JP2010011964A - 医用画像処理装置および医用画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】病変部を自動抽出して高解像度の画像を表示すること。
【解決手段】断面画像位置合わせ部101が、VH−IVUS画像とOCT画像との間で断面画像位置合わせを行い、注目断面算出部102がVH−IVUS画像データを用いて注目断面を算出する。また、注目断面抽出部103がVH−IVUS画像における注目断面位置と位置合わせ結果を用いてOCT画像の注目断面を抽出し、注目断面画像並列表示制御部106がVH−IVUS注目断面画像とOCT注目断面画像を並列表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】断面画像位置合わせ部101が、VH−IVUS画像とOCT画像との間で断面画像位置合わせを行い、注目断面算出部102がVH−IVUS画像データを用いて注目断面を算出する。また、注目断面抽出部103がVH−IVUS画像における注目断面位置と位置合わせ結果を用いてOCT画像の注目断面を抽出し、注目断面画像並列表示制御部106がVH−IVUS注目断面画像とOCT注目断面画像を並列表示する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、医用画像撮影装置により撮影された医用画像を表示する技術に関する。
VH−IVUS(Virtual-Histology Intravascular Ultrasound)装置は、従来のIVUS装置が提供する白黒画像に代えて、プラークの組織組成を識別可能なカラー画像を提供する血管内超音波装置である。VH−IVUS装置は、繊維組織(Fibrous)、繊維脂肪組織(Fibro-Fatty)、石灰化(Dense Calcium)、壊死中心(Necrotic Core)といった冠動脈病変のプラークを高い精度で判別することが可能である。VH−IVUS装置では、超音波深触子の付いたカテーテルが血管内に挿入され、血管ラジアル方向の超音波断面画像が階層状に収集される。
OCT(Optical Coherence Tomography)は、約1300nmの近赤外線を用いて血管や組織の断層画像を得る超高解像度画像技術である。OCT装置では、0.006インチの微小光学レンズと光ファイバーを使用したカテーテルが血管内に挿入され、血管ラジアル方向の断面画像が階層状に収集される。OCT装置は、IVUSの8〜10倍という高い解像度の画像が収集可能で、今までの検査機器では検出が難しかったプラーク皮膜を鮮明に表示することができる。
また、IVUS装置およびOCT装置を一つの装置として統合した装置の提案も行われている(例えば、特許文献1参照。)。
VH−IVUS装置は、冠動脈病変のプラークを高い精度で判別することができるが高解像度の画像を表示することはできない。一方、OCT装置は、高解像度の画像を表示することはできるが、冠動脈病変のプラークを判別することはできない。
この発明は、上述した従来技術による課題を解消するためになされたものであり、冠動脈病変のプラーク画像など注目画像を自動抽出するとともに注目画像を高解像度で表示することができる医用画像処理装置および医用画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、第1の医用画像撮影装置により撮影された複数の第1の医用画像から注目する注目画像を特定する注目画像特定手段と、第1の医用画像撮影装置とは異なる特徴の画像を提供する第2の医用画像撮影装置により撮影された複数の第2の医用画像から前記注目画像特定手段により特定された注目画像に対応する対応画像を抽出する対応画像抽出手段と、前記注目画像特定手段により特定された注目画像および前記対応画像抽出手段により抽出された対応画像を並べて表示する並列表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項6記載の本発明は、第1の医用画像撮影装置により撮影された複数の第1の医用画像から注目する注目画像を特定する注目画像特定手順と、第1の医用画像撮影装置とは異なる特徴の画像を提供する第2の医用画像撮影装置により撮影された複数の第2の医用画像から前記注目画像特定手順により特定された注目画像に対応する対応画像を抽出する対応画像抽出手順と、前記注目画像特定手順により特定された注目画像および前記対応画像抽出手順により抽出された対応画像を並べて表示する並列表示制御手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1または6記載の本発明によれば、注目画像とは特徴が異なる対応画像を注目画像と並べて表示するので、画像の観察を支援することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る医用画像処理装置および医用画像処理プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、ここでは、冠動脈病変のプラーク画像を自動抽出して高解像度で表示するプラーク観察支援装置を例として説明する。
