JP2010012236A - 医療用インプラント - Google Patents
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Abstract
【課題】全体の寸法が小さくなり、製造するのに高価ではないような医療用インプラント。
【解決手段】医療用インプラント、とりわけペースメーカー、心臓除細動器、除細動器等の医療用インプラントであって、エネルギー貯蔵部2、制御電子回路4、またはこれらを組み合わせたもの等の、少なくとも1つの機能ユニット2、4と、少なくとも1つの機能ユニット2、4を収容するハウジング20とを備えている。医療用インプラントは、接続端部12、電極案内部11および刺激端部13を有するような、少なくとも1つの電極10を更に備え、電極10の接続端部12は、少なくとも1つの機能ユニット2、4を収容するハウジング20に設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】医療用インプラント、とりわけペースメーカー、心臓除細動器、除細動器等の医療用インプラントであって、エネルギー貯蔵部2、制御電子回路4、またはこれらを組み合わせたもの等の、少なくとも1つの機能ユニット2、4と、少なくとも1つの機能ユニット2、4を収容するハウジング20とを備えている。医療用インプラントは、接続端部12、電極案内部11および刺激端部13を有するような、少なくとも1つの電極10を更に備え、電極10の接続端部12は、少なくとも1つの機能ユニット2、4を収容するハウジング20に設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、医療用インプラントに関し、とりわけ、例えば米国特許第6,327、502号(US Patent No. 6,327,502)により知られるような、ペースメーカー、心臓除細動器、除細動器等の心臓用インプラントに関する。請求項1の前段部分は、米国特許第6,327、502号をベースとしている。
例えばペースメーカー、心臓除細動器、除細動器等の公知の医療用インプラントは、通常は、流体密封の、例えば液体密封および気体密封のハウジングを備えている。制御電子回路と、電力を供給するための長持ちするエネルギー貯蔵部とからなる少なくとも1組のセットがハウジング内に収容されている。さらに、電極を接続するための標準的な接続ソケットを有する端子ハウジング(ヘッダー)が、ハウジングに設けられている。接続ソケットは、電極を、ハウジング内の制御電子回路に電気的に接続するための接続部を有している。
このような医療用インプラントを図1に概略的に示す。図1から明らかなように、医療用インプラントは、制御電子回路104およびエネルギー貯蔵部102が設けられたハウジング120を備えている。さらに、ハウジング120の上端部には、接続ソケット114を有する端子ハウジング130が設けられている。接続ソケット114は、電極110を、ハウジング内の制御電子回路104に電気的に接続するようになっている。このような電気的な接続を形成するために、電極案内部111の各々の接続端部(図示せず)は、接続ソケット114内に挿入されている。電極案内部111における接続端部とは反対側の端部には、刺激端部113が設けられている。この刺激端部113は、患者の心筋上に配置されるようになっている。ハウジング120および端子ハウジング130は、一体的に、流体密封ハウジング構造を形成するようになっている。この際に、ハウジング120内の制御電子回路104は案内部を介して接続ソケット114の接続部(図示せず)に接続されている。ハウジング120上に端子ハウジング130を組み立てるために、特別のブッシング(図示せず)が流体密封の電気的な接続のために一般的に用いられるようになっている。
