JP2010015241A - 超解像撮像装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影した画像が読み出し間隔の整数倍で動いている場合にも、効果的に超解像処理を行うことのできる超解像撮像装置及び方法を提供すること。
【解決手段】撮像部101は、画像を撮影し撮像素子から画像データを画素混合または間引きして読み出す。動き位相判定部104は、画像データの動きベクトルから動き位相を求め、読み出し制御部102は、動き位相を基に撮像部101における読み出し位置を決定する。超解像処理部107は、読み出し位置のずれ量により補正した動きベクトルを用いて複数フレームの画像を合成して超解像処理を行う。ここに読み出し制御部102は、動き位相が位相ずれを持たない場合、読み出し間隔未満の位相ずれが生じるように読み出し位置をずらす。
【選択図】図1
【解決手段】撮像部101は、画像を撮影し撮像素子から画像データを画素混合または間引きして読み出す。動き位相判定部104は、画像データの動きベクトルから動き位相を求め、読み出し制御部102は、動き位相を基に撮像部101における読み出し位置を決定する。超解像処理部107は、読み出し位置のずれ量により補正した動きベクトルを用いて複数フレームの画像を合成して超解像処理を行う。ここに読み出し制御部102は、動き位相が位相ずれを持たない場合、読み出し間隔未満の位相ずれが生じるように読み出し位置をずらす。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮影した画像に対し効果的に超解像処理を行う超解像撮像装置及び画像処理方法に関する。
近年、デジタルカメラの撮像素子は画素数が増大し、高精細な画像を撮影することが可能となっている。しかしながら、画素数の増大に対して画素データの読み出し速度が追いつかないと、データの読み出しに時間がかかってしまう。また1画素当たりの受光量が少ないため、感度が低下する問題もある。そこで、特に動画を撮影する場合には撮像素子から画素混合や間引き読み出しを行い、読み出し時間を削減する工夫がなされている。その際、撮像素子の画素数よりも低解像度の画像が出力されるので、さらに超解像処理と呼ばれる技術を利用して解像度を向上させることが提案されている。
超解像処理とは、少しずつ位置のずれた複数の低解像度の画像から、高解像度の画像を合成する技術である。超解像技術によれば、例えば、動画像の複数のフレームが、画像の動きによって画像位置が少しずつずれているような場合、これらのフレームを用いて、元の解像度より高精細な画像を合成することが可能となる。例えば特許文献1では、超解像処理などの付加価値の高い画像を生成するために読み出す信号毎に異なる画素数の画素混合を行うことが開示されている。
また、画素混合や間引き読み出しの際、読み出し位置が固定で入力画像が静止している場合には、フレーム間で位置ずれが発生しないため超解像の効果が得られない。この問題に対し例えば特許文献2では、入力画像が静止しているか否かを判定し、静止していると判定した場合に、入力画像毎に混合画像・間引き画像の読み出し位置を移動することが開示されている。これにより、静止画像についても超解像により高画質化できると述べられている。
超解像の効果を十分に得るためには、各フレームのサンプリング位置のずれ幅は画素間隔(画素混合や間引き読み出しの場合には読み出し間隔が相当する)よりも小さい成分を含んでいなければならない。すなわち水平及び垂直方向の画素間隔(読み出し間隔)を単位としたとき、ずれ幅は小数点以下の値(端数成分)を含んでいる必要がある。ずれ幅を位相で表現すれば、画素間隔(読み出し間隔)を1周期としたときフレーム間で位相ずれを含んでいなければならない。このため、例えば静止画像の場合にはフレーム間の位置ずれ(位相ずれ)がないため、超解像効果が得られなかった。
前記特許文献1では、サンプリング位置のずれ幅に対して特に考慮されていない。また前記特許文献2に記載の技術によれば、静止画像に対して読み出し位置を移動することで超解像の効果を得ることができる。しかしながら、画像が動いている場合であっても、フレーム間の動きの大きさが読み出し間隔の整数倍となる場合が存在し、その場合には超解像の効果が得られない。前記特許文献2では、画像が動いている場合には読み出し位置を移動しないこととしているため、動きの大きさが読み出し間隔の整数倍である場合には、超解像効果が得られないことになる。