まず、本実施例1に係るプラーク観察支援装置の構成について説明する。図1は、本実施例1に係るプラーク観察支援装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、このプラーク観察支援装置100は、断面画像位置合わせ部101と、注目断面算出部102と、注目断面抽出部103と、VH−IVUS注目断面画像作成部104と、OCT注目断面画像作成部105と、注目断面画像並列表示制御部106とを有する。
断面画像位置合わせ部101は、画像データ格納装置から冠動脈のVH−IVUS画像データとOCT画像データを読み込み、VH−IVUS画像とOCT画像との間で断面画像位置合わせを行う。具体的には、この断面画像位置合わせ部101は、2つの画像データに対し、それぞれの画像データから断面画像上の血管形状を抽出する。そして、一方の画像データの血管断面における血管形状に対して、他方の階層状に並んだ断面画像の中から血管形状の差が最小となる断面位置を計算し、それらを同一断面と見なすという処理を繰り返すことで、階層状に収集された2つの血管断面画像データの位置合わせを行う。
なお、この断面画像位置合わせ部101は、2つの断面画像間の血管形状の差の最小値が所定の値よりも大きい場合には、VH−IVUS画像データとOCT画像データが異なる患者の画像データであると判定し、警告を表示する。また、この断面画像位置合わせ部101は、VH−IVUS画像データとOCT画像データとの間でピクセルサイズが異なる場合には、ピクセルサイズ比に基づいて同じスケルールになるように調整してから位置合わせを行う。VH−IVUS画像とOCT画像の各断面画像の位置合わせ結果の例を図2に示す。なお、画像データ格納装置は、VH−IVUS装置およびOCT装置により撮影された画像を格納する記憶装置である。
注目断面算出部102は、VH−IVUS装置によるプラーク性状分析から得られるNecrotic Core領域の位置情報を用いて、各断面における最大のNecrotic Core領域の面積を計算し、それを積分することで、体積が最大のNecrotic Core領域を抽出する。そして、抽出したNecrotic Core領域における面積が最大の断面(以下:注目断面)を算出する。
注目断面抽出部103は、VH−IVUS画像データ上での注目断面の位置と2つの画像データの位置合わせ結果を用いてOCT画像データにおける注目断面の位置を特定する。
VH−IVUS注目断面画像作成部104は、VH−IVUS画像データとVH−IVUS画像データにおける注目断面の位置を用いて、VH−IVUS注目断面画像を作成する。VH−IVUS注目断面画像の例を図3に示す。
OCT注目断面画像作成部105は、OCT画像データとOCT画像データにおける注目断面の位置を用いて、OCT注目断面画像を作成する。注目断面画像並列表示制御部106は、VH−IVUS注目断面画像とOCT注目断面画像を並べて表示装置に表示する。VH−IVUS注目断面画像とOCT注目断面画像の並列表示例を図4に示す。
次に、本実施例1に係るプラーク観察支援装置100の処理手順について説明する。図5は、本実施例1に係るプラーク観察支援装置100の処理手順を示すフローチャートである。図5に示すように、このプラーク観察支援装置100は、断面画像位置合わせ部101が、画像データ格納装置から冠動脈のVH−IVUS画像データとOCT画像データを読み込み(ステップS1〜ステップS2)、VH−IVUS画像とOCT画像との間で断面画像位置合わせを行う(ステップS3)。
そして、注目断面算出部102がVH−IVUS画像データを用いて注目断面を算出し(ステップS4)、注目断面抽出部103がVH−IVUS画像における注目断面位置と位置合わせ結果を用いてOCT画像の注目断面を抽出する(ステップS5)。
そして、VH−IVUS注目断面画像作成部104が、VH−IVUS注目断面画像を作成し(ステップS6)、OCT注目断面画像作成部105が、OCT注目断面画像を作成する(ステップS7)。最後に、注目断面画像並列表示制御部106が、VH−IVUS注目断面画像とOCT注目断面画像を並べて表示装置に表示する(ステップS8)。
上述してきたように、本実施例1では、断面画像位置合わせ部101が、VH−IVUS画像とOCT画像との間で断面画像位置合わせを行い、注目断面算出部102がVH−IVUS画像データを用いて注目断面を算出する。また、注目断面抽出部103がVH−IVUS画像における注目断面位置と位置合わせ結果を用いてOCT画像の注目断面を抽出し、注目断面画像並列表示制御部106がVH−IVUS注目断面画像とOCT注目断面画像を並列表示する。したがって、注目断面のVH−IVUS画像と高解像度OCT画像を並列自動表示することができ、プラークの観察を支援することができる。
利用者は画像の移動、回転、拡大/縮小を行いながらプラークの観察を行うが、並べて表示された注目断面画像の両方を同じように移動、回転、拡大/縮小することは利用者にとって負担となる。そこで、本実施例2では、利用者が一方の注目断面画像を移動、回転、拡大/縮小した場合に、他方の注目断面画像を連動して移動、回転、拡大/縮小するプラーク観察支援装置について説明する。
図6は、本実施例2に係るプラーク観察支援装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図1に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図6に示すように、このプラーク観察支援装置200は、プラーク観察支援装置100が備える機能部に加えて、注目断面画像移動連動部207と、注目断面画像回転連動部208と、注目断面画像拡大率連動部209とを有する。