公知の医療用インプラントにおいて、高品質の要求がなされている。とりわけ、ハウジングおよび端子ハウジングは、インプラントの機能性を確実なものとし患者の健康にいかなる危険性も与えないようにするために、一般的に約10年の期間もつような流体密封ハウジング構造を一体的に形成しなければならない。このため、流体密封を長年にわたって行うような、端子ハウジングにおける電極のプラグ/ソケット接続が求められる。さらに、このプラグ/ソケット接続は、患者の動作により生ずるような、案内部の永続的な動きに耐えうるものでなければならない。全体の耐用年数にわたる特定の状況下において流体密封を保つために、端子ハウジング、および流体密閉の電気的接続に用いられるブッシングは複雑な構造となり、このため医療用インプラントの製造コストが高くなる。その複雑な構造により、端子ハウジングは比較的大きな部品となり、医療用インプラントの全体の寸法の概して約3分の1を占めるようになる。
このため、本発明の目的は、全体の寸法が小さくなり、製造するのに高価ではないような医療用インプラントを提供することにある。
この目的は、本発明により、請求項1による心臓用インプラントの手法によって解決される。
本発明の一の態様によれば、医療用インプラント、とりわけペースメーカー、心臓除細動器、除細動器等の医療用インプラントであって、例えば、エネルギー貯蔵部、制御電子回路、またはこれらを組み合わせたもの等の、少なくとも1つの機能ユニットと、少なくとも1つの機能ユニットを収容するハウジングと、接続端部、電極案内部および刺激端部を有するような、少なくとも1つの電極と、を備えた医療用インプラントが設けられる。医療用インプラントにおいて、電極の接続端部は、少なくとも1つの機能ユニットを収容するハウジングに設けられる。
少なくとも1つの機能ユニットを収容するハウジング内に直接的に設けられた電極の接続端部からなる本発明による構成によって、別個の端子ハウジングの設置を省略することができる。このことにより、従来技術における対応するインプラントと比較して、医療用インプラントの全体の寸法を約3分の1減少させることができる。さらに、本発明による構成によって、ハウジングと端子ハウジングとの間に、流体密封の電気的接続を形成するための別個のブッシングを設ける必要がなくなる。製造するのに複雑である端子ハウジングおよび電気的なブッシングを設ける必要がなくなるので、医療用インプラントの製造コストが低くなる。
本発明によれば、医療用インプラントは、例えば、ペースメーカー、心臓除細動器、除細動器等の心臓用インプラントの態様のものからなる。
例えば、エネルギー貯蔵部、制御電子回路、またはこれらを組み合わせたもの等の、少なくとも1つの機能ユニットは、医療用インプラントのハウジング内に収容される。エネルギー貯蔵部および制御電子回路から形成される少なくとも2つの機能ユニットがハウジング内に収容されることが好ましい。ハウジングに収容されるエネルギー貯蔵部は、制御電子回路によって医療で使用可能なパルスまたは磁場に変換(コンバート)された電流を直接的に供給する。この電流は、電極を介して患者の心筋に伝達される。
医療用インプラントは、少なくとも1つの、好ましくは2〜4つの電極を有している。電極の各々の接続端部は、少なくとも1つの機能ユニットを収容するためのハウジング内に直接的に設けられている。本発明によれば、電極の接続端部は、対応する機能ユニットの例えば制御電子回路等に直接的に取り付けられている。制御電子回路に対する電極の接続端部の直接的な接続は、好ましくは、接着方法(bonding)、または、はんだ接続方法(soldered connection)により行われる。これらの方法は、安価であるとともに実行するのに容易な接続のタイプである。
医療用インプラントは、テレメトリー(遠隔計器、telemetry)を用いることにより出力が行われ、外部装置によりプログラミングされることが好ましい。テレメトリー、または他の遠隔計測器は、空間的に離間した箇所への、測定領域に配置された測定器(センサ)の測定値の伝送に関連する。外部装置を用いたプログラミングの場合には、第1の装置からのデータが、空間的に離間した第2の装置に伝達される。ここで、データは、第2の装置により実行されるべきプログラム指示を含んでいる。例えば、医療用インプラントのデータの再プログラミングまたは復旧が、プログラミングヘッドを有するプログラミング装置の助けにより行われる。ここで、プログラミングヘッドは、医療用インプラントの位置の上方における患者の皮膚上に配置される。プログラミングヘッドは、出力のためのロード機能およびプログラミングデータを有するステーションを備えている。医療用インプラントのパラメータおよび診断値が伝達され、評価される。最後に、最新のパラメータが医療用インプラントに戻される。このようにして、医療用インプラントの機能制御または再プログラミングのための、患者に対する更なる動作が不要となる。
