JP2010011943A - 椅子 - Google Patents

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Hiroaki Tsukiji
宏明 築地
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Abstract

【課題】座体の後下部に、背杆の前端部を、位置調節可能に、かつ着脱可能に簡単に取付けうるようにした椅子を提供する。
【解決手段】背杆11の前端部を、座体3の傾斜面27と、背杆11の前端部を下方より支持する挟持部材28との間に挟入し、挟持部材28を、その下方より挿入した操作つまみ30と一体の締付けねじを座体3に螺合することにより、座体の傾斜面27に固定し、かつ座体3の後下部に、挟持部材28を傾斜面27と直交する方向に移動可能として吊支する脱落防止手段を設ける。
【選択図】 図7

Description

本発明は、座体の後下部に、背凭れの背杆の前下部を、前後方向に位置調節可能として取付けるようにした椅子に関する。
このように、座体の後下部に、背凭れの背杆の前下部を、前後方向に位置調節可能として取付けることにより、背凭れの前後位置を調節しうるようにした椅子は、例えば特許文献1に記載されており、公知である。
実用新案登録第2596929号公報
上記特許文献1に記載されている椅子においては、座体の後部下面の斜め上下方向を向く傾斜面に取付けた嵌合保持体の凹溝部に、背凭れの下部の背杆(支持体)を摺動可能に嵌合し、嵌合保持体に後方より挿入したノブ付きねじを、背杆の上下方向を向く長孔を挿通して、嵌合保持体と対向する保持板のめねじ孔に螺合することにより、背杆を、座体の後部に、斜め上下方向に位置調節可能に取り付けている。
このような構造では、背杆を座体より着脱する際に、ノブ付きねじを一旦取外して、再度保持板に螺合する必要があり、しかも、ねじを取外すと、保持板が位置ずれしてしまうので、背杆を再度座体に組み付ける作業が面倒である。
そのため、座体と背凭れを分離して椅子の購入者に届け、それらの組付けを購入者自身が行うことは困難であり、椅子の製造や組立工程において、座体に背凭れの背杆を予め組付け、この状態で出荷しなければならない。
このように、椅子を完成させた状態で出荷すると、梱包資材や荷姿が大型化して、輸送効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、座体の後下部に、背杆の前下部を、位置調節可能に、かつ着脱可能に簡単に取付けうるようにした椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)座体の後下部に設けた受支面に、背凭れにおける後上方に起立する背杆の前下部を、前記受支面に沿って前後方向に移動可能に取付けてなる椅子において、前記背杆の前下部を、前記座体の受支面と、背杆の前下部を下方より支持する挟持部材との間に挟入し、前記挟持部材を、その下方より挿入した締付けねじを座体に螺合することにより座体の受支面に固定し、かつ前記座体の後下部に、前記挟持部材を、前記受支面と直交する方向に移動可能として保持する脱落防止手段を設ける。
このような構成とすると、座体の後下部の受支面に、挟持部材を、脱落防止手段により受支面と直交する方向に移動可能として予め取付けておくことができる。 従って、挟持部材を座体の受支面より離間させることにより、背杆の前下部を受支面と挟持部材間に後上方より容易に挟入することができ、かつ挟持部材を締付けねじにより座体に固定するだけで、背杆の下端部を、座体の後下部の受支面に、簡単に取付けることができる。
また、締付けねじを緩めるだけで、背杆の前後の位置調節や着脱を容易に行うことができる。
さらに、背杆の取付けが容易であるため、椅子を工場や倉庫等より出荷する際に、座体と背凭れとを分離し、それらを別々に梱包して出荷することが可能となり、梱包資材や荷姿が小さくなって、輸送効率を向上させることができる。
(2)上記(1)項において、受支面を、後上方を向く傾斜面とする。
このような構成とすると、締付けねじを緩めて、背杆の前下部を傾斜面に沿って斜め上下方向に移動させることにより、背凭れの前後位置と上下位置とを、同時に調節することができる。
(3)上記(1)または(2)項において、脱落防止手段を、下端により挟持部材を支持するようにして、座体の後下部に設けた通孔に上下に移動可能に挿通された軸状部材と、この軸状部材における前記通孔より突出する上端部に止着された、軸状部材の抜け止め部材とを備えるものとする。
