JP2010010897A - 多重化装置同期化処理装置及び多重化装置同期化処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多重化装置の同期化処理を高速でかつ短時間に実現する。
【解決手段】第1の装置と、前記第1の装置と相互にネットワークで接続されている第2の装置と、を備え、前記第1の装置が、第1のデバイスに同期情報及びその同期情報を格納しているアドレス(以下、「同期情報アドレス」と表記する。)を要求する。前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、前記第2の装置にバースト転送方式にて転送する。前記第2の装置が、前記転送手段により転送されてきた前記同期情報同期情報及び前記同期情報アドレスを第2のデバイスにバースト転送方式にて送信する。前記同期情報及び前記同期情報アドレスに基づいて前記第2のデバイスの同期情報を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は多重化装置の同期化処理に関する。
近年、半導体デバイスは高集積化、高周波数化し、回路規模が飛躍的に増大している。そして、これに伴い半導体デバイスを備えた装置がサービスに影響する重要情報を多く実装することになった。その中でも特に重要な装置は、サービスが中断することがないように、多重化装置とすることにより装置の動作に障害が発生した際に生じるリスクを回避する。多重化装置の例として二重化装置が挙げられる。
ここで、本発明に関連する技術として2重化装置の同期化処理の例を図5を用いて説明する。
図5を参照すると、2重化装置はACT系装置500とSBY系装置600を有している。
ACT系装置500は、CPU504を有しておりCPUバス506を介してバス制御部503に接続されている。一方、SBY系装置600は、CPU604を有しておりCPUバス606を介してバス制御部603に接続されている。
そして、両系装置のバス制御部503、603はデュアルバス300で相互に接続される。
また、ACT系装置500のバス制御部503は、コントロールバス505を介してデバイスA501、B502と接続し、SBY系装置600のバス制御部603は、コントロールバス605を介してデバイスA601、B602と接続する。
2重化装置の同期化処理は、ACT系装置500のCPU504がメインで行う。ACT系装置500のCPU504は、ACT系装置500のデバイスA501又はデバイスB502に対してコントロールバス505を介してアクセスし、同期情報を読み出した後、その同期情報と同期情報のアドレス(I/O:Input/Output)をACT系装置500のバス制御部503に転送する。ACT系装置バス制御部503は、CPU504から転送された同期情報と同期情報のアドレスを、SBY系装置600のバス制御部603に転送する。SBY系装置600のバス制御部603は、SBY系装置600のデバイスA601又はデバイスB602に対し、コントロールバス605を介して同期情報と同期情報のアドレスを転送する。SBY系装置デバイスA601、B602は、同期情報と同期情報のアドレスを受け取り、同期情報を同期情報のアドレス位置に書き込み、同期情報を更新させる。
以上の処理を行うことにより2重化装置の同期化を実現している。上述のような構成を採用する関連技術が記載されている文献として、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開平04−236531号公報
しかしながら、上述のような構成を採用する2重化装置の同期化処理においては、次のような問題がある。
第1の問題は、ソフトウェアにより同期化処理を行う為、同期情報数に比例して同期化処理時間が長くなるということである。上述した処理を、全ての同期情報の分だけ行うためである。これにより通常のコントロールバス、デュアルバスのアクセスシーケンスで同期化処理を行う為、同期化処理時間が長くなる点が問題である。
そして、上述の第1の問題に起因して、次の問題点が新たに発生する。
第2の問題は、CPU504、604において同期化処理は高優先タスクな為、同期化処理中、低優先タスクが実行できない。即ち、同期化処理タスクにより、CPU504、604の処理能力に影響を与える。従って、同期化処理時間が長くなればなるほど、低優先タスクは実行されずタイムアウトする可能性があるということである。