本発明の更なる構成においては、ハウジングは1つの部分として設けられている。この場合、ハウジングは、少なくとも1つの機能ユニットおよび少なくとも1つの電極の接続端部の周囲に直接的に形成される。この際に、ハウジングは、機能ユニットおよび接続端部の周囲に最初に形成されることが好ましい。とりわけ、例えば射出成形等の成形方法により形成されることが好ましい。このために、少なくとも1つの機能ユニットおよび型の中にある少なくとも1つの電極の接続端部の周囲に鋳造または射出することができる。成形工程において個々の構成要素を互いに接続するために、型は、適切な凹部や棒状部材等を有していてもよい。電極の刺激端部および電極案内部のかなりの部分は、成型工程において型の外にある。ハウジングの一部の構造により、多数のハウジング部品の接続を行う接続工程を更に行う必要がないという利点が得られる。このことは、医療用インプラントの費用を低減するのにも役立つ。
本発明の他の有利な実施の形態において、ハウジングは少なくとも2つのハウジング部分を有している。少なくとも2つのハウジング部分は、例えば、成形、好ましくは射出成形により製造され、必要とされる機能ユニットが、作成済みのハウジング部分に挿入される。必要とされる電極の各々の接続端部は、型に挿入される前または後に、例えばはんだ接続方法により、対応する機能ユニットに接続される。しかしながら、ハウジングは、生産要求および/または使用要求に基づいて、2つより多いハウジング部分を有していてもよい。作成済みのハウジングにおける少なくとも1つのハウジング部分は、好ましくは、電極案内部が通過するための開口を有している。必要とされる構成要素の挿入の前に、ハウジングの個々の部分が別個に製造されるので、例えば電極案内部を外に導くための出口を設ける必要がなくなることにより、型の構成をシンプルなものとすることができる。
ハウジングの内部において、ハウジング部分は、好ましくは、少なくとも1つのハウジングユニットと結合するための少なくとも1つの構造体を有している。少なくとも1つのハウジングユニットと結合するための構造体は、例えば、凹部、棒状部材、フレーム等である。これらのものは、ハウジング内の定位置への各々の構成要素の挿入および接続の際の位置決めの手助けを行う。さらに、例えば刻み目や突出部等の心出し部材を設けることができる。このような心出し部材により、ハウジングの個々の部分が、精密な結合により、互いに接続されるようになる。
ハウジングが複数の部分から構成されている場合、ハウジングは、例えば、流体密封により互いに接続された2つのステンレス鋼または2つのチタニウムの半殻(いわゆる二枚貝の殻)とすることができる。流体密封の接続を形成するために、チタニウムの半殻は、例えば、第一に、レーザースポット溶接工程により正確な位置で互いに接続され、周囲の継ぎ目が溶接される。
しかしながら、ハウジングは、プラスチックから形成されることが好ましい。プラスチックは、1つの部分からなるハウジングおよび複数の部分からなるハウジングの両方を製造するのに適している。プラスチックは、好ましくは、例えばポリウレタン等の生体適合性のあるプラスチックからなる。プラスチック材料から形成されたハウジングまたはハウジング部分は、例えば射出成形により非常に安価で製造することができる。複数の部分からなるプラスチック製のハウジングの場合は、例えば接着、好ましくはエポキシ、超音波溶接または熱接合により、個々のハウジング部分を容易にかつ安価で互いに接続することができる。
医療用インプラントの医療的要求および電気絶縁要求を満たすために、プラスチック製のハウジングの壁の厚さはある一定値を下回らないようにしなければならない。ポリウレタンを使用する場合、壁の厚さは少なくとも0.5mmとなることが好ましい。
