JP2010010750A - 携帯端末およびセキュリティロック制御方法 - Google Patents

携帯端末およびセキュリティロック制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】暗証コードの登録とロック設定の操作を簡略化する。
【解決手段】照度センサと、記憶部と、前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した状況を示す明暗情報に応じて暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させセキュリティロックの状態に設定する制御部と、を含む携帯端末とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末およびセキュリティロック制御方法に関し、特に、照度センサを用いて暗証コードの登録とロック設定を行うことを可能とする、携帯端末およびセキュリティロック制御方法に関する。
近年、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System:パーソナルハンディフォンシステム)端末、或いは、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)などの、所謂、携帯端末においては、ますます高機能化が進んできている。このような高機能化に伴い、携帯端末の内部には、電話帳や電話の発着信履歴などだけでなく、住所録、電子メール、写真などの画像データ、音楽データ、或いは、電子マネー等々の、様々な個人情報が保存されるようになってきている。
これらの個人情報は、他人から閲覧されたり視聴されたり、或いは、利用されたりしたくない情報であるため、携帯端末には、個人情報の保護のためのセキュリティ(Security:保護、安全確保)機能が搭載されるようになってきている。
そして、携帯端末においてセキュリティ機能を使用するためには、通常、暗証コード(暗証番号)を用いて携帯端末をロック(制限)し、ロック解除のためにも暗証コードを用いるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
上述した特許文献1「電子機器、該電子機器に用いられる暗証コード設定方法及び暗証コード設定制御プログラム」には、以下の記載がなされている。
すなわち、電子機器(携帯電話機、PDA、パソコン、など)は、表示操作部を備えており、表示操作部は複数の数字キーを有している。そして、この電子機器では、表示操作部の各数字キーに対応する数字と、当該数字キーの押下時間との組合せをコード化したものを、登録用暗証コード及び認証用暗証コードとして設定するようにしている。このように構成された電子機器は、表示操作部により入力された認証用暗証コードと、電子機器内に記憶されている登録用暗証コードとの一致/不一致を判定する。そして、両暗証コードが一致したときに、電子機器の動作のロックを解除して、当該電子機器の機能に対応した所定の動作を行う。このことにより、第三者による不正な操作を防止でき、電子機器に記憶されている個人情報のセキュリティを向上させることができる、としている。
また、特定の操作ボタン及び操作ボタンの押下時間の組合せパターンを用いることにより、情報端末装置のセキュリティを、他人が不正に解除することを防止するようにしているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
上述した特許文献2「情報端末装置」には、以下の記載がなされている。
すなわち、情報端末装置の操作ボタンの長い押下時間と短い押下時間とを組み合わせた任意の組合せパターンを、予め、情報端末装置に登録しておく。そして、情報端末装置で、この組合せパターンどおりに操作ボタンを操作することにより、情報端末装置のセキュリティロックを解除するようになっている。このことにより、第三者による不正な操作を防止することができる、としている。
さらに、携帯装置のキーのロックとその解除を、フォトセンサによって自動化しようとしているものもある(例えば、特許文献3参照。)。
上述した特許文献3「携帯装置操作部の制御方法とその回路」には、以下の記載がなされている。
すなわち、携帯装置のフォトセンサの出力電圧が、基準電圧(V)より大きいとき、キーロック解除機構が作動して、携帯装置のキーのロックが自動的に解除される。このことにより、ポケット内などの暗いところから、ポケットの外の明るいところへ携帯装置を取り出したときに、自動的にキーロックが解除されるため、操作性が向上する、としている。
特開2008−052416号公報(第5−7頁、図1−3) 特開2005−190335号公報(第4−6頁、図1−10) 特開平09−107324号公報(第3頁、図1−2)
上述した特許文献1に記載の電子機器においては、表示操作部の数字キーを操作することにより、暗証コードを入力できるようになっている。しかしながら、数字キーの数字と当該キーの押下時間との組合せをコード化して暗証コードとしているため、暗証コードの入力に手間がかかると共に、煩わしい操作を行うことが必要となる、という課題を有している。
また、特許文献2の情報端末装置においても、操作ボタンの押下と押下時間の組合せパターンを入力する必要があるため、入力に手間がかかると共に煩わしいボタン操作を行うことが必要となる、という課題を有している。
特許文献3の携帯装置においては、フォトセンサによってキーのロックとその解除が自動化されるため、煩わしい操作は必要としない。しかしながら、特許文献3の携帯装置においては、明るいところへ携帯装置を取り出したときにキーロックを解除するので、他人による不正使用を防止できないという課題を有している。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものである。従って、本発明の目的は、暗証コードの登録とセキュリティロックの状態に設定する操作を簡略化することを可能とする、携帯端末およびセキュリティロック制御方法を提供することにある。
本発明の携帯端末は、照度センサと、記憶部と、制御部とを含んでいる。そして、前記制御部は、前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した状況を示す明暗情報に応じて暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させセキュリティロックの状態に設定するよう動作する。
また、本発明のセキュリティロック制御方法は、携帯端末における照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した状況を示す明暗情報に応じて暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして記憶部に記憶させセキュリティロックの状態に設定する。