注目断面画像移動連動部207は、並列表示された2つの注目断面画像の一方に対して、位置の変更が実行された場合、移動量を算出し、同じ位置になるように他方の注目断面画像を移動させる。
注目断面画像回転連動部208は、並列表示された2つの注目断面画像の一方に対して、画像の回転が実行された場合、回転角度を算出し、同じ角度になるように他方の注目断面画像を回転させる。
注目断面画像拡大率連動部209は、並列表示された2つの注目断面画像の一方に対して、拡大率の変更が実行された場合、変更量を算出し、同じ拡大率になるように他方の注目断面画像の拡大率を変更する。
図7は、本実施例2に係るプラーク観察支援装置200の処理手順を示すフローチャートである。なお、プラーク観察支援装置200は、図5に示したステップS1〜ステップS8までの処理をプラーク観察支援装置100と同様に行うため、ここでは、ステップS1〜ステップS8までの処理が行われた後の処理手順について説明する。また、ここでは、画像の移動、回転、拡大率の変更が順に行われた場合を例として説明する。
図7に示すように、このプラーク観察支援装置200は、並べて表示された2つの注目断面画像の一方に対して、位置の変更が実行されると、注目断面画像移動連動部207が移動量を算出し、同じ位置になるように他方の注目断面画像を移動させる(ステップS9)。
そして、2つの注目断面画像の一方に対して、画像の回転が実行されると、注目断面画像回転連動部208が回転角度を算出し、同じ角度になるように他方の注目断面画像を回転させる(ステップS10)。
そして、2つの注目断面画像の一方に対して、拡大率の変更が実行された場合、注目断面画像拡大率連動部209が変更量を算出し、同じ拡大率になるように他方の注目断面画像の拡大率を変更する(ステップS11)。最後に、注目断面画像並列表示制御部106が、連動した2つの注目断面画像を並列表示する(ステップS12)。
上述してきたように、本実施例2では、並べて表示された2つの注目断面画像の一方の画像に対して移動、回転、拡大率の変更が行われると、注目断面画像移動連動部207、注目断面画像回転連動部208、注目断面画像拡大率連動部209がそれぞれ他方の画像を連動して移動、回転、拡大率の変更を行う。したがって、利用者は、一方の注目断面画像を操作することによって両方の注目断面画像を同じように操作することができ、利用者の負担を軽減することができる。
プラークの観察では、プラーク皮膜の観察が特に重要となる。そこで、本実施例3では、プラーク皮膜を自動的に特定し、プラーク皮膜の拡大OCT画像を表示するプラーク観察支援装置について説明する。
図8は、本実施例3に係るプラーク観察支援装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図6に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図8に示すように、このプラーク観察支援装置300は、プラーク観察支援装置200が備える機能部に加えて、皮膜中心位置算出部310と、皮膜中心処理適用部311と、OCTインジケーター作成部312とを有する。ただし、このプラーク観察支援装置300は、注目断面画像回転連動部208は有しない。
皮膜中心位置算出部310は、VH−IVUS注目断面画像に対して、プラーク皮膜の中心位置を算出する。具体的には、この皮膜中心位置算出部310は、VH−IVUS装置のプラーク性状分析機能によって得られるNecrotic Coreが占める領域と、画素値閾値処理によって得られる血管内腔領域の2つの領域の距離が一定値以下になる領域を、血管内腔とNecrotic Coreを隔てるプラーク皮膜の領域とみなし、その領域の重心をプラーク皮膜の中心(以下:皮膜中心)とする。VH−IVUS注目断面画像上の皮膜中心321の位置の例を図9に示す。
皮膜中心処理適用部311は、プラーク皮膜の観察が容易になるように、VH−IVUS注目断面画像の中心を皮膜中心321の位置に設定し、拡大率をあらかじめ指定された値(例えば4倍)に設定する。
OCTインジケーター作成部312は、皮膜中心処理適用前のVH−IVUS注目断面画像上における皮膜中心処理後のOCT注目断面画像の位置を示すOCTインジケーターを、皮膜中心処理後のOCT注目断面画像の皮膜中心位置と拡大率を用いて作成する。皮膜中心処理が適用されたOCT注目断面画像とVH−IVUS注目断面画像上のOCTインジケーター322の例を図10に示す。
図11は、本実施例3に係るプラーク観察支援装置300の処理手順を示すフローチャートである。なお、プラーク観察支援装置300は、図5に示したステップS1〜ステップS7までの処理をプラーク観察支援装置100と同様に行うため、ここでは、ステップS1〜ステップS7までの処理が行われた後の処理手順について説明する。
図11に示すように、このプラーク観察支援装置300は、VH−IVUS注目断面画像に対して、皮膜中心位置算出部310が、プラーク皮膜中心位置を算出する(ステップS13)。そして、皮膜中心処理適用部311が、皮膜中心処理として、VH−IVUS注目断面画像の中心を皮膜中心321の位置に設定し、拡大率をあらかじめ指定された値に設定する(ステップS14)。