しかしながら、ハウジングは、他の生体適合性のある材料を有していてもよい。例えば、ハウジングは、以下において「虫用スクリーン(bug screen)」といわれるようなメッシュ状の繊維を有していてもよい。虫用スクリーンは、約1mmの幅のメッシュを有していることが好ましい。メッシュの幅は、区切られるべき波長により調整されるようになっており、この波長の約10分の1とされる。通常の使用されるメッシュの幅は0.5〜5mmの範囲内の大きさである。虫用スクリーンは、より有利には、金属から製造される。このような虫用スクリーンがハウジングとして使用される場合、虫用スクリーンは1の部分の構成または複数の部分の構成となる。複数の部分の構成の場合、例えば少なくとも1つの部分的な係合および/またはくさび、または個々のハウジング部分の各々の端部領域の溶接/はんだ付けにより、個々のハウジングの部分は互いに接続されることが好ましい。虫用スクリーンの使用は、例えば、射出形成プラスチックハウジングの安価な代替となる。
本発明の有利な構成において、ハウジングには、導電性材料が少なくとも部分的に設けられている。導電性材料は、干渉電場に対して保護効果を得、このことにより電磁場による障害を受けない特性(EMC、electromagnetic compatibility)を有するよう、ハウジングに設けられている。作成済みのハウジング部分の場合、導電性材料は各々のハウジングの内部に設けられることが好ましい。一方、1つの部分からなるハウジングからなる場合、導電性材料はハウジングの外側に設けられることが好ましい。導電性材料からなる虫用スクリーンがハウジングとして用いられる場合、導電性材料の追加の構成が不要となる。ハウジングには、例えば金属化による方法または例えばポリチオフェン等の導電性プラスチックのコーティング等により、導電性材料が設けられる。
本発明による医療用インプラントの更なる構成において、電極の刺激端部および電極案内部の少なくとも一部は、ハウジングの外部に設けられており、ハウジング、およびハウジングの外部に設けられた電極案内部の一部の少なくとも一領域は、覆いを有している。この覆いにより、電極案内部がハウジングから外に出される領域においても、ハウジングが流体密閉ユニットを確実に形成するようになる。複数の部分からなるハウジングの場合、またはハウジングとして虫用スクリーンを用いる場合、ハウジング全体が覆われることが好ましい。しかしながらハウジング全体を覆うのではなく、むしろ、例えば電極案内部に隣接するハウジングの一部のみを覆うことについても考慮に入れるべきである。例えばハウジングが1つの部分から構成される場合、ハウジングを部分的に覆うことが適している。医療用インプラントのハウジングは、とりわけ部分的な覆いの場合、生体適合性のある材料、例えばチタニウム、ポリウレタンまたはシリコーンゴム等を有していることが好ましい。
覆いは、例えばシリコーンゴム等の生体適合性のある材料を有していることが好ましい。シリコーン材料は、概して、例えばステンレス鋼よりも高い生物適合性を有しており、金属を使用する場合と比較して、費用を低減することができるとともに医療用インプラントの寸法を小さくすることができる。さらに、シリコーン材料により、ハウジングの周囲の射出を行うことができる。このような射出は、生産技術に関して遂行することが容易でありまた安価である。覆いの層の厚さは概して少なくとも0.5mmである。
本発明の好ましい構成において、エネルギー貯蔵部は、蓄電池および/またはコンデンサを有している。エネルギー貯蔵部は、蓄電池またはコンデンサのうち少なくとも一方、または蓄電池およびコンデンサを組み合わせたものを有するようにすることができる。しかしながら、エネルギー貯蔵部は、蓄電池、または、蓄電池とコンデンサを組み合わせたものを有することが好ましい。
医療用インプラントの場合において、エネルギーを供給するために、約10年の見込み寿命を有するリチウム電池が通常用いられる。電池に貯蔵される充電量は、「容量」(通常容量)とよばれ、当該電池の寸法に影響を与える。このような長い寿命を得るため、それに対応して電池の容量は大きくなり、その結果、電池の寸法が無視できなくなる。このため、従来の医療用インプラントでは、電池が医療用インプラントの全体寸法の約3分の1を占めていた。
