JP2010012034A - 医療器具運搬ユニット - Google Patents

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Akio Ogawa
章生 小川
Hideki Tsujitani
英樹 辻谷
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Abstract

【課題】使用後または洗浄消毒後の医療器具を、効率良く収容ケースに梱包できるとともに、収容ケース内における医療器具の移動を防止することのできる構成を具備する医療器具運搬ユニットを提供する。
【解決手段】内視鏡100を保持する保持網2と、保持網2に設けられた、該保持網2に保持された内視鏡100に対し非接触で保持網2を把持する該保持網2の把持部2hと、保持網2が収容自在な収容ケース10と、保持網2と収容ケース10との少なくとも一方に設けられた、収容ケース10に内視鏡100を保持する保持網2が収容された際、収容ケース10内において、収容された内視鏡の位置を固定する係止ピン2pと、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用後または洗浄消毒後の医療器具を運搬する医療器具運搬ユニットに関する。
一般に、洗浄消毒装置を用いて体腔内の検査や治療等の目的に使用される医療器具、例えば内視鏡の洗浄消毒処理を行う場合、先ず、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽内に、使用済みの内視鏡が収容され、その後、洗浄消毒槽内における設定位置に内視鏡がセッティングされる。
次いで、洗浄消毒槽の収容口に対し、トップカバーが閉成された後、処理開始スイッチがONされると、最初に洗浄工程が開始される。洗浄工程では、先ず、洗浄消毒槽内に洗浄液が供給され、該供給後の洗浄液が循環されることにより、その水流にて内視鏡が洗浄される。
洗浄工程終了後は、消毒工程において洗浄消毒槽に洗浄液の供給と同様に消毒液が供給され、内視鏡が消毒液に浸漬されることにより内視鏡の消毒が行われ、次いで、洗浄消毒槽に洗浄液の供給と同様に濯ぎ水が供給されて、内視鏡の濯ぎが行なわれる。
最後に、乾燥工程において、内視鏡に、洗浄液及び消毒液の供給と同様にエアが供給されることにより、内視鏡の除水、乾燥が促進され、一連の工程が終了する。
ここで、使用済みの内視鏡を洗浄消毒槽に収容する際、または洗浄消毒装置を用いた洗浄消毒終了後の内視鏡を保管庫等に収容する際、作業者は、内視鏡を把持して検査位置から洗浄消毒装置に、または洗浄消毒装置から保管庫に内視鏡を運搬するのが一般的である。
ところが、内視鏡の運搬の際、例えば検査終了後、内視鏡を洗浄消毒装置へと運搬する場合には、運搬中に、内視鏡が検査室内の配置物や床、壁等に不意に接触してしまい、内視鏡に付着した体液等の汚れが、配置物や床、壁等に付着され、これらを汚してしまう場合があるといった問題があった。
また、洗浄消毒終了後、内視鏡を保管庫に運搬する場合においても、運搬中に洗浄消毒後の内視鏡が検査室内の配置物や床、壁等に不意に接触してしまうと、配置物や床、壁等から内視鏡に汚れが付着してしまうといった問題もあった。
これは、内視鏡は細長に構成されていることから、作業者の手によって2点で把持された状態では、内視鏡の一部が垂れ下がってしまい、該垂れ下がった部位が、他の部材に接触しやすくなってしまうためである。
このような問題に鑑み、特許文献1には、細長な内視鏡が巻回されて載置されることにより、内視鏡を保持した状態で内視鏡の運搬を行うことができる保持網が開示されている。作業者により保持網が用いられて内視鏡の運搬が行われれば、作業者は、内視鏡に触れることなく内視鏡の運搬を行うことができる他、細長な内視鏡は、保持網上に載置されていることから、運搬中に内視鏡が不意に検査室内の配置物や床、壁等に接触してしまうことを防ぐことができる。
また、保持網は、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽に対しても収容自在であるため、内視鏡は保持網に載置された状態で洗浄消毒できることから、保持網から内視鏡を取り出すことなく、即ち、内視鏡に対し非接触で内視鏡を洗浄消毒槽に収容することができるとともに、洗浄消毒収容後も、内視鏡に対し非接触で、保持網ごと内視鏡を洗浄消毒槽から取り出すことができる。
さらに、保持網を用いた状態で洗浄消毒を行うことにより、洗浄消毒槽に収容された内視鏡が洗浄消毒槽の底面に接触してしまい、該底面への内視鏡の接触部位に洗浄消毒不良が発生しまうことを、保持網によって、洗浄消毒槽の底面と内視鏡との間に間隔を発生させることにより防ぐことができる。
特開2007−282674号公報
ところで、使用済みの内視鏡は、病院内における内視鏡を用いて検査を行う検査室内に設置された洗浄消毒装置を用いて、病院スタッフにより、上述したように洗浄消毒を行うのが一般的である。
ところが、近年、病院スタッフの負担を軽減するとともに、使用後の内視鏡が検査室内の配置物や、壁や床、さらには病院スタッフへの接触に伴う感染症の発生を防ぐ目的から、病院外において、内視鏡の洗浄消毒を行う手法も周知である。
