JP2010015494A - プログラム、可搬型記憶媒体及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、可搬型記憶媒体及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract


【課題】可搬型記憶媒体に記憶されている医用画像データに対する所見レポートの作成及び参照の利便性を向上させる。
【解決手段】画像サーバ40において、メディアM(可搬型記憶媒体)にDICOM画像データ(医用画像データ)と共に書き込まれたPDIビューワプログラム、所見レポート作成プログラムは、当該プログラムを読み込んだ汎用PC端末50を次のような装置として機能させる。即ち、汎用PC端末50は、メディアMに記憶されたDICOM画像データに基づいて、医用画像と当該医用画像に関する付帯情報を表示部に表示する。そして、汎用PC端末50は、操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、この入力情報に基づいて、メディアMに記憶されたDICOM画像データに対する所見レポートのファイルを生成し、当該所見レポートのファイルをメディアMに書き込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、プログラム、可搬型記憶媒体及び情報処理装置に関する。
近年、多くの医療機関において情報のデジタル化が図られている。例えば、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の画像生成装置(モダリティ)は、撮影により得られた医用画像の画像データに付帯情報を付帯させて、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則ったDICOM画像データ(医用画像データ)を生成する。
また、画像サーバは、モダリティにおいて生成されたDICOM画像データを記憶管理する。画像サーバがDICOM画像データを管理する技術として、例えば、付帯情報に含まれる検査情報(スタディ属性)、シリーズ情報(シリーズ属性)等に基づいた階層関係で、DICOM画像データを管理するものが提案されている(特許文献1参照)。
ところで、医療施設では、読影医が、患者を撮影して得られた医用画像を読影して、当該医用画像に写る陰影等により病変を発見している。しかし現状では、全ての医療施設に読影医がいるわけではなく、自施設で撮影された医用画像の読影を、他の医療施設の読影医に依頼する場合がある。また、読影医がいる医療施設においても、同一の医用画像に対して、他の医療施設の読影医に読影を依頼する場合(ダブルリーディング)がある。
このように他施設に読影を依頼する場合、CD―R等のメディア(可搬型記憶媒体)を介して医用画像(DICOM画像データ)のデータ移送が行われている。具体的に、読影の依頼元の病院において撮影が行われ、当該撮影により生成された医用画像(DICOM画像データ)がメディアに書き込まれる。そして、患者又は病院の職員は、当該メディアを受け取り、読影の依頼先の病院に持っていく。そして、依頼先の病院では、新たに、患者の撮影(検査)を行わずに、当該メディアに書き込まれたDICOM画像データを参照して、医用画像の読影を行う。そして、医用画像の読影結果である所見レポートは、FAXや郵送で依頼元の医療施設に送られる。
尚、これらのメディアには、IHE(Integrating Healthcare Enterprise)およびIHE−J(Integrating Healthcare Enterprise - Japan)のPDI(Portable Data for Imaging)によって定められたデータ構造に則って、DICOM画像データが書き込まれるため、異なる医療施設間や、異なるベンダのシステム間において、当該DICOM画像データのデータ移送、データ参照が可能になっている。
特開2002−133393号公報
ところで、医用画像の読影結果である所見レポートを作成するためには、別途レポートシステムが必要となる。そのため、読影の依頼先の医療施設のレポートシステムに不具合が発生している場合や、レポートシステム自体を備えていない場合、医用画像を読影して所見レポートを作成することは困難であった。もしくは、手間がかかってしまった。
また、複数の医療施設に対して、メディアに格納された医用画像の読影を依頼する場合、各医療施設のレポートシステムのベンダの違い等から、各医療施設で作成される所見レポートのレイアウトが異なってしまい、これらの所見レポートを参照する患者、医師にとって不便であった。
また、読影の依頼先の医療施設のレポートシステムにおいて所見レポートを作成するにあたり、読影医は、メディアに格納された医用画像の撮影対象である患者の患者名、依頼元の病院名等を手入力しており、不便であった。
本発明は、上述したような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、可搬型記憶媒体に記憶されている医用画像データに対する所見レポートの作成及び参照の利便性を向上させることである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
可搬型記憶媒体に医用画像データと共に記憶されたプログラムであって、
コンピュータを、
前記可搬型記憶媒体に記憶されたデータを読み込む読込手段、
前記可搬型記憶媒体にデータを書き込む書込手段、
前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに基づいて、医用画像と当該医用画像に関する付帯情報を画面に表示させる第1制御手段、
操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに対する所見レポートのファイルを生成し、前記書込手段を制御して当該所見レポートのファイルを前記可搬型記憶媒体に書き込ませる第2制御手段、
として機能させる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記所見レポートのファイルとは、所定のレイアウトで媒体に表示される前記所見レポートのデータを格納したファイルである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記第2制御手段は、
前記生成した所見レポートのファイルを記憶部に記憶させて管理し、
前記読込手段により前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データが読み込まれた際、当該医用画像データに対する所見レポートのファイルが既に記憶部に記憶されているか否かを判定し、当該所見レポートのファイルが記憶されている場合、当該所見レポートのファイルを記憶部から読み出し、画面に表示させる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記第2制御手段は、