第3の問題は、同期化処理中にACT系装置で障害が発生した場合、2重化装置の両系装置障害となり、サービスが中断される。従って、同期化処理時間が長くなればなるほど、サービスが中断する可能性が高くなるということである。
第4の問題は次の通りである。同期化処理は、ACT系装置運転中(サービス中)に実施されるので、サービスに影響を与えないことが大前提である。しかし、実際、同期化処理の同期情報のコピーは、データ処理デバイスであるACT系装置のデバイスA1、B2に対し、データ処理中に割り込んで処理を一時停止させて、同期情報を読み出すこととなる。そのため、デバイスA1、B2のデータ処理能力に影響を与える。特にデータ処理能力がシビアであればあるほど、その影響は大きい。すなわち、同期化処理時間が長くなればなるほど、デバイスA1、B2のデータ処理能力に影響を与える時間も長くなる為、サービスへの影響も長時間に渡る。
上述のように第2乃至第4の問題は全て第1の問題に起因するものであり、第1の問題点を解決できれば全ての問題点を解消できる。
そこで、本発明は多重化装置の同期化処理を高速でかつ短時間に実現できる、多重化装置同期化処理装置及び多重化装置同期化処理方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、第1の装置と、前記第1の装置と相互にネットワークで接続されている第2の装置と、を備え、前記第1の装置が、第1のデバイスに同期情報及びその同期情報を格納しているアドレス(以下、「同期情報アドレス」と表記する。)を要求する同期情報要求手段と、前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、前記第2の装置にバースト転送方式にて転送する転送手段と、を備え前記第2の装置が、前記転送手段により転送されてきた前記同期情報同期情報及び前記同期情報アドレスを第2のデバイスにバースト転送方式にて送信する送信手段と、前記同期情報及び前記同期情報アドレスに基づいて前記第2のデバイスの同期情報を更新する更新手段と、を備えていることを特徴とする多重化装置同期化処理装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、第1のデバイスに同期情報及び同期情報アドレスを要求する同期情報要求手段と、前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、第2のデバイスにバースト転送方式にて転送する転送手段と、を備えることを特徴とする多重化装置同期化処理装置が提供される。
本発明の第3の観点によれば、第1の装置と、前記第1の装置と相互にネットワークで接続されている第2の装置と、を利用し、前記第1の装置が、第1のデバイスに同期情報及び同期情報アドレスを要求する同期情報要求ステップと、前記第1の装置が、前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、前記第2の装置にバースト転送方式にて転送する転送ステップと、前記第2の装置が、前記転送ステップにより転送されてきた前記同期情報同期情報及び前記同期情報アドレスを第2のデバイスにバースト転送方式にて送信する送信ステップと、前記第2の装置が、前記同期情報及び前記同期情報アドレスに基づいて前記第2のデバイスの同期情報を更新する更新ステップと、を備えていることを特徴とする多重化装置同期化処理方法が提供される。
本発明の第4の観点によれば、第1のデバイスに同期情報及び同期情報アドレスを要求する同期情報要求ステップと、前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、第2のデバイスにバースト転送方式にて転送する転送ステップと、を備えることを特徴とする多重化装置同期化処理方法が提供される。
本発明によれば、2重化装置の同期処理がソフトウェアを介しないハードのみの処理で実現でき、更に、SBY系装置への同期情報のコピーをバースト転送方式で行うことから2重化装置の同期化処理を高速にかつ、短時間に実現することが可能となる。
本発明の実施形態は、ソフトウェアの介在しないハードのみの処理にすること、およびACT系装置からSBY系装置への同期情報のコピーを、バースト転送方式で高速転送することにより、同期化処理を高速に短時間に実現できるという特徴を有している。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1に、本発明の実施形態である2重化同期処理システムの回路構成の例を示す。図1において、ACT系装置100は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置、以下では省略する。)104を有しておりCPUバス106を介してバス制御部103に接続されている。一方、SBY系装置200は、CPU204を有しておりCPUバス206を介してバス制御部203に接続されている。