しかしながら、本発明によれば、電池の代わりに、再充電可能な蓄電池が用いられる。蓄電池は、従来使用されていた電池よりも電力の備蓄が十分に小さいことが好ましい。このことにより、十分に小さな外形寸法とすることができる。蓄電池は、約4年よりも短い電力の備蓄を有していることが好ましく、約2年よりも短い電力の備蓄を有していることがより好ましく、約1年の短い電力の備蓄を有していることが更に好ましい。電池と同様に、蓄電池に貯蔵される充電量は、アンペアアワー(Ah)により特定され、容量として述べられる。約1年の電力の備蓄を有している蓄電池において、容量は約1Ahである。蓄電池の容量は300mAhより小さいことが好ましく、200mAhより小さいことがより好ましく、100mAhまたはそれよりも小さいことが最も好ましい。3V、100mAhの充電工程において、患者の細胞組織のいかなる損傷も防止できるよう、蓄電池を充電するのに約300mWが適用される。約1年の電力の備蓄を減らすことにより、蓄電池を十分に小さなものとすることができる。このことにより、医療用インプラントの全体寸法を小さくすることができる。さらに、電力の備蓄および/または蓄電池の充電の期間は、制御電子回路がパルスを頻繁に除去しなければならないかまたはほとんど除去しないかにより決まる。このため、寸法を小さくすることは、医療用インプラントの使用分野に基づいて考慮される。
電力貯留部が蓄電池として形成される場合、コンデンサを追加的に設けることができる。この場合、コンデンサは、「緊急時のエネルギー貯蔵部」のタイプとして機能する。このことにより、蓄電池にほとんど充電電力が残っていない場合や完全に放電した場合に、医療用インプラントの機能停止や誤動作を防止することができる。同時に、医療用インプラントを装着している者に対してすぐに充電しなさいという指令を出すような警報機能を省略することができる。
エネルギー貯蔵部は、高周波エネルギー、磁気誘導充電、患者の熱、化学エネルギー、機械的動作、または肺の活動により再充電されるよう構成されることが好ましい。高周波エネルギーにより充電を行うことに関しては、蓄電池は充電コイルおよびフェライト磁心を有しており、これらのものを介して約100kHz以下のペースメーカーの充電コイル上の周波数において、非接触の方法により充電を行うことができる。患者の機械的な動きによる充電は、患者の胴体の動き、例えば徒歩、ランニングまたはかがむことにより行われる。一方、肺の活動(呼吸)による充電は、肺の生来の動きのみによって生じる。この際に、概して、患者は充電のために自分の身体を動かす必要はない。さらに、エネルギー貯蔵部は、心収縮、血管系の収縮(血流の拍動)または流体の流れにより充電されるようになっていてもよい。患者の熱の電流への変換、または移植の領域に近い細胞の化学エネルギーの電気エネルギーへの変換が考慮されてもよい。高周波エネルギー、磁気誘導充電、患者の熱、化学エネルギー、機械的動作、または肺の活動により再充電が行われるような蓄電池を製造する方法は従来技術より知られており、この点についてより詳細な説明は行わない。
制御電子回路は、アプリケーション特有の集積回路(ASIC)を有していることが好ましい。集積回路の構成によって、制御電子回路の機能は制御できなくなる。このため、アプリケーション特有の集積回路の製造コストが低くなる。さらに、アプリケーション特有の集積回路は、非常に効率的に動作を行う。なぜならば、集積回路の構造は特定の問題に適合するようになっているからである。その結果、エネルギー貯蔵部の寿命を長くすることができる。さらに、このような集積回路はすぐに入手することができ、このためコストを比較的下げることができる。このように、アプリケーション特有の集積回路を設けることにより、医療用インプラントの全体のコストを下げることができ、また、エネルギー貯蔵部の寿命を伸ばすことができる。
本発明の他の構成において、上述の医療用インプラントを少なくとも2つ有している部品セットが提供される。少なくとも2つの医療用インプラントは、異なる構造の電極を有しており、とりわけ異なる構造の刺激端部を有している。このような発明によれば、電極の構造、とりわけ電極の各々の刺激端部の構造が異なるような、医療用インプラントの完全体が得られる。従来技術によれば、使用目的に応じて異なる電極が別々の端子ハウジングに挿入されるような、均一な医療用インプラントが各々の場合で提供される。しかしながら、本発明による医療用インプラントの十分に減少した製造コストの観点では、例えば分離された端子ハウジングおよび特定の電気的なブッシングを省略することによって、各々の電極を含む、完成品および/またはすぐに使用できる医療用インプラントを経済的に受け入れることができる。部品セットを設けることにより、すぐに使用できるインプラントの選択を、全ての一般的な適用のために、治療を行う医師が行うことができるようになる。
