JP2010016026A - 超電導装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】超電導コイルの温度上昇および発熱量の低減を図るために冷却構造を改善する。
【解決手段】交流電流で励磁される超電導線材を巻回したパンケーキ型の超電導コイル2を積層した積層体3と、冷媒を充填せずに、真空とした内部に前記超電導コイルの積層体を収容している断熱容器4と、前記断熱容器内にコールドヘッドを突出させている冷凍機5とを備え、前記積層した超電導コイル間の全ての間および積層体の両端外面に、それぞれ伝熱材10の一端側に設けた環状板部10dを挿入し、これら各円環板部を前記各超電導コイルの端面と全面接触させる一方、該複数の伝熱材の他端を前記冷凍機のコールドヘッドと連結している。
【選択図】図1

Description

本発明は、超電導装置に関し、詳しくは、超電導コイルを断熱容器内の真空部に収容し、該真空部に冷凍機のコールドヘッドを挿入して、超電導コイルを直冷伝熱式で冷却する冷却機構を備えた超電導装置において、超電導コイルの冷却効率を高めるものである。
超電導装置において、超電導コイルに直流電流を流す場合と、交流電流を流す場合の2種類がある。交流電流を流すと、超電導線自体が発熱して交流損失(ACロス)が発生し、該交流損失のために超電導線がクエンチして超電導性能を失いやすい問題がある。
そのため、超電導コイルに交流電流を流す場合には、超電導コイルを確実に冷却してクエンチを発生させないようにするため、冷却機構が重要となる。
そのため、例えば、特開2007−37343号公報において、本出願人は、断熱容器内に超電導コイルを収容し、該断熱容器を断熱配管を介して液体窒素タンクと接続し、液体窒素を冷媒として断熱容器内に供給し、超電導コイルを超電導温度に冷却する装置を提案している。
しかしながら、液体窒素は凝固点である64K(ケルビン)以上の温度でしか液体として存在できないため、68K〜77Kでの高温超電導材に流れる臨界電流は低く、最大磁場は1T以下となり、高磁場を発生できない問題がある。
このように、超電導コイルに流せる電流は制限され、特に磁場が高くなると僅かな電流しか流せず、低い電流で超電導コイルを運転せざるを得ない問題がある。
磁場をなるべく高くするため、超電導コイルの巻数(ターン数)を大きくすると、超電導線材が増加し、超電導線材の増加に伴い交流ロスにより発熱量が増加する。発熱量が増加すると冷却性能を強化する必要があり、大容量の冷凍機が必要となり、冷却システムが巨大化する問題がある。
特開2007−37343号公報
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、超電導コイルを10K〜50Kに冷却できるように冷却性能を高め、超電導線材を増加することなく、臨界電流を高くできるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、
交流電流で励磁される超電導線材を巻回したパンケーキ型の超電導コイルを積層した積層体と、
冷媒は充填せず、真空とした内部に前記超電導コイルの積層体を収容している断熱容器と、
前記断熱容器内にコールドヘッドを突出させている冷凍機とを備え、
前記積層した超電導コイル間の全ての間および積層体の両端外面に、それぞれ伝熱材の一端に設けた環状板部を挿入し、これら各環状板部を前記各超電導コイルの軸線方向の端面と接触させる一方、該複数の伝熱材の他端を前記冷凍機のコールドヘッドと連結していることを特徴とする超電導装置を提供している。
前記のように、本発明の超電導装置では、交流電流を励磁する超電導コイルを断熱容器の真空とした内部に収容し、冷凍機のコールドヘッドとそれぞれ接続した伝熱材の先端に環状板部を設け、該環状板部を積層した超電導コイルの各環状の端面と略全面接触させている。
このように、コールドヘッドと連結した伝熱材と各超電導コイルの端面を接触させて直冷伝熱式で冷却することにより、ビスマス系あるいはイットリウム系の高温超電導線材を50ケルビンから10ケルビンまで冷却することができる。該冷却により超電導線材の臨界電流を大きくでき、超電導コイルの通電量を高めることができる。
また、高温超電導線材からなる超電導コイルの冷却に液体窒素を用いる場合と比較して、低い温度まで超電導コイルを冷却し、臨界電流を大きくなるため、液体窒素を用いる場合と同じアンペアターン(超電導コイルに流す電流値と超電導コイルのターン数の積)の起磁力を発生させるためには、ターン数を少なくでき、超電導線の線量を減らすことができる。