前記記憶部に記憶させた所見レポートのファイルのリストを生成し、当該リストに基づいて前記記憶部に記憶されている所見レポートのファイルを管理する。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記第2制御手段は、
前記記憶部に記憶させた所見レポートのファイルのファイル名に基づいて前記記憶部に記憶されている所見レポートのファイルを管理する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記所見レポートのファイルは、PDFファイルである。
請求項7に記載の発明は、
医用画像データを記憶する可搬型記憶媒体であって、
コンピュータを、
前記可搬型記憶媒体に記憶されたデータを読み込む読込手段、
前記可搬型記憶媒体にデータを書き込む書込手段、
前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに基づいて、医用画像と当該医用画像に関する付帯情報を画面に表示させる第1制御手段、
操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに対する所見レポートのファイルを生成し、前記書込手段を制御して当該所見レポートのファイルを前記可搬型記憶媒体に書き込ませる第2制御手段、
として機能させるためのプログラムを前記医用画像データと共に記憶する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
前記所見レポートのファイルとは、所定のレイアウトで媒体に表示される前記所見レポートのデータを格納したファイルである。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、
前記第2制御手段は、
前記生成した所見レポートのファイルを記憶部に記憶させて管理し、
前記読込手段により前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データが読み込まれた際、当該医用画像データに対する所見レポートのファイルが既に記憶部に記憶されているか否かを判定し、当該所見レポートのファイルが記憶されている場合、当該所見レポートのファイルを記憶部から読み出し、画面に表示させる。
請求項10に記載の発明は、
医用画像データを可搬型記憶媒体に書き込む書込制御手段を備える情報処理装置であって、
前記情報処理装置の書込制御手段は、
コンピュータを、
前記可搬型記憶媒体に記憶されたデータを読み込む読込手段、
前記可搬型記憶媒体にデータを書き込む書込手段、
前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに基づいて、医用画像と当該医用画像に関する付帯情報を画面に表示させる第1制御手段、
操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに対する所見レポートのファイルを生成し、前記書込手段を制御して当該所見レポートのファイルを前記可搬型記憶媒体に書き込ませる第2制御手段、
として機能させるためのプログラムを前記医用画像データと共に可搬型記憶媒体に書き込む。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、
前記所見レポートのファイルとは、所定のレイアウトで媒体に表示される前記所見レポートのデータを格納したファイルである。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の発明において、
前記第2制御手段は、
前記生成した所見レポートのファイルを記憶部に記憶させて管理し、
前記読込手段により前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データが読み込まれた際、当該医用画像データに対する所見レポートのファイルが既に記憶部に記憶されているか否かを判定し、当該所見レポートのファイルが記憶されている場合、当該所見レポートのファイルを記憶部から読み出し、画面に表示させる。
請求項13に記載の発明は、請求項10〜12の何れか一項に記載の発明において、
前記情報処理装置の書込制御手段は、
前記所見レポートのファイル形式を指定する指定手段を有し、
前記第2制御手段は、前記指定手段により指定されたファイル形式で、前記所見レポートのファイルを生成する。
請求項1、7、10に記載の発明によれば、コンピュータは、医用画像データと本発明に係るプログラムを記憶している可搬型記憶媒体を読み込むと、前記医用画像データに基づいて医用画像と付帯情報を画面に表示させ、操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、前記医用画像データに対する所見レポートのファイルを生成する。そして、コンピュータは、生成した所見レポートのファイルを前記可搬型記憶媒体に書き込む。
そのため、可搬型記憶媒体に記憶されている医用画像データに対する所見レポートの作成及び参照の利便性を向上させることができる。また、依頼先の医療施設のレポートシステムに不具合が発生している場合や、レポートシステム自体を備えていない場合でも、医用画像を読影して所見レポートを作成することができる。
請求項2、8、11に記載の発明によれば、前記所見レポートのファイルとは、所定のレイアウトで媒体に表示される前記所見レポートのデータを格納したファイルである。そのため、患者及び医師は、各医療施設において生成された所見レポートを、同一のレイアウトで参照することができる。
請求項3、9、12に記載の発明によれば、前記コンピュータは、可搬型記憶媒体から医用画像データが読み込まれた際、当該医用画像データに対する所見レポートのファイルが既に記憶部に記憶されているか否かを判定する。そして、所見レポートのファイルが記憶されている場合、当該所見レポートのファイルを記憶部から読み出し、画面に表示させる。そのため、コンピュータが同一の可搬型記憶媒体を読み込んだ場合、ユーザは、その旨を知ることができる。更に、ユーザは、以前作成した所見レポートを閲覧することができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記コンピュータは、前記記憶部に記憶させた所見レポートのファイルのリストを生成し、当該ファイルのリストに基づいて、前記記憶部に記憶されている所見レポートのファイルを管理する。そのため、前記コンピュータは、容易に所見レポートのファイルが記憶部に記憶されているか否かの判定を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記コンピュータは、前記記憶部に記憶させた所見レポートのファイルのファイル名に基づいて、前記菊部に記憶されている所見レポートのファイルを管理する。そのため、前記コンピュータは、容易に所見レポートのファイルが記憶部に記憶されているか否かの判定を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、PDFファイルを媒体に表示することができる。