基本的に、2つのタイプの電極、すなわち、単極の電極および双極の電極がある。単極の電極の場合、対応する信号は1つの方向で生成されるのみであるのに対し、双極の電極では、対応する信号は2つの方向で生成される。例えば、ねじ電極を使用して心筋に刺激端部を接続することにより、または、アンカー電極を使用して筋繊維に刺激端部を掛けることにより、心筋に電極の刺激端部を置くことを積極的に行うことができる。異なる構造の電極、とりわけ異なる構造の刺激端部を有する少なくとも2つの医療用インプラントを備えた部品セットは、特に有利である。なぜならば、心臓における電極の配置箇所や患者の病気の種類に基づいて、異なる目的で異なる電極を有するような、すぐに使用できる医療用インプラントが同時に準備されるからである。
本発明の好ましい実施の形態は、添付の図面を参照して以下に示される。
本発明による医療用インプラントの前面図が、図2に概略的に示される。医療用インプラントは、制御電子回路4およびエネルギー貯蔵部2が設けられたハウジング20を備えている。エネルギー貯蔵部2は、好ましくは、再充電可能な蓄電池を備えている。この再充電可能な蓄電池は、ほぼ1年分の電力の蓄積として十分な能力を有している。その結果、蓄電池は、例えば従来技術の医療用インプラントのエネルギー蓄積部102よりも十分に小さなものとすることができる。蓄電池2のサイズが小さいことにより、医療用インプラントの全体の寸法を小さくすることができる。しかしながら、蓄電池2の形状は、図2に示すような円形に限定されることはなく、例えば楕円形や長方形等の、他の適切な形状とすることもできる。
本発明による図示した実施の形態における医療用インプラントは2つの電極10を備えている。各電極10は、それぞれ、接続端部12と、電極案内部11と、刺激端部13とを有している。刺激端部13は、治療されるべき患者の心筋上に設けられるようになっている。図2に示す実施の形態において、電極10は、対応する刺激端部13が患者の心筋に接続されるような、いわゆる「アンカー(anchor)電極」と呼ばれるものである。しかしながら、電極10の構造の種類はこの形状のものに限定されることはなく、電極10およびこの電極10に対応する刺激端部13は、他の適切な形状となっていてもよい。それぞれの場合において、電極10の接続端部12は、制御電子回路4に直接的に接続されている。制御電子回路4に対する電極10の接続端部12の接続は、例えば、接着方法、または、はんだ接続方法により行われる。制御電子回路4に対して電極10の接続端部12を直接的に接続することにより、従来技術の医療用インプラントで必要となるような追加の端子ハウジングを省略することができる。このような端子ハウジングは、医療用インプラントの全体の寸法の約3分の1を占めるため、端子ハウジングを省略することにより、医療用インプラントの全体の寸法を十分に小さくすることができる。
図2から明らかなように、全体のハウジング20および電極案内絶縁体11の一部に、覆い25が設けられている。好ましくは、各々の電極案内絶縁体11に、約1cm乃至10cmの範囲内の長さの覆いが設けられている。この長さは、永続的に動く案内部を用いた場合でもハウジング20と電極案内部11との間で流体密封のシールを形成するのに十分な大きさである。各々の電極案内絶縁体11は、個別に覆われているか(図2参照)、またはハウジング20と一体のユニットとして覆われている。
図2に示すようなハウジング20が1つの部分として設計されていたとしても、ハウジング20が複数のハウジング部分を有し、各々のハウジング部分が一体的に結合されると各ハウジング部分が対応する電極案内部11の部分と一体的に覆われるようにすることができる。各々のハウジング20の覆い25は、生体適合性のある材料により形成され、好ましくはシリコーンゴムにより形成される。図2に示すような1つのハウジング20の場合では、覆い25は、電極案内部11の周囲におけるハウジング20の上部領域のみに形成されるようになっていてもよい。この際に、流体密封ユニットが、ハウジング20と、このハウジング20の外側に横たわる電極案内部11との間に生成される。