そして、両系装置のバス制御部103、203はデュアルバス300で相互に接続される。
また、ACT系装置100のバス制御部103は、コントロールバス105を介してデバイスA101、B102と接続し、SBY系装置200のバス制御部203は、コントロールバス205を介してデバイスA201、B202と接続する。
ACT系装置100、SBY系装置200のデバイスA101、B102、A201、B202は、データ導通するルート上に位置する。そしてデータを処理するとともに、パス情報などのサービスに影響がある重要情報、即ち、同期情報を実装するG/AやFPGA(Field Programmable Gate Array)などの半導体デバイスである。
ACT系装置100、SBY系装置200のバス制御部103、203は、CPU104、204からCPUバス106を介してアクセスを検出すると、アドレスをデコードしてアクセス先を、デバイスA101、B102、A201、B202、両系装置のバス制御部103、203の中から選択し、リードアクセス処理、ライトアクセス処理を行う。また、バス制御デバイス103、203は、他系装置との間にデュアルバス300を実装して、両系装置の装置状態を管理する。
[動作の説明]
次に図2−a及び図2−bのフローチャートを使用して本発明の実施形態の動作について説明する。
2重化装置の同期化処理は、両系装置のCPU104、204からの同期化処理要求により開始される。両系装置のCPU104、204は、自系装置のバス制御部103、203にCPUバス106、206を介して、同期化処理を指示する(ステップS10においてYES)。
両系装置のバス制御部103、203は、自系装置CPU104、204から同期化処理の指示を受けると、自系装置を同期化処理に状態遷移させた後(ステップS11)、デュアルバス300を介して各々の装置状態を通知しあう。
ACT系装置100のバス制御部103は、SBY系装置200の装置状態を参照し、同期化処理が可能な状態かどうか確認する(ステップS12)。
そして、同期化処理が可能であると判断すると(ステップS12においてYES)、ACT系装置100のバス制御部103は、コントロールバス105を介してACT系装置100のデバイスA101に対し、バースト転送を要求する(ステップS13)。
ACT系装置100のバス制御部103より、バースト転送要求を検出したデバイスA101は、保持する同期情報と、その同期情報を格納しているアドレス(以下、「同期情報アドレス」と表記する。)を、コントロールバス105を介してACT系装置100のバス制御部103に転送する(ステップS14)。この時、通常のコントロールバスのアクセスシーケンスとは全く別の、高速転送可能なバースト転送方式により、同期情報と同期情報アドレスを転送する。
ACT系バス制御部103は、ACT系装置100のデバイスA101からバースト転送方式により転送された同期情報と同期情報アドレスを受信すると、何も処理せず受信したデータそのままをデュアルバス300に向けて転送する。デュアルバス300を介して同期情報と同期情報アドレスを受信するSBY系バス制御部203も同様に、何も処理せず受信したデータそのままを、コントロールバス205を介してSBY系装置200デバイスA201に向けて転送する。
コントロールバス205を介して、同期情報と同期情報アドレスを受信したSBY系装置200のデバイスA201は、全同期情報の全アドレスを認識している為、同期情報アドレスの変化点を検出する毎に期待値チェックし、同期情報アドレスの正常性を確認する。一方、同期情報についても、パリティチェックとCRC(Cyclic Redundancy Check)値チェックにより正常性を確認する。なお、同期情報と同期情報アドレスの正常性確認については、SBY系装置200デバイスA201だけでなく、両系装置のバス制御部103、203においても同じ確認を行うことにより、転送途中の同期情報、同期情報アドレスについて正常性を保証している。
SBY系装置200のデバイスA201は、ACT系装置100のデバイスA101の同期情報と同期情報アドレスを受信する毎に正常性を確認し、問題無ければ同期情報アドレスに同期情報を随時更新させていく。この処理を全ての同期情報分行う(ステップS15)。