特に、本発明の超電導装置は超電導コイルに交流電流を流しているため、超電導コイルに発生する交流損失は超電導線材の線量に比例し、線量が少ない程、交流損失も少なくなる。このため、交流損失を減少するために必要な冷却機構を小型化でき、かつ、超電導線の線量の減少により超電導コイル自体を小さくでき、超電導装置全体の小型化・軽量化を図ることができる。
前記超電導線材は高温超電導線材とし、前記伝熱板との接触で超電導線材を前記のように、64ケルビン以下の10ケルビン〜50ケルビンに冷却していることが好ましい。
このように、液体窒素を用いて冷却した場合の冷却温度64ケルビンより低くしているため、超電導コイルの性能を高めることができる。なお、10ケルビン未満とした場合には、冷凍機の冷凍能力を高める必要があり、冷凍機が大型化する問題がある。
前記10ケルビン〜50ケルビンとした場合には、高温超電導線材からなる超電導コイルに発生する磁場は0.5T〜20Tとなり、超電導コイルに通電可能な電流は10A〜1000Aとすることができる。
本発明のパンケーキ型の超電導コイルの積層体は、ダブルパンケーキコイルを2個以上積層して4個以上のパンケーキコイルの積層体、あるいはシングルパンケーキコイルを3個以上積層して3個以上のパンケーキコイルの積層体等からなる。
ダブルパンケーキの場合、最内周で連続させた1層目のパンケーキコイルと2層目のパンケーキコイルとの間で伝熱材の環状板部を挿入し、パンケーキコイルの軸線方向両端面の全面と接触させている。積層体の軸線方向両端の最外面にも環状板部を接触させているため、全てのパンケーキコイルは軸線方向の両端面の全面が環状板部と接触することになり、超電導コイルを均等に冷却することができる。
前記コールドヘッドと接続する各伝熱材は、熱伝導率が高い無酸素銅板を含む銅系金属板から形成することが好ましい。
なお、熱伝導率が高い材質で絶縁性を有する材質があれば、好適に用いることができるが、10〜50ケルビンでの低温時における熱伝導率が優れた素材は、前記無酸素銅板である。
前記のように、超電導コイルの間に挿入して、超電導コイルの端面と接触させる伝熱材を無酸素銅板を含む銅系金属板で形成すると、該環状板部に沿って渦電流が発生しやすくなる。
よって、環状板部に、外周端より内周側へ径方向に切り込んだ第1スリットと、内周端より外周側へ径方向へ切り込んだ第2スリットとを周方向に間隔をあけて交互に設け、かつ、第1スリットと第2スリットとは径方向中央部の位置は重なる位置としていることが好ましい。
前記第1スリットと第2スリットとを設けることにより、環状板部の全周に回る大きな渦電流をスリットで遮断することができ、渦電流が発生しても隣接するスリット間の狭い範囲の小さな渦電流とすることができ、渦電流による発熱を低減できる。
前記隣接する第1スリットと第2スリットとは周方向に15度〜30度で設けていることが好ましい。
また、前記積層した超電導コイルの端末をジョイントして直列通電できる構成としていることが好ましい。
超電導コイルの積層体を収容する前記断熱容器(クライオスタット)は、ステンレスやアルミニウムからなる金属またはFRPからなる外壁と内壁とを真空層を挟んで設けた二重壁として、熱の侵入を確実に防止できる構成としても良いが、前記コールドヘッドに接続した伝熱材を各超電導コイルの軸線方向の両端面に全面接触させて冷却能力を高めているため、外壁のみからなる1槽でも良い。
断熱容器を1槽とし、金属材で形成した場合には、強度が大きいため断熱容器の厚さを薄くでき、軽量化することができる。また、断熱容器の周囲は外気と接しているため、自然冷却や冷却水による冷却を簡単に行うことができる。
断熱容器を1槽としてFRPで形成した場合には、超電導コイルに交流電流を流しても、断熱容器に誘導電流が流れて発熱することはなく、超電導装置全体の熱損失が小さくなり冷却効率を高めることができる。
また、真空とした断熱容器の内部に、超電導コイルの積層体を樹脂を充填したシールドケースからなるコイルケース内に内蔵した状態で収容してもよい。この場合、断熱容器内に突出させるコールドヘッドをコイルケース内に配置し、コイルケース内に配置する伝熱材の端部と接続している。
前記構成からなる本発明の超電導装置では、パンケーキ型の超電導コイルの積層体の間および積層体の軸線方向の両側外面にコールドヘッドとそれぞれ接続した伝熱材に設けた環状板部を配置し、各超電導コイルの両端面の略全面を環状板部と接触させて、直冷伝熱式で冷却している。該冷却機構とすると、超電導コイルの冷却温度を、液体窒素を用いる場合と比較して、遥かに低下させることができる。その結果、臨界電流を高くでき、超電導線材のターン数を減少でき、それに伴って、交流電流で励磁した場合に生じる交流損失による発熱量を低減できる。このように、超電導コイルのターン数を減少できるため、超電導コイルの小型化および軽量化を図ることができる。