本発明によれば、携帯端末に暗証コードを登録しセキュリティロックの状態に設定するための操作を、簡略化することが可能となる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の携帯端末の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1に示す携帯端末1は、照度センサ2と、記憶部3と、制御部4と、を含んでいる。
携帯端末1は、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System:パーソナルハンディフォンシステム)端末、或いは、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)などの携帯可能な端末装置である。
照度センサ2は、白熱電球や蛍光灯・太陽光といった各種光源の明るさを検出する光センサである。照度センサ2の種類としては、フォトトランジスタを使用するものや、フォトダイオードを使用するものなど、いくつかの種類があるが、本実施形態における照度センサ2は、どのような種類のものを使用するようにしてもよい。
記憶部3は、携帯端末1が有する各種機能を実現するソフトウェアや、各機能の設定データなどを記憶する。また、記憶部3は、各機能が生成し、また、各機能が使用する各種情報を記憶する。各機能が生成し使用する情報の一例としては、電話帳や電話の発着信履歴データ、住所録、電子メール、写真などの画像データ、音楽データ、或いは、電子マネー等々の、所謂、個人情報を挙げることができる。
制御部4は、携帯端末1全体の動作制御を行い、携帯端末1の有する各種機能を実行させると共に、各機能の実行により生成或いは使用される各種の情報を記憶部3に記憶し、或いは、記憶部3から読み出して使用する。
特に、制御部4は、照度センサ2の出力値が、明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した状況を示す明暗情報に応じて暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして記憶部3に記憶させ、セキュリティロックの状態に設定する。
このように、本実施形態の携帯端末1は、照度センサ2の出力値が、明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した状況を示す明暗情報に応じて暗証コードを発生する。そして、当該暗証コードを登録暗証コードとして記憶部3に記憶し、さらに、セキュリティロックの状態に設定するよう動作する。
ここで、セキュリティロックとは、第三者による不正使用を防止するために、図示しない操作ボタン、操作キー、操作入力手段等の操作を無効にすることであり、これは、制御部4によって制御される。あるいは、セキュリティロックとは、メールや電話の着信は可能であるが、メール送信や電話の発信ができない状態にすることであってもよい。
従って、本実施形態によれば、暗証コードの登録とセキュリティロックの状態に設定する操作を簡略化することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、図1に示した第1の実施形態をさらに具体化した本発明による第2の実施形態について説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態の携帯端末の外観図である。
図2に示す携帯端末10は、上部筐体11と下部筐体12を有し、上部筐体11は正面LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)50と、音声通話の際に音声を出力するレシーバ81を含んでいる。下部筐体12は、携帯端末10の操作パネル面となっており、キー操作部60と、音声通話の際に音声を入力するマイク80を含んでいる。また、下部筐体12には、白熱電球や蛍光灯・太陽光といった各種光源の明るさを検出する照度センサ20が実装されている。
上部筐体11と下部筐体12は図示しないヒンジなどで相互に接続されており、ヒンジなどを介して相互に折り畳み可能な構造となっている。なお、上部筐体11と下部筐体12は、一体型の共通の筐体に含ませるよう構成するものであってもよい。但し、以降の説明においては、上部筐体11と下部筐体12は相互に折り畳み可能な構造となっているものとして説明を行うものとする。
正面LCD50は、携帯端末10を取り扱う上で必要となる文字、記号、画像などの情報を表示する。
キー操作部60は、携帯端末10の各種機能を実行するために必要となるキーを含んでおり、例えば、電源キー、メニュー表示キー、機能選択キー、十字キー、テンキーや、その他、*キー、#キー、などを含んでいる。
照度センサ20は、周囲の明るさを検出し、正面LCD50やキー操作部60のバックライトの輝度の調整を行うために用いられると共に、本願発明に特有な用途として、セキュリティロックの設定及びセキュリティロックの解除のための暗証コードの入力を行うためにも用いられる。
次に、図3を参照して、本実施形態の携帯端末10の構成について説明する。
図3は、本発明の携帯端末の第2の実施形態を示すブロック図である。なお、図3において図2に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を極力省略するものとする。
図3に示す携帯端末10は、図1の第1の実施形態で示した携帯端末1と同様の、照度センサ20、記憶部30、制御部40を含んでいる。
また、携帯端末10は、制御部40の制御の元で動作する正面LCD50、正面LCDバックライト51、キー操作部60、キーバックライト61、無線部70、マイク80、レシーバ81、スピーカ82、カウンタ部90、タイマー部91を含んでいる。
照度センサ20は、携帯端末10の周囲の明るさを検出し、検出した明るさを制御部40に通知する。
記憶部30は、携帯端末10が有する各種機能を実現するソフトウェアや、各機能の設定データ、或いは、各機能が生成し、また、各機能が使用する各種情報(第1の実施形態で説明した個人情報も含めた情報)を記憶する。さらに、記憶部30は、本願発明に特有の、セキュリティロックの設定及びセキュリティロックの解除のための暗証コードも記憶するようになっている。記憶部30の内、暗証コードを記憶する記憶部分は、書き換え可能で、かつ、電源を切っても記憶データが消えない不揮発性メモリであるところのフラッシュメモリ(flash memory)で構成されている。
制御部40は、携帯端末10全体の動作制御を行い、携帯端末10の有する各種機能を実行させると共に、各機能の実行により生成或いは使用される各種の情報を記憶部30に記憶し、或いは、記憶部30から読み出して使用する。