請求項13に記載の発明によれば、読影の依頼元のユーザは、可搬型記憶媒体に医用画像データを書き込む際に、当該医用画像データに対する所見レポートのファイル形式を指定することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
[医用画像システムのシステム構成]
図1に、医用画像システム1のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム1は、A病院内医用画像システム100とB病院内医用画像システム200とから構成されている。
A病院内医用画像システム100は、A病院内における医用画像システムである。A病院内医用画像システム100は、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)10と、モダリティ20と、画像ビューワ端末30と、画像サーバ40と、図示しないその他の装置とから構成されており、各装置は通信ネットワークN1を介してデータ通信可能に接続されている。
RIS10は、A病院の放射線科部門内における診療予約、診断結果のレポート、実績管理、材料在庫管理等の情報管理を行う。RIS10は、図示しない電子カルテシステムから受信した撮影オーダ情報をモダリティ20及び画像サーバ40に送信する。
モダリティ20は、RIS10から受信した撮影オーダ情報に従って、患者を撮影し、医用画像の画像データを生成する撮影装置である。また、モダリティ20は、前記撮影オーダ情報に基づいて、前記画像データに関する付帯情報を生成する。そして、モダリティ20は、前記画像データ(以下、画像実データと称す。)に当該付帯情報を付帯させて、DICOM規格に則ったDICOM画像データ(医用画像データ)を生成し、画像サーバ40に送信する。モダリティ20としては、CR装置、CT装置、MRI装置等、様々な種類の医用画像を撮影する撮影装置が適用可能である。
図2に、モダリティ20が生成するDICOM画像データのデータ構成を示す。前述したように、DICOM画像データは、付帯情報と画像実データとから構成される。また、付帯情報は、患者情報、検査情報、シリーズ情報及び画像情報を含む。
患者情報は、患者ID、患者名、生年月日、性別等の患者に関する情報である。検査情報は、検査を識別する検査インスタンスUID、検査日、検査時刻、受付番号、担当医師等の検査に関する情報である。シリーズ情報は、シリーズを識別するシリーズインスタンスUID、モダリティ名、検査部位、シリーズ番号等の、一つの検査の中で生成されるモダリティ毎の一連の医用画像の単位(シリーズ)に関する情報である。画像情報は、画像を識別するSOPインスタンスUID、画像番号等の医用画像に関する情報である。
また、1人の患者に対して1又は複数の検査が関連付けられる。そのため、患者情報と検査情報との間には、1対1、又は1対複数の関連がある。また、1検査に対して1又は複数のシリーズが関連付けられる。そのため、検査情報とシリーズ情報との間には、1対1、又は1対複数の関連がある。また、1シリーズに対して1又は複数の医用画像が関連付けられる。そのため、シリーズ情報と画像情報との間には、1対1、又は1対複数の関連がある。
以下、医用画像1枚に対応するDICOM画像データをDICOM画像データオブジェクトと称す。また、説明の便宜上、DICOM画像データオブジェクトや当該DICOM画像データオブジェクトに含まれる画像実データを単にDICOM画像と称すことがある。
図1に戻り、画像サーバ40は、モダリティ20において生成されたDICOM画像データ等を記憶し、管理する(記憶管理する)情報処理装置である。画像サーバ40は、外部機器からDICOM画像データ取得要求を受信した場合、当該取得要求に応じたDICOM画像データを当該外部機器に送信する。また、画像サーバ40は、外部機器から付帯情報取得要求を受信した場合、当該取得要求に応じた、DICOM画像データに含まれる付帯情報を当該外部機器に送信する。
また、画像サーバ40は、画像ビューワ端末30において生成された所見レポートのファイル(例えば、所見レポートPDFファイル)を記憶し、管理する。画像サーバ40は、外部機器から所見レポート取得要求を受信した場合、当該取得要求に応じた所見レポートのファイルを当該外部機器に送信する。
また、画像サーバ40は、IHEおよびIHE−JのPDIによって定められたデータ構造に則って、CD−RやDVD−R等のメディアM(可搬型記憶媒体)にDICOM画像データ等を書き込む(EXPORTする)。また、画像サーバ40は、当該DICOM画像データと共に、PDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452等をメディアMに書き込む。所見レポート作成プログラム452については後述する。
画像ビューワ端末30は、高精細モニタを有し、当該高精細モニタにDICOM画像を表示する端末である。画像ビューワ端末30は、読影医等によるユーザ操作に基づき、画像サーバ40にDICOM画像データ取得要求を送信し、当該取得要求に応じたDICOM画像データを取得する。そして、当該DICOM画像データに基づきモニタに医用画像(DICOM画像)を表示する。
また、画像ビューワ端末30は、読影医等によるユーザ操作に基づき、読影結果である所見レポートを作成し、当該所見レポートのファイルを画像サーバ40や図示しないレポート管理サーバに送信する。そして、画像サーバ40や図示しないレポート管理サーバは、送信された所見レポートのファイルを記憶し管理する。
B病院内医用画像システム200は、B病院内における医用画像システムである。B病院内医用画像システム200は、汎用PC端末50と、図示しないその他の装置とから構成されており、各装置は通信ネットワークN2を介してデータ通信可能に接続されている。
汎用PC端末50は、通常の汎用PCを用いることができ、メディアMから各種データを読み出す。汎用PC端末50は、A病院内医用画像システム100の画像サーバ40において書き込まれたDICOM画像データ、PDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452等をメディアMから読み出し、所見レポートのファイルの生成等を行う。そして、汎用PC端末50は、当該メディアMに、生成した所見レポートのファイルを書き込む。
