JP2010011133A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストかつ簡単な制御方法で送信周波数または受信周波数を2つの周波数帯間で切替えて通信できるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置1は、アンテナ部2と、電源端子3と、時定数回路4とを具備する。アンテナ部2は、アンテナエレメント25と印加電圧の値により容量が可変な可変容量素子26とを含み、これらが協働して共振する。電源端子3は、可変容量素子26に加える電圧を供給する。時定数回路4は、電源端子3の電圧がOFFからONになった場合に、可変容量素子26に加わる電圧を徐々に上昇させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、より特定的には、アンテナの特性を切替える回路を有するアンテナ装置に関する。
従来からバリキャップダイオードの印加電圧を変更することにより共振周波数を調整し、送受信する電波の周波数を切替えるアンテナ装置が存在する。アンテナエレメントとバリキャップダイオード及びインダクタの共振回路を備えたアンテナ装置において、バリキャップダイオードの容量をCとし、インダクタのインダクタンスをLとすると、共振周波数fRESは数1に示される。ここでバリキャップダイオードの容量Cは、バリキャップダイオードに加える電圧の値により変化し、電圧が上がるとCが下がる。従って、電圧を上げることによってCが下がり、fRESが大きくなることを利用して、アンテナ装置の共振周波数を変化させることができる。
Figure 2010011133
例えば、上記バリキャップダイオードを利用してアンテナ装置の共振周波数を可変にするアンテナ装置として、特許文献1に開示されているものがある。特許文献1では、図9で示されるように、アンテナ導体部35とLC並列共振回路34を直列に接続した構成としている。LC並列共振回路34は、インダクタ32とバリキャップダイオード31で構成されている。電圧入力部33に電圧を加えることで、バリキャップダイオード31に電圧がかかり、バリキャップダイオード31の容量が変化する。従って、共振周波数を可変としている。
特開2002−76750号公報
しかし、従来のバリキャップダイオードを用いて共振周波数を可変にする共振型アンテナでは、バリキャップダイオードに対して、共振周波数に応じた適切な印加電圧を付与する必要がある。つまり、送受信しようとする電波の周波数に応じて、印加電圧は適切な値に制御されなければならない。従って、バリキャップダイオードに供給する電圧の値を制御する装置が別途必要となるため、装置が大型化し、製造コストが高くなる。
それ故、本発明では、低コストかつ簡単な制御方法で送信周波数または受信周波数を2つの周波数帯間で切替えて通信できるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明は、相対的に高い周波数帯の電波と低い周波数帯の電波を送信または受信するアンテナ装置である。つまり、相対的に高い周波数帯と低い周波数帯(相異なる2つの周波数帯)の電波を送信または受信するアンテナ装置である。
第1の発明は、アンテナ部と、電源端子と、時定数回路とを具備する。アンテナ部は、アンテナエレメントと印加電圧の値により容量が可変な可変容量素子とを含み、これらが協働して共振する。電源端子は、可変容量素子に加える電圧を供給する。時定数回路は、電源端子の電圧がOFFからONになった場合に、可変容量素子に加わる電圧を徐々に上昇させる。
この発明によれば、アンテナ装置は、電源端子の電圧のONとOFFを制御することによって、相対的に高い周波数帯と低い周波数帯(相異なる2つの周波数帯)の電波を送信または受信可能となる。即ち、電源端子の電圧がOFFからONになった場合に、時定数回路により可変容量素子に加わる電圧が徐々に上昇する。このため、電源端子の電圧がONになった直後は、可変容量素子に加わる電圧は低く、アンテナ部はその電圧に応じた共振周波数で共振する。一方、電源端子の電圧がONになってから十分時間が経過すると、可変容量素子に加わる電圧は高くなり、アンテナ部はその電圧に応じた共振周波数で共振する。従って、電源端子の電圧のON/OFFを切替える簡単な制御でよいため、装置も簡素化することができ、相異なる2つの周波数帯間で送信周波数または受信周波数を切替えることを低コストで行うことができるアンテナ装置を提供することができる。
第2の発明では、第1の発明において、時定数回路は、直列に接続された抵抗とコンデンサを含んでもよい。抵抗とコンデンサのそれぞれ一端が可変容量素子とアンテナエレメントの接続点と接続され、コンデンサの他端が接地され、抵抗の他端が電源端子に接続されている。
この発明によれば、電源端子をONにした場合、可変容量素子に加わる電圧が徐々に上昇させることができる。これにより、アンテナ装置は、低い周波数の電波を送信または受信することができる。
第3の発明では、第1の発明において、電源端子に加えられた電圧がONからOFFになった場合に、コンデンサに蓄えられた電荷を放電するディスチャージ部をさらに備えていてもよい。
この発明によれば、コンデンサに蓄えられた電荷を急速に放電することができる。これにより、容易に共振周波数を高い周波数から低い周波数に切替えることができる。
第4の発明では、第1の発明において、ディスチャージ部は、PNPトランジスタを含んでもよい。PNPトランジスタのベース端子が電源端子に接続される。PNPトランジスタのエミッタ端子がコンデンサと抵抗の接続点に接続される。PNPトランジスタのコレクタ端子が接地される。
この発明によれば、電源端子の電圧をONからOFFにした場合に、コンデンサに蓄えられた電荷を急速に放電することができる。
第5の発明では、第1の発明において、時定数回路に、少なくとも1つの抵抗がコンデンサと並列にさらに接続された構成としてもよい。