本発明の目的は、この問題に鑑み、画像が読み出し間隔の整数倍で動いている場合にも、効果的に超解像処理を行うことのできる超解像撮像装置及び画像処理方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の超解像撮像装置は、画像を撮影し撮像素子から画像データを画素混合または間引きして読み出す撮像部と、撮像部における撮像素子の読み出し位置を決定する読み出し制御部と、読み出した画像データを格納するメモリと、メモリに格納されている画像データについてフレーム間の位置ずれ量を検出して動きベクトルを算出する位置ずれ検出部と、動きベクトルから読み出し画素間隔を周期とする動き位相を求める動き位相判定部と、動きベクトルを撮像部における読み出し位置のずれ量により補正する位置ずれ補償部と、補正後の動きベクトルを用いてメモリに格納されている複数フレームの画像を合成して超解像処理を行う超解像処理部とを備え、読み出し制御部は、動き位相判定部から出力される動き位相を基に読み出し位置を決定する。
さらに、撮像部の動きを検出し加速度情報を出力する加速度センサを備え、前記読み出し制御部は、前記動き位相判定部から出力される動き位相に加速度センサから出力される加速度情報を合わせて動き位相を補正し、これを基に読み出し位置を決定する。
ここに前記読み出し制御部は、前記動き位相が前記読み出し画素間隔に対し位相ずれを持たない場合、1周期未満の位相ずれが生じるように読み出し位置をずらす。
また本発明の画像処理方法は、撮像部から撮影した画像データを画素混合または間引きして読み出すステップと、読み出した画像データをメモリに格納するステップと、読み出した画像データについてフレーム間の位置ずれ量を検出して動きベクトルを算出するステップと、動きベクトルを撮像部における読み出し位置のずれ量により補正するステップと、補正後の動きベクトルを用いてメモリに格納されている複数フレームの画像を合成して超解像処理を行うステップと、動きベクトルから読み出し画素間隔を周期とする動き位相を求めるステップとを備え、動き位相を基に画素データの読み出し位置を決定する。
本発明によれば、画像が読み出し間隔の整数倍で動いている場合も含め、任意の画像に対して超解像処理を効果的に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明による超解像撮像装置の一実施例(実施例1)を示す構成図である。本実施例は、撮像部101、読み出し制御部102、メモリ103、動き位相判定部104、位置ずれ検出部105、位置ずれ補償部106、超解像処理部107から構成されている。本実施例では、撮影した画像を画素混合して読み出す場合とする。以下、各部の構成と動作について順に説明する。
撮像部101は、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を有し、読み出し制御部102からの読出し制御信号111に従って撮影した画像データを読み出し混合し、画素混合データ112として出力する。その際、読み出し制御部102からの制御信号111により、画素混合を行う読み出し位置をずらす。
読み出し制御部102は、動き位相判定部104で求めた動き位相115を基に、撮像部101での画素混合読み出し位置を決定し制御信号111を送る。読み出し位置は超解像処理部107で効果的に超解像処理を実行するように決定するもので、詳細は後述する。また、撮像部101から出力された画像データ112と当該データを読み出す際の読み出し位置情報114を合わせてメモリ103に格納する。
位置ずれ検出部105は、メモリ103に格納された複数フレームの画像データ116を読み出し、例えばレジストレーション(位置合わせ)等の手法によりフレーム間の位置ずれ量を検出し、動きベクトル117,118を求める。この動きベクトルは、読み出し画素間隔dを単位として小数点以下までの分解能(例えばd/2、d/3、d/4の分解能)を有する。動きベクトル117はメモリ103を介して動き位相判定部104へ、また動きベクトル118は位置ずれ補償部106に送る。
動き位相判定部104は、位置ずれ検出部105から送られた動きベクトル117について、読み出し画素間隔dを単位とし1単位未満の端数成分から動き位相115を求め、読み出し制御部102へ送る。
位置ずれ補償部106は、メモリ103に格納された画像データの読み出し位置情報119からフレーム間の読み出し位置のずれ量を算出し、位置ずれ検出部105から送られたフレーム間の動きベクトル118を補正する。この補正は、画像データの読み出し位置をずらすことにより生じる動きベクトルの変化を補正することで、超解像処理を正常に行わせるためである。補正後の動きベクトル120を超解像処理部107に送る。