全ての同期情報の更新が完了すると、SBY系装置200のデバイスA201は、コントロールバス205を介してレディ信号を返すことにより、バス制御部203にバースト転送の終了を通知する。SBY系装置200デバイスA201からバースト転送の終了を通知されたバス制御部203は、デュアルバス300を介してレディ信号を返すことにより、ACT系装置100のバス制御部103にバースト転送の終了を通知する(ステップS16)。
SBY系装置200のデバイスA201のバースト転送の終了を確認したACT系装置100のバス制御部103は、次にコントロールバス105を介して、ACT系装置100のデバイスB102に対しバースト転送を要求する(ステップS17)。
ACT系装置100のバス制御部103より、バースト転送要求を検出したデバイスB102は、保持する同期情報と同期情報アドレスを、コントロールバス105を介してACT系装置の100バス制御部103に転送する(ステップS18)。この時、ACT系装置100のデバイスB102は、バースト転送方式により同期情報と同期情報アドレスを転送する。
ACT系装置100のバス制御部103は、ACT系装置100のデバイスB102よりバースト転送された同期情報と同期情報アドレスを受信すると、何も処理せず受信したデータそのままをデュアルバス300に向けて転送する。デュアルバス300を介して、同期情報と同期情報アドレスを受信するSBY系バス制御部203も同様に、何も処理せず受信したデータそのままをSBY系装置200のデバイスB202に向けて転送する。
コントロールバス205を介して、同期情報と同期情報アドレスを受信したSBY系装置200デバイスB202は、全同期情報の全アドレスを認識している為、同期情報アドレスの変化点を検出する毎に期待値チェックし、同期情報アドレスの正常性を確認する。一方、同期情報についても、パリティチェックとCRC値チェックにより正常を確認する。なお、同期情報と同期情報アドレスの正常性確認については、SBY系装置200のデバイスB202だけでなく、両系装置のバス制御部103、203においても同じ確認を行うことにより、転送途中の同期情報、同期情報アドレスについて正常性を保証している。
SBY系装置200のデバイスB202は、ACT系装置100のデバイスA2の同期情報と同期情報アドレスを受信する毎に正常性を確認し、問題無ければ同期情報アドレスに同期情報を随時更新させていく。この処理を全ての同期情報分行う(ステップS19)。
全ての同期情報の更新が完了すると、SBY系装置200のデバイスB202は、コントロールバス205でレディ信号を返して、バス制御部203にバースト転送終了を通知する。SBY系装置200のデバイスB202からバースト転送終了を通知されたバス制御部203は、デュアルバス300でレディ信号を返して、ACT系装置100のバス制御部103にバースト転送終了を通知する(ステップS20)。
両系装置のバス制御部103、203は、ACT系装置100デバイスA101、B2の同期情報が、SBY系装置200のデバイスA201、B202へバースト転送され、SBY系装置200における処理が終了したことを確認すると、同期化処理が完了したと認識し、同期化処理の装置状態を通常時の装置状態に遷移させ(ステップS21)、デュアルバス300を介して装置状態を通知しあう。
両系装置のバス制御部103、203は、他系装置の装置状態を参照し、同期化処理が終了して通常時の装置状態に遷移したかを確認する(ステップS22)。そして、通常時の装置状態に遷移したことの確認が取れ次第、CPU104、204に同期化処理終了を通知する(ステップS33においてYES)。
次に、両系装置のコントロールバス105、205における、通常時のタイムチャートと、バースト転送方式のタイムチャートを図3及び図4に示す。
図3は、通常時のリードアクセス及びライトアクセスのタイムチャートである。
図3の上がリードアクセス、下がライトアクセスについて示している。リードアクセスについて、ACT系装置100を例にして説明する。バス制御部103は、チップセレクト信号をアクティブ(値“0”)としてリードの対象としてデバイスA101又はB102を選択すると同時に、リードアドレスをコントロールバス105に出力する。リードするデバイスA101又はB102は、ライトイネーブル信号OFF(値“1”)なのでリードアクセスと認識し、リードアドレスを取り込んでそのアドレス位置にあるデータ(リードデータ)を出力すると同時に、レディ信号を返して、バス制御部103にリード処理終了を通知する。図3のリードアクセスの場合、リードアクセスタイムは6クロックであること、およびリードアドレスを打ち抜いたクロックの次クロックタイミングでリードデータを出力していることが分かる。