具体的には、使用済みの内視鏡は、病院スタッフによって梱包された後、外部業者に運搬される。その後、外部業者において、洗浄消毒装置を用いた洗浄消毒が行われ、洗浄消毒後の内視鏡が再度梱包された後、病院に対して運搬されることにより、病院スタッフは、外部業者により洗浄消毒された内視鏡を再度用いるといった手法である。尚、該手法は、内視鏡に限らず、他の医療器具を洗浄消毒する場合であっても同様である。
即ち、使用済みの内視鏡を外部業者において洗浄消毒してもらう場合には、内視鏡は、病院内において運搬されるだけでなく、病院と病院外の外部業者との間においても運搬されることになる。
ここで、内視鏡を病院外に運搬する際は、通常、内視鏡をそのまま容器等の収容ケースに入れて運搬を行うが、この場合、運搬中に収容ケース内において内視鏡は移動自在となっているため、振動や衝撃等が付与されると破損してしまう場合がある。また、振動や衝撃等が付与されないように緩衝材を同梱すると、外部業者に洗浄消毒してもらう内視鏡の本数が多い場合、内視鏡を収容ケースに梱包する作業に時間がかかってしまうといった問題や、収容ケースの内側や緩衝材に、使用済みの内視鏡に付着した体液等が付着してしまう場合があるため、不衛生であるといった問題があった。
尚、上述した特許文献1に示したように、保持網に保持された内視鏡を、収容ケースに梱包して運搬を行えば、病院スタッフは、内視鏡に非接触で梱包が行える他、外部業者も、保持網に載置された状態で、内視鏡に対して非接触で洗浄消毒装置を用いて内視鏡を洗浄消毒することができるとともに、洗浄消毒後の内視鏡が保持網に保持された状態で、内視鏡に対して非接触で内視鏡を収容ケースに再度梱包することができることから、作業性が向上するといった利点がある。
しかしながら、保持網を用いたとしても、内視鏡を保持した保持網は、収容ケース内において移動自在となっているため、内視鏡をそのまま収容ケースに梱包する場合と同様の問題が発生する他、矢張り、梱包作業に時間がかかってしまうといった問題もあった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、使用後または洗浄消毒後の医療器具を、効率良く収容ケースに梱包できるとともに、収容ケース内における医療器具の移動を防止することのできる構成を具備する医療器具運搬ユニットを提供するにある。
上記目的を達成するため本発明による医療器具運搬ユニットは、使用後または洗浄消毒後の医療器具を運搬する医療器具運搬ユニットであって、前記医療器具を保持する保持部材と、前記保持部材に設けられた、該保持部材に保持された前記医療器具に対し非接触で前記保持部材を把持する該保持部材の把持部と、前記保持部が収容自在な収容部材と、前記保持部材と前記収容部材との少なくとも一方に設けられた、前記収容部材に前記医療器具を保持する前記保持部材が収容された際、前記収容部材内において、収容された前記医療機器の位置を固定する固定部材と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、使用後または洗浄消毒後の医療器具を、効率良く収容ケースに梱包できるとともに、収容ケース内における医療器具の移動を防止することのできる構成を具備する医療器具運搬ユニットを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態においては、医療器具は、内視鏡を例に挙げて説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態の医療器具運搬ユニットを示す斜視図、図2は、図1の内視鏡を保持した保持網が洗浄消毒装置の洗浄消毒槽に収容自在な状態を示す部分斜視図、図3は、図1の収容ケースに内視鏡を保持した保持網が収容されている状態を示す透視斜視図である。
図1に示すように、医療器具運搬ユニット1は、使用済みまたは洗浄消毒後の内視鏡100を保持する保持部材である保持網2と、該保持網2が収容自在な収容部材である収容ケース10とにより主要部が構成されている。
保持網2は、内視鏡100が載置される、例えば硬質な金属から形成された平面視した形状が略楕円状であって平板状かつ網状の載置部2tと、該載置部2tから上方に延出するとともに、上部が載置部2tと略平行に折れ曲がった、例えば硬質な金属から形状が可変できるように形成された固定部材である複数の係止ピン2pと、載置部2tの端部から上方にクランク状に折れ曲がるよう、例えば硬質な金属から形成された把持部2hとから主要部が構成されている。
保持網2は、図2に示すように、内視鏡100を保持した状態で、洗浄消毒装置25の洗浄消毒槽26に対し収容自在となっている。このことにより、内視鏡100は、保持網2に保持された状態で、洗浄消毒槽26内において洗浄消毒される。
尚、洗浄消毒槽26は、保持網21の外形と平面視した状態で略同じか若干大きく形成されていることから、洗浄消毒槽26に保持網2が収容された際、保持網2は、洗浄消毒槽26において周方向に回転してしまうことがない。
図1に示すように、複数の係止ピン2pは、載置部2tに内視鏡100が載置された際、内視鏡100の操作部100aが係止されたり、巻回された内視鏡100の挿入部100b及びユニバーサルコード100cが係止されたりすることにより、載置部2t上において、内視鏡100の位置を規定する部材である。
