JP2010015547A - サーバ装置、サーバ装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

サーバ装置、サーバ装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】サーバ装置が、ユーザが所有する機器に対して、より正確な機器情報を記憶できるようにする。
【解決手段】サーバ装置であって、クライアント装置に接続可能な周辺機器に関する機器情報を、前記クライアント装置が前記機器情報を取得した取得方式とともに前記クライアント装置から受信する受信手段と、前記機器情報を前記取得方式に関連づけて記憶する記憶手段と、前記受信手段により受信された機器情報が既に前記記憶手段に記憶されているかどうかの判別を行う判別手段と、前記判別手段が前記受信された機器情報が既に前記記憶手段に記憶されていると判別した場合に、前記取得方式に基づいて前記機器情報が有効か無効かの判定を行う判定手段と、を有し、前記取得方式は、前記機器情報がユーザ操作に応答して前記クライアント装置に手動入力されたか、又は、前記クライアント装置に接続された周辺機器から送信されたかを示す。
【選択図】図9

Description

本発明は、クライアント装置に接続可能な周辺機器を管理するためのサーバ装置、サーバ装置の制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、ユーザが所有している機器(例えば、デジタルカメラやプリンタなど)の識別情報(機器情報)を登録するサーバ装置を含むシステムがある。そして、ユーザが所定の機器を登録していない場合にサーバ装置が提供するサービスや機能の利用を制限したり、ユーザが登録した機器に応じたサービスや機能を提供したりすることが行われている。ここで、ユーザが機器情報を登録したい場合、キーボードなどを用いてパーソナルコンピュータなどのクライアント装置に機器情報を手動で入力し、サーバ装置に送信している。あるいは、ユーザが所有する機器をクライアント装置に接続し、機器情報をサーバ装置に送信することも考えられる。
特開2006−031175号公報 特開2002−041891号公報
しかしながら、従来技術では、複数のユーザが同一の機器情報を入力することができるため、機器情報の多重登録が発生してしまい、どのユーザが機器の正しい所有者であるかが分からなくなるという問題がある。このような問題は、具体的は、以下の2つのケースで発生すると考えられる。
第1のケースは、キーボードなどを用いて機器情報を入力する際に、ユーザが機器情報を誤って入力してしまった場合である。また、不正なユーザが故意に他のユーザの機器情報を入力することも考えられる。
第2のケースは、ユーザが機器を他のユーザへ譲渡したり、貸与したりする場合である。先に機器を所有していたユーザが機器情報の登録を削除していなければ、かかる機器を譲渡されたユーザが機器情報を登録すると、機器情報の多重登録となってしまい、どちらが現在の所有者であるかが分からなくなる。
複数のユーザによる同一の機器情報の多重登録は、システムの運用において、様々な不都合を招くことになる。例えば、ユーザに対して実際に保有する機器とは関係の無いサービスや情報を提供してしまい、ユーザに混乱を招くことになる。また、例えば、不正なユーザにもサービスを提供することになると、運用コストや負荷がかかり、正当なユーザへのサービス提供にも支障を来すことになる。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、サーバ装置が、ユーザが所有する機器に対して、より正確な機器情報を記憶できるようにする技術を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのサーバ装置は、複数のクライアント装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置であって、前記クライアント装置に接続可能な周辺機器に関する機器情報を、前記クライアント装置が前記機器情報を取得した取得方式とともに前記クライアント装置から受信する受信手段と、前記機器情報を前記取得方式に関連づけて記憶する記憶手段と、前記受信手段により受信された機器情報が既に前記記憶手段に記憶されているかどうかの判別を行う判別手段と、前記判別手段が前記受信された機器情報が既に前記記憶手段に記憶されていると判別した場合に、前記取得方式に基づいて前記機器情報が有効か無効かの判定を行う判定手段と、を有し、前記取得方式は、前記機器情報がユーザ操作に応答して前記クライアント装置に手動入力されたか、又は、前記クライアント装置に接続された周辺機器から送信されたかを示すことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、サーバ装置が、ユーザが所有する機器に対して、より正確な機器情報を記憶できる技術を提供することができる。
本発明の一側面としてのシステムの構成を示す概略図である。 図1に示すシステムにおけるクライアント装置の処理部の構成を示す概略図である。 図1に示すシステムのクライアント装置に接続可能な周辺機器としてのカメラの構成を示す概略図である。 図1に示すシステムにおけるサーバ装置が提供しているオンラインサービスのメインページの一部を示す図である。 図1に示すシステムにおけるサーバ装置が提供しているオンラインサービスの機器情報の登録ページを示す図である。 図1に示すシステムにおけるサーバ装置に登録されている周辺機器の機器情報を管理するためのデータベースを示す図である。 図1に示すシステムにおいて、ユーザがクライアント装置を介してオンラインサービスに接続する場合に、サーバ装置で実行される処理を説明するためのフローチャートである。 図7に示すステップS714でクライアント装置に通知される警告メッセージを示す図である。 図7に示すステップS710の判定処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示すシステムにおけるサーバ装置に登録されている周辺機器の機器情報を管理するためのデータベースを示す図である。 図1に示すシステムにおいて、ユーザがクライアント装置を介してオンラインサービスに接続する場合に、サーバ装置で実行される処理を説明するためのフローチャートである。 図11に示すステップS1116でクライアント装置に通知される警告メッセージを示す図である。 図11に示すステップS1110の判定処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示すシステムにおいて、ユーザがクライアント装置を介して周辺機器の情報機器を登録する場合に、サーバ装置で実行される処理を説明するためのフローチャートである。 図14に示すステップS1120でクライアント装置に通知される警告メッセージを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一側面としてのシステム1の構成を示す概略図である。システム1は、インターネットINに対して接続されたクライアント装置(情報処理装置)10及びサーバ装置(情報処理装置)20を備える。