特に、制御部40は、照度センサ20の出力値(明暗情報)からセキュリティロックの設定及びセキュリティロックの解除のための暗証コードを生成するようになっている。
正面LCD50は、携帯端末10を取り扱う上で必要となる文字、記号、画像などの情報を表示する。
正面LCDバックライト51は、正面LCD50を見やすくするために、制御部40が照度センサ20の出力値に応じて演算した輝度で点灯するよう動作する。例えば、周囲が明るければ正面LCDバックライト51は最大輝度に上がり、夜間の屋外など光量が少なくなれば正面LCDバックライト51は減光する。
キー操作部60は、携帯端末10の各種機能を実行するために必要となる複数のキーを含んでいる。
キーバックライト61は、キー操作部60を見やすくするために、制御部40が照度センサ20の出力値に応じて演算した輝度で点灯するよう動作する。例えば、周囲が明るければキーバックライト61は消灯し、夜間の屋外など光量が少なくなればキーバックライト61は点灯する。
無線部70は、携帯端末10での通話時、或いは、インターネット接続時などにおいて、移動体通信網の基地局との間で無線通信を行う。
マイク80は、携帯端末10での通話時に音声入力を行う。レシーバ81は、携帯端末10での通話時に音声を出力する。スピーカ82は、携帯端末10への着信があった場合、着信を報知する。
カウンタ部90は、携帯端末10への暗証コードの入力時に、照度センサ20の状態変化の回数を明暗情報としてカウントする。なお、照度センサ20の状態変化とは、照度センサ20が明状態(明るいと検知している状態)から暗状態(暗いと検知している状態)に移行した、或いは、暗状態から明状態へ移行した、というように明るさの検知の状態が変化した場合を示すものとする。
タイマー部91は、携帯端末10への暗証コードの入力時に、照度センサ20の状態変化を検出してからの経過時間を計測する。
次に、図4を参照して、携帯端末10の照度センサ20を利用した暗証コードの入力動作の概要について説明する。
図4は、第2の実施形態における暗証コードの入力動作の概要を示す図である。
先ず、携帯端末10の上部筐体11と下部筐体12は開状態となっており、従って、下部筐体12に実装されている照度センサ20は、携帯端末10の周囲の明るさを検出可能な状態になっているものとする。
そして、照度センサ20上を覆うものが無く、照度センサ20が周囲の明るさを検出し、照度センサ20の検知する照度が大きく、照度センサ20の出力値が大きい場合を「明状態」と称するものとする。また、照度センサ20がユーザの指等で覆われ、照度センサ20の検知する照度が小さく、照度センサ20の出力値が小さい場合を「暗状態」と称するものとする。
図4の時間t0においては、照度センサ20上を覆うものが無く、照度センサ20は明状態となっている。ここで、カウンタ部90のカウンタ値は、初期値「0」となっている。
図4の時間t1において、照度センサ20がユーザの指等で覆われ、照度センサ20は暗状態に変化している。すなわち、時間t1において、照度センサ20の出力値が明状態から暗状態に変化している。照度センサ20の明状態から暗状態への変化は、最初の一回目であるため、カウンタ部90のカウンタ値を1カウントアップし、カウンタ値が「1」となる。
次に、時間t2において、照度センサ20上のユーザの指等が離され、照度センサ20は周囲の明るさを再び検出するようになり、明状態へと復帰している。
また、次の時間t3においては、照度センサ20が再びユーザの指等で覆われ、照度センサ20が再び暗状態に変化している。時間t3における照度センサ20の明状態から暗状態への変化は2回目であるため、カウンタ値は再びカウントアップされ、カウンタ値が「2」となる。
以下同様にして、時間t5においてはカウンタ値が「3」となり、時間t7においてはカウンタ値が「4」となっている。
さらに、時間t9においてカウンタ値が「5」となっている。
次の時間t10において、照度センサ20が明状態に復帰した後、明状態が予め定めておいた一定の時間「T秒」の間、継続した状態となっている。時間t11に示しているように、照度センサ20の明状態がT秒間継続した場合、携帯端末10の制御部40は、暗証コードの入力動作が終了したものと判断する。そして、制御部40は、その時点におけるカウンタ値(すなわち、「5」)を、暗証コードとして決定する。
以上の動作により、携帯端末10への暗証コードが入力されるようになる。
なお、上述した、暗証コードの入力動作の終了を判断するための時間「T秒」は、いかなる値を定めていてもよいが、暗証コードの入力動作の終了判断の値としては、「3秒」程度が適切な値である、と考えられる。
次に、図5〜図8を参照して、本実施形態の携帯端末10の動作について説明する。
図5は、本発明の携帯端末の第2の実施形態の動作を示す第1のフローチャートである。
図5においては、携帯端末10に対して暗証コードを入力して、これを登録暗証コードとして記憶部30に記憶させ、その後、携帯端末10のセキュリティロックを設定するまでの動作を説明する。
先ず、携帯端末10には電源が投入されており、携帯端末10は動作状態となっている。そして、暗証コードの入力のための機能が起動した状態となっているものとする。暗証コードの入力のための機能を起動する方法は、どのような方法であってもよい。例えば、携帯端末10の照度センサ20の上を、ユーザの指で押さえて離す動作を素早く3回行うことにより、携帯端末10の制御部40がこれを検知して、暗証コードの入力のための機能を起動させるようにしてもよい。
携帯端末10の暗証コードの入力のための機能が起動すると、携帯端末10の制御部40は、カウンタ部90のカウンタ値を初期化する(図5のステップS1)。すなわち、カウンタ値を「0」とする。
そして、制御部40は、照度センサ20が暗状態を検出したかを判定する(ステップS2)。なお、照度センサ20が暗状態を検出するとは、照度センサ20上をユーザが指等で覆うことにより、照度センサ20の検知する照度が小さくなった状態を指すものとする。
照度センサ20が暗状態を検出しない場合(ステップS2でNo)、制御部40はステップS2の判定動作を繰り返す。
照度センサ20が暗状態を検出した場合(ステップS2でYes)、制御部40は、次に、照度センサ20が明状態を検出したかを判定する(ステップS3)。なお、照度センサ20が明状態を検出するとは、照度センサ20上を覆っていたユーザの指等が離れ、照度センサ20が周囲の明るさを検知して、照度センサ20の検知する照度が大きくなった状態を指すものとする。
照度センサ20が明状態を検出しない場合(ステップS3でNo)、制御部40はステップS3の判定動作を繰り返す。