また、複数の係止ピン2pは、図2に示すように、洗浄消毒装置25の洗浄消毒槽26に保持網2が収容された際、洗浄消毒槽26において、内視鏡100を洗浄に最適な位置に規定する。具体的には、複数の係止ピン2pは、内視鏡100の洗浄し難い部位が、例えば挿入部100bの先端が、洗浄消毒槽26に洗浄液や消毒液、濯ぎ水を供給する図示しない液体供給ポートの直下に位置するよう、内視鏡100の位置を規定する。
さらに、複数の係止ピン2pは、図3に示すように、収容ケース10の収容部10iに内視鏡100を保持する保持網2が収容された際、収容部10iにおいて、内視鏡100の位置を固定する。
尚、図1〜図3においては、係止ピンは、3本示されているが、3本に限定されないことは勿論である。
把持部2hは、ピン部2hpとハンドル2hdとから主要部が構成されており、保持網2に保持された内視鏡100に対して、作業者が非接触で保持網2を把持するためのものである。また、把持部2hのピン部2hpは、載置部2tに対し内視鏡100が載置された際、内視鏡100のコネクタ部100dが係止される。
よって、保持網2の載置部2tに内視鏡100が載置され、係止ピン2pに、操作部100aと、巻回された挿入部100b及びユニバーサルコード100cが係止され、さらに、把持部2hのピン部2hpに、コネクタ部100dが係止された状態で、把持部2hのハンドル2hdが作業者により把持されることにより、内視鏡100は、保持網2に保持された状態で運搬されるか、図2に示すように、洗浄消毒槽26に収容される。
尚、ハンドル2hdは、図1、図2に示すように、ピン部2hpに係止されたコネクタ部100dよりも上方に位置していることにより、ハンドル2hdが作業者の手によって把持された際、コネクタ部100dが作業者の手に接触してしまうことが防がれている。即ち、内視鏡100に付着した汚れが、作業者の手に接触してしまうことが防がれている。
図1に示すように、収容ケース10は、例えば長方体形状に形成されており、内部の収容部10iの外形が、平面視した状態で保持網2の載置部2tの外形と略同じ大きさか、若干大きく形成されている。
また、収容ケース10は、収容部10iの高さが、載置部2tに内視鏡100を載置した状態で、載置部2tの底部から内視鏡100の上部までの高さと略同じか若干大きく形成されている。即ち、収容部10iは、図3に示すように、内視鏡100を保持する保持網2が収容できる空間に形成されている。
また、収容ケース10の一側面に、保持網2の収容口10sが形成されているとともに、収容口10sには、該収容口10sに対して開閉自在な蓋12が設けられている。
また、収容ケース10の高さ方向の上面に、収容口10sの略中央位置から収容ケースの長手方向に沿って、レール状に高さ方向上方に突出する突起部11が形成されている。また、突起部11の上面は開口されている。
突起部11は、図3に示すように、収容ケース10の収容部10iに保持網2が収容された際、把持部2hのピン部2hpが挿入されるとともに、収容ケース10外に、把持部2hのハンドル2hdを露出させるものである。よって、突起部11の上面開口11hは、把持部露出孔を構成している。尚、上面開口11hの外周縁部にシール材が設けられていても構わない。シール材は、上面開口11hを介して、収容部10iから汚れが収容ケース10外に不意に流れ出てしまうことを防止する。
また、蓋12において、該蓋12を収容口10sに対し閉成した際、突起部11に対向する位置には、例えば半円状の切り欠き12kが形成されている。切り欠き12kは、収容ケース10の収容部10iに保持網2が収容され、収容口10sに蓋12が閉成された際、蓋12が把持部2hのハンドル2hdに接触してしまうのを防ぐものである。よって、切り欠き12kは、ハンドル2hdの円形状に沿った形状を有していることが好ましい。
このことにより、図3に示すように、収容ケース10の収容部10iに保持網2が収容され、収容口10sに蓋12が閉成された際、把持部2hのハンドル2hdのみが突起部11の上面開口11hから収容ケース10外に露出する。即ちハンドル2hdは、汚染領域外に位置することとなる。
尚、内視鏡100を保持する保持網2を収容ケース10の収容部10iに挿入する場合には、ハンドル2hdが上面開口11hに沿うように挿入されることにより、作業者は、内視鏡100に非接触で、収容部10iに保持網2を収容することができる。
また、保持網2の収容後、作業者は、ハンドル2hdを把持することにより、内視鏡100を保持した保持網2を収容した収容ケース10を把持し、運搬することができる。
尚、保持網2が収容ケース10に収容された状態においては、図3に示すように、内視鏡100の位置は、載置部2t上において、係止ピン2pや、把持部2hのピン部2hpによって規定されている。即ち、内視鏡100の位置が、係止ピン2pやピン部2hpにより固定されていることから、図3に示すように、収容口10sが上方を指向するよう収容ケース10が回転されたとしても、収容ケース10の収容部10iの内壁に、内視鏡100が接触することが防がれている。
また、運搬終了後、保持網2を収容ケース10から取り出す際は、蓋12を開成し、ハンドル2hdを、収容口10s方向に引っ張るのみで、作業者は、内視鏡100に非接触で容易に収容ケース10から保持網2を取り出すことができる。