クライアント装置10は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)で構成され、ウェブブラウザを用いてサーバ装置20に接続し、サーバ装置20が提供しているオンラインサービスを利用する。クライアント装置10は、本実施形態では、処理部110と、表示部120と、キーボード130とを有する。また、クライアント装置10は、周辺機器と接続するための接続ポートを有し、本実施形態では、周辺機器としてのカメラ30が有するUSBポート340と接続するためのUSBポート140を有する。なお、以下では、周辺機器としてカメラ30を例にあげて説明するが、クライアント装置10に接続可能な他の周辺機器、例えば、プリンタであっても同様に実施可能である。クライアント装置10には、OS(Operating System)やWebブラウザプログラムがインストールされている。
サーバ装置20は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)で構成され、インターネットINを介して接続されている複数のクライアント(本実施形態では、クライアント装置10にオンラインサービスを提供する。サーバ装置20は、本実施形態では、処理部210と、データベースを格納する外部記憶装置220とを有する。但し、サーバ装置20は、クライアント装置10と同様に、表示部、キーボード、サーバ装置20に接続可能な周辺機器のための接続ポートなどを更に有してもよい。サーバ装置20には、サーバ用OSやWebアプリケーションプログラムがインストールされている。
図2は、クライアント装置10の処理部110の構成を示す概略図である。クライアント装置10の処理部110及びサーバ装置20の処理部210は、同様な構成を有するため、本実施形態では、クライアント装置10の処理部110を例に説明する。
処理装置111は、処理部110の全体を制御し、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
ROM(Read Only Memory)112は、変更を必要としないプログラムやパラメータを格納する。
RAM(Random Access Memory)113は、外部記憶装置などから供給されるプログラムやデータを一時的に記憶する。
ディスクインタフェース(I/F)114は、クライアント装置10に固設されたハードディスク、クライアント装置10に着脱可能な光ディスク及び磁気ディスク、ICカード、メモリカードなどを含む外部記憶装置と接続するためのインタフェースである。なお、かかる外部記憶装置には、OS(Operating System)や種々のプログラムなどが格納されている。
入力インタフェース(I/F)115は、ユーザからの操作を受け付けてデータや指示を入力するポインティングデバイスやキーボード130などの入力デバイスと接続するためのインタフェースである。
ビデオインタフェース(I/F)116は、データや後述するオンラインサービスの各ページやメッセージなどを表示する表示部120と接続するためのインタフェースである。
VRAM(Video RAM)117は、表示部120に表示されるイメージデータを保持する。
システムバス118は、CPU111、ROM112、RAM113、ディスクI/F114、入力I/F115、ビデオI/F116及びVRAM117を通信可能に接続する。
なお、処理部110は、ディスクI/F114、入力I/F115及びビデオI/F116の他に、インターネットINなどのネットワークに接続するためのネットワークインタフェースも有する。
図3は、カメラ30の構成を示す概略図である。カメラ30は、本実施形態では、被写体を撮像するデジタルカメラとして具現化される。カメラ30は、図3に示すように、撮像部301と、現像部302と、記憶部303と、制御部304と、操作部305と、表示部306と、通信部307とを有する。
制御部304は、撮像部301、現像部302、記憶部303、操作部305、表示部306及び通信部307を制御し、以下に説明する動作を実行させる。
撮像部301は、被写体を撮影して画像信号を生成し、かかる画像信号を記憶部303に格納する。
現像部302は、画像信号に対して現像処理、圧縮処理、伸張処理などを施して、画像データを生成する。
記憶部303は、画像データや画像データの表示及び現像処理で用いられる情報を格納する。
操作部305は、ボタン、ダイヤル、デジタイザなどのデバイスを含み、かかるデバイスの操作によって入力された情報を制御部304に伝える。
表示部306は、画像データに対応する画像のプレビューや撮像又は再生に関する指示を入力するためのメニュー画面を表示する。
通信部307は、クライアント装置10に対して各種のデータや情報を送信したり、クライアント装置10から各種のデータや情報を受信したりする。
以下、システム1において、サーバ装置20が提供しているオンラインサービスに関連する処理について説明する。
図4は、サーバ装置20が提供しているオンラインサービスのメインページ400の一部を示す図である。メインページ400は、クライアント装置10がオンラインサービスにログインした場合に、クライアント装置10の表示部120に表示される。なお、クライアント装置10は、事前に、サーバ装置20が提供するオンラインサービスの会員登録ページに接続し、ユーザ名やパスワードなどのユーザに固有なユーザ情報をサーバ装置20に送信する。そしてサーバ装置20がユーザ情報を記憶している。その後、クライアント装置10はオンラインサービスのログインページに接続し、ユーザ名やパスワードをサーバ装置20に送信してログインを要求する。サーバ装置20は、このログイン要求を受付、事前に記憶されたユーザ情報と、今回、送信されたユーザ名やパスワードが一致すれば、クライアント装置10のログイン認証が成功したとして、メインページ400をクライアント装置10に提供する。