このような構成とすると、脱落防止手段の構成が簡単であり、かつ最小限の部品点数で、挟持部材を座体の後下部の傾斜面に移動可能として吊支しうるので、コストが低減される。
(4)上記(3)項において、軸状部材を上向きに付勢することにより、この軸状部材を介して、挟持部材を座体の後下部の下面に当接させうるようにした付勢手段を、座体に設ける。
このような構成とすると、座体と背凭れを分離して搬送する際等において、挟持部材が上下にがたつくのが防止される。
また、搬送時に、挟持部材と座体との間に指等を挟む恐れがない。
(5)上記(4)項において、付勢手段を、抜け止め部材と座体の後下部における通孔の穿設部の上面との間において、軸状部材に嵌合された圧縮コイルばねとする。
このような構成とすると、軸状部材及びそれにより吊支された挟持部材を、圧縮コイルばねにより容易に上方に付勢することができる。
(6)上記(3)〜(5)項のいずれかにおいて、軸状部材をねじとし、かつ抜け止め部材を、ねじの上端部に螺合したナットまたはナットの下方において前記ねじに遊嵌されたワッシャとする。
このような構成とすると、脱落防止手段を構成する各部材を特別に製作する必要がなく、かつ各部材の組付けや取外しも容易に行うことができる。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、背杆を左右1対よりなるものとし、かつ挟持部材を、前記左右の背杆の前下部を下方より保持可能な左右1対の挟持部を有する板状をなすものとして、左右の挟持部間の中央部に挿入した締付けねじにより、挟持部材を座体に固定しうるようにする。
このような構成とすると、左右の背杆の前下部を、一つの挟持部材と締付けねじにより、座体の後下部に簡単に取付けることができる。
(8)上記(7)項において、座体の後下部に、左右の背杆の前下部が当接する突部を設け、この突部に、挟持部材の端縁に突設した1対の上向片を下方より嵌合する。
このような構成とすると、挟持部材の端縁に突設した1対の上向片が、突部に嵌合されているので、背凭れ及び挟持部材が締付けねじ回りの回動するのが防止される。
本発明によれば、座体の後下部の受支面に、挟持部材を、脱落防止手段により受支面と直交する方向に移動可能として予め取付けておくことができる。従って、挟持部材を座体の受支面より離間させることにより、背杆の前下部を受支面と挟持部材間に後上方より容易に挟入することができ、かつ挟持部材を締付けねじにより座体に固定するだけで、背杆の下端部を、座体の後下部の受支面に、簡単に取付けることができる。
また、締付けねじを緩めるだけで、背杆の前後の取付位置や着脱を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の椅子の側面図、図2は、同じく後方斜視図で、椅子1は、脚体2と、座体3と、背凭れ4とを備えている。
脚体2は、内部に高さ調節用のガススプリング(図示略)が収容された筒状の脚柱5と、その下部外周面に固着された、先端にキャスタ6を有する放射方向を向く5本の脚杆7とからなり、脚柱5の上端には、前後方向を向く支基8より垂下する支持杆8aが、水平回動可能に取付けられている。
座体3は、支基8に固着された合成樹脂製の座板9と、その上面に取付けられたクッション体10とからなり、座板9は、上記支基8の上面に取付けられている。
背凭れ4は、金属パイプの中間部を、前向屈曲部11aを介して、側面視前向くの字状に屈曲して形成された左右1対の背杆11、11と、それらの上半部に取付けられた背当て12とからなり、背当て12は、合成樹脂製の背板13の前面にクッション材14を取付けてなっている。
左右の背杆11、11における背当て12よりも下方の露出部、すなわち前向屈曲部11aから支基8に向かう前向部分には、合成樹脂製の背杆カバー15が、次のようにして装着されている。
図3〜図6に示すように、背杆カバー15は、左右の背杆11、11の外側寸法よりも左右幅が大きく、かつ左右の背杆11、11における前向屈曲部11aから背当て12の下端までの露出部を、左右に跨って覆いうる上下寸法の側面視前向L字状の上部カバー部16と、この上部カバー部16の下端の湾曲部17の前端の両側部より、斜め前下方に向かって互いに平行に延出し、左右の背杆11、11の前向屈曲部11a、11aよりも前方の前向部分を覆いうる左右1対の下部カバー部18、18とを備え、各下部カバー18の前端には、背杆11の前端を覆いうる下向片18aが連設されている。
上部カバー部16と湾曲部17の裏面には、上端が上部カバー部16における上端の後方を向く上片16aの下面に接続された左右複数の縦リブ19を突設して、上部カバー部16の曲げ強度を高めてある。