そして、VH−IVUS注目断面画像が移動すると、注目断面画像位置連動部207が連動処理を行い(ステップS15)、OCT注目断面画像の中心も皮膜中心の位置に移動する。また、VH−IVUS注目断面画像の拡大率が変更されると、注目断面画像拡大率連動部209が連動処理を行い(ステップS16)、OCT注目断面画像の拡大率も同じ値に変更される。
そして、OCTインジケーター作成部312が、OCTインジケーター322を作成し(ステップS17)、最後に、注目断面画像並列表示制御部106が、皮膜中心処理適用前のVH−IVUS注目断面画像と、皮膜中心処理が適用されたOCT注目断面画像を並列表示し、VH−IVUS注目断面画像上に、皮膜中心処理後のOCT注目断面画像の位置を示すOCTインジケーター322を表示する(ステップS18)。
上述してきたように、本実施例3では、皮膜中心位置算出部310がプラーク皮膜を自動的に特定し、皮膜中心処理適用部311がプラーク皮膜の拡大図が中心にくるように設定する。そして、注目断面画像位置連動部207および注目断面画像拡大率連動部209が連動処理を行ってOCT画像の移動および拡大を行い、OCTインジケーター作成部312が皮膜中心処理適用前のVH−IVUS注目断面画像上のOCTインジケーターを作成する。そして、注目断面画像並列表示制御部106が、皮膜中心処理適用前のVH−IVUS注目断面画像と、皮膜中心処理が適用されたOCT注目断面画像を並列表示し、VH−IVUS注目断面画像上に、OCTインジケーター322を表示する。したがって、プラーク皮膜画像を自動抽出して高解像度で表示し、利用者によるプラーク皮膜の観察を支援することができる。
プラーク皮膜の観察を行う場合にも、利用者は画像の移動、回転、拡大/縮小を行いながら観察を行うが、移動拡大が行われた画像の組に対して同じように移動、回転、拡大/縮小することは利用者にとって困難となる。そこで、本実施例4では、利用者が皮膜中心処理適用後のOCT注目断面画像またはOCTインジケーターを移動、回転、拡大/縮小した場合に、他方を連動して移動、回転、拡大/縮小するプラーク観察支援装置について説明する。
図12は、本実施例4に係るプラーク観察支援装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図8に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図12に示すように、このプラーク観察支援装置400は、プラーク観察支援装置300が備える機能部に加えて、OCTインジケーター移動連動部413と、OCTインジケーター回転連動部414と、OCTインジケーター拡大率連動部415とを有する。
OCTインジケーター移動連動部413は、皮膜中心処理適用後のOCT注目断面画像またはOCTインジケーターに対して、位置の変更が実行された場合、移動量を算出し、同じ位置になるように他方を移動させる。
OCTインジケーター回転連動部414は、皮膜中心処理適用後のOCT注目断面画像またはOCTインジケーターに対して、回転が実行された場合、回転角度を算出し、同じ角度になるように他方を回転させる。
OCTインジケーター拡大率連動部415は、皮膜中心処理適用後のOCT注目断面画像またはOCTインジケーターに対して、拡大率の変更が実行された場合、変更量を算出し、同じ拡大率になるように他方の拡大率を変更する。
図13は、本実施例4に係るプラーク観察支援装置400の処理手順を示すフローチャートである。なお、プラーク観察支援装置400は、図5に示したステップS1〜ステップS7までの処理をプラーク観察支援装置100と同様に行い、図11に示したステップS13〜ステップS18までの処理をプラーク観察支援装置300と同様に行うため、ここでは、ステップS1〜ステップS7、ステップS13〜ステップS18までの処理が行われた後の処理手順について説明する。また、ここでは、画像の移動、回転、拡大率の変更が順に行われた場合を例として説明する。
図13に示すように、このプラーク観察支援装置400は、皮膜中心処理適用後のOCT注目断面画像またはOCTインジケーターに対して、位置の変更が実行されると、OCTインジケーター移動連動部413が移動量を算出し、同じ位置になるように他方を移動させる(ステップS19)。
そして、皮膜中心処理適用後のOCT注目断面画像またはOCTインジケーターに対して、回転が実行されると、OCTインジケーター回転連動部414が回転角度を算出し、同じ角度になるように他方を回転させる(ステップS20)。
そして、皮膜中心処理適用後のOCT注目断面画像またはOCTインジケーターに対して、拡大率の変更が実行された場合、OCTインジケーター拡大率連動部415が変更量を算出し、同じ拡大率になるように他方の拡大率を変更する(ステップS21)。最後に、注目断面画像並列表示制御部106が、連動した2つの注目断面画像を並列表示する(ステップS22)。
上述してきたように、本実施例4では、皮膜中心処理適用後のOCT注目断面画像またはOCTインジケーターに対して移動、回転、拡大率の変更が行われると、OCTインジケーター移動連動部413、OCTインジケーター回転連動部414、OCTインジケーター拡大率連動部415がそれぞれ他方を連動して移動、回転、拡大率の変更を行う。したがって、利用者は、一方を操作することによって両方の注目断面画像を同じように操作することができる。