照度センサ20が明状態を検出した場合(ステップS3でYes)、制御部40は、カウンタ部90のカウンタ値を「1」カウントアップする。そして、制御部40は、タイマー部91のタイマーを起動する(ステップS4)。なお、ここで起動するタイマーは、暗証コードの入力の終了時点を判定するために用いられるものである。
次に、制御部40は、照度センサ20が再び暗状態を検出したかを判定する(ステップS5)。
照度センサ20が暗状態を検出した場合(ステップS5でYes)、制御部40は、タイマー部91のタイマーを停止し(ステップS6)、ステップS3に戻る。ステップS6でタイマーを停止するのは、未だ、暗証コードの入力が終了していないからである。
照度センサ20が暗状態を検出しない場合(ステップS5でNo)、制御部40は、ステップS4で起動したタイマーの値が、一定時間(T秒とする)経過したことを示しているかを判定する(ステップS7)。
一定時間(T秒)経過していない場合(ステップS7でNo)、制御部40は、ステップS5に戻り、照度センサ20が暗状態を検出したかの判定を繰り返す。
一定時間(T秒)が経過している場合(ステップS7でYes)、制御部40は、暗証コードの入力が終了したものと判断する。そして、制御部40は、その時点におけるカウンタ部90のカウンタ値を暗証コードとし、この暗証コードを登録暗証コードとして、記憶部30に記憶させる(ステップS8)。
以上の動作により、携帯端末10は、照度センサ20から入力される明暗情報に対応して暗証コードを発生し、発生した暗証コードが登録暗証コードとして記憶部30に記憶される。
次に、携帯端末10の制御部40は、携帯端末10をセキュリティロックの状態に設定する(ステップS9)。また、ステップS9においては、さらに、制御部40は、正面LCD50にロック用のアイコンを表示させるようにしてもよい。ロック用のアイコン表示により、携帯端末10がセキュリティロックの状態に設定されていることを、ユーザに容易に認識させることが可能となる。
なお、携帯端末10がセキュリティロックの状態に設定された場合、携帯端末10は、携帯端末10で予め定めておいたロック状態となる。ロック状態の一例として、携帯端末10では、電話着信及びメール受信の機能だけが動作可能であり、他の全ての機能の動作、例えば、電話発信、メール送信、携帯端末10が有する個人情報の閲覧、などの動作は、不可能な状態となる。また、ロック状態の他の例として、携帯端末10では、キー操作部60のキー入力をロックする、所謂、ダイヤルロック機能を動作させた状態としてもよい。
次に、図6を参照して、携帯端末10のセキュリティロックを解除する際の動作について説明する。
図6は、本発明の携帯端末の第2の実施形態の動作を示す第2のフローチャートである。
先ず、携帯端末10には電源が投入されており、携帯端末10は動作しているが、セキュリティロックの状態に設定されているものとする。
そして、携帯端末10では暗証コードの入力のための機能が起動した状態となっているものとする。
携帯端末10の暗証コードの入力のための機能が起動すると、携帯端末10の制御部40は、暗証コードを入力させるための動作を行う(図6のステップS1〜ステップS7)。なお、図6における、暗証コードを入力させるための動作は、図5で説明したステップS1〜ステップS7迄の動作と同一である。従って、図6において図5に示した構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、これ以上の説明は省略するものとする。
図6のステップS7で、一定時間(T秒)が経過していると判断した場合(ステップS7でYes)、携帯端末10の制御部40は、暗証コードの入力が終了したものと判断する。そして、制御部40は、その時点におけるカウンタ部90のカウンタ値を暗証コードとし、この暗証コードを認証用暗証コードとする(図6のステップS11)。
そして、制御部40は、ステップS11で得た認証用暗証コードと、記憶部30内に既に記憶されている登録認証コードとが一致するかを判定する(ステップS12)。
認証用暗証コードが登録認証コードと一致した場合(ステップS12でYes)、制御部40は、携帯端末10で設定されているセキュリティロックの状態を解除する(ステップS13)。また、携帯端末10の正面LCD50にロック用のアイコンを表示している場合には、ステップS13においては、さらに、制御部40は、表示しているロック用のアイコンを消去する。
認証用暗証コードが登録認証コードと一致しない場合(ステップS12でNo)、制御部40は、何も行わずに処理を終了する。すなわち、携帯端末10のセキュリティロック状態を解除しない。
以上、図6を参照して説明したように、認証用暗証コードが登録認証コードと一致しない場合(図6のステップS12でNo)、携帯端末10の制御部40は、何も動作せずに処理を終了するようにしている。
しかしながら、携帯端末10の周囲が暗く、照度センサ20が検出する明状態と暗状態の差が出にくい場合には、照度センサ20による暗証コードの入力に失敗する可能性が高くなる。このような状況に対応するために、照度センサ20による暗証コードの入力が成功しなかった場合には、例えば、キー操作部60のキーから暗証コードの入力が可能となるように、携帯端末10の制御部40の機能を変更してもよい。
以下、図7、図8を参照して、キー操作部60のキーから暗証コードを入力させる場合の制御部40の動作について説明する。
図7は、本発明の携帯端末の第2の実施形態の動作を示す第3のフローチャートである。
図7は、図6に示したフローチャートに、ステップS12でNoの場合に「キー操作による暗証コード入力に切り替えて、セキュリティロック状態の解除動作を行う(図7のステップS14)」動作だけを追加したものである。従って、図7において図6に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、図7に関するこれ以上の説明は省略するものとする。
次に、図8を参照して、図7のステップS14の動作について説明する。
図8は、本発明の携帯端末の第2の実施形態の動作を示す第4のフローチャートである。
携帯端末10の制御部40は、先ず、正面LCD50に、暗証コードの入力用画面を表示する(図8のステップS14−1)。
そして、正面LCD50の入力用画面に、キー操作部60のキーを用いて暗証コードが入力された場合、制御部40は、入力された暗証コードを認証用暗証コードとする(ステップS14−2)。
次に、制御部40は、ステップS14−2で得た認証用暗証コードと、予め記憶部30内に記憶されているキー操作用登録暗証コードとが一致するかを判定する(ステップS14−3)。ここで用いる「キー操作用登録暗証コード」は、キー操作によって暗証コードを入力した場合に、当該暗証コードが正規の暗証コードであることを確認するための暗証コードであり、予め、携帯端末10の記憶部30内に登録されているものとする。なお、この「キー操作用登録暗証コード」は、図5で説明した登録暗証コード、つまり、照度センサ20の出力値の変化した状況に応じて算出した暗証コード、と、同一であってもよいし、異なるものであってもよい。