この発明によれば、電源端子の電圧に対して、抵抗分圧を行うことができる。これにより、相対的に高い周波数帯の共振周波数と低い周波数帯の共振周波数を各々任意の値に容易に設定可能となる。
第6の発明では、第1の発明において、時定数回路が有する時定数は、相対的に低い方の周波数帯の電波の送信時間または受信時間よりも長くなるように設定されていてもよい。
この発明によれば、通信が途切れることなく低い方の周波数帯の電波を送信または受信することができる。
第7の発明では、第1の発明において、電源端子に供給される電圧は、アンテナ装置に接続された送信回路部または受信回路部に供給される電圧と同じであってもよい。
この発明によれば、別途電源端子の電圧を制御する装置を設ける必要がない。これにより、装置の簡素化、低コスト化を実現することができる。
第8の発明では、第1の発明において、可変容量素子は、バリキャップダイオードであってもよい。
この発明によれば、電圧の変化により静電容量を容易に変化させることができ、本アンテナ装置を簡素化することができる。
第9の発明は、第3の発明に係るアンテナ装置の使用方法である。第9の発明は、電源端子の電圧のONとOFFを繰り返し切替えることによって、相対的に低い方の周波数帯の電波を継続して送信可能または受信可能としてもよい。
この発明によれば、共振周波数を低い方の周波数に固定することができる。
第10の発明は、第3の発明に係るアンテナ装置の使用方法である。第10の発明は、時定数回路が有する時定数よりも長い時間、電源端子の電圧がONの状態を継続することによって、相対的に高い方の周波数帯の電波を継続して送信可能または受信可能としてもよい。
この発明によれば、共振周波数を高い方の周波数に固定することができる。
第11の発明は、第3の発明に係るアンテナ装置の使用方法である。第11の発明においては、時定数回路が有する時定数よりも長い時間、電源端子の電圧がONの状態を継続することによって、相対的に高い方の周波数帯の電波を送信可能または受信可能な状態とし、その状態から電源端子の電圧をOFFにし、再びONにすることで、相対的に低い方の周波数帯の電波を送信可能または受信可能としてもよい。
この発明によれば、共振周波数を高い方の周波数から低い方の周波数に容易に切替えることができる。
第12の発明は、アンテナエレメントと、スイッチング素子と、電源端子と、時定数回路とを備えるアンテナ装置である。スイッチング素子は、アンテナエレメントの一端と接地の間に介設される。電源端子は、スイッチング素子に加える電圧を供給する。時定数回路は、電源端子の電圧がOFFからONになった場合に、スイッチング素子に加わる電圧を徐々に上昇させる。スイッチング素子は、電源端子の電圧をOFFからONにした直後は高周波を通さず、時定数回路が有する時定数よりも長い時間が経過したときは高周波を通す。
この発明によれば、電源端子の電圧をON/OFFすることにより、アンテナ特性(アンテナの指向性)を変えることができる。即ち、電源端子の電圧をONにした場合、時定数回路により、スイッチング素子に加わる電圧が徐々に上昇する。電源端子の電圧がONになった直後は、スイッチング素子に加わる電圧は低いため、アンテナエレメントの一端は電気的に開放された状態となる。一方、電源端子の電圧がONになってから十分時間が経過すると、スイッチング素子に加わる電圧は高くなり、アンテナエレメントの一端は接地された状態となり、アンテナ特性が変わる。従って、電源端子の電圧のON/OFFを切替えることで、アンテナ装置のアンテナ特性を変えることができる。
第13の発明では、第12の発明において、アンテナエレメントは、半ループ様のアンテナエレメントであってもよい。
この発明によれば、電源端子の電圧をON/OFFすることにより、アンテナ装置は、異なる2つのアンテナ特性をもったアンテナ装置となる。即ち、電源端子の電圧をONにした直後、アンテナ装置は、逆F型アンテナまたは逆L型アンテナのアンテナ特性を有する。また、十分時間が経過した後、アンテナ装置は、ループアンテナのアンテナ特性を有する。
第14の発明では、第12の発明において、時定数回路は、直列に接続された抵抗とコンデンサを含んでもよい。抵抗とコンデンサのそれぞれ一端がスイッチング素子とアンテナエレメントの接続点と接続される。コンデンサの他端が接地され、前記抵抗の他端が前記電源端子に接続される。
この発明によれば、電源端子の電圧をONにした場合、スイッチング素子に加わる電圧を徐々に上昇させることができる。
第15の発明では、第14の発明において、電源端子に加えられた電圧がONからOFFになった場合に、コンデンサに蓄えられた電荷を放電するディスチャージ部をさらに備えてもよい。
この発明によれば、コンデンサに蓄えられた電荷を急速に放電することができる。これにより、アンテナ特性をループアンテナから逆L型アンテナまたは逆F型アンテナに容易に切替えることができる。
第16の発明では、第14の発明において、ディスチャージ部は、PNPトランジスタを含んでもよい。このとき、PNPトランジスタのベース端子が電源端子に接続される。PNPトランジスタのエミッタ端子がコンデンサと抵抗の接続点に接続される。PNPトランジスタのコレクタ端子が接地される。
この発明によれば、電源端子の電圧をONからOFFにした場合に、コンデンサに蓄えられた電荷を急速に放電することができる。
第17の発明では、第12から第16の発明において、スイッチング素子は、ピンダイオードであってもよい。
この発明によれば、電源端子の電圧のON/OFFを制御することにより、アンテナエレメントの一端の短絡/開放を切替えることができる。
第18の発明では、第12から第16の発明において、スイッチング素子は、スイッチングダイオードであってもよい。
この発明によれば、スイッチング素子として安価な素子を用いることによって、低コスト化することができる。
第19の発明は、第13の発明に係るアンテナ装置の使用方法である。第19の発明においては、逆L型アンテナまたは逆F型アンテナのアンテナ特性が必要な場合に、電源端子の電圧のONとOFFを繰り返し切替えてもよい。