上部カバー部16、湾曲部17、及び下部カバー部18は、それぞれ、左右の背杆11の露出部における前面と上面と左右両側面とを覆いうるU字状断面とされ、それらの裏面には、左右の背杆11の露出部へ嵌合しうる嵌合溝20、20が、連続して形成されている。上部カバー部16のほぼ水平をなす上片16aの両側部には、左右の背杆11を上方より挿入可能な挿通孔21、21が、両嵌合溝20の上端と連通するようにして穿設されている。
また、上部カバー部16の上片16aの後縁には、背板13の下端部の後面中央に形成された凹部22に適正に嵌まり込む起立片23が突設されている。
左右の下部カバー部18における前端の下向片18aの後面と前端部の裏面には、左右2個の縦リブ状の挟持片24、24と、それより前後寸法の長い差込片25とが、差込片25の後端部に形成された、背杆11の前端部が圧嵌可能な上下寸法の差込み部25aが、両ストッパ片24間において、それらの後端よりも後方に突出するようにして、下向きに突設されている。
左右の背杆11に背杆カバー15を装着するには、まず、背杆11の前向部分が下傾するように背凭れ4を前傾させるか、もしくは、上部カバー部16が下方となるように背杆カバー15全体を起立させて、背杆カバー15における上部カバー部16の左右の挿通孔21より、両背杆11を前向屈曲部11a付近まで挿入したのち、背杆11または下部カバー部18を互いに近接する方向に回動させて、下部カバー部18の嵌合溝20内に背杆11を下方より遊嵌する。
ついで、図5及び断面図である図6に示すように、左右の背杆11の前端開口部に、左右の下部カバー部18における差込片25の差込み部25aを、背杆11の前端部の両側面が、左右の挟持片24により挟持されるまで圧嵌する。このようにして、背杆11の前端部に差込み部25aに圧嵌すると、上部カバー部16の上片16aが、背当て12の下面に当接するとともに、起立片23が、背板13の後面下部の凹部22に嵌まり込む。従って、背杆カバー15の装着後において、これが前後及び上下方向に動くのが防止される。
ついで、上部カバー部16の上片16aを、背当て12の下面に、上片16aの下方より挿入した左右2個の止めねじ26により固定すれば、背杆カバー15の取付けは完了し、左右の背杆11における背当て12より露出する部分の前面、上面、及び左右の両側面が、背杆カバー15により体裁よく覆われる。
このように、左右の背杆11を、比較的構造の簡単な合成樹脂よりなる単一の背杆カバー15内に、上方より挿入するだけの簡単な作業で、左右の背杆11における背当て12より下方の露出部を容易に覆うことができるので、部品点数や取付工数が削減される。
また、背杆11に、背杆カバー15取付用の加工を何ら施す必要がないだけでなく、背杆11の前端開口部を、下部カバー部18の前端部下面の差込片25に圧嵌することにより、背杆カバー15を位置決めして装着しているので、背杆11に、位置決め用の加工を施す必要もない。
さらに、背杆カバー15の上部の起立片23は、背板13の後面下部に当接し、かつ上部カバー部16の裏面は、複数の縦リブ19により補強され、曲げ強度が大となっているので、大きな曲げ荷重が加わる背杆11の前向屈曲部11aを、上部カバー部16により補強することができる。
しかも、上記のように、起立片23を背板13の下端部の後面に当接させると、装着後の背杆カバー15が前後方向にがたつくのが防止されるとともに、背当て12から下方に延出する前向屈曲部11aと背板13の下端部の後面とが、単一の背杆カバー15における上部カバー部16により連続して覆われるので、椅子の意匠性及び見栄えが向上する。
なお、上述したように、装着後の背杆カバー15は、前後及び上下方向に移動するのが防止されているので、止めねじ26による背当て12の下面へのねじ止め作業を、省略することもある。
また、上記実施形態では、背杆11の前端部を、下部カバー部18の下向片18aの後面に設けた差込み部25aに圧嵌しているが、それとは反対に、差込み部が突設された塞ぎ片等を、背杆11の前端に固着し、この差込み部を、下向片18aの後面に設けた、後方に開口する開口部に圧嵌するようにしてもよい。
さらに、上部カバー部16の上片16aの突設した起立片23は、省略して実施することもある。
図7〜図11に示すように、上記の背杆カバー15が装着された背凭れ4における左右の背杆11は、支基8の後部の後下方を向く傾斜突部8bの下面における斜め後上方に向かって傾斜する傾斜面27に、板金よりなる挟持部材28により、次のようにして取付けられている。