メインページ400は、ユーザ情報を表示するユーザ情報表示領域402、ユーザ情報と関連づけて登録されている周辺機器に固有な機器情報を表示する機器情報表示領域404と、広告表示領域406とを含む。また、サーバ装置20に記憶されている、ユーザが所有している周辺機器の機器情報(例えば、機種名やシリアル番号など)が、メインページ400の機器情報表示領域404に表示される。広告表示領域406には、機器情報に応じた広告、例えば、機器情報の周辺機器に対応するオプション部品の広告が表示される。
そして、ユーザの操作により、クライアント装置10の表示部120に表示されたメインページ400の登録機種の追加ボタン401がクリックされると、クライアント装置10は機器情報の登録要求をサーバ装置20に送信する。サーバ装置20は登録要求に応答して、オンラインサービスの機器情報の登録ページ500をクライアント装置10に提供し、表示部120に表示させる。図5は登録ページ500を示す図である。登録ページ500は、クライアント装置10に接続された周辺機器から機器情報を自動入力するか、ユーザによって手動入力された値を機器情報として取得するかを選択するためのラジオボタン510及び520と、送信ボタン530とを含む。
ラジオボタン510は、例えば、クライアント装置10が、接続されたカメラ30の本体から機器情報を受信するよう指定するためのボタンである。ユーザは、ラジオボタン510を選択し、カメラ30のUSBポート340とクライアント装置10のUSBポート140とを接続した状態で、機器情報の取得を指示する取得ボタン512をクリックする。これにより、カメラ30の本体に記録されている機器情報がカメラ30からクライアント装置10に送信され、自動的に入力される。そして、機器情報が登録ページ500に表示される。図5ではカメラ機種名入力領域514にカメラ機種名が表示され、シリアル番号入力領域516にシリアル番号が表示される。また、取得方式情報としてAUTOが設定される。
ラジオボタン520は、例えば、ユーザがキーボード130から機器情報を手入力するよう指定するためのボタンである。ラジオボタン520を選択した状態において、ユーザは、キーボード130を介して、カメラ機種名入力領域522にカメラ機種名を、シリアル番号入力領域524にシリアル番号を手入力する。そして、機器情報が登録ページ500に表示される。また、取得方式情報としてMANUALが設定される。
送信ボタン530は、カメラ機種名入力領域514又は522に表示されているカメラ機種名及びシリアル番号入力領域516又は524に表示されているシリアル番号をサーバ装置20に送信するよう、クライアント装置10に対して指示するためのボタンである。ユーザが、カメラ機種名入力領域514又は522にカメラ機種名、シリアル番号入力領域516又は524にシリアル番号が表示された状態で、送信ボタン530をクリックする。これに応答して、クライアント装置10は機器情報と共に、取得方式情報など必要な情報をサーバ装置20に送信する。サーバ装置20はこれらの情報を受信し、カメラ機種名入力領域514又は522に表示されたカメラ機種名、シリアル番号入力領域516又は524に表示されたシリアル番号を機器情報として、ログインユーザのユーザ情報に関連づけてカメラ30を記憶する。
なお、サーバ装置20は、既に同じ機器情報をログインユーザのユーザ情報に関連付けて記憶していた場合には機器情報を上書きする。その際、所定の条件に従って、新たな取得方式情報で上書きするか、既存の取得方式情報を残すかを選択するようにしてもよい。例えば、新たな機器情報の取得方式情報が、後述するAUTOであれば、新たな取得方式情報で上書きする。あるいは、例えば、新たな機器情報の取得方式情報が、後述するMANUALであり、既存の機器情報の取得方式情報がAUTOであれば上書きせずに既存の取得方式情報を残す。
サーバ装置20は、既に同じシリアル番号の機器情報がログインユーザのユーザ情報に関連付けて記憶されているが、そのカメラ機種名が異なる場合には、新たな機器情報の取得方式情報が後述するAUTOであれば、新たな機器情報のカメラ機種名で上書きする。これとは逆に、新たな機器情報の取得方式情報が後述するMANUALであれば、上書きせずに既存のカメラ機種名を残し、新たなカメラ機種名を記憶しない。
図6は、サーバ装置20に記憶されている周辺機器の機器情報を管理するためのデータベース600を示す図である。データベース600は、外部記憶装置220に格納され、周辺機器の機器情報ごとにレコード610を有する。機器情報は、機器情報がクライアント装置10へのユーザの手動入力によるものかクライアント装置10に接続された周辺機器からの自動入力によるものかを示す取得方式情報及び登録時刻の情報を少なくとも含む登録履歴と共にユーザ情報と関連づけて記憶される。
レコード610は、本実施形態では、レコードID611、カメラ機種名612、シリアル番号613、ユーザ名614、登録時刻615及び取得方式616で構成される。
レコードID611は、レコードに固有な識別文字列であって、サーバ装置20が新規にレコード610を作成する際に(即ち、新たなユーザや新たな機種情報の記憶の際に)自動的に作成される。
カメラ機種名612及びシリアル番号613には、図5に示す登録ページ500に入力され、クライアント装置10からサーバ装置20に送信された機器情報が記録される。
ユーザ名614には、機器情報の登録を依頼したユーザ名が記録される。なお、機器情報の登録を依頼したユーザ名は、クライアント装置10からサーバ装置20に機器情報と共に送信される。
登録時刻615には、サーバ装置20が機器情報を記憶した時刻、或いは、レコード610の最終更新時刻がサーバ装置20によって自動的に記録される。
取得方式616には、機器情報がクライアント装置10へのユーザの手動入力によるものかクライアント装置10に接続された周辺機器からの自動入力によるものかを示す取得方式情報が記録される。
図7を参照して、システム1において、クライアント装置10のログイン認証が成功して、メインページ400を提供する前にサーバ装置20が実行する処理について説明する。