この発明によれば、アンテナ装置のアンテナ特性を逆L型アンテナもしくは逆F型アンテナのアンテナ特性に固定することができる。
第20の発明は、第13の発明に係るアンテナ装置の使用方法である。第20の発明においては、ループアンテナのアンテナ特性が必要な場合に、時定数回路が有する時定数よりも長い時間継続して電源端子の電圧をONにしてもよい。
この発明によれば、アンテナ装置のアンテナ特性をループアンテナのアンテナ特性に固定することができる。
本発明によれば、電源端子に与える電圧のON/OFFを制御することで、共振周波数またはアンテナ特性を切替えるアンテナ装置を提供することができる。電源端子の電圧のレベルを細かく制御する制御手段を備える必要はなく、電源端子の電圧のON/OFFを切替える簡単な制御でよいため、アンテナ装置の簡素化、低コスト化を実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る第1の実施形態について、図1から図6を用いて説明する。図1は第1の実施形態に係るアンテナ装置1の構成を示す図である。本実施形態に係るアンテナ装置1は、例えば自動車用のアンテナ装置として使用されることができる。
図1に示される第1の実施形態に係るアンテナ装置1は、相対的に高い周波数帯の電波と低い周波数帯(相異なる2つの周波数帯)の電波を受信するアンテナ装置である。
アンテナ装置1は、アンテナ部2と、電源端子3と、時定数回路4と、ディスチャージ部5とを備えている。アンテナ部2はアンテナエレメント25と可変容量素子26で構成される。以下、各部分について説明するとともに、アンテナ装置1の動作について説明する。
アンテナ部2は、アンテナエレメント25と印加電圧の値により容量が可変な可変容量素子26とを含み、これらが協働して共振する。本実施形態では、可変容量素子26として、バリキャップダイオードが用いられる。アンテナエレメント25の一端と可変容量素子26の一端が接続され、可変容量素子26の他端は接地されている。アンテナエレメント25と可変容量素子26の接続点は、抵抗22とコンデンサ23の接続点に、インダクタ24を介して接続される。アンテナ部2に接続された受信回路部6は、アンテナ部2を介して外部から送信された電波を受信する。アンテナエレメント25のインダクタンスをLA(H)、可変容量素子26の静電容量をC0(F)とする。
なお、アンテナ部2は上述のようにアンテナエレメント25と可変容量素子26によって共振するが、可変容量素子26と並列にインダクタ(図示せず)をさらに接続して共振させてもよい。アンテナエレメント25は、ダイポールアンテナ、ループアンテナやマイクロストリップアンテナ等様々な形態のアンテナが採用され得る。また、可変容量素子26は、電圧により容量が可変な素子であればどのようなものでも採用され得る。
ここで、図3を用いて可変容量素子26にかかる電圧とアンテナ装置1の共振周波数の関係について説明する。図3は可変容量素子26の印加電圧Vと静電容量Cの関係を模式的に示した図である。
図3で示されるように、可変容量素子26の静電容量Cは、印加電圧Vが増加するに従って小さくなる。今、可変容量素子26にV0(V)の電圧を印加した場合の静電容量をC0(F)とすると、アンテナ装置1の共振周波数fRESはfRES=1/{2π(LA・C01/2}で求められる。ここで、可変容量素子26の電圧がV0’(V)に上昇すると、可変容量素子26の静電容量の値はC0’(F)に低下する。このときのアンテナ装置1の共振周波数fRES’はfRES’=1/{2π(LA・C0’)1/2}となり、共振周波数fRES’は可変容量素子26の印加電圧がV0(V)のときよりも高くなる。つまり、可変容量素子26の印加電圧Vを大きくすると、アンテナ装置1の共振周波数を高くすることができる。
電源端子3は、可変容量素子26に加える電圧を供給するためのものである。電源端子3は、図示しない電圧供給源(例えば車載バッテリ)から電圧が供給され、電圧のON/OFFを切替えられる。ONの場合は、前記電圧供給源から電圧値Vcc(V)が供給され、OFFの場合は、0(V)とされる。本実施形態では、電圧値Vcc(V)は受信回路部6に供給される電圧値と同じに設定される。つまり、受信回路部6と電源端子3には、共通の電源電圧が供給される。従って、電波を受信する必要がある場合は、受信回路部6はONにされ、同時に電源端子3もONにされる。電波を受信する必要がない場合は、受信回路部6はOFFにされ、電源端子3の電圧もOFFにされる。
時定数回路4は、電源端子3の電圧がOFFからONになった場合に、可変容量素子26に加わる電圧を徐々に上昇させるためのものである。時定数回路4は、直列に接続された抵抗22とコンデンサ23で構成される。抵抗22とコンデンサ23のそれぞれ一端が、可変容量素子26とアンテナエレメント25の接続点に、インダクタ24を介して接続される。コンデンサ23の他端が接地され、抵抗22の他端が電源端子3に接続されている。抵抗22の抵抗値をR1(Ω)とし、コンデンサ23の静電容量をC1(F)とする。このように構成されたRC回路の時定数τ1(sec)は、τ1=R1・C1で求められる。ここで時定数τ1とは、回路の応答の速さを表すものであり、電圧を加えた瞬間から定常値の約63.2%に達するまでの時間を表す。
図2は、電源端子3の電圧がONになった瞬間から定常値になるまでの間、コンデンサ23にかかる電圧の時間的変化を模式的に表した図である。横軸は時間t、縦軸はコンデンサ23にかかる電圧Vを示す。図2で示されるように、コンデンサ23にかかる電圧は、電源端子3の電圧がONになった瞬間から徐々に増加していき、やがて定常値になる。時定数τ1はこの定常値の約63.2%になるまでの時間を示す。従って、時定数回路4を設けることでコンデンサ23にかかる電圧を緩やかに増加させ、定常値になるまでの時間を遅らせることができる。つまり、時定数回路4を設けることにより、可変容量素子26にかかる電圧を、緩やかに増加させ、定常値になるまでの時間を遅らせることができる。