このように、本実施の形態においては、医療器具運搬ユニット1は、保持網2と収容ケース10とから主要部が構成されており、保持網2には、載置部2t上における内視鏡100の位置を規定する複数の係止ピン2pが形成されていると示した。また、複数の係止ピン2pは、収容ケース10の収容部10iに保持網2が収容された際、収容部10iにおいて内視鏡100の位置を固定すると示した。
さらに、保持網2は、内視鏡100を保持した状態で、図2に示すように、洗浄消毒装置25の洗浄消毒槽26に収容自在であると示した。
また、保持網2の把持部2hのハンドル2hdは、保持網2に内視鏡100が保持された際、内視鏡100から離間した位置、即ち、作業者がハンドル2hdを把持したとしても、内視鏡100に接触しない位置に設けられていると示した。
さらに、収容ケース10の突起部11には、収容ケース10の収容部10iに保持網2が収容された際、把持部2hのハンドル2hdを、収容ケース10から露出させる上面開口11hが形成されていると示した。
このことによれば、作業者は、把持部2hのハンドル2hdを把持するのみで、内視鏡100に非接触で、保持網2に保持された内視鏡100を病院内または洗浄消毒装置25が設置されている部屋において運搬することができるとともに、内視鏡100に非接触で、内視鏡100を保持する保持網2を、洗浄消毒槽26に収容して、洗浄消毒装置25を用いて内視鏡100の洗浄消毒を行うことができる。
また、作業者は、ハンドル2hdを把持して、使用後または洗浄消毒後の内視鏡が保持された保持網2を、突起部11の上面開口11hからハンドル2hdが露出するよう、突起部11に把持部2hのピン部2hpを挿入して、収容ケース10の収容部10iに収容した後、蓋12を収容口10sに対し閉成するのみで、収容ケース10に対し保持網2を、内視鏡100に対して非接触で短時間かつ効率良く収容することができる。
また、収容部10iに保持網2を収容して運搬する際、作業者は、収容ケース10外に位置する汚染領域外のハンドル2hdを把持するのみで良いことから、内視鏡100に対して非接触で、感染を予防して内視鏡100が収容された収容ケース10の運搬を行うことができる。
また、収容部10iに保持網2を収容して運搬する際、複数の係止ピン2p及び把持部2hのピン部2hpによって、載置部2t上における内視鏡100の位置が規定されている、即ち、収容部10iにおける内視鏡100の位置が固定されていることから、運搬中に、内視鏡100が、収容部10iの内壁に収容ケース10に付与される振動や衝撃により接触し、破損してしまうことが防がれている他、使用後の内視鏡100の外表面に付着した汚物が、収容部10iの内壁に付着してしまうことを防止することができる。
また、洗浄消毒後の内視鏡100を運搬する際も、運搬中に、内視鏡100に対して、外部から汚れが付着してしまうのを防止することができる。
さらに、保持網2を収容部10iから取り出す際も、作業者は、把持部2hのハンドル2hdを把持して抜去するのみで、内視鏡100に対して非接触で、収容ケース10の収容部10iから保持網2を取り出すことができる。
尚、以下、変形例を、図4を用いて示す。図4は、収容ケースに内視鏡を保持した保持網が収容された状態の変形例を示す透視斜視図である。
図4に示すように、保持網2の載置部2tの底面に、固定部材であるレール状の突起部2gが形成されており、収容ケース10の収容部10iに保持網2が収容された際、収容ケース10の突起部2gに対向する位置に、突起部2gが嵌入自在な固定部材である固定溝10gが設けられていても構わない。
また、この場合、収容ケース10において、収容口10sに隣り合う側面に、収容口10rが形成されていても構わない。また収容口10rには、該収容口10rに対して開閉自在な蓋13が設けられている。収容口10rは、蓋13が開成された際、収容口10rを介して固定溝10gを露出させるものである。
このような構成によれば、作業者は、蓋13を開成して、保持網2の突起部2gを固定溝10gに嵌入させながら収容ケース10の収容部10iに内視鏡100を保持する保持網2を収容した後、蓋12、13を閉成することにより、収容部10iに保持網2を収容することができる。
この状態においては、固定溝10gに突起部2gが嵌入していることから、運搬中において、収容部10iにおいて保持網2が動いてしまい、内視鏡100が収容部10iの内壁に接触してしまうことが本実施の形態よりもより効果的に防止される。尚、その他の効果は、上述した本実施の形態と同様である。
(第2実施の形態)
図5は、本実施の形態の医療器具運搬ユニットにおける内視鏡が収容されたケース部材を示す平面図、図6は、図5のケース部材の蓋体が開成された状態を示す側面図、図7は、収容ケースに図5のケース部材が収容された状態を示す医療器具運搬ユニットの斜視図である。
尚、本実施の形態は、上述した第1実施の形態と比して、内視鏡を保持する保持部材をケース部材から構成した点のみが異なる。よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図7に示すように、本実施の形態においては、医療器具運搬ユニット200は、使用済みまたは洗浄消毒後の内視鏡100を保持する保持部材であるケース部材20と、該ケース部材20が収容自在な収容部材である収容ケース30とにより主要部が構成されている。