プラークの観察を行う場合に、利用者はプラークなどの厚さが直感的に把握しやすい内壁展開画像を利用することも多い。ここで、内壁展開画像とは、血管内腔の重心位置を基準に注目断面画像を360°展開した画像である。そこで、本実施例5では、注目断面画像の代わりに内壁展開画像を並べて表示するプラーク観察支援装置について説明する。
図14は、本実施例5に係るプラーク観察支援装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図1に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図14に示すように、このプラーク観察支援装置500は、プラーク観察支援装置100が備える機能部に加えて、VH−IVUS内壁展開画像作成部516と、OCT内壁展開画像作成部517と、内壁展開画像表示ピクセルサイズ調整部518と、内壁展開画像位置調整部519とを有する。また、注目画像並列表示制御部106の代わりに内壁展開画像並列表示制御部520を有する。
VH−IVUS内壁展開画像作成部516は、VH−IVUS注目断面画像の血管内腔領域を画素値閾値処理によって抽出し、血管内腔の重心位置を求める。そして、血管内腔の重心位置を基準にVH−IVUS注目断面画像を360°展開し、VH−IVUS内壁展開画像を作成する。VH−IVUS内壁展開画像の例を図15に示す。
OCT内壁展開画像作成部517は、OCT注目断面画像の血管内腔領域を画素値閾値処理によって抽出し、血管内腔の重心位置を求める。そして、血管内腔の重心位置を基準にOCT注目断面画像を360°展開し、OCT内壁展開画像を作成する。OCT内壁展開画像の例を図16に示す。
内壁展開画像表示ピクセルサイズ調整部518は、2つの内壁展開画像のピクセルサイズ比を用いて、画面上でVH−IVUS内壁展開画像とOCT内壁展開画像が同じスケールになるように、画像の表示サイズを調整する。
内壁展開画像位置調整部519は、それぞれの内壁展開画像の血管形状を基に、2つの内壁展開画像上の血管の形状の差が最小となるように画像を横方向にスライドさせる。内壁展開画像は画像の左右がつながっているという性質を持つので、画像を横方向にスライドさせた際、画像領域から外に出た画素を反対側に表示することが可能である。OCT画像の横方向スライド処理の例を図17に示す。
内壁展開画像並列表示制御部520は、内壁展開画像表示ピクセルサイズ調整部518および内壁展開画像位置調整部519により調整された2つの内壁展開画像を並列表示する。VH−IVUS内壁展開画像とOCT内壁展開画像の並列表示例を図18に示す。
図19は、本実施例5に係るプラーク観察支援装置500の処理手順を示すフローチャートである。なお、プラーク観察支援装置500は、図5に示したステップS1〜ステップS7までの処理をプラーク観察支援装置100と同様に行うため、ここでは、ステップS1〜ステップS7までの処理が行われた後の処理手順について説明する。
図19に示すように、このプラーク観察支援装置500は、VH−IVUS内壁展開画像作成部516が、血管内腔の重心位置を基準にVH−IVUS注目断面画像を360°展開し、VH−IVUS内壁展開画像を作成する(ステップS23)。そして、OCT内壁展開画像作成部517が、血管内腔の重心位置を基準にOCT注目断面画像を360°展開し、OCT内壁展開画像を作成する(ステップS24)。
そして、内壁展開画像表示ピクセルサイズ調整部518が、2つの内壁展開画像のピクセルサイズ比を用いて、画面上でVH−IVUS内壁展開画像とOCT内壁展開画像が同じスケールになるように、画像の表示サイズを調整する(ステップS25)。そして、内壁展開画像位置調整部519が、それぞれの内壁展開画像の血管形状を基に、2つの内壁展開画像上の血管の形状の差が最小となるように画像を横方向にスライドさせる(ステップS26)。最後に、内壁展開画像並列表示制御部520が、調整された2つの内壁展開画像を並列表示する(ステップS27)。
上述してきたように、本実施例5では、プラーク観察支援装置500が、注目断面を自動抽出し、注目断面のVH−IVUS内壁展開画像と高解像度OCT内壁展開画像を並列表示することとしたので、プラークの観察を支援することができる。
内壁展開画像においても、利用者は画像の移動、回転、拡大/縮小を行いながら観察を行う。そこで、本実施例6では、利用者が一方の内壁展開画像を移動、回転、拡大/縮小した場合に、他方の内壁展開画像を連動して移動、回転、拡大/縮小するプラーク観察支援装置について説明する。
図20は、本実施例6に係るプラーク観察支援装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図14に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図20に示すように、このプラーク観察支援装置600は、プラーク観察支援装置500が備える機能部に加えて、内壁展開画像移動連動部621と、内壁展開画像回転連動部622と、内壁展開画像拡大率連動部623とを有する。
内壁展開画像移動連動部621は、並列表示された2つの内壁展開画像の一方に対して、位置の変更が実行された場合、移動量を算出し、同じ位置になるように他方の内壁展開画像を移動させる。