なお、本実施形態では、時定数回路4は抵抗22とコンデンサ23を用いたRC回路で構成されているが、抵抗とインダクタ(図示しない)を用いたRL回路でも構成されることができる。
ディスチャージ部5は、電源端子3に加えられた電圧がONからOFFになった場合に、コンデンサ23に蓄えられた電荷を放電するためのものである。ディスチャージ部5は、PNPトランジスタ27で構成される。図1に示されるように、PNPトランジスタ27のエミッタ端子は抵抗22とコンデンサ23の接続点に接続され、コレクタ端子は接地されている。また、PNPトランジスタ27のベース端子は電源端子3に接続されている。電源端子3の電圧をONにした瞬間から、コンデンサ23に徐々に電荷が蓄積され、十分に時間が経過すると、コンデンサ23に完全に電荷が蓄積される。次に電源端子3の電圧をONからOFFにするとPNPトランジスタ27のベース端子の電圧が下がり、PNPトランジスタ27がONとなる。すると、コンデンサ23に蓄えられた電荷は、PNPトランジスタ27を経由してグランドに放電される。このようにして、電源端子3の電圧をOFFにした場合に、コンデンサ23に蓄積された電荷を急速放電することができる。
以上がアンテナ装置1の各部の説明である。なお、第1の実施形態に係るアンテナ装置1では、図1に示されるように、電源端子3のデカップリングのためにコンデンサ21が電源端子3と接地の間に介設されている。また、アンテナ部2で受信した電波が効率よく受信回路部6へ導かれるように、アンテナ部2の共振周波数において高いインピーダンスとなるインダクタ24が、時定数回路4とアンテナ部2の間に介設されている。
次にアンテナ装置1の共振周波数の切替え動作について図4から図6を用いて説明する。
図4は、電源端子3の電圧をONにした直後から十分時間が経過するまでの共振周波数の変化を示す図である。電源端子3の電圧をOFFからONにした場合、上述したように、可変容量素子26にかかる電圧は、時定数回路4によって徐々に大きくなり、最終的に略Vcc(V)となる。電源端子3の電圧をONにした直後(図4の(1)参照)は、上述したように可変容量素子26にかかる電圧は低いため、アンテナ装置1の共振周波数は低い。電源端子3の電圧をONにした直後の低い共振周波数をfLとする。電源端子3の電圧をONにしてから時定数τ1よりも十分時間が経過する(図4の(2)参照)と、可変容量素子26にかかる電圧は略Vcc(V)に上昇するため、アンテナ装置1の共振周波数は高くなる。電源端子3の電圧をONにしてから十分時間が経過し、可変容量素子26にかかる電圧が略Vcc(V)になった場合の高い共振周波数をfHとする。図4で示されるように、電源端子3の電圧をONにした直後、共振周波数は低い周波数fLになる。電源端子3の電圧をONにしてから十分時間が経過した後、共振周波数は高い周波数fHになる。電源端子3の電圧をONにした直後から十分時間が経過するまでの間は、共振周波数はfLからfHまで連続的に変化する。
次に、アンテナ装置1の共振周波数を低い周波数fLに保持する方法について述べる。電源端子3の電圧がOFFの状態で、時定数回路4のコンデンサ23に電荷が蓄積されていない状態を初期状態と呼ぶこととする。初期状態から電源端子3の電圧をONにした直後は、アンテナ装置1の共振周波数は低い周波数fLとなる。電源端子3の電圧をONにした状態が継続すると、上述したようにコンデンサ23に徐々に電荷が蓄積され、可変容量素子26に加わる電圧が上昇し、共振周波数は高くなる。ここで電源端子3の電圧をONからOFFにすると、上述したように、コンデンサ23に蓄えられた電荷が、ディスチャージ部5を経由して急速放電され、初期状態に戻る。再び電源端子3の電圧をONにすることで共振周波数は低い周波数fLとなる。従って、電源端子3の電圧がONの時間が、低い周波数fLが保持されるような短い時間で、電源端子3の電圧のON/OFFを繰り返し切替えることによって、アンテナ装置1の共振周波数は、低い周波数fL近傍を往復するようになる。つまり、共振周波数を低い周波数fLに保持するためには、電源端子3の電圧がONの時間が、所定の第1時間より短い時間で、電源端子3の電圧のON/OFFを繰り返し切替えればよい。ここで所定の第1時間とは、可変容量素子26の静電容量Cの値が、電源端子3の電圧をONにした直後の値からほとんど変化しない程度の時間であり、例えば、τ1/10程度以下の時間である。
次に、アンテナ装置1の共振周波数を高い周波数fHに保持する方法について述べる。上述したように、電源端子3の電圧をONにしてから十分時間が経過すると、可変容量素子26には略Vcc(V)の電圧がかかり、共振周波数はfHとなる。共振周波数を高い周波数fHに保持するためには、時定数τ1よりも十分長い時間、電源端子3の電圧がONの状態を保持すればよい。
さらに、アンテナ装置1の共振周波数を高い周波数fHから低い周波数fLに切替えるためには、電源端子3の電圧をONからOFFにし、時定数回路4のコンデンサ23に蓄えられた電荷がディスチャージ部5を経由して急速放電した後、再び電源端子3の電圧をONにすればよい。
これらアンテナ装置1の共振周波数の切替え方を、図5を用いて説明する。図5は、電源端子3の電圧のON/OFFの切替え方の違いによる、共振周波数の違いを表した図である。横軸は時間を表し、縦軸は電源端子3の電圧の値を表している。電源端子3の電圧がONの間の時間をtdとする。図5に示されるように、tdが時定数回路4の有する時定数τ1よりも十分小さく、かつ、電源端子3の電圧のON/OFFを繰り返し切替えた場合、アンテナ装置1は、継続して低い周波数fLの電波を受信可能となる。
また、図5に示されるように、電源端子3の電圧がONの状態が十分長く継続する場合、つまりtdが時定数τ1よりも十分大きい場合は、アンテナ装置1の共振周波数は低い周波数fLから高い周波数fHにシフトし、その後は高い周波数fHの電波を継続して受信可能な状態となる。