ケース部材20は、図5に示すように、例えばゴム等の柔軟な材料からケース状かつ網状に形成されたものであり、図6に示すように、固定部材であるケース部20tと、該ケース部20tの収容口20sに対して開閉自在な固定部材である蓋体20vとから主要部が構成されている。また、ケース部材20は、図示しない洗浄消毒装置25の洗浄消毒槽26に対して収容自在となっている。
尚、ケース部材20が、柔軟な材料から構成されているのは、図5、図6に示すように、ケース部20tの収容部20iに内視鏡100が収容された際、内視鏡100のケース部20tまたは蓋体20vへの接触に伴う内視鏡100の破損を防止するためである。よって、ケース部材20は、金属の心材に対し、柔軟な材料が被覆されてケース状かつ網状に形成されていても構わない。
ケース部20tの底面からは、固定部材である複数の係止ピン20pが起立して設けられている。複数の係止ピン20pは、内視鏡100の操作部100a、挿入部100b、ユニバーサルコード100c、コネクタ部100dがそれぞれ係止されることにより、収容部20iにおける内視鏡100の位置を規定するものである。
また、複数の係止ピン20pは、洗浄消毒装置25の洗浄消毒槽26にケース部材20が収容された際、洗浄消毒槽26において、内視鏡100を最適な位置に規定する。具体的には、複数の係止ピン20pは、内視鏡100の洗浄し難い位置、例えば挿入部100bの先端が、洗浄消毒槽26に洗浄液や消毒液、濯ぎ水を供給する図示しない液体供給ポートの直下に位置するよう、内視鏡100の位置を規定する。
さらに、複数の係止ピン20pは、図7に示すように、収容ケース30の収容部30iに内視鏡100を保持するケース部材20が収容された際、収容部30iにおいて、内視鏡100の位置を固定する。
また、ケース部20tも、収容ケース30の収容部30iに内視鏡100を保持するケース部材20が収容された際、収容部30iにおいて、内視鏡100の位置を固定する機能を有している。
また、ケース部20tの収容口20sにおける外周縁において、互いに対向する位置には、ケース部材20に保持された内視鏡100に対して作業者が非接触でケース部材20を把持するための把持部20hがそれぞれ形成されている。
蓋体20vは、ケース部20tの収容部20iに内視鏡100が収容され、ケース部20tに蓋体20vが閉成された際、フック部20fがケース部20tに係止されることにより、ケース部20tに対して固定されるものである。
また、蓋体20vは、収容ケース30の収容部30iに内視鏡100を保持するケース部材20が収容された際、収容部30iにおいて、内視鏡100の位置を固定する機能も有している。
図7に示すように、収容ケース30は、内部の収容部30iが、ケース部材20と略同じ大きさの空間に形成されている。即ち、収容部30iは、内視鏡100を保持するケース部材20が収容できる大きさの空間に形成されている。
また、収容ケース30の一側面に、ケース部材20の収容口30sが形成されているとともに、収容口30sには、該収容口30sに対して開閉自在な蓋32が設けられている。
また、収容ケース30の高さ方向の上面であって、収容部30iにケース部材20を収容した際、把持部20hに重なる位置に、収容ケース30外に、ケース部材20の把持部20hを露出させる把持部露出孔30hが形成されている。尚、把持部露出孔30hの外周縁部にシール材が設けられていても構わない。シール材は、把持部露出孔30hを介して収容部30iの汚れが、収容ケース30外に不意に流れ出てしまうことを防止する。
このことにより、図7に示すように、収容ケース30の収容部30iにケース部材20が収容された際、把持部20hのみが把持部露出孔30hから収容ケース30外に露出する。即ち、把持部20hは、汚染領域外に位置することとなる。
尚、内視鏡100を保持するケース部材20を、収容ケース30の収容部30iに収容する場合には、ケース部材20は、柔軟な材料から構成されていることから、把持部20hを折り曲げて、把持部20hを把持部露出孔30hに嵌入させながら、収容部30iにケース部材20を挿入することにより、作業者は、内視鏡100に非接触で、収容部30iにケース部材20を収容することができる。
また、ケース部材20の収容後、作業者は、把持部20hを把持することにより、内視鏡100を保持したケース部材20を収容した収容ケース30を把持し、運搬することができる。
尚、ケース部材20が収容ケース30に収容された状態においては、内視鏡100の位置は、ケース部20tや、複数の係止ピン20pや、蓋体20vによって規定されている。即ち、内視鏡100の位置が固定されていることから、収容ケース30の収容部30iの内壁に、内視鏡100が接触することが防がれている。
また、運搬終了後、ケース部材20を収容ケース30から取り出す際は、蓋32を開成し、把持部20hを、把持部露出孔30hから抜去し、ケース部材20を引き出すのみで、作業者は、内視鏡100に非接触で容易に収容ケース30からケース部材20を取り出すことができる。
このように、本実施の形態においては、内視鏡100を保持する保持部材は、柔軟な材料からケース状かつ網状に形成されたケース部材20から構成されていると示した。
また、ケース部材20は、洗浄消毒装置25の洗浄消毒槽26に収容自在であると示した。
さらに、複数の係止ピン20p、ケース部20t、及び該ケース部20tに開閉自在な蓋体20vにより、収容ケース30の収容部30iにケース部材20が収容された際、内視鏡100の位置が固定されると示した。