超解像処理部107は、位置ずれ補償部106から送られた補正後動きベクトル120を用いて、メモリ103に格納された複数フレームの画像データ121に対して超解像処理を行う。生成した高精細画像データ122は再度メモリ103に格納した後、外部機器等へ出力する。
次に、読み出し制御部102において、動きベクトル117や動き位相115から撮像部101の画素混合読み出し位置をどのように決定するかについて説明する。
前述したように超解像処理の効果を上げるためには、フレーム間の位置ずれ量は読み出し間隔dより小さい成分を持つ必要がある。換言すれば、読み出し間隔dを1周期としたときフレーム間で位相ずれを持たなければならない。従って動き位相判定部104は、フレーム間の位置ずれ量を表す動きベクトル117から、読み出し間隔dを単位とする端数成分を抽出して動き位相115を調べる。その際、超解像の倍率に応じて端数成分の量子化を行う。
読み出し制御部102では、量子化した動き位相115に応じて、1周期未満の所定の位相ずれが生じるように読み出し位置を決定し、読み出し制御信号111を出力する。求めた動き位相115が端数成分を持てば(位相ずれあり)、読み出し位置は通常位置のままで良い。動き位相115が端数成分を持たなければ(位相ずれなし)、超解像の倍率に応じて読み出し位置をずらすように制御する。
例えば2×2の画素混合を行う場合には、動きベクトル117の値は、2×2の混合画素の読み出し間隔dを単位として表わされる。この場合の超解像倍率は、水平・垂直方向に各々2倍とすることで、撮影画素数の解像度に戻すことができる。よって動き位相115の量子化は、倍率(2倍)の逆数を用いて、1/2で量子化を行えばよい。その結果、動き位相115のとりうる値は、水平・垂直方向の各々について0または0.5の2通りで、組合せは全部で4通り存在する。そして、動き位相115が0.5の場合は、読み出し位置は通常位置のままとする。動き位相115が0の場合は、その方向の読み出し位置を0.5d(すなわち1画素間隔)だけずらすようにする。よって、水平・垂直方向について読み出し位置の組合せは全部で4通り存在する。
図2は、動きベクトルに対する読み出し位置決定の具体例を示す図である。ここでは、2×2の画素混合を行う場合で、水平・垂直方向の読み出し位置の組合せ4通りについて示す。以下の表記で長さの単位は読み出し間隔dで表わし、2×2の画素混合では、単位長さdは水平垂直方向の画素間隔の2倍となる。
(a)は、動きベクトルが(0.5,0.5)の場合を示す。通常時の読み出し位置(通常位置)の基点を(0,0)とする。この場合動き位相は(0.5,0.5)であるから、水平・垂直の両方向について位置ずれ(位相ずれ)が生じている。従って、読み出し位置は通常位置のままとし、基点(0,0)から始める。
(b)は、動きベクトルが(1,0.5)である場合を示す。この場合動き位相は(0,0.5)であるから、水平方向に位相ずれが生じておらず垂直方向に位相ずれが生じている。従って、水平方向の位相ずれを生じさせるために、読み出し位置を(0.5,0)にずらす。
(c)は、動きベクトルが(0.5,1)である場合を示す。この場合動き位相は(0.5,0)であるから、水平方向に位相ずれが生じ垂直方向に位相ずれが生じていない。従って、垂直方向の位相ずれを生じさせるために、読み出し位置を(0,0.5)にずらす。
(d)は、動きベクトルが(1,1)の場合を示す。この場合動き位相は(0,0)であるから、水平・垂直の両方向について位相ずれが生じていない。従って、水平・垂直方向に位相ずれを生じさせるために、読み出し位置を(0.5,0.5)にずらす。
ここで、画素混合の読み出し位置は、撮像素子全体に渡り一定の間隔で設定しなければならない。すなわち、読み出し位置のずらし量はフレーム内で一様に設定しなければならない。一方、フレーム内の各画素(混合画素)において動きベクトルは一様であるとは限らない。よって、フレーム内で読み出し位置のずらし量が一義に決まらない場合が生じる。この矛盾に対処するには、フレーム全体の動きベクトルを平均化して、その平均動きベクトルに対する読み出し位置のずらし量を決定して設定するのがよい。あるいは、画面内に注目すべき特定の被写体が存在する場合には、その被写体の動きベクトルを代表動きベクトルとして読み出し位置のずらし量を決定するのがよい。
図3は、本実施例の画像処理動作の流れを示すフローチャートである。ここでは、2×2の画素混合を行う場合とする。メモリ103には過去のフレームF0の画像データが格納されており、撮像部101から新たにフレームF1の画像データを読み出して、フレームF0とF1とを用いて超解像処理を行う場面とする。