認証用暗証コードがキー操作用登録暗証コードと一致した場合(ステップS14−3でYes)、制御部40は、携帯端末10で設定されているセキュリティロックの状態を解除する(ステップS14−4)。また、携帯端末10の正面LCD50にロック用のアイコンを表示している場合には、ステップS14−4においては、さらに、制御部40は、表示しているロック用のアイコンを消去する。
認証用暗証コードがキー操作用登録暗証コードと一致しない場合(ステップS14−3でNo)、制御部40は、なにも行わずに処理を終了する。すなわち、携帯端末10のセキュリティロック状態を解除しない。
なお、本実施形態において、携帯端末10をセキュリティロックの状態に設定する時点は、次に示す時点となっている。すなわち、図5を参照して説明したように、照度センサ20を利用した暗証コードの入力が終了し、この暗証コードを登録暗証コードとして記憶部30に記憶させる(図5のステップS8)。そして、その後すぐに、携帯端末10をセキュリティロックの状態に設定する(図5のステップS9)、ようになっている。
上述した、携帯端末10をセキュリティロックの状態に設定する時点を、携帯端末10のユーザの利便性を向上させるために、以下で説明する時点に変えるようにしてもよい。
すなわち、携帯端末10に入力された暗証コードを登録暗証コードとして記憶部30に記憶させた後、すぐにはセキュリティロックの状態にせず、他の機能を動作可能な状態としておく。そして、携帯端末10の上部筐体11と下部筐体12が閉じられた時点、つまり、携帯端末10の使用を止めた時点で、携帯端末10をセキュリティロックの状態に設定する。
このように、携帯端末10をセキュリティロックの状態に設定する時点を変えることにより、ユーザは、登録暗証コードを記憶部30に記憶させた後であっても、ユーザ所望の機能を携帯端末10で実行させることが可能となる。
或いはまた、携帯端末10をセキュリティロックの状態に設定する時点を、前回、セキュリティロックの状態を解除した時点から一定時間経過後にする、ように変えてもよい。
このようにすれば、ユーザが意識しなくとも、必ず、携帯端末10をセキュリティロックの状態に設定することが可能となる。
以上、本発明の携帯端末の第2の実施形態について説明した。
本発明の第2の実施形態の携帯端末(携帯端末10)は、照度センサ(照度センサ20)と、記憶部(記憶部30)と、制御部(制御部40)と、を含んでいる。そして、前記制御部は、前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した回数を明暗情報としてカウントし、当該カウント値を登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させセキュリティロックの状態に設定するようになっている。
従って、本実施形態によれば、暗証コードの登録と、携帯端末のロック設定の操作を簡略化することが可能となる。
また、制御部40は、照度センサ20から、登録暗証コードに対応する明暗情報と同一の明暗情報が入力された場合に、携帯端末のセキュリティロックの状態を解除するようになっている。
従って、本実施形態によれば、暗証コードの登録と、携帯端末のロック設定およびロック解除の操作を簡略化することが可能となる。
さらに、制御部40は、照度センサ20から登録暗証コードに対応する明暗情報と異なる明暗情報が入力された場合に、携帯端末が備えるキー操作部(キー操作部60)から暗証コードを入力させるよう動作する。そして、キー操作部から入力された暗証コードが正しい暗証コードである場合、制御部40は携帯端末のセキュリティロックの状態を解除するようになっている。
従って、本実施形態によれば、暗闇等で照度センサによるロック解除ができない状況であっても、携帯端末のロックの解除の操作が可能となる。
制御部40は、さらにまた、携帯端末がセキュリティロックの状態に設定された場合は、携帯端末が備える表示部(正面LCD50)にロック用のアイコンを表示し、携帯端末のセキュリティロックの状態が解除された場合は、表示部に表示されているロック用のアイコンを消去する。
従って、本実施形態によれば、携帯端末がロック設定状態/ロック解除状態にあることを、表示部のロック用のアイコンによって容易に判断することが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、本発明による第3の実施形態について説明する。
本発明の第3の実施形態は、第2の実施形態と比べ、照度センサ20による暗証コードの生成方法だけが異なっているものである。
図9は、本発明の携帯端末の第3の実施形態を示すブロック図である。なお、図9において、第2の実施形態で示した図3に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を極力省略するものとする。
図9に示す携帯端末10−3は、図3で示した携帯端末10と、以下の点でのみ異なっている。すなわち、携帯端末10−3は、図3で示した携帯端末10のカウンタ部90に代えて、暗証コード生成部92を備える点でのみ異なっている。従って、図9において図3に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を極力省略するものとする。
図9に示す携帯端末10−3は、図1の第1の実施形態で示した携帯端末1と同様の、照度センサ20、記憶部30、制御部40−3を含んでいる。
また、携帯端末10−3は、制御部40−3の制御の元で動作する正面LCD50、正面LCDバックライト51、キー操作部60、キーバックライト61、無線部70、マイク80、レシーバ81、スピーカ82、タイマー部91、暗証コード生成部92を含んでいる。
暗証コード生成部92は、携帯端末10−3への暗証コードの入力時に、照度センサ20の状態変化があった場合に、すなわち、照度センサ20が明状態から暗状態に変化した場合に、状態変化の回数と暗状態の継続時間を明暗情報として計測する。そして、状態変化の回数と暗状態の継続時間に相当する明暗情報に基づいた暗証コードを生成する。
次に、図10を参照して、携帯端末10−3の照度センサ20を利用した暗証コードの入力動作の概要について説明する。
図10は、第3の実施形態における暗証コードの入力動作の概要を示す図である。
先ず、第2の実施形態と同様に、携帯端末10−3の照度センサ20は、携帯端末10−3の周囲の明るさを検出可能な状態になっているものとする。そして、照度センサ20上を覆うものが無く、照度センサ20の出力値が大きい場合を「明状態」と称するものとし、照度センサ20がユーザの指等で覆われ、照度センサ20の出力値が小さい場合を「暗状態」と称するものとする。