また、収容ケース30には、収容ケース30の収容部30iにケース部材20が収容された際、把持部20hを、収容ケース30から露出させる把持部露出孔30hが形成されていると示した。
このことによれば、作業者は、把持部20hを把持するのみで、内視鏡100に非接触で、ケース部材20に保持された内視鏡100を病院内または洗浄消毒装置25が設置されている部屋において運搬することができるとともに、内視鏡100に非接触で、内視鏡100を保持するケース部材20を、洗浄消毒槽26に収容して、洗浄消毒装置25を用いて内視鏡100の洗浄消毒を行うことができる。
また、作業者は、把持部20hを把持して、使用後または洗浄消毒後の内視鏡100が保持されたケース部材20を、把持部露出孔30hから把持部20hが露出するよう、収容ケース30の収容部30iに収容した後、蓋32を収容口30sに対し閉成するのみで、収容ケース30に対しケース部材20を、内視鏡100に対して非接触で短時間かつ効率良く収容することができる。
また、収容部30iにケース部材20を収容して運搬する際、作業者は、収容ケース30外に位置する汚染領域外の把持部20hを把持するのみで良いことから、内視鏡100に対して非接触で、感染を防止して内視鏡100が収容された収容ケース30の運搬を行うことができる。
さらに、収容部30iにケース部材20を収容して運搬する際、複数の係止ピン20p及びケース部20t、蓋体20vによって、ケース部材20内における内視鏡100の位置が規定されている、即ち、収容部30iにおける内視鏡100の位置が固定されていることから、運搬中に、内視鏡100が収容部30iの内壁に、収容ケース30に付与される振動や衝撃により接触し、破損してしまうことが防がれている他、使用後の内視鏡100の外表面に付着した汚物が、収容部30iの内壁に付着してしまうことを防止することができる。
また、洗浄消毒後の内視鏡100を運搬する際も、運搬中に、内視鏡100に対して、外部から汚れが付着してしまうのを防止することができる。
また、ケース部材20は、柔軟な材料から構成されていることから、内視鏡100がケース部材20に接触することに伴い、内視鏡100が破損してしまうことを防止することができる。
さらに、ケース部材20を収容部30iから取り出す際も、作業者は、把持部20hを把持部露出孔30hから抜去して収容部30iからケース部材20を引き抜くのみで、内視鏡100に対して非接触で、収容ケース30の収容部30iからケース部材20を取り出すことができる。尚、その他の効果は、上述した第1実施の形態と同様である。
尚、以下、変形例を、図8を用いて示す。図8は、図7のケース部材を2つ重ねて運搬する変形例を示す図である。
本実施の形態においては、収容ケース30に対して、内視鏡100が収容されたケース部材20は、1つのみ収容する場合を例に挙げて示したが、これに限らず、図8に示すように、例えば2つのケース部材20を収容ケース30に収容して運搬しても構わない。
尚、この場合、収容ケース30の収容部30iは、2つのケース部材20が収容できる大きさの空間に形成されている。
また、2つのケース部材20は、一方のケース部材20に設けられた、例えばフック21によって、固定自在となっている。
さらに、収容ケース30の上下には、各ケース部材20の把持部20hがそれぞれ収容ケース30外に露出できるよう、把持部露出孔がそれぞれ形成されている。
このような構成によれば、1つの収容ケース30で、2つのケース部材20を収容することができることから、内視鏡100の運搬性を、本実施の形態よりも向上させることができる。尚、その他の効果は、上述した本実施の形態と同様である。
また、上述した第1及び第2実施の形態においては、医療器具は、内視鏡を例に挙げて示したが、これに限らず、内視鏡以外の医療器具、例えば処置具であっても本実施の形態は適用可能である。
ところで、使用済みまたは洗浄消毒後の内視鏡100を保持する保持部材は、上述した第1実施の形態に示した保持網2や、第2実施の形態に示したケース部材20以外のものであっても構わない。以下、図9〜図11を用いて、保持部材の変形例を示す。
図9は、保持部材を、収縮自在な網状部材から構成した変形例を、内視鏡とともに示す図、図10は、図9の網状部材の収縮ストッパ機構を拡大して示す図、図11は、図9の網状部材内に内視鏡を収容した後、網状部材を収縮させた状態を示す図である。
図9に示すように、保持部材である網状部材40は、使用済みまたは洗浄消毒後の内視鏡100を保持するものであり、細長で柔軟性を有するとともに、非収縮状態においてはU字状を有する筒状部材42と、平面視した状態でU字状の筒状部材42によって囲まれた部位を覆うとともに、内部に内視鏡100が収容される収容部41iが構成される筒状部材42に固定された網部41と、U字状を有する筒状部材42内に挿通された収束用ワイヤ43と、筒状部材42の各端部42dから延出された2本の収束用ワイヤ43が内部44i(図10参照)に挿通されたストッパ部材44と、2本の収束用ワイヤ43の各端部を1つに固定する端部固定部材45とにより主要部が構成されている。
ストッパ部材44は、図10に示すように、内部44iに、2本の収束用ワイヤ43が挿通されていることから、筒状部材42の各端部42dと端部固定部材45との間を、2本の収束用ワイヤ43をガイドにして移動自在となっている。
