。
S303で、復号処理判定部102は、領域Nがサブ画像によって完全に隠れるか否かを判定する。図4を参照して判定処理の詳細を説明する。図4において、サブ画像106の合成位置を斜線で示す。例えば、図4(a)のように合成を行う場合、領域207はサブ画像106によって完全に隠される。また、図4(b)のように合成を行う場合、領域212はサブ画像106によって完全に隠される。また、領域207、208、211は、サブ画像106によって一部が隠されるが、完全には隠されない。S303では、処理対象の領域が図4(a)の領域207や図4(b)の領域212のような場合に、サブ画像によって完全に隠れると判定される。領域Nがサブ画像によって完全に隠れると判定された場合、処理はS304に進み、そうでない場合、処理はS306に進む。
S304で、復号処理判定部102は、メイン画像ストリームのUser Data部の領域情報(図6参照)に基づき、領域Nが他の領域の復号時に参照されるか否か(領域Nが他の領域の符号化時に予測画像の生成のために参照されたか否か)を判定する。HEVC規格の場合、他の領域がイントラ予測のみで符号化されているか、constrained_mv_flagが1であるか、又は、領域Nに対応するtile_ref_flagが0であれば、領域Nが他の領域の復号時に参照されないと判定される。また、領域の境界でイントラ予測の依存関係が断ち切られない規格の場合であっても、領域Nに対応するtile_ref_flagが0であれば、領域Nが他の領域の復号時に参照されないと判定される。領域Nが他の領域の復号時に参照されないと判定された場合、処理はS305に進み、そうでない場合、処理はS306に進む。
処理がS305に進んだ場合、領域Nはサブ画像106によって完全に隠れるため、領域Nを復号しても表示されることはない。また、領域Nは他の領域の復号時に参照されないため、領域Nを復号しなくても他の領域を復号可能である。従って、S305で、復号処理判定部102は、領域Nは復号しないと決定する。これにより、無駄な復号を省略し、復号処理の負荷を軽減することができる。
一方、S303又はS304からS306に進んだ場合、領域Nの復号が必要である。従って、S306で、復号処理判定部102は、領域Nは復号すると決定する。
S307では、復号処理判定部102は、メイン画像105内の全領域について判定処理が終了したか否かを判定する。全領域の判定処理が終了していない場合、処理はS308(ここでNが1だけ加算される)を経由してS303に戻り、次の領域を対象に同様の判定処理が行われる。全領域の判定処理が終了した場合、処理はS309に進む。
S309で、復号処理判定部102は、S305又はS306における決定に従い、復号部101に対して、メイン画像105の各領域の復号の有無を指示する。その結果、復号部101は、メイン画像ストリームの復号時に、復号が不要な領域(サブ画像106によって完全に隠され、且つ、他の領域の復号時に参照されない領域)の復号を行わない。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、画像復号装置100は、メイン画像105において復号が不要な領域(サブ画像106によって完全に隠され、且つ、他の領域の復号時に参照されない領域)を検出する。そして、メイン画像ストリームの復号時に、このような領域の復号を行わない。これにより、動画像データの復号処理の負荷を軽減することが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態で説明した画像復号装置100のためのメイン画像ストリームを生成可能な画像符号化装置について説明する。図5は、第2の実施形態に係る画像符号化装置500を含む撮像装置の構成を示すブロック図である。本発明の撮像装置に特に関係のない構成については、省略又は簡略化して示す。
図5の撮像装置は、画像符号化装置500、撮像部501、及び記録部517を含み、記録媒体518を装着可能に構成されている。撮像部501は、レンズやCCD等のカメラ部を含み、画像データを取得する。画像符号化装置500は、HEVC規格に従って画像データを符号化するものとするが、これに限定されない。
画像符号化装置500において、システムコントローラ523は、画像符号化装置500の全体を制御する。フレームメモリ502は、インター予測に用いる参照画像を記憶する参照画像メモリ514を含む。被写体を撮像部501で撮像して得られた動画像データは、フレームメモリ502に順次格納される。格納された動画像データのフレームは、符号化を行う順序で領域分割部520に入力される。
領域分割部520は、動画像データを例えば図2に示すように複数の領域(HEVC規格のタイル)に分割し、符号化ブロック分割部521に入力する。符号化ブロック分割部521は、入力された分割画像を、符号化の単位となる符号化ブロック(CU:Coding Unit)に分割する。なお、領域の分割位置は、符号化の開始から終了までのシーケンス中は一定とする。
動き探索部503は、動き探索範囲の参照画像データを参照画像メモリ514から読み出す。そして、符号化ブロック分割部521から入力される符号化対象のCUの画像データと、参照画像データとの相関に基づいて動きベクトルを検出し、イントラ・インター選択部505へ通知する。本実施形態では、動きベクトルを探索する範囲は、参照画像の中で、符号化対象の領域と同じ範囲に制限される。従って、画像符号化装置500が生成する画像ストリームのconstrained_mv_flag(図6参照)は1に設定される。