さらに、共振周波数が高い周波数fHの状態から電源端子3の電圧をOFFにすると、上述したように時定数回路4のコンデンサ23に蓄積された電荷がディスチャージ部5を介して放電される。図5に示されるように、再び電源端子3の電圧をONにすると、共振周波数は低い周波数fLとなる。
次に第1の実施形態に係るアンテナ装置1の利用例について説明する。第1の実施形態に係るアンテナ装置1は、例えば、車両に搭載されるスマートエントリーシステムとTPMS(Tire Pressure Monitering System)の電波受信に用いられる。図6は、第1の実施形態に係るアンテナ装置1を、スマートエントリーシステムとTPMSで用いた場合の電源端子3の電圧を表した図である。
スマートエントリーシステムは、車両に搭載されたアンテナ装置1に対して、電波を送受信可能なキーから電波を送信し、車両のドアの開錠/施錠等をシステムである。一方、TPMSは、タイヤに装着されたセンサーから車両に搭載されたアンテナ装置1に対して電波を送信し、車両走行時のタイヤの圧力情報を車両に送信するシステムである。
スマートエントリーシステムで使用される電波の周波数帯は、TPMSで使用される電波の周波数帯よりも低く設定されている。つまり、スマートエントリーシステムで使用する周波数がアンテナ装置1の低い方の周波数fL、TPMSで使用する周波数がアンテナ装置1の高い方の周波数fHとなるように、アンテナ装置1のアンテナエレメント25のインダクタンスLA(H)、可変容量素子26の容量C0(F)が設定される。
スマートエントリーシステムの受信回路部6は、車両のエンジンが停止されている間、キーからの電波を受信可能な状態である必要がある。しかし、エンジン停止中に常に受信回路部6の電圧をONにしておくと、バッテリの電力消費が大きくなる。そこで、本実施形態では、車両のエンジンが停止されている間の受信回路部6は、一定間隔でON/OFFを繰り返される。このように受信回路部6の電圧を制御することによって、エンジン停止中のバッテリの電力消費を小さくすることが可能である。
上述のように、本実施形態に係るアンテナ装置1では、受信回路部6と電源端子3の電圧が共通化され、電源端子3の電圧が時定数回路4を介してアンテナ部2に供給されている。これにより、電源端子3の電圧のON/OFFを制御するための回路を別途設けることなく、継続的にキーからの電波を受信可能な状態に保持することができる。
例えば図6に示されるように200ms間隔で電源端子3の電圧をONにし、キーからの電波を受信可能とする。キーからの電波がない場合は、電源端子3の電圧を例えば15msの間ONにしてから、OFFにする。このように電源端子3の電圧のONとOFFを一定間隔で繰り返し切替えることによって、スマートエントリーシステムで使用する周波数の電波を受信可能となる。キーからの電波があった場合、電源端子3の電圧を、例えば500msの間ONの状態にする。ここで、時定数回路4の時定数τ1は、スマートエントリーシステムで行う通信が開始されてから完了するまでの通信の最大の継続時間より十分長く、設定される。つまり、時定数τ1がスマートエントリーシステムで行う通信の最大継続時間よりも十分長い時間となるように、時定数回路4の抵抗22の抵抗値およびコンデンサ23の静電容量が設定される。例えば、τ1は10(sec)に設定されてもよい。
次に、車両のエンジンが始動された場合(イグニッションがONにされた場合)、電源端子3の電圧をONにし、ONの状態を保持する。電源端子3の電圧をONにしてから十分時間が経過した場合(例えば、1分経過した場合)は、アンテナ装置1は、高い方の周波数fHで共振し、TPMSで使用する電波を受信可能となる。TPMSでは車両走行中のタイヤの圧力情報を常時モニタリングする必要があるため、車両走行中は、電源端子3の電圧はONの状態に保持される。なお、車両が走行中であるため、バッテリの電力消費を考慮する必要はない。次に、車両のエンジンが停止した場合(イグニッションがOFFにされた場合)、電源端子3の電圧をOFFにし、再び電源端子3の電圧のON/OFFを繰り返し切替えることによって、低い方の周波数fLを受信可能となる。なお、アンテナ装置1は、同時に高い方の周波数の電波と低い方の周波数の電波を受信可能な状態にすることができないが、本利用例では、この点では問題ない。つまり、スマートエントリーシステムが電波を受信する必要があるのは、エンジンが停止している状態の場合であり、TPMSが電波を受信する必要があるのは、車両が走行中の場合であるからである。
以上のようにして、第1の実施形態に係るアンテナ装置1は、車両に搭載されるアンテナ装置として利用可能である。なお、第1の実施形態に係るアンテナ装置1が受信可能とする2つの電波は、上記スマートエントリーシステムとTPMSで使用される電波に限られない。また、本アンテナ装置1は、車両に搭載されるアンテナ装置に利用されるのみならず、その他の用途としても利用可能であることは言うまでもない。
なお、第1の実施形態に係るアンテナ装置1において、ディスチャージ部5を有しない構成も可能である。しかしこの場合、時定数回路4のコンデンサ23に蓄えられた電荷を急速放電することができないため、短い時間で電源端子3の電圧のON/OFFを繰り返すとコンデンサ23には電荷が蓄えられ続ける。そのため、共振周波数をfLにするためには、コンデンサ23に蓄えられた電荷が時間経過により放電されるまで待つ必要がある。同様に共振周波数を高い周波数fHから低い周波数fLに切替えるためには、電源端子3の電圧をOFFにしてから時間経過によりコンデンサ23に蓄えられた電荷が放電された後、再び電源端子3の電圧をONにする必要がある。