[画像サーバの機能的構成]
図3に、画像サーバ40の機能的構成を示す。以下の説明において、所見レポートのファイルはPDF形式のデータファイル(PDFファイル)であるとする。そして、このファイルを所見レポートPDFファイルと称す。
図3に示すように、画像サーバ40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、記憶部45、メディアドライブ46を備えて構成され、各部はバス47により接続されている。
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、画像サーバ40の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、記憶部45に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部42は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。
表示部43は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部41から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部44は、LAN(Local Area Network)アダプタ、ルータ、TA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークN1を介して接続されたRIS10、モダリティ20、画像ビューワ端末30等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部45は、ハードディスク等から構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。また、記憶部45は、モダリティ20により生成されたDICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト)を記憶する。また、記憶部45は、画像ビューワ端末30により生成された1又は複数の所見レポートPDFファイルを記憶する。また、記憶部45は、PDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452を記憶する。また、記憶部45は、DICOM画像データ、所見レポートPDFファイルを管理するデータベースプログラムを記憶する(図示せず)。
メディアドライブ46は、制御部41からの制御信号に基づき、メディアMに各種データを書き込む。また、メディアドライブ46は、制御部41からの制御信号に基づき、メディアMに記憶されているデータを読み出す。
制御部41は、操作部42からの操作信号等に基づいて、DICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト)を選択し、当該選択したDICOM画像データ、PDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452を記憶部45から読み出し、メディアドライブ46を介してメディアMに書き込む。
図4に、このメディアMが記憶するデータを示す。メディアMは、DICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)と、PDIビューワプログラム451と、所見レポート作成プログラム452とを記憶する。
ここで、PDIビューワプログラム451とは、当該プログラムを読み込むコンピュータに対して、メディアMに記憶されているDICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)に基づいて、DICOM画像(医用画像)と当該DICOM画像に関する付帯情報を画面に表示させるためのプログラムである。
所見レポート作成プログラム452とは、当該プログラムを読み込むコンピュータに対して、操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、メディアMに記憶されているDICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)に対する所見レポートのファイル(例えば、PDFファイル)を生成させ、当該所見レポートのファイルをメディアMに書き込ませるためのプログラムである。
図3に戻り、制御部41は、記憶部45に記憶されたデータベースプログラムと協働して、記憶部45に記憶されているDICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)を管理する。
制御部41は、通信部44を介して、外部機器からDICOM画像データを受信すると、当該DICOM画像データを記憶部45に記憶させ、データベースに登録する(管理する)。
制御部41は、通信部44を介して、外部機器からDICOM画像データ取得要求を受信すると、当該DICOM画像データ取得要求に応じたDICOM画像データオブジェクトを記憶部45から読み出す。そして、制御部41は、通信部44を介して、当該読み出したDICOM画像データオブジェクトを外部機器に送信(提供)する。
また、制御部41は、通信部44を介して、外部機器から付帯情報取得要求を受信すると、当該付帯情報取得要求に応じた、DICOM画像データオブジェクトに含まれる付帯情報を記憶部45から読み出す。そして、制御部41は、通信部44を介して、当該読み出した付帯情報を外部機器に送信(提供)する。
制御部41は、記憶部45に記憶されたデータベースプログラムと協働して、記憶部45に記憶されている所見レポートPDFファイルを管理する。
制御部41は、通信部44を介して外部機器から所見レポートPDFファイルを受信すると、当該所見レポートPDFファイルを記憶部45に記憶させ、データベースに登録する(管理する)。また、制御部41は、メディアドライブ46を介してメディアMから所見レポートPDFファイルを読み込むと、当該所見レポートPDFファイルを記憶部45に記憶させ、データベースに登録する(管理する)。
また、制御部41は、通信部44を介して、外部機器から所見レポート取得要求を受信すると、当該所見レポート取得要求に応じた所見レポートPDFファイルを記憶部45から読み出す。そして、制御部41は、通信部44を介して、当該読み出した所見レポートPDFファイルを外部機器に送信(提供)する。
[汎用PC端末の機能的構成]
図5に、汎用PC端末50の機能的構成を示す。図5に示すように、汎用PC端末50は、制御部51、操作部52、表示部53、通信部54、記憶部55、メディアドライブ56を備えて構成され、各部はバス57により接続されている。