内壁展開画像回転連動部622は、並列表示された2つの内壁展開画像の一方に対して、画像の回転が実行された場合、回転角度を算出し、同じ角度になるように他方の内壁展開画像を回転させる。
内壁展開拡大率連動部623は、並列表示された2つの内壁展開画像の一方に対して、拡大率の変更が実行された場合、変更量を算出し、同じ拡大率になるように他方の内壁展開画像の拡大率を変更する。
図21は、本実施例6に係るプラーク観察支援装置600の処理手順を示すフローチャートである。なお、プラーク観察支援装置600は、図5に示したステップS1〜ステップS7までの処理をプラーク観察支援装置100と同様に行い、図19に示したステップS23〜ステップS27までの処理をプラーク観察支援装置500と同様に行うため、ここでは、ステップS1〜ステップS7、ステップS23〜ステップS27までの処理が行われた後の処理手順について説明する。また、ここでは、画像の移動、回転、拡大率の変更が順に行われた場合を例として説明する。
図21に示すように、このプラーク観察支援装置600は、並べて表示された2つの内壁展開画像の一方に対して、位置の変更が実行されると、内壁展開画像移動連動部621が移動量を算出し、同じ位置になるように他方の内壁展開画像を移動させる(ステップS28)。
そして、2つの内壁展開画像の一方に対して、画像の回転が実行されると、内壁展開画像回転連動部622が回転角度を算出し、同じ角度になるように他方の内壁展開画像を回転させる(ステップS29)。
そして、2つの内壁展開画像の一方に対して、拡大率の変更が実行された場合、内壁展開画像拡大率連動部623が変更量を算出し、同じ拡大率になるように他方の内壁展開画像の拡大率を変更する(ステップS30)。最後に、内壁展開画像並列表示制御部520が、連動した2つの内壁展開画像を並列表示する(ステップS31)。
上述してきたように、本実施例6では、並べて表示された2つの内壁展開画像の一方の画像に対して移動、回転、拡大率の変更が行われると、内壁展開画像移動連動部621、内壁展開画像回転連動部622、内壁展開画像拡大率連動部623がそれぞれ他方の画像を連動して移動、回転、拡大率の変更を行う。したがって、利用者は、一方の内壁展開画像を操作することによって両方の内壁展開画像を同じように操作することができ、利用者の負担を軽減することができる。
内壁展開画像においてもプラーク皮膜の観察は重要となる。そこで、本実施例7では、プラーク皮膜を自動的に特定し、プラーク皮膜の拡大OCT内壁展開画像を表示するプラーク観察支援装置について説明する。
図22は、本実施例7に係るプラーク観察支援装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図8および図20に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図22に示すように、このプラーク観察支援装置700は、プラーク観察支援装置600が備える機能部に加えて、皮膜中心位置算出部310と、皮膜中心位置特定部724と、皮膜中心処理適用部725と、OCTインジケーター作成部312とを有する。ただし、このプラーク観察支援装置700は、内壁展開画像回転連動部622は有しない。
皮膜中心位置特定部724は、VH−IVUS内壁展開画像に対して、皮膜中心位置算出部310で算出された皮膜中心の位置を基に、VH−IVUS注目断面画像とVH−IVUS内壁展開画像の対応情報を用いて、VH−IVUS内壁展開画像上の皮膜中心の位置を特定する。
皮膜中心処理適用部725は、プラーク皮膜の観察が容易になるように、VH−IVUS内壁展開画像の中心を皮膜中心の位置に設定し、拡大率をあらかじめ指定された値(例えば4倍)に設定する。
OCTインジケーター作成部312は、皮膜中心処理適用前のVH−IVUS内壁展開画像上における皮膜中心処理後のOCT内壁展開画像の位置を示すOCTインジケーターを、皮膜中心処理後のOCT内壁展開画像の皮膜中心位置と拡大率を用いて作成する。皮膜中心処理が適用されたOCT内壁展開画像とVH−IVUS内壁展開画像上のOCTインジケーター322の例を図23に示す。
図24は、本実施例7に係るプラーク観察支援装置700の処理手順を示すフローチャートである。なお、プラーク観察支援装置700は、図5に示したステップS1〜ステップS7までの処理をプラーク観察支援装置100と同様に行い、図11に示したステップS13の処理をプラーク観察支援装置300と同様に行うため、ここでは、ステップS1〜ステップS7、ステップS13までの処理が行われた後の処理手順について説明する。
図24に示すように、このプラーク観察支援装置700は、皮膜中心位置特定部724が、VH−IVUS内壁展開画像上の皮膜中心の位置を特定する(ステップS32)。そして、皮膜中心処理適用部725が、皮膜中心処理として、VH−IVUS内壁展開画像の中心を皮膜中心の位置に設定し、拡大率をあらかじめ指定された値に設定する(ステップS33)。
そして、VH−IVUS内壁展開画像が移動すると、内壁展開画像位置連動部621が連動処理を行い(ステップS34)、OCT内壁展開画像の中心も皮膜中心の位置に移動する。また、VH−IVUS内壁展開画像の拡大率が変更されると、内壁展開画像拡大率連動部623が連動処理を行い(ステップS35)、OCT内壁展開画像の拡大率も同じ値に変更される。