また、電源端子3に加える電圧を供給する電圧供給源は、車載バッテリ以外の電源であってもよい。さらに、電源端子3に加える電圧は、第1の実施形態では受信回路部6に供給される電圧と同じであるとしたが、異なっていてもよい。電源端子3に加える電圧と受信回路部6に加える電圧が異なる場合、受信回路部6と電源端子3の電圧のON/OFFはそれぞれ別々に制御される。電源端子3の電圧をOFFにした状態でも、受信回路部6の電圧がONの状態であれば、低い周波数fLの電波を受信することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は、第2の実施形態に係るアンテナ装置10の構成を示す図である。第2の実施形態に係るアンテナ装置10では、第1の実施形態に係るアンテナ装置1の時定数回路4が、図7に示されるように、時定数回路40に置換されており、その他の部分については、同じ構成である。そのため、これら同じ構成については、第1の実施形態に係るアンテナ装置1の各部と同一の符号を付し、説明は省略する。
図7に示されるように、第2の実施形態に係るアンテナ装置10は、時定数回路40に少なくとも1つの抵抗28がコンデンサ23と並列にさらに接続されている。図7に示されるように、抵抗28の一端はコンデンサ23と抵抗22の接続点に接続されている。また、抵抗28の他端は接地されている。第2の実施形態に係るアンテナ装置10の特徴的なところは、抵抗28を設けることにより、電源端子3の電圧値Vcc(V)に対して抵抗分圧を行うことである。これにより、可変容量素子26にかかる電圧を任意の値に設定することができ、共振周波数を任意に設定することができる。
抵抗28の抵抗値をR2(Ω)、抵抗22の抵抗値をR1(Ω)とし、コンデンサ23の静電容量をC1(F)とする。このように構成された時定数回路4の時定数τ2(sec)は、τ2=R1・R2・C1/(R1+R2)で求められる。
電源端子3に電圧Vcc(V)を加え、時定数τ2よりも十分時間が経過した後の可変容量素子26にかかる電圧Vn(V)は、Vn=R2・Vcc/(R1+R2)となる。この場合、可変容量素子26の静電容量は、電圧Vnに対応した値Cn(F)となる。この場合、アンテナ装置10の共振周波数fnはfn=1/{2π(LA・Cn)1/2}となる。よって、アンテナ装置10の共振周波数は、抵抗28の抵抗値R2に応じて変化する。
上述したように、抵抗28を設けることによって、共振周波数fnは任意に設定されることができる。図1に示される第1の実施形態に係るアンテナ装置1の場合、高い方と低い方の共振周波数は、アンテナエレメント25と可変容量素子26の選択により、決定される。一方、第2の実施形態に係るアンテナ装置10では、抵抗28を設けることにより、所望の共振周波数fnを得ることが可能である。つまり、アンテナエレメント25と可変容量素子26の特性を調整しなくても抵抗28の抵抗値を調整することによって、容易に共振周波数を設定することが可能となる。
さらに抵抗28を可変抵抗にすることによって、2つの共振周波数を可変とすることができる。可変抵抗は、マニュアル可変であっても、予め設定された値を自動で切替えるものであってもよい。
なお、本実施形態では、1つの抵抗28をコンデンサ23に並列に接続しているが、複数の抵抗を接続してもよい。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について説明する。図8は第3の実施形態に係るアンテナ装置11の構成を示す図である。
図8に示されるように、第3の実施形態に係るアンテナ装置11は、アンテナエレメント30と、スイッチング素子29と、電源端子3と、時定数回路4と、ディスチャージ部5とを備えている。第3の実施形態に係るアンテナ装置11では、図1に示される第1の実施形態に係るアンテナ装置1のアンテナエレメント25と可変容量素子26がそれぞれ置換されている。すなわち、アンテナエレメント25がアンテナエレメント30に、可変容量素子26がスイッチング素子29にそれぞれ置換されている。その他の部分については、同じ構成であるため、第1の実施形態に係るアンテナ装置1と同一の符号を付し、説明は簡略化する。
図8に示されるように、第3の実施形態に係るアンテナ装置11では、アンテナエレメント30は、半ループ様のアンテナエレメントである。アンテナエレメント30の一端にはスイッチング素子29が接続されている。
なお、スイッチング素子29と並列に容量素子(図示せず)をさらに接続して、アンテナエレメント30と共振させてもよい。さらに、スイッチング素子29と並列にインダクタ(図示せず)を接続して共振させてもよい。
スイッチング素子29は、電源端子3の電圧をOFFからONにした直後は高周波を通さず、時定数回路4が有する時定数よりも長い時間が経過したときは高周波を通す。本実施形態では、スイッチング素子29は、ピンダイオードまたはスイッチングダイオードで構成される。スイッチング素子29のアノードはアンテナエレメント30の一端に接続され、カソードは接地されている。
このように接続されたスイッチング素子29は、電圧が加わらない場合にはインピーダンスが大きく、OFFの状態であり、アンテナエレメント30の一端はほぼ開放された状態となる。この場合、アンテナエレメント30は、一端が開放された逆F型アンテナと同様の指向性を有するアンテナとなる。なお、図8に示されるように、本実施形態ではアンテナエレメント30の他端は接地されているが、接地されなくてもよい。アンテナエレメント30の他端が接地されず、かつ一端がほぼ開放された状態の場合は、逆L型アンテナとなる。
一方、スイッチング素子29に電圧が加わった場合には、スイッチング素子29はインピーダンスが小さく、ONの状態であり、アンテナエレメント30の一端はほぼ接地された状態となる。この場合、アンテナエレメント30は、接地面との間で鏡像を作り、ループアンテナと同様の指向性を有するアンテナとなる。
電源端子3は、スイッチング素子29に加える電圧を供給するためのものである。第1の実施形態と同様、電源端子3に加える電圧は、受信回路部6と共通化され、電圧のON/OFFが切替えられる。
時定数回路4は、電源端子3の電圧がOFFからONになった場合に、スイッチング素子29に加わる電圧を徐々に上昇させるためのものである。第3の実施形態では、第1の実施形態における可変容量素子26がスイッチング素子29に置換されている。時定数回路4の構成および動作については、第1の実施形態に係るアンテナ装置1と同様であるため、説明は省略する。なお、時定数回路4の有する時定数をτ3とする。