次にライトアクセスについても、ACT系装置100を例にして説明する。バス制御部103は、チップセレクト信号のアクティブ(値“0”)、ライトイネーブル信号ON(値“0”)、ライトアドレス、ライトデータを同じクロックタイミングで、コントロールバス105に出力する。ライトするデバイスA101又はB2は、ライトイネーブル信号ONなのでライトアクセスと認識し、ライトアドレスとライトデータを取り込んでそのアドレスにデータをライト後、レディ信号を返して、バス制御部103にライトアクセス終了を通知する。図3のライトアクセスの場合、ライトアクセスタイムは6クロックであること、およびライトアドレスとライトデータをラッチして2クロック後にレディ信号を返していることが分かる。
図4は、3つの同期情報とした場合のバースト転送方式のタイムチャートである。また、図4は、ACT系装置100のデバイスA101(デバイスA201)、又はデバイスB102(デバイスB202)のどちらか一方のバースト転送方式しか示していない。すなわち、図1のように、同期情報を実装するデバイスが2デバイスの場合、図4のタイムチャートが2つ分あることになる。
3つの同期情報は、ACT系装置100のコントロールバス105からデュアルバス300。デュアルバス300からSBY系装置200のコントロールバス205の順番に経由して転送される。バースト転送方式の場合も、1つの同期情報あたりのアクセスタイムは6クロックで通常時のアクセスタイムと同じである。しかし、バースト転送方式では、6クロック毎に同期情報を変えて転送でき、最後の同期情報まで連続転送可能である。また、同期情報と同じく、同期情報アドレスも6クロック毎に変えて転送される。同期情報と同期情報アドレスは、同じ6クロック幅でかつ、同じタイミングでコピー先のデバイスまで転送される。転送先のSBY系装置200のデバイスA201、B202は、6クロック毎に転送される全ての同期情報と同期情報アドレスについて、正常性確認を行う。同期情報については、パリティチェックとCRC値チェックを行い、同期情報アドレスについては、期待値チェックを行う。そして、正常性が確認できた場合のみ同期情報アドレスに同期情報を更新させる。
両系装置デバイスA101、A201、B102、B202が、バースト転送方式と通常コントロールバスアクセスとを区別できる為に、コントロールバス105、205にはバースト転送専用の「バースト転送信号」が用いられる。コントロールバス105、205のバースト転送信号とライトイネーブル信号により、ACT系装置100のデバイスA101、B102は、バースト転送のリードアクセスと認識し、SBY系装置200のデバイスA201、デバイスB202は、バースト転送のライトアクセスと認識する。
図4において、上から、ACT系装置100デバイスA101(又はB102)→ACT系装置100のバス制御部103→SBY系装置200のバス制御部203→SBY系装置200のデバイスA201(又はB202)の順番に同期情報と同期情報アドレスが転送される様子が確認できる。
図4において、バス制御部103、203間のデュアルバス300のデータ線は16本しかなく、コントロールバス105、205の32本の半分しか無い為、バス制御部103、203は、1アクセスタイムの6クロックの内、前半3クロックにデータ<15−0>を、後半3クロックにデータ<31−16>に乗せ変えて、デュアルバス300を経由させる。
図4において、SBY系装置200のデバイスA201、B202は、最後の同期情報の更新終了を確認すると、コントロールバス205でレディ信号をSBY系装置200のバス制御部203に返す。SBY系装置200のデバイスA201、B202より、レディ信号を検出したSBY系装置200のバス制御部203は、デュアルバス300でレディ信号をACT系バス制御部103に返す。
[他の実施形態]
本発明の他の実施形態として、その基本的構成を2重化装置で説明しているが、2重化装置に限らず3重化以上の複数化装置でも実施可能である。
また、図1の本発明の実施例のブロック図では、バースト転送対象デバイスを2デバイスで説明しているが、2デバイスに限らず、3つ以上の複数デバイスでも実現可能である。