まず、ステップS702では、ログイン認証が成功したクライアント装置10のユーザ(以下、ログインユーザという。)のユーザ名を取得する。なお、サーバ装置20は、ログイン認証を行う際にクライアント装置10から送信されたユーザ情報を一時メモリに記憶している。
次に、ステップS704では、データベース600からステップS702で取得したユーザ名と一致するユーザ名614を有するレコード610を全て取得して、かかるレコード610から機器情報を抽出する。
次いで、ステップS704で抽出した各機器情報について、ステップS706以降の処理を繰り返す。
ステップS706では、データベース600から、対象となる機器情報を有するレコード610を検索する。
ステップS708では、ステップS706で検索された、対象となる機器情報を有するレコード610が複数存在するかどうかを判別する。換言すれば、ステップS708では、機器情報が多重登録されているかどうかを判別する。
機器情報が多重登録されていなければ、ステップS706で検索されたレコード610は複数存在しない(即ち、単数である)ため、ログインユーザによる機器情報の登録は有効であると判定される。そして、次の機器情報を対象として、ステップS706以降の処理を繰り返す。
機器情報が多重登録されていれば、ステップS706で検索されたレコード610は複数存在するため、ステップS710では、ログインユーザによる機器情報の登録が有効であるか無効であるかを判定する判定処理を実行する。かかる判定処理は、サーバ装置20で動作している判定モジュールに対して、ステップS706で検索された複数のレコード610と、ステップS702で取得されたユーザ名とを渡すことで実行される。なお、ログインユーザによる機器情報の登録が有効であるか無効であるかを判定する判定処理については、後で詳細に説明する。
ステップS712では、ステップ710での判定処理の結果から、ログインユーザによる機器情報の登録が有効であるかを判定する。
ログインユーザによる機器情報の登録が有効であれば、次の機器情報を対象として、ステップS706以降の処理を繰り返す。
ログインユーザによる機器情報の登録が有効でなければ(無効であれば)、ステップS714において、クライアント装置10に対して、機器情報の登録が無効である旨を示す警告メッセージ(図8)を通知する。そして、次の機器情報を対象として、ステップS706以降の処理を繰り返す。なお、機器情報の登録が無効であると判定された場合には、サーバ装置20に登録されている機器情報を更新しない限り、同じユーザがサーバ装置20にログインしてオンラインサービスを利用しようとするたびに、警告メッセージが表示される。
図8は、ステップS714でクライアント装置10に通知される警告メッセージ800を示す図である。警告メッセージ800は、クライアント装置10の表示部120に表示される。警告メッセージ800には、カメラ機種名802及びシリアル番号804が表示され、どの機器情報の登録が無効であると判定されたか分かるようになっている。警告メッセージ800には、警告メッセージ800を閉じるためのOKボタン806も含まれている。
図7に示すような処理をサーバ装置20が実行することで、ログインユーザが登録している機器情報が無効と判定された場合にのみ警告メッセージが通知されることになる。
図9を参照して、ステップS710の判定処理について説明する。ステップS710の判定処理は、上述したように、ステップS706で検索された複数のレコード610と、ステップS702で取得されたユーザ名とを判定モジュールに渡すことで実行される。以下では、ログインユーザと同じ機器情報をサーバ装置20のオンラインサービスに登録しているその他のユーザを「他のユーザ(他のユーザ名)」とする。
まず、ステップS902では、ステップS706で検索された複数のレコード610から、ステップS702で取得された、ログインユーザのユーザ名と一致するレコードを抽出する。なお、ステップS706で検索された複数のレコード610のうちユーザ名614がログインユーザのユーザ名と一致するレコードは1つだけ存在する。
次に、ステップS904では、ステップS902で抽出されたログインユーザ名のレコードの取得方式616がAUTOであるかどうかを判別する。
ログインユーザ名のレコードの取得方式616がAUTOであると判別された場合には、ステップS906に進む。ステップS906では、ステップS706で検索された複数のレコード610から、ユーザ名614がログインユーザ名と一致せず、取得方式616がAUTOであるレコードを抽出する。換言すれば、ユーザ名614が他のユーザ名で、取得方式616がAUTOのレコードを抽出する。
ステップS908では、ステップS906で抽出されたレコードが存在するかどうかを判定する。
ステップS906で抽出されたレコードが存在しない場合には、ステップS920において、判定処理の結果として、ログインユーザによる機器情報の登録が有効であることを出力して、判定処理を終了する。
ステップS906で抽出されたレコードが存在する場合には、ステップS910において、ステップS906で抽出された全てのレコードの登録時刻615とログインユーザのレコードの登録時刻615とを比較する。
ステップS912では、ステップS910における比較結果から、ログインユーザのレコードの登録時刻615が他のユーザのレコードの登録時刻615よりも遅いかどうかを判定する。
ログインユーザのレコードの登録時刻615が他のユーザのレコードの登録時刻615よりも遅い場合には、ステップS920において、ログインユーザによる機器情報の登録が有効であることを出力して、判定処理を終了する。
ログインユーザのレコードの登録時刻615が他のユーザのレコードの登録時刻615よりも早い場合には、ステップS918に進む。換言すれば、他のユーザのレコードの登録時刻615がログインユーザのレコードの登録時刻615よりも遅い場合には、ステップS918に進む。ステップS918では、判定処理の結果として、ログインユーザによる機器情報の登録が無効であることを出力して、判定処理を終了する。
一方、ログインユーザ名のレコードの取得方式616がAUTOではない(即ち、MANUALである)と判別された場合、ステップS914に進む。ステップS914では、ステップS706で検索された複数のレコード610から、ユーザ名614がログインユーザ名と一致せず、取得方式616がAUTOであるレコードを抽出する。換言すれば、ユーザ名614が他のユーザ名で、取得方式616がAUTOのレコードを抽出する。
ステップS916では、ステップS914で抽出されたレコードが存在するかどうかを判定する。