次に、電源端子3の電圧のON/OFFの切替えによる、アンテナ特性(アンテナの指向性)の切替えについて説明する。
電源端子3の電圧をONにした場合、時定数回路4によって、スイッチング素子29にかかる電圧は徐々に上昇する。電源端子3の電圧をONにした直後は、スイッチング素子29にかかる電圧は小さく、スイッチング素子29はOFFの状態である。従って、アンテナエレメント30の一端はほぼ開放された状態となり、アンテナ装置11は、逆F型アンテナのアンテナ特性となる。アンテナ装置11のアンテナ特性を逆F型アンテナのアンテナ特性に保持するためには、電源端子3の電圧がONの時間が、所定の第2時間より短い時間で、電源端子3の電圧のON/OFFを繰り返し切替えればよい。ここで所定の第2時間とは、スイッチング素子29の高いインピーダンスがほとんど変化しない時間であり、例えば、τ3/10程度以下の時間である。
一方、電源端子3の電圧をONにしてから十分時間が経過すると、スイッチング素子29にかかる電圧は略Vccとなり、スイッチング素子29はONの状態となる。従って、アンテナエレメント30の一端はほぼ接地された状態となり、アンテナ装置11は、ループアンテナのアンテナ特性となる。アンテナ装置11のアンテナ特性をループアンテナのアンテナ特性に保持するためには、時定数τ3よりも十分長い時間電源端子3の電圧がONの状態を保持すればよい。
さらに、ループアンテナのアンテナ特性の状態から逆F型アンテナのアンテナ特性に切替えるためには、電源端子3の電圧をOFFにし、時定数回路4のコンデンサ23に蓄えられた電荷がディスチャージ部5を経由して急速放電した後、再び電源端子3の電圧をONにすればよい。
次に、第3の実施形態に係るアンテナ装置11の利用例について説明する。第3の実施形態に係るアンテナ装置11は、例えば、車両に搭載されるスマートエントリーシステムとTPMSに利用される。
スマートエントリーシステムでは、車両から離れた任意の位置にあるキーからの電波を受信できることが好ましい。そのため、スマートエントリーシステムに利用されるアンテナとしては、無指向性のアンテナが好ましい。よって、本アンテナ装置11をスマートエントリーシステムに利用する場合は、上述したように、逆F型アンテナのアンテナ特性となるように電源端子3の電圧のON/OFFが短い時間で繰り返し切替えられる。
一方、TPMSでは、位置が固定されたタイヤに装着されたセンサーからの電波を受信する必要がある。そのため、TPMSに利用されるアンテナとしては、特定の方向からの電波を受信できるアンテナであることが好ましい。よって、本アンテナ装置11をTPMSに利用する場合は、上述したように、ループアンテナのアンテナ特性となるように電源端子3の電圧がONの状態に保持される。
以上のように、第3の実施形態に係るアンテナ装置11は、車両に搭載されるスマートエントリーシステムとTPMSに利用される。なお、本実施形態に係るアンテナ装置11は、上述したスマートエントリーシステムとTMPSに限られず、異なる2つのアンテナ特性を必要とする様々なシステムに利用される。また、本アンテナ装置11は、車両に搭載されるアンテナ装置に利用されるのみならず、その他の用途としても利用可能であることは言うまでもない。
なお、第3の実施形態に係るアンテナ装置11において、第1の実施形態と同様、ディスチャージ部5を有しない構成も可能である。
また、第1の実施形態と同様、電源端子3に加える電圧を供給する電圧供給源は、車載バッテリ以外の電源であってもよい。さらに、電源端子3に加える電圧は、第3の実施形態では受信回路部6に供給される電圧と同じであるとしたが、異なっていてもよい。
なお、上記各実施形態に係るアンテナ装置は受信用アンテナ装置に係るものであるが、これらを送信用アンテナ装置に変更してもよい。例えば、受信回路部6を送信回路部(図示せず)に変更することで、送信用アンテナ装置に変更することができる。
以上のように、本発明では、簡単な電圧の制御により、アンテナの共振周波数もしくはアンテナ特性を変えるアンテナ装置を提供することができる。例えば、車両に搭載されるアンテナ装置として利用されることができる。
本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図 第1の実施形態におけるコンデンサの印加電圧の時間的変化を模式的に表した図 第1の実施形態における可変容量素子の印加電圧Vと静電容量Cの関係を模式的に示した図 第1の実施形態における電源端子の電圧をONにした直後から十分時間が経過するまでの共振周波数の変化を示す図 第1の実施形態における電源端子の電圧のON/OFFの切替え方の違いによる、共振周波数の違いを表した図 第1の実施形態に係るアンテナ装置をスマートエントリーシステムとTPMSで用いた場合の電源端子の電圧を表した図 第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図 第3の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図 従来のアンテナ装置の構成を示す図
符号の説明
1、10、11 アンテナ装置
2 アンテナ部
3 電源端子
4 時定数回路
5 ディスチャージ部
6 受信回路部
21、23 コンデンサ
22、28 抵抗
24、32 インダクタ
25、30、35 アンテナエレメント
26 可変容量素子
27 PNPトランジスタ
29 スイッチング素子
31 バリキャップダイオード
34 LC並列共振回路

Claims (20)

  1. 相対的に高い周波数帯の電波と低い周波数帯の電波を送信または受信するアンテナ装置であって、
    アンテナエレメントと印加電圧の値により容量が可変な可変容量素子とを含み、これらが協働して共振するアンテナ部と、