挟持部材28における方形をなす基板28aの左右両側部には、左右の背杆11の下半部の外周面を摺動可能に保持可能なU字状断面の挟持部28b、28bが、また、両挟持部28a間において基板28aの上下の端縁には、支基8における傾斜突部8bの上下の面に遊嵌可能な上向片28c、28cが、それぞれプレス等により一体的に形成されている。
挟持部材28の基板28aの中央部に穿設された通孔29には、下端部に操作つまみ30が相対回転不能に固嵌された締付けねじ31が挿通され、この締付けねじ31は、支基8の傾斜突部8bを貫通して、その上面に溶接されたナット32に螺合されている。
締付けねじ31の上端には、抜け止めワッシャ33がボルト34により固定され、締付けねじ31を最大限緩めても、支基8の傾斜突部8bより抜け外れることのないようにしてある。
挟持部材28と支基8の傾斜突部8bとには、挟持部材28の脱落防止手段35が設けられている。この脱落防止手段35は、挟持部材28の基板28aの後端部に穿設されたテーパ孔36に下方より挿入され、かつ支基8の傾斜突部8bに穿設された通孔37を貫通して上方に突出する皿ねじ38と、皿ねじ38に遊嵌された2枚の平ワッシャ39、39と、それらの間に縮設された圧縮コイルばね40と、上位の平ワッシャ39の上面を押圧するようにして、皿ねじ38の上端部に螺合されたナット41とからなっている。
挟持部材28は、圧縮コイルばね40により、傾斜突部8bの傾斜面27と当接するように、それと直交する方向に常時付勢され、傾斜突部8bより脱落するのを防止して保持されている。また、図12に示すように、締付けねじ31を緩めることにより、挟持部材28を、圧縮コイルばね40の圧縮範囲内において、傾斜突部8bの傾斜面27より下方に離間させることができる。この際、上下の上向片28cが、挟持部材28の下方への移動をガイドをするとともに、締付けねじ31回りに挟持部材28が回動するのを防止する。
なお、上記操作つまみ30と一体の締付けねじ31、抜け止めワッシャ33、ナット34、挟持部材28及びその脱落防止手段35は、椅子の製造または組立工程等において予め支基8に組み付けられ、この状態で出荷される。
左右の背杆11を支基8の傾斜突部8bに取付けるには、まず図7に示すように、締付けねじ31を緩める方向に操作つまみ30を回動操作し、これを挟持部材28より離間させる。
ついで、図8に示すように、左右の背杆11及びそれに装着した背杆カバー15の下部カバー部18を、斜め後上方より、傾斜突部8bの傾斜面27と挟持部材28の左右の挟持部28b、28bとの間に形成された空間内に挿入し、図10に示すように、両背杆11の下半部と下部カバー部18の上面を、挟持部28bとカバー部18の上面を傾斜突部8bの傾斜面27とにより挟持する。この際、上述したように、圧縮コイルばね40を圧縮させて挟持部材28を下方に移動させると、挿入空間を広げることができるので、左右の背杆11を、下部カバー部18と共に簡単に挿入することができる。
ついで、操作つまみ30の上面が挟持部材28の基板28aの下面に圧接するまで、締付けねじ31を締め込むと、左右の背杆11は、支基8における傾斜突部8bの傾斜面27と挟持部材28とにより挟持されて、支基8の傾斜突部8bに固定される。この際、挟持部材28における左右の挟持部28bの側端上部は、左右の下部カバー部18内に位置し、外部に露呈するのが防止される(図10参照)。
また、支基8の傾斜突部8bの傾斜面27に、挟持部材28を、締付けねじ31により締め付けると、その基板28aの上下の上向片28cが、傾斜突部8bの上下両面に嵌合されるので、背凭れ4及び挟持部材28が締付けねじ31回りの回動するのが防止される。
背杆11の固定後において、操作つまみ30を若干緩めて、背杆11を、支基8の傾斜突部8bの傾斜面27に沿って斜め上下方向にスライドさせることにより、背凭れ4の前後位置と上下位置とを同時に調節することができる。
このように、支基8における傾斜突部8bの傾斜面27に、挟持部材28を、脱落防止手段35により下方に移動可能に予め取付けておくことにより、この挟持部材28と傾斜突部8bの傾斜面27との間に、背凭れ4の背杆11を斜め後上方より容易に挟入することができ、かつ操作つまみ30と一体の締付けねじ31により挟持部材28を固定するだけで、支基8の傾斜突部8bに、背杆11の前端部を、椅子の購入者等が簡単に取付けることができる。
また、締付けねじ31を緩めるだけで、背杆11の前後の位置調節や着脱を容易に行うことができる。