ステップS914で抽出されたレコードが存在しない場合には、ステップS920において、判定処理の結果として、ログインユーザによる機器情報の登録が有効であることを出力して、判定処理を終了する。
ステップS914で抽出されたレコードが存在する場合には、ステップS918において、判定処理の結果として、ログインユーザによる機器情報の登録が無効であることを出力して、判定処理を終了する。
図9のステップS916に示す判定処理では、ユーザ名614が他のユーザ名で、取得方式616がAUTOのレコードが存在しない場合、即ち、多重登録された機器情報の全ての取得方式がMANUALである場合には、全ての機器情報の登録を有効としている。但し、後述するように、多重登録された機器情報の全ての取得方式がMANUALである場合には、全ての機器情報の登録を無効とすることも可能である。
このように、第1の実施形態においては、クライアント装置10に接続された周辺機器から自動的に取得された機器情報の登録を優先的に有効と判定することで、実際に周辺機器を所有するユーザによる登録を有効と判定する可能性を高めることができる。また、より正確な機器情報が登録される可能性を高めることができる。
更に、機器情報の登録が無効と判定されたユーザに対しては、図8に示すような警告メッセージが表示されるため、無効な機器情報の登録を抑止したり、誤った機器情報の修正を促したりする心理的な効果を与えることができる。
なお、周辺機器の機器情報は、ユーザがキーボード130から機器情報を手入力することに代えて、周辺機器とは別体に記載されたバーコード情報などを読み取る読み取り装置によって取得することも可能である。読み取り装置は、クライアント装置10に接続され、カメラ30を収納する箱やカメラ30と同梱されている説明書に記載された情報を読み取ることで、カメラ30の機器情報を取得する。なお、バーコード情報はカメラ30を収納する箱やカメラ30と同梱されている説明書に記載されることが考えられる。バーコードには、カメラ30のカメラ機種名及びシリアル番号が埋め込まれており、かかるバーコードを読み取り装置で読み取ることで、カメラ30のカメラ機種名及びシリアル番号がクライアント装置10に入力される。但し、カメラ30の機器情報を含む情報はバーコードに限定されず、例えば、文字であってもよい。この場合、読み取り装置で読み取った文字の画像に対して画像処理を施し、文字データに変換することでカメラ30の機器情報を取得する。これにより、ユーザが手動入力する場合に比べて、誤って入力される可能性が低減される。但し、カメラ30を収納する箱やカメラ30と同梱されている説明書は、カメラ30とは離れた場所に存在する可能性が高く、これらを所有していることとカメラ30を実際に所有していることが完全に対応する訳ではない。従って、本実施形態では、読み取り装置によって機器情報を取得した場合も、ユーザにより手動で機器情報を入力された場合と同様に、カメラ30を接続して機器情報を取得した場合よりも、登録された機器情報の有効性は低いと判断している。
また、本実施形態では、クライアント装置10がユーザ操作に応答して取得方式情報を設定してサーバ装置20に送信し、サーバ装置20はこれによって機器情報の取得方式がAUTOであるかMANUALであるかを識別する場合について説明した。しかし、取得方式の識別方法についてはこれに限らない。例えば、サービス事業者が登録手順を変更するなどして、所定日時以降に実行された機器情報の登録は全てAUTOで行われるが、それより前に実行された機器情報の登録は全てMANUALで行われている場合が考えられる。このときは、サーバ装置20はデータベース600のレコードに格納された登録時刻615が所定日時以降であればAUTOであり、それより前であればMANUALであると識別することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、多重登録された機器情報の登録が無効であると判定された場合には、図8に示すような警告メッセージを通知する処理について説明した。第2の実施形態では、多重登録された機器情報の登録が無効であると判定された場合には、かかる機器情報のレコードを削除する処理について説明する。
図10は、サーバ装置20に登録されている周辺機器の機器情報を管理するためのデータベース1000を示す図である。データベース1000は、外部記憶装置220に格納され、周辺機器の機器情報ごとにレコード1010を有する。
レコード1010は、本実施形態では、レコードID1011、カメラ機種名1012、シリアル番号1013、ユーザ名1014、登録時刻1015、取得方式1016及び登録期限1017で構成される。
レコードID1011、カメラ機種名1012及びシリアル番号1013は、図6に示したデータベース600のレコードID611、カメラ機種名612及びシリアル番号613と同じである。同様に、ユーザ名1014、登録時刻1015及び取得方式1016は、図6に示したデータベース600のユーザ名614、登録時刻615及び取得方式616と同じである。
登録期限1017には、機器情報の登録期限が記録される。登録期限1017には、通常、無期限を示す「00000000−000000」が記録されている。一方、機器情報の多重登録が検出されて機器情報の登録が無効と判定された場合、登録期限1017には、無効と判定された機器情報を削除するまでの削除期間(又は削除する予定の時間)が記録される。
図11を参照して、システム1において、クライアント装置10のログイン認証が成功して、メインページ400を提供する前にサーバ装置20が実行する処理について説明する。
ステップS1102乃至S1110の処理は、図7に示すステップS702乃至S710の処理と同じ処理である。
ステップS1112では、ステップS710での判定処理の結果から、ログインユーザによる機器情報の登録が有効であるかを判定する。
ログインユーザによる機器情報の登録が有効であれば、ステップS1114において、レコード1010の登録期限1017を無期限に設定して、次の機器情報を対象として、ステップS1106以降の処理を繰り返す。
ログインユーザによる機器情報の登録が有効でなければ(無効であれば)、ステップS1116において、クライアント装置10に対して、機器登録の登録が無効である旨を示す警告メッセージ(図12)を通知する。