そして、OCTインジケーター作成部312が、OCTインジケーターを作成し(ステップS36)、最後に、内壁展開画像並列表示制御部520が、皮膜中心処理適用前のVH−IVUS内壁展開画像と、皮膜中心処理が適用されたOCT内壁展開画像を並列表示し、VH−IVUS内壁展開画像上に、皮膜中心処理後のOCT内壁展開画像の位置を示すOCTインジケーター322を表示する(ステップS37)。
上述してきたように、本実施例7では、皮膜中心位置特定部724がVH−IVUS内壁展開画像上の皮膜中心を特定し、皮膜中心処理適用部725がプラーク皮膜の拡大図が中心にくるように設定する。そして、内壁展開画像位置連動部621および内壁展開画像拡大率連動部623が連動処理を行ってOCT画像の移動および拡大を行い、OCTインジケーター作成部312が皮膜中心処理適用前のVH−IVUS内壁展開画像上のOCTインジケーター322を作成する。したがって、利用者によるプラーク皮膜の観察を支援することができる。
内壁展開画像上でプラーク皮膜の観察を行う場合にも、利用者は画像の移動、回転、拡大/縮小を行いながら観察を行う。そこで、本実施例8では、利用者が皮膜中心処理適用後のOCT内壁展開画像またはOCTインジケーターを移動、回転、拡大/縮小した場合に、他方を連動して移動、回転、拡大/縮小するプラーク観察支援装置について説明する。
図25は、本実施例8に係るプラーク観察支援装置の構成を示す機能ブロック図である。図25に示すように、このプラーク観察支援装置800は、プラーク観察支援装置700が備える機能部に加えて、OCTインジケーター移動連動部413と、OCTインジケーター回転連動部414と、OCTインジケーター拡大率連動部415とを有する。
OCTインジケーター移動連動部413は、皮膜中心処理適用後のOCT内壁展開画像またはOCTインジケーターに対して、位置の変更が実行された場合、移動量を算出し、同じ位置になるように他方を移動させる。
OCTインジケーター回転連動部414は、皮膜中心処理適用後のOCT内壁展開画像またはOCTインジケーターに対して、回転が実行された場合、回転角度を算出し、同じ角度になるように他方を回転させる。
OCTインジケーター拡大率連動部415は、皮膜中心処理適用後のOCT内壁展開画像またはOCTインジケーターに対して、拡大率の変更が実行された場合、変更量を算出し、同じ拡大率になるように他方の拡大率を変更する。
図26は、本実施例8に係るプラーク観察支援装置800の処理手順を示すフローチャートである。なお、プラーク観察支援装置800は、ステップS37までの処理をプラーク観察支援装置700と同様に行うため、ここでは、ステップS37までの処理が行われた後の処理手順について説明する。また、ここでは、画像の移動、回転、拡大率の変更が順に行われた場合を例として説明する。
図26に示すように、このプラーク観察支援装置800は、皮膜中心処理適用後のOCT内壁展開画像またはOCTインジケーターに対して、位置の変更が実行されると、OCTインジケーター移動連動部413が移動量を算出し、同じ位置になるように他方を移動させる(ステップS38)。
そして、皮膜中心処理適用後のOCT内壁展開画像またはOCTインジケーターに対して、回転が実行されると、OCTインジケーター回転連動部414が回転角度を算出し、同じ角度になるように他方を回転させる(ステップS39)。
そして、皮膜中心処理適用後のOCT内壁展開画像またはOCTインジケーターに対して、拡大率の変更が実行された場合、OCTインジケーター拡大率連動部415が変更量を算出し、同じ拡大率になるように他方の拡大率を変更する(ステップS40)。最後に、内壁展開画像並列表示制御部106が、連動した2つの内壁展開画像を並列表示する(ステップS41)。
上述してきたように、本実施例8では、皮膜中心処理適用後のOCT内壁展開画像またはOCTインジケーターに対して移動、回転、拡大率の変更が行われると、OCTインジケーター移動連動部413、OCTインジケーター回転連動部414、OCTインジケーター拡大率連動部415がそれぞれ他方を連動して移動、回転、拡大率の変更を行う。したがって、利用者は、一方を操作することによって両方の内壁展開画像を同じように操作することができる。
なお、上記実施例1〜8では、冠動脈病変のプラークを自動判別して高解像度で表示する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の特定の部位を自動判別して高解像度で表示する場合にも同様に適用することができる。
また、上記実施例1〜8では、VH−IVUS画像およびOCT画像を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の医用撮影装置で撮影された画像を用いる場合にも同様に適用することができる。
また、上記実施例1〜8では、注目断面画像を高解像度表示する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、注目画像に対応し、特徴が異なる対応画像を注目画像と並べて表示する場合にも同様に適用することができる。
また、上記実施例1〜8では、2次元画像を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3次元画像を用いる場合にも同様に適用することができる。
以上のように、本発明は、医用画像システムにおいて、病変部の画像観察を支援する装置として有用である。