制御部51は、CPU、RAM等から構成され、汎用PC端末50の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部52から入力される操作信号又は通信部54により受信される指示信号に応じて、記憶部55に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部52は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部51に出力する。
表示部53は、LCDにより構成され、制御部51から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部54は、LANアダプタ、ルータ、TA等を備え、通信ネットワークN2を介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
記憶部55は、ハードディスク等から構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。また、記憶部55は、1又は複数の所見レポートPDFファイル、読影済検査リスト551を記憶する。
所見レポートPDFファイルは、制御部51と所見レポート作成プログラム452との協働により生成される。前述のように、所見レポートPDFファイルは、所見レポートのファイルであり、PDF形式のデータファイル(PDFファイル)である。
読影済検査リスト551は、制御部51と所見レポート作成プログラム452との協働により生成される、記憶部55に記憶されている所見レポートのファイルのリストである。読影済検査リスト551は、項目「検査インスタンスUID」、「所見レポートPDFファイル名」を持つ1又は複数のレコードから構成される。尚、これらの項目の他に「受付番号」を加えてもよい。また、「検査インスタンスUID」に代えて「受付番号」としてもよい。
メディアドライブ56は、制御部51からの制御信号に基づき、メディアMに各種データを書き込む。また、メディアドライブ56は、制御部51からの制御信号に基づき、メディアMに記憶されているデータを読み出す。
制御部51は、メディアドライブ56を介して、メディアMからDICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)、PDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452を読み込む。
そして、制御部51は、PDIビューワプログラム451と協働で、メディアMに記憶されているDICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)に基づく、DICOM画像(医用画像)と当該DICOM画像に関する付帯情報とを表示部53に表示させる。
また、制御部51は、所見レポート作成プログラム452と協働で、表示部53にレポート入力画面531(図10参照)を表示させ、操作部52からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、メディアMに記憶されているDICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)に対する所見レポートのファイル(所見レポートPDFファイル)を生成する。そして、制御部51は、生成した所見レポートPDFファイルを記憶部55に保存し、読影済検査リスト551を更新する。読影済検査リスト551の更新については後述する。
また、制御部51は、メディアドライブ56を介して、当該生成した所見レポートPDFファイルをメディアMに書き込む。このメディアMは、制御部51が読み込んだDICOM画像データ、PDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452を記憶しているメディアMと同一のものである。
図6に、このメディアMが記憶するデータを示す。メディアMは、DICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)と、PDIビューワプログラム451と、所見レポート作成プログラム452と、新たに書き込まれたデータである1又は複数の所見レポートPDFファイルとを記憶する。
[メディアにデータを書き込む場合の画像サーバの具体的な動作]
次に、メディアMに、DICOM画像データ、PDIビューワプログラム451及び所見レポート作成プログラム452を書き込む場合に、画像サーバ40が実行する処理の具体的な動作について、図7を用いて説明する。尚、ここでは、A病院で撮影された医用画像の読影を、B病院の読影医に依頼する場合を想定している。
まず、メディアドライブ46に、ブランクディスクのメディアMがセットされると、画像サーバ40の制御部41は、メディアMがセットされたことを検知する。そして、制御部41は、表示部43に、所見レポートのファイル形式を選択させる画面である所見レポートファイル形式選択画面(図示せず)を表示させる。そして、制御部41は、操作部42からの操作信号に基づいて、所見レポート作成プログラム452によって生成される所見レポートのファイルのファイル形式を選択する(ステップS1)。そして、制御部41は、記憶部45から当該所見レポート作成プログラム452を読み出して、当該プログラムをカスタマイズする。所見レポートのファイルのファイル形式としては、PDF形式、WORD形式、DICOM SR形式、HL7 CDA形式等がある。
そして、制御部41は、表示部43に、メディアMに書き込むDICOM画像データオブジェクトを選択させる画面であるDICOM画像データ選択画面(図示せず)を表示させる。そして、制御部41は、操作部42からの操作信号に基づいて、メディアMに書き込むDICOM画像データオブジェクトを選択する(ステップS2)。
そして、制御部41は、ステップS2において選択した1又は複数のDICOM画像データオブジェクトと、PDIビューワプログラム451とを記憶部45から読み出し、前記カスタマイズされた所見レポート作成プログラム452と共に、メディアドライブ46を介してメディアMに書き込む(ステップS3)。以上で処理が終了する。そして、患者又はA病院の医師等は、当該メディアMをB病院に持っていく。
[メディアを読み込んだ汎用PC端末の具体的な動作]
次に、メディアMから、画像サーバ40において書き込まれたデータ(DICOM画像データ、PDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452)を読み込んだ場合に、汎用PC端末50が実行する処理の具体的な動作について図8を用いて説明する。尚、ステップS104〜S112の処理は、制御部51と所見レポート作成プログラム452との協働で行われる。