図12は、ステップS1116でクライアント装置10に通知される警告メッセージ1200を示す図である。警告メッセージ1200は、クライアント装置10の表示部120に表示される。警告メッセージ1200には、カメラ機種名1202及びシリアル番号1204が表示され、どの機器情報の登録が無効であると判定されたか分かるようになっている。また、警告メッセージ1200は、カメラ30をクライアント装置10に接続して機器情報の再登録を行うか、機器情報の登録を削除するか、何も行わないかを選択するためのラジオボタン1206乃至1210を含む。
ユーザがラジオボタン1206を選択してカメラ30をクライアント装置10に接続し、OKボタン1212をクリックすると、カメラ30の本体に記録されているカメラ機種名及びシリアル番号がクライアント装置10に送信され、自動的に入力される。そして、クライアント装置10に入力されたカメラ機種名及びシリアル番号は、サーバ装置20に送信されて再登録(更新)される。すなわち、機器情報の取得方式1016がMANUALからAUTOに変更され、登録時刻1015も更新される。
ユーザがラジオボタン1208を選択してOKボタン1212をクリックすると、クライアント装置10から機器情報の削除が指示され、ログインユーザに関連付けられたかかる機器情報のレコードが削除される。
ラジオボタン1210を選択してOKボタン1212をクリックすると、何もせずに警告メッセージ1200を閉じる。
図11に戻って、図12に示す警告メッセージ1200のラジオボタン1206(即ち、機器情報の再登録)が選択された場合、ステップS1114において、新たな機器情報で更新すると共に、レコード1010の登録期限1017を無期限に設定する。換言すれば、レコード1010の登録期限1017に設定された削除期間を解除する。そして、次の機器情報を対象として、ステップS1106以降の処理を繰り返す。
また、図12に示す警告メッセージ1200のラジオボタン1208(即ち、機器情報の削除)が選択された場合、ステップS1118において、ログインユーザのかかる機器情報を格納したレコードを削除する。そして、次の機器情報を対象として、ステップS1106以降の処理を繰り返す。なお、機器情報の削除が選択された場合には、レコード1010の登録期限1017に設定された削除期間が経過していなくても、レコードを削除する。
また、図12に示す警告メッセージ1200のラジオボタン1210(即ち、何も行わない)が選択された場合、ステップS1120において、レコード1010の登録期限1017に削除期間が設定されているかを判定する。
レコード1010の登録期限1017に削除期間が設定されていなければ、ステップS1122において、レコード1010の登録期限1017に所定の削除期間(例えば、6ヶ月)を設定する。そして、次の機器情報を対象として、ステップS1106以降の処理を繰り返す。
レコード1010の登録期限1017に削除期間が設定されていれば、ステップS1124において、レコード1010の登録期限1017に設定された削除期限が経過しているかを判定する。
レコード1010の登録期限1017に設定された削除期限が経過している場合には、ステップS1118において、ログインユーザのかかる機器情報を格納したレコードを削除する。そして、次の機器情報を対象として、ステップS1106以降の処理を繰り返す。
レコード1010の登録期限1017に設定された削除期限が経過していない場合には、次の機器情報を対象として、ステップS1106以降の処理を繰り返す。
第2の実施形態によれば、機器情報の登録が無効と判定された場合、警告メッセージ(図12)を表示して、削除期間(一定期間)に機器情報の再登録が行われなければ、かかる機器情報を自動的に削除することができる。このように、機器情報の登録が無効であると判定される機器情報の登録を削除することで、機器情報の多重登録を取り除くことができる。また、登録が無効な機器情報の周辺機器に対してサービスが提供されることを防止できる。例えば、図4に示すメインページ400の広告表示領域406に、登録が無効な機器情報の周辺機器に応じた広告を表示する必要がなくなり、システム1の運用コストを効果的に抑えることができ、ユーザが表示情報を混同することも防ぐことができる。
なお、図9に示す判定処理のように、多重登録された機器情報の全ての取得方式がMANUALである場合には、全ての機器情報の登録を有効としてしまうと、登録が無効である機器情報を完全に削除することができない。従って、システム1の運用コストを抑えることを目的とする場合には、図13に示すように、多重登録された機器情報の取得方式がMANUALである場合には、全ての機器情報の登録を無効と判断することが好ましい。
図13は、ステップS1110の判定処理を説明するためのフローチャートである。ステップS1302乃至S1312、S1318及びS1320の処理は、図9に示すステップS902乃至S912、S918及びS920の処理と同じ処理である。図13に示す判定処理と図9に示す判定処理との差は、ステップS1302で抽出されたログインユーザ名のレコードの取得方式がAUTOである場合の処理である。図13に示す判定処理では、ログインユーザ名のレコードの取得方式がAUTOでない場合には、他のユーザのレコードの取得方式にかかわらず、ステップS1318において、ログインユーザによる機器情報の登録が無効であることを出力する。
<第3の実施形態>
第1の実施形態及び第2の実施形態では、多重登録されている機器情報に対して、機器情報の登録が有効であるか無効であるかを判定する処理について説明した。第3の実施形態では、機器情報を登録する際に、多重登録となる機器情報の登録を防止する処理について説明する。
図14を参照して、システム1において、ユーザがクライアント装置10を介して周辺機器の機器情報を登録する場合に、サーバ装置20で実行される処理について説明する。図5に示す登録ページ500の送信ボタン530がクリックされると、サーバ装置20は、図14に示す処理を実行する。
まず、ステップS1402では、ステップS702と同様にログインユーザのユーザ名を取得する。次に、ステップS1404では、新規に登録しようとしている機器情報をクライアント装置10から取得する。次いで、ステップS1406では、新規に登録しようとしている機器情報の取得方式を取得する。なお、ステップS1402乃至S1406は、図5に示す登録ページ500の送信ボタン530をクリックすることでクライアント装置10から送信される情報をサーバ装置20が受信することで実行される。