従って、椅子を工場や倉庫等より出荷する際に、座体3と背凭れ4とを分離し、それらを別々に梱包して出荷することができ、梱包資材や荷姿が小さくなって、輸送効率が向上する。なお、締付けねじ31に設けた抜け止めワッシャ33や、それを固定するナット34は、必ずしも必要ではなく、これらを省略して、例えば操作つまみ30と一体をなす締付けねじ31を、背凭れ4の取付時に後からナット32に螺合するようにしてもよい。
また、脱落防止手段35の圧縮コイルばね40は、搬送時等において、挟持部材28のがたつきを防止するためのものであるが、この圧縮コイルばね40を省略し、単に挟持部材28を、支基8の傾斜面27と直交する方向に移動可能に取付けてもよい。
上記実施形態では、支基8における傾斜突部8bの下面を、傾斜面27としてあるが、水平の受支面として、背凭れ4の前後位置のみを調節可能な椅子に適用することもできる。
また、上記実施形態では、背杆11の露出部を、背杆カバー15により覆ってなる椅子としたが、背杆カバー15の装着されていない椅子にも適用しうることは、言うまでもない。
本発明の椅子の側面図である。 同じく、後方斜視図である。 背杆カバーの斜視図である。 同じく、後下方より見た斜視図である。 背杆に背杆カバーを装着した状態を後下方より見た斜視図である。 同じく、背杆カバー装着後の要部の拡大縦断側面図である。 支基への背杆取付前の要部の側面図である。 同じく、背杆取付後の要部の側面図である。 同じく、背杆取付後の状態を後下方より見た座体の要部の斜視図である。 図8のX-X線拡大横断端面図である。 図9のXI-XI線拡大縦断端面図である。 同じく、操作つまみと一体の締付けねじを緩めて挟持部材を支基より離間させた状態の拡大縦断端面図である。
符号の説明
1 椅子
2 脚体
3 座体
4 背凭れ
5 脚柱
6 キャスタ
7 脚杆
8 支基
8a 支持杆
8b 傾斜突部
9 座板
10 クッション体
11 背杆
11a 前向屈曲部
12 背当て
13 背板
14 クッション材
15 背杆カバー
16 上部カバー部
16a 上片
17 湾曲部
18 下部カバー部
18a 下向片
19 縦リブ
20 嵌合溝
21 挿通孔
22 凹部
23 起立片
24 挟持片
25 差込片
25a 差込み部
26 止めねじ
27 傾斜面
28 挟持部材
28a 基板
28b 挟持部
28c 上向片
29 通孔
30 操作つまみ
31 締付けねじ
32 ナット
33 抜け止めワッシャ
34 ボルト
35 脱落防止手段
36 テーパ孔
37 通孔
38 皿ねじ
39 ワッシャ
40 圧縮コイルばね
41 ナット

Claims (8)

  1. 座体の後下部に設けた受支面に、背凭れにおける後上方に起立する背杆の前下部を、前記受支面に沿って前後方向に移動可能に取付けてなる椅子において、
    前記背杆の前下部を、前記座体の受支面と、背杆の前下部を下方より支持する挟持部材との間に挟入し、前記挟持部材を、その下方より挿入した締付けねじを座体に螺合することにより座体の受支面に固定し、かつ前記座体の後下部に、前記挟持部材を、前記受支面と直交する方向に移動可能として保持する脱落防止手段を設けたことを特徴とする椅子。
  2. 受支面を、後上方を向く傾斜面としてなる請求項1記載の椅子。
  3. 脱落防止手段を、下端により挟持部材を支持するようにして、座体の後下部に設けた通孔に上下に移動可能に挿通された軸状部材と、この軸状部材における前記通孔より突出する上端部に止着された、軸状部材の抜け止め部材とを備えるものとした請求項1または2記載の椅子。
  4. 軸状部材を上向きに付勢することにより、この軸状部材を介して、挟持部材を座体の後下部の下面に当接させうるようにした付勢手段を、座体に設けてなる請求項3記載の椅子。
  5. 付勢手段を、抜け止め部材と座体の後下部における通孔の穿設部の上面との間において、軸状部材に嵌合された圧縮コイルばねとしてなる請求項4記載の椅子。
  6. 軸状部材をねじとし、かつ抜け止め部材を、ねじの上端部に螺合したナットまたはナットの下方において前記ねじに遊嵌されたワッシャとしてなる請求項3〜5のいずれかに記載の椅子。
  7. 背杆を左右1対よりなるものとし、かつ挟持部材を、前記左右の背杆の前下部を下方より保持可能な左右1対の挟持部を有する板状をなすものとして、左右の挟持部間の中央部に挿入した締付けねじにより、挟持部材を座体に固定しうるようにした請求項1〜6のいずれかに記載の椅子。
  8. 座体の後下部に、左右の背杆の前下部が当接する突部を設け、この突部に、挟持部材の端縁に突設した1対の上向片を下方より嵌合してなる請求項7記載の椅子。
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