まず、メディアドライブ56に、画像サーバ40においてデータが書き込まれたメディアMがセットされると、汎用PC端末50の制御部51は、メディアMがセットされたことを検知する。そして、制御部51は、メディアドライブ56を介して、メディアMからDICOM画像データオブジェクト群と、PDIビューワプログラム451と、所見レポート作成プログラム452とを読み出し、記憶部55に一時記憶させる(ステップS101)。尚、メディアMに記憶された各種データを記憶部55に一時記憶させず、制御部51が、必要に応じてメディアMから各種データを直接読み込み、RAMに展開する構成としてもよい。
そして、制御部51は、PDIビューワプログラム451と所見レポート作成プログラム452を記憶部55から読み出す。つまり、制御部51は、PDIビューワプログラム451と所見レポート作成プログラム452とを起動する(ステップS102)。
そして、制御部51は、PDIビューワプログラム451と協働して、メディアMに記憶されているDICOM画像データ(1又は複数のDICOM画像データオブジェクト群)に基づく、DICOM画像(医用画像)と当該DICOM画像に関する付帯情報とを表示部53に表示させる(ステップS103)。
そして、制御部51は、所見レポート作成プログラム452と協働して、メディアMに記憶されているDICOM画像データの検査インスタンスUIDを読み出す。そして、制御部51は、読影済検査リスト551に同じ値の検査インスタンスUIDを持つレコードがあるか検索する。つまり、メディアMに記憶されているDICOM画像データの検査インスタンスUIDと、読影済検査リスト551の項目「検査インスタンスUID」とを比較する(ステップS104)。
尚、比較する項目としては、「検査インスタンスUID」に代わって「受付番号」、又は「検査インスタンスUID」と「受付番号」の組み合わせとしてもよい。
ステップS104における検索の結果、同じ値を持つレコードがある場合、制御部51は、メディアMに記憶されているDICOM画像データは既に読影済(所見レポート作成済)であると判定する(ステップS105;YES)。また、検索の結果、同じ値を持つレコードが無い場合、制御部51は、メディアMに記憶されているDICOM画像データは未読影(所見レポート未作成)であると判定する(ステップS105;NO)。
メディアMに記憶されているDICOM画像データが、既に読影済の場合(ステップS105;YES)、制御部51は、読影済検査リスト551の該当するレコードの項目「所見レポートPDFファイル名」と同名の所見レポートPDFファイルを記憶部55又はメディアMから読み出し、当該所見レポートPDFファイルに基づき、図11に示すような所定のレイアウトで所見レポートを表示部53に表示させる(ステップS112)。以上で処理が終了する。
一方、メディアMに記憶されているDICOM画像データが、未読影の場合(ステップS105;NO)、制御部51は、当該DICOM画像データに基づいて、レポート入力画面531(図10参照)を表示部53に表示させる(ステップS106)。
図10に示すように、レポート入力画面531は、保存ボタンb1、所見入力欄e1等から構成される。所見入力欄e1は、所見レポートの入力欄である。また、保存ボタンb1は、所見入力欄e1に入力された所見レポートの情報(レポート入力情報)をメディアMに保存するためのボタンである。
ユーザは、表示部53に表示されているDICOM画像や付帯情報を参照して、レポート入力画面531の所見入力欄e1に所見レポートの情報を入力する。そして、ユーザは、保存ボタンb1を押下する。
図8に戻り、保存ボタンb1が押下されると、制御部51は、レポート入力情報とDICOM画像データとに基づいて、所見レポートPDFファイルを生成する(ステップS107)。当該所見レポートPDFファイルには、DICOM画像(医用画像)、又はDICOM画像に基づく簡易画像(解像度の低い医用画像)が含まれる。
そして、制御部51は、生成した所見レポートPDFファイルを記憶部55に保存する(ステップS108)。また、制御部51は、生成した所見レポートPDFファイルをメディアドライブ46を介してメディアMに書き込む(ステップS109)。
そして、制御部51は、読影済検査リスト551を更新する(ステップS110)。具体的に、制御部51は、読影対象となったDICOM画像データの検査インスタンスUIDを項目「検査インスタンスUID」、生成した所見レポートPDFファイルのファイル名を項目「所見レポートPDFファイル名」とするレコードを読影済検査リスト551に追加する。
そして、制御部51は、生成した所見レポートPDFファイルに基づき、表示部53に図11に示すような所定のレイアウトで所見レポートを表示させる(ステップS111)。以上で処理が終了する。そして、患者又はB病院の医師等は、当該メディアMをA病院に返却する(持っていく)。
尚、本フローチャート(図8)のステップS104、S105における、メディアMに記憶されているDICOM画像データが読影済か否かの判定において、制御部51は、読影済検査リスト551を参照した。しかし、所見レポートPDFファイルのファイル名を読影対象となった医用画像データの検査インスタンスUIDとし、制御部51は、当該読影済検査リスト551の代わりに、当該ファイル名を参照してもよい。つまり、メディアMのDICOM画像データの検査インスタンスUIDと所見レポートPDFファイルのファイル名とを比較してもよい。
また、本フローチャート(図8)のステップS112において、制御部51は、既に読影済のDICOM画像データに対する所見レポートを自動で表示部53に表示するとしたが、メディアMに記憶されている医用画像データが読影済である旨の警告のみを表示する構成としてもよい。この場合、読影済検査リスト551の項目は、「検査インスタンスUID」のみでよい。
また、本フローチャート(図8)のステップS107において生成される所見レポートPDFファイルには、DICOM画像(医用画像)、又はDICOM画像に基づく簡易画像(解像度の低い医用画像)が含まれるとした。しかし、ステップS109でメディアMに書き込まれる所見レポートPDFファイルには、これらの画像の代わりに、メディアMに格納されているDICOM画像データへのリンク情報が含まれるとしてもよい。
[メディアを読み込んだ画像サーバの具体的な動作]
次に、メディアMから、汎用PC端末50において書き込まれた所見レポートPDFファイルを読み込んだ場合に、画像サーバ40が実行する処理の具体的な動作について図9を用いて説明する。