図10の時間t0〜t1の間、照度センサ20は明状態となっている。
図10の時間t1において、照度センサ20がユーザの指等で覆われ、照度センサ20は暗状態に変化している。すなわち、時間t1において、照度センサ20の出力値が明状態から暗状態に変化している。ここで、携帯端末10−3の暗証コード生成部92は、暗状態の継続時間の計測を開始する。
そして、時間t2において、照度センサ20上のユーザの指等が離され、照度センサ20は周囲の明るさを再び検出するようになり、明状態へと復帰している。このとき、暗証コード生成部92は、時間t1〜t2迄の暗状態の継続時間の計測を終え、時間t1〜t2迄の暗状態の継続時間が「1.0秒」であった、と認識したものとする。ここで、暗証コード生成部92は、継続時間「1.0秒」の小数点以下を四捨五入して「1」を得て、この値を記憶しておく。
また、次の時間t3においては、照度センサ20が再びユーザの指等で覆われ、照度センサ20が再び暗状態に変化している。ここで、暗証コード生成部92は、2回目の暗状態の継続時間の計測を開始する。
そして、時間t4において、照度センサ20上のユーザの指等が離され、照度センサ20は周囲の明るさを再び検出するようになり、明状態へと復帰している。このとき、暗証コード生成部92は、時間t3〜t4迄の暗状態の継続時間の計測を終え、時間t3〜t4迄の暗状態の継続時間が「0.4秒」であった、と認識したものとする。ここで、暗証コード生成部92は、継続時間「0.4秒」の小数点以下を四捨五入して「0」を得て、この値を記憶しておく。
以下同様にして、時間t6において、時間t5〜t6迄の暗状態の継続時間が「1.1秒」であった、と認識したものとすると、暗証コード生成部92は、継続時間「1.1秒」の小数点以下を四捨五入して「1」を得て、この値を記憶しておく。
また、次の、時間t8において、時間t7〜t8迄の暗状態の継続時間が「1.8秒」であった、と認識したものとすると、暗証コード生成部92は、継続時間「1.8秒」の小数点以下を四捨五入して「2」を得て、この値を記憶しておく。
そして、時間t8において、照度センサ20が明状態に復帰した後、明状態が予め定めておいた一定の時間「T秒」の間、継続した状態となっている。時間t9に示しているように、照度センサ20の明状態がT秒間継続した場合、携帯端末10−3の制御部40−3は、暗証コードの入力動作が終了したものと判断する。そして、制御部40−3は、その時点において、暗証コード生成部92が記憶している継続時間の四捨五入値、すなわち、「1012」を、暗証コードとして決定する。
以上の動作により、携帯端末10−3への暗証コードが入力されるようになる。
なお、図10の説明においては、4桁の暗証コードを入力する例について説明したが、ここで入力する暗証コードは、4桁に限らず、他の桁数の暗証コードあってもよい。
以上、携帯端末10−3の照度センサ20を利用した暗証コードの入力動作の概要について説明した。
本実施形態の携帯端末10−3においても、第2の実施形態の携帯端末10と同様に、携帯端末10−3に対して暗証コードを入力して、これを登録暗証コードとして記憶部30に記憶させ、その後、携帯端末10−3のセキュリティロックを設定する動作を行う。また、携帯端末10−3のセキュリティロックを解除する動作も行う。しかしながら、これらの動作は、第2の実施形態で説明したものと同一である。従って、第3の実施形態に関するこれ以上の説明は省略するものとする。
以上、本発明の携帯端末の第3の実施形態について説明した。
本発明の第3の実施形態の携帯端末(携帯端末10−3)は、照度センサ(照度センサ20)と、記憶部(記憶部30)と、制御部(制御部40−3)と、を含んでいる。そして、前記制御部は、前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した回数と暗状態の継続時間を明暗情報としてカウントし、前記回数と前記継続時間の値に基づいた暗証コードを算出し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させて、セキュリティロックの状態に設定するようになっている。
従って、本実施形態によれば、暗証コードの登録とロック設定のための操作を簡略化することが可能となる。
また、複数桁の暗証コードの設定が容易となる効果を有する。なぜなら、照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した回数に相当する桁数の暗証コードを発生でき、かつ暗状態の継続時間に応じた暗証コードの値を発生できるからである。
[第4の実施形態]
次に、本発明による第4の実施形態について説明する。
本発明の第4の実施形態は、第2の実施形態と比べ、照度センサ20による暗証コードの生成方法だけが異なっているものである。
図11は、本発明の携帯端末の第4の実施形態を示すブロック図である。なお、図11において、第2の実施形態で示した図3に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を極力省略するものとする。
図11に示す携帯端末10−4は、図3で示した携帯端末10と、以下の点でのみ異なっている。すなわち、携帯端末10−4は、図3で示した携帯端末10のカウンタ部90に代えて、暗証コード生成部92−4を備える点でのみ異なっている。従って、図11において図3に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を極力省略するものとする。
図11に示す携帯端末10−4は、図1の第1の実施形態で示した携帯端末1と同様の、照度センサ20、記憶部30、制御部40−4を含んでいる。
また、携帯端末10−4は、制御部40−4の制御の元で動作する正面LCD50、正面LCDバックライト51、キー操作部60、キーバックライト61、無線部70、マイク80、レシーバ81、スピーカ82、タイマー部91、暗証コード生成部92−4を含んでいる。
暗証コード生成部92−4は、携帯端末10−4への暗証コードの入力時に、照度センサ20の状態変化があり、照度センサ20が暗状態から明状態に変化した場合、暗状態の継続時間と明状態の継続時間を明暗情報として計測する。そして、暗状態の継続時間と明状態の継続時間の大小比較を行い、大小比較の結果に基づいた暗証コードを生成する。
次に、図12を参照して、携帯端末10−4の照度センサ20を利用した暗証コードの入力動作の概要について説明する。
図12は、第4の実施形態における暗証コードの入力動作の概要を示す図である。