次に、ステップS1408では、データベース600から、ステップS1404で取得した機器情報と一致する機器情報を有するレコード610を検索する。
次いで、ステップS1410では、ステップS1402乃至S1406で取得したユーザ名、機器情報及び取得方式に基づいて仮レコードを作成し、一時記憶領域に記憶する。なお、仮レコードを作成する際には、登録時刻は現在の時刻とする。
次に、ステップS1412では、ステップS1408で検索されたレコード610が存在するかどうかを判定する。
ステップS1408でレコードが検索されなかった場合、ステップS1414において、仮レコードの機器情報の本登録処理を実行し、レコードをデータベース600に記憶して、処理を終了する。
ステップS1408でレコードが検索された場合、レコードが複数存在することになるため、ステップS1416において、ステップS1404で取得した機器情報が有効であるか無効であるかを判定する判定処理を実行する。ステップS1416における判定処理は、図9に示す判定処理と同じであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
ステップS1418では、ステップS1416での判定処理の結果から、新規に登録しようとしている機器情報の登録が有効であるかを判定する。
新規に登録しようとしている機器情報の登録が有効であれば、ステップS1414において、仮レコードの機器情報の本登録処理を実行し、レコードをデータベース600に記憶して、処理を終了する。
新規に登録しようとしている機器情報の登録が有効でなければ(無効であれば)、ステップS1420において、クライアント装置10に対して、新規に登録しようとしている機器登録の登録が無効である旨を示す警告メッセージ(図15)を通知する。
図15は、ステップS1420でクライアント装置10に通知される警告メッセージ1500を示す図である。警告メッセージ1500は、クライアント装置10の表示部120に表示される。警告メッセージ1500には、カメラ機種名1502及びシリアル番号1504が表示され、登録しようとしている機器情報の登録が無効であると判定されたことが分かるようになっている。また、警告メッセージ1500は、機器情報をクライアント装置10に接続された周辺機器から取得して登録するか、登録を中止するかを選択するためのラジオボタン1506及び1508を含む。
ラジオボタン1506を選択して周辺機器をクライアント装置10に接続し、OKボタン1510をクリックすると、機器情報が周辺機器からクライアント装置10に自動的に入力される。そして、クライアント装置10に入力された機器情報は、サーバ装置20に送信されて登録される。
ラジオボタン1508を選択してOKボタン1510をクリックすると、機器情報の登録を中止して警告メッセージ1500を閉じる。
図14に戻って、図15に示す警告メッセージ1500のラジオボタン1506(機器情報の登録)が選択された場合、クライアント装置10に接続された周辺機器から機器情報を取得して、ステップS1414において、機器情報をサーバ装置20に送信する。サーバ装置20は送信された機器情報のレコードを作成し、データベース2600に記憶する。
また、図15に示す警告メッセージ1500のラジオボタン1508(即ち、機器情報の登録の中止)が選択された場合、機器情報の登録を中止して、処理を終了する。
本実施形態によれば、新規に機器情報を登録しようとする際、既に登録されている機器情報に対して、登録しようとする機器情報の登録が有効であるか無効であるかを判定し、有効であると判定された機器情報のみを登録することで多重登録を防止することができる。
<第4の実施形態>
機器情報が多重登録されている場合、ユーザが実際に所有している周辺機器の数よりも登録されている機器情報の数が多くなるため、システム1を運用する際の統計情報の精度が低下してしまう。この場合、多重登録されている機器情報については1をカウントするカウント部をサーバ装置20に備えるようにすればよい。あるいは、多重登録されている機器情報については、多重登録されている全ての機器情報の取得方式がMANUALであれば0、それ以外は1とカウントするカウント部をサーバ装置20に備えるようにすればよい。これにより、機器情報が多重登録されていても、システム1を運用する際の統計情報の精度が低下することを防止することができる。
本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム又は装置に供給しても達成することができる。従って、かかるシステム又は装置のコンピュータ(CPUやMPU)が記録媒体に記録されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、かかるプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを記録(供給)するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することによって、上述した実施形態の機能が実現される場合もある。但し、プログラムコードの指示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、かかる処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる場合もある。従って、プログラムコードの指示に基づいて、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、かかる処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (12)

  1. 複数のクライアント装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置であって、
    前記クライアント装置に接続可能な周辺機器に関する機器情報を、前記クライアント装置が前記機器情報を取得した取得方式とともに前記クライアント装置から受信する受信手段と、
    前記機器情報を前記取得方式に関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信された機器情報が既に前記記憶手段に記憶されているかどうかの判別を行う判別手段と、
    前記判別手段が前記受信された機器情報が既に前記記憶手段に記憶されていると判別した場合に、前記取得方式に基づいて前記機器情報が有効か無効かの判定を行う判定手段と、