また、ストッパ部材44には、バネ44bの付勢力に伴って、常時、内部44iにおいて、2本の収束用ワイヤ43を押圧する押圧部材44pが設けられている。押圧部材44pによって、2本の収束用ワイヤ43が押圧されている状態においては、ストッパ部材44の位置が固定される。尚、作業者は、バネ44bの付勢力に抗して、押圧部材44pを引っ張れば、2本の収束用ワイヤ43をガイドにして、ストッパ部材44を移動させることができる。
このような構成を有する網状部材40を用いて、内視鏡100を運搬する場合には、先ず、作業者は、非収縮状態における図9に示す網部41の収容部41iに、収容口41sから、例えば使用済みの内視鏡100を収容する。
その後、作業者は、ストッパ部材44の押圧部材44pを、バネ44bの付勢力に抗して引っ張ることにより、ストッパ部材44を、図11に示すように、2本の収束用ワイヤ43をガイドにして、筒状部材42の各端部42d近傍まで移動させる。
その結果、図11に示すように、筒状部材42は、各端部42dが対向して、収容口41sが塞がれるように、U字状から略円形に変形しながら収縮する。尚、この際、筒状部材42の長さは、内視鏡100に定められている、内視鏡100を丸めた際の内視鏡100の外形の径における最小径以下にはならない長さに設定されていることから、内視鏡100が、筒状部材42より小さくなってしまうことがない。よって、筒状部材42の収縮に伴い、内視鏡100が破損してしまうことが防止されている。
その後、作業者は、端部固定部材45近傍の2本の収束用ワイヤ43を把持して、内視鏡100が収容された網状部材40を運搬する。よって、作業者は、内視鏡100に触れることなく、内視鏡100を運搬することができる。
また、内視鏡100を外部業者に運搬する場合には、網状部材40を、例えば滅菌パック等の収容部材に収容して運搬する。また、外部業者において、内視鏡100を洗浄消毒する場合には、網状部材40に内視鏡100が収容された状態で、網状部材40ごと、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽に投入して洗浄消毒を行う。尚、洗浄消毒の際は、筒状部材42は、収縮状態であっても非収縮状態であってもどちらであっても構わない。
最後に、網状部材40から内視鏡100を取り出す場合には、作業者は、押圧部材44pを、バネ44bの付勢力に抗して引っ張り、2本の収束用ワイヤ43をガイドにして、ストッパ部材44を、図9に示すように、端部固定部材45近傍まで移動させる。
その結果、網部41の収容口41sは開口することにより、作業者は、収容部41iから内視鏡100を取り出す。
ところで、使用済みまたは洗浄消毒後の内視鏡100を保持する網状部材は、図9〜図11に示した網状部材の他、図12に示す構成のものであっても構わない。図12は、図9とは異なる網状部材を示す図である。
図12に示すように、保持部材である網状部材50は、内部51iに収容口51sを介して、使用後または洗浄消毒後の内視鏡100が収容される網部51と、該網部51の収容口51sの外周縁に設けられた収縮自在な収縮部52と、該収縮部52の内部に挿通された円状の紐53とにより主要部が構成されていても構わない。
このような構成によれば、例えば使用後の内視鏡100を運搬する際は、作業者は、先ず、収容口51sを介して、網部51の内部51iに内視鏡を収容する。その後、紐53を引っ張って、非収縮状態である収縮部52を収縮させて、網部51を収縮させて収容口51sを塞ぐことにより、網部51の内部51iに内視鏡100を丸めて収容した状態で、紐53を把持して、内視鏡100を運搬する。よって、作業者は、内視鏡100に触れることなく、コンパクトに内視鏡100を運搬することができる。
その後、外部業者に内視鏡100を運搬する場合には、網状部材50を、例えば滅菌パック等の収容部材に収容して運搬する。外部業者において、内視鏡100を洗浄消毒する場合には、外部業者は、網状部材50ごと、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽に投入して内視鏡100を洗浄消毒する。尚、洗浄消毒の際は、網部51は、収縮状態であっても非収縮状態であってもどちらであっても構わない。
最後に、内視鏡100を取り出す場合は、作業者は、紐53を弛緩して収縮部52を非収縮状態とし、収容口51sを開口して、網部51の内部51iから内視鏡100を取り出す。
ところで、使用済みまたは洗浄消毒後の内視鏡100を保持する網状部材は、図9〜図12に示した網状部材の他、図13に示す構成のものであっても構わない。図13は、図9、図12とは異なる網状部材を示す図である。
図13に示すように、保持部材である網状部材60は、内部61iに使用後または洗浄消毒後の内視鏡100が収容される、内視鏡100に沿った形状を有する網部61と、該網部61の端部にそれぞれ設けられたストッパ64と、網部61に一部が挿通された円形の紐63とにより主要部が構成されている。
このような構成によれば、例えば使用後の内視鏡100を運搬する際は、作業者は、先ず、網部61の内部61iに、網部61に沿って内視鏡100を収容する。