イントラ予測部504は、後述する加算器512から出力される再構成画像データを蓄積しておく。そして、符号化対象のCUの周辺画素のデータを取得し、符号化対象のCUの画像データと、その符号化対象のCUの周辺画素のデータから生成される複数のイントラ予測画像データとの相関に基づいてイントラ予測方式を選択する。イントラ予測部504は、選択したイントラ予測方式をイントラ・インター選択部505へ通知する。なお、周辺画素のデータは、フレームメモリ502から読み出してもよい。
なお、画像符号化装置500がHEVC規格ではなく領域の境界でイントラ予測の依存関係が断ち切られない規格に従う場合、イントラ予測部504は、符号化対象の領域以外の領域を参照しないようにイントラ予測方式を選択する。この場合、画像符号化装置500が生成する画像ストリームのtile_ref_flag(図6参照)は0に設定される。
イントラ・インター選択部505は、動き探索部503の結果とイントラ予測部504の結果とを取得し、例えば、差分値が小さい方の予測方式を選択して、予測画像生成部506へ通知する。
予測画像生成部506は、イントラ・インター選択部505から通知された予測方式に従って予測画像を生成する。予測方式がインター予測の場合には、予測画像生成部506は、動きベクトルなどの予測情報に従って参照画像メモリ514から該当データを読み出して予測画像を生成する。一方、予測方式がイントラ予測の場合には、予測画像生成部506は、イントラ予測方式に従って、加算器512から出力される再構成画像データから予測画像を生成する。
減算器507には、フレームメモリ502から読み出される符号化対象のCUの画像データと予測画像データとが入力され、符号化対象のCUの画像と予測画像との画素値の差分データを整数変換部508へ出力する。整数変換部508は、画素値の差分データに整数変換を施す。整数変換は、整数変換の単位となる整数変換ブロック(TU:Transform Unit)の単位で行われる。量子化部509は、整数変換により生成した変換係数を、量子化制御部516から通知される量子化係数で量子化し、量子化後の変換係数をエントロピー符号化部515へ出力する。
量子化制御部516は、エントロピー符号化部515が生成した符号量の通知に基づいて、システムコントローラ523から予め指示されている符号量(ストリームのビットレート)となるように量子化係数を制御する。
また、量子化部509により量子化された変換係数は、逆量子化部510にも入力される。逆量子化部510は、入力された変換係数を逆量子化し、逆整数変換部511は、逆量子化された信号に対して逆整数変換処理を施す。
加算器512には、逆整数変換されたデータと、予測画像生成部506により生成された予測画像データとが入力されて加算される。加算後のデータは、復号された再構成画像データとなり、予測画像生成部506に入力されてイントラ予測画像データの生成に用いられる。また、再構成画像データは、ループ内フィルタ513によって符号化歪の軽減処理が施された後、適応オフセット処理部522により更に符号化歪みが軽減されて、インター符号化の際に用いる参照画像データとして参照画像メモリ514に記憶される。
エントロピー符号化部515は、符号化対象のCUの量子化された変換係数や、予測方式などの情報をエントロピー符号化し、ストリームとして記録部517に出力する。また、エントロピー符号化部515は、生成した符号量を量子化制御部516へ通知する。記録部517は、エントロピー符号化部515から出力されたストリームを記録媒体518に記録する。なお、記録処理は、音声データとの多重化ストリームを生成した後に行うなどしてもよい。
なお、画像符号化装置500が生成する画像ストリームのSPS、PPS、及びUser Data部などは、システムコントローラ523によって記録部517を介して記録媒体518に記録される。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、画像符号化装置500は、動画像データの画面を複数の領域に分割して符号化を行う。そして、各領域の符号化の際は、イントラ予測/インター予測のいずれであっても、他の領域を参照しないように符号化を行う。これにより、第1の実施形態で説明した画像復号装置100のためのメイン画像ストリームを生成することができる。
なお、サブ画像の合成位置がメイン画像の右端や右下など特定の位置に限られている場合には、動き探索部503が動きベクトルを探索する範囲の制限を緩和して、符号化効率を向上させることができる。そのためには、例えば、画像符号化装置500のシステムコントローラ523は、操作部524を介してサブ画像の合成位置(厳密には、位置及びサイズによって特定可能な所定の範囲)の指定を受け付ける。ここでは、図4(b)に示すように、領域207、208、211、212に跨る領域がサブ画像の合成位置として指定されたものとする。
この場合、動き探索部503は、符号化対象の領域でなくても、サブ画像で完全に隠れる領域以外の領域(即ち、領域212以外の領域)については、探索範囲に含める。また、システムコントローラ523は、constrained_mv_flag(図6参照)は0に設定すると共に、領域212に対応するtile_ref_flagを0に設定することにより、領域212が他の領域から参照されないことを示す。
また、領域分割部520は、分割される領域のうちの少なくとも1つがサブ画像の合成位置(厳密には、位置及びサイズによって特定可能な所定の範囲)に完全に含まれるように領域の分割を行ってもよい。これにより、第1の実施形態で説明した画像復号装置100は、少なくとも1つの領域について、サブ画像の合成時には復号を省略できるようになる。
なお、サブ画像の合成位置として、複数の位置が指定されてもよい。この場合、いずれかの合成位置と少なくとも部分的に重複する領域について、他の領域からの参照が制限される。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (14)