まず、メディアドライブ46に、汎用PC端末50において所見レポートPDFファイルが書き込まれたメディアMがセットされると、画像サーバ40の制御部41は、メディアMがセットされたことを検知する。そして、制御部41は、メディアドライブ46を介して、メディアMから所見レポートPDFファイルを読み出し、記憶部45に一時記憶させる(ステップS201)。尚、メディアMに記憶された所見レポートPDFファイルを記憶部45に一時記憶させず、制御部41が、必要に応じてメディアMから所見レポートを直接読み込み、RAMに展開する構成としてもよい。
そして、制御部41は、メディアMから読み出した所見レポートPDFファイルに基づいて、図11に示すような所定のレイアウトで所見レポートを表示部43に表示させる(ステップS202)。
そして、制御部41は、操作部42からの操作信号等に基づいて、メディアMから読み出した所見レポートPDFファイルを記憶部45に記憶させ、データベースに登録する(ステップS203)。以上で処理が終了する。
[所見レポートのレイアウト]
図11に、汎用PC端末50の制御部51と所見レポート作成プログラム452とが協働して生成する所見レポートPDFファイルに基づいて表示される所見レポートのレイアウトを示す。
図11に示すように、当該所見レポートには、読影対象となった医用画像、又は当該医用画像に基づく簡易画像が表示される。
以上、本実施の形態によれば、画像サーバ40において、メディアMにDICOM画像データ(医用画像データ)と共に書き込まれたPDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452は、当該プログラムを読み込んだ汎用PC端末50を次のような装置として機能させる。即ち、汎用PC端末50は、メディアMに記憶されたDICOM画像データに基づいて、医用画像と当該医用画像に関する付帯情報を表示部53に表示する。そして、汎用PC端末50は、操作部52からの所見レポートの入力情報を受け付け、この入力情報に基づいて、メディアMに記憶されたDICOM画像データに対する所見レポートのファイル(所見レポートPDFファイル)を生成する。そして、汎用PC端末50は、生成した所見レポートのファイルをメディアMに書き込む。
そのため、可搬型記憶媒体(メディアM)に記憶されている医用画像データ(DICOM画像データ)に対する所見レポートの作成及び参照の利便性を向上させることができる。また、B病院内医用画像システム200がレポートシステムを備えていない場合、又はレポートシステムに不具合が発生している場合でも、医用画像を読影して所見レポートを作成することができる。更に、ネットワークが繋がっていない施設間でも読影依頼及び読影を低コストで且つ安全に実現することができる。
また、汎用PC端末50が生成する所見レポートのファイルは、図11に示すような所定のレイアウトで表示部43や表示部53等の媒体に表示される所見レポートのデータを格納したファイルである。そのため、患者及び医師は、同一のレイアウトで所見レポートを参照することができる。
また、前記メディアMを読み込んだ汎用PC端末50は、メディアMからDICOM画像データが読み込まれた際、当該DICOM画像データに対する所見レポートPDFファイルが既に記憶部55に記憶されているか否かを判定する。そして、所見レポートPDFファイルが記憶されている場合、その旨の警告を表示部53に表示する。そのため、汎用PC端末50が同一のメディアMを読み込んだ場合、ユーザは、その旨を知ることができる。
また、汎用PC端末50は、前記警告を表示する代わりに、当該所見レポートPDFファイルを記憶部55から読み出し、表示部53に表示する。そのため、汎用PC端末50が同一のメディアMを読み込んだ場合、ユーザは、以前作成した所見レポートを閲覧することができる。
また、画像サーバ40は、ユーザ操作による操作部42からの操作信号に基づいて、メディアMを読み込む汎用PC端末50において生成される所見レポートのファイルのファイル形式を選択し、所見レポート作成プログラム452をカスタマイズする。そのため、読影の依頼元(A病院)のユーザは、メディアMにDICOM画像データを書き込む際に、当該DICOM画像データに対する所見レポートのファイル形式を指定することができる。
また、汎用PC端末50は、メディアMに格納されているDICOM画像データに基づいて、レポート入力画面531を表示し、所見レポートPDFファイルを生成するので、メディアMに格納された医用画像の撮影対象である患者の患者名、依頼元の病院名等を手入力する必要はない。
尚、本実施の形態における記述は、本発明に係る医用画像システムの一例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態において、DICOM画像データオブジェクト、PDIビューワプログラム451、所見レポート作成プログラム452等をメディアMに書き込む機能を、画像サーバ40に持たせる構成としたが、当該機能をモダリティ20に持たせる構成としてもよい。
また、本実施の形態では、プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクや可搬型記憶媒体を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を適用することが可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用可能である。
本発明における医用画像システムのシステム構成図である。 DICOM画像データのデータ構成図である。 画像サーバのブロック図である。 メディアに記憶されているデータのデータ構成図である。 汎用PC端末のブロック図である。 メディアに記憶されているデータのデータ構成図である。 画像サーバにおいて実行される処理を示すフローチャートである。 汎用PC端末において実行される処理を示すフローチャートである。 画像サーバにおいて実行される処理を示すフローチャートである。 レポート入力画面の画面例である。 所見レポートのレイアウト例である。
符号の説明
1 医用画像システム
10 RIS
20 モダリティ
30 画像ビューワ端末
40 画像サーバ
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
45 記憶部
46 メディアドライブ
47 バス
50 汎用PC端末
51 制御部
52 操作部
53 表示部
54 通信部
55 記憶部
56 メディアドライブ
57 バス
100 A病院内医用画像システム
200 B病院内医用画像システム
451 PDIビューワプログラム
452 所見レポート作成プログラム
531 レポート入力画面
551 読影済検査リスト
b1 保存ボタン
e1 所見入力欄
M メディア
N1 通信ネットワーク
N2 通信ネットワーク