次いで、作業者は、紐63を引っ張ることにより、網部61とともに、内視鏡100を丸める。尚、作業者による紐63の引っ張りは、ストッパ64が網部61外に露出されまで行われる。このことにより、内視鏡100を丸めすぎて、内視鏡100を破損させてしまうことがストッパ64により防止される。
この状態において、作業者は、紐63を把持して、内視鏡100を運搬する。よって、作業者は、内視鏡100に触れることなく、コンパクトに内視鏡100を運搬することができる。
その後、外部業者に内視鏡100を運搬する場合には、網状部材60を、例えば滅菌パック等の収容部材に収容して運搬する。外部業者において、内視鏡100を洗浄消毒する場合には、外部業者は、網状部材60ごと、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽に投入して内視鏡100を洗浄消毒する。尚、洗浄消毒の際は、網部61は、丸まった状態であっても伸びた状態であってもどちらであっても構わない。
最後に、内視鏡100を取り出す場合は、作業者は、紐63を弛緩して、網部61の内部61iから内視鏡100を取り出す。
第1実施の形態の医療器具運搬ユニットを示す斜視図。 図1の内視鏡を保持した保持網が洗浄消毒装置の洗浄消毒槽に収容自在な状態を示す部分斜視図。 図1の収容ケースに内視鏡を保持した保持網が収容されている状態を示す透視斜視図。 収容ケースに内視鏡を保持した保持網が収容された状態の変形例を示す透視斜視図。 第2実施の形態の医療器具運搬ユニットにおける内視鏡が収容されたケース部材を示す平面図。 図5のケース部材の蓋体が開成された状態を示す側面図。 収容ケースに図5のケース部材が収容された状態を示す医療器具運搬ユニットの斜視図。 図7のケース部材を2つ重ねて運搬する変形例を示す図。 保持部材を、収縮自在な網状部材から構成した変形例を、内視鏡とともに示す図。 図9の網状部材の収縮ストッパ機構を拡大して示す図。 図9の網状部材内に内視鏡を収容した後、網状部材を収縮させた状態を示す図。 図9とは異なる網状部材を示す図。 図9、図12とは異なる網状部材を示す図。
符号の説明
1…医療器具運搬ユニット
2…保持網(保持部材)
2h…把持部
2g…突起部
2p…係止ピン
10…収容ケース(収容部材)
10i…収容部
10g…固定溝
11h…上面開口(把持部露出孔)
20…ケース部材(保持部材)
20h…把持部
20p…係止ピン(固定部材)
20t…ケース部(固定部材)
20v…蓋体(固定部材)
25…洗浄消毒装置
26…洗浄消毒槽
30…収容ケース(収容部材)
30h…把持部露出孔
30i…収容部
40…網状部材(保持部材)
50…網状部材(保持部材)
60…網状部材(保持部材)
100…内視鏡(医療器具)
200…医療器具運搬ユニット

Claims (6)

  1. 使用後または洗浄消毒後の医療器具を運搬する医療器具運搬ユニットであって、
    前記医療器具を保持する保持部材と、
    前記保持部材に設けられた、該保持部材に保持された前記医療器具に対し非接触で前記保持部材を把持する該保持部材の把持部と、
    前記保持部が収容自在な収容部材と、
    前記保持部材と前記収容部材との少なくとも一方に設けられた、前記収容部材に前記医療器具を保持する前記保持部材が収容された際、前記収容部材内において、収容された前記医療機器の位置を固定する固定部材と、
    を具備したことを特徴とする医療器具運搬ユニット。
  2. 前記保持部材は、前記医療器具を保持した状態で、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽に対し収容自在であり、
    前記医療器具は、前記保持部材に保持された状態で、前記洗浄消毒槽内において洗浄消毒されることを特徴とする請求項1に記載の医療器具運搬ユニット。
  3. 前記収容部材に、該収容部材に前記保持部材が収容された際、前記収容部材外に前記把持部を露出させる把持部露出孔が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の医療器具運搬ユニット。
  4. 前記保持部材は、前記医療器具が載置される保持網から構成されており、
    前記固定部材は、前記保持網に形成された、前記医療器具の位置を前記保持網上において規定する前記医療器具が係止される係止ピンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療器具運搬ユニット。
  5. 前記保持部材は、前記医療器具が収容自在な、少なくとも表面が弾性部材から網状に形成されたケース部材から構成されており、
    前記固定部材は、前記ケース部材における前記医療器具のケース部と、該ケース部に設けられた前記医療器具の位置を前記ケース部において規定する前記医療器具が係止される係止ピンと、前記ケース部に対して開閉自在な蓋体とから構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療器具運搬ユニット。
  6. 前記固定部材は、前記収容部材内に設けられた、該収容部材に前記保持部材が収容された際、前記保持部材の一部が嵌入する固定溝であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療器具運搬ユニット。
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