また、図4のバースト転送のタイムチャートでは、同期情報のアクセスタイミングを6クロック幅で説明しているが、6クロック未満でも以上でも実現可能である。
また、図4のバースト転送のタイムチャートでは、3つの同期情報の場合のアクセスタイミングを説明しているが、同期情報数に制限無く実現可能である。
また、図4のバースト転送のタイムチャートでは、ACT系装置100の同期情報をSBY系装置200へコピーする方式として説明しているが、これに限るものではない。例えば、1つの装置内でのコピー処理やSBY系からACT系への逆方向のコピー処理についても本発明の実施形態を適用させることが可能である。
また、バースト転送中に同期情報のパリティエラーやCRC値エラー、又はアドレス期待値エラーが発生した場合、エラーした同期情報のみ再送させる機能を有するようにしてもよい。
以上説明した、本発明の実施形態は、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、本発明の実施形態である2重化装置の同期化処理がソフトウェアを介しないハードウェアのみの処理であること及びSBY系装置への同期情報のコピーをバースト転送方式で行っているので、2重化装置の同期化処理を高速にかつ、短時間に実現できることである。
第2の効果は、本発明の実施形態である2重化装置の同期化処理がソフトウェアを介しないハードウェアのみの処理であること及びSBY系装置への同期情報のコピーをバースト転送方式で行っているので、SBY系装置への同期情報量が多い場合や同期情報を持つデバイスが多く実装された場合でも、同期化処理を短時間に実現できることである。
第3の効果は、本発明の実施形態である2重化装置の同期化処理がソフトウェアを介しないハードウェアのみの処理であること及びSBY系装置への同期情報のコピーをバースト転送方式で行っているので、2重化装置の同期化処理を短時間に実現できる、その結果、同期化処理の高優先タスクにより、低優先タスクが実行されないことがない。
第4の効果は、本発明の実施形態である2重化装置の同期化処理がソフトウェアを介しないハードウェアのみの処理であること及びSBY系装置への同期情報のコピーをバースト転送方式で行っているので、2重化装置の同期化処理を短時間に実現できる、その結果、同期化処理中にACT系装置で障害が発生した場合でも2重化装置障害でサービス断となる可能性を低くできる。
第5の効果は、本発明の実施形態である2重化装置の同期化処理がソフトウェアを介しないハードウェアのみの処理であること及びSBY系装置への同期情報のコピーをバースト転送方式で行っているので、2重化装置の同期化処理を短時間に実現できる、その結果、デバイスA101、B102のデータ処理能力に影響を与える時間を小さくでき、サービスへの影響も抑えることができる。
本発明は、2重化装置に適用できる。例えば、サーバなどのサービス中断が許されない多重化装置においてコピー処理やデータ転送を高速にかつ短時間にする必要があるといった用途に好適である。
本発明の実施形態の基本的構成を表す図である。 本発明の実施形態の基本的動作を表す図である(1/2)。 本発明の実施形態の基本的動作を表す図である(2/2)。 通常時のリードアクセス及びライトアクセスについて示すタイムチャート図である。 バースト転送方式のアクセスタイミングについて示すタイムチャート図である。 2重化装置の同期化処理の例について示す図である。
符号の説明
100、500 ACT系装置
101、201、501、601 デバイスA
102、202、502、602 デバイスB
103、203、503、603 バス制御部
104、204、504、604 CPU
105、205、505、605 コントロールバス
106、206、506、606 CPUバス
200、600 SBY系装置
300 デュアルバス

Claims (12)

  1. 第1の装置と、前記第1の装置と相互にネットワークで接続されている第2の装置と、を備え、
    前記第1の装置が、
    第1のデバイスに同期情報及びその同期情報を格納しているアドレス(以下、「同期情報アドレス」と表記する。)を要求する同期情報要求手段と、
    前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、前記第2の装置にバースト転送方式にて転送する転送手段と、を備え、
    前記第2の装置が、
    前記転送手段により転送されてきた前記同期情報同期情報及び前記同期情報アドレスを第2のデバイスにバースト転送方式にて送信する送信手段と、