100,200,300,400,500,600,700,800 プラーク観察支援装置
101 断面画像位置合わせ部
102 注目断面算出部
103 注目断面抽出部
104 VH−IVUS注目断面画像作成部
105 OCT注目断面画像作成部
106 注目断面画像並列表示制御部
207 注目断面画像移動連動部
208 注目断面画像回転連動部
209 注目断面画像拡大率連動部
310 皮膜中心位置算出部
311 皮膜中心処理適用部
312 OCTインジケーター作成部
321 皮膜中心
322 OCTインジケーター
413 OCTインジケーター移動連動部
414 OCTインジケーター回転連動部
415 OCTインジケーター拡大率連動部
516 VH−IVUS内壁展開画像作成部
517 OCT内壁展開画像作成部
518 内壁展開画像表示ピクセルサイズ調整部
519 内壁展開画像位置調整部
520 内壁展開画像並列表示制御部
621 内壁展開画像移動連動部
622 内壁展開画像回転連動部
623 内壁展開画像拡大率連動部
724 皮膜中心位置特定部
725 皮膜中心処理適用部
101 断面画像位置合わせ部
102 注目断面算出部
103 注目断面抽出部
104 VH−IVUS注目断面画像作成部
105 OCT注目断面画像作成部
106 注目断面画像並列表示制御部
207 注目断面画像移動連動部
208 注目断面画像回転連動部
209 注目断面画像拡大率連動部
310 皮膜中心位置算出部
311 皮膜中心処理適用部
312 OCTインジケーター作成部
321 皮膜中心
322 OCTインジケーター
413 OCTインジケーター移動連動部
414 OCTインジケーター回転連動部
415 OCTインジケーター拡大率連動部
516 VH−IVUS内壁展開画像作成部
517 OCT内壁展開画像作成部
518 内壁展開画像表示ピクセルサイズ調整部
519 内壁展開画像位置調整部
520 内壁展開画像並列表示制御部
621 内壁展開画像移動連動部
622 内壁展開画像回転連動部
623 内壁展開画像拡大率連動部
724 皮膜中心位置特定部
725 皮膜中心処理適用部
Claims (6)
- 第1の医用画像撮影装置により撮影された複数の第1の医用画像から注目する注目画像を特定する注目画像特定手段と、
第1の医用画像撮影装置とは異なる特徴の画像を提供する第2の医用画像撮影装置により撮影された複数の第2の医用画像から前記注目画像特定手段により特定された注目画像に対応する対応画像を抽出する対応画像抽出手段と、
前記注目画像特定手段により特定された注目画像および前記対応画像抽出手段により抽出された対応画像を並べて表示する並列表示制御手段と
を備えたことを特徴とする医用画像処理装置。 - 前記注目画像から注目する細部を抽出する注目細部抽出手段と、
前記注目細部抽出手段により抽出された細部を前記対応画像から抽出する対応細部抽出手段と、
前記対応細部抽出手段により抽出された細部の領域を示すインジケーターを前記注目画像上に作成するインジケーター作成手段とをさらに備え、
前記並列表示制御手段は、さらに、前記インジケーターが重ねられた注目画像と前記対応画像から抽出された細部の画像を並べて表示することを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。 - 前記注目画像特定手段は、第1の医用画像撮影装置により撮影された複数の第1の血管断面画像から注目する断面の注目断面画像を特定し、
前記対応画像抽出手段は、
第1の医用画像撮影装置により撮影された複数の第1の血管断面画像と第2の医用画像撮影装置により撮影された複数の第2の血管断面画像との間で位置合わせを行う断面画像位置合わせ手段と、
前記注目画像特定手段により特定された注目断面画像の位置と前記断面画像位置合わせ手段により行われた位置合わせ結果に基づいて対応断面画像を抽出する対応断面画像抽出手段と
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の医用画像処理装置。 - 前記注目断面画像の内壁展開画像および前記対応断面画像の内壁展開画像を作成する内壁画像作成手段をさらに備え、
前記並列表示制御手段は、さらに、前記注目断面画像の内壁展開画像および前記対応断面画像の内壁展開画像を並べて表示することを特徴とする請求項3に記載の医用画像処理装置。 - 前記並列表示制御手段は、さらに、並べて表示した画像の一方の表示変化に連動して他方の表示を変化させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
- 第1の医用画像撮影装置により撮影された複数の第1の医用画像から注目する注目画像を特定する注目画像特定手順と、
第1の医用画像撮影装置とは異なる特徴の画像を提供する第2の医用画像撮影装置により撮影された複数の第2の医用画像から前記注目画像特定手順により特定された注目画像に対応する対応画像を抽出する対応画像抽出手順と、
前記注目画像特定手順により特定された注目画像および前記対応画像抽出手順により抽出された対応画像を並べて表示する並列表示制御手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする医用画像処理プログラム。
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