    前記可変容量素子に加える電圧を供給する電源端子と、
    前記電源端子の電圧がOFFからONになった場合に、前記可変容量素子に加わる電圧を徐々に上昇させる時定数回路とを備えた、アンテナ装置。
  2. 前記時定数回路は、直列に接続された抵抗とコンデンサを含み、前記抵抗と前記コンデンサのそれぞれ一端が前記可変容量素子と前記アンテナエレメントの接続点と接続され、前記コンデンサの他端が接地され、前記抵抗の他端が前記電源端子に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記電源端子に加えられた電圧がONからOFFになった場合に、前記コンデンサに蓄えられた電荷を放電するディスチャージ部をさらに備えたことを特徴とする、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記ディスチャージ部は、PNPトランジスタを含み、前記PNPトランジスタのベース端子が前記電源端子に接続され、前記PNPトランジスタのエミッタ端子が前記コンデンサと前記抵抗の接続点に接続され、前記PNPトランジスタのコレクタ端子が接地されたことを特徴とする、請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記時定数回路に、少なくとも1つの抵抗が前記コンデンサと並列にさらに接続されたことを特徴とする、請求項2に記載のアンテナ装置。
  6. 前記時定数回路が有する時定数は、相対的に低い方の周波数帯の電波の送信時間または受信時間よりも長くなるように設定された、請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 前記電源端子に供給される電圧は、前記アンテナ装置に接続された送信回路部または受信回路部に供給される電圧と同じであることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ装置。
  8. 前記可変容量素子は、バリキャップダイオードであることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
  9. 請求項3に記載のアンテナ装置の使用方法であって、
    前記電源端子の電圧のONとOFFを繰り返し切替えることによって、相対的に低い方の周波数帯の電波を継続して送信可能または受信可能とする、アンテナ装置の使用方法。
  10. 請求項3に記載のアンテナ装置の使用方法であって、
    前記時定数回路が有する時定数よりも長い時間、前記電源端子の電圧がONの状態を継続することによって、相対的に高い方の周波数帯の電波を継続して送信または受信可能とする、アンテナ装置の使用方法。
  11. 請求項3に記載のアンテナ装置の使用方法であって、
    前記時定数回路が有する時定数よりも長い時間、前記電源端子の電圧がONの状態を継続することによって、相対的に高い方の周波数帯の電波を送信可能または受信可能な状態とし、その状態から前記電源端子の電圧をOFFにし、再びONにすることで、相対的に低い方の周波数帯の電波を送信可能または受信可能とする、アンテナ装置の使用方法。
  12. アンテナエレメントと、
    前記アンテナエレメントの一端と接地の間に介設されたスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に加える電圧を供給する電源端子と、
    前記電源端子の電圧がOFFからONになった場合に、前記スイッチング素子に加わる電圧を徐々に上昇させる時定数回路とを備え、
    前記スイッチング素子は、前記電源端子の電圧をOFFからONにした直後は高周波を通さず、前記時定数回路が有する時定数よりも長い時間が経過したときは高周波を通す、アンテナ装置。
  13. 前記アンテナエレメントは、半ループ様のアンテナエレメントであることを特徴とする、請求項12に記載のアンテナ装置。
  14. 前記時定数回路は、直列に接続された抵抗とコンデンサを含み、前記抵抗と前記コンデンサのそれぞれ一端が前記スイッチング素子と前記アンテナエレメントの接続点と接続され、前記コンデンサの他端が接地され、前記抵抗の他端が前記電源端子に接続されていることを特徴とする、請求項12に記載のアンテナ装置。
  15. 前記電源端子に加えられた電圧がONからOFFになった場合に、前記コンデンサに蓄えられた電荷を放電するディスチャージ部をさらに備えたことを特徴とする、請求項14に記載のアンテナ装置。
  16. 前記ディスチャージ部は、PNPトランジスタを含み、前記PNPトランジスタのベース端子が前記電源端子に接続され、前記PNPトランジスタのエミッタ端子が前記コンデンサと前記抵抗の接続点に接続され、前記PNPトランジスタのコレクタ端子が接地されたことを特徴とする、請求項14に記載のアンテナ装置。
  17. 前記スイッチング素子は、ピンダイオードであることを特徴とする、請求項12乃至16のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
  18. 前記スイッチング素子は、スイッチングダイオードであることを特徴とする、請求項12乃至16のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
  19. 請求項13に記載のアンテナ装置の使用方法であって、
    逆L型アンテナまたは逆F型アンテナのアンテナ特性が必要な場合に、前記電源端子の電圧のONとOFFを繰り返し切替える、アンテナ装置の使用方法。
  20. 請求項13に記載のアンテナ装置の使用方法であって、
    ループアンテナのアンテナ特性が必要な場合に、前記時定数回路が有する時定数よりも長い時間継続して前記電源端子の電圧をONにすることを特徴とする、アンテナ装置の使用方法。
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