先ず、第2の実施形態と同様に、携帯端末10−4の照度センサ20は、携帯端末10−4の周囲の明るさを検出可能な状態になっているものとする。そして、照度センサ20上を覆うものが無く、照度センサ20の出力値が大きい場合を「明状態」と称するものとし、照度センサ20がユーザの指等で覆われ、照度センサ20の出力値が小さい場合を「暗状態」と称するものとする。
図12の時間t0〜t1の間、照度センサ20は明状態となっている。
次に、図12の時間t1において、照度センサ20がユーザの指等で覆われ、照度センサ20は暗状態に変化している。すなわち、時間t1において、照度センサ20の出力値が明状態から暗状態に変化している。ここで、携帯端末10−4の暗証コード生成部92−4は、暗状態の継続時間の計測を開始する。
そして、時間t2において、照度センサ20上のユーザの指等が離され、照度センサ20は周囲の明るさを再び検出するようになり、明状態へと復帰している。このとき、暗証コード生成部92−4は、時間t1〜t2迄の暗状態の継続時間の計測を終え、時間t1〜t2迄の暗状態の継続時間が「1.0秒」であった、と認識したものとする。ここで、暗証コード生成部92−4は、暗状態の継続時間「1.0秒」の値を記憶しておく。また、暗証コード生成部92−4は、時間t2からの明状態の継続時間の計測を開始する。
次に、時間t3において、照度センサ20がユーザの指等で覆われ、照度センサ20は暗状態に変化している。すなわち、時間t3において、照度センサ20の出力値が明状態から暗状態に変化している。ここで、携帯端末10−4の暗証コード生成部92−4は、時間t2〜t3迄の明状態の継続時間の計測を終え、時間t2〜t3迄の明状態の継続時間が「1.0秒」であったと認識したものとする。ここで、暗証コード生成部92−4は、明状態の継続時間「1.0秒」の値を記憶しておく。
この時点で、時間t1〜t2迄の暗状態の継続時間「1.0秒」と、時間t2〜t3迄の明状態の継続時間「1.0秒」の両者が暗証コード生成部92−4に記憶されていることとなる。
そこで、暗証コード生成部92−4は、以下の式に基づいて、両継続時間の大小比較を行い、継続時間の大小比較値として、「1」または「0」の何れかの値を得る。
すなわち、
暗状態の継続時間 >= 明状態の継続時間 であれば 「1」を得、 …(1)
暗状態の継続時間 < 明状態の継続時間 であれば 「0」を得る。…(2)
図12の時間t1〜t2における暗状態の継続時間は「1.0秒」であり、時間t2〜t3における明状態の継続時間は「1.0秒」である。従って、上記の(1)式に該当するため、継続時間の大小比較値として、「1」が得られる。暗証コード生成部92−4は、ここで得た継続時間の大小比較値を記憶しておく。
同様にして、暗証コード生成部92−4は、時間t3〜t4迄の暗状態の継続時間として「0.4秒」を認識し、時間t4〜t5迄の明状態の継続時間として「0.8秒」を認識したものとする。ここで、暗証コード生成部92−4は、両継続時間の大小比較を行う。この時点において、時間t3〜t4迄の暗状態の継続時間は「0.4秒」であり、時間t4〜t5迄の明状態の継続時間は「0.8秒」であるため、上記(2)式に該当する。従って、暗証コード生成部92−4は、継続時間の大小比較値として「0」を得、この値を記憶しておく。
また同様に、暗証コード生成部92−4は、時間t5〜t6迄の暗状態の継続時間として「1.1秒」を認識し、時間t6〜t7迄の明状態の継続時間として「0.7秒」を認識したものとする。ここで、暗証コード生成部92−4は、両継続時間の大小比較を行う。この時点において、時間t5〜t6迄の暗状態の継続時間は「1.1秒」であり、時間t6〜t7迄の明状態の継続時間は「0.7秒」であるため、上記(1)式に該当する。従って、暗証コード生成部92−4は、継続時間の大小比較値として「1」を得、この値を記憶しておく。
さらに同様にして、暗証コード生成部92−4は、時間t7〜t8の暗状態の継続時間「1.8秒」と、時間t8〜t9の明状態の継続時間「0.8秒」に基づいて、両継続時間の大小比較を行い、その結果、継続時間の大小比較値として「1」を得る。
そして、時間t10において、照度センサ20が明状態に復帰した後、明状態が予め定めておいた一定の時間「T秒」の間、継続した状態となっている。時間t11に示しているように、照度センサ20の明状態がT秒間継続した場合、携帯端末10−4の制御部40−4は、暗証コードの入力動作が終了したものと判断する。そして、制御部40−4は、その時点において、暗証コード生成部92−4が記憶している継続時間の大小比較値、すなわち、「1011」を、暗証コードとして決定する。
以上の動作により、携帯端末10−4への暗証コードが入力されるようになる。
なお、図12の説明においては、4桁の暗証コードを入力する例について説明したが、ここで入力する暗証コードは、4桁に限らず、他の桁数の暗証コードあってもよい。
以上、携帯端末10−4の照度センサ20を利用した暗証コードの入力動作の概要について説明した。
本実施形態の携帯端末10−4においても、第2の実施形態の携帯端末10と同様に、携帯端末10−4に対して暗証コードを入力して、これを登録暗証コードとして記憶部30に記憶させ、その後、携帯端末10−4のセキュリティロックを設定する動作を行う。また、携帯端末10−4のセキュリティロックを解除する動作も行う。しかしながら、これらの動作は、第2の実施形態で説明したものと同一である。従って、第4の実施形態に関するこれ以上の説明は省略するものとする。
以上、本発明の携帯端末の第4の実施形態について説明した。
本発明の第4の実施形態の携帯端末(携帯端末10−4)は、照度センサ(照度センサ20)と、記憶部(記憶部30)と、制御部(制御部40−4)と、を含んでいる。そして、前記制御部は、前記照度センサの出力値が暗状態を示す値から明状態を示す値に変化した場合、暗状態の継続時間と明状態の継続時間を計測する。そして、暗状態の継続時間と明状態の継続時間の大小比較を行い、大小比較の結果に基づいた暗証コードを算出し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させセキュリティロックの状態に設定するようになっている。
従って、本実施形態によれば、暗証コードの登録とセキュリティ状態への設定のための操作を簡略化することが可能となる。