    を有し、
    前記取得方式は、前記機器情報がユーザ操作に応答して前記クライアント装置に手動入力されたか、又は、前記クライアント装置に接続された周辺機器から送信されたかを示すことを特徴とするサーバ装置。
  2. 複数のクライアント装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置であって、
    前記クライアント装置に接続可能な周辺機器に関する機器情報を前記クライアント装置から受信する受信手段と、
    前記機器情報を記憶する記憶手段と、
    前記クライアント装置が前記機器情報を取得した取得方式を識別する識別手段と、
    前記受信手段により受信された機器情報が既に前記記憶手段に記憶されているかどうかの判別を行う判別手段と、
    前記判別手段が前記受信された機器情報が既に前記記憶手段に記憶されていると判別した場合に、前記取得方式に基づいて前記機器情報が有効か無効かの判定を行う判定手段と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  3. 前記取得方式は、前記機器情報がユーザ操作に応答して前記クライアント装置に手動入力されたか、又は、前記クライアント装置に接続された周辺機器から送信されたかを示すことを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記識別手段は、前記機器情報が前記記憶手段に記憶された時間に基づいて前記取得方式を識別することを特徴とする請求項2又は3に記載のサーバ装置。
  5. 前記判定手段により無効であると判定された機器情報を前記記憶手段から削除する削除手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のサーバ装置。
  6. 前記判定手段により無効であると判定された機器情報を通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のサーバ装置。
  7. ログイン要求を前記クライアント装置から受け付ける受付手段を更に有し、
    前記記憶手段は、前記機器情報を前記クライアント装置のユーザに関する情報にさらに関連づけて記憶し、
    前記判別手段は、前記ログイン要求で受け付けられたユーザに関する情報に関連づけられた機器情報について、前記判別を行うことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のサーバ装置。
  8. 複数のクライアント装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置の制御方法であって、
    前記クライアント装置に接続可能な周辺機器に関する機器情報を、前記クライアント装置が前記機器情報を取得した取得方式とともに前記クライアント装置から受信する受信ステップと、
    前記機器情報を前記取得方式に関連づけて記憶する記憶ステップと、
    前記受信された機器情報が既に記憶されているかどうかの判別を行う判別ステップと、
    前記受信された機器情報が既に記憶されていると判別した場合に、前記取得方式に基づいて前記機器情報が有効か無効かの判定を行う判定ステップと、
    を有し、
    前記取得方式は、前記機器情報がユーザ操作に応答して前記クライアント装置に手動入力されたか、又は、前記クライアント装置に接続された周辺機器から送信されたかを示すことを特徴とする制御方法。
  9. 複数のクライアント装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置の制御方法であって、
    前記クライアント装置に接続可能な周辺機器に関する機器情報を前記クライアント装置から受信する受信ステップと、
    前記機器情報を記憶する記憶ステップと、
    前記クライアント装置が前記機器情報を取得した取得方式を識別する識別ステップと、
    前記受信された機器情報が既に記憶されているかどうかの判別を行う判別ステップと、
    前記受信された機器情報が既に記憶されていると判別した場合に、前記取得方式に基づいて前記機器情報が有効か無効かの判定を行う判定ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 複数のクライアント装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記クライアント装置に接続可能な周辺機器に関する機器情報を、前記クライアント装置が前記機器情報を取得した取得方式とともに前記クライアント装置から受信する受信ステップと、
    前記機器情報を前記取得方式に関連づけて記憶する記憶ステップと、
    前記受信された機器情報が既に記憶されているかどうかの判別を行う判別ステップと、
    前記受信された機器情報が既に記憶されていると判別した場合に、前記取得方式に基づいて前記機器情報が有効か無効かの判定を行う判定ステップと、
    を実行させ、
    前記取得方式は、前記機器情報がユーザ操作に応答して前記クライアント装置に手動入力されたか、又は、前記クライアント装置に接続された周辺機器から送信されたかを示すことを特徴とするプログラム。
  11. 複数のクライアント装置とネットワークを介して通信可能なサーバ装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記クライアント装置に接続可能な周辺機器に関する機器情報を前記クライアント装置から受信する受信ステップと、
    前記機器情報を記憶する記憶ステップと、
    前記クライアント装置が前記機器情報を取得した取得方式を識別する識別ステップと、
    前記受信された機器情報が既に記憶されているかどうかの判別を行う判別ステップと、
    前記受信された機器情報が既に記憶されていると判別した場合に、前記取得方式に基づいて前記機器情報が有効か無効かの判定を行う判定ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項10又は11に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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