撮像部101は、読み出し制御部102で決定された読み出し位置(読み出し制御信号111)に基づき、混合画素データ(フレームF1)を読み出してメモリ103に格納する。また、フレームF1の読み出し位置についてもメモリ103に保存する(ステップ301)。
位置ずれ検出部105は、メモリ103に格納している複数の画像データ(フレームF0とF1)から位置ずれ量を表す動きベクトル117,118を算出する。この動きベクトル117はメモリ103に保存し、次のフレームF2の読み出し位置決定に利用する(ステップ302)。
位置ずれ補償部106は、メモリ103に保存されている読み出し位置の情報から、フレームF0とフレームF1の読み出し位置のずれ量を算出し、これを用いて動きベクトル118を補正し動きベクトル120とする(ステップ303)。
超解像処理部107は、補正後の動きベクトル120を用いてフレームF0とフレームF1の画像データを合成し超解像処理を行う。生成した高精細画像は一旦メモリ103に格納した後、外部機器等へ出力する(ステップ304)。
動き位相判定部104は、メモリ103に保存されている動きベクトル117から、動き位相115を判定する(ステップ305)。前述のように、この動き位相115は超解像の倍率に応じて端数成分を量子化したものである。2×2の画素混合の場合には、動き位相は0または0.5の2通りの値をとる。
読み出し制御部102は、動き位相115に基づき次のフレームF2の読み出し位置を決定する(ステップ306)。ステップ306の内容は次の通りである。
まず、水平方向の位相ずれがあるか否かを判定し(ステップ307)、次に垂直方向の位相ずれがあるか否かを判定する(ステップ308、ステップ309)。ここでは、動き位相=0.5であれば位相ずれあり、動き位相=0ならば位相ずれなしとなる。その結果、水平・垂直方向とも位相ずれがある場合には、読み出し位置を(0,0)とする(ステップ310、図2(a))。水平方向のみ位相ずれがある場合には、読み出し位置を(0,0.5)とする(ステップ311、図2(c))。垂直方向のみ位相ずれがある場合には、読み出し位置を(0.5,0)とする(ステップ312、図2(b))。水平垂直方向とも位相ずれがない場合には、読み出し位置を(0.5,0.5)とする(ステップ313、図2(d))。
読み出し位置を決定した後、ステップ301に戻り、その読み出し位置にて次のフレームF2の画素混合読み出しを行う。このようにして、連続するフレームについて読み出し位置を適宜変更しながら超解像処理を繰り返して行う(ステップ314)。
上記説明では読み出し位置のずらし方向を一方向(例えば水平右方向)としたが、連続するフレームにおいてこれを繰り返すと、ずらし量が累積して時間経過とともに画面が移動してしまう恐れがある。そこで、読み出し位置として通常位置とずらし位置を定めておき、ずらし方向を両方向可能とし、これら定位置の間で切り替えるようにするのが好ましい。
上記の例では、2×2の画素混合読み出しの場合としたが、一般にm×mの画素混合読み出しの場合は次のようになる。読み出し間隔dは画素間隔のm倍、超解像倍率は水平・垂直方向に各々m倍、量子化後の動き位相は、0,1/m,2/m,・・・(m−1)/mの値をとる。動き位相が0であれば、読み出し位置を例えば1/mだけずらす。動き位相が0以外の値であれば全て位相ずれがあるので、読み出し位置は通常位置のままとする。さらには、m×nの画素混合の場合も同様に定める。
撮像部としては、単板式、3板式、ベイヤー配列などのカラーフィルタ配列の別に依らず、撮像素子より画素混合データを読み出す撮像装置に広く適用可能である。
上記説明では、撮像素子からの画素混合読み出しの場合を説明したが、画素間引き読み出しの場合にも全く同様に適用できるのは言うまでもない。
以上のように本実施例によれば、動き位相に応じて、適応的に画素混合あるいは間引き読み出し位置を変更することで、画像が読み出し間隔の整数倍で動いている場合にも超解像処理を効果的に行うことが可能となる。
図4は、本発明による超解像撮像装置の他の実施例(実施例2)を示す構成図である。本実施例は、前記実施例1(図1)の構成に対して加速度センサ108を追加したものであり、図1と共通する部分については説明を省略する。