  1. 画面を複数の領域に分割して領域ごとに符号化された動画像データを復号する復号手段と、
    前記画面の所定の位置にサブ画像を合成する合成手段と、
    前記複数の領域それぞれが前記サブ画像によって完全に隠れるか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記復号手段は、前記サブ画像によって完全に隠れる領域については復号を行わない
    ことを特徴とする画像復号装置。
  2. 前記判定手段は、前記サブ画像によって完全に隠れる領域が他の領域の符号化時に予測画像の生成のために参照されたか否かを判定し、
    前記復号手段は、前記サブ画像によって完全に隠れる領域が他の領域の符号化時に予測画像の生成のために参照された場合は、当該領域を復号する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
  3. 前記複数の領域それぞれは、HEVC(High Efficiency Video Coding)規格のタイルであり、
    前記判定手段は、前記動画像データの全体がイントラ予測で符号化されている場合、前記サブ画像によって完全に隠れる領域が他の領域の符号化時に予測画像の生成のために参照されていないと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像復号装置。
  4. 前記判定手段は、前記サブ画像によって完全に隠れる領域が他の領域の符号化時に動きベクトルの探索範囲として参照されていない場合、前記サブ画像によって完全に隠れる領域が他の領域の符号化時に予測画像の生成のために参照されていないと判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像復号装置。
  5. 動画像データの画面を複数の領域に分割する分割手段と、
    前記複数の領域それぞれを符号化する符号化手段であって、前記複数の領域それぞれの符号化時に予測画像の生成のために参照する領域を制限する、符号化手段と、
    を備え、
    前記符号化手段は、前記参照する領域を、符号化対象の領域に制限する
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  6. 前記複数の領域それぞれは、HEVC(High Efficiency Video Coding)規格のタイルであり、
    前記符号化手段は、前記動画像データの全体をイントラ予測で符号化する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像符号化装置。
  7. 前記複数の領域それぞれは、HEVC(High Efficiency Video Coding)規格のタイルであり、
    前記符号化手段は、前記複数の領域それぞれについて、インター予測を行う場合は動きベクトルの探索範囲として前記符号化対象の領域のみを参照する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像符号化装置。
  8. 前記画面の所定の範囲を指定する指定手段を更に備え、
    前記符号化手段は、前記参照する領域を、前記所定の範囲を含まない領域及び前記符号化対象の領域に制限する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像符号化装置。
  9. 前記分割手段は、前記複数の領域のうちの少なくとも1つが前記所定の範囲に完全に含まれるように、前記分割を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像符号化装置。
  10. 請求項5乃至9のいずれか1項に記載の画像符号化装置と、
    前記動画像データを生成する撮像手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 画像復号装置による画像復号方法であって、
    前記画像復号装置の復号手段が、画面を複数の領域に分割して領域ごとに符号化された動画像データを復号する復号工程と、
    前記画像復号装置の合成手段が、前記画面の所定の位置にサブ画像を合成する合成工程と、
    前記画像復号装置の判定手段が、前記複数の領域それぞれが前記サブ画像によって完全に隠れるか否かを判定する判定工程と、
    を備え、
    前記復号工程では、前記サブ画像によって完全に隠れる領域については復号を行わない
    ことを特徴とする画像復号方法。
  12. 画像符号化装置による画像符号化方法であって、
    前記画像符号化装置の分割手段が、動画像データの画面を複数の領域に分割する分割工程と、
    前記画像符号化装置の符号化手段が、前記複数の領域それぞれを符号化する符号化工程であって、前記複数の領域それぞれの符号化時に予測画像の生成のために参照する領域を制限する、符号化工程と、
    を備え、
    前記符号化工程では、前記参照する領域を、符号化対象の領域に制限する
    ことを特徴とする画像符号化方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像復号装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  14. コンピュータを、請求項5乃至9のいずれか1項に記載の画像符号化装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110177281A (zh) * 2019-05-30 2019-08-27 重庆工程学院 一种基于分形树的大容量信息隐藏系统

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