以下、本発明の超電導装置の実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。
超電導装置1は、交流電流で励磁される高温超電導線材を巻回した2つのダブルパンケーキ2を積層し、合計4個のパンケーキ型の超電導コイル(2A〜2D)の積層体3を断熱容器4(クライオスタット)の真空とした内部に収容している。
断熱容器4はステンレスからなるボックス状の外壁4aを備えた1槽の容器であり、内部4bには冷媒を充填せずに真空としている。
断熱容器4の外壁4aの上壁4a−1に冷凍機5を搭載している。該冷凍機5は2段式冷凍機からなり、該冷凍機5の下面から突設した第一ステージ5aの下端を上壁4a−1に固定し、第2ステージ5bを上壁4b−1に貫通させ、下端のコールドヘッド5cを真空とした内部4bに突出させている。
断熱容器4の内部4bに支持台6を固定し、該支持台6の一側に前記コールドヘッド5cの下端部を配置し、該コールドヘッド5cの下端部と支持台6の上面との間に5枚の伝熱材10の一端部を重ねて介設し、ボルト7でコールドヘッド5cの下端部と5枚の伝熱材10とを一体的に締結し、5枚の伝熱材10(10A〜10E)にコールドヘッド5cから熱伝導している。
支持台6の他側の上面には、前記2つのダブルパンケーキコイルを積層した積層体3を保持用の内枠8に外嵌し、内枠8の上部外周から突設したフランジ部8aと支持台6とをボルト9で締結して固定している。
前記5枚の伝熱材10は無酸素銅板で形成し、図3(A)(B)(C)に示す形状としている。各伝熱材10の一端側は前記コールドヘッド5cとの連結部10aとし、ボルト穴10bを設けている。他端側に貫通穴10cを設け、該貫通穴10cを囲む一側部10d−1が半円環形状で、他側部10d−2は一端側に連続した形状の環状板部10dを設けている。貫通穴10cの内径は超電導コイル2の内径と同等とし、環状板部10dの外径は超電導コイル2の外径と同等としている。
上下に5枚重ねてコールドヘッド5cと連結する伝熱材10のうち、図3(C)に示す最下層の伝熱材10Aは連結部10aから環状板部10dまで直線状の平板形状のままで積層体3側へと延在させ、最下層の超電導コイル2Aの下端面に環状板部10dを配置し、超電導コイル2Aの下端面の全面に接触させている。
図3(A)(B)に示す、下から2層目の伝熱材10Bから最上層の伝熱材10Eまで、先端側の環状板部10dに達する前に上向きの屈折部10fを設け、該屈折部10fの上端から水平の屈折部10gを設け、該屈折部10gの先端に環状板部10dを設けている。
前記屈折部10fの上端位置は2層目の伝熱材10Bは最も低く、3層目、4層目、最上層の5層目と、上端位置を次第に高くしている。これにより、2〜4層目の伝熱材10B〜10Dの先端の環状板部10dの位置が、上下に積層する超電導コイル2の各層の間に丁度位置するように設定し、最上層の伝熱材10Eが積層体3の最上層の超電導コイル2Dの上端面に接触するようにしている。
前記伝熱材10の環状板部10dには、図3(A)および図4に示すように、外周端より内周側へ径方向に切り込んだ第1スリット11と、内周端より外周側へ径方向へ切り込んだ第2スリット12とを周方向に間隔をあけて交互に設けている。
円環形状の一側部10d−1では、第1スリット11と第2スリット12の長さは同等とし、径方向の中心部を越えて延在させ、第1スリット11と第2スリット12とは径方向中央部の位置は重なる位置としている。
他側部10d−2の両側には周方向の両側に長尺な一対の第1スリット11aを設けているが、これら長尺な第1スリット11aで挟まれた部分は内周側から外周側へ切り込んだ第2スリット12のみを間隔をあけて設けている。
本実施形態では、第1スリット11および第2スリット12とはそれぞれ30度ピッチで設け、隣接する第1スリット11と第2スリット12とは15度ピッチとしている。
環状板部10dの内径および外径は超電導コイル2の内径および外径と対応させている本実施形態では内径を70mmとし、環状板部の径寸法は10mmとし、第1スリット11aを除いて、第1、第2スリット11、12とを7mmの長さで切り込んで形成している。また、第1、第2スリット11、12のスリット幅は0.2〜0.5mmとしている。
また、前記各伝熱材10には、連結部10aと環状板部10dとの間に前記積層体3の内枠8のフランジ8aと支持台6とを締結するボルト9を貫通させるボルト穴10hを設け、伝熱材10B〜10Eの水平の屈折部10gを位置決め保持している。