本発明の携帯端末の第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の携帯端末の外観図である。 本発明の携帯端末の第2の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態における暗証コードの入力動作の概要を示す図である。 本発明の携帯端末の第2の実施形態の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の携帯端末の第2の実施形態の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の携帯端末の第2の実施形態の動作を示す第3のフローチャートである。 図7に示す第2の実施形態の動作中における一部のステップの詳細な動作を示すフローチャートである。 本発明の携帯端末の第3の実施形態を示すブロック図である。 第3の実施形態における暗証コードの入力動作の概要を示す図である。 本発明の携帯端末の第4の実施形態を示すブロック図である。 第4の実施形態における暗証コードの入力動作の概要を示す図である。
符号の説明
1 携帯端末
2 照度センサ
3 記憶部
4 制御部
10 携帯端末
11 上部筐体
12 下部筐体
20 照度センサ
30 記憶部
40 制御部
50 正面LCD
51 正面LCDバックライト
60 キー操作部
61 キーバックライト
70 無線部
80 マイク
81 レシーバ
82 スピーカ
90 カウンタ部
91 タイマー部
92 暗証コード生成部

Claims (14)

  1. 照度センサと、
    記憶部と、
    前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した状況を示す明暗情報に応じて暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させセキュリティロックの状態に設定する制御部と、
    を含む携帯端末。
  2. 前記制御部は、前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した回数を前記明暗情報としてカウントし、当該カウント値を登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記制御部は、前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した回数と暗状態の継続時間を前記明暗情報としてカウントし、前記回数と前記継続時間の値に基づいた暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  4. 前記制御部は、前記照度センサの出力値が暗状態を示す値から明状態を示す値に変化した場合、暗状態の継続時間と明状態の継続時間を前記明暗情報としてカウントし、前記暗状態の継続時間と前記明状態の継続時間の大小比較を行い、前記大小比較の結果に基づいた暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  5. 前記制御部は、さらに、前記照度センサから前記登録暗証コードに対応する前記明暗情報が入力された場合に、前記セキュリティロックの状態を解除する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯端末。
  6. 前記制御部は、さらに、前記照度センサから前記登録暗証コードに対応する前記明暗情報と異なる明暗情報が入力された場合に、前記携帯端末が備えるキー操作部から暗証コードを入力可能とし、前記キー操作部から入力された前記暗証コードが正しい暗証コードである場合、前記セキュリティロックの状態を解除する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯端末。
  7. 前記制御部は、またさらに、前記携帯端末がセキュリティロックの状態に設定された場合は、前記携帯端末が備える表示部にロック用のアイコンを表示し、前記携帯端末のセキュリティロックの状態が解除された場合は、前記表示部に表示されているロック用のアイコンを消去する、
    ことを特徴とする請求項5或いは請求項6の何れかに記載の携帯端末。
  8. 携帯端末における照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した状況を示す明暗情報に応じて暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして記憶部に記憶させセキュリティロックの状態に設定する、
    セキュリティロック制御方法。
  9. 前記携帯端末は、前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した回数を前記明暗情報としてカウントし、当該カウント値を登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項8に記載のセキュリティロック制御方法。
  10. 前記携帯端末は、前記照度センサの出力値が明状態を示す値から暗状態を示す値に変化した回数と暗状態の継続時間を前記明暗情報としてカウントし、前記回数と前記継続時間の値に基づいた暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項8に記載のセキュリティロック制御方法。
  11. 前記携帯端末は、前記照度センサの出力値が暗状態を示す値から明状態を示す値に変化した場合、暗状態の継続時間と明状態の継続時間を前記明暗情報としてカウントし、前記暗状態の継続時間と前記明状態の継続時間の大小比較を行い、前記大小比較の結果に基づいた暗証コードを発生し、当該暗証コードを登録暗証コードとして前記記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項8に記載のセキュリティロック制御方法。
  12. 前記携帯端末は、さらに、前記照度センサから前記登録暗証コードに対応する前記明暗情報が入力された場合に、前記セキュリティロックの状態を解除する、
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載のセキュリティロック制御方法。
  13. 前記携帯端末は、さらに、前記照度センサから前記登録暗証コードに対応する前記明暗情報と異なる明暗情報が入力された場合に、前記携帯端末が備えるキー操作部から暗証コードを入力可能とし、前記キー操作部から入力された前記暗証コードが正しい暗証コードである場合、前記セキュリティロックの状態を解除する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のセキュリティロック制御方法。
  14. 前記携帯端末がセキュリティロックの状態に設定された場合は、前記携帯端末が備える表示部にロック用のアイコンを表示し、前記携帯端末のセキュリティロックの状態が解除された場合は、前記表示部に表示されているロック用のアイコンを消去する、
    ことを特徴とする請求項12或いは請求項13の何れかに記載のセキュリティロック制御方法。
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