しかしながら、医療用インプラントの構造のタイプは、図示される実施の形態のものに限定されることはなく、クレームの範囲内で、追加および変更を行うことができる。
Claims (15)
- 心臓用インプラント、とりわけペースメーカー、心臓除細動器、除細動器等の心臓用インプラントであって、
例えば、エネルギー貯蔵部(2)、制御電子回路(4)、またはこれらを組み合わせたもの等の、少なくとも1つの機能ユニット(2、4)と、
少なくとも1つの機能ユニット(2、4)を収容するハウジング(20)と、
接続端部(12)、電極案内部(11)および刺激端部(13)を有するような、少なくとも1つの電極(10)と、
を備え、
電極(10)の接続端部(12)は、少なくとも1つの機能ユニット(2、4)を収容するハウジング(20)に設けられ、
接続端部(12)は、好ましくは、接着方法、または、はんだ接続方法により、機能ユニット(2、4)に直接的に取り付けられることを特徴とする心臓用インプラント。 - ハウジング(20)は1つの部分として設けられている、請求項1記載の心臓用インプラント。
- ハウジング(20)は、少なくとも2つのハウジング部分を有する、請求項1記載の心臓用インプラント。
- ハウジング部分は、ハウジングの内部において、少なくとも1つの機能ユニット(2、4)と結合するための少なくとも1つの構造体を有する、請求項3記載の心臓用インプラント。
- ハウジング(20)は、プラスチック、好ましくはポリウレタンから形成される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の心臓用インプラント。
- ハウジング(20)には、導電性材料が少なくとも部分的に設けられている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の心臓用インプラント。
- 電極(10)の接続端部(12)は、制御電子回路(4)に直接的に接続されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の心臓用インプラント。
- 接続は、接着方法により行われ、または、はんだ接続部を含む、請求項7記載の心臓用インプラント。
- 刺激端部(13)および電極案内部(11)の少なくとも一部は、ハウジング(20)の外部に設けられており、ハウジング(20)、およびハウジング(20)の外部に設けられた電極案内部(11)の一部の少なくとも一領域は、覆い(25)を有している、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の心臓用インプラント。
- 覆い(25)は、生体適合性のある材料、好ましくはシリコーンゴムを有している、請求項9記載の心臓用インプラント。
- エネルギー貯蔵部(2)は、蓄電池および/またはコンデンサを有している、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の心臓用インプラント。
- エネルギー貯蔵部(2)は、高周波エネルギー、磁気誘導充電、患者の熱、化学エネルギー、機械的動作、または肺の活動により再充電されるよう構成されている、請求項11記載の心臓用インプラント。
- 制御電子回路(4)は、アプリケーション特有の集積回路を有している、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の心臓用インプラント。
- 請求項1乃至13のうちいずれか一項による心臓用インプラントを少なくとも2つ有している、部品セット。
- 少なくとも2つの心臓用インプラントは、異なる構造の電極(10)を有しており、とりわけ異なる構造の刺激端部(13)を有している、請求項14記載の部品セット。
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