前記各超電導コイル2の端末に接続した端子20は図5に示すようにジョイント端子21を介して直列に接続し、該ジョイント端子21に接続したリード線22を断熱容器4から外部に引き出し、交流電源23と接続している。
前記構成からなる冷却機構を備えた超電導装置1では、冷凍機5のコールドヘッド5cと直接に接続した5枚の伝熱材10の各環状板部10dを積層体3を構成する各超電導コイル2の上下両端面の全面に接触させているため、各超電導コイル2に均等にコールドヘッドからの冷熱を伝導することができる。これにより、超電導コイル2を10〜50ケルビンの領域まで冷却することができる。
また、伝熱材10を絶縁材ではない無酸素銅板で形成しているが、第1、第2スリット11、12を設けているため、環状板部10dの全周に沿った渦電流を遮断できる。渦電流が発生しても、第1スリット11と第2スリット12との間の15度の間で生じる小さい渦電流とすることができ、渦電流の発生による発熱を最小限に抑制することができる。
なお、伝熱材10として、特殊な良熱伝導性絶縁材、例えば、ALN、AL203等のセラミック、CFRPなどの複合樹脂を用いて形成すると、スリットを設けなくとも良い。
(実験例)
超電導コイルを内径70mm、外径88mm、ターン数333ターン、定格電流60A、最大磁場0.66T、インダクタンス11mH、超電導線材の長さ80mm、超電導線材の断面を2.8mm×0.16mmとした。周波数1.5Hz〜3Hzで通電し、コイル温度上昇から通電後ヒータで校正して発熱量を測定した。
伝熱材として実施形態の無酸素銅板を用い、環状板部に前記スリットを設けた第1実施例と、スリットを設けていない第2実施例とを設け、スリットの有無による温度の上昇と発熱量の相違を比較した。その結果を図6(A)(B)に示す。
図6(A)に示すコイル温度の上昇に関しては、スリットありの場合はスリット無しとした場合よりも温度が上昇せず、温度上昇率は半減した。また、図6(B)に示す発熱量についても、スリットありの場合はスリット無しとした場合よりも発熱量は少なく、発熱量は1/3に低減した。これにより、超電導装置の運転温度は、スリットありとした場合3Hzでも21K〜26K程度で十分に安定して運転できることが確認できた。
本発明は前記実施形態に限定されず、積層するパンケーキ型のコイルはシングルパンケーキの積層体としても良く、かつ、積層個数も限定されない。また、断熱容器は二重壁としてもよく、かつ、伝熱材の環状板部に形成するスリットの個数も適宜に変更できる等、本発明の要旨を逸脱しない範囲の実施形態が含まれる。
本発明の超電導装置の全体構成図である。 図1の断熱容器を除いた平面図である。 伝熱材を示し、(A)は伝熱材10B〜10Eの平面図、(B)は伝熱材10B〜10Eの断面図、(C)は伝熱材10Aの断面図である。 伝熱材の環状板部に設けるスリットを示す拡大図である。 超電導コイルと交流電源との接続部を示す概略図である。 (A)(B)は環状板部にスリットを設けた場合と、スリット無しの場合との比較実験結果を示すグラフである。
符号の説明
1 超電導装置
2(2A〜2D) 超電導コイル
3 積層体
4 断熱容器
5 冷凍機
5c コールドヘッド
10(10A〜10E) 伝熱材
10a 連結部
10d 環状板部
11 第1スリット
12 第2スリット
23 交流電源

Claims (3)

  1. 交流電流で励磁される超電導線材を巻回したパンケーキ型の超電導コイルを積層した積層体と、
    冷媒を充填せずに、真空とした内部に前記超電導コイルの積層体を収容している断熱容器と、
    前記断熱容器内にコールドヘッドを突出させている冷凍機とを備え、
    前記積層した超電導コイル間の全ての間および積層体の両端外面に、それぞれ伝熱材の一端に設けた環状板部を挿入し、これら各環状板部を前記各超電導コイルの軸方向の両端面と接触させる一方、該複数の伝熱材の他端を前記冷凍機のコールドヘッドと連結していることを特徴とする超電導装置。
  2. 前記伝熱材は無酸素銅板を含む銅系金属板からなる請求項1に記載の超電導装置。
  3. 前記伝熱材の環状板部に、外周端より内周側へ径方向に切り込んだ第1スリットと、内周端より外周側へ径方向へ切り込んだ第2スリットとを周方向に間隔をあけて交互に設け、かつ、第1スリットと第2スリットとは径方向中央部の位置は重なる位置としている請求項1に記載の超電導装置。
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