    前記同期情報及び前記同期情報アドレスに基づいて前記第2のデバイスの同期情報を更新する更新手段と、
    を備えていることを特徴とする多重化装置同期化処理装置。
  2. 前記第1の装置と第2の装置とがデュアルバスによりバス接続されていることを特徴とする請求項1に記載の多重化装置同期化処理装置。
  3. 前記転送手段において、1アクセスタイムの前半に転送したデータと異なるデータに載せ替えて1アクセスタイムの後半の転送を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の多重化装置同期化処理装置。
  4. 前記第1の装置及び前記第2の装置において、バースト転送方式による前記転送中に前記同期情報の、パリティエラー、CRC値エラー、アドレス期待値エラーの何れか又はその組合せが発生した場合は、当該エラーが発生した同期情報のみを再送する再送手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の多重化装置同期化処理装置。
  5. 前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスが複数存在し、当該複数の前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスについて前記各手段を動作させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の多重化装置同期化処理装置。
  6. 第1のデバイスに同期情報及び同期情報アドレスを要求する同期情報要求手段と、
    前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、第2のデバイスにバースト転送方式にて転送する転送手段と、
    を備えることを特徴とする多重化装置同期化処理装置。
  7. 第1の装置と、前記第1の装置と相互にネットワークで接続されている第2の装置と、を利用し、
    前記第1の装置が、第1のデバイスに同期情報及び同期情報アドレスを要求する同期情報要求ステップと、
    前記第1の装置が、前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、前記第2の装置にバースト転送方式にて転送する転送ステップと、
    前記第2の装置が、前記転送ステップにより転送されてきた前記同期情報同期情報及び前記同期情報アドレスを第2のデバイスにバースト転送方式にて送信する送信ステップと、
    前記第2の装置が、前記同期情報及び前記同期情報アドレスに基づいて前記第2のデバイスの同期情報を更新する更新ステップと、
    を備えていることを特徴とする多重化装置同期化処理方法。
  8. 前記第1の装置と第2の装置とがデュアルバスによりバス接続されていることを特徴とする請求項7に記載の多重化装置同期化処理方法。
  9. 前記転送ステップにおいて、1アクセスタイムの前半に転送したデータと異なるデータに載せ替えて1アクセスタイムの後半の転送を行うことを特徴とする請求項7又は8に記載の多重化装置同期化処理方法。
  10. 前記第1の装置及び前記第2の装置において、バースト転送方式による前記転送中に前記同期情報の、パリティエラー、CRC値エラー、アドレス期待値エラーの何れか又はその組合せが発生した場合は、当該エラーが発生した同期情報のみを再送する再送ステップを備えることを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の多重化装置同期化処理方法。
  11. 前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスが複数存在し、当該複数の前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスについて前記各ステップを行うことを特徴とする請求項7乃至10の何れか1項に記載の多重化装置同期化処理方法。
  12. 第1のデバイスに同期情報及び同期情報アドレスを要求する同期情報要求ステップと、
    前記要求した前記同期情報及び前記同期情報アドレスを要求先のデバイスからバースト転送方式にて受け取り、第2のデバイスにバースト転送方式にて転送する転送ステップと、
    を備えることを特徴とする多重化装置同期化処理方法。
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