加速度センサ108は、撮像部101の機械的な動きを検出し、読み出し制御部102に加速度情報123として出力する。加速度センサ108には、一般に手振れ補正用に使用されるものを使用することができる。読み出し制御部102は、動き位相判定部104からの動き位相115に加速度センサ108からの加速度情報123を合わせて動き位相を補正し、補正した動き位相を基に読み出し位置を決定する。
前記実施例1においては、現フレームF1の画像の動きを基に次のフレームF2の読み出し位置を決定しているために、動きが変化するところ(加速度があるところ)では、現フレームF1の動きベクトルと次フレームF2の動きベクトルが異なることにより、動き位相の状況が変化して超解像効果が薄れる場合があり得る。
本実施例ではこの点を考慮し、フレーム間の動きの変化を予測するための工夫をしている。すなわち、撮像部101が一定速度で動けば動きベクトルに変化はないので問題ない。撮像部101の動きに変化があるときは、加速度センサ108により加速度として検出する。現フレームF1の動きベクトルに、加速度センサ108により検出した動きの変化分を加算することで、次フレームF2の動きベクトルを精度良く予測できる。その結果、撮像部101の動きが激しい場合においても超解像効果を安定して得ることができる。
101…撮像部
102…読み出し制御部
103…メモリ
104…動き位相判定部
105…位置ずれ検出部
106…位置ずれ補償部
107…超解像処理部
108…加速度センサ。
102…読み出し制御部
103…メモリ
104…動き位相判定部
105…位置ずれ検出部
106…位置ずれ補償部
107…超解像処理部
108…加速度センサ。
Claims (6)
- 画像を撮影するとともに撮影した画像の超解像処理を行う超解像撮像装置において、
画像を撮影し、撮像素子から画像データを画素混合または間引きして読み出す撮像部と、
該撮像部における撮像素子の読み出し位置を決定する読み出し制御部と、
読み出した画像データを格納するメモリと、
該メモリに格納されている画像データについてフレーム間の位置ずれ量を検出して動きベクトルを算出する位置ずれ検出部と、
該動きベクトルから読み出し画素間隔を周期とする動き位相を求める動き位相判定部と、
該動きベクトルを上記撮像部における読み出し位置のずれ量により補正する位置ずれ補償部と、
補正後の動きベクトルを用いて上記メモリに格納されている複数フレームの画像を合成して超解像処理を行う超解像処理部と、を備え、
上記読み出し制御部は、上記動き位相判定部から出力される動き位相を基に読み出し位置を決定することを特徴とする超解像撮像装置。 - 請求項1に記載の超解像撮像装置において、
前記撮像部の動きを検出し加速度情報を出力する加速度センサを備え、
前記読み出し制御部は、前記動き位相判定部から出力される動き位相に該加速度センサから出力される加速度情報を合わせて動き位相を補正し、これを基に読み出し位置を決定することを特徴とする超解像撮像装置。 - 請求項1または2に記載の超解像撮像装置において、
前記読み出し制御部は、前記動き位相が前記読み出し画素間隔に対し位相ずれを持たない場合、1周期未満の位相ずれが生じるように読み出し位置をずらすことを特徴とする超解像撮像装置。 - 撮影された画像に超解像処理を行う画像処理方法において、
撮像部から撮影した画像データを画素混合または間引きして読み出すステップと、
読み出した画像データをメモリに格納するステップと、
読み出した画像データについてフレーム間の位置ずれ量を検出して動きベクトルを算出するステップと、
該動きベクトルを上記撮像部における読み出し位置のずれ量により補正するステップと、
補正後の動きベクトルを用いて上記メモリに格納されている複数フレームの画像を合成して超解像処理を行うステップと、
上記動きベクトルから読み出し画素間隔を周期とする動き位相を求めるステップと、を備え、
該動き位相を基に上記画素データの読み出し位置を決定することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項4に記載の画像処理方法において、
前記撮像部の動きを検出し加速度情報を取得するステップを備え、
前記動き位相に該加速度情報を合わせて動き位相を補正し、これを基に読み出し位置を決定することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項4または5に記載の画像処理方法において、
前記動き位相が前記読み出し画素間隔に対し位相ずれを持たない場合、1周期未満の位相ずれが生じるように読み出し位置をずらすことを特徴とする画像処理方法。
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