Claims (13)

  1. 可搬型記憶媒体に医用画像データと共に記憶されたプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記可搬型記憶媒体に記憶されたデータを読み込む読込手段、
    前記可搬型記憶媒体にデータを書き込む書込手段、
    前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに基づいて、医用画像と当該医用画像に関する付帯情報を画面に表示させる第1制御手段、
    操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに対する所見レポートのファイルを生成し、前記書込手段を制御して当該所見レポートのファイルを前記可搬型記憶媒体に書き込ませる第2制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
  2. 前記所見レポートのファイルとは、所定のレイアウトで媒体に表示される前記所見レポートのデータを格納したファイルである、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記第2制御手段は、
    前記生成した所見レポートのファイルを記憶部に記憶させて管理し、
    前記読込手段により前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データが読み込まれた際、当該医用画像データに対する所見レポートのファイルが既に記憶部に記憶されているか否かを判定し、当該所見レポートのファイルが記憶されている場合、当該所見レポートのファイルを記憶部から読み出し、画面に表示させる、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記第2制御手段は、
    前記記憶部に記憶させた所見レポートのファイルのリストを生成し、当該リストに基づいて前記記憶部に記憶されている所見レポートのファイルを管理する、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記第2制御手段は、
    前記記憶部に記憶させた所見レポートのファイルのファイル名に基づいて前記記憶部に記憶されている所見レポートのファイルを管理する、
    請求項3に記載のプログラム。
  6. 前記所見レポートのファイルは、PDFファイルである、
    請求項1〜5の何れか一項に記載のプログラム。
  7. 医用画像データを記憶する可搬型記憶媒体であって、
    コンピュータを、
    前記可搬型記憶媒体に記憶されたデータを読み込む読込手段、
    前記可搬型記憶媒体にデータを書き込む書込手段、
    前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに基づいて、医用画像と当該医用画像に関する付帯情報を画面に表示させる第1制御手段、
    操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに対する所見レポートのファイルを生成し、前記書込手段を制御して当該所見レポートのファイルを前記可搬型記憶媒体に書き込ませる第2制御手段、
    として機能させるためのプログラムを前記医用画像データと共に記憶する可搬型記憶媒体。
  8. 前記所見レポートのファイルとは、所定のレイアウトで媒体に表示される前記所見レポートのデータを格納したファイルである、
    請求項7に記載の可搬型記憶媒体。
  9. 前記第2制御手段は、
    前記生成した所見レポートのファイルを記憶部に記憶させて管理し、
    前記読込手段により前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データが読み込まれた際、当該医用画像データに対する所見レポートのファイルが既に記憶部に記憶されているか否かを判定し、当該所見レポートのファイルが記憶されている場合、当該所見レポートのファイルを記憶部から読み出し、画面に表示させる、
    請求項7又は8に記載の可搬型記憶媒体。
  10. 医用画像データを可搬型記憶媒体に書き込む書込制御手段を備える情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の書込制御手段は、
    コンピュータを、
    前記可搬型記憶媒体に記憶されたデータを読み込む読込手段、
    前記可搬型記憶媒体にデータを書き込む書込手段、
    前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに基づいて、医用画像と当該医用画像に関する付帯情報を画面に表示させる第1制御手段、
    操作部からの所見レポートの入力情報を受け付け、当該入力情報に基づいて、前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データに対する所見レポートのファイルを生成し、前記書込手段を制御して当該所見レポートのファイルを前記可搬型記憶媒体に書き込ませる第2制御手段、
    として機能させるためのプログラムを前記医用画像データと共に可搬型記憶媒体に書き込む情報処理装置。
  11. 前記所見レポートのファイルとは、所定のレイアウトで媒体に表示される前記所見レポートのデータを格納したファイルである、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記第2制御手段は、
    前記生成した所見レポートのファイルを記憶部に記憶させて管理し、
    前記読込手段により前記可搬型記憶媒体に記憶された医用画像データが読み込まれた際、当該医用画像データに対する所見レポートのファイルが既に記憶部に記憶されているか否かを判定し、当該所見レポートのファイルが記憶されている場合、当該所見レポートのファイルを記憶部から読み出し、画面に表示させる、
    請求項10又は11に記載の情報処理装置。
  13. 前記情報処理装置の書込制御手段は、
    前記所見レポートのファイル形式を指定する指定手段を有し、
    前記第2制御手段は、前記指定手段により指定されたファイル形式で、前記所見レポートのファイルを生成する、
    請求項10〜12の何れか一項に記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP7532709B2 (ja) 2020-11-19 2024-08-14 株式会社クライムメディカルシステムズ 読影システム及び読影システム用の携